JPH042030A - プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法

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JPH042030A
JPH042030A JP22739590A JP22739590A JPH042030A JP H042030 A JPH042030 A JP H042030A JP 22739590 A JP22739590 A JP 22739590A JP 22739590 A JP22739590 A JP 22739590A JP H042030 A JPH042030 A JP H042030A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は、ガス放電を利用して画像表示を行うプラズ
マディスプレイパネルおよびその製造方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第15図および第16図は例えば特開昭55−1505
23号公報に示された従来のプラズマディスプレイパネ
ルの組立前の平面図および断面図であり、図において、
lは放電電極配線としての放電陰極配*(図示しない)
を設けた背面パネル、2は背面パネル1を貫通する通気
孔、3は前面パネル、4は前面パネル3上に形成した放
電電極配線としての複数の放電陽極配線、5は放電陽極
配線4間を区画する絶縁隔壁、6は背面パネル1と前面
パネル3の外縁部を封着するするために、予め背面パネ
ル1上に形成された外縁部封着用ガラス、7はプラズマ
ディスプレイパネル内部へガスを出入させるためのガラ
ス管、8は通気孔2とガラス管7とを連結するための接
続用封着ガラスである。
また第17図は第16図の状態から外縁部封着用ガラス
6および接続用封着ガラス8に加熱処理を施して、背面
パネル1と前面パネル3とを封着すると同時に、ガラス
管7を背面パネル1に固定した状態を示す。
また、第18図は第17図の状態からプラズマディスプ
レイパネルの内部に放電ガスを封入して外気と隔絶させ
た状態を示し、ここで9は放電ガス、lOはガラス管7
の途中部分をガスバーナ等により溶融して閉塞し、かつ
切断した後の切断部である。
次に、上記した工程の詳細について説明する。
まず、第16図の状態から加熱処理を施すことにより、
外縁部封着用ガラス6および接続用封着ガラス8を軟化
さゼる。すると、背面パネル1の自重或いは背面パネル
1への加重等の外部からの押圧力によって、外縁部封着
用ガラス6が潰されて、絶縁隔壁5と背面パネル1とが
接するに至るまで背面パネル1と前面パネル3との間隔
が狭まる。
しかる後に、常温に戻せば、その冷却過程において外縁
部封着用ガラス6と接続用封着ガラス8とが硬化するの
で、封着が完了して、第17回の状態が得られる。続い
て、このような封着が終われば、ガラス管7を通じてプ
ラズマディスプレイパネルの内部、つまり背面パネル1
と前面パネル3との間隙を排気した後、ここに放電ガス
9を導入する。この放電ガスの導入が終われば、ガラス
管7の途中部分をガスバーナ等を用いて閉塞し、さらに
切断することで、第18図に示すようなプラズマディス
プレイパネルが得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のプラズマディスプレイパネルは以上のように構成
されているので、ガラス管7の一部が背面パネル1上に
付いたままの状態で製品が完成する恰好になり、残った
ガラス管7の高さ分だけ平面デイスプレィとしては厚み
が増えることになり、製品を薄型化できなくなる。また
、ガラス管7が背面パネル1から突出しているので、封
着以降の製造工程においてガラス管7に衝撃を与えない
よう特別の注意を払わねばならないばかりか、嵩ぼりや
すいので、梱包は言うに及ばず、封着以降の製造工程で
の取扱いや運搬にも支障をきたすなどの課題があった。
一方、かかる課題を改善する方法として、第19図のよ
うな提案がなされている。すなわち、この方法はガラス
管を取付けないまま、背面パネル1と前面パネル3とを
