JPH04210503A - 無人走行芝刈機の障害物回避装置 - Google Patents

無人走行芝刈機の障害物回避装置

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JPH04210503A
JPH04210503A JP2401354A JP40135490A JPH04210503A JP H04210503 A JPH04210503 A JP H04210503A JP 2401354 A JP2401354 A JP 2401354A JP 40135490 A JP40135490 A JP 40135490A JP H04210503 A JPH04210503 A JP H04210503A
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JP
Japan
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obstacle
sensor
turning
lawn mower
vehicle body
Prior art date
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Pending
Application number
JP2401354A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Ono
弘喜 小野
Shinji Ninomiya
伸治 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2401354A priority Critical patent/JPH04210503A/ja
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  • Soil Working Implements (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]この発明は、各種センサの検出値
に基づいて自動的に作業する無人走行芝刈機に関するも
のであり、特に、障害物回避装置に関するものである。 [0002] 【従来の技術】従来、此種芝刈機はオペレータが車体に
乗って刈り取り操作を行う乗用型芝刈機や、或いはオペ
レータが地上に立って車体を運転しながら刈り取り操作
する歩行型芝刈機が知られている。 [0003)
【発明が解決しようとする課題】従来の芝刈機は、オペ
レータが運転及び刈り取りの操作を行っているため人手
を要し、操作に熟練した者が行わなければならない。オ
ペレータが所定の区画を教示すれば、以後は人手を煩わ
すことなく自動的に刈り取り作業を行える無人走行芝刈
機が考えらねるが、走行開始後に該無人走行芝刈機の作
業区画内に立木や岩石等の障害物があったとき、この障
害物を回避しなければならない。 このためには、車体
に障害物センサを設けて障害物の大きさを検出する必要
が生じるが、障害物の横幅及び奥行を計測するには車体
の前方及び側方の複数個所にセンサを設けなくてはなら
ず、コストアップとなる。 [0004]そこで、コス1−の上昇を抑えつつ、障害
物の大きさを正確に検出して障害物を回避するために解
決されるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明
はこの課題を解決することを目的どする。 [0005]
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために提案されたものであり、移動距離センサ及
び障害物センサを備え、且つ障害物センサ回動モータに
より前記障害物センサを水平方向に回動自在にし、車体
の前方及び側方の障害物を検出して回避するような制御
手段を備えたことを特徴とする無人走行芝刈機の障害物
回避装置を提供するものである。 [0006]
【作用】無人走行芝刈機が走行中は、移動距離センサと
障害物センサによって車体の前方を監視し、一定距離内
に障害物があったときは旋回する。そして、圃場の一辺
と障害物との間を折り返し走行しながら刈り取り作業を
行い、障害物の横幅以上を折り返したときは該障害物の
