JPH04208207A - 白蟻防除剤 - Google Patents

白蟻防除剤

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JPH04208207A
JPH04208207A JP27218490A JP27218490A JPH04208207A JP H04208207 A JPH04208207 A JP H04208207A JP 27218490 A JP27218490 A JP 27218490A JP 27218490 A JP27218490 A JP 27218490A JP H04208207 A JPH04208207 A JP H04208207A
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JP
Japan
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capsaicin
termite
parts
formula
active ingredient
Prior art date
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Pending
Application number
JP27218490A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Takahashi
巌 高橋
Keishin Okui
敬信 奥井
Masuko Kobayashi
小林 益子
Tetsuo Watabe
哲夫 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特許請求の範囲に記載する白蟻の被害を防止す
る薬剤に関するものであり、建築物の木部を初めとする
構造物や、電力、通信、信号等のケーブル被覆材等に広
範に用いられている樹脂成形品等を白蟻の食害から守る
目的で使用する。
〔従来の技術〕
白蟻の被害は家屋の木材部分のみならずプラスチック部
分まで食害を及ぼし、場合によっては電線や通信ケーブ
ルまでかじることが知られている。
これを防除するには一般に農薬として使用される有機塩
素系殺虫剤、有機りん系殺虫剤、ピレスロイド系殺虫剤
等を家屋の床下の土壌表面や木部に処理したり、電線や
通信ケーブルの被覆剤中に練り込んだりして用いられて
いる。また、トウガラシの辛味成分であるカプサイシン
類は、過去、トウガラシの抽出液を液剤の形で野ネズミ
、野ウサギ等から植物を保護するための忌避剤として使
ったり、カプサイシン類化合物を塗料に混入して対果物
に塗布し、対象物を子供か噛んだり嘗めたりして起こる
鉛中毒(鉛含有塗料による)を防止しようとする試みか
あった(特開昭49−112932)。
しかし、カプサイシン類およびその誘導体を白蟻防除に
利用した例はなく、文献等でも紹介されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
白蟻は建築物の木部を食害するたけでなく、プラスチッ
ク部分や紙・繊維等の生活環境の幅広い分野に被害を与
え、更に情報機器の発達した近年の技術に於いてはコン
ピューターや鉄道なと輸送機関の通信ケーブルや電線な
どを食害し、場合によっては都市機能を麻痺させる危険
性がある。白蟻の防除には農薬として使用する殺虫剤が
使用されるのが一般的であるが、従来使用されてきた有
機塩素系の薬剤がその残留・蓄積性から使用されなくな
ってきて代わって有機リン系の薬剤などが使用されるよ
うになった。しかし、一般的に薬剤の害虫に対する感受
性は使用されればされる程低下するものであり、異なっ
た系統の薬剤を開発することは極めて重要な課題である
〔課題を解決するための手段〕 本発明者等はカプサイシン類か白蟻に対して殺虫活性か
あることを見出し、白蟻防除剤として有用であることか
ら本発明に至った。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明は下記式(I)で示されるカプサイシン類化合物
又は式(I)で示されるカプサイシン類を含むトウガラ
シ抽出物(以下、化合物及び抽出物を総称してカプサイ
シン類と記す)を単独または2種以上含有してなる白蟻
防除剤に関するものである。
式中Rは炭素数7〜12のアルキル基、アルケニル基ま
たはアルキニル基であり、より好ましくは以下のような
炭素数か7〜IOのRのもの等か挙げられるがこれらに
限定される訳ではない。
CH3(CH2)e  (カブリリックアシドバニリル
アミド)、CH3(CH2)7− (ノニリックアシド
バニリルアミド)、CH3(CH2)8− (デシリッ
クアシドバニリルアミド)、(CH3)2CH(CH2
)5− (ノルジヒドロカプサイシン■)、(CH3)
2CH(CH2)e−(ジヒドロカプサイシン)、(C
H3)2−CH(CH2)?−(ホモジヒドロカプサイ
シン■)、CH3CH2CH(CH3)(CH2)じ(
ノルジヒドロカプサイシンI[)、CH3CH2CH(
