JPH04212784A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH04212784A
JPH04212784A JP3008712A JP871291A JPH04212784A JP H04212784 A JPH04212784 A JP H04212784A JP 3008712 A JP3008712 A JP 3008712A JP 871291 A JP871291 A JP 871291A JP H04212784 A JPH04212784 A JP H04212784A
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JP
Japan
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read data
output
sense amplifier
main sense
transistor
Prior art date
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JP3008712A
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English (en)
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Atsushi Oba
敦 大庭
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Priority to US07/654,122 priority patent/US5239507A/en
Publication of JPH04212784A publication Critical patent/JPH04212784A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1051Data output circuits, e.g. read-out amplifiers, data output buffers, data output registers, data output level conversion circuits
    • G11C7/1069I/O lines read out arrangements
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1051Data output circuits, e.g. read-out amplifiers, data output buffers, data output registers, data output level conversion circuits

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  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、より特定的には、使用環境に応じてモードの切換が
可能な半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、特開昭61−190786号公
報に示された従来の一般的なSRAM(スタティックラ
ンダムアクセスメモリ)の一部分の構成を示す図である
。なお、この図5は、一例として、4行4列のSRAM
の構成を示している。図において、Xデコーダ1はXア
ドレスが入力されると、ワード線駆動回路2におけるN
ORゲート2a〜2dのいずれか1つを活性化する信号
を出力する。NORゲート2a〜2dの出力は、それぞ
れ、ワード線3a〜3dに与えられる。Yデコーダ4は
、Yアドレスが入力されると、ビット線駆動回路5にお
けるNORゲート5a〜5dのいずれか1つを活性化す
る信号を出力する。平行に配置されたワード線3a〜3
dと交差するように、4組のビット線対6a,6b〜9
a,9bが設けられる。ワード線とビット線対との各交
点には、メモリセルMC00,MC01,…MC33が
設けられる。これら各メモリセルには、たとえば図6に
示す高抵抗負荷型メモリセルや、図7に示すCMOS型
メモリセルが用いられる。ビット線対6a,6bは、ビ
ット線負荷トランジスタ10a,10bを介して第1の
電源15に接続されるとともに、トランスファーゲート
16a,16bを介してI/O線対20a,20bに接
続される。ビット線対7a,7bは、ビット線負荷トラ
ンジスタ11a,11bを介して第1の電源15に接続
されるとともに、トランスファーゲート17a,17b
を介してI/O線対20a,20bに接続される。ビッ
ト線対8a,8bは、ビット線負荷トランジスタ12a
,12bを介して第1の電源15に接続されるとともに
、トランスファーゲート18a,18bを介してI/O
線対20a,20bに接続される。ビット線対9a,9
bは、ビット線負荷トランジスタ13a,13bを介し
て第1の電源15に接続されるとともに、トランスファ
ーゲート19a,19bを介してI/O線対20a,2
0bに接続される。ビット線駆動回路5におけるNOR
ゲート5aの出力はトランスファーゲート16a,16
bのゲートに与えられ、NORゲート5bの出力はトラ
ンスファーゲート17a,17bのゲートに与えられ、
NORゲート5cの出力はトランスファーゲート18a
,18bのゲートに与えられ、NORゲート5dの出力
はトランスファーゲート19a,19bのゲートに与え
られる。
【0003】ローカルセンスアンプ21は、I/O線2
0a,20bの電位差を増幅して電流信号として出力す
る電流出力型の差動増幅器であり、ローカルセンスアン
プ選択回路22の出力を受けて活性化される。このロー
カルセンスアンプ21は、トランジスタ21a,21b
および21cによって構成されている。I/O線20a
,20bは、それぞれ、トランジスタ21a,21bの
ベースに接続されている。トランジスタ21a,21b
のエミッタは、トランジスタ21cを介して第2の電源
30に接続されている。トランジスタ21cのゲートに
は、ローカルセンスアンプ選択回路22の出力が与えら
れる。トランジスタ21a,21bのコレクタは、それ
ぞれ、読出しデータバス23a,23bに接続される。
【0004】書込みドライバ29は、書込みアンプ31
の出力32a,32bに応答して、I/O線20a,2
0bのいずれか一方をハイレベルに、いずれか他方をロ
ーレベルにする回路である。この書込みドライバ29は
、トランジスタ25〜28によって構成されている。 トランジスタ25は、ドレインが第1の電源15に接続
され、ソースがI/O線20aに接続されている。トラ
ンジスタ26は、ドレインがI/O線20aに接続され
、ソースが第2の電源30に接続されている。トランジ
スタ27は、ドレインが第1の電源15に接続され、ソ
ースがI/O線20bに接続されている。トランジスタ
28は、ドレインがI/O線20bに接続され、ソース
が第2の電源30に接続されている。なお、書込みアン
プ31の出力32aがトランジスタ25および28のゲ
ートに与えられ、出力32bがトランジスタ26および
27のゲートに与えられている。
【0005】クランプ電位発生回路33は、読出しデー
タバス23a,23bの電位をクランプするためのトラ
ンジスタ40a,40bに対する制御電位を発生する回
路である。このクランプ電位発生回路33は、ダイオー
ド34と、抵抗36と、トランジスタ37とによって構
成されている。ダイオード34は、そのアノードが第1
の電源15に接続されている。トランジスタ37は、そ
のベースに端子35を介して定電流発生用基準電位が印
加され、そのコレクタがダイオード34のカソードに接
続され、そのエミッタが抵抗36を介して第2の電源3
0に接続されている。
【0006】メインセンスアンプ38は、読出しデータ
バス23a,23bに流れる電流信号を増幅して電圧信
