JPH04211746A - 自動変速機の動力伝達装置 - Google Patents
自動変速機の動力伝達装置Info
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- JPH04211746A JPH04211746A JP355291A JP355291A JPH04211746A JP H04211746 A JPH04211746 A JP H04211746A JP 355291 A JP355291 A JP 355291A JP 355291 A JP355291 A JP 355291A JP H04211746 A JPH04211746 A JP H04211746A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 22
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 42
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 28
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/80—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive in which a fluid is used
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/16—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using a fluid or pasty material
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H41/00—Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H41/24—Details
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0294—Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンから自動変速機
に動力を伝達するための装置に関する。
に動力を伝達するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車に搭載される自動変速機は
、エンジンのクランクシャフトとトルクコンバータのコ
ンバータカバーとをトーションダンパで連結し、エンジ
ン側のトルク変動等に伴う衝撃力をトーションダンパで
吸収して、エンジンからトルクコンバータに円滑にトル
ク伝達できるように工夫されている(例えば実開昭58
−79156号公報参照)。
、エンジンのクランクシャフトとトルクコンバータのコ
ンバータカバーとをトーションダンパで連結し、エンジ
ン側のトルク変動等に伴う衝撃力をトーションダンパで
吸収して、エンジンからトルクコンバータに円滑にトル
ク伝達できるように工夫されている(例えば実開昭58
−79156号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、クランクシャフトとコンバータカバー
とを連結するトーションダンパが、捩り振動を効果的に
減衰する手段を備えていないため、エンジンのトルク変
動等に伴って生じるクランクシャフトの捩り振動を十分
に減衰することができなかった。この問題は、とりわけ
、入力側(コンバータカバー)から出力側(出力軸)へ
流体伝動装置を介することなく直接トルク伝達する場合
に、車両振動や車両騒音の発生として現れていた。その
ため、クランクシャフトからコンバータカバーへの捩り
振動の伝達を抑制でき、より一層円滑なトルク伝達を可
能とする装置の提供が望まれていた。
来例にあっては、クランクシャフトとコンバータカバー
とを連結するトーションダンパが、捩り振動を効果的に
減衰する手段を備えていないため、エンジンのトルク変
動等に伴って生じるクランクシャフトの捩り振動を十分
に減衰することができなかった。この問題は、とりわけ
、入力側(コンバータカバー)から出力側(出力軸)へ
流体伝動装置を介することなく直接トルク伝達する場合
に、車両振動や車両騒音の発生として現れていた。その
ため、クランクシャフトからコンバータカバーへの捩り
振動の伝達を抑制でき、より一層円滑なトルク伝達を可
能とする装置の提供が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記要望に応え
るために成されたものであり、クランクシャフトとトル
クコンバータのコンバータカバーとが流体減衰装置を介
して連繋されたことを特徴としている。
るために成されたものであり、クランクシャフトとトル
クコンバータのコンバータカバーとが流体減衰装置を介
