JPH04210308A - ツールチャック - Google Patents
ツールチャックInfo
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- JPH04210308A JPH04210308A JP41905990A JP41905990A JPH04210308A JP H04210308 A JPH04210308 A JP H04210308A JP 41905990 A JP41905990 A JP 41905990A JP 41905990 A JP41905990 A JP 41905990A JP H04210308 A JPH04210308 A JP H04210308A
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims abstract description 15
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 3
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 2
- 230000009365 direct transmission Effects 0.000 abstract 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、電動ドリル
のドリルビット、電動ドライバーのドライバビット等の
ツールを挾持するツールチャックに関し、さらに詳しく
は、チャックハンドルを用いないで締付は操作すること
ができるツールチャックに関する。 [0002]
のドリルビット、電動ドライバーのドライバビット等の
ツールを挾持するツールチャックに関し、さらに詳しく
は、チャックハンドルを用いないで締付は操作すること
ができるツールチャックに関する。 [0002]
【従来の技術】従来、上述のツールチャックとしては、
例えば、操作リングを回動操作してチャック本体に遊嵌
したナツトリングを回動じ、このナツトリングの回動に
より複数本の各チャック爪をツール挟持方向にネジ送り
して、これら各チャック爪でツールを締付は固定するツ
ールチャック(実開昭61189509号公報参照)が
ある。 [0003]
例えば、操作リングを回動操作してチャック本体に遊嵌
したナツトリングを回動じ、このナツトリングの回動に
より複数本の各チャック爪をツール挟持方向にネジ送り
して、これら各チャック爪でツールを締付は固定するツ
ールチャック(実開昭61189509号公報参照)が
ある。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のツール
チャックは、手動操作による操作リングの回動力をナツ
トリングのネジ送りによって増幅し、複数本の各チャッ
ク爪を拡縮動作する方向に変換するので、チャックハン
ドルを用いた場合と等価な締付は力が得られず、ネジ送
り機構によって増幅されるトルクよりも高い締付は力を
得ることは構造的に困難であるため、作業時に於いてツ
ールと各チャック爪とにガタ付きや緩みが生じやすく、
高トルクを必要とする使用条件には不適用であるという
問題点を有している。 [0004] この発明は上記問題に鑑み、操作リング
を回動操作するだけでツールを強固に締付は固定するこ
とができ、締付は固定及び固定解除の操作が容易に行え
るツールチャックの提供を目的とする。 [0005]
チャックは、手動操作による操作リングの回動力をナツ
トリングのネジ送りによって増幅し、複数本の各チャッ
ク爪を拡縮動作する方向に変換するので、チャックハン
ドルを用いた場合と等価な締付は力が得られず、ネジ送
り機構によって増幅されるトルクよりも高い締付は力を
得ることは構造的に困難であるため、作業時に於いてツ
ールと各チャック爪とにガタ付きや緩みが生じやすく、
高トルクを必要とする使用条件には不適用であるという
問題点を有している。 [0004] この発明は上記問題に鑑み、操作リング
を回動操作するだけでツールを強固に締付は固定するこ
とができ、締付は固定及び固定解除の操作が容易に行え
るツールチャックの提供を目的とする。 [0005]
【課題を解決するための手段】この発明は、上記トルク
アップ機構を、前記操作リングの内周部であって上記ナ
ツトリングの基端側端面と対向する位置にチャック本体
の軸中心線に対して所定角度に傾斜させて入出力リング