号に変換するための電圧出力型の増幅器である。このメ
インセンスアンプ38は、一端が第1の電源15に接続
された抵抗39a,39bと、ベースにクランプ電位発
生回路33の出力が与えられ、エミッタがそれぞれ読出
しデータバス23a,23bに接続され、コレクタがそ
れぞれ抵抗39a,39bの他端に接続されたトランジ
スタ40a,40bとを備えている。なお、これらトラ
ンジスタ40a,40bは、読出しデータバス23a,
23bのクランプ用トランジスタとして用いられている
。さらに、メインセンスアンプ38は、抵抗39a,3
9bの出力がベースに入力されるエミッタフォロアトラ
ンジスタ41a,41bと、アノードがトランジスタ4
1a,41bのエミッタに接続されたレベルシフト用ダ
イオード42a,42bと、トランジスタと抵抗とで定
電流源をなすように接続された電流源回路43〜46と
を備えている。
【0007】上記メインセンスアンプ38の出力は、E
CL(エミッタカップルドロジック)レベルで動作する
出力回路47に与えられる。
【0008】次に、図5に示す従来の半導体記憶装置の
動作について説明する。たとえば、メモリセルMC00
を選択する場合には、Xデコーダ1からワード線駆動回
路2におけるNORゲート2aの2つの入力に共にロー
レベルの信号が与えられる。応じて、NORゲート2a
の出力がハイレベルとなり、その結果ワード線3aがハ
イレベルになる。ワード線駆動回路2における他のNO
Rゲート2b〜2dには、それぞれの2入力の少なくと
も一方にハイレベルの信号が入力される。これによって
、他のワード線3b〜3dはローレベルにされる。上記
動作により、ワード線3aが選択される。ビット線の選
択も上記と同様に行なわれる。すなわち、ビット線駆動
回路5におけるNORゲート5aの2つの入力に共にロ
ーレベルの信号が入力される。そのため、NORゲート
5aの出力がハイレベルになる。応じて、トランスファ
ーゲート16a,16bが導通し、ビット線対6a,6
bが選択される。
【0009】図8は、図5からメモリセルMC00およ
びそれに関連する読出し/書込み系を抜出して示した図
である。以下、この図8を参照して、選択されたメモリ
セルMC00へのデータ信号の読出し/書込み動作につ
いて説明する。
【0010】今、前提条件として、メモリセルMC00
の内部ノードN1がハイレベルであり、ノードN2がロ
ーレベルであるとする。このとき、メモリセル内部のト
ランジスタQ1は非導通状態にあり、トランジスタQ2
は導通状態にある。
【0011】読出しの場合には、書込みアンプ31の出
力32a,32bは共にローレベルに固定されている。 ワード線3aがハイレベルで選択された状態にある場合
には、メモリセルMC00のトランスファーゲートQ3
,Q4は共に導通状態にある。たとえば、第1の電源1
5の電位をGND(=0V)、第2の電源30の電位を
VEEとすると、ビット線6aの電位VB1はVB1=
−VLSとなる。なお、VLSは、ビット線負荷トラン
ジスタ10aに電流が流れていないときの電圧降下分を
示している。また、ビット線6bの電位VB2はビット
線負荷トランジスタ10bのオン抵抗によりΔVだけ余
分に電圧が低下し、VB2=−ΔV−VLSになる。 ここで、ΔVは、ビット線振幅と呼ばれ、通常50mV
〜500mV程度であり、ビット線負荷トランジスタ1
0a,10bの大きさにより調整される。このビット線
振幅はトランスファーゲート16a,16bを介してI
/O線20a,20bに現われる。
【0012】上記ビット線振幅をローカルセンスアンプ
21により増幅し、電流信号として読出しデータバス2
3a,23bに出力する。より詳細に説明すると、この
とき、ビット線6aがハイレベル、ビット線6bがロー
レベルであるので、I/O線20aがハイレベル、I/
O線20bがローレベルになる。そのため、ローカルセ
ンスアンプ21において、I/O線20aに接続された
トランジスタ21aが導通状態になり、I/O線20b
に接続されたトランジスタ21bは非導通状態になる。 したがって、センスアンプ選択回路22の出力によって
トランジスタ21cがオンされたとき、読出しデータ線
23aにはセンス電流が流れ、反対に読出しデータ線2
3bには電流が流れない。
【0013】読出しデータバス23a,23bの電位は
クランプ電位発生回路33および読出しデータバスクラ
ンプトランジスタ40a,40bにより一定電位VCL
にクランプされる。クランプ電位VCLは、クランプ電
位発生回路33の出力電位−VDと読出しデータバスク
ランプトランジスタ40a,40bのベース・エミッタ
間電圧VBEとにより定まる。具体的には、VCL=−
VD−VBEになる。
【0014】読出しデータバスクランプトランジスタ4
0a,40bにより読出しデータバス23a,23bの
電位が一定電位VCLにクランプされることにより、読
出し速度の高速化が図られている。この理由を、図9に
示す等価回路を参照して以下に説明する。
【0015】通常、読出しデータバス23a,23bは
半導体チップの長辺または短辺に沿って配線されるため
、その配線容量Cはかなり大きなものとなる。また、多
数のローカルセンスアンプ21が同一の読出しデータバ
スに接続されるためそのコレクタ容量も大きな値となる
。もし、仮に読出しデータバスクランプトランジスタ4
0a,40bを用いないとした場合について考えてみる
と、抵抗39a,39bが読出しデータバス23a,2
3bに直接接続されることになる。そのため抵抗39a
,39bに流れる電流に応じた電圧降下が読出しデータ
バス23a,23bの電位に影響を与え、読出しデータ
バス23a,23bの電位がローカルセンスアンプ21
から出力される電流信号の大きさに応じて変動する。 たとえば、論理“0”の読出しデータに対応する読出し
データバス23a,23bの電位と論理“1”の読出し
データに対応する読出しデータバス23a,23bの電
位との差を0.5Vとすれば、読出しデータに応じて、
読出しデータバス23a,23bの電位を0.5Vの信
号振幅でスイッチングしなければならない。しかしなが
ら、読出しデータバス23a,23bは、前述したよう
に、大きな負荷容量Cを有しているので、この負荷容量
Cへの充放電に時間がかかり、読出しデータバス23a
,23bの電位を高速に変化させることができない。 その結果、出力電圧の変化が遅くなり、読出し速度が遅
くなる。一方、読出しデータバスクランプトランジスタ
40a,40bを用いた場合は、読出しデータバス23
a,23bの電位が一定の電位VCLに保たれるので、
負荷容量Cへの充放電がなくなり、出力電圧を高速に変
化させることができる。その結果、読出し速度が大幅に
速くなる。
【0016】再び図8に戻って、メインセンスアンプ3
8では、読出しデータバスクランプトランジスタ40a
を介してセンス電流が抵抗39aに流れる。そのため、
抵抗39aの出力は抵抗39bの出力よりもセンス電流
分だけ電圧降下が大きくなり、トランジスタ40aから
はローレベルが出力される。
【0017】抵抗39a,39bにおける電位差をエミ
ッタフォロアトランジスタ41a,41bおよびレベル
シフト用ダイオード42a,42bを介して、出力バッ
ファ47に出力することによりメモリセルMC00から
の読出し動作が終了する。
【0018】一方、書込みの場合には、ビット線対の一
方のビット線の電位をハイレベルに引上げ、他方のビッ
ト線の電位をローレベルに引下げる。たとえば、メモリ
セルMC00に反転データ(論理“0”のデータ)を書
込むには、書込みアンプ31の出力32aをローレベル
に、出力32bをハイレベルにして、書込みドライバ2
9のトランジスタ25,28を非導通状態に、トランジ
スタ26,27を導通状態にする。これによって、I/
O線20aがローレベルに、20bがハイレベルになり
、応じてビット線6aがローレベルに、6bがハイレベ
ルになる。その結果、メモリセルMC00に反転データ
(論理“0”のデータ)が書込まれる。
【0019】ところで、上記のような半導体記憶装置を