して連繋されたことを特徴としている。
【0005】
【作用】エンジンのトルク変動等に起因してクランクシ
ャフトが捩り振動を生じた場合、流体減衰装置が粘性抵
抗を発生してその捩り振動を減衰し、クランクシャフト
からコンバータカバーへの捩り振動の伝達を抑制する。
ャフトが捩り振動を生じた場合、流体減衰装置が粘性抵
抗を発生してその捩り振動を減衰し、クランクシャフト
からコンバータカバーへの捩り振動の伝達を抑制する。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳述する
。
。
【0007】図1において1は流体減衰装置であり、こ
の流体減衰装置1は図外のエンジンから伸びるクランク
シャフト2とトルクコンバータ3のコンバータカバー4
とを連繋している。この流体減衰装置1は、内部に粘性
流体が充填されたシリンダ5と、このシリンダ5内を二
室に画成するピストン6を先端に備え、シリンダ5に抜
き差し可能に嵌挿されたピストンロッド7と、このピス
トンロッド7を図中下方に付勢するばね8と、このばね
8の外側にばね受け9を介して配設され、シリンダ5と
ピストンロッド7との間を密封するシール部材10とか
ら成っている。そして、この流体減衰装置1は、ピスト
ンロッド7の取付部11がボルト12でコンバータカバ
ー4に枢支され、シリンダ5の取付部13がボルト14
でクランクシャフト2に枢支されるようになっている。 15はピストン6に形成されたオリフィスである。この
オリフィス15は、シリンダ5内をピストン6が移動す
ると、シリンダ5内の一室から他室へ粘性流体を置換流
通させて抵抗を生じさせる。尚、流体減衰装置1のシリ
ンダ5内には、温度変化による粘性流体の体積変化を許
容するため、粘性流体と共に気体が封入されている。
の流体減衰装置1は図外のエンジンから伸びるクランク
シャフト2とトルクコンバータ3のコンバータカバー4
とを連繋している。この流体減衰装置1は、内部に粘性
流体が充填されたシリンダ5と、このシリンダ5内を二
室に画成するピストン6を先端に備え、シリンダ5に抜
き差し可能に嵌挿されたピストンロッド7と、このピス
トンロッド7を図中下方に付勢するばね8と、このばね
8の外側にばね受け9を介して配設され、シリンダ5と
ピストンロッド7との間を密封するシール部材10とか
ら成っている。そして、この流体減衰装置1は、ピスト
ンロッド7の取付部11がボルト12でコンバータカバ
ー4に枢支され、シリンダ5の取付部13がボルト14
でクランクシャフト2に枢支されるようになっている。 15はピストン6に形成されたオリフィスである。この
オリフィス15は、シリンダ5内をピストン6が移動す
ると、シリンダ5内の一室から他室へ粘性流体を置換流
通させて抵抗を生じさせる。尚、流体減衰装置1のシリ
ンダ5内には、温度変化による粘性流体の体積変化を許
容するため、粘性流体と共に気体が封入されている。
【0008】コンバータカバー4は、その支持軸16が
クランクシャフト2に回動可能に支持されており、その
内部にロックアップクラッチ機構部17と流体伝動機構
部18とを備えている。このうち、ロックアップクラッ
チ機構部17は、出力軸19に連繋されたタービンハブ
20に軸方向移動可能に係合され、車両速度が所定以上
になって、背面側の油圧力P2が正面側の油圧力P1よ
りも大きくなると、タービンハブ20上を図中左側へス
ライドしてコンバータカバー4に接合する。従って、こ
の場合には、コンバータカバー4に伝達されたトルクが
ロックアップクラッチ機構部17を介して直接出力軸1
9に伝達されることとなる。尚、車両速度が所定値以下
の場合には、ロックアップクラッチ機構部17とコンバ
ータカバー4との接合状態が解除され、コンバータカバ
ー4に伝達されたトルクが流体伝動機構部18を介して
出力軸19に伝達されるようになっている。
クランクシャフト2に回動可能に支持されており、その
内部にロックアップクラッチ機構部17と流体伝動機構
部18とを備えている。このうち、ロックアップクラッ
チ機構部17は、出力軸19に連繋されたタービンハブ
20に軸方向移動可能に係合され、車両速度が所定以上
になって、背面側の油圧力P2が正面側の油圧力P1よ
りも大きくなると、タービンハブ20上を図中左側へス
ライドしてコンバータカバー4に接合する。従って、こ
の場合には、コンバータカバー4に伝達されたトルクが
ロックアップクラッチ機構部17を介して直接出力軸1
9に伝達されることとなる。尚、車両速度が所定値以下
の場合には、ロックアップクラッチ機構部17とコンバ
ータカバー4との接合状態が解除され、コンバータカバ
ー4に伝達されたトルクが流体伝動機構部18を介して
出力軸19に伝達されるようになっている。
【0009】21は図外のスタータモータのギヤに噛合
されるリングギヤ22を備えたドライブプレートであり
、このドライブプレート21は流体減衰装置1を介して
クランクシャフト2に連繋されるようになっている。
されるリングギヤ22を備えたドライブプレートであり