を遊嵌し、該入出力リングとナツトリングとの対向側端
面に歯数差を有するベベルギヤを刻設して歯合し、前記
チャック本体の外周部であって上記入出力リングの基端
側端面と対向する位置に固定リングを遊嵌し、該固定リ
ングと入出力リングとの対向側端面に相互が係合する係
合部を刻設すると共に、上記固定リングとチャック本体
との対向面にナツトリングの締付けによる反力で圧接固
定される圧接部を設けて構成したツールチャックである
ことを特徴とする。 [0006]
アップ機構を、前記操作リングの内周部であって上記ナ
ツトリングの基端側端面と対向する位置にチャック本体
の軸中心線に対して所定角度に傾斜させて入出力リング
を遊嵌し、該入出力リングとナツトリングとの対向側端
面に歯数差を有するベベルギヤを刻設して歯合し、前記
チャック本体の外周部であって上記入出力リングの基端
側端面と対向する位置に固定リングを遊嵌し、該固定リ
ングと入出力リングとの対向側端面に相互が係合する係
合部を刻設すると共に、上記固定リングとチャック本体
との対向面にナツトリングの締付けによる反力で圧接固
定される圧接部を設けて構成したツールチャックである
ことを特徴とする。 [0006]
【作用】この発明は、ツールを締付は固定する場合、ツ
ールを挟持するまでは各チャック爪に反力が作用してお
らず、チャック本体と固定リングとの圧接部が離間して
いるので、操作リングの回動操作により各リングがベベ
ルギヤの歯合抵抗で一体的に回動し、ナツトリングのネ
ジ送りにより各チャック爪を緊縮摺動させてツールを挟
持すると、その反力でナツトリングが後退してチャック
本体と固定りングとを圧接固定するので、トルクアップ
機構により減速作用が発生する。 [0007]すなわち、操作リングを回動操作すると、
チャック本体の軸中心線に対して入出力リングの軸中心
線が所定角度に傾斜しているので、入出力リングの係合
部が固定リングとの接触位置を順次移行しながら回転し
、さらに、この入出力リングの回転がナツトリングに伝
達されるとき、入出力リングとナツトリングとの対向側
端面に刻設したベベルギヤの歯数差分だけナツトリング
が減速して回転され、ナツトリングの回転で各チャック
爪をネジ送りしてツールを締付は固定する。 [0008]次に、ツールの締付は固定を解除する場合
、操作リングを緩み方向に回動すると、回動開始時はチ
ャック本体と固定リングとが圧接固定されているため、
トルクアップ機構による減速作用が瞬間的に発生して各
チャック爪を強制的に後退させ、その反力でナツトリン
グが前進してチャック本体と固定リングとの圧接固定を
解除するので、操作リングの回動操作により各リングが
一体的に回動じ、ナツトリングのネジ送りにより各チャ
ック爪を拡張摺動じてツールの締付は固定を解除する。 [0009]
ールを挟持するまでは各チャック爪に反力が作用してお
らず、チャック本体と固定リングとの圧接部が離間して
いるので、操作リングの回動操作により各リングがベベ
ルギヤの歯合抵抗で一体的に回動し、ナツトリングのネ
ジ送りにより各チャック爪を緊縮摺動させてツールを挟
持すると、その反力でナツトリングが後退してチャック
本体と固定りングとを圧接固定するので、トルクアップ
機構により減速作用が発生する。 [0007]すなわち、操作リングを回動操作すると、
チャック本体の軸中心線に対して入出力リングの軸中心
線が所定角度に傾斜しているので、入出力リングの係合
部が固定リングとの接触位置を順次移行しながら回転し
、さらに、この入出力リングの回転がナツトリングに伝
達されるとき、入出力リングとナツトリングとの対向側
端面に刻設したベベルギヤの歯数差分だけナツトリング
が減速して回転され、ナツトリングの回転で各チャック
爪をネジ送りしてツールを締付は固定する。 [0008]次に、ツールの締付は固定を解除する場合
、操作リングを緩み方向に回動すると、回動開始時はチ
ャック本体と固定リングとが圧接固定されているため、
トルクアップ機構による減速作用が瞬間的に発生して各
チャック爪を強制的に後退させ、その反力でナツトリン
グが前進してチャック本体と固定リングとの圧接固定を
解除するので、操作リングの回動操作により各リングが
一体的に回動じ、ナツトリングのネジ送りにより各チャ
ック爪を拡張摺動じてツールの締付は固定を解除する。 [0009]
【発明の効果】この発明によれば、操作リングの回動力
を入出力リングの外周側から入力し、入出力リングとナ
ツトリングとの対向側端面に刻設したベベルギヤを介し