ユーザに提供する場合、メーカー側では、多品種の製品
を準備する必要がある。この理由について代表的なもの
を以下に説明する。まず、第1点目の理由は、入出力デ
ータのビット構成に対応して複数の品種を準備する必要
があるためである。半導体記憶装置が用いられるシステ
ムのビット構成が×N(Nは1以上の正の整数)の場合
、半導体記憶装置はNビットずつデータを入力し、かつ
Nビットずつデータを出力できなければならない。入出
力データのビット構成が変われば、半導体記憶装置の入
出力データのピン数や内部回路の変更が要求される。 その結果、各ビット構成に適合するために、複数種類の
品種を準備しておく必要がある。次に、第2点目の理由
は、半導体チップが搭載されるパッケージの種類に応じ
て、複数種類の半導体記憶装置を準備しておく必要があ
るためである。図10および図11には、代表的な2種
類のパッケージが示されている。図10に示すパッケー
ジPA1は、DIPと呼ばれるもので、その長辺に沿っ
て入出力ピンが配置されている。したがって、パッケー
ジに搭載される半導体チップSUC1は、パッケージに
適合するように、その長辺に沿ってボンディングパッド
が配置されていなければならない。一方、図11に示す
パッケージPA2は、フラットパッケージと呼ばれるも
ので、その短辺に沿って入出力ピンが配置されている。 したがって、パッケージに搭載される半導体チップSU
C2は、パッケージに適合するように、その短辺に沿っ
てボンディングパッドが配置されていなければならない
。このように、搭載されるパッケージの種類に応じて、
複数種類の半導体記憶装置を準備しておかなければなら
ない。次に、第3点目の理由は、用いられるシステムが
採用する動作モード(たとえば、ダイナミックRAMで
はニブルモード、ページモードなど)に応じて複数種類
の半導体記憶装置を準備する必要があるためである。シ
ステムで採用する動作モードが変われば、半導体記憶装
置における入出力データのピンの位置も変更する必要が
ある。そのため、使用される動作モードに応じて、複数
種類の半導体記憶装置を準備しておく必要がある。
【0020】上記のごとく、複数種類の半導体記憶装置
を作製しなければならないことは、メーカーにとって大
きな負担となる。たとえば、各種類の半導体記憶装置に
ついて設計を行なわなければならず、また各種類の半導
体記憶装置ごとに生産ラインを設けなければならない。 これらのことは、大量生産による製品価格の低減を阻害
し、ユーザ側に高価な製品を提供することになる。した
がって、メーカー側においては、最小限の労力で多品種
の製品を開発および製造し得ることが要望される。
【0021】上記のような要望を満たすために、最近の
半導体装置では、同一の集積度のものに対して、半導体
チップ上に複数種類のボンディングパッドを配置してお
き、使用する環境に応じて半導体集積回路装置の内部回
路とボンディングパッドとの接続関係を切換えるように
したものがある。たとえば、図12に示すように、半導
体チップSUC3の上には、DIPに適合するボンディ
ングパッドBP1とフラットパッケージに適合するボン
ディングパッドBP2とが設けられる。そして、半導体
チップSUC3がDIPに搭載される場合は内部回路と
ボンディングパッドBP1とが接続され、半導体チップ
SUC3がフラットパッケージに搭載される場合は内部
回路とボンディングパッドBP2とが接続される。これ
によって、同一の半導体記憶装置を複数の環境で使用す
ることができ、品種の増大に伴うメーカー側の負担を軽
減することができる。
【0022】半導体記憶装置の内部回路とボンディング
パッドとの接続関係を切換える方法としては、従来では
、図13および図14に示すような方法がとられている
【0023】図13に示す方法は、複数種類のボンディ
ングパッドBP1〜BPnと内部回路との接続関係を、
配線工程において切換えるものである。この方法は、マ
スタスライスと呼ばれている。
【0024】図14に示す方法は、複数種類のボンディ
ングパッドBP1〜BPnと内部回路との間にスイッチ
、たとえばトランスファーゲートTG1〜TGnを挿入
し、そのオン/オフによってボンディングパッドと内部
回路との接続関係を切換えるものである。この方法では
、トランスファーゲートTG1〜TGnの切換制御信号
を外部から別のボンディングパッドに与えることで行な
われることが多く、ボンディングオプションと呼ばれて
いる。
【0025】以上説明したようなマスタスライスあるい
はトランスファーゲートなどのスイッチによる切換方法
を、Bi−CMOSのSRAMに適用した場合のより具
体的な技術を以下に説明する。
【0026】最近の半導体記憶装置においては、集積度
の向上に伴って、たとえば特公昭62−28516号公
報に開示されるような分割ワード線技術を使用して、メ
モリセルアレイを複数のブロックに分割するのが一般的
構成となっている。メモリセルアレイを複数のブロック
に分割した場合、同一のI/O線対に接続されるビット
線対の数が少なくなり、アクセスタイムを高速化するこ
とができる。また、ビット構成の異なる半導体記憶装置
の設計変更を容易にする目的で、同一ブロックにローカ
ルセンスアンプを複数個(たとえば4〜16個)配置し
て、これらの出力をマルチプレクスすることにより、半
導体記憶装置の内部におけるビット構成と異なるビット
構成のデータを入出力し得るといった構成がとられてい
る。
【0027】図15および図16は、上述のようなブロ
ック分割およびローカルセンスアンプの分割が行なわれ
た半導体記憶装置の構成例を示したブロック図である。 これら図15および図16では、メモリセルアレイを2
ブロックに分割し、ローカルセンスアンプを各ブロック
に2個ずつ設けている。図15は×1構成の半導体記憶
装置の一例であり、図16は×2構成の半導体記憶装置
の一例である。
【0028】図15において、メモリセルアレイはワー
ド線分割により、第1ブロックLと第2のブロックRと
に分割されている。第1ブロックLおよび第2ブロック
Rは、それぞれ2つのサブブロックを含んでいる。すな
わち、第1ブロックLはサブブロック70L1と70L
2とを含んでおり、第2ブロックRはサブブロック70
R1と70R2とを含んでいる。各サブブロック70L
1,70L2,70R1,70R2に関連して、ビット
線駆動回路5L1,5L2,5R1,5R2と、書込み
アンプ31L1,31L2,31R1,31R2とロー
カルセンスアンプ21L1,21L2,21R1,21
R2とが設けられている。Xアドレスデコーダ1は、外
部から入力されるXアドレス信号をデコードしてそのデ
コード信号をワード線駆動回路2に与える。ワード線駆
動回路2は、Xアドレスデコーダ1からのデコード信号
に基づいて、第1ブロックLおよび第2ブロックRのい
ずれかにおける1本のワード線を駆動する。Yアドレス
デコーダ4は、外部から入力されるYアドレス信号をデ
コードしてそのデコード信号をビット線駆動回路5L1
,5L2,5R1,5R2に与える。各ビット線駆動回
路は、Yアドレスデコーダ4からのデコード信号に基づ
いて、選択されたビット線対のトランスファーゲート(
図5参照)を開成する。読出し/書込み制御回路73は
、書込みアンプ31L1,31L2,31R1,31R
2を選択的に駆動するとともに、ローカルセンスアンプ
21L1,21L2,21R1,21R2を選択的に駆
動する。デコード回路78は、選択信号Dをデコードし
て、半導体記憶装置の書込み系および読出し系を、外部
×1/内部×2構成に対応させるための制御信号を出力
する。選択信号Dとしては、たとえばYアドレスデコー
ダ4に与えられるYアドレスの上位数ビットの信号が用
いられる。内部×2構成の場合は、Yアドレスの最上位
ビット(MSB)が用いられる。そして、この場合、デ
コード回路78は制御信号として、選択信号D,その反
転信号D!を出力する。なお、この明細書および図面に
おいて、!は反転を意味するものとする。この制御信号
D,D!は、デマルチプレクサ79およびマルチプレク