外縁部封着用ガラス6によって封着した後、背面パネル
1の外面側で通気孔2を取巻く形で1部が切欠かれた低
融点ガラスリング11を形成し、その上から低融点ガラ
ス12を印刷した封入皿13を組合わせ、クリップ等の
固定治具14で固定させる。この時、低融点ガラス12
に加工された空隙15を通じて、パネル内外のガスの出
入りを可能としている。
次に、パネル全体を真空槽に入れて、真空排気と脱ガス
を施し、真空度が10−7Torrのレベルにまで達す
れば排気を停止し、槽内に放電ガスを送り込むことで、
パネルの内部を放電ガスで満たす。そしてパネル全体を
加熱して低融点ガラス11および12を軟化させて両者
を封着させるというものである。
しかし、この方法によっても、まだ封入皿13が背面パ
ネル1から突出した恰好で残ってしまい、封入皿13の
肉厚分だけプラズマディスプレイパネルとして厚みが増
え、上記の封着以降の取扱いや嵩ばりの問題に対しても
十分な解決策とは言えない。さらに、通気孔2にザグリ
を入れて、その中に封入皿I3を埋め込むことも提塞さ
れているが、ザグリ部分の加工強度を維持するためには
、背面パネル1の厚みを増やすことが必要となり、結局
パネルの薄型化に逆行するばかりでなく、パネルの重量
増大を招いてしまうなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、プラズマディスプレイパネルを薄型化して梱包
を容易化することを目的とする。
また、パネル封着以降の工程での取扱い方を容易にした
製造方法を得ることを目的とする。
さらに、真空排気、放電ガス導入、パネル封着といった
一連の工程を連続的に行い、製造工程の短縮と設備投資
の低減を図ることのできる製造方法を得ることを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)の発明に係るプラズマディスプレイパネル
は、第1及び第2のパネルを周縁部において接着する封
止部材と、上記第1及び第2のパネルとの間に形成され
た空間内の上記第1及び第2のパネル上にマトリクス状
に対向して設けられた放電電極と、上記空間に連通ずる
ように上記第1のパネルに形成された通気孔の内壁に接
着すると共に、上記第2のパネルの内側の表面に接着さ
れた閉塞部材とを具備したものである。
請求項(2)の発明は、透明な第2のパネルの周縁部に
封止部材を設け、上記封止部材の内側に貫通孔を形成し
た透明な第1のパネルを上記第2のパネルと一定間隔を
隔てて対向配置させ、上記貫通孔を通して上記第2のパ
ネル上に閉塞部材を設け、上記第1及び第2のパネルと
の間に形成された空間の真空排気を行い、上記空間内に
放電ガスを導入した後、加熱処理を施すことにより、上
記封止部材によって上記第1及び第2のパネルの周縁部
を接着し、上記閉塞部材によって上記貫通孔を閉塞する
ようにしたものである。
請求項(3)の発明は、透明な第2のパネルの周縁部に
封止部材を設け、この周縁部の内側に上記封止部材より
も高さが低く、かつ融点の高い閉塞部材を配置し、この
閉塞部材上に貫通孔を配した透明な第1のパネルを上記
第2のパネルと一定間隔を隔てて対向配置し、上記第1
及び第2のパネルとの間に形成された空間の真空排気を
行い、上記空間内に放電ガスを導入した後、加熱して上
記封止部材にて上記第1及び第2のパネルを接着し、さ
らに加熱温度を上げて上記閉塞部材にて上記貫通孔を閉
塞するものである。
〔作 用〕
請求項(1)の発明におけるプラズマディスプレイパネ
ルは、第1及び第2のパネル間に形成された空間内に放
電ガスを充填後、加熱処理によって封止部材を軟化させ
、第1のパネルに形成した通気孔を内側から確実に閉塞
するとともに第2のパネルの内表面に接着させるため、
閉塞部材は外方へ突出することはなく、プラズマディス
プレイパネルを強固にするとともにその厚みを最小限に
抑えられることができる。
請求項(2)の製造方法の発明は、第1及び第2のパネ
ルの間に形成された空間内を真空排気、放電ガス充填後
、第1及び第2のパネルの周縁部接着と通気孔の閉塞と
を同時に行うことにより製造工程の短縮と設備投資の低