側方を通過する。然るとき、障害物センサ回動モータに
より前記障害物センサを側方へ回動し、障害物の奥行き
を測定する。従って、該障害物の反対側の刈り残し面積
が算出できる。 [00073
【実施例]以下、この発明の一実施例を別紙添付図面に
従って詳述する。図1及び図2は無人走行芝刈機1を示
したものであり、車体2の前部左右位置に駆動輪モータ
3.4を固設し、夫々のモータへ駆動輪5,6を取り付
ける。2等駆動輪モータ3,4は左右別個に駆動するこ
とができ、左右の駆動輪5,6を夫々独立して正転又は
逆転させる。 [0008]車体2の中央部にはエンジン7を載設し、
車体2の下面に露出するブレード8を回転させて芝草を
刈り取ると共に、該エンジン7の上部に設けたオルタネ
ータ9を駆動して発電する。該エンジン7の側部に設け
たブレードクラッチ10はブレードクラッチモータ1】
によ・って作動し、エンジン7からブレード8へ伝わる
動力を「入」 「切」する。 [00093車体2の後部中央位置にはキャスタ12を
設け、キャスタ回動モータ13の回転をギヤ1.4によ
って減速し、キャスタ12を左右へ回向自在に形成する
。 キャスタ12の回動角度はポテンショメータ15によっ
て検出する。一方、前記左右の駆動輪5,6の中間位置
には移動距離センサ1−6と、方位センサ]、7並びに
障害物センサ18を設ける。移動距離センサ16は地面
に接地して回転自在に形成され、車体2の移動に伴って
該移動距離センサ16が回転し、その回転数に基づいて
移動距離を算出する。方位センサ17は、地磁気を感知
することによって車体2が東西南北のどの方位を向いて
いるかを検出する。障害物センサ18は赤外線や超音波
等を発射してその反射波により障害物を検出するもので
あり、障害物センサ回動モータ19によって水平方向に
回動すると共に、障害物センサ上下動モータ(図示せず
)により地上からの高さを変更できるように形成する。 障害物センサ18の回動角度はポテンショメータ20に
よって検出する。尚、21は傾斜センサであり、車体2
の左右の傾きを検出する。 [00103図3は前記各モータと各センサとをコンI
・ロールする制御部のブロック図であり、受信機から入
力した指令は各センサ及びポテンショメータの検出値に
基づき制御部で判断され、各モータを作動させて前記無
人走行芝刈機1を制御する。図4は操作パネルの外観を
示し、夫々22は前進、23は後退、24は左旋回、2
5は右旋回の操作ボタンである。又、後述するティーチ
ング処理のスタートボタン26及びスタートボタン27
、並びに方位補正ボタン28を設けてあり、液晶表示部
29に各種メツセージ或いはデータ等が表示される。3
0はアンテナであり、操作パネルの指令はこのアンテナ
30から発射され、図3に示した受信機で受信する。 [0011]図5は圃場を示し、縦横の二辺で形成され
る区間内を、無人走行芝刈機1によって芝刈り作業を行
う。図6はメイン処理ルーチンのフローチャートであリ
、図5を参照しながら説明すれば、先ず圃場の隅部P1
に無人走行芝刈機1を縦辺に沿う方向にセットする。 そして、方位センサの補正が終了しているか否かをチエ
ツクしくステップ101)、補正が済んでいないときは
方位補正を行い(ステップ102)、補正が終了してい
るときはティーチングを行ったか否かをチエツクする(
ステップ103)。 [00121ここで、ティーチングについて簡単に説明
すると、図5に実線で示した圃場の縦辺31を無人走行
芝刈機1が隅部P1から基準方位に向って隅部P2まで
走行し、移動距離センサにより縦辺距離Yを測定する。 そして、隅部P2で基準方位から図中反時計回りに90
0旋回し、実線で示した圃場の横辺32を隅部P2から
隅部P3まで走行し、移動距離センサにより横辺距離X
を測定して、当該無人走行芝刈機1に芝刈りを行うべき
区間の面積を教示する。 [0013]ステツプ103でティーチングが済んでい
ないときはティーチング処理を行い(ステップ104)
、ティーチングが終了しているときは障害物センサによ
って車体周囲の障害物をチエツクする(ステップ105
)。もし障害物が発見されれば障害物回避処理を行い(
ステップ106)、障害物がなければステップ107で
直進すべきか否かをチエツクする。直進可能なときは直
進制御によって車体が蛇行しないようにしくステップ1