サ81に与えられる。デマルチプレクサ79は、×1の
データ入力を、デコード回路78からの制御信号D,D
!に基づいて、書込みデータバス761 および762
 のいずれかに振り分ける。書込みデータバス761 
は書込みアンプ31L1および31R1に接続される。 書込みデータバス762 は書込みアンプ31L2およ
び31R2に接続される。一方、ローカルセンスアンプ
21L1および21R1の出力は、読出しデータバス7
71 を介してメインセンスアンプ381 に与えられ
る。また、ローカルセンスアンプ21L2および21R
2の出力は、読出しデータバス772 を介してメイン
センスアンプ382 に与えられる。マルチプレクサ8
1は、デコード回路78からの制御信号D,D!に基づ
いて、メインセンスアンプ381 および382 の出
力をマルチプレクスして出力バッファ47に与える。こ
の出力バッファ47から×1のデータが出力される。
【0029】図15の半導体記憶装置においては、書込
み時において×1のデータがデマルチプレクサ79に入
力されると、デマルチプレクサ79はデコード回路78
からの制御信号D,D!に基づいて入力データを書込み
データバス761 および762 のいずれか一方に振
り分ける。このとき、Xアドレスデコーダ1およびYア
ドレスデコーダ4により、いずれかのサブブロックにお
ける1つのメモリセルが選択されている。そして、読出
し/書込み制御回路73によってそのメモリセルの属す
るサブブロックに対応する書込みセンスアンプが選択的
に能動化されている。したがって、その選択的に能動化
された書込みアンプを介して×1の入力データが選択さ
れたメモリセルに書込まれる。
【0030】一方、読出し時においては、Xアドレスデ
コーダ1およびYアドレスデコーダ4によりいずれかの
サブブロックのメモリセルが選択されている。また、こ
の選択されたメモリセルの属するサブブロックに対応す
るローカルセンスアンプが読出し/書込み制御回路73
によって選択的に能動化されている。したがって、選択
されたメモリセルから読出されたデータは、対応するロ
ーカルセンスアンプにおいて検知され、読出しデータバ
ス771 ,772 のいずれかを介してメインセンス
アンプ381 ,382 のいずれかに与えられる。こ
のとき、マルチプレクサ81は、デコード回路78から
の制御信号D,D!に基づいて、メインセンスアンプ3
81 および382 のうち、選択されたメモリセルに
対応する側のメインセンスアンプの出力を選択して導出
するように切換えられている。
【0031】図16は、図15の半導体記憶装置が×1
構成であったのに対し、×2構成の半導体記憶装置を示
している。なお、この図16の半導体記憶装置の構成は
、以下の点を除いて図15の半導体記憶装置と同様であ
り、相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明
を省略する。
【0032】図16において、並列2ビットの入力デー
タは、それぞれ入力バッファ831 および832 を
介して書込みデータバス761 および762 に直接
与えられる。一方、読出しデータバス771 に読出さ
れたデータは、メインセンスアンプ381 ′において
増幅された後、出力バッファ471 ′を介して出力さ
れる。同様に、読出しデータバス772 に読出された
データは、メインセンスアンプ382 ′において増幅
された後、出力バッファ472 ′を介して出力される
【0033】図16に示す半導体記憶装置では、データ
の書込み時または読出し時において、メモリセルアレイ
の第1ブロックLおよび第2ブロックRのいずれか一方
が選択される。さらに、選択されたブロックに含まれる
2つのサブブロックから対応する2個のメモリセルが同
時に選択される。データ入力バッファ831 および8
32 から同時に入力された2ビットのデータすなわち
×2の入力データは、上記の同時に選択された2個のメ
モリセルに同時に書込まれる。逆に、読出し時において
は、同時に選択された当該2個のメモリセルから読出さ
れたデータが、同時に読出しデータバス771 および
772 を介してメインセンスアンプ381 ′および
382 ′に与えられ、増幅される。
【0034】従来、半導体記憶装置を、図15に示すよ
うな×1の構成とするか、図16に示すような×2の構
成とするかの変更は、マスクオプションにより実現され
る。すなわち、×1の構成および×2の構成のいずれに
も対応し得るすべて機能ブロックを1つのチップ上につ
くりこんでおく。そして、たとえば配線工程におけるマ
スクを換えることにより、×1構成および×2構成のい
ずれかを選択し得るようにしている。すなわち、前述し
たようなマスタスライス方式によりビット構成の変更を
行なっている。
【0035】しかしながら、ビット構成の変更を、マス
クオプションすなわちマスタスライス方式により実現す
ると、種々の問題が生じる。第1の問題点は、マスタス
ライス方式では、配線工程において切換えを行なうため
、製造のためのマスクが同一工程に対して、複数組必要
となり、設計および製造コストが高価になることである
。第2の問題点は、製造完了後は、他のビット構成に転
用できないことである。
【0036】これに対し、前述したようなボンディング
オプションにより切換えを行なう半導体記憶装置では、
製造完了後も複数種類の使用環境に転用が可能であると
いう利点がある。このような半導体記憶装置は、たとえ
ば米国特許第4,907,203に示されている。この
米国特許第4,907,203には、CMOSのSRA
Mにおいて、読出しデータバスとボンディングパッドと
の接続関係を信号切換回路によって切換えることにより
、×1構成と×4構成との切換えを実現している。
【0037】以下には、米国特許第4,907,203
に示された技術を、図15および図16に示すようなB
i−CMOSのSRAMに適用した場合に類推され得る
半導体記憶装置の構成を説明する。
【0038】図17は、米国特許第4,907,203
から類推され得るBi−CMOSのSRAMの構成を示
すブロック図である。この図17に示す半導体記憶装置
は、×1構成と×2構成との切換えを、外部から制御し
得る構成となっている。そして、その構成の大部分は、
図15および図16に示す半導体記憶装置の構成を組合
わせたものとなっている。そのため、図15および図1
6の半導体記憶装置と同様の構成の部分には同一の参照
番号を付し、適宜その説明を省略する。
【0039】図17において、×1構成と×2構成との
切換えを制御するための切換制御信号が外部からバッフ
ァ86に与えられる。バッファ86の出力は、データ入
力選択回路87に与えられる。データ入力選択回路87
は、バッファ86からの切換制御信号に基づいて、デマ
ルチプレクサ79から与えられる×1のデータ入力と入
力バッファ831 ,832 から与えられる×2のデ
ータ入力とを選択的に切換えて書込みデータバス761
 762 に出力する。
【0040】一方、読出しデータバス771 ,772
 には、それぞれ、×1用のメインセンスアンプ138
1 ,1382 と、×2用のメインセンスアンプ13
81 ′,1382 ′とが接続される。メインセンス
アンプ1381 ,1382 ,1381 ′,138
2 ′の入力段には、それぞれ、電流スイッチ手段52
1 ,522 ,521 ′,522 ′が設けられて
いる。電流スイッチ手段521 ′,522 ′には、
信号線89を介してバッファ86からの切換制御信号が
そのまま与えられる。一方、電流スイッチ手段521 
,522には、バッファ86からの切換制御信号がイン
バータ88によって反転された後、信号線90を介して
与えられる。これら電流スイッチ手段521 ,522
 ,521 ′,522 ′は、読出しデータバス77
1 および772 と各センスアンプとの間の電流径路
の開閉を制御するためのものであり、そのオンオフは信
号線89および90を介して与えられる切換制御信号お
よびその反転信号によって制御される。また、×1用の
