JPH04203325A - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JPH04203325A
JPH04203325A JP2333100A JP33310090A JPH04203325A JP H04203325 A JPH04203325 A JP H04203325A JP 2333100 A JP2333100 A JP 2333100A JP 33310090 A JP33310090 A JP 33310090A JP H04203325 A JPH04203325 A JP H04203325A
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cylinder
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山内 良訓
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    • F02F1/24Cylinder heads
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ユニットスイング式のエンジンを備えた自動
二輪車に係り、特にそのエンジンを水冷化した場合の構
造に間する。
[従来の技術] スクータ形の自動二輪車は、エンジンとVベルト自動変
速機を一体化したスイグ式のエンジンユニットを備えて
いる。従来、この種のエンジンユニットには、強制空冷
式のエンジンが用いられていたが、最近では静粛性の向
上や安定した性能を得ることを目的として、エンジンを
水冷化する傾向にある。
エンジンを水冷化した場合、このエンジンのウォータジ
ャケットは、配管を介してラジェータに連通され、この
ラジェータとの間で冷却水を循環させるようになってい
る。そして、このラジェータは、走行風を受は易いよう
に自動二輪車の前面に露出するレッグシールド内に収容
され、エンジンの前方に遠ざかった位置に設けられてい
た。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この従来の構成によると、エンジンとラ
ジェータとが前後に大きく離れるとともに、冷却水を循
環させるための冷却水ポンプは、エンジン側に組み込ま
れているので、これらラジェータとエンジンおよび冷却
水ポンプの間を結ぶ配管が長くなり、冷却水が循環する
際の流れ抵抗が大きくなる。このため、冷却水の流れ経
路の途中に、冷却水の流れが悪くなる箇所が発生するこ
とがあり、この冷却水の円滑な循環が妨げられて、冷却
性能に悪影響を及ぼす虞れがあり得る。
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので
、エンジンとラジェータとを結ぶ配管を短くでき、その
分、冷却水の流れが円滑となって冷却性能を高めること
ができ、しかも、シリンダ。
回りのデッドスペースを利用してラジェータや冷却水ポ
ンプを配置でき、限られたスペースを無駄なく有効に活
用できる自動二輪車の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明においては、シリンダまたはシリンダヘ
ッドの少なくといずれか一方を水冷式とした4サイクル
エンジンと、このエンジンのクランクケースから後方に
延びる変速機ケースとが一体化され、この変速機ケース
の後端部に後輪を支持したエンジンユニットを有し、こ
のエンジンユニットのエンジン側の前部をフレームに揺
動可能に枢支するとともに、上記エンジンユニットの変
速機ケースの後部を、油圧緩衝器を介してフレームに懸
架したした自動二輪車において、上記エンジンに、配管
を介してラジェータを接続し、このラジェータを上記エ
ンジンの一側方であり、かつ上記エンジンユニットの枢
支部の近傍に配置し、このラジェータと上記エンジンと
の間で冷却水を循環させるための冷却水ポンプを、上記
ラジェータとはシリンダを挾んだ反対側においてこのシ
リンダに連なるシリンダヘッドの側方に配置し、この冷
却水ポンプのポンプ軸を、上記シリンダヘッドのカム軸
に連結したことを特徴としている。
[作用] この構成によれば、ラジェータとシリンダとが互いに隣
り合って位置するので、ラジェータとエンジンとを結ぶ
配管が短くなる。このため、冷却水の流れ抵抗が少なく