減を特徴とする請求項(3)の製造方法の発明は、第1
及び第2のパネルの周縁部の接着後、通気孔の閉塞を行
うことにより、パネル接着後の取扱いを容易化できる。
(実施例〕 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の製造方法に係わる真空装置の排気および
ガス導入の系統概略図であり、第1図において、21は
真空槽、22は電熱ヒータ、23は油拡散ポンプ、24
は油回転ポンプ、25は放電ガスを充填したボンへ、2
6は圧力ゲージ、291〜29&はバルブである。
第2図乃至第5図はこの発明の製造方法を示す状態図で
あり、前記第15図乃至第18図に示す従来例と同一部
分には同一符号を付して重複説明を省略する。27は封
着温度430°Cの低融点ガラスからなる閉塞部材とし
ての閉塞用ロッドである。
第3図は、加熱処理で外縁部封着用ガラス6を軟化させ
ることによって第1のパネルとしての背面パネル1と第
2のパネルとしての前面パネル3とを貼り合わせ冷却の
後、通気孔2に閉塞用ロッド27を挿入した状態を示す
。代表的な寸法として、背面パネルlおよび前面パネル
3の肉厚を1、’8+m++、対向するパネル間距離を
0.2m、通気孔2の孔径をφ4.Oma+とした場合
、閉塞用ロッド27は直径3.5 mmで高さ3.OW
Imの円柱形状とする。
第3図の状態にあるパネルを真空槽21の中に入れ、槽
内を真空排気すると同時にヒータ22によりパネル全体
を約350“Cに加熱して脱ガスを行う。この温度では
閉塞用ロッド27は原形を保っているので、通気孔2を
通じてプラズマディスプレイパネル内部のガスを排出す
ることができる。
こうして真空度をl O−’ Torr レベルにまで
上げれば真空排気を止め、代わって槽内に放電ガスを導
入することによって第4図のようにプラズマディスプレ
イパネルの内部に放電ガスを充満させることができる。
次に、その状態のままで該プラズマディスプレイパネル
を460°Cにまで加熱処理すると、閉塞用ロッド27
が軟化して自身の表面張力により変形を始める。その変
形の過程で閉塞用ロッド27は通気孔2の内壁に接触し
、今度は該内壁面との界面張力によって通気孔2の内部
に拡散し、ついには第5図に示すように通気孔2を閉塞
する恰好となる。しかる後に真空槽内全体を冷却すれば
、第5図の位置間係を保ちつつ閉塞用ロッド27が硬化
するので、常温に戻った時にはプラズマディスプレイパ
ネルの内部に所望の放電ガスを密封した状態で真空槽か
ら該プラズマディスプレイパネルを取り出すことができ
る。
上記の製造方法では、パネルを真空槽21に入れる以前
に周縁部封着用ガラス6を軟化させて背面パネル1と前
面パネル3とを貼り合わせているが、第6図のように周
縁部を貼り合わせないまま真空槽21に仕込んでも良い
。先述の実施例と同様に槽内温度350℃で放電ガスを
充満させた状態が第7図である。この後、槽内温度を上
げて430°C位にすると周縁部封着用ガラス6が軟化
する。すると、前面パネル1の自重或いはパネルへの加
重等の外部からの押圧によって周縁部封着用ガラス6が
潰されて、背面パネル1と前面パネル3との間隔が縮ま
っていく。その過程はプラズマディスプレイパネル内部
の容積縮小を伴うのでパネル内部の放電ガス圧力が上昇
しようとする。
ところが、この温度においては閉塞用ロッド27も軟化
しているとはいえ、自身の表面張力が強いので通気孔2
の中での拡散は起こっていない。
従って通気孔2を通じての放電ガスの出入が自由なので
プラズマディスプレイパネル内外の放電ガス圧力は平衡
を保ち続けることができ、ついには第8図のように絶縁
隔壁5と背面パネル1とが接するに至るまで周縁部封着
用ガラス6は潰れることになる。その後さらに槽内温度
を上げて460°C位にすると、閉塞用ロッド27は通
気孔2の内部に拡散し、ついには第9図に示すように通
気孔2を閉塞するに至る。
なお、本実施例においては、閉塞用ロッド27を周縁部
封着用ガラス6よりも軟化点の高い低融点ガラス材料で
構成すると、閉塞用ロッド27が軟化しないまま第8図
の状態が得られるので、より確実性が高い。また当実施
例には、1台の真空槽によって真空排気、放電ガス封入
