JPH04209464A

JPH04209464A - けい光ランプ装置

Info

Publication number: JPH04209464A
Application number: JP2340588A
Authority: JP
Inventors: Kazuhisa Ogishi; 尾岸　和久
Original assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Current assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date: 1990-11-30
Filing date: 1990-11-30
Publication date: 1992-07-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、けい光ランプと点灯回路部品および始動回路
部品を備え、ねじ込み形口金を介してソケットに取付け
られるけい光ランプ装置に関する。

（従来の技術）従来、一端に白熱電球用のねじ込み形口金を備えたカバ
ー内に安定器などのような点灯回路部品および電子スタ
ータまたは点灯管などのような始動回路部品を収容し、
このカバーの他端にＵ字形、Ｗ字形、鞍形などのような
屈曲形けい光ランプを取付けたけい光ランプ装置が開発
されている。この種のけい光ランプ装置は、上記ねじ込
み形口金をソケットに装着して使用することができるの
で白熱電球と互換性を有し、省エネルギー光源として普
及しつつある。

ところで、この種のけい光ランプ装置において、カバー
内に収容する始動回路部品、例えば電子スタータは比較
的熱に弱く、カバー内に収容した安定器あるいはけい光
ランプから発せられる熱を受けて熱損傷したり特性が低
下するなどの心配がある。

このため、電子スタータの全部またはそのうちの熱に弱
い部品をカバーの端部に突設した口金を取付けるための
円筒部に収容する構造が提案されている。この場合、上
記電子スタータを回路基板に実装し、この回路基板を上
記円筒部に嵌合して円筒部内部を密封空間とし、安定器
を収容したカバーの内部に対して上記回路基板によって
熱遮蔽する構造が採用されている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上記のように円筒部内部を密封して熱隔
離するため円筒部に回路基板を嵌合すると、電子スター
タと安定器やけい光ランプ、または口金に対する配線の
引き回しが出来なくなる不具合がある。

本発明は、電子スタータ等の始動回路部品を円筒部に収
容する場合に、配線の引き回しが容易に行えるけい光ラ
ンプ装置を提供しようとするものである。

（課題を解決するための手段）本発明は上記目的を達成するため、始動回路部品を実装
した回路基板と円筒部との間に隙間を形成したことを特
徴とする。

また本発明は、始動回路部品を実装した回路基板に配線
用の貫通孔を形成したことを特徴とする。

（作用）本発明の構成によれば、回路基板と円筒部との間に隙間
が形成されるから、この隙間を通して配線の引き回しが
可能になる。

（実施例）以下本発明について、第１図および第２図に示す一実施
例にもとづき説明する。

図において１は合成樹脂からなるカバーであり、このカ
バー１の一端には円筒部２が一体に形成されている。こ
の円筒部２にはＥ２６形などのようなねじ込み形口金３
か被着され、接着剤またはかしめ等により固定されてい
る。

上記カバー１の他端は開口されているが、この開口部に
は支持盤４が取着されており、この支持盤４により上記
カバー１の他端開口部は閉塞されている。

支持盤４は、ポリエチレンテレフタレートなどのような
耐熱性合成樹脂で形成されており、円形の皿形をなして
いる。この支持盤４には開口縁にフランジ部５が形成さ
れており、このフランジ部５には周方向に離間して切欠
部６・・・が形成されている。カバー１の内面には複数
の係止突起７・・・が形成されており、上記支持盤４の
切欠部６・・・はカバー１の係止突起７・・・に挿通さ
れ、支持盤４を若干回動変位することにより上記フラン
ジ部５を係止突起７・・・に支承させ、これにより支持
盤４をカバー１に固定しである。

この支持盤４には点灯回路部品としての安定器８が取付
けられている。安定器８は支持盤４の底部に充填したシ
リコン接着剤９によりこの支持盤４に接合されている。

上記支持盤４には、底部を貫通して挿入孔１０．１０を
有する筒部１１．１１か形成されている。

これら挿入孔１０．１０にはけい光ランプ１２が取付け
られている。

けい光ランプ１２は、Ｕ字形、Ｗ字形などであってよい
が、本実施例では鞍形けい光ランプを使用している。

このような屈曲形けい光ランプ１２は、両端の封止部１
３．１３が上記支持盤４に開設した挿入孔１０．１０に
差込まれ、支持盤４の内側で図示しないシリコン接着剤
によりこの支持盤４に固定されている。

また、支持盤４には周壁の内面に、互いに対向して係止
片１４．１４が形成されており、これら係止片１４．１
４には取付台１５が連結されている。

取付台１５は、一対の支持脚１６．１６およびこれら支
持脚１６．１６間に掛は渡された保持板１７を有し、こ
れら支持脚１６．１６には係合切欠１８．１８が形成さ
れている。係合切欠１８．１８は上記支持盤４の係止片
１４．１４に嵌め込まれ、これにより支持脚１６．１６
は支持盤４の所定位置に係合されている。そして、これ
ら支持脚１６．１６は前記安定器８を固定したシリコン
接着剤９により支持盤４に固定されている。

上記保持板１７は上記支持盤４に固定された安定器８と
Ｍ間してこの安定器８に対峙しており、前記カバー１の
円筒部２に挿入されている。

この保持板１７には始動回路部品、例えば電子スタータ
２０が取付けられている。電子スタータ２０は、回路基
板２１に電解コンデンサ２２、チョークコイル２３、コ
ンデンサ２４、温度ヒユーズ（図示しない）等を実装し
て構成されている。