なるので、この冷却水の循環が円滑に行われ、冷却効率
が向上する。
しかも、一般にクランクケースの幅は、シリンダの幅よ
りも広いので、シリンダの左右両側面とクランクケース
のシリンダ側の端面との間に形成される空間部分に、ラ
ジェータと冷却水ポンプを夫々振り分けて配置すること
ができる。このため、シリンダ回りのデッドスペースを
ラジェータや冷却水ポンプの設置スペースとして活用す
ることができ、エンジン回りの大形化を防止できる。
[実施例] 以下本発明の一実施例を、スクータ形の自動二輪車に適
用した図面にもとづいて説明する。
第7図中符号1で示すフレームは、その前端にステアリ
ングヘッドバイブ2を備えている。ステアリングへラド
バイブ2には、フロントフォーク3を介して前輪4が支
持されている。
ステアリングヘッドバイブ2には、下向きに延びる一本
のダウンチューブ5が連結されている。
ダウンチューブ5の下端部は、後方に向けて略水平に延
長されており、この水平部5aの後部には、左右一対の
メインバイブロが連結されている。メインバイブロは、
水平部5aの直後において立ち上げられており、この立
ち上がり部7の上端は、後方に向って延びる延長部8を
なしている。そして、この延長部8の上面には、燃料タ
ンク9や例えばヘルメットを収納するための収納ボック
ス10が設置されており、これら燃料タンク9や収納ボ
ックス10の上面には、シート11が配置されている。
メインバイブ8の延長部8の下方には、スイング式のエ
ンジンユニット15が配置されている。
このエンジンユニット15は、第1図に示すように、4
サイクル単気筒エンジン16と、このエンジン16のク
ランクケース17の左側から後方に延びる変速機ケース
18を備えている。クランクケース17の上面には、マ
ウント部19が突設されており、このマウント部19が
エンジンブラケット20を介してフレーム1の延長部8
の前部に揺動可能に枢支されている。
クランクケース17は、左ケース17aと右ケース17
bとに分割されている。これら左右のケース17a、1
7bの間には、クランク室21が形成されている。この
クランク室21内には、クランク軸22が収容されてい
る。クランクケース17の左ケース17aには、後方に
延びる変速機ケース18が一体に形成されている。変速
機ケース18と左ケース17 aの左側面は、ケースカ
バー23によって覆われている。これら両ケース17a
、18とケースカバー23との間には、変速室24が形
成されており、この変速室24の前端部に上記クランク
軸22の一端が導入されている。
変速室24の後部には、クランク軸22と平行をなす従
動軸25が支持されている。この変速室24内には、従
動軸25とクランク軸22とを連動させるVベルト自動
変速機26が収容されている。
自動変速機26は、従来周知のものと同様の構成であり
、第V図に示すように、上記クランク軸22と一体に回
転するプライマリ−シーブ27と、上記従動軸25の外
周に遠心クラッチ28を介して取り付けられたセカンダ
リ−シーブ29と、これら両シーブ27,29の間に巻
き掛けられたVベルト30とで構成され、上記シーブ2
7,29に対するVベルト30の巻き掛は径を変えるこ
とで、クランク軸22と従動軸25との間の変速比が自
動的に変化するようになっている。従動軸25は、図示
しない歯車変速機を介して後輪31の車軸32に連動さ
れており、この車軸32は、変速機ケース18の後端部
に支持されている。
なお、エンジンユニット15の変速機ケース18の後端
部は、油圧緩衝器33を介してフレーム1の後端部に懸
架されている。
上記エンジン16は、クランクケース17の前端部から
前方に向って略水平に延びるシリンダブロック35を備
えている。シリンダブロック35は、シリンダ36を形
成するボア部37と、このボア部37の外周面に突設さ
れた冷却フィン38とで構成されている。上記シリンダ
36内のピストン39は、コンロッド40を介してクラ
ンク軸22に連結されている。そして、第2図に示すよ
うに、シリンダブロック35の左右側面は、クランクケ
ース17の左右側面よりも側方に突出することなく、内
側に位置されている。
シリンダブロック35の周囲は、エアシュラウド4]に
よって覆われている。エアシュラウド41の右端部には
、ファンカバー42が連続して設けられている。ファン
カバー42は、クランク= 9− ケース17の右ケース17bを連続して覆うクランクケ