08)、直進不可能であれば旋回するか否かをチエツク
する(ステップ109)。旋回するときは旋回制御によ
って車体を90°旋回させ(ステップ110)、刈幅移
動するときはステップ111からステップ112へ進ん
で刈幅移動処理を行う。 [0014]上記処理を経て無人走行が終了したか否か
をチエツクしくステップ113)、圃場の指定した区間
を走行終了したときは通常の停止処理を行い(ステップ
114)、もし走行が終了していないときはシステム異
常停止処理を行った後(ステップ115)、ステップ1
01へ戻る。次に、ティーチング処理について更に詳述
する。図7の°フローチャートに示すように、ティーチ
ング処理開始時に方位補正済みか否かをチエツクしくス
テップ201)、方位補正を行ってからでないと(ステ
ップ202)ティーチング処理を開始できない。圃場の
隅部P1からティーチング処理を開始し、先ず縦辺距離
の測定を行う(ステップ205〜215)。左右の駆動
輪5.6を双方とも正転させ、ブレードクラッチ10を
「入」とすれば(ステップ207,208)、無人走行
芝刈機1は圃場の縦辺31に沿って前進走行しながら刈
り取り作業を行っていく。このとき、一定距離走行毎に
方位センサ17によって現在の方位を数回算出し、それ
らの平均値を基準方位とする (ステップ209,21
0)。そして、基準方位に沿うべく方向修正を行いなが
ら前進しくステップ211)、隅部P2へ至ったときに
縦辺距離Yが測定され、メモリーにセーブして縦辺距離
測定を終了する(ステップ212〜215)。隅部■)
2ではオペレータの操作指令により、ブレードクラッチ
10を[切jにして手動旋回を行う(ステップ212,
213)。 [0015]上記のように、縦辺距離の測定が終了した
後は横辺距離の測定を行う(ステップ216〜227)
。手動旋回を行った後、車体が前記基準方位に対して+
90° (図5に於て基準方位から反時計回りに90°
回転した位置)旋回を行うべく旋回制御しくステップ2
18.219)、無人走行芝刈機1は圃場の横辺32に
沿って前進走行しながら刈り取り作業を行っていく(ス
テップ220〜222)。そして、一定距離を走行毎に
方位センサ17によって車体を基準方位モ90°にすべ
く方向修正を行いながら前進しくステップ223)、隅
部P3へ至ったときに横辺距離Xが測定され、メモリー
にセーブして横辺距離測定を終rする(ステップ224
〜227)。 [0016]斯くして、縦辺距離Yと横辺距離Xが計測
され、ブレード8の回転直径によって決定される刈幅移
動距離Wも基準参考として、図5に於て鎖線で示すよう
な刈り取り行程の終了までの通常停止ターン回数を算出
する(ステップ228)。そして、隅部P3で車体が基
準方位に対して+180° (図5に於て基準方位から
反時計回りに180°回転した位置、即ち基準方位と反
対方向)旋回を行い、ティーチング処理を終了する(ス
テップ229〜234)。上記ティーチング処理に於て
、オペレータは当該無人走行芝刈機]−を圃場の隅部P
1に基準方向へ向けてセラ1〜し、然るのちは自動的に
方位修正を行いつつ、直進制御及び旋回制御を行ってテ
ィーチング処理が為される。尚、ティーチングスターI
−後に無人走行芝刈機1が停止したときや、隅部1)2
及びP3で旋回するときにはブレードクラッチ10が−
E−i「切」となり、同一地点でブレード8が回転を続
けないように制御している。 [0017]而して、前述したメイン処理ルーチンでは
、図8に示すように圃場の隅部P1から隅部I) 2を
経て隅部P3までティーチングし、その後隅部P3から
障害物の有無を検出しながら直進制御と旋回制御を繰り
返していく。図9は直進制御のフローチャートであり、
直進走行中に一定距離毎に方位センサ17により現在の
方位を測定しくステップ301〜304)、平均方位を
算出して基準方位又は基準方位+180°に対して方向
修正を行う(ステップ305)。この方向修正は左の駆
動輪モータ3又は右の駆動輪モータ4の何れかをオフと
し、該オフとした駆動輪側へ車体を回向させて行う。直
進走行を終了したときはブレードクラッチ10を[切J
にして無人走行芝刈機1を停止し、直進制御モードから
旋回制御モードへ移向する(ステップ306〜310)
。 [0018]上記直進制御中に、方向修正を一度に行う
と車体がハンチングを起し、芝の刈り取りが乱れる虞れ
