JPH07110709A - 移動ロボットの走行地図作成方法 - Google Patents

移動ロボットの走行地図作成方法

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JPH07110709A
JPH07110709A JP5254428A JP25442893A JPH07110709A JP H07110709 A JPH07110709 A JP H07110709A JP 5254428 A JP5254428 A JP 5254428A JP 25442893 A JP25442893 A JP 25442893A JP H07110709 A JPH07110709 A JP H07110709A
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JP
Japan
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travel
running
manual
traveling
robot
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Application number
JP5254428A
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English (en)
Inventor
Naoki Matsumoto
直樹 松本
Akito Toyoda
章人 豊田
Shinji Iida
慎二 飯田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行地図データの作成にかかる手間及び時間
を低減する。 【構成】 搬送用ロボットは手動走行モード及び自律走
行モードを有し、自律走行する前に走行領域内を手動走
行モードにて走行する。手動走行モードにおいては、ス
テップ110〜150でジョイスティックの操作量に応
じて左右駆動輪の目標回転速度wτL (t) ,wτR (t)
が算出される。そして、目標回転速度wτ L (t) ,wτ
R (t) と実際の回転速度wL (t) ,wR (t) との偏差に
基づく指令トルクTL (t) ,TR (t) にて左右駆動輪の
駆動が制御される。又、ステップ160〜180で走行
領域内のガイドまでの距離とその時々の搬送用ロボット
の重心座標とから走行地図データが自動作成される。さ
らに、自律走行モードにおいては、ステップ210〜2
60で走行地図データを参照しながら走行経路が設定さ
れ、指令トルクTL (t) ,TR (t) にて左右駆動輪の駆
動が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動ロボットの走行
地図作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の移動ロボットの走行地図作成方
法としては、走行領域内の物体(壁や障害物等)の位置
を計測し、その計測結果に基づいて手入力により走行地
図を作成するものが一般的である。そして、移動ロボッ
トは、手入力された走行地図を参照することで自律走行
を可能にしていた(例えば特開平3−22108号公
報,特開平2−287709号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の移動
ロボットの走行地図作成方法では、多くの物体(障害物
等)が走行領域内にあったり、走行経路が複雑であった
りすると、計測箇所が多くなるとともに走行地図データ
の入力量も多くなってしまう。その結果、手入力による
走行地図の作成には多大な手間と時間が必要になるとい
う問題が生じる。又、データの入力量が多くなると、入
力時間がかかるばかりか入力ミスが多発するおそれが生
じ、走行地図の精度の悪化を招くことになる。
【0004】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、走行地図を手
入力によらず作成することができる移動ロボットの走行
地図作成方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、操縦装置からの操縦信号に基づいて走
行する手動走行モードと、メモリに記憶された走行地図
に基づいて自律走行する自律走行モードとを有し、前記
走行地図を作成するための移動ロボットの走行地図作成
方法であって、前記移動ロボットを自律走行させる以前