メインセンスアンプ1381 および1382 は、2
本の読出しデータバス771 および772 のデータ
をマルチプレクスする機能も有している。このマルチプ
レクスの機能は、デコード回路78から与えられる制御
信号DおよびD!によって制御される。そのため、メイ
ンセンスアンプ1381 に制御信号Dが与えられ、メ
インセンスアンプ1382 に制御信号D!が与えられ
る。メインセンスアンプ1381 および1382 の
出力はワイアードORされた後、出力バッファ47を介
して出力される。
【0041】図18は、図17の半導体記憶装置におけ
る特徴部分、すなわちメインセンスアンプ周辺の構成を
さらに詳細に示す回路図である。なお、この図18は、
読出しデータバス771 に関連するメインセンスアン
プおよびその周辺の構成を示している。
【0042】図18において、読出しデータバス771
 には、ローカルセンスアンプ21L1(または21R
1)が接続されている。このローカルセンスアンプ21
L1(または21R1)の構成は、図5におけるローカ
ルセンスアンプ21の構成と同様である。クランプ電位
発生回路133は、アノードが第1の電源15に接続さ
れたダイオード34と、端子35を介してゲートに定電
流発生用基準電位が印加され、ドレインがダイオード3
4のカソードに接続され、ソースが第2の電源30に接
続されたNMOSトランジスタ37とによって構成され
ている。なお、トランジスタ37は、定電流源を構成し
ている。×1用のメインセンスアンプ1381 は、電
流検出型のセンスアンプであり、電流スイッチ手段52
1 におけるPMOSトランジスタ52a,52bを介
して読出しデータバス771 の2本の読出しデータ線
23a,23bに接続されている。
【0043】さらに詳細に説明すると、メインセンスア
ンプ1381 は、PMOSトランジスタ39a,39
bと、バイポーラトランジスタ40a,40b,41a
,41bと、NMOSトランジスタ43,44とにより
構成されている。PMOSトランジスタ39a,39b
は、可変抵抗として使用され、そのソースが第1の電源
15に接続され、そのゲートにデコード回路78からの
制御信号Dが与えられている。トランジスタ40a,4
0bは、読出しデータバス771 のクランプ用のトラ
ンジスタであり、そのベースにクランプ電位発生回路1
33の出力が与えられ、そのエミッタがそれぞれ電流ス
イッチ手段521 におけるPMOSトランジスタ52
a,52bを介して読出しデータ線23a,23bに接
続され、そのコレクタがそれぞれPMOSトランジスタ
39a,39bのドレインに接続されている。トランジ
スタ41a,41bは、エミッタフォロアトランジスタ
として用いられ、各コレクタは第1の電源15に接続さ
れ、各エミッタは出力データバッファ47の入力端に接
続され、それぞれのベースはPMOSトランジスタ39
a,39bのドレインに接続される。NMOSトランジ
スタ43,44は、各ゲートに端子35を介して定電流
源用基準電位が印加され、電流源を構成している。×1
用のもう一方のメインセンスアンプ1382 も上記メ
インセンスアンプ1381 と同様の構成を有している
。なお、このメインセンスアンプ1382 は電流スイ
ッチ手段521 と同様の電流スイッチ手段522 を
介して読出しデータバス772 に接続されている。ま
た、このメインセンスアンプ1382 には、制御信号
D!が与えられる。 メインセンスアンプ1381 の出力と1382 の出
力とは、ワイアードOR対応で接続されてデータ出力バ
ッファ47に与えられる。NMOSトランジスタ45お
よび46は、メインセンスアンプ1381 および13
82 の共通の負荷として電流源を構成している。これ
らトランジスタ45および46の各ゲートには、端子3
5を介して定電流源用基準電位が印加される。
【0044】×2用のメインセンスアンプおよびその周
辺回路の構成も上記×1用のメインセンスアンプおよび
その周辺回路の構成と同様である。したがって、対応す
る部分には同一の参照番号にダッシュの記号を付してお
く。ただし、この×2用のメインセンスアンプでは、メ
インセンスアンプ1381 ′とメインセンスアンプ1
382 ′(図17参照)とが1つのクランプ電位発生
回路133′に対して並列に設けられており、それぞれ
の出力は個別に出力データバッファ471 ′および出
力データバッファ472 ′(図17参照)に与えられ
ている。 また、メインセンスアンプ1381′におけるトランジ
スタ39a′および39b′の各ゲートは、第2の電源
30に接続されている(メインセンスアンプ1382 
′においても同様である)。これによって、トランジス
タ39a′および39b′は、常時導通状態にある。×
1用メインセンスアンプと同様に、×2用のメインセン
スアンプ1381 ′は、電流スイッチ手段521 ′
におけるPMOSトランジスタ52a′および52b′
を介して読出しデータ線771 の2本の読出しデータ
線23a,23bに接続されている。同様に、×2用の
メインセンスアンプ1382 ′も電流スイッチ手段5
22 ′を介して読出しデータ線772 の2本の読出
しデータ線に接続されている(図17参照)。
【0045】次に、図17および図18に示す半導体記
憶装置の動作を説明するが、ここでは特に上記半導体記
憶装置の特徴となる読出し動作について説明する。
【0046】今、図17および図18に示す半導体記憶
装置が読出し状態に設定され、仮にI/O線20aがハ
イレベル、20bがローレベルであるとする。この場合
、I/O線20aに接続されたトランジスタ21aが導
通状態になり、I/O線20bに接続されたトランジス
タ21bは非導通状態となる。そのため、読出しデータ
線23aにはセンス電流が流れ、反対に読出しデータ線
23bには電流が流れない。
【0047】×1用のメインセンスアンプを選択する場
合には、外部からバッファ86にハイレベルの切換制御
信号が与えられる。したがって、電流スイッチ手段52
1 および522 には、信号線90を介してローレベ
ルの切換制御信号が与えられ、電流スイッチ手段521
 ′および522 ′には信号線89を介してハイレベ
ルの切換制御信号が与えられる。応じて、電流スイッチ
手段521 および522 におけるトランジスタ52
a,52bが導通状態となる。逆に、電流スイッチ手段
521 ′および522 ′におけるトランジスタ52
a′,52b′が非導通状態となる。これによって、読
出しデータバス771 および772 に流れるセンス
電流が、×1用のメインセンスアンプ1381 および
1382 にのみ流れる。
【0048】×1用のメインセンスアンプでは、読出し
データバスクランプ用トランジスタ40aを介してセン
ス電流がPMOSトランジスタ39aに流れる。そのた
め、PMOSトランジスタ39aの出力はPMOSトラ
ンジスタ39bの出力よりセンス電流分だけ電圧降下が
大きくなり、ローレベルが出力される。
【0049】このとき、制御信号D,D!のいずれか一
方が選択のローレベルにされ、いずれか他方が非選択の
ハイレベルにされる。非選択のハイレベルの制御信号が
与えられたメインセンスアンプは、PMOSトランジス
タ39a,39bがいずれもオフ状態になり、その出力
電位はセンス電流あるいは電流源43,44の電流によ
り引下げられる。そのため、当該センスアンプはローレ
ベルを出力する。たとえば、制御信号D!が非選択のハ
イレベルであるとすれば、対応するメインセンスアンプ
1382 はローレベルを出力する。
【0050】選択されたメインセンスアンプ1381 
におけるPMOSトランジスタ39aにはセンス電流が
流れるので、抵抗性負荷として用いているPMOSトラ
ンジスタ39aのオン抵抗とセンス電流および電流源4
3の電流の大きさにより決まる電圧降下が生じ、PMO
Sトランジスタ39aはローレベルを出力する。一方、
PMOSトランジスタ39aと対を構成しているPMO
Sトランジスタ39bには、電流源44により引抜かれ
る電流だけしか流れないので、ハイレベルを出力する。