上記回路基板２１は円筒部２に嵌合されており、この円
筒部２に挿入された上記保持板１７の上面に接着剤など
により接合されている。したがって電子スタータ２０は
保持板１７に支持され、かつ円筒部２に収容されている
。この場合回路基板２１は円筒部２の内側端部を閉塞す
るようになり、電解コンデンサ２２、チョークコイル２
３、コンデンサ２４、温度ヒユーズ（図示しない）等は
円筒部２の先端側に収容される。

しかし、上記保持板］７および回路基板２１はそれぞれ
互いに対向する周縁が切欠されて小判形をなしており、
第１図の（ｂ）図に示す通り、これら切欠部２５．２５
は円筒部２の内面との間に隙間２６．２６を確保してい
る。

そして、これら隙間２６．２６には、上記電子スタータ
２０と安定器８やけい光ランプ１２との間を結ぶリード
線や、口金３と安定器８やけい光ランプ１２と結ぶリー
ド線、例えば２７．２７か挿通して引き回されている。

なお、図中２８・・・はカバー１に形成した通気孔であ
り、カバー１内の放熱作用を促す。

このような構成による実施例について、作用を説明する
。

ランプ１２の点灯中には、安定器８が発熱する。

しかしながら、熱に弱い電子スタータ２０は口金３を被
着した円筒部２に収容したので、この円筒部２はカバー
１内の比較的温度が高い空気が侵入し難く、熱的に隔離
される空間となっているので電子スタータ２０を熱的に
保護することができる。

特に、円筒部２には回路基板２１を嵌合したから、円筒
部２の内部と安定器８を収容したカバー１の内部は回路
基板２１で隔離され、したがって点灯中に発熱する安定
器８やけい光ランプ１２の熱が円筒部２内に届くことが
少なく、電子スタータ２０の熱損傷や熱劣化を防止する
。

但し、回路基板２１には対向する周縁に切欠部２５．２
５が形成され、これら切欠部２５．２５により回路基板
２１と円筒部２との間に隙間２６．２６が確保されるた
め、これら隙間２６．２６にリード線２７．２７が挿通
することができ、配線の引き回しが容易に行える。

なお、これら隙間２６．２６を通じてカバー１内の熱が
円筒部２に侵入することか心配されるが、隙間２６．２
６の大きさをリード線２７．２７を挿通ずるのに必要な
最小限度に設定しておけば、電子スタータ２０が熱影響
を受ける割合を少なくすることができ、カバー１内に電
子スタータ２０を収容する場合に比べて熱的保護の効果
は高い。

なお、本発明は上記の実施例の構成に制約されるもので
はない。

すなわち、上記実施例の場合、回路基板２１と円筒部２
との間に隙間２６．２６を形成するために回路基板２１
の対向する周縁に切欠部２５．２５を形成したが、第３
図および第４図に示すそれぞれ他の実施例のように、回
路基板２１の一方の周縁に切欠部３１．３２を形成する
ようにしてもよい。

また、本発明は、第５図に示す他の実施例のように、回
路基板２１にリード線挿通用の貫通孔４１を形成しても
よいそしてまた、前記第１の実施例では、回路基板２１を取
付台１５の保持板１７に固定して円筒部２に嵌合するよ
うにしたか、回路基板２１は直接円筒部２に嵌合し、爪
などの係止手段や接着剤などにより円筒部２に接合して
もよい。

さらに、上記実施例では、けい光ランプ１５をむき出し
のまま使用する場合を説明したが、けい光ランプ１５を
透光性グローブで覆うようにしてもよい。

また、点灯回路部品は安定器に限らず、高周波点灯式の
回路部品であってもよい。

さらに、始動回路部品も電子スタータに限らず、公知の
点灯管であってもよい。

（発明の効果）以上説明したように本発明によると、始動回路部品を実
装した回路基板を筒部に嵌合する場合、回路基板と円筒
部との間に隙間を形成する、または回路基板に貫通孔を
形成したので、この隙間または貫通孔を通じて配線の引
き回しか可能になる。

したがって、配線作業が容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図の（ａ）図は本発明の一実施例を示す全体の断面
図、同（ｂ）図は（ａ）図中Ａ−Ａ線の断面図、第２図
は第１図の主要部の詳細を示す分解した斜視図、第３図
は本発明の他の実施例を示す回路基板の平面図、第４図
は本発明のさらに他の実施例を示す回路基板の平面図、
第５図は本発明のさらに他の実施例を示す回路基板の平
面図である。１・・・カバー、３・・・口金、４・・・支持盤、８・
・・安定器、１２・・・けい光ランプ、１５・・・取付
台、２０・・・電子スタータ、２１・・・回路基板、２
５・・・切欠部、２６・・・隙間、２７・・・リード線
、４１・・・貫通孔。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦ｎ第３図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カバーの一端に筒部を形成しこの筒部に口金を被
着するとともに、このカバーの他端にけい光ランプを取
着し、上記カバー内に点灯回路部品を収容し、かつ始動
回路部品を回路基板に取付け、この回路基板を上記筒部
に嵌合して上記実装した始動回路部品をこの筒部に収容
したけい光ランプ装置において、上記回路基板と筒部との間に隙間を形成したことを特徴
とするけい光ランプ装置。
（２）カバーの一端に筒部を形成しこの筒部に口金を被
着するとともに、このカバーの他端にけい光ランプを取
着し、上記カバー内に点灯回路部品を収容し、かつ始動
回路部品を回路基板に取付け、この回路基板を上記筒部
に嵌合して上記実装した始動回路部品をこの筒部に収容
したけい光ランプ装置において、上記回路基板に貫通孔を形成したことを特徴とするけい
光ランプ装置。