に、走行環境下を手動走行モードにて走行させ、走行環
境下における物体までの距離とその時々の移動ロボット
の位置座標とから走行地図を作成することを要旨とする
ものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、移動ロボットを自律走行させ
る以前に、走行環境下を手動走行モードにて走行させ
る。この時、走行環境下における物体までの距離とその
時々の移動ロボットの位置座標とから走行地図が作成さ
れる。自律走行モードでは、手動走行モードにて作成さ
れた走行地図を参照しながら移動ロボットが自律走行す
る。
【0007】
【実施例】以下、この発明を搬送用ロボットの制御シス
テムに具体化した一実施例を図面に従って説明する。
【0008】図2には、移動ロボットとしての搬送用ロ
ボット1の側面図を示し、図3には搬送用ロボット1の
平面図を示す。但し、図3は便宜上、必要箇所のみを示
すモデル図とする。搬送用ロボット1は略四角箱状の車
体2を有し、その上部には積み荷を載置するための載置
台15が設けられている。搬送用ロボット1の車体2に
は左右一対の左駆動輪3A及び右駆動輪3Bが設けら
れ、同左右駆動輪3A,3Bにはそれぞれサーボモータ
9A,9Bが連結されている。そして、サーボモータ9
A,9Bの駆動により駆動輪3A,3Bが回転するよう
になっている。搬送用ロボット1は、左右駆動輪3A,
3Bの回転速度の平均値にて前後進するとともに(即
ち、回転速度の平均値が搬送用ロボット1の前進速度v
になる)、左右駆動輪3A,3Bの回転速度差にて旋回
する(即ち、回転速度差をトレッドで割ったものが搬送
用ロボット1のヨーレイトrになる)。なお、左右駆動
輪3A,3Bのトレッドは”2d”になっている。又、
車体2の下部四隅には任意の方向に回転自在な補助輪4
が設けられている。
【0009】搬送用ロボット1の車体2の左右両側面に
は、赤外線センサからなる距離センサ5A,5Bが配設
されている。そして、距離センサ5A,5Bは、搬送用
ロボット1の前進方向に対して左右90°の方向(図3
の破線矢印方向)に位置するガイド(壁や障害物等の物
体)までの距離を計測し、その計測結果に応じた電気信
号を出力する。
【0010】又、搬送用ロボット1の走行領域内には、
搬送用ロボット1の走行環境をモニタするためのモニタ
カメラ6が設けられている。同カメラ6は搬送用ロボッ
ト1及びその近辺のガイドをモニタし、図示しないテレ
ビ画面にモニタ結果を映し出す。
【0011】図1は、本システムにおける搬送用ロボッ
ト1及び遠隔操縦装置11の電気的構成を示すブロック
図である。搬送用ロボット1は、周知のCPU(中央処
理装置),ROM(リードオンリメモリ),RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ),I/O(入出力)ポート等か
らなる論理演算回路としてのマイクロコンピュータ(以
下、マイコンと略す)7を備えている。マイコン7は、
ドライバ8A,8Bに制御信号(本実施例では、後述す
る指令トルク信号)を出力し、ドライバ8A,8Bは前
記制御信号に基づいてサーボモータ9A,9Bに駆動電
流を出力する。サーボモータ9A,9Bは前記駆動電流
により前記左右駆動輪3A,3Bを各々独立して駆動さ
せる。
【0012】サーボモータ9A,9Bによる左右駆動輪
3A,3Bの回転は、各駆動輪3A,3Bの回転軸に設
けられたエンコーダ10A,10Bにて検出される。マ
イコン7は、エンコーダ10A,10Bからの検出信号
に基づいて、各駆動輪3A,3Bの回転速度wL (t) ,
R (t) を算出する。又、マイコン7には前記距離セン
サ5A,5Bからの検出信号が入力される。そして、マ
イコン7は、左側の距離センサ5Aの検出信号に基づい
て搬送用ロボット1の重心から左側のガイドまでの距離
L (t) を算出し、右側の距離センサ5Bの検出信号に
基づいて搬送用ロボット1の重心から右側のガイドまで
の距離DR (t) を算出する。
【0013】一方、遠隔操縦装置11は、手動走行時に
搬送用ロボット1を遠隔操縦するためのジョイスティッ
ク12と、手動走行モード及び自律走行モードを切り換
えるための切換スイッチ13とを備えている。このジョ
イスティック12及び切換スイッチ13による操作デー
タは、搬送用ロボット1のマイコン7に無線にて送信さ
れるようになっている。そして、切換スイッチ13によ
り手動走行モードが選択された場合、搬送用ロボット1
はジョイスティック12の前後方向の操作量に応じて前
後進し、横方向の操作量に応じて旋回する。又、自律走
