JPH0420909Y2 - - Google Patents

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JPH0420909Y2
JPH0420909Y2 JP1986139364U JP13936486U JPH0420909Y2 JP H0420909 Y2 JPH0420909 Y2 JP H0420909Y2 JP 1986139364 U JP1986139364 U JP 1986139364U JP 13936486 U JP13936486 U JP 13936486U JP H0420909 Y2 JPH0420909 Y2 JP H0420909Y2
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plate
thin metal
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plastic
locking
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【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は建物の床素地面を被覆仕上げする所謂
タイルカーペツト、ビニルタイル等の床敷プラス
チツクタイル類(以下単にプラスチツクタイルと
呼ぶ)敷設のさいに、床素地面に接着配設して敷
設プラスチツクタイルの裏面を係止するために用
いられる横ずれ防止板に関するものである。
〔従来の技術〕
建物床面を被覆仕上げするために用いられるタ
イルカーペツト、ビニルタイル等のプラスチツク
タイルは、通常正方形、長方形のユニツト板と
し、これを多数隣接衝合せて床素地面に接着配設
して仕上げ床面を形成するものである。
上記のプラスチツクタイルはビチユーメン、塩
化ビニル樹脂、ゴムなどに比較的多量の充填剤を
配合して適度の弾性、保形性を有せしめた通常3
〜6mm厚程度の板状体あるいはその表面にパイル
織物、厚手不織布などの緩衝性繊維層を積層した
ものが広く利用され、これらは床素地面に接着
剤、両面接着テープ等によつて接着固定して敷設
されている。
しかし、このような接着手段は、接着面の浄
化、接着面積、接着剤硬化時間などの必要条件を
満足するためにタイル敷設作業およびタイル貼替
作業の手間、時間を要し、作業能率の向上に限界
があつた。
従来、上記の接着手段の問題点を回避するた
め、床材裏面に刺し込まれる鋲を鉄板面に分布固
設した係止金具(実開昭54−95119号公報参照)
が提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記の鋲を鉄板面に分布した係止金具において
は、鋲の針状突起の刺し込みにより床材裏面を係
止してその横ずれ防止がなされるが、プラスチツ
クタイルに対する横ずれ防止作用は針状突起の横
方向の抵抗面積が小で不充分となり易く、多数回
の繰返し外力によつて往々にして亀裂劣化、これ
に伴う横ずれの発生は避けられなく、また鉄板に
対する鋲の取付作業は面倒であつた。
ロ 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は従来の鉄板面に鋲を分布固設した係止
金具によつて、敷設プラスチツクタイルの横ずれ
防止を行う場合の上記問題点を解決できる横ずれ
防止板である。
すなわち、本考案は多角形、円形等の金属薄板
の周縁から該金属薄板の略中心に向つて設けた切
溝の両側部を、それぞれ板面に対して直角に曲折
起立し、そのそれぞれの起立側面を含む平面が交
叉するように設けた一対の係止爪を該金属薄板の
外周縁に複数対配設したことを特徴とする床敷プ
ラスチツクタイルの横ずれ防止板を要旨とし、上
記の金属薄板が正方形であり、切溝がその対角線
上の板四隅に設けられてそれぞれの一対の係止爪
の起立側面を含む平面が直交するようにしたもの
を第一実施態様とし、前記要旨及び第一実施態様
において金属薄板が0.3〜0.4mm厚のステンレスス
チール板であり、係止爪の起立高さが1.5〜3mm
であるようにしたものを第二実施態様とするもの
である。
本案の横ずれ防止板は、敷設されるプラスチツ
クタイルの略中心部に位置するように床素地面に
配設して接着固定し、その係止爪が敷設プラスチ
ツクタイル裏面に刺し込まれてタイルの平面方向
の移動を防止するものである。
したがつて、なるべく仕上げ床面を突出しない
薄い金属板であることが必要であり、通常0.4mm
以下の鋼板、アルミニウム板、鋼板等が利用可能
であるが、特に耐久性を要する場合はステンレス
スチール板であることが望ましい。
また、その係止爪の高さは、敷設されるプラス
チツクタイル層の厚さ以下であればよく、通常3
mm以下の高さで充分な係止力が得られる。したが
つて金属板の周縁に設ける切溝はこれに適応する
以上の長さであり、切溝の両側部の係止爪起立の
ための折曲げ縁はこれに相当する位置であること
が必要である。また切溝両側部を折曲げ起立した
一対の係止爪は、二枚の係止爪が接近し且つ側面
を含む平面が交叉するようにして、プラスチツク
タイルの横ずれ外力がいずれの方向に掛かつても
充分な抵抗性が得られるようにするものであり、
したがつて前記の平面交叉が90°であることが望
ましいが、90°以下または90°以上であつても当然
相当の横ずれ抵抗性を生ずるものであり、これら
の一対の係止爪が金属薄板の外周縁に複数対配設
されることにより、各対の係止爪は相互に距離を
置いて位置し、特に金属薄板の対向縁間において
最大限の間隔でプラスチツクタイルを係止し横ず
れ防止作用が増大されるものであり、例えば50cm