て動力伝達するので、遊星歯車機構等で操作リングの回
転を減速するよりも動力伝達経路の構成及び構造を簡素
化することができ、且つ、入出力リングとナツトリング
との対向側端面にベベルギヤを刻設するため人出カリン
グの外径寸法を小さくすることができ、トルクアップ機
構の小型化が図れると共に、操作リングの回転がベベル
ギヤの歯数差により大きく減速されるので、操作リング
の回動力をナツトリングに直接伝達するよりも高いトル
クが得られ、使用条件に応じた高いトルクでもってツー
ルを強固に締付は固定することができる。 [0010]Lかも、ツールを締付は固定するまでの回
動操作途中と、締付は解除後の回動操作途中に於いて、
チャック本体と固定リングとの圧接固定が解除されるた
め各リングを一体的に回動することができ、操作リング
の回動操作により複数本の各チャック爪を迅速に拡縮動
作させてツールを締付は固定又は固定解除することがで
き、操作性に優れている。 [00111さらに、操作リングを緩み方向に回動操作
して各チャック爪を拡張するが、これら各チャック爪が
拡げ方向の限界位置に至っても、ナツトリングの反力が
圧接部を離間する方向に作用するため固定リングが空回
りし、これら各チャック爪が拡げ限界位置で固定される
のを防止することができる。 [0012]
を入出力リングの外周側から入力し、入出力リングとナ
ツトリングとの対向側端面に刻設したベベルギヤを介し
て動力伝達するので、遊星歯車機構等で操作リングの回
転を減速するよりも動力伝達経路の構成及び構造を簡素
化することができ、且つ、入出力リングとナツトリング
との対向側端面にベベルギヤを刻設するため人出カリン
グの外径寸法を小さくすることができ、トルクアップ機
構の小型化が図れると共に、操作リングの回転がベベル
ギヤの歯数差により大きく減速されるので、操作リング
の回動力をナツトリングに直接伝達するよりも高いトル
クが得られ、使用条件に応じた高いトルクでもってツー
ルを強固に締付は固定することができる。 [0010]Lかも、ツールを締付は固定するまでの回
動操作途中と、締付は解除後の回動操作途中に於いて、
チャック本体と固定リングとの圧接固定が解除されるた
め各リングを一体的に回動することができ、操作リング
の回動操作により複数本の各チャック爪を迅速に拡縮動
作させてツールを締付は固定又は固定解除することがで
き、操作性に優れている。 [00111さらに、操作リングを緩み方向に回動操作
して各チャック爪を拡張するが、これら各チャック爪が
拡げ方向の限界位置に至っても、ナツトリングの反力が
圧接部を離間する方向に作用するため固定リングが空回
りし、これら各チャック爪が拡げ限界位置で固定される
のを防止することができる。 [0012]
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。 [00131図面は電動ドリルのドリルビット等のツー
ルを挟持するために用いられるツールチャックを示し、
図1に於いて、このツールチャック1は、円筒形状に形
成したチャック本体2の中央部外周面から先端部中心面
に貫通して、チャック本体2の軸中心線に向けて集合す
る方向に3本の各ガイド孔3・・・を形成し、これら各
ガイド孔3・・・に3本の各チャック爪4・・・を拡縮
方向のみ摺動可能に挿入している。 [0014]上述のチャック本体2の中央部外周面には
、3本の各ガイド孔3・・・の後端部を切欠いて形成し
た環状切欠き部5に、分割可能に構成したナツトリング
6を分割リング6b、6bとに分割して遊嵌した後、こ
れら分割りング6b、6bの外周面に出力リング7を一
体的に圧入固定して、このナツトリング6の内周面に螺
刻した酸ネジ6aと、3本の各チャック爪4・・・の基
端側外周面に螺刻した各雄ネジ4a・・・とを螺合して
、このナツトリング6の正逆回動で3本の各チャック爪
4・・・を各ガイド孔3・・・に沿って拡縮方向にネジ
送りする。 [0015]一方、チャック本体2の先端側外周面に操
作リング8を回転可能に遊嵌し、同チャック本体2の基
端側外周面に保持リング12を回動固定すると共に、こ
の操作リング8と保持りング12との対向側周面を回転
可能に遊嵌している。 [0016]上述のナツトリング6と操作リング8との
間には、3本の各チャック爪4・・・に螺合したナツト
リング6と、ナツトリング6に圧入固定した出力リング
7と、操作リング8の中央部内周面に遊嵌した入出力リ
ング9と、チャック本体2の中央部外周面に遊嵌した固