行モードが選択された場合、搬送用ロボット1はメモリ
に記憶された走行地図データを参照して自律的に走行す
る。
【0014】次に、本実施例における制御システムの作
用及び効果について、図4〜図6を用いて説明する。な
お、図4は、マイコン7が所定周期毎(例えば、10m
s毎)に実行するルーチンを示したフローチャートであ
り、同ルーチンによって搬送用ロボット1の走行制御及
び走行地図データの自動作成が実施される。又、図5に
は手動走行モードにおける搬送用ロボット1の走行状況
を示し、図6には自律走行モードにおける搬送用ロボッ
ト1の走行状況を示している。
【0015】つまり、本システムでは、搬送用ロボット
1を新たな走行領域で走行させる場合、自律走行を行わ
せる以前に、手動走行モードにて図5に示す如く走行領
域内のガイドG付近を漏れ無く走行させる。このとき、
作業者は、モニタカメラ6による映像を見ながら搬送用
ロボット1の位置を確認し、ジョイスティック12を操
作する。そして、ジョイスティック12の操作量に応じ
て搬送用ロボット1が走行する。又、この手動走行モー
ドでは、搬送用ロボット1の走行開始地点(例えば、図
5の位置P)で二次元のX−Y座標が設定され、以降、
そのX−Y座標を基準にしてガイドGの座標が走行地図
データとしてメモリに記憶される。
【0016】一方、自律走行モードにおいては、走行地
図データからガイド位置が判断され、搬送用ロボット1
はガイドGとの間に所定間隔を保持しつつ走行する。図
6には、搬送用ロボット1が地点Q1にてワークを搭載
し、地点Q2へ運搬する様子を示している(この場合、
搬送用ロボット1は左側のガイドGに沿って走行す
る)。即ち、搬送用ロボット1は、自律走行の開始当
初、ガイドGとの目標距離DτL (t) をDτL (t) =D
1に保ち、ガイドGの凹所に達するとDτL (t) =D2
(D2>D1)で走行する。このように、搬送用ロボッ
ト1は走行地図データに基づいてガイドGの位置及び形
状を自ら判断し、最適ルートを走行する。なお、本実施
例では、走行地図データと実際の走行位置とのズレを低
減させるために、ガイドGとの間隔を所定距離に保持し
て搬送用ロボット1を走行させている。しかし、比較的
大きなズレが許容される場合には、ガイドGに沿わせず
に地点Q1から地点Q2に直線的に走行させる等して、
走行地図データのみを参照して走行することも可能であ
る。
【0017】次いで、手動走行モード及び自律走行モー
ドにおける制御動作について図4のフローチャートを用
いて詳述する。さて、図4のルーチンがスタートする
と、マイコン7は先ずステップ100で切換スイッチ1
3の切換位置により、現在、手動走行モードであるか自
律走行モードであるかを判別する。そして、手動走行モ
ードであれば、マイコン7はステップ110に移行し、
その後、ステップ110〜150でジョイスティック1
2の操作量に応じた手動走行を実行するとともに、続く
ステップ160〜180で走行地図データを自動作成す
る。一方、自律走行モードであれば、マイコン7はステ
ップ210に移行し、その後、ステップ210〜260
でメモリ内の走行地図データに基づく自律走行を実行す
る。
【0018】先ず最初に、ステップ110〜150の処
理(手動走行モードでの走行制御)について説明する。
マイコン7は、ステップ110でジョイスティック12
の前後進方向及び旋回方向の操作量を入力する。又、マ
イコン7は、ステップ120でジョイスティック12の
前後進方向の操作量に比例した目標前後進速度vτ(t)
を設定するとともに、ステップ130でジョイスティッ
ク12の旋回方向の操作量に比例した目標ヨーレイトr
τ(t) を設定する。
【0019】次に、マイコン7は、ステップ140で左
右駆動輪3A,3Bの目標回転速度wτL (t) ,wτR
(t) を算出する。具体的には、上述のステップ120,
130で設定した目標前後進速度vτ(t) 及び目標ヨー
レイトrτ(t) を用いて次の(1)式,(2)式にて左
右各々の目標回転速度wτL (t) ,wτR (t) を算出す
る。ここで、”d”は搬送用ロボット1の重心から各駆
動輪3A,3Bまでの距離(トレッドの1/2)であ
る。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】その後、マイコン7は、続くステップ15
0で左右のサーボモータ9A,9Bの制御量としての指
令トルクTL (t) ,TR (t) を算出する。具体的には、
マイコン7は、エンコーダ10A,10Bの検出信号に