、このドライブプレート21は流体減衰装置1を介して
クランクシャフト2に連繋されるようになっている。
【0010】以上の実施例構造によれば、エンジン始動
時、クランクシャフト2とコンバータカバー4とが相対
回動すると、流体減衰装置1のピストン6がばね8のば
ね力に抗して図中上方へ移動する。この際、流体減衰装
置1は、ピストン6のオリフィス15で発生させる流体
抵抗とばね8のばね力とを、クランクシャフト2とコン
バータカバー4の相対回動を阻止する方向に作用させ、
クランクシャフト2の回動時(エンジン始動時)の衝撃
力を吸収して、クランクシャフト2からコンバータカバ
ー4へのトルク伝達を円滑にする。
時、クランクシャフト2とコンバータカバー4とが相対
回動すると、流体減衰装置1のピストン6がばね8のば
ね力に抗して図中上方へ移動する。この際、流体減衰装
置1は、ピストン6のオリフィス15で発生させる流体
抵抗とばね8のばね力とを、クランクシャフト2とコン
バータカバー4の相対回動を阻止する方向に作用させ、
クランクシャフト2の回動時(エンジン始動時)の衝撃
力を吸収して、クランクシャフト2からコンバータカバ
ー4へのトルク伝達を円滑にする。
【0011】又、エンジンのトルク変動に起因してクラ
ンクシャフト2が捩り振動をし、クランクシャフト2と
コンバータカバー4とが相対回動を生じると、流体減衰
装置1が流体抵抗とばね力をクランクシャフト2及びコ
ンバータカバー4に作用させる。これによって、クラン
クシャフト2の捩り振動が吸振・減衰され、クランクシ
ャフト2からコンバータカバー4への捩り振動の伝達が
抑制される。
ンクシャフト2が捩り振動をし、クランクシャフト2と
コンバータカバー4とが相対回動を生じると、流体減衰
装置1が流体抵抗とばね力をクランクシャフト2及びコ
ンバータカバー4に作用させる。これによって、クラン
クシャフト2の捩り振動が吸振・減衰され、クランクシ
ャフト2からコンバータカバー4への捩り振動の伝達が
抑制される。
【0012】従って、エンジンのトルクは、クランクシ
ャフト2,流体減衰装置1,コンバータカバー4及びロ
ックアップクラッチ機構部17(又は流体伝動機構部1
8)を介して出力軸19に円滑に伝達されることとなる
。そのため、車両振動が低減すると共に車両騒音が低減
する。
ャフト2,流体減衰装置1,コンバータカバー4及びロ
ックアップクラッチ機構部17(又は流体伝動機構部1
8)を介して出力軸19に円滑に伝達されることとなる
。そのため、車両振動が低減すると共に車両騒音が低減
する。
【0013】尚、流体減衰装置1は、前述した如く、そ
の内部に流体と共に気体が封入されているが、クランク
シャフト2の回動時に遠心力で液体が外周側に位置する
一方、気体がその内周側に位置し、ピストン6の作動範
囲に気体が位置しないように工夫されている。従って、
流体減衰装置1が発生する減衰力(流体抵抗力)にばら
つきを生じない。
の内部に流体と共に気体が封入されているが、クランク
シャフト2の回動時に遠心力で液体が外周側に位置する
一方、気体がその内周側に位置し、ピストン6の作動範
囲に気体が位置しないように工夫されている。従って、
流体減衰装置1が発生する減衰力(流体抵抗力)にばら
つきを生じない。
【0014】以上の実施例はばねを流体減衰装置1に内
蔵する態様を示したが、これに限られるものではなく、
ばねを内蔵しないダッシュポットとばねとを組み合わせ
てクランクシャフト2とコンバータカバー4とを連繋す
るようにしてもよい。
蔵する態様を示したが、これに限られるものではなく、
ばねを内蔵しないダッシュポットとばねとを組み合わせ
てクランクシャフト2とコンバータカバー4とを連繋す
るようにしてもよい。
【0015】例えば、ばねを内蔵しない流体減衰装置と
ばねとを円周方向に交互に複数配置し、これら流体減衰
装置とばねとでクランクシャフト2とコンバータカバー
4とを連繋すること等が考えられる。
ばねとを円周方向に交互に複数配置し、これら流体減衰
装置とばねとでクランクシャフト2とコンバータカバー
4とを連繋すること等が考えられる。
【0016】図2〜図3は本発明の他の実施例を示すも
のである。即ち、本実施例は前記実施例と異なる流体減
衰装置1を示すものであり、これらの図において30は
入力部材である。この入力部材30は、そのプレート部
31の両側に同心円状に複数のフィン32を形成してあ
り、その取付基部33をクランクシャフト2にボルト3
4で固定してある。一方、35は出力部材であり、この
出力部材35の取付基部36をコンバータカバー4にボ
ルト37で固定してある。この出力部材35は、左右一
対の円板状部材38,38から成るものであり、同心円
状に突出する複数のフィン39を備えた環状空間部40
を形成してある。そして、この出力部材35の環状空間
部40に入力部材30のプレート部31を相対回動でき
るように収容し、入力部材30のプレート部31と出力
部材35の環状空間部40の内壁との間に微小隙間を形