定リング10とから構成されるトルクアップ機構11を
介設している。 [0017]上述の操作リング8の内周面には、図2及
び図3にも示すように、チャック本体2の軸中心線Bに
対してθ角度傾斜した軸中心線Cを中心としてガイド溝
13を刻設すると共に、この操作リング8の内周面に刻
設したガイド溝13と、入出力リング9の外周面に刻設
したガイド溝14との間に多数の各ポールベアリング1
5・・・を転動可能に保持して、チャック本体2の軸中
心線Bに対して入出力リング9の軸中心線りをθ角度傾
斜した姿勢に保持し、操作リング8の回動操作により入
出力リング9の軸中心線りをθ角度傾斜した姿勢のまま
正逆回転する。 [0018]前述の出力リング7と入出力リング9との
対向側端面には第1ベベルギヤ16を介設し、一方、入
出力リング9と固定リング10との対向側端面には第2
ベベルギヤ17を介設している。 [0019]上述の第1ベベルギヤ16は、出力リング
7の基端側端面に刻設したギヤ18と、これと対向して
入出力リング9の先端側端面に刻設したギヤ19との一
部分を歯合している。すなわち、操作リング8を回動操
作して入出力リング9を0角度傾斜した姿勢のままで正
逆回転させると、出カリシグアと入出力リング9との対
向側端面に刻設したギヤ18.19の歯数差により、歯
数の多い分だけ操作リング8の回転が大きく減速さね、
この入出力リング9の出力がトルクアップじた出力とな
る。
述する。 [00131図面は電動ドリルのドリルビット等のツー
ルを挟持するために用いられるツールチャックを示し、
図1に於いて、このツールチャック1は、円筒形状に形
成したチャック本体2の中央部外周面から先端部中心面
に貫通して、チャック本体2の軸中心線に向けて集合す
る方向に3本の各ガイド孔3・・・を形成し、これら各
ガイド孔3・・・に3本の各チャック爪4・・・を拡縮
方向のみ摺動可能に挿入している。 [0014]上述のチャック本体2の中央部外周面には
、3本の各ガイド孔3・・・の後端部を切欠いて形成し
た環状切欠き部5に、分割可能に構成したナツトリング
6を分割リング6b、6bとに分割して遊嵌した後、こ
れら分割りング6b、6bの外周面に出力リング7を一
体的に圧入固定して、このナツトリング6の内周面に螺
刻した酸ネジ6aと、3本の各チャック爪4・・・の基
端側外周面に螺刻した各雄ネジ4a・・・とを螺合して
、このナツトリング6の正逆回動で3本の各チャック爪
4・・・を各ガイド孔3・・・に沿って拡縮方向にネジ
送りする。 [0015]一方、チャック本体2の先端側外周面に操
作リング8を回転可能に遊嵌し、同チャック本体2の基
端側外周面に保持リング12を回動固定すると共に、こ
の操作リング8と保持りング12との対向側周面を回転
可能に遊嵌している。 [0016]上述のナツトリング6と操作リング8との
間には、3本の各チャック爪4・・・に螺合したナツト
リング6と、ナツトリング6に圧入固定した出力リング
7と、操作リング8の中央部内周面に遊嵌した入出力リ
ング9と、チャック本体2の中央部外周面に遊嵌した固
定リング10とから構成されるトルクアップ機構11を
介設している。 [0017]上述の操作リング8の内周面には、図2及
び図3にも示すように、チャック本体2の軸中心線Bに
対してθ角度傾斜した軸中心線Cを中心としてガイド溝
13を刻設すると共に、この操作リング8の内周面に刻
設したガイド溝13と、入出力リング9の外周面に刻設
したガイド溝14との間に多数の各ポールベアリング1
5・・・を転動可能に保持して、チャック本体2の軸中
心線Bに対して入出力リング9の軸中心線りをθ角度傾
斜した姿勢に保持し、操作リング8の回動操作により入
出力リング9の軸中心線りをθ角度傾斜した姿勢のまま
正逆回転する。 [0018]前述の出力リング7と入出力リング9との
対向側端面には第1ベベルギヤ16を介設し、一方、入
出力リング9と固定リング10との対向側端面には第2
ベベルギヤ17を介設している。 [0019]上述の第1ベベルギヤ16は、出力リング
7の基端側端面に刻設したギヤ18と、これと対向して
入出力リング9の先端側端面に刻設したギヤ19との一
部分を歯合している。すなわち、操作リング8を回動操
作して入出力リング9を0角度傾斜した姿勢のままで正
逆回転させると、出カリシグアと入出力リング9との対
向側端面に刻設したギヤ18.19の歯数差により、歯
数の多い分だけ操作リング8の回転が大きく減速さね、