のみならずパネル周縁部封着までも一気に片付けられる
という効果も含まれる。
前記の各製造方法では、閉塞用ロッド27を前面パネル
3上に直置きしているが、この場合には第5図、第9図
に示すように閉塞用ロッド27の拡散は通気孔2の近傍
に留っている。ところで−般に通気孔2はドリルによる
掘削で加工しているので、通気孔2の近傍では背面バネ
1し1の表面が荒れていることが多く、その程度によっ
ては閉塞用ロッド27による放電ガスの気密封止が不完
全に終わることもある。その意味においては、閉塞用ロ
ッド27の拡散が通気孔2の近傍に留らず背面パネルl
と前面パネル3とで挟まれた対向空間に浸透して、平滑
な表面で封着することが望ましい。
そこで、第10図に示すように、通気孔2と対向する前
面パネル内面上に、通気孔2の孔径より大径で厚さが絶
縁隔壁5の高さで決まるパネル13間の対向間隔よりも
大きいか等しい閉塞用タブレット28を設けて真空槽2
1に入れる。この状態で真空槽内を真空排気すると同時
に、パネル全体を約350°Cに加熱して脱ガスを行う
。この温度では周縁部封着用ガラス6は硬化した状態を
保っており、背面パネル1と前面パネル3との対向間隔
は縮まらない。従って、絶縁隔壁5が背面パネル1に接
触しないままなので、パネル内部のコンダクタンスも大
きく取れ、パネル内部の脱ガスと真空排気の効率は上記
従来例よりも高い。こうして真空度を10−’ Tor
rレヘルにまで上げた後、真空排気を止め、代わって槽
内に放電ガスを導入することによって、上記間隙に放電
ガスを充満させることができる。
次に、その状態のまま450℃にまで加熱処理すると、
周縁部封着用ガラス6が軟化して、背面パネル1の自重
或いは加重等の外部からの押圧によって周縁部封着用ガ
ラス6が潰され、背面パネル1と前面パネル3との間隔
が狭まっていく、その過程はプラズマディスプレイパネ
ル内部の容積縮小を伴うので、内部の放電ガス圧力が上
昇しようとするが、閉塞用タブレット28が背面パネル
1に接触しない間は、通気孔2を通じての放電ガスの出
入が自由なので、プラズマディスプレイパネル内外の放
電ガス圧力は平衡を保ち続ける。
従って、ついには閉塞用タブレット28が背面パネル1
に接触するまで周縁部封着用ガラス6は潰れることにな
る。この時閉塞用タブレット28も上記450°Cの加
熱処理によって既に軟化しているので、背面パネル1と
の界面張力や背面パネルlの自重或いは加重等の外部か
らの押圧も手伝って、閉塞用タブレット28が背面パネ
ル1に馴染む形となり、第11図のような状態が得られ
る。
この状態に至っては、通気孔2を通してのプラズマディ
スプレイパネルの内外の放電ガスの出入ができなくなり
、また、背面パネルlと前面パネル3との間隔は縮まら
なくなる。しかる後に、真空槽内全体を冷却すれば、第
11図の位置関係を保ちつつ、周縁部封着用ガラス6お
よび閉塞用タブレット28が硬化するので、常温に戻っ
た時には、プラズマディスプレイパネルの内部に所望の
放電ガスを密封した状態で、真空槽から該プラズマディ
スプレイパネルを取り出すことができる。
また、第12図乃至第14図に示すように、通気孔2の
孔径より大径で且つ厚みがパネル貼り合わせ後のパネル
間距離に満たないような寸法の閉塞用タブレット28と
、前記第2図乃至第5図に示す製造方法において用いる
閉塞用ロッド27を組合わせてもよい。
この場合、前記第2図乃至第5図における製造方法で設
定した寸法に応するなら、閉塞用タブレット28を直径
8IIm、肉厚0.1mm位の円盤状で、印刷等により
指定箇所に形成しておけば良い。当該パネルを真空槽2
1に入れ、槽内に350℃の放電ガスを充満させた時の
状態が第13図で、その後槽内を460°Cに加熱した
時の状態が第14図である。460°Cにおいては閉塞
用ロッド27も閉塞用タブレット28も軟化しており、
互いに同一材料のため完全に一体化する。すると、閉塞
用ロッド27は表面張力によって閉塞用タブレット28
に引き寄せられ、結果上記対向空間に浸透していくので
ある。
また、前記第10図、第11図に示す製造方法において
、閉塞用タブレット28をリング状とすることにより、
