JPH04210464A - 電気伝導性透明ハイバリヤーフイルム - Google Patents

電気伝導性透明ハイバリヤーフイルム

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JPH04210464A
JPH04210464A JP34124390A JP34124390A JPH04210464A JP H04210464 A JPH04210464 A JP H04210464A JP 34124390 A JP34124390 A JP 34124390A JP 34124390 A JP34124390 A JP 34124390A JP H04210464 A JPH04210464 A JP H04210464A
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film layer
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Koji Hakoda
箱田 耕二
Tadahiro Inamori
忠広 稲守
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】
本発明は透明性、電気伝導性2ガス遮断性などの高機能
性を有するフィルム、なかんずく包装材料用に適した電
気伝導性透明バイバリヤーフィルムに関する。
【従来の技術】
従来より透明合成樹脂系フィルム−■二に酸化珪素系薄
膜を形成した、透明性、ガスバリヤ−性を有する包装用
フィルムか知られている(例えば特公昭52−4851
0号公報、実公昭52−3418号公報など)。また食
品包装フィルムの保存性を高めるため、あるいは電子部
品などの静電気障害を受けやすい内容物を保護するため
に金属蒸着膜や金属箔を貼合した包装用フィルムも知ら
れているが、透明性、電気伝導性、ガス遮断性などを併
せ持つものは未たに知られていない。 たとえば、合成樹脂系フィルムの表面に酸化珪素系薄膜
を蒸着したものか透明性、ガスバリヤ−性を有する包装
用フィルムとして知られている。 しかしなからこれはしI〜ルト処理の如き高温、高湿処
理によりガスバリアヤー性か大幅に低下するようなこと
はないか、極僅かなから珪素酸化物蒸着膜に存在する微
少ピンホール、微少クシツクなどの欠陥のためにたとえ
ば透湿度、酸素透過率などの特性か低下するのか普通て
あって必ずしも満足てきるものてはなく、さらに電気伝
導性において劣るため電子部品などの静電気障害を受け
やすい内容物を保護するための包装用フィルムとしては
不満足なものであるという問題点かあった。 さらには透湿度、酸素透過率の小さい、電気伝導性も優
れた透明なフィルムを得ようとして珪素酸化物蒸着膜の
厚みを厚くすることも試みられたか、実際問題としては
、単に厚みを増加しても微少ピンホール、微少クラック
などの欠陥は改良されることなく、得られる膜の着色か
濃くなるたけであって透明性か悪くなるという新たな問
題点か生した。そのうえ電気伝導性をもたせる為には酸
化錫などを同時蒸着する必要かあり特別な蒸着技術や設
備か必要であるという問題点かあった。 また透明フィルムに金属扉着層を設けたり金属箔をラミ
ネートした包装用フィルムか知られている。このフィル
ムは電気伝導−とい−j 、’;y+においては満足で
きるものである。しかl、2なから不透明であるために
包装内容物を11視下確認゛Cぎないという問題点かあ
った。
【発明の目的】
本発明は従来の透明性、ガスバリヤ−性や電気伝導性フ
ィルムの前記種々の問題点を解決することか目的である
。 すなわち、本発明は透明性、電気伝導性、ガス遮断性な
どの高機能性をイ(し、透明性であるため包装内容物を
目視て確認でき、電気伝導性であるため電子部品などの
静電気障害を受けやすい包装内容物を静電気障害から保
護てき、また粉体の医薬品や食品を高速充填する場合に
問題となる静電気障害を防止てき、ガス遮断性であるか
ら包装内容物を酸素、水分などから保護しうろことかて
きる電気伝導性透明パイバリヤーフィルムを提供するこ
とにある。
【発明の構成] 本発明の電気伝導性透明パイバリヤーフィルムは、10
合成樹脂系フィルム(A)の少なくとも片面に酸化珪素