があるので、一定時間又は一定距離だけオンタイム制御
を行う。例えば図10に示すように、一方の駆動輪モー
タを連続的にオンにし、他方の駆動輪モータは一定距離
d毎に一定時間tだけオンタイムにして左右の駆動輪5
.6に回転数差を与え、車体の方向を修正する。又、方
位ずれ角の大小によってオンタイム時間tを可変し、方
位ずれ角が大となるに従ってオンタイム時間tを短くし
、急激な方向修正を抑えるようにしてもよい。 [0019]図11は旋回制御のフローチャートであり
、無人走行芝刈機1を旋回させるときは、先ず左右の駆
動輪5,6を一旦停止すると共にブレードクラッチ10
を「切」とし、旋回初回フラグの有無をチエツクする(
ステップ401〜403)。例えば、図8のP4地点に
於ては、旋回初回フラグがまだないのでステップ403
からステップ406へ進み、旋回用ターン回数のカウン
タが1であるため、ステップ407で現在方位が基準方
位−90°となるまで左の駆動輪を逆転すると共に右の
駆動輪を正転し、車体をP5地点に向けて旋回させる。 [0020]P4地点からP5地点までは後述する刈幅
移動処理によって移動し、P5地点に於ては、旋回初回
フラグがあり且つ旋回用ターン回数のカウンタが1であ
るため、ステップ403からステップ410へ進み、現
在方位が基準方位となるまで左の駆動輪を逆転すると共
に右の駆動輪を正転し、車体をP6地点に向けて旋回さ
せる。そして、ティーチング処理で算出した通常停止タ
ーシ回数のカウンタから1を減算しくステップ412)
、旋回初回フラグをリセットして直進制御モードへ移向
する(ステップ413〜415)。 [0021]P5地点からP6地点までは前述した直進
制御によって車体を前進させ、P6地点に於て再び旋回
制御に移向する。同地点に於てはステップ401からス
テップ403へ進み、再度旋回初回フラグをセットして
旋回用ターン回数のカウンタに1を加算する(ステップ
404〜405)。従って、旋回用ターン回数のカウン
タは2となり、ステップ408で現在方位が基準方位−
90°となるまで左の駆動輪を正転すると共に右の駆動
輪を逆転し、車体をP7地点に向けて旋回させる。 [0022]P6地点からP7地点までは刈幅移動処理
によって移動し、P7地点に於ては、旋回初回フラグが
あり且つ旋回用ターン回数のカウンタが2であるため、
ステップ403からステップ411へ進み、現在方位が
基準方位+180°となるまで左の駆動輪を正転すると
共に右の駆動輪を逆転し、車体をP8地点に向けて旋回
させる。 [0023]ここで、旋回地点では左右の駆動輪5,6
を反対方向へ回転させ、車体の略中心部を旋回中心とし
ているため、旋回半径が極めて小であり且つ旋回動作が
迅速に行える。依って、旋回のために移動距離の計測に
誤差を生じることがなく、計測精度が向上する。又、直
進制御中及び旋回制御中に無人走行芝刈機1が一旦停止
するときは、必ずブレードクラッチ10が「切」となっ
て同一地点で芝を刈り取り過ぎないようにしている。 [0024]一方、前述した旋回時に例えばP4地点か
らP5地点までブレードの刈幅分だけ移動するに当って
は、図12のフローチャートに従って刈幅移動処理を行
い(ステップ501〜507)、同処理終了後に再び旋
回制御及び直進制御を行う。そして、図13のフローチ
ャートに示すように、ティーチング処理で算出した通常
停止ターン回数のカウンタをチエツクし、これが零とな
ったときに左右の駆動輪を停止すると共にブレードクラ
ッチを「切」としくステップ601〜603)、全制御
モードをクリアして次作業へ移向する(ステップ604
〜605)。 [0025]ここで、図14に示すように、作業区間内
に障害物33が存在するときは、障害物回避処理によっ
て無人走行芝刈機1は障害物33を迂回する。図15に
障害物回避処理のフローチャートを示すが、障害物セン
サ18により障害物33が前方にあるか否かをチエツク
しくステップ701〜705)、前方に障害物がある場
合は障害物の直前で旋回し、障害物を回避し終えるまで
刈幅移動処理及び直進制御、旋回制御を繰り返す(ステ
ップ706〜716)。 [0026]然るのち、基準方位の前方に障害物33が
存在しなくなったときは無人走行芝刈機lが障害物33
の側方を通過し、障害物回避移動距離Kに相当する分だ