CH3)(CH2)@−(ホモジヒドロカプサイシン■
)、(CH3)2 CHCH=CH(CH2)じ(カプ
サイシン)、(CH,)2CHCH2CH=CH(CH
2)じ (ホモカプサイシンI ) 、CH3CH2C
H(CH3)CH=CH(CH2)じ(ホモカプサイシ
ン■) 本発明が用いるトウガラシ抽出物は以下のようにして得
ることかできる。つまり、乾燥し、粉砕したトウガラシ
をメタノール、エタノール等のアルコール系溶剤、エチ
ルエーテル等のエーテル系溶剤、アセトン等のケトン系
溶剤、ベンセン等の芳香族系溶剤、ジクロルエタン、ク
ロロホルム等の有機塩素系溶剤等で抽出し、ろ過した後
、ろ液をエバポレーターで加温、減圧して溶剤を留去し
、トウガラシ抽出物を得る。また、この抽出物をシリカ
ゲルまたはアルミナ等を使用したカラムクロマトク゛ラ
フイーを利用してより高濃度のカプサイシン類を含むト
ウガラシ抽出物を得ることかできる。
本発明のカプサイシン類は、その乳剤やマイクロカプセ
ル剤を水で希釈して、或いは油剤をそのまま白蟻の生息
する木部等に処理したり、白蟻の通過する土壌等に処理
して被害を防止することか可能であるが、カプサイシン
類は強い辛味や刺激性があるため、むしろ通信ケーブル
や電線の被覆剤に練り込んだり塗料にいれて塗布するな
として、これらの目的に使用するほうかより特長を生か
すことができる。また、この場合、カプサイシン類をマ
イクロカプセル化してより刺激性の少ない形態にして使
用することは更に有用である。使用するカプサイシン類
の濃度は特には規定しないか水や溶剤で希釈して使用す
る場合も被覆剤に処理する場合も大体0.05〜5%、
好ましくは0.1〜3%である。また、使用に当たって
は他の白蟻防除剤例えば有機リン系薬剤、カーバメート
系薬剤、ピレスロイド系薬剤等と併用してもよい。
マイクロカプセル化方法はカプサイシン類及び膜材を有
機溶媒で溶解してこれに不溶の分散剤中(通常は水)に
分散させ、攪拌しながら分散媒に可溶の反応材を添加し
て分散粒子の表面で両者を反応させて芯物質を内包した
高分子のカプセル膜を形成せしめる界面重合法、或いは
分散粒子か分散媒のどちらか一方のみから膜材が供給さ
れ分散粒子の表面でカプセル膜が形成されるIn 5i
tu重合法、その他、コアセルベーション、気中カプセ
ル化法等の何れの方法でマイクロカプセル化してもよい
。また、液中でのマイクロカプセル化に於いては芯物質
は液状であることが好ましく、この場合、加温して液状
にしても溶剤でカプサイシン類を溶解して液状にてもよ
く、溶剤としてはブチルエーテル、エチルビニルエーテ
ル等のエーテル類、ヘプタン、キシレン等の脂肪族、芳
香族の炭化水素類、ジクロロメタン、トリクロロエタン
等の有機塩素類、マシン油等の鉱油類、植物油類、フタ
ル酸エステル、アジピン酸エステル、リン酸エステル、
マレイン酸エステル等、低分子エポキシ化合物等の主に
樹脂類の可塑剤として使用される溶剤が挙げられるがこ
れらに限定されるものではなく、また、必要に応じてそ
の他の補助剤例えばカプサイシン類の酸化を防止するた
めの酸化防止剤などを内包させることもできる。液中カ
プセル化の膜材としてはモノマー、低分子プレポリマー
、架橋剤、重合開始剤等によって反応される尿素樹脂、
メラミン樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド、ポリウレ
ア、ポリウレタン、ポリエステル、ゼラチン等、また、
気中カプセル化法の膜材としてはポリビニルアルコール
、ポリアクリル酸、セルロースアセテート、ポリメタク
リレート等が挙げられこれらの1種または2種以上を使
用すればよいし、これらに限定されるわけではなく、使
用形態や種々の条件、経済性等に鑑み適宜使用すればよ
いものである。また、本発明で使用できるマイクロカプ
セル剤は用途に応じて水に懸濁させた製剤で使用すれば
よいが、樹脂中に含有させる場合は好ましくはカプサイ
シン類を5%以上含有する粉体にする必要があり、この
場合のドライ化する方法としてはスプレードライヤー、
多段式温風乾燥機、真空乾燥機等何れの方法でもよく、
特に限定されない。また、マイクロカプセルの粒径は所
望によって種々にかえられ、通常、平均粒径は1〜15
0μmに調整される。
以下に実施例および試験例により本発明を説明する。
〔実施例〕
実施例1 カプサイシン類を35%含有するトウガラシのメタノー
ル抽出液2.9重量部(以下、部と記す)をハイゾール
150(日本石油化学社製)97.1部に溶解してカプ
サイシン類を1%含有する油剤を得た。
重刑は建築物等の木部処理用に使用する。
実施例2 カプサイシンを40部、ニューカルゲン2720X−7
5(竹本油脂株式会社製) 14部およびハイゾール1
5046部を混合溶解し、カプサイシンの40%乳剤を
得た。重刑は水に希釈して建築物等の床下土壌、木部、
コンクリート部等の処理用として使用する。
実施例3  。
ビニルコンパウンド5E−24’ (三井東圧化学社製
)99.4部ニNVAO,,6部を添加した後ニ180
°Cで混練し、電線に被覆して被覆剤中にNVAを0.
6%含有する防蟻電線を作成した。