系(SiO□ 1≦x〈2)薄膜層(B)および金属薄
膜層(C)を設けた構成、さらに具体的には、21合成
樹脂系フィルム(A)、酸化珪素系薄膜層(B)および
金属薄膜層(C)か、■A/B/C1■A/C/Bの何
れかの順に積層されてなる構成にしたことを特徴とする
。 さらにまた、これらの構成の最外層にポリオレフィン系
合成樹脂などからなるヒートシール層(D)を設けるよ
うにしてもよい。 本発明は上記構成、すなわち酸化珪素系ガスバリヤ−層
と金属薄膜層とを積層することによってそれぞれを単独
て合成樹脂系フィルムに蒸着した物の個々のバリヤー性
能から予測てきるものより格段に優れたバリヤー性能か
えられる。このバリヤー性能の向上は金属薄膜と酸化珪
素を積層することにより、この界面に新規なガスバリヤ
−性の層か形成されることに起因すると考えられる。さ
らにまたこの様な構成としたのてレトルト殺菌処理の如
き過酷な高温、高湿処理後においても良好なガスバリヤ
−性と電気伝導性か得られる電気伝導性透明ハイバリヤ
ーフィルムを提供することを可能としたものである。 本発明の電気伝導性透明ハイバリヤーフィルムにおいて
用いる合成樹脂系フィルム(A)としては特に制限はな
く、充分な自己保持性、耐熱性、フレキシビリティ、透
明性を有するものてあればいずれも用いられる。たとえ
ばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
、ナイロン6、ナイロン12などのポリアミド、ポリプ
ロピレン、ポリ4メチルペンテン1などのポリオレフィ
ンなどの合成樹脂系フィルムて、厚さとしては4〜10
0gm 、好ましくは9〜25gm程度のものを用いる
のか、しわや亀裂などのない電気伝導性透明ハイバリヤ
ーフィルムの製造か連続的に大菫生産てきる点から好ま
しい。 また合成樹脂系フィルム(A)は、−軸延伸や二軸延伸
されたちのてあってもよく、光沢、強度などの面からは
二軸延伸されたものか好ましく用いられる。 また・合成樹脂系フィルムfA)は、その表面かコロナ
放電処理、低温ブラスマ処理なとの表面処理かなされた
ものであってもよく、一般にフィルムと蒸漬した珪素酸
化物との密着性を良くすることかてきC好ましい。 ざらにまた合成樹脂系フィルム(A)は、その表面に上
−や層を設けたちのてあってもよく、下塗層を形成する
だめの樹脂とし・てば、たとえば熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂、電子線硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂のいずれ
もか用いられ、たとえばアクリル系極脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、ポリヒニルフチラール、ボリカー
ホネート、ニトロセルロース、セルロースアセテート、
ウレタン系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、尿素−
メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、アルキッド系樹脂、
アミノアルキッド系樹脂、ロジン変性マレイン耐樹脂な
どの中独または混合物や、シランカップリンク剤か好ま
しく用いられる。 下塗層の形成には、前記F塗層を形成するための樹脂の
有機溶剤溶靜、水溶液などやカッブリ、ミク剤ヲローJ
レコーティンク〃1、り0ンヒアコ−i’ インクU1
、リバースコープインク〃1、 スフ゛L・・イエ1−
デインク法なとの通畠のコーティシク〃、により塗4〕
シ、乾繰(熱硬化セ1樹脂、電子線硬化性樹脂、紫外線
硬化性樹脂なとの場合は硬化)することに−よって行な
われる。 酸化珪素系薄膜層(B)としては、%10、(x−=1
.0〜2.0.好ましくはx=1.[]−川用8)を1
体とするか、少優のAl2O3、MgO,ZnO1T1
02なとの他の金属化合物を含有していてもよい。その
形成には高周波加熱真空蒸着や電子−ヒーム加熱へ着な
どか使われる。SiOつのXか1.0以下では透明性と
ガスバリヤ−性に劣り、2.0ては透明性に優れるもの