この入出力リング9の出力がトルクアップじた出力とな
る。
【0020】実施例では入出力リング9の先端側端面に
刻設したギヤ19を歯数68に設定し、出力りング7の
基端側端面に刻設したギヤ18を歯数66に設定して、
これらギヤ18.19の歯数差を2歯に設定しているの
で、減速比が2 (歯)/66(歯)=1/33となり
、入力に対して約1/33の減速比が得られる。 [00211一方、前述の第2ベベルギヤ17は、入出
力リング9の基端側端面に刻設したギヤ20と、これと
対向して固定リング10の先端側端面に刻設したギヤ2
1との一部分を歯合すると共に、これらギヤ20.21
を同歯数に設定しているので、入力と出力とが同等とな
る。 [0022]前述のチャック本体2と固定リング10と
の対向周面には圧接面22.23を形成し、ツールAの
締付は時に於いて、ナツトリング6が締付けによる反力
で後退することことでチャック本体2の圧接面22と固
定リング10の圧接面23とが圧接され、チャック本体
2と固定リング10とを一体的に回動固定する。 [0023]前述の操作リング8の基端側内周面には、
固定リング10の基端側端面と対向してバネリング24
を挿入し、同バネリング24の後方側に抜止めリング2
5を圧入固定すると共に、同バネリング24の内周縁部
に形成した突出部24aを固定リング10の基端側端面
に刻設したノツチ面10aに係合している。すなわち、
操作リング8の回動操作時に、ノツチ面10aと突出部
24aとの係合により適宜ノツチ感触を付与すると共に
、チャック本体2の圧接面22と固定リング10の圧接
面23とを離間する方向に付勢し、且つ、ナツトリング
6の基端側端面と固定リング10の先端側端面とを圧接
する方向に付勢している。 [0024]図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、ツールチャック1の締付は操作及び解除操作
を説明する。 [0025]先ず、ツールAを3本の各チャック爪4・
・・で締付は固定する場合、操作リング8を締付は方向
に回動操作すると、回動開始時に於いて、ツールAと接
触するまでは各チャック爪4・・・に反力が作用してお
らず、バネリング24の付勢力で各リング6、 7.
8. 9. 10が軸方向に圧接固定され、且つ、チャ
ック本体2の圧接面22と固定リング10の圧接面23
とが離間しているので、固定りジグ10は回転可能なフ
リー状態にあり、操作リング8の回動操作により各リン
グ6、 7. 8゜9.10が一体的に回動して、操作
リング8の回動速度と等速でナツトリング6が回動され
、ナツトリング6の速いネジ送りで3本の各チャック爪
4・・・を緊縮摺動してツールAを挟持する。 [00261次に、ツールAに3本の各チャック爪4・
・・が接触すると、その反力でナツトリング6及び出力
リング7が後退し、且つ、チャック本体2の圧接面22
と固定リング10の圧接面23とが圧接固定されるため
、トルクアップ機構11により減速作用が発生する。 [0027]すなわち、操作リング8を回動操作して、
人出力リング9をO角度傾斜した姿勢のままで回転させ
ると、図3に示すように、チャック本体2の軸中心線B
に対して入出力りジグ9の軸中心線りが所定角度に傾斜
しているので、入出力リング9と固定リング10との対
向側端面に刻設した第2ベベルギヤ17のギヤ20,2
1がその歯合部分を円周方向に順次移行し、且つ、出力
リング7と入出力りジグ9との対向側端面に刻設した第
1ベベルギヤ16のギヤ18.19がその歯合部分を円
周方向に順次移行すると共に、これらギヤ18.19の
歯数差により入出力リング9の回転を減速して出力リン
グ7に動力伝達し、出力リング7及びナツトリング6の
一体的な回転で各チャック爪4・・・をネジ送りしてツ
ールAを高トルクで締付は固定する。 [0028]次に、ツールAの締付は固定を解除する場
合、操作リング8を緩み方向に回動操作すると、回動開
始時に於いて、チャック本体2の圧接面22と固定リン
グ10の圧接面23とが圧接固定されているため、トル
クアップ機構11による減速作用が瞬間的に発生して各
チャック爪4・・・を強制的に後退させ、その反力でナ
ツトづジグ6及び出力リング7が前進し、且つ、バネリ
ング24の付勢力で固定リング10を前進させて圧接面
22.23を離間すると共に、各リング6、 7. 8
. 9゜10を軸方向に圧接固定するので、操作りジグ
8の回動操作により各リング6、 7. 8. 9.