実施例4 スミレズレジンDS−40K (住友化学社製)の20
%水溶液97部を酢酸置部でpH4,5に調整して70
℃に加熱し、これにNVA 30部を加えてヒスコトロ
ン(日音医理科器械製作所製) 10. OOOrpm
で3分間分散させ、O/W型エマルジョンを調製した。
これにスミレズレジン613(住友化学社製)の50%
水溶液70部を徐々に滴下し、70°Cて5時間反応さ
せ、In 5itu重合法による平均粒径約15μmで
NVAを15%含むメラミン樹脂膜のマイクロカプセル
懸濁液を得た。これに沈降防止剤としてキサンタンガム
0.6部を加えて製剤とした。この製剤は水で希釈し、
建築物等の床下土壌、木部、コンクリート部等の処理用
として使用する。
実施例5 スミレズレジンDS−40K (住友化学社製)の20
%水溶液97部を酢酸で3部でpH4,5に調整して7
0°Cに加熱し、これにNVA20部をキシレニルジフ
ェニルホスフェート20部に溶解した溶液を加えてヒス
コトロン(日音医理科器械製作所製) 10,000r
pmで3分間分散させ、0/W型エマルジヨンを調製し
た。これにスミレズレジン613(住友化学社製)の5
0%水溶液150部を徐々に滴下し、70°Cで5時間
反応させ、In 5itu重合法による平均粒径約15
μmのNVAのメラミン樹脂膜のマイクロカプセル懸濁
液を調製した後、スプレードライヤーで乾燥し、水分を
除去した20%のカプサイシンを内包するマイクロカプ
セル剤を得た。このマイクロカプセル剤2部をビニルコ
ンパウンド5E−2498部に添加した後、180°C
て混線し、電線に被覆して被覆剤中にNVAを0.4%
含有する防蟻電線を作成した。
実施例6 フタル酸ジオクチル75部にカプサイシン10部とミリ
オネー) MR−400(日本ポリウレタン社製)10
部を溶解し、これを1%のポリビニルアルコール水溶液
300g中に分散させ、O/W型エマルジョンを調製し
た。一方、水95gにエチレンジアミン、ジエチレント
リアミンの各2.5gを溶解し、上記のエマルションを
攪拌しなからこれに滴下し、60°Cで3時間反応させ
て界面重合法によるポリウレア膜の水中懸濁状マイクロ
カプセルを調製した後、スプレードライヤーで乾燥し、
水分を除去して10%のカプサイシンを内包するマイク
ロカプセル剤を得た。このマイクロカプセル剤2部をユ
カロンEVA V−6013(三菱油化製)20部、ユ
カロンLS−30(三菱油化製)78部と170 ’C
で加熱混練してカプサイシンを0.2%含有する厚さ0
.4mmのポリエチレン・ポリ酢酸ビニルシートを作成
した。このシートは白蟻の被害を防止すべき場所に設置
して使用する。
(試験例) ノニリックアシドバニリルアミド(以下、NVAと記す
)およびカプサイシンを1.5.10.50ppmの濃
度にアセトンで希釈し、それぞれの1.5mj2を直径
9 cmの濾紙に均一に処理し、風乾後シャーレに入れ
てこの中に白蟻の職蟻lO頭と兵蟻1頭を入れ、5日間
の白蟻の死亡数および濾紙の食害程度を観察した。
〔発明の効果〕
カプサイシン類は優れた殺蟻効果を示し、防蟻剤として
例えば実施例に示す製剤および使用方法等により使用で
きる。
特許出願人  日本化薬株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式( I )で示されるカプサイシン類化合物または
    式( I )で示されるカプサイシン類を含むトウガラシ
    抽出物を単独又は2種以上含有してなる白蟻防除剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rは炭素数7〜12のアルキル基、アルケニル基
    およびアルキニル基を表す。) 2、特許請求の範囲第1項の式( I )で示されるカプ
    サイシン類化合物または式( I )で示されるカプサイ
    シン類を含むトウガラシ抽出物の単独又は2種以上をマ
    イクロカプセル化してなる白蟻防除剤。
JP27218490A 1990-09-14 1990-10-12 白蟻防除剤 Pending JPH04208207A (ja)

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JP24265390 1990-09-14
JP2-242653 1990-09-14

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005025314A1 (en) * 2003-09-12 2005-03-24 Aximed As Capsaicin derivates and the production and use thereof
JP2012111715A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Japan Enviro Chemicals Ltd 防蟻剤およびそれを用いる防蟻方法

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