【0051】PMOSトランジスタ39a,39bにお
ける電位差を、エミッタフォロアトランジスタ41a,
41bを介して出力する。この出力は、他方のメインセ
ンスアンプ1382 の出力とワイアードORがとられ
た後、出力バッファ47に与えられる。これによって、
読出し動作が行なわれる。
【0052】このとき、使用されていない×2用のメイ
ンセンスアンプ1381 ′および1382 ′は端子
35′にローレベルの電圧が印加されている。これによ
って、電流源としてのトランジスタ37′,43′,4
4′,45′,46′がオフ状態にされる。その結果、
消費電流の低減を図ることができる。
【0053】逆に、×2用のメインセンスアンプ138
1 ′および1382 ′を選択する場合には、外部か
らバッファ86にローレベルの切換制御信号が与えられ
る。 これによって、×1用のメインセンスアンプ1381 
および1382 には信号線90を介してハイレベルの
切換制御信号が与えられ、×2用のメインセンスアンプ
1381 ′および1382 ′には信号線89を介し
てローレベルの切換制御信号が与えられる。そのため、
電流スイッチ手段521 ,522 におけるトランジ
スタ52a,52bが非導通状態とされ、また電流スイ
ッチ手段521 ′,522 ′におけるトランジスタ
52a′および52b′が導通状態とされる。これによ
つ、読出しデータバス771 および772 の各読出
しデータ線23a,23bに流れるセンス電流が、×2
用のメインセンスアンプ1381 ′および1382 
′のみに流れるようにされる。なお、×2用のメインセ
ンスアンプ1381 ′および1382 ′の各出力は
、それぞれ個別に出力バッファ471 ′および472
 ′に与えられるので、各メインセンスアンプ1381
 ′および1382 ′は常に選択状態とされている。 すなわち、2つのセンスアンプ1381 ′および13
82 ′から2ビットのデータを同時に取出し得る構成
となっている。その他の読出し動作については、×1用
のメインセンスアンプ1381 および1382 が選
択された場合と全く同様である。
【0054】
【発明が解決しようとする課題】図17および図18に
示すような半導体記憶装置は、製造の完了後も使用環境
に対応して構成の切換えを行なうことができるため、マ
スタスライス方式により切換えを行なう前述の半導体記
憶装置に比べて、汎用性の点で優れている。しかしなが
ら、図17および図18に示す半導体記憶装置は、読出
しデータバスと各メインセンスアンプとの間に設けられ
た電流スイッチ手段が、読出しデータバスクランプトラ
ンジスタによる読出し速度の高速化を阻害するという問
題点がある。なぜならば、読出しデータバスに流れる電
流に応じて電流スイッチ手段内のトランジスタ(たとえ
ば、PMOSトランジスタ52a,52b)の電圧降下
が変動し、それが読出しデータバスの電位に影響を与え
るからである。読出しデータバスの電位が変動すると、
読出しデータバスの負荷容量への充放電が生じ、読出し
速度が遅くなる。
【0055】それゆえに、この発明の目的は、汎用性に
優れ、しかも高速な読出しが行なえる半導体記憶装置を
提供することである。
【0056】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、メモリセルから読出されたデータが電流出力
型のローカルセンスアンプによって増幅された後、対応
する読出しデータバスを介して複数のメインセンスアン
プに伝達される。各メインセンスアンプは、読出しデー
タバスの電位を常に一定の電位に保つためのクランプト
ランジスタを介して対応する読出しデータバスに接続さ
れている。そして、この発明の半導体記憶装置は、各ク
ランプトランジスタの制御電位を制御することによって
、複数のメインセンスアンプを選択的に切換えるための
切換制御手段を備えている。
【0057】
【作用】この発明においては、クランプトランジスタの
制御電位を制御することによってメインセンスアンプを
選択的に切換えるようにしているため、読出しデータバ
スの電位が変動せず、高速な読出しが行なえる。
【0058】
【実施例】図1は、この発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図2は、図1に示す実施例における要
部の構成を示す回路図である。図1および図2に示す実
施例の構成は、以下の点を除いて図17および図18に
示す半導体記憶装置と同様であり、相当する部分には同
一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0059】図1および図2に示す実施例では、読出し
データバスクランプ用トランジスタのベース電位を制御
することにより、メインセンスアンプを選択的に切換え
るように構成されている。図2において、クランプ電位
発生回路233は、メインセンスアンプ1381 およ
び1382 の切換制御回路を兼ねている。このクラン
プ電位発生回路233は、PMOSトランジスタ58と
、ダイオード34と、NMOSトランジスタ37とを備
えている。PMOSトランジスタ58およびNMOSト
ランジスタ37の各ゲートには、端子53を介してバッ
ファ86からの切換制御信号(×1構成と×2構成との
切換えを制御する信号)が与えられている。PMOSト
ランジスタ58のソースは第1の電源15に接続され、
またそのドレインがダイオード34のアノードに接続さ
れている。NMOSトランジスタ37のソースは第2の
電源30に接続され、またそのドレインがダイオード3
7のカソードに接続されている。一方、×2用のクラン
プ電位発生回路233′も×1用のクランプ電位発生回
路233と同様の構成である。ただし、この×2用のク
ランプ電位発生回路233′に含まれるPMOSトラン
ジスタ58′およびNMOSトランジスタ37′の各ゲ
ートにはインバータ88によって反転された切換制御信
号が信号線90を介して与えられている。さらに、イン
バータ88によって反転された切換制御信号が信号線9
0を介して電流源としてのトランジスタ43,44,4
5,46の各ゲートに与えられている。また、バッファ
86からの切換制御信号がそのまま信号線89を介して
電流源としてのトランジスタ43′,44′,45′,
46′の各ゲートに与えられている。その他の構成は、
図17および図18に示す半導体記憶装置と同様である
【0060】次に、図1および図2に示す実施例の動作
を説明する。今、バッファ86から出力される×1/×
2の切換制御信号がローレベルに設定されているとする
と、PMOSトランジスタ58がオンし、NMOSトラ
ンジスタ37がオフ状態となる。その結果、クランプ電
位発生回路233の出力はハイレベルになる。一方、イ
ンバータ88によって反転された切換制御信号はハイレ
ベルになるので、PMOSトランジスタ58′がオフ状
態となり、NMOSトランジスタ37′がオン状態とな
る。その結果、クランプ電位発生回路233′の出力は
ローレベルになる。読出しデータバスクランプトランジ
スタ40aと40a′は同じ読出しデータ線23aに接
続されているので、擬似的にECL(エミッタカップル
ドロジック)を構成している。同様に、読出しデータバ
スクランプトランジスタ40bと40b′もそれぞれが
同じ読出しデータ線23bに接続されているので、擬似
的にECLを構成している。トランジスタ40aのベー
ス電位がトランジスタ40a′のベース電位に比べて十
分に高ければ、読出しデータ線23aに流れるセンス電
流はすべてトランジスタ40aに流れる。トランジスタ
40bと40b′についても同様である。したがって、
バッファ86からの切換制御信号によって選択されたメ
インセンスアンプ側にのみ読出しデータバス771 お
よび772 のセンス電流が流れることになる。なお、
選択されたメインセンスアンプの動作は、図17および
図18に示す半導体記憶装置と同様である。
【0061】図1および図2に示す実施例では、各読出
しデータバスクランプトランジスタのエミッタが読出し
