JPH0729805Y2 - 芝刈機 - Google Patents

芝刈機

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JPH0729805Y2
JPH0729805Y2 JP1989145055U JP14505589U JPH0729805Y2 JP H0729805 Y2 JPH0729805 Y2 JP H0729805Y2 JP 1989145055 U JP1989145055 U JP 1989145055U JP 14505589 U JP14505589 U JP 14505589U JP H0729805 Y2 JPH0729805 Y2 JP H0729805Y2
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JP
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speed
vehicle speed
traveling
mower
vehicle
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JP1989145055U
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JPH0383016U (ja
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哲雄 山口
忠夫 足立
稔 福田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、リール式モーアが走行車体に装着された芝刈
機に関する。
〔従来の技術〕
リール式モーアは、螺旋状の回転刃体と帯状の固定刃と
から成り、回転軸芯と直交する方向に移動させながら回
転刃体と固定刃との共働で芝を刈っていくものである。
このリール式モーアを走行車体に備えた芝刈機では、走
行した距離とそれまでに回転刃体が芝に作用した回数と
との関係が、つまりは走行車体の車速とモーアの回転速
度との関係が、刈跡の仕上がり状態の良否に大きく影響
してくる性質がある。また、刈跡の仕上がりを最良の状
態にするための車速とモーアの回転速度との関係は予め
定まっているから、刈跡の仕上がりを最良の状態に維持
するためには、その車速とモーアの回転速度との関係も
適切に維持しなければならない。
一般の芝刈機では、エンジン回転数に応じてモーアの回
転速度が変化するので、エンジン回転数を固定すること
でモーアの回転速度を一定とした上で、作業者が経験や
勘に基づいて適正な車速二設定することになるが、エン
ジン回転数は負荷によって変動するので、作業者は、車
速とモーアの回転速度とを最良な関係になるよう常に車
速を修正しながら刈作業を行っているのが実情であっ
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、たとえ熟練した作業者が操縦する場合で
もその日によって刈跡の仕上がり状態にばらつきを生じ
るし、ましてや経験が浅くて慣れない作業者が操縦する
場合や、遠隔操縦する場合には、車速の調節をしながら
刈跡の仕上がりを最良の状態であるか否かを見極めるこ
とすら困難であった。
本考案は、このような実情に着目してなされたものであ
り、その目的は、芝刈機の本来構成に鑑みた改造によっ
て、全体構成の高騰化を抑制しながら、車速とモーアの
回転速度を、刈跡の仕上がりが最良となる関係に維持す
べく、車速の変更を容易にすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の芝刈機の第1の特徴構成は、リール式モーア
が、手動操作自在な走行用の変速装置を備えた走行車体
に装着され、このリール式モーアの回転速度を検出する
回転速度検出手段と、前記回転速度検出手段の速度情報
に基づいて刈跡が最良となる車速を演算する演算手段
と、演算された車速を表示する表示手段とが備えられた
点にある。
本考案の芝刈機の第2の特徴構成は、リール式モーア
が、手動操作自在な走行用の変速装置を備えた走行車体
に装着され、このリール式モーアの回転速度を検出する
回転速度検出手段と、前記走行車体の車速を検出する車
速検出手段と、前記変速装置を操作して前記走行車体の
車速を変更する車速変更手段と、前記回転速度検出手段
の速度情報に基づいて刈跡が最良となる車速を演算する
演算手段と、演算された車速になるべく前記車速検出手
段の情報に基づいて車速変更手段を制御し、且つ、制御
作動状態と制御停止状態とに切換え操作自在な制御手段
とが備えられた点にある。
〔作用〕
第1の特徴構成によれば、回転速度検出手段がモーアの
回転速度を検出し、その情報に基づいて演算手段が刈跡
が最良となる車速を演算し、表示手段が演算された車速
を表示する。この表示された車速は、作業者が、車速と
モーアの回転速度の関係を適切に維持するための判断基
準となるものであり、作業者は、表示手段に表示された
車速となるように走行用の変速装置を操作することによ
り、刈跡を最良な仕上がり状態にすることが可能とな
る。
第2の特徴構成によれば、路上走行等の非刈取作業状態
で走行するときには、制御手段を制御停止状態に切換え
操作し、そして、刈取作業状態で走行するときには、制
御手段を制御作動状態に切換え操作する。
そして、制御手段が制御作動状態にあるときには、回転
速度検出手段にて検出されるモーアの回転速度に基づい
て演算手段が求めた車速になるように、制御手段が、車
速検出手段の情報に基づいて車速変更手段を制御するこ