け無人走行芝刈機1の車体を戻すべく障害物回避復帰処
理を行う(ステップ717〜722)。そして、障害物
回避処理を終了する(ステップ723〜725)。前記
障害物センサ18は障害物センサ回動モータ19によっ
て水平方向に回動すると共に、障害物センサ上下動モー
タにより地上高も変化できるため、当該無人走行芝刈機
1の前方及び側方の障害物を検出できる。従って、移動
距離センサ16と組み合わせれば、1つの障害物センサ
18のみで障害物33の大きさを正確に検出でき、障害
物回避処理を円滑に行うことができる。 [00271図16はシステム異常停止処理のフローチ
ャートであり、メイン処理ルーチンで無人走行中に異常
が発生した場合には、左右の駆動輪を停止させると共に
ブレードクラッチを「切」として、全制御モードをクリ
アする(ステップ801〜814)。図17は旋回時補
正処理のフローチャートであり、左右の駆動輪5,6を
反対方向に回転して90°旋回する場合、芝の状態や地
形の凹凸等によって駆動輪5,6にスリップを生ずるこ
とがある。斯かる場合には、旋回動作を一旦中断して無
人走行芝刈機1を少し前進又は後進させ、再度旋回動作
を行う(ステップ901〜908)。然るときに、キャ
スタが一方向固定では該キャスタがブレーキとなって旋
回精度が悪化するが、本発明では図18のフローチャー
トに示すように、キャスタ回動モータ13によりキャス
タ12を左右に回向できるので、車体の右旋回開始時に
はキャスタ12を左へ回向させ、車体の左旋回開始時に
はキャスタ12を右へ回向させて(ステップ1001〜
1004)、旋回動作を円滑にしている。依って、旋回
制御の精度が向上し、芝を損傷することが防止できる。 旋回動作を終了して直進状態になったときは、図19の
フローチャートに示すように、キャスタ12を直進方向
へ復1帰させる(ステップ1011〜1012)。従っ
て、直進制御中はキャスタ12が左右に揺動することな
く、直進状態に固定できるので車体2の直進性を向上で
きる。 [0028]一方、旋回制御で無人走行芝刈機1を旋回
させるとき、目標方位へ連続的に旋回させると、慣性に
よって車体2が旋回し過ぎることがある。然るときは、
目標方位の少し手前で旋回を一旦停止させ、一定時間待
機した後に再度方位を読み込んで旋回させるように制御
する。図20は上記旋回制御のフローチャートであり、
図21の動作図と併わせで説明すれば、例えば、P4地
点に於ては旋回初回フラグがまだないのでステップ11
03から1106へ進み、旋回用ターン回数のカウンタ
が1であるため、目標方位(基準方位−90°)の少し
手前の方位(基準方位−90°−α)になるまで車体を
旋回させる(ステップ1107)。そこで、一定時間ウ
ェイトして車体の慣性を緩和しくステップ1108)、
その後目標方位(基準方位−90°)に達するまで旋回
する(ステップ1109)ことにより、旋回精度を向上
させている。他の地点P5 (ステップ1114〜11
16)、地点P6 (ステップ1110〜1112)、
地点P7(ステップ1121〜1123)に於ても同様
にして、目標方位の少し手前で旋回を一旦中断し、車体
の慣性を緩和させるように制御する。 [0029]ここで、図22に示すように、圃場が傾斜
している場合は、無人走行芝刈機1は直進走行中に徐々
に傾斜の低い側(図中右側)へ進行方向がずれてくる。 そこで、車体2に設けた傾斜センサ21によって傾斜角
度θを検出し、図23に示す平坦とみなす範囲内の一定
角度+01及び−01 を該傾斜角度θが越えたときに
、図24のフローチャートに示すような傾斜制御を行う
。 [00301先ず、傾斜センサ21によって傾斜角度θ
を読み込み、=01≦θ≦+θlであるときは略平坦で
あると判定し、左右双方の駆動輪モータ3及び4を連続
的にオンにして直進走行を続行する(ステップ1201
〜1205)。傾斜角度Oが+θlより大であるときは
、図22に示したような右傾斜であると判定し、図25
に示すように右駆動輪モータを連続的にオンにし、左駆
動輪モータは一定時間tたけオンタイムにする。 (ス
テップ1206〜1215)。一方、傾斜角度0が一〇
より小であるときは左傾斜であると判定し、図26に示
すように右駆動輪モータを一定時間tだけオンタイムに
し、左駆動輪モータは連続的にオンにする。 (ステッ