のガスバリヤ−性に劣るなどの問題かあるのて好ましく
ない。 珪素酸化物蒸着膜の厚さとしては特に制限はないか、そ
の製品の用途と所望される性能などによって適宜選択決
定されるか、ガスバリヤ−性と耐屈曲性などを考慮して
通常は300〜2000人程度の範囲から、好ましくは
500〜1. Ofl O人程度の範囲がら選ばれる。 300人以Fてはバリヤー性に劣り、2 [100入具
Fては透明性に劣るばかりが、耐屈曲性にも劣り、また
Sin、、膜の応力により後工程ての作業に支障をきた
したり、経済性に劣るなとの問題かあるので好ましくな
い。 金属薄膜層(C)としては、特に制限はないか光線透過
率か10%以上、好ましくは40〜50%、表面電気抵
抗か106Ω/ロ以下、好ましくは10’Ω/口以下と
する為には、たとえばAI、Ni、(:r、Ti、Au
、 Ag、 Cu、 Ptなどの金属単体もしくはその
合金か好ましく用いられる。金属の種類にもよるかL記
の光線透過率かえられる金属または合金の膜厚はおおむ
ね30Å以上程度、好ましくは30〜100人程度の範
囲である。その形成には高周波加熱真空蒸着や電子ビー
ム加熱蒸着などが使われる。光線透過率を10%以下て
は透明性に劣り、表面電気抵抗か106Ω/ロ以七ては
電気伝導性に劣るなどの問題かあるのて好ましくない。 つぎに実施例をあげて本発明を説明する。尚、表1に実
施例と比較例のデータをまとめた。 【実施例および比較例] 実施例1 厚さ25gmの二軸延伸されたポリエチレンプレフタレ
ートの透明フィルムを基材(A)とし、真空槽内をあら
かしめ5 X In−5Torrに排気した後、−酸化
珪素を蒸発源として電子ビーム加熱方式て蒸発させ、基
材−Lに酸化珪素薄膜層(B)を形成した。形成された
酸化珪素薄膜層(B)の厚さは約600人てあり、その
組成はESCAて分析したところ、5inX(X = 
1.7 )てあった。次いて酸化珪素薄膜層の面上にア
ルミニウムを約50人に蒸着して光線透過率45%の金
属薄膜層(C)を形成して、本発明の電気伝導性透明バ
イバリヤーフィルムを得た。(A/B/C) 比較例1 実施例1において金属Nv、層(C)を設けなかった場
合(A/B)の電気伝導性透明バイバリヤーフィルムの
緒特性は表1に示すように実施例1に比べ電気伝導性は
不満だなるものてあった。 実施例2 厚さlz用瓢の二、軸延伸されたポリエチレンデレフタ
レ−1〜の透明フィルムを基材(A)とし、実施例1と
同様にして該基材の面上にアルミニウムを約50人に蒸
着して光線透過=v50%の金属薄膜層(C)を形成し
た後、実施例1と同様にして該金属薄膜層の面上に厚さ
か約300人で、その組成か5inX(X = 1.7
 )である酸化珪素薄膜層(B)を形成して、本発明の
電気伝導性透明バイバリヤーフィルムを得た。(A/C
/B) 比較例2 実施例2において、酸化珪素薄膜層CB)を設けなかっ
た場合(A/C)の電気伝導性透明バイバリヤーフィル
ムの緒特性は表1に示すように、実施例2に比べ、バリ
ヤー性は不満足なるものであった。 実施例3 厚さ25ルーの二軸延伸されたポリエチレンテレフタレ
ー1−の透明フィルムを基材(A)とし、真空槽内をあ
らかしめ5 X 10−’Torrに排気した後、珪素
粉末と二酸化珪素粉末の等モル混合したものを蒸発源と
して電子ヒーム加熱方式で蒸発させ、基材上に酸化珪素
薄膜層(B)を形成した。形成された酸化珪素薄膜層(
B)の厚さは約900λであり、その組成はSin、、
(X = 1.5 ンてあった。次いて酸化珪素薄膜層
の面上にクロムを約5D人に蒸着して光線透過率45%
の金属薄膜層(C)を形成して、本発明の電気伝導性透
明ハイ八リヤーフィルムを得た。(A/B/C) 比較例3 厚さ12ルmの二軸延伸されたポリエチレンテレフタレ
ートの透明フィルムを基材(A)とし、実施例3におけ
る蒸発源として珪素粉末と二酸化珪素粉末の等モル混合
したものにかえて二酸化珪素を、クロムにかえてニッケ
ルを蒸発源としたほかは実施例3と同様にして、基材(
A)の面上に厚さか約500人、その組成か5inX(
X =2 )の酸化珪素薄膜層(B)を、次いてその面
上に厚さか約60IL11.光線透過率か40%のニッ
ケル金属薄膜層(C)形成した。 実施例4 厚さ12grsの一軸延伸されたポリエチレンプレフタ