成するようにしてある。そして、出力部材35の内周端
部41と入力部材30の円筒部42との間には、軸受機
能を備えたシール部材43を配設し、環状空間部40の
開口端を密封して、その内部にシリコン等の粘性流体を
封入してある。44は圧縮ばねである。この圧縮ばね4
4は、プレート部31及び環状空間部40の円周方向に
複数形成したばね受容部45,46に収容してあり、入
力部材30と出力部材35とを回動方向に弾性的に連繋
している。
のである。即ち、本実施例は前記実施例と異なる流体減
衰装置1を示すものであり、これらの図において30は
入力部材である。この入力部材30は、そのプレート部
31の両側に同心円状に複数のフィン32を形成してあ
り、その取付基部33をクランクシャフト2にボルト3
4で固定してある。一方、35は出力部材であり、この
出力部材35の取付基部36をコンバータカバー4にボ
ルト37で固定してある。この出力部材35は、左右一
対の円板状部材38,38から成るものであり、同心円
状に突出する複数のフィン39を備えた環状空間部40
を形成してある。そして、この出力部材35の環状空間
部40に入力部材30のプレート部31を相対回動でき
るように収容し、入力部材30のプレート部31と出力
部材35の環状空間部40の内壁との間に微小隙間を形
成するようにしてある。そして、出力部材35の内周端
部41と入力部材30の円筒部42との間には、軸受機
能を備えたシール部材43を配設し、環状空間部40の
開口端を密封して、その内部にシリコン等の粘性流体を
封入してある。44は圧縮ばねである。この圧縮ばね4
4は、プレート部31及び環状空間部40の円周方向に
複数形成したばね受容部45,46に収容してあり、入
力部材30と出力部材35とを回動方向に弾性的に連繋
している。
【0017】尚、円板状部材38,38の合せ面には、
シールリング47を配置して環状空間部40内の粘性流
体の漏出を防止している。又、円板状部材38,38は
、その外周端部の周方向複数箇所をリベット48でかし
め固定して一体化してある。
シールリング47を配置して環状空間部40内の粘性流
体の漏出を防止している。又、円板状部材38,38は
、その外周端部の周方向複数箇所をリベット48でかし
め固定して一体化してある。
【0018】以上の実施例構造によれば、エンジン始動
時、クランクシャフト2とコンバータカバー4の相対回
動に伴なって流体減衰装置1の入力部材30と出力部材
35とが相対回動する。この際、流体減衰装置1は、環
状空間部40の内壁とプレート部31との間の微小隙間
で生じる粘性抵抗及び圧縮ばね44のばね力をクランク
シャフト2とコンバータカバー4の相対回動を阻止する
方向に作用させ、クランクシャフト2の回動時(エンジ
ン始動時)の衝撃力を吸収して、クランクシャフト2か
らコンバータカバー4へ円滑にトルク伝達する。
時、クランクシャフト2とコンバータカバー4の相対回
動に伴なって流体減衰装置1の入力部材30と出力部材
35とが相対回動する。この際、流体減衰装置1は、環
状空間部40の内壁とプレート部31との間の微小隙間
で生じる粘性抵抗及び圧縮ばね44のばね力をクランク
シャフト2とコンバータカバー4の相対回動を阻止する
方向に作用させ、クランクシャフト2の回動時(エンジ
ン始動時)の衝撃力を吸収して、クランクシャフト2か
らコンバータカバー4へ円滑にトルク伝達する。
【0019】又、エンジンのトルク変動に起因してクラ
ンクシャフト2が捩り振動をし、クランクシャフト2と
コンバータカバー4とが相対回動を生じると、流体減衰
装置1は、粘性抵抗とばね力をクランクシャフト2及び
コンバータカバー4に作用させ、クランクシャフト2の
捩り振動を減衰して、クランクシャフト2からコンバー
タカバー4への捩り振動の伝達を抑制する。従って、本
実施例は、エンジンのトルクをクランクシャフト2から
流体減衰装置1を介してコンバータカバー4に円滑に伝
達でき、前記実施例と同様に車両振動を低減すると共に
車両騒音を低減する。
ンクシャフト2が捩り振動をし、クランクシャフト2と
コンバータカバー4とが相対回動を生じると、流体減衰
装置1は、粘性抵抗とばね力をクランクシャフト2及び
コンバータカバー4に作用させ、クランクシャフト2の
捩り振動を減衰して、クランクシャフト2からコンバー
タカバー4への捩り振動の伝達を抑制する。従って、本
実施例は、エンジンのトルクをクランクシャフト2から
流体減衰装置1を介してコンバータカバー4に円滑に伝
達でき、前記実施例と同様に車両振動を低減すると共に
車両騒音を低減する。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、クランクシ
ャフトとトルクコンバータのコンバータカバーとが流体
減衰装置を介して連繋されているため、クランクシャフ
トに生じる捩り振動が流体減衰装置により吸振・減衰さ
れ、クランクシャフトからコンバータカバーへの捩り振
動の伝達が抑制される。従って、自動変速機の動力伝達