10が一体的に回動して、操作リング8の回動速度と等
速でナツトリング6が回動され、ナツトリング6のネジ
送りで3本の各チャック爪4・・・を拡張摺動して、ツ
ールAの締付は固定を解除する。 [0029]このように操作リング8の回動力を入出力
リング9の外周側から入力し、ナツトリング6と入出力
リング9との対向側端面に刻設した第1ベベルギヤ16
のギヤ18.19を介して動力伝達するので、遊星歯車
機構等で操作りジグ8の回転を減速するよりも動力伝達
経路の構成及び構造を簡素化することができ、且つ、ナ
ツトリング6と入出力リング9との対向側端面に第1ベ
ベルギヤ16のギヤ1.8.19を刻設するため各リン
グ7.9の外径寸法を小さくすることができ1機構全体
の小型化が図れると共に、操作リング8の回転が第1ベ
ベルギヤ16のギヤ18.19により大きく減速される
ので、操作リング8の回動力をナラ1〜りジグ6に直接
伝達するよりも高いトルクが得られ、使用条件に応じた
高いトルクでもってツールAを強固に締付は固定するこ
とができる。 [0030]Lかも、ツールAを締付は固定するまでの
回動操作途中と、締付は解除後の回動操作途中とに於い
て、チャック本体2と固定リング10との圧接固定が解
除されるため、各リング6、 7. 8. 9. 10
を一体的に正逆回動することができ、操作リング8の回
動操作によりナツトリング6を介して3本の各チャック
爪4・・・を迅速に拡縮動作させて、ツールAを締付は
固定又は固定解除することができ、操作性に優れている
。 [00311さらに、操作リング8を緩み方向に回動操
作して各チャック爪4・・・を拡張するが、これら各チ
ャック爪4・・・が拡げ方向の限界位置に至っても、ナ
ツトリング6の反力が圧接面22.23を離間する方向
に作用するため、固定リング10が空回りして、これら
各チャック爪4・・・が拡げ限界位置で固定されるのを
防止することができる。 [0032]この発明の構成と、上述の実施例との対応
に於いて、この発明の係合部は、実施例の第2ベベルギ
ヤ17及びギヤ20.21と対応し、以下同様に、圧接
部は、圧接面22.23とに対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。 [0033]上述の実施例では第1ベベルギヤ16を構
成するギヤ18.19の歯数差で減速しているが、第2
ベベルギヤ17を構成するギヤ20.21に歯数差を設
けて減速するもよい。
刻設したギヤ19を歯数68に設定し、出力りング7の
基端側端面に刻設したギヤ18を歯数66に設定して、
これらギヤ18.19の歯数差を2歯に設定しているの
で、減速比が2 (歯)/66(歯)=1/33となり
、入力に対して約1/33の減速比が得られる。 [00211一方、前述の第2ベベルギヤ17は、入出
力リング9の基端側端面に刻設したギヤ20と、これと
対向して固定リング10の先端側端面に刻設したギヤ2
1との一部分を歯合すると共に、これらギヤ20.21
を同歯数に設定しているので、入力と出力とが同等とな
る。 [0022]前述のチャック本体2と固定リング10と
の対向周面には圧接面22.23を形成し、ツールAの
締付は時に於いて、ナツトリング6が締付けによる反力
で後退することことでチャック本体2の圧接面22と固
定リング10の圧接面23とが圧接され、チャック本体
2と固定リング10とを一体的に回動固定する。 [0023]前述の操作リング8の基端側内周面には、
固定リング10の基端側端面と対向してバネリング24
を挿入し、同バネリング24の後方側に抜止めリング2
5を圧入固定すると共に、同バネリング24の内周縁部
に形成した突出部24aを固定リング10の基端側端面
に刻設したノツチ面10aに係合している。すなわち、
操作リング8の回動操作時に、ノツチ面10aと突出部
24aとの係合により適宜ノツチ感触を付与すると共に
、チャック本体2の圧接面22と固定リング10の圧接
面23とを離間する方向に付勢し、且つ、ナツトリング
6の基端側端面と固定リング10の先端側端面とを圧接
する方向に付勢している。 [0024]図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、ツールチャック1の締付は操作及び解除操作
を説明する。 [0025]先ず、ツールAを3本の各チャック爪4・
・・で締付は固定する場合、操作リング8を締付は方向
に回動操作すると、回動開始時に於いて、ツールAと接
触するまでは各チャック爪4・・・に反力が作用してお
らず、バネリング24の付勢力で各リング6、 7.