ースカバーを兼ねており、このファンカバー42の内側
には、軸流形のファン43が配置されている。ファン4
3は、シリンダブロック35の右側方に位置しており、
上記エアシュラウド41とファンカバー42の連続部分
に対向して設けられている。そして、ファン43の回転
軸44は、上記右ケース17bから延びる支持ステー4
5のボス部46に軸受47を介して軸支されており、こ
の回転軸44上には、従動プーリ48が取り付けられて
いる。
ファンカバー42は、クランク軸22の右端部に固定し
たフライホイールマグネト49も一体に覆っている。フ
ライホイールマグネト49のロータ軸50には、駆動プ
ーリ5〕が取り付けられている。この駆動プーリ51と
従動プーリ48との間には、Vベルト52が巻回されて
いる。このため、ファン43は、クランク軸22からの
動力伝達によって増速駆動されるようになっている。こ
のファン43が回転駆動されると、エアシュラウド41
の右側面の吸い込み口53から吸入された外気が、シリ
ンダブロック35の周囲に強制的に送風されるようにな
っている。
なお、エアンユラウド41の左端部には、下向きに開口
する吐出口54が設けられており、この吐出口54を通
じて上記シリンダブロック35の周囲に送風された外気
が外方に排出される。
また、シリンダブロック35の前端部には、シリンダヘ
ッド55が連結されている。シリンダへラド55は、第
4図に示すように、上記メインバイブロの立ち上がり部
7の間に入り込んでおり、このシリンダヘッド55には
、燃焼室56に開口する吸気口57と、排気口58が形
成されている。
吸気口57と排気口58は、シリンダ36のボア中心X
1に対し上下に並べて設けられており、これら吸気口5
7と排気口58は、図示しない吸気弁および排気弁によ
って開閉される。吸気口57は、シリンダヘッド55の
上方に延びた後、後方に向けて開口されており、この開
口端には、ジヨイント59を介して気化器60が接続さ
れている。
気化器60は、エアクリーナ69に連なっており、この
エアクリーナ6つは、上記変速機ケース18とケースカ
バー23の上側に配置されている。
また、シリンダヘッド55の前端部には、動弁室61が
形成されている。動弁室61内には、上記吸気弁と排気
弁を開閉する一本のカム軸62が収容されている。カム
軸62の一端は、第4図に示すように、シリンダブロッ
ク35およびシリンダヘッド55の左端部のチェーン通
路63内に導入されており、このカム軸63の導入端に
は、ボルト69を介してタイミングスプロケット64が
取り付けられている。チェーン通路63の前端部は、ク
ランクケース17内に連なっており、このクランクケー
ス17内のクランク軸22と上記タイミングスプロケッ
ト64との間には、タイミングチェーン65が巻き掛け
れている。
ところで、本実施例のエンジン16は、そのシリンダヘ
ッド55が水冷式となっており、このシリンダヘッド5
5の内部には、上記燃焼室56や吸気口57および排気
口58を取り囲む冷却水通路66が形成されている。そ
して、シリンダヘッド55の下面には、冷却水通路66
に連なる冷却水人口67が形成されているとともに、こ
のシリンダヘッド55の上部の右側面には、冷却水通路
66に連なる冷却水出口68が形成されている。
また、シリンダヘッド55を水冷化したことに伴い、上
記ファンカバー42の吸い込み口53には、第1図に示
すように、ラジェータ70が設置されている。ラジェー
タ70は、縦向き水流形のラジェータコア71を備えて
おり、このラジェータコア71の上下端部には、夫々ア
ッパタンク72とロアタンク73が設けられている。ラ
ジェータコア71の前端部と後端部には、ラジェータブ
ラケット74が溶接されている。ラジェータブラケット
74には、上記クランクケース17の右ケース17bや
シリンダヘッド55の右側面に向かう支持ステー75が
形成されており、この支持ステー75の先端部には、第
4図に示すように、防振ゴム76が設けられている。ま
た、上記右ケース17bやシリンダヘッド55の右側面
には、= 13− 柱状をなす複数の取り付は座部77が突設されており、
この取り付は座部77の先端面に上記防振ゴム76が重
ね合わされて、ねじ78により締め付は固定されている
したがって、ラジェータ70は、シリンダブロック35
の右側面に配置されている。
第1図に示すように、ラジェータ70のロアタンク73