系の捩り振動を低減することができ、より一層車両騒音
を低減化することができる。
ャフトとトルクコンバータのコンバータカバーとが流体
減衰装置を介して連繋されているため、クランクシャフ
トに生じる捩り振動が流体減衰装置により吸振・減衰さ
れ、クランクシャフトからコンバータカバーへの捩り振
動の伝達が抑制される。従って、自動変速機の動力伝達
系の捩り振動を低減することができ、より一層車両騒音
を低減化することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す動力伝達装置の要部断
面図。
面図。
【図2】本発明の他の実施例を示す動力伝達装置の要部
断面図(図3のA−A線に沿う断面図)。
断面図(図3のA−A線に沿う断面図)。
【図3】左半分を省略すると共に一部を切り欠いて示す
図2の動力伝達装置の正面図。
図2の動力伝達装置の正面図。
1…流体減衰装置
2…クランクシャフト
3…トルクコンバータ
4…コンバータカバー
Claims (1)
- 【請求項1】 クランクシャフトとトルクコンバータ
のコンバータカバーとが流体減衰装置を介して連繋され
たことを特徴とする自動変速機の動力伝達装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19914106414 DE4106414C2 (de) | 1990-02-28 | 1991-02-28 | Zur Absorption von Torsionsschwingungen fähige Drehmomentübertragungsvorrichtung für eine automatische Kraftübertragung eines Kraftfahrzeuges |
FR9102421A FR2658880B1 (fr) | 1990-02-28 | 1991-02-28 | Dispositif pour transmettre un couple moteur d'un moteur automobile a une transmission automatique avec absorption de la vibration de torsion. |
US08/052,299 US5385018A (en) | 1990-02-28 | 1993-04-26 | Device for transmitting automotive engine driving torque for automatic power transmission with feature of absorption of torsional vibration |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-47741 | 1990-02-28 | ||
JP4774190 | 1990-02-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04211746A true JPH04211746A (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=12783780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP355291A Pending JPH04211746A (ja) | 1990-02-28 | 1991-01-17 | 自動変速機の動力伝達装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04211746A (ja) |
GB (1) | GB2241768B (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US3837182A (en) * | 1973-08-20 | 1974-09-24 | Case Co J I | Drive line damper |
US4790792A (en) * | 1983-12-22 | 1988-12-13 | Eaton Corporation | Torsion damping assembly |
-
1991
- 1991-01-17 JP JP355291A patent/JPH04211746A/ja active Pending
- 1991-02-25 GB GB9103853A patent/GB2241768B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2241768B (en) | 1993-11-10 |
GB9103853D0 (en) | 1991-04-10 |
GB2241768A (en) | 1991-09-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000523 |