平方のタイルカーペツトの場合には、一対の係止
爪と隣接した一対の係止爪の間隔が16〜30mmあれ
ば良好な係止が得られ、したがつて金属薄板の外
径寸法は略これに見合つたものとされる。
〔作用〕
本考案は上記のような構成よりなるので、床素
地面に対するプラスチツクタイルの敷設条件に適
応して、個々のプラスチツクタイルの中心に位置
するように、本案の横ずれ防止板の裏面を接着剤
により床素地面に接着固定して配置した後、その
上に順次プラスチツクタイルを載せて押圧すれ
ば、係止爪がタイル裏面に刺し込まれて固定さ
れ、外力によつても横ずれを生じないように安定
して敷設することができる。
また、このように敷設固定されたプラスチツク
タイルは、必要に応じてその側縁から引上げるこ
とにより、容易に床素地面、係止爪部から剥脱す
ることができる。
〔実施例〕
本考案を図面に示す実施例によつて説明する。
第1図は斜視図であつて、1は一辺15mmの正方
形の0.3mm厚のステンレススチールよりなる金属
薄板であり、点線で示す隅角部に対角線方向の切
溝2を設けてその両側部3,3′をそれぞれ側縁
に対し直角の折曲げ線において板面に対して直角
に起立し、二つの係止爪4,4′が一対となつて
各隅角部に設けられる。
係止爪4,4′は45°の尖端の1.8mm高さの楔状
をなし、それぞれの側面を含む平面は直角交叉し
ている。
この横ずれ防止板はその裏面に接着剤を塗布し
て、第5図の説明的側面図に示すように床素地F
面に接着固定し、その上面に3.5mm厚のビチユー
メンバツキング層Bの上に約2mm厚のカツトパイ
ル織物Pを接着してなるタイルカーペツトT1
中心部を当接するように重合して係止爪4,4′
がバツキング層Bに刺し込まれて没入するように
押圧することにより、タイルカーペツトT1は安
定的に敷設され次いで隣接するタイルカーペツト
T2を同様にして敷設する作業を繰返すことによ
り、タイルカーペツト敷設仕上げ床面を構成する
ことができる。
前記の金属薄板は第2図のように正三角形板と
し、各隅角を二等分して切溝2を設けてその両側
部3,3′を点線の折曲げ線で起立して係止爪を
形成してもよく、この場合は係止爪の先端は30°
の尖鋭端となり、プラスチツクタイルに対する刺
し込みが容易となる。
また第3図のような正六角形状の金属薄板を用
いた場合は、係止爪先端角は60°となり、第4図
のような円形板の場合は約90°の先端角の係止爪
が形成されるが、何れの場合においても、前記切
溝2を形成した両側部の金属周縁形を適宜に変形
せしめれば、より尖鋭端の係止爪を得ることがで
きる。
なお、第6図に示すように本考案の横ずれ防止
板を帯電防止性タイルカーペツトT3に用いる場
合に、係止爪4,4′の高さを、バツキング層
B′の上層内に埋没された導電性繊維を混入した
導電性緩衝繊維層P′の下層にその先端が突入接触
し得る寸法とし、その金属板1′下面を床素地下
面に導電性接着剤A′により固定すれば、敷設タ
イルカーペツトの横ずれ防止とともに良好な帯電
防止仕上げ床面が形成でき、そのさい必要ならば
該接着位置にアース線を配設してもよく、このよ
うにすれば、従来の帯電防止性タイルカーペツト
においてバツキング層に混入していたグラフアイ
ト、金属繊維等の導電性材料は不必要となるの
で、帯電防止仕上げ床面の性能ならびに施工の経
済性を向上することができる。
ハ 考案の効 本考案のプラスチツクタイル類の横ずれ防止板
は上記の構成並びに作用を有するので、従来法に
比べて極めて少量の接着剤によつて該横ずれ防止
板を床素地面に配設し、タイルを簡単容易に敷設
固定でき、施工並びに保守管理の効率を著しく向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図、第3図、第4図はそれぞれ別の実施例におけ
る金属薄板の平面図、第5図並びに第6図はそれ
ぞれは本考案の横ずれ防止板の使用状態の説明的
側面図である。 1,1′……金属薄板、2……切溝、3,3′…
…側部、4,4′……係止爪、T1,T2……タイル
カーペツト、T3……帯電防止性タイルカーペツ
ト、B,B′……バツキング層、P……カツトパ
イル織物層、P′……導電性緩衝繊維層、F……床
素地。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 多角形、円形等の金属薄板1の周縁から該金
    属薄板1の略中心に向つて設けた切溝2の両側
    部3,3′を、それぞれ板面に対して直角に折
    曲起立し、そのそれぞれの起立側面を含む平面
    が交叉するように設けた一対の係止爪4,4′
    を、該金属薄板1の外周縁に複数対配設したこ
    とを特徴とする床敷プラスチツクタイルの横ず
    れ防止板。 2 金属薄板1が正方形板であり、切溝2がその
    対角線上の板四隅に設けられてそれぞれの一対
    の係止爪4,4′の起立側面を含む平面が直交
    するものである実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の床敷プラスチツクタイルの横ばずれ防止
    板。 3 金属薄板1が0.3〜0.4mm厚のステンレススチ
    ール板であり、係止爪4,4′の起立高さが1.5
    〜3mmである実用新案登録請求の範囲第1項又
    は第2項記載の床敷プラスチツクタイル横ずれ
    防止板。
JP1986139364U 1986-07-31 1986-09-12 Expired JPH0420909Y2 (ja)

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