データバスに直結されているので、読出しデータバスに
電流が流れても読出しデータバスの電位が変動すること
がない。その結果、データの読出し時において、読出し
データバスの負荷容量への充放電が生じず、読出し速度
が高速化される。
【0062】図1および図2に示す実施例におけるクラ
ンプ電位発生回路233および233′は、その出力振
幅が十分大きくなるような回路構成となっているが、通
常のECL回路と同様に、出力振幅は0.3V程度あれ
ば十分である。そのため、クランプ電位発生回路として
図3に示すような回路構成とすることも可能である。
【0063】図3は、この発明の他の実施例の要部の構
成を示す回路図である。まず、この実施例の特徴となる
クランプ電位発生回路333の構成について説明する。 クランプ電位発生回路333は、抵抗59,60と、バ
イポーラトランジスタ61と、ダイオード62と、NM
OSトランジスタ63,64とを備えている。抵抗59
は、その一端が第1の電源15に接続され、その他端が
第2の抵抗60の一端に接続されている。トランジスタ
61はそのコレクタが第1の電源15に接続され、その
ベースが抵抗59と60との接続点に接続され、そのエ
ミッタがクランプ電位発生回路333の出力端に接続さ
れる。ダイオード62は、そのアノードがトランジスタ
61のエミッタに接続され、そのカソードが抵抗60の
他端に接続されている。NMOSトランジスタ63はダ
イオード62のカソードと第2の電源30との間に介挿
されており、NMOSトランジスタ64はダイオード6
2のアノードと第2の電源30との間に介挿されている
。NMOSトランジスタ63のゲートにはバッファ86
からの切換制御信号がそのまま与えられる。NMOSト
ランジスタ64のゲートには、インバータ88によって
反転された切換制御信号が与えられる。一方、×2用の
クランプ電位発生回路333′は×1用のクランプ電位
発生回路333と同様の構成を有している。ただし、N
MOSトランジスタ63′には反転された切換制御信号
が信号線90を介して与えられ、NMOSトランジスタ
64′には切換制御信号が信号線89を介してそのまま
与えられる。この点が、×1用のクランプ電位発生回路
333と逆の関係になっている。その他の構成は、図1
および図2に示す実施例と同様であり、相当する部分に
は同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0064】次に、図3に示す実施例の動作を説明する
。バッファ86から入力端子53に与えられる切換制御
信号がローレベルに設定された場合には、NMOSトラ
ンジスタ63はオフ状態になる。そのため、抵抗59お
よび60での電位降下はなく、クランプ電位発生回路3
33の出力はトランジスタ61のベース・エミッタ間電
圧だけ低下した値になる。このときのクランプ電位発生
回路333の出力がハイレベル状態である。
【0065】逆に、入力端子53に与えられる切換制御
信号がハイレベルに設定された場合には、NMOSトラ
ンジスタ63はオンする。そのため、抵抗59および6
0で電位降下を生じる。抵抗59,60の抵抗値をそれ
ぞれR1,R2とし、ダイオード62の順方向電圧値は
トランジスタ61のベース・エミッタ間電圧VBEにほ
ぼ等しく、電流源63の流す電流値が十分大きいとすれ
ば、クランプ電位発生回路333の出力電位VCOは、
VCO=−VBE{2R1/(R2+1)}で与えられ
る。この出力電位VCOの値が0.3V程度以上になる
ように抵抗値R1,R2の値が決められる。このときの
クランプ電位発生回路333の出力がローレベル状態で
ある。
【0066】図4は、この発明のさらに他の実施例の要
部の構成を示すブロック図である。図4に示す実施例は
、×1のデータ出力と×2のデータ出力と×4のデータ
出力との切換えが行なえるようになっている。
【0067】図4において、ローカルセンスアンプ21
1 〜214 は、それぞれメモリセルアレイの異なる
サブブロックから同時に読出されたデータを増幅して電
流信号に変換する電流出力型の増幅器である。ローカル
センスアンプ211 〜214 の出力は、それぞれ、
読出しデータバス771 〜774 に与えられる。読
出しデータバス771 〜774 には、×1用のメイ
ンセンスアンプ1381 〜1384 と、×2用のメ
インセンスアンプ1381 ′〜1384 ′と、×4
用のメインセンスアンプ1381 ″〜1384 ″と
が接続される。各メインセンスアンプの構成は、図2ま
たは図3に示す実施例のものと同様であってよい。した
がって、各メインセンスアンプは図2および図3に示す
ような読出しデータバスクランプトランジスタ(40a
,40b,40a′,40b′)を備えている。×1用
のメインセンスアンプ1381 〜1384 における
読出しデータバスクランプトランジスタの各ベースには
、センスアンプ切換制御器SCLの出力が与えられる。 このセンスアンプ切換制御器SCLは、×1/×2/×
4の切換制御信号に応答して動作する。同様に、×2用
のメインセンスアンプ1381 ′〜1384 ′にお
ける各読出しデータバスクランプトランジスタのベース
にはセンスアンプ切換制御器SCL′の出力が与えられ
、×4用のメインセンスアンプ1381 ″〜1384
 ″における各読出しデータバスクランプトランジスタ
のベースにはセンスアンプ切換制御器SCL″の出力が
与えられる。これらセンスアンプ切換制御器SCL′お
よびSCL″も、×1/×2/×4の切換制御信号に応
答して動作する。
【0068】メインセンスアンプ1381 〜1384
 の出力はマルチプレクサMUXaに与えられる。マル
チプレクサMUXaには、たとえばYアドレス信号の上
位2ビットの信号が制御信号として与えられる。マルチ
プレクサMUXaは、この2ビットの制御信号に応答し
て、メインセンスアンプ1381 〜1384 の出力
を順次的に選択して出力する。マルチプレクサMUXa
の出力は出力バッファ47を介して図示しない×1用の
データ出力端子に与えられる。
【0069】メインセンスアンプ1381 ′および1
382 ′の出力はマルチプレクサMUXbに与えられ
る。 メインセンスアンプ1383 ′および1384 ′の
出力はマルチプレクサMUXcに与えられる。これらマ
ルチプレクサMUXbおよびMUXcには、たとえばY
アドレス信号の上位1ビットの信号が制御信号として与
えられる。マルチプレクサMUXbは、上記制御信号に
応答して、メインセンスアンプ1381 ′および13
82 ′を順番に切換えて出力する。マルチプレクサM
UXbの出力は出力バッファ471 ′を介して図示し
ない×2用のデータ出力端子に与えられる。同様に、マ
ルチプレクサMUXcは、上記制御信号に応答して、メ
インセンスアンプ1383 ′および1384 ′の出
力を順番に切換えて出力する。マルチプレクサMUXc
の出力は、出力バッファ472 ′を介して図示しない
×2用のデータ出力端子に与えられる。
【0070】メインセンスアンプ1381 ″〜138
4 ″の出力は、それぞれ、そのまま出力バッファ47
1 ″〜474 ″を介して図示しない×4用のデータ
出力端子に与えられる。
【0071】次に、図4に示す実施例の動作を説明する
。まず、×1/×2/×4の切換制御信号によって、×
1のデータ出力が選択された場合の動作を説明する。 この場合、センスアンプ切換制御器SCLはメインセン
スアンプ1381 〜1384 における読出しデータ
バスクランプトランジスタの各ベースに対してクランプ
用基準電位を与える。したがって、メインセンスアンプ
1381 〜1384 における各読出しデータバスク
ランプトランジスタはオン状態となり、読出しデータバ
ス771 〜774 の電位を一定電位にクランプする
。その結果、ローカルセンスアンプ211 〜214 
から出力されたデータが、メインセンスアンプ1381
 〜1384 において増幅されかつ電圧信号に変換さ
れてマルチプレクサMUXaに与えられる。マルチプレ