基づく左右駆動輪3A,3Bの実際の回転速度wL (t)
,wR (t) を上述した目標回転速度wτL (t) ,wτ
R (t) にそれぞれ一致させるように、例えばPI制御を
用いた次の(3)式,(4)式にて指令トルクTL (t)
,TR (t) を算出する。なお、”KPL”,”KPR”は
比例ゲイン、”KIL”,”KIR”は積分ゲインである。
【0023】
【数3】
【0024】
【数4】
【0025】この制御により、搬送用ロボット1は、ジ
ョイスティック12の前後進方向及び旋回方向の操作量
に略比例した前後進速度v(t) 及びヨーレイトr(t) に
て走行される。
【0026】その後、マイコン7は、続くステップ16
0〜180で走行地図を自動作成する。詳述すると、マ
イコン7は、ステップ160で次の(5)式,(6)
式,(7)式を用いて搬送用ロボット1の重心の座標
(X(t) ,Y(t) )及び姿勢角ψ(t) を算出する。な
お、前述したように、走行領域内のX−Y座標は手動走
行モードでの走行開始位置を基準にして設定され、図5
の位置Pが搬送用ロボット1の走行開始位置であれば、
この位置Pにおける搬送用ロボット1の重心座標が
(X,Y)=(0,0)となり、その姿勢角がψ=0と
なる。
【0027】
【数5】
【0028】
【数6】
【0029】
【数7】
【0030】又、マイコン7はステップ170で、前記
ステップ160にて算出した座標(X(t) ,Y(t) )及
び姿勢角ψ(t) と、距離センサ5A,5Bにより計測し
た距離DL (t) ,DR (t) とに基づいてガイドGの座標
を算出する。即ち、左側の距離センサ5AにてガイドG
が検出されたとき、前記したX−Y座標系での時々刻々
のガイドGの座標は、 (X(t) −DL (t) cosψ(t) ,Y(t) −DL (t) s
inψ(t) ) となる。同様に、右側の距離センサ5BにてガイドGが
検出されたとき、X−Y座標系での時々刻々のガイドG
の座標は、 (X(t) +DR (t) cosψ(t) ,Y(t) +DR (t) s
inψ(t) ) となる。
【0031】その後、マイコン7は、ステップ180で
ガイドGの座標データを逐次メモリに記憶することによ
り、走行領域内のガイドGの座標を走行地図データとし
て蓄えることができる。
【0032】一方、自律走行モードにおいては、マイコ
ン7は、ステップ100に引き続いてステップ210に
移行し、メモリ内の走行地図データを参照して走行経路
(図6に示す経路)を確認するとともに、ガイドGとの
最適な目標距離DτL (t) を設定する。なお、前述した
ように目標距離DτL (t) はガイドGの形状により最適
値に設定されるようになっている。又、マイコン7は、
ステップ220で距離センサ5A,5Bの計測結果に基
づいて搬送用ロボット1の重心からガイドGまでの距離
L (t) ,DR (t) を検知する。
【0033】その後、マイコン7はステップ230で、
距離センサ5A,5Bにより計測された距離DL (t) ,
R (t) と目標距離DτL (t) ,DτR (t) とが一致す
るように左右駆動輪3A,3Bの目標ヨーレイトrτ
(t) を制御する。この制御方法については、例えば公知
文献である”Mobile Robot Guidance Control with Non
linear Observer Based State Estimation”(Proceedi
ngs of IROS'93 P.2264〜P.2271)を参考にすればよ
い。
【0034】又、目標ヨーレイトrτ(t) が得られた
後、マイコン7はステップ240で搬送用ロボット1の
制御速度としての目標前後進速度vτ(t) を設定する。
そして、マイコン7は、ステップ250で左右駆動輪3
A,3Bの目標回転速度wτL(t) ,wτR (t) を算出
するとともに、ステップ260で指令トルクTL (t) ,
R (t) を算出し、搬送用ロボット1の車輪速度の制御
を行う。なお、ステップ250,260の処理は、上述
したステップ140,150の処理と同じであって、目
標回転速度wτL (t) ,wτR (t) の算出には前記
(1)式,(2)式を用い、指令トルクTL (t) ,TR
(t) の算出には前記(3)式,(4)式を用いることと
する。
【0035】上記のように、走行領域内を完全に走行さ
せた後に、モードを手動走行モードから自律走行モード
に切り換え、メモリ内の地図データを参照しながら自律
走行を行う。その後、別の走行環境に搬送用ロボット1
がおかれたときには、新たに自律走行の前に手動走行モ