8. 9. 10が軸方向に圧接固定され、且つ、チャ
ック本体2の圧接面22と固定リング10の圧接面23
とが離間しているので、固定りジグ10は回転可能なフ
リー状態にあり、操作リング8の回動操作により各リン
グ6、 7. 8゜9.10が一体的に回動して、操作
リング8の回動速度と等速でナツトリング6が回動され
、ナツトリング6の速いネジ送りで3本の各チャック爪
4・・・を緊縮摺動してツールAを挟持する。 [00261次に、ツールAに3本の各チャック爪4・
・・が接触すると、その反力でナツトリング6及び出力
リング7が後退し、且つ、チャック本体2の圧接面22
と固定リング10の圧接面23とが圧接固定されるため
、トルクアップ機構11により減速作用が発生する。 [0027]すなわち、操作リング8を回動操作して、
人出力リング9をO角度傾斜した姿勢のままで回転させ
ると、図3に示すように、チャック本体2の軸中心線B
に対して入出力りジグ9の軸中心線りが所定角度に傾斜
しているので、入出力リング9と固定リング10との対
向側端面に刻設した第2ベベルギヤ17のギヤ20,2
1がその歯合部分を円周方向に順次移行し、且つ、出力
リング7と入出力りジグ9との対向側端面に刻設した第
1ベベルギヤ16のギヤ18.19がその歯合部分を円
周方向に順次移行すると共に、これらギヤ18.19の
歯数差により入出力リング9の回転を減速して出力リン
グ7に動力伝達し、出力リング7及びナツトリング6の
一体的な回転で各チャック爪4・・・をネジ送りしてツ
ールAを高トルクで締付は固定する。 [0028]次に、ツールAの締付は固定を解除する場
合、操作リング8を緩み方向に回動操作すると、回動開
始時に於いて、チャック本体2の圧接面22と固定リン
グ10の圧接面23とが圧接固定されているため、トル
クアップ機構11による減速作用が瞬間的に発生して各
チャック爪4・・・を強制的に後退させ、その反力でナ
ツトづジグ6及び出力リング7が前進し、且つ、バネリ
ング24の付勢力で固定リング10を前進させて圧接面
22.23を離間すると共に、各リング6、 7. 8
. 9゜10を軸方向に圧接固定するので、操作りジグ
8の回動操作により各リング6、 7. 8. 9.
10が一体的に回動して、操作リング8の回動速度と等
速でナツトリング6が回動され、ナツトリング6のネジ
送りで3本の各チャック爪4・・・を拡張摺動して、ツ
ールAの締付は固定を解除する。 [0029]このように操作リング8の回動力を入出力
リング9の外周側から入力し、ナツトリング6と入出力
リング9との対向側端面に刻設した第1ベベルギヤ16
のギヤ18.19を介して動力伝達するので、遊星歯車
機構等で操作りジグ8の回転を減速するよりも動力伝達
経路の構成及び構造を簡素化することができ、且つ、ナ
ツトリング6と入出力リング9との対向側端面に第1ベ
ベルギヤ16のギヤ1.8.19を刻設するため各リン
グ7.9の外径寸法を小さくすることができ1機構全体
の小型化が図れると共に、操作リング8の回転が第1ベ
ベルギヤ16のギヤ18.19により大きく減速される
ので、操作リング8の回動力をナラ1〜りジグ6に直接
伝達するよりも高いトルクが得られ、使用条件に応じた
高いトルクでもってツールAを強固に締付は固定するこ
とができる。 [0030]Lかも、ツールAを締付は固定するまでの
回動操作途中と、締付は解除後の回動操作途中とに於い
て、チャック本体2と固定リング10との圧接固定が解
除されるため、各リング6、 7. 8. 9. 10
を一体的に正逆回動することができ、操作リング8の回
動操作によりナツトリング6を介して3本の各チャック
爪4・・・を迅速に拡縮動作させて、ツールAを締付は
固定又は固定解除することができ、操作性に優れている
。 [00311さらに、操作リング8を緩み方向に回動操
作して各チャック爪4・・・を拡張するが、これら各チ
ャック爪4・・・が拡げ方向の限界位置に至っても、ナ
ツトリング6の反力が圧接面22.23を離間する方向
に作用するため、固定リング10が空回りして、これら
各チャック爪4・・・が拡げ限界位置で固定されるのを
防止することができる。 [0032]この発明の構成と、上述の実施例との対応
に於いて、この発明の係合部は、実施例の第2ベベルギ
ヤ17及びギヤ20.21と対応し、以下同様に、圧接
部は、圧接面22.23とに対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。 [0033]上述の実施例では第1ベベルギヤ16を構
成するギヤ18.19の歯数差で減速しているが、第2
ベベルギヤ17を構成するギヤ20.21に歯数差を設
けて減速するもよい。
【図1】ツールチャックの内部構造を示す縦断側面図。
【図21操作リングを示す縦断側面図。
【図3】入出力リングを示す縦断側面図。
A・・・ツール
B、 C,D・・・軸中心線
θ・・・角度
1・・・ツールチャック
2・・・チャック本体
4・・・チャック爪
6・・・ナツトリング
7・・・出力リング
8・・・操作リング
9・・・入出力リング
10・・・固定リング
11・・・トルクアップ機構