プ1207〜1211)。上記各オンターイム時間tの
長さは、傾斜角度Oの大小によって適宜可変する。斯く
して、右傾斜の場合は右駆動輪6の回転数が左駆動輪5
より大となり、車体2を左側へ回向するように作用する
ため、無人走行芝刈機1は傾斜状態のまま直進走行を維
持する。又、左傾斜の場合はこねとは逆に左駆動輪5の
回転数が右駆動輪6より大となり、車体2を右側へ回向
するように作用させて無人走行芝刈機1は直進走行を維
持する。更に、左右の駆動輪モータ5,6のオン・オフ
制御ではなく、モータ自体の回転数を変更してモータ速
度制御を行っても同様の効果をうることができ、傾斜角
度0が限界値を越えたときには転倒防止のために車体を
停止するように制御してもよい。 [003]、1尚、この発明は、この発明の精神を逸脱
しない限り種々の改変を為すことができ、そして、この
発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。 [0032]
【発明の効果】この発明は上記一実施例に詳述したよう
に、障害物センサを水平方向に回動することにより、1
つの障害物センサで車体の前方及び側方の障害物を検出
でき、障害物の横幅及び奥行を正確に計測することがで
きる。従って、該障害物センサと移動距離センサを組み
合わせることによって、極めて円滑に障害物を回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】無人走行芝刈機の平面図。
【図2】無人走行芝刈機の側面図。
【図3】各モータと各センサとをコントロールする制御
部のブロック図。
【図4】操作パネルの正面図。
【図5】圃場の作業区間を示す平面図。
【図6】メイン処理ルーチンのフローチャート。
【図7】ティーチング処理のフローチャート。
【図8】直進制御、旋回制御、刈幅移動処理を説明する
概念図。
【図9】直進制御のフローチャート。
【図10】直進制御のタイミングチャート。
【図11】旋回制御のフローチャート。
【図12】刈幅移動処理のフローチャート。
【図13】通常停止処理のフローチャート。
【図14】障害物回避の動作を説明する平面図。
【図15】障害物回避処理のフローチャート。
【図16】システム異常停止処理のフローチャート。
【図17】旋回時補正処理のフローチャート。
【図18】旋回時キャスタ駆動処理のフローチャーh。
【図19】直進時キャスタ復帰処理のフローチャート。
【図20】旋回制御の他の実施例のフローチャート。
【図21】旋回制御の他の実施例を説明する概念図。
【図22】圃場が傾斜状態である無人走行芝刈機の背面
図。
【図23】平坦とみなす角度を説明する概念図。
【図24】傾斜制御のフローチャート。
【図25】傾斜制御で右傾斜状態のタイミングチャート
【図26】傾斜制御で左傾斜状態のタイミングチャー1
へ。
【符号の説明】
1   無人走行芝刈機 2   車体 5.6  駆動輪 12   キャスタ 16   移動距離センサ 17   方位センサ 18   障害物センサ
【図6】
【図11】
【図17】
【図25】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動距離センサ及び障害物センサを備え、
    且つ障害物センサ回動モータにより前記障害物センサを
    水平方向に回動自在にし、車体の前方及び側方の障害物
    を検出して回避するような制御手段を備えたことを特徴
    とする無人走行芝刈機の障害物回避装置。
JP2401354A 1990-12-11 1990-12-11 無人走行芝刈機の障害物回避装置 Pending JPH04210503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2401354A JPH04210503A (ja) 1990-12-11 1990-12-11 無人走行芝刈機の障害物回避装置

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JP2401354A JPH04210503A (ja) 1990-12-11 1990-12-11 無人走行芝刈機の障害物回避装置

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