クサMUXaは、メインセンスアンプ1381 〜13
84 の出力を順番に選択して出力バッファ47に与え
る。したがって、出力バッファ47から×1のデータが
出力される。このとき、他のセンスアンプ切換制御器S
CL′およびSCL″は、メインセンスアンプ1381
 ′〜1384 ′および1381 ″〜1384 ″
における各読出しデータバスクランプ用トランジスタが
非導通状態となるように制御する。 これによって、×2のデータおよび×4のデータは出力
されない。
【0072】次に、×1/×2/×4の切換制御信号に
よって×2のデータ出力が選択された場合は、センスア
ンプ切換制御器SCL′によってメインセンスアンプ1
381 ′〜1384 ′における読出しデータバスク
ランプトランジスタのみが導通状態とされ、他のメイン
センスアンプ1381 〜1384 および1381 
″〜1384 ″における読出しデータバスクランプ用
トランジスタは非導通状態とされる。これによって、ロ
ーカルセンスアンプ211 〜214 から出力される
読出しデータは、メインセンスアンプ1381 ′〜1
384 ′のみを通過する。マルチプレクサMUXbお
よびMUXcは、メインセンスアンプ1381 ′〜1
384 ′から2ビットずつ出力信号を取出して出力デ
ータバッファ471 ′および472 ′に与える。し
たがって、出力バッファ471 ′および472 ′か
らは、×2のデータが取出される。
【0073】次に、×1/×2/×4の切換制御信号に
よって×4のデータ出力が選択された場合は、センスア
ンプ切換制御器SCL″によってメインセンスアンプ1
381 ″〜1384 ″における読出しデータバスク
ランプ用トランジスタのみが導通状態とされ、他のメイ
ンセンスアンプ1381 〜1384 および1381
 ′〜1384 ′における読出しデータバスクランプ
用トランジスタが非導通状態とされる。そのため、ロー
カルセンスアンプ211 〜214 から出力される読
出しデータは、メインセンスアンプ1381 ″〜13
84 ″のみを通過して出力バッファ471 ″〜47
4 ″に与えられる。したがって、出力バッファ471
 ″〜474 ″からは、×4のデータ出力が取出され
る。
【0074】この発明においては、上記実施例に限定さ
れることなく、任意の組合わせでビット構成の切換えを
行なうことができる。
【0075】また、以上説明した実施例においては、切
換制御信号に応答してビット構成の切換えを行なうもの
について示したが、この発明はこれに限定されることな
く、パッケージの種類やシステムでの動作モードに応じ
てメインセンスアンプを選択的に切換えることも可能で
ある。たとえば、複数種類のパッケージに対応するため
には、各読出しデータバスごとに各パッケージに対応す
るメインセンスアンプを設けておき、切換制御信号に応
答して各メインセンスアンプにおける読出データバスク
ランプトランジスタの制御電位(ベース電位)を制御す
ることによって、メインセンスアンプを選択的に切換え
るようにすればよい。
【0076】さらに、この発明は、SRAMに限らず他
の種類の半導体記憶装置(たとえばダイナミックRAM
)にも適用が可能であり、また、ワード線分割が施され
ていない半導体記憶装置にも適用が可能である。
【0077】さらに、以上説明した実施例では、メイン
センスアンプの切換制御信号を半導体記憶装置の外部か
ら導入するようにしたが、半導体記憶装置内部で切換制
御信号を発生するようにしてもよい。
【0078】さらに、以上説明した実施例では、読出し
データバスクランプ用のトランジスタとしてバイポーラ
トランジスタを使用したが、他の素子、たとえばMOS
トランジスタを用いてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、製造
の完了後においても使用される環境に応じて半導体記憶
装置の内部構成を切換えることができる。しかも、その
切換えはクランプトランジスタの制御電位を制御するこ
とによって行なっているので、クランプトランジスタを
読出しデータバスに直結することができる。したがって
、読出しデータバスはクランプトランジスタによって常
に一定電位にクランプされており、データの読出し時に
おいて読出しデータバスの負荷容量に充放電が生じず、
読出し速度の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示す実施例の要部の構成を示す回路図で
ある。
【図3】この発明の他の実施例の要部の構成を示す回路
図である。
【図4】この発明のさらに他の実施例の読出し系におけ
る構成を示すブロック図である。
【図5】従来の一般的なBi−CMOSのSRAMの構
成を示す回路図である。
【図6】SRAMに用いられるメモリセルの一例を示す
回路図である。
【図7】SRAMに用いられるメモリセルの他の例を示
す回路図である。
【図8】図5に示す従来のSRAMの読出し系における
一部分を抜出して示した回路図である。
【図9】メインセンスアンプに用いられている読出しデ
ータバスクランプトランジスタの動作および利点を説明
するための等価回路図である。
【図10】半導体記憶装置が搭載されるパッケージの一
例を示す図である。
【図11】半導体記憶装置が搭載されるパッケージの他
の例を示す図である。
【図12】複数種類のパッケージに対応させるための半
導体チップのボンディングパッドの配置例を示す図であ
る。
【図13】マスタスライス方式による半導体記憶装置の
切換方法を説明するための模式図である。
【図14】ボンディングオプションによる半導体記憶装
置の切換方法を説明するための模式図である。
【図15】ワード線分割された×1構成の従来のSRA
Mを示すブロック図である。
【図16】ワード線分割された×2構成の従来のSRA
Mを示すブロック図である。
【図17】米国特許第4,907,203に示されたビ
ット構成切換技術から類推され得るSRAMの構成を示
すブロック図である。
【図18】図17に示す半導体記憶装置の要部の構成を
示す回路図である。
【符号の説明】
21L1,21L2,21R1,21R2,211 ,
212 ,213 ,214 はローカルセンスアンプ
、771 〜774 は読出しデータバス、1381 
〜1384 ,1381 ′〜1384 ′,1381
 ″〜1384 ″はメインセンスアンプ、SCL,S
CL′,SCL″はセンスアンプ切換制御器、40a,
40b,40a′,40b′は読出しデータバスクラン
プトランジスタ、233,233′,333,333′
はクランプ電位発生回路を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  メモリセルから読出されたデータが電
    流出力型のローカルセンスアンプによって増幅された後
    、対応する読出しデータバスを介して複数のメインセン
    スアンプに伝達される半導体記憶装置であって、各前記
    メインセンスアンプは、前記読出しデータバスの電位を
    常に一定の電位に保つためのクランプトランジスタを介
    して対応する読出しデータバスに接続されており、各前
    記クランプトランジスタの制御電位を制御することによ
    って、前記複数のメインセンスアンプを選択的に切換え
    るための切換制御手段を備える、半導体記憶装置。
JP3008712A 1990-02-15 1991-01-28 半導体記憶装置 Withdrawn JPH04212784A (ja)

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JP3008712A JPH04212784A (ja) 1990-02-15 1991-01-28 半導体記憶装置
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JP2-34561 1990-02-15
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