は、ゴムホースからなる配管80を介して上記冷却水通
路66の冷却水人口67に接続されている。この配管8
0は、シリンダヘッド55の下方を左右方向に延びてい
る。また、冷却水通路66の冷却水出口68には、第1
図に示すように、上向きに延びる給水管81が接続され
ている。
給水管81の上部は、ラジェータ70のアッパタンク7
2に隣接しており、この給水管81の上部とアッパタン
ク52の冷却水人口66とが、ゴムホースからなる他の
配管86を介して接続されている。したがって、これら
配管80.86と給水管81によって、シリンダヘッド
55の冷却水通路66とラジェータ70とを連通させる
冷却水の循環系路が構成されている。
給水管81の上端部には、冷却水の注入口となる大径な
フィラーネック87が形成されている。
フィラーネック87は、冷却水の循環系路の中で最も高
い位置にあり、このフィラーネック87には、圧力調整
弁や負圧弁(図示せず)を内蔵したプレッシャキャップ
88が着脱可能に取り付けられている。
フィラーネック87には、オーバーフローパイプ89が
接続されている。このオーバーフローパイプ89は、第
1図に示すように、リザーバタンク90に接続されてお
り、このリザーバタンク90は、シリンダヘッド55の
直前に配置されている。
また、ラジェータ70とシリンダヘッド55の冷却水通
路66を結ぶ配管80の途中には、冷却水を循環させる
ための冷却水ポンプ95が設けられている。冷却水ポン
プ95は、シリンダヘッド55の左側面に配置されてお
り、上記ラジェータ70とは、シリンダブロック35や
シリンダへッド55を挾んだ反対側に位置されている。
この冷却水ポンプ95は、シリンダヘッド55の左側面
に取り付けられたポンプボデー96と、このポンプボデ
ー96の左側面を覆うポンプカバー97を備えている。
これらポンプボデー96とポンプカバー97との間には
、ポンプ室98が形成されている。ポンプカバー97に
は、ポンプ室98に連なる吸入口99と吐出口100が
形成され、これら吸入口99と吐出口100に上記配管
80が接続されている。
ポンプ室98内には、インペラ101が収容されている
。インペラ101を駆動するためのポンプ軸102は、
ポンプボデー96のボス部96aに支持されている。こ
のポンプ軸102の一端は、上記チェーン通路63内に
導出され、このチェーン通路63内において、上記カム
軸62と同軸状に対向されている。第4図に示すように
、ポンプ軸102の一端には、偏平な角柱状をなす係合
突起110が同軸状に突設されている。係合突起110
は、上記カム軸62の端部のボルト69に向って延びて
おり、このボルト69のヘッド69aに形成した嵌合溝
111に嵌合している。
したがって、ポンプ軸102は、カム軸62に連結され
ており、冷却水ポンプ95は、カム軸62によって駆動
される。
また、本実施例の場合、ポンプボデー96のボス部96
aの外周には、チェーン通路63に連なるブローバイガ
スの分離室105が形成されている。この分離室105
は、ブリーザ口106を有し、このブリーザ口106は
、ブリーザパイプ107を介してエアクリーナ69に連
なっている。
このような構成において、エンジン16の運転中は、常
時ファン43が回転駆動され、ファンカバー42の吸い
込み口53を通じて外気が吸い込まれるので、この吸い
込み口53に設置されたラジェータ70を外気が通過す
る。
また、エンジン16の運転中は、カム軸62によって冷
却水ポンプ95が駆動されるので、エンジン16の冷却
水通路66とラジェータ70との間で冷却水が循環され
る。
すなわち、シリンダヘッド55の冷却水通路66を流れ
る過程で高温となった冷却水は、冷却水出口68から給
水管81や配管86を通じてラジェータ70のアッパタ
ンク72に流れ込み、ここからラジェータコア71に導
かれる。そして、こに冷却水は、ラジェータコア71を
通過する過程で、上記吸い込み口53に吸い込まれた外
気と熱交換され、ここで冷やされた冷却水がロアタンク
73から配管80を通じて再び冷却水通路66に導かれ
る。
ところで、上記構成においては、ラジェータ70をエン
ジン16のシリンダブロック35の右側方に配置したの
で、ラジェータ70とシリンダブロック35とが互いに
隣り合って位置し、このラジェータ70とシリンダヘッ
ド55との間を結ぶ配管80.86が短くなる。このた
め、冷却水の流れ抵抗が少なくなるので、この冷却水の