ードでの地図データ生成を行う。
【0036】以上詳述したように、本実施例の搬送用ロ
ボット1の制御システムでは、手動走行モードと自律走
行モードとの2つの走行モードを設定し、搬送用ロボッ
ト1を自律走行させる以前に、走行環境下を手動走行モ
ードにて走行させるようにした。そして、手動走行モー
ドにおいて、走行環境下におけるガイドG(壁や障害物
等の物体)までの距離とその時々の搬送用ロボット1の
位置座標とから走行地図データを自動作成するようにし
た(図4のステップ160〜180)。
【0037】その結果、多くの物体(障害物等)が走行
領域内にあったり、走行経路が複雑であっても、走行領
域内の計測処理と走行地図データの入力処理とを同時に
行うことで、従来の手入力に比べて走行地図作成にかか
る手間及び時間を大幅に低減させることができる。又、
地図データの入力量が多くとも入力ミスが生じにくく、
走行地図の精度も向上する。
【0038】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、次に示す様態にて具体化することができ
る。上記実施例では、自律走行時に走行地図データと距
離センサ5A,5Bによる計測結果とに基づいて搬送用
ロボット1を走行させたが、この際、地図データと計測
結果とにズレが生じた場合には計測結果に応じて地図デ
ータを修正するようにしてもよい。この場合、手動走行
時に作成された走行地図データの精度が高いため、地図
データと計測結果とにズレが生じたとしてもその修正は
微少レベルで済み、修正に多大な時間を要するおそれは
ない。
【0039】上記実施例では、搬送用ロボット1の両側
面に2個の距離センサ5A,5Bを設けたが、例えば搬
送用ロボット1の周囲に等間隔で8個の距離センサを設
けたりすることもできる。この場合、ガイド等の物体の
検出精度が向上し、より正確な走行地図データを得るこ
とができる。
【0040】上記実施例では、移動ロボットを搬送用ロ
ボットに具体化したが、案内用ロボットや警備ロボット
等、他のロボットに具体化してもよい。又、移動ロボッ
トの構成としては、駆動軸で連結された左右一対の駆動
輪をサーボモータ等で駆動させるとともに、旋回自在な
操舵輪を別に設けるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、自律走行時に参照す
る走行地図を手動走行に伴い作成することにより、手入
力による手間を省くことができるという優れた効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例における搬送用ロボットの制御システ
ムの電気的構成を示したブロック図である。
【図2】搬送用ロボットの構成を示した側面図である。
【図3】搬送用ロボットの構成を示した平面図である。
【図4】マイコンにより実行されるルーチンを示したフ
ローチャートである。
【図5】手動走行モードでの搬送用ロボットの走行状況
を示した模式図である。
【図6】自律走行モードでの搬送用ロボットの走行状況
を示した模式図である。
【符号の説明】
1…移動ロボットとしての搬送用ロボット、3A…左駆
動輪、3B…右駆動輪、5A,5B…距離センサ、7…
マイクロコンピュータ、9A,9B…サーボモータ、1
1…遠隔操縦装置、12…ジョイスティック。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦装置からの操縦信号に基づいて走行
    する手動走行モードと、メモリに記憶された走行地図に
    基づいて自律走行する自律走行モードとを有し、前記走
    行地図を作成するための移動ロボットの走行地図作成方
    法であって、前記移動ロボットを自律走行させる以前
    に、走行環境下を手動走行モードにて走行させ、走行環
    境下における物体までの距離とその時々の移動ロボット
    の位置座標とから走行地図を作成することを特徴とする
    移動ロボットの走行地図作成方法。
JP5254428A 1993-10-12 1993-10-12 移動ロボットの走行地図作成方法 Pending JPH07110709A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007323402A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自走式機器およびそのプログラム
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