16・・・第1ベベルギヤ
18.19・・・ギヤ
22.23・・・圧接面
Claims (1)
- 【請求項1】チャック本体の先端側中心部に複数本の各
チャック爪を拡縮摺動可能に保持し、該チャック本体に
嵌着した操作リングの回動力をナットリングに伝達して
各チャック爪を拡縮方向にネジ送りするツールチャック
であって、上記操作リングとナットリングとの間に、該
操作リングの回転を減速してナットリングに伝達するト
ルクアップ機構を介設し、上記トルクアップ機構を、前
記操作リングの内周部であって上記ナットリングの基端
側端面と対向する位置にチャック本体の軸中心線に対し
て所定角度に傾斜させて入出力リングを遊嵌し、該入出
力リングとナットリングとの対向側端面に歯数差を有す
るベベルギヤを刻設して歯合し、前記チャック本体の外
周部であって上記入出力リングの基端側端面と対向する
位置に固定リングを遊嵌し、該固定リングと入出力リン
グとの対向側端面に相互が係合する係合部を刻設すると
共に、上記固定リングとチャック本体との対向面にナッ
トリングの締付けによる反力で圧接固定される圧接部を
設けて構成したツールチャック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41905990A JP2652727B2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | ツールチャック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41905990A JP2652727B2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | ツールチャック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04210308A true JPH04210308A (ja) | 1992-07-31 |
JP2652727B2 JP2652727B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=18526767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41905990A Expired - Lifetime JP2652727B2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | ツールチャック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2652727B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997027020A1 (en) * | 1996-01-22 | 1997-07-31 | Power Tool Holders Incorporated | Tool chuck |
US5871322A (en) * | 1994-12-22 | 1999-02-16 | Power Tool Holders Incorporated | Clamp screw |
US6050741A (en) * | 1998-01-30 | 2000-04-18 | Power Tool Holders Incorporated | Tool clamping device |
US6179512B1 (en) | 1998-05-29 | 2001-01-30 | Power Tool Holders Incorporated | Collet nut |
-
1990
- 1990-12-13 JP JP41905990A patent/JP2652727B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5871322A (en) * | 1994-12-22 | 1999-02-16 | Power Tool Holders Incorporated | Clamp screw |
WO1997027020A1 (en) * | 1996-01-22 | 1997-07-31 | Power Tool Holders Incorporated | Tool chuck |
US6050741A (en) * | 1998-01-30 | 2000-04-18 | Power Tool Holders Incorporated | Tool clamping device |
US6179512B1 (en) | 1998-05-29 | 2001-01-30 | Power Tool Holders Incorporated | Collet nut |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2652727B2 (ja) | 1997-09-10 |
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