循環が円滑に行われ、冷却効率が向上する。
しかも、一般にエンジン16のクランクケース17の幅
は、シリンダブロック35やシリンダヘッド55のの幅
よりも広いので、これらシリンダブロック35やシリン
ダヘッド55の左右両側面とクランクケース17の前面
との間には空間が形成される。このことから、ラジェー
タ70と冷却水ポンプ95をシリンダブロック35の左
右両側に振り分けて配置すれば、上記空間部分にラジェ
ータ70と冷却水ポンプ95を夫々収めることができる
したがって、シリンダブロック35やシリンダヘッド5
5回りに生じたデッドスペースを、ラジェータ70や冷
却水ポンプ95の設置スペースとして活用することがで
き、エンジン16回りの大形化を防止できる。
また、ラジェータ70は、エンジンユニット15のフレ
ーム1への枢支部の近傍に位置するから、このラジェー
タ70がエンジンユニット15と一体に揺動するにも拘
らず、このエンジンユニット15の枢支部に加わるモー
メントが少なくなる。このため、エンジンユニット15
のマウント部19やエンジンブラケット20の荷重負担
が軽減され、エンジンユニット15の揺動が円滑となる
なお、上記実施例では、エンジンのシリンダブロックを
強制空冷式とし、シリンダヘッドのみを水冷化したが、
本発明はこれに限らず、シリンダヘッドとシリンダブロ
ックの双方を水冷化しても良い。
また、ラジェータもエンジンユニットと一体に揺動する
構造に限らず、このラジェータをフレームに固定しても
良い。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、ラジェータとシリンダと
が互いに隣り合って位置するので、ラジェータとエンジ
ンとを結ぶ配管が短くなり、冷却水の流れ抵抗が少なく
なる。このため、冷却水の循環が円滑に行われ、冷却効
率が向上する。
しかも、シリンダの左右両側面とクランクケースのシリ
ンダ側の端面との間に生じる空間部分に、ラジェータと
冷却水ポンプを夫々振り分けて配置することができるか
ら、シリンダ回りのデッドスベースをラジェータや冷却
水ポンプの設置スペースとして活用することができ、ラ
ジェータをシリンダの側方に配置したにも拘らず、エン
ジン回りの大形化を防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示し、 第1図は、シリンダヘッド回りを一部断面したエンジン
の正面図、 第2図は、エンジンユニット全体の断面図、第3図は、
シリンダヘッド回りの側面図、第4図は、シリンダヘッ
ドの断面図、 第6図は、シリンダヘッドのシリンダブロックとの台面
を示す図、 第7図は、スクータ形自動二輪車の側面図である。 1・・・フレーム、15・・・エンジンユニット、16
・・・4サイクルエンジン、17・・・クランクケース
、18・・・変速機ケース、31・・・後1輪、33・
・・油圧緩衝器、35・・・シリンダブロック、55・
・・シリンダヘッド、62・・・カム軸、70・・・ラ
ジェータ、80.86・・・配管、95・・・冷却水ポ
ンプ、102・・・ポンプ軸。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 シリンダまたはシリンダヘッドの少なくともいずれか一
    方を水冷式とした4サイクルエンジンと、このエンジン
    のクランクケースから後方に延びる変速機ケースとが一
    体化され、この変速機ケースの後部に後輪が支持された
    エンジンユニットを有し、 このエンジンユニットのエンジン側の前部をフレームに
    揺動可能に枢支するとともに、上記エンジンユニットの
    変速機ケースの後部を、油圧緩衝器を介してフレームに
    懸架したした自動二輪車において、 上記エンジンに、配管を介してラジエータを接続し、 このラジエータを上記エンジンの一側方であり、かつ上
    記エンジンユニットの枢支部の近傍に配置このラジエー
    タと上記エンジンとの間で冷却水を循環させるための冷
    却水ポンプを、上記ラジエータとはシリンダを挾んだ反
    対側においてこのシリンダに連なるシリンダヘッドの側
    方に配置し、この冷却水ポンプのポンプ軸を、上記シリ
    ンダヘッドのカム軸に連結したことを特徴とする自動二
    輪車。
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