レートの透明フィルムを基材(A)とし、実施例1と同
様にして該基材の面−Fにチタニウムを約30人に蒸着
して光線透過率55%の金属薄膜層(C)を形成した後
、酸素ガスを導入し2なから酸素分圧8X 10−’T
orr中て珪素を蒸発源とし・て反応性基発注て、基材
上に酸化珪素薄膜層(B)を形成した。形成された酸化
珪素薄膜層(B)の厚さは約300人てあり、その組成
は5inX(X −1,2)てあフたウ (A/C/B
) 実施例5 実施例1て得た。透明ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムを基材(A)と基材上に形成した酸化珪素薄膜層(
B)と酸化珪素薄膜層上に形成したアルミニウムからな
る電気伝導性透明バイバリヤーフィルムのアルミニウム
の面上に、アクリル樹脂系塗液を塗布乾燥して厚さ約1
w−の透明樹脂保護層を形成し、ポリエチレンテレフタ
レート基材の面上には厚さ60勝−のポリエチレン樹脂
を押出しラミネー1〜して複合フィルムを得た。 実施例6 実施例2て得た透明ポリエチレンテレフタシー1〜フイ
ルムを基材(A)と基材上に形成したアルミニウム金属
薄膜層(C)と酸化珪素薄膜層(B)とからなる電気伝
導性透明バイバリヤーフィルムのポリエチレンテレフタ
レート基材の面」−に厚さ60μlのポリエチレン樹脂
を押出しラミネートして複合フィルムを得た。 【発明の作用効果】 本発明は、前記構成、即ち酸化珪素系ガスバリヤ−層(
B)と金属薄膜層(C)の2層か存在するため、その相
互作用により極めて優れた透明性、ガスバリヤ−性と電
気伝導性を発揮する。したかって、透明性であるため包
装内容物を目視て確認することかてき、電気伝導性であ
るため電子部品などの静電気障害を受けやすい包装内容
物を静電気障害から保護することかてき、また粉体の医
薬品や食品を高速充填する場合に問題となる静電気障害
を防止することかてき、ガス遮断性であるから包装内容
物を酸素、水分なとがら保護4−ることかてきるという
極めて優れた作用効果を発揮する。
【特許出願人】 尾池I丁業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂系フィルム(A)の少なくとも片面に酸化
    珪素系(SiO_x、1≦x<2)薄膜層(B)および
    金属薄膜層(C)を設けることを特徴とする電気伝導性
    透明ハイバリヤーフイルム。 2 合成樹脂系フィルム(A)、酸化珪素系薄膜層(B
    )および金属薄膜層(C)が、 (1)A/B/C (2)A/C/B の順に積層されてなる請求項1記載の電気伝導性透明ハ
    イバリヤーフイルム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1134073A1 (en) * 2000-03-14 2001-09-19 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Gas barrier film
JP2001341225A (ja) * 2000-05-30 2001-12-11 Toppan Printing Co Ltd 透明なガスバリア性積層フィルムおよびその製造方法

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1134073A1 (en) * 2000-03-14 2001-09-19 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Gas barrier film
EP1522403A3 (en) * 2000-03-14 2008-10-22 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Gas barrier film
JP2001341225A (ja) * 2000-05-30 2001-12-11 Toppan Printing Co Ltd 透明なガスバリア性積層フィルムおよびその製造方法

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