とになり、これによって刈跡を最良な仕上がり状態にす
ることが可能となる。
〔効果〕
第1の特徴構成による効果は次の通りである。
すなわち、芝刈機においては、路上走行等の非刈取作業
状態で走行するときと刈取作業状態で走行するとき等に
合わせて適正な車速に調節できるように、本来的に、手
動操作自在な走行用の変速装置を備えさせる必要があ
る。そして、刈取作業状態においては、刈跡が最良な仕
上がり状態となるように、作業者が走行用の変速装置を
変速操作することになるが、その変速操作にあたり、表
示手段に表示された車速になるように変速操作すれば良
いものとなり、経験が浅くて慣れない作業者でも、刈跡
が最良な仕上がり状態となるように刈取作業を行うこと
が可能となるのである。
第2の特徴構成による効果は次の通りである。
上述の通り、芝刈機においては、本来的に、手動操作自
在な走行用の変速装置を備えさせる必要があり、そし
て、刈取作業状態においては、刈跡が最良な仕上がり状
態となるように、走行用の変速装置を変速操作する必要
があるが、制御手段を制御作動状態に切換え操作してお
けば、刈跡が最良な仕上がり状態となるように、走行用
の変速装置が自動的に変速操作されることになるのであ
り、もって、走行用の変速装置に対する特別な操作を行
うことなく刈跡が最良な仕上がり状態となる刈取作業を
行うことができるようになる。
〔実施例〕
第4図及び第5図に示すように、塔乗用の走行車体
(A)の下腹部と後部に左右にリール式モーア(1)を
装着して芝刈機を構成してある。
前記走行車体(A)について説明すれば、第1図にも示
すように、左右一対の前輪(2)及び左右一対の後輪
(3)を設けるとともに、それら一対の前輪(2)及び
一対の後輪(3)を各別に操作するステアリング用油圧
シリンダ(4),(5)を設けてある。そして、手動操
作自在な走行用の変速装置としての、前後進切換自在で
且つ前進変速並びに後進変速自在な静油圧式の変速装置
(6)を、エンジン(E)に連動連結するとともに、変
速ペダル(7)とステアリングハンドル(8)とを設け
てある。
前記走行車体(A)には制御装置(H)を備えてある。
この制御装置(H)には、一対の前輪(2)の向きを検
出するポテンショメータ(9)、一対の後輪(3)の向
きを検出するポテンショメータ(10)、前記ステアリン
グ用油圧シリンダ(4),(5)の制御弁(11),(1
2)、ステアリングハンドル(13)の操作位置を検出す
るポテンショメータ(14)、エンジン(E)の単位時間
当たりの回転数を検出するエンジン回転数検出器(1
5)、及び、走行変速装置(6)の変速アーム(6a)
(第3図参照)の位置を検出する車速検出用のポテンシ
ョメータ(16)を接続してあり、これらの検出信号が入
力されるようにしてある。また、車速を表示するための
表示器(17)なども接続してある。
このような構成によって、制御装置(H)が、ステアリ
ングハンドル(8)の操作位置をポテンショメータ(1
4)によって検出し、そのステアリング位置指令情報と
車輪向き検出用ポテンショメータ(9),(10)の検出
情報とに基づいて制御弁(11),(12)を作動させて、
前輪(2)と後輪を(3)を目標ステアリング位置へ操
作するようにしてある。また、車速の制御は、変速ペダ
ル(7)の踏み込み操作に連動した変速アーム(6a)の
揺動によって行うようにしてある。尚、エンジン回転数
検出器(15)と車速検出用ポテンショメータ(16)は車
速検出手段を構成しており、制御装置(H)は、これら
の検出情報に基づいて車速を算出するとともに、その算
出結果を表示器(17)に出力する表示処理を同時に行
う。
次に、リール式モーア(1)について説明する。
前記リール式モアー(1)は、螺旋状の回転刃体(1a)
が帯板状の固定刃(1b)とモアー支持枠(18)に設けて
構成したものであり、走行車体(A)の後部に配備され
た取付フレーム(19)に横方向に沿う姿勢で装着してあ
る。各モアー支持枠(18)の横一端部には、変速装置
(6)の油圧ポンプから送られる作動油によって駆動さ
れる油圧モータ(20)を取り付けてあり、この油圧モー
タ(20)によって回転刃体(1a)が回転駆動されるよう
にして構成してある。
前記リール式モアー(1)では、走行した距離に対して
回転刃体(1a)が芝にある一定の回数作用すると、要す
るに車速と回転刃体(1a)の回転速度が一定の関係にな
ると、刈跡の仕上がりが最適な状態となる。これに鑑み
て、この芝刈器には、負荷変動などによって回転刃体
(1a)の回転速度が変化しても、常に刈跡の仕上がりが
最適な状態となるように車速を調節する自動速度制御モ
ードが備わっている。
次に自動速度制御モードを行うための構成について説明
する。
前記制御装置(H)には、刈跡の仕上がりが最適な状態
となる際の、車速と回転刃体(1a)の回転速度との関係
をデータとして予め記憶してある。また、制御装置
(H)には、自動速度制御モードの開始指令を入力する
ための速度制御スイッチ(SW)を接続してある。
また、前記モアー支持枠(18)のそれぞれの他端部にモ
ーア(1)の回転速度を検出する回転速度センサ(21)
(回転速度検出手段に相当する)を設けてあり、これら
回転速度センサ(21)の速度情報が制御装置(H)に電
圧値として入力されるようにしてある。また、変速装置
(6)の変速レバー(6a)を揺動操作する変速モータ
(22)(車速変更手段に相当する)を設けて、この変速
モータ(22)が制御装置(H)の指令によって正逆転駆
動するようにしてある。
前記制御装置(H)は、第2図に示すフローチャトに従
って車速の調節を行っていく。
前記制御装置(H)は、エンジン回転数検出器(15)と
車速検出用ポテンショメータ(16)で検出される情報に
基づいて実際の車速(VR)を算出し、それを表示器(1
7)に表示する。そして速度制御スイッチ(SW)がONが
否かを判別し、OFFであればリターンする。この場合、
車速は変速ペダル(7)の踏み込み操作によってのみ制
御されることになる。速度制御スイッチ(SW)がONであ
れば、3個の回転速度センサ(21)で検出される回転刃
体(1a)の回転速度を読み込んで平均演算するととも
に、その速度情報に基づいてデータ中から最適な目標車
速(VO)を演算してそれを実際の車速(VR)と共に表示
器(17)に表示する。
そして目標車速(VO)と実際の車速(VR)との大小を比
較し、目標車速(VO)が実際の車速(VR)よりも速い場
合には、変速モータ(22)を正転作動させて実際の車速
(VR)を増速してから、遅い場合には、変速モータ(2
2)を逆転作動させて実際の車速(VR)を減速してか
ら、ほぼ等しい場合には変速モータ(22)を停止してか
らリターンする。
尚、本実施例中では、最適な目標車速(VO)を演算する
演算手段(H1)と、演算結果に基づいて実際の車速
(VR)を制御する制御手段(H2)の両方を、制御装置
(H)が兼ね備えている。
〔別実施例〕
(a)前記回転速度検出手段は、エンジン回転数検出器
(15)によって検出されるエンジン回転数と、変速装置
(6)からの油圧モータ(20)への減速比とに基づいて
回転速度を求めるようにしてもよい。
(b)前記表示手段は、数値を表示するものでなくとも
よい。例えば、車速に応じて長さや面積を変更したり、
矢印などを移動させるような図形表示方式にしてもよ
い。
(c)前記車速変更手段には、油圧シリンダなどを利用
することも可能である。
(d)本考案は、走行車体(A)を遠隔操縦によって走
行させる芝刈機にも適用できるものである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にするために符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案に係る芝刈機の実施例を示し、第1図は制
御構成を示す概略図、第2図は速度制御のフローチャー
ト、第3図は変速アームの揺動構造を示す図、第4図は
全体側面図、第5図は全体平面図である。 (A)……走行車体、(H1)……演算手段、(H2)……
制御手段、(15),(16)……車速検出手段、(17)…
…表示手段、(21)……回転速度検出手段、(22)……
車速変更手段。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール式モーア(1)が、手動操作自在な
    走行用の変速装置(6)を備えた走行車体(A)に装着
    され、このリール式モーア(1)の回転速度を検出する
    回転速度検出手段(21)と、前記回転速度検出手段(2
    1)の速度情報に基づいて刈跡が最良となる車速を演算
    する演算手段(H1)と、演算された車速を表示する表示
    手段(17)とが備えられた芝刈機。
  2. 【請求項2】リール式モーア(1)が、手動操作自在な
    走行用の変速装置(6)を備えた走行車体(A)に装着
    され、このリール式モーア(1)の回転速度を検出する
    回転速度検出手段(21)と、前記走行車体(A)の車速
    を検出する車速検出手段(15),(16)と、前記変速装
    置(6)を操作して前記走行車体(A)の車速を変更す
    る車速変更手段(22)と、前記回転速度検出手段(21)
    の速度情報に基づいて刈跡が最良となる車速を演算する
    演算手段(H1)と、演算された車速になるべく前記車速
    検出手段(15),(16)の情報に基づいて車速変更手段
    (22)を制御し、且つ、制御作動状態と制御停止状態と
    に切換え操作自在な制御手段(H2)とが備えられた芝刈
    機。
JP1989145055U 1989-12-15 1989-12-15 芝刈機 Expired - Lifetime JPH0729805Y2 (ja)

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JP1989145055U JPH0729805Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 芝刈機

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JPH0383016U JPH0383016U (ja) 1991-08-23
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4502695B2 (ja) * 2004-04-20 2010-07-14 富士通株式会社 電子機器の支持装置
KR101606125B1 (ko) * 2010-01-13 2016-03-24 가부시키가이샤 아이에이치아이 잔디깎기 차량

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60156922U (ja) * 1984-03-29 1985-10-18 株式会社 神崎高級工機製作所 モア駆動装置

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JPH0383016U (ja) 1991-08-23

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