軟化時に余剰分が通気孔2から外部に溢れ出ることを確
実に防止できる。
なお、上記実施例では、背面パネル側に通気孔2を設け
た場合について説明したが、通気孔2を前面パネル3側
に設けても良く、上記実施例と同様の効果を奏する。
また、通気孔2は複数個であっても良く、特に、プラズ
マディスプレイパネルを大面積化するに際しては、プラ
ズマディスプレイパネル内部のコンダクタンスが小さく
、放電ガスの出入が難しくなるので、通気孔2が1個だ
けの場合には、封着時に、閉塞用タブレット28を支点
として、背面パネルエが前面パネル3に対して傾いてし
まう危険性もある。そこで、プラズマディスプレイパネ
ルの四隅に通気孔2および該閉塞用タブレ、y ) 2
 Bを設ける等の処置によって、それらの課題を解決で
きる。
また、上記実施例では背面パネル1に対して、450°
Cの加熱で軟化した閉塞用タブレット28を馴染ませる
時に、界面張力や背面パネル1の自重および加重等の外
部からの押圧力を利用しているが、プラズマディスプレ
イパネルを取巻く槽内の圧力をガス導入等により上げ、
それに伴って生ずるプラズマディスプレイパネル内外の
圧力差を利用して、各パネル1.3の対向間隔をより一
層縮めるようにしてもよい。
さらに、450°Cの加熱で閉塞用タブレット28が軟
化すると、それ自身の表面張力によって形状を変えてし
まうことがあり、その形状変化を考慮すれば450°C
での加熱以前の閉塞用タブレット28の高さを、パネル
封着後の目標とする対向間隔よりも0.1■以上大きく
取るとこが望ましい。しかし、この場合には、通気孔2
を確実に閉塞することはできても、背面パネル1が絶縁
隔壁5に接するに至らないまま封着と閉塞が完了してし
まう危険性もあり、その程度によっては、絶縁隔壁5の
機能が損なわれて、プラズマディスプレイパネルの放電
発光が隣接する陽極同士でクロスしてしまうというよう
な異常を来す場合もある。
そこで、閉塞用タブレット28の高さを充分に大きく取
っても、封着後のパネルの対向間隔を目標値にまで縮め
ることを可能とする上述のパネル内外のガス圧力差を利
用する方法が有利となる。
〔発明の効果〕
以上のように、請求項(1)の発明によれば、パネルの
内側で通気孔を閉塞するとともにパネル相互を接着する
ように構成したので、プラズマディスプレイパネルを強
固に、かつ、その厚みを、純粋に背面パネルおよび前面
パネルの肉厚と該パネルの対向間隔の寸法とを足しただ
けの薄型にすることができる。
また、請求項(2)の製造方法の発明によれば、前面パ
ネルと背面パネルとの周縁部の封着と通気孔の閉塞を同
時に行うので、処理工程の短縮が可能であり設備投資額
も低く抑えられる等の効果が得られる。
また、請求項(3)の製造方法の発明によれば、パネル
周縁部の接着後、通気孔を閉塞するので、パネル接着後
の取扱いが容易化する。
【図面の簡単な説明】
第1図この発明の製造方法に係わる真空装置の排気およ
びガス導入の系統概略図、第2図はこの発明のプラズマ
ディスプレイパネルの平面図、第3図乃至第5図はこの
発明の製造方法を説明する第2図A−A線における切断
面の状態変化図、第6図乃至第9図はこの発明の他の製
造方法を説明する状態変化図、第10図、第11図はこ
の発明のさらに他の製造方法を説明する状態変化図、第
12図乃至第14図はこの発明の他の製造方法を説明す
る状態変化図、第15は従来のプラズマディスプレイパ
ネルの平面図、第16図は第15図のB−B線における
切断面を示す断面図、第17図および第18図は第16
図のプラズマディスプレイパネルの組立順序を示す断面
図、第19図は従来の他の組立順序を示す断面図である
。 1は背面パネル、2は通気孔、3は前面パネル、4は放
電電極配線(放電陽極配vA)、9は放電ガス、27.
28は閉塞部材(閉塞用ロッド、閉塞用タブレット)。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 (外2名) 第゛6 図 第 図 第゛15 図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明の第1のパネルと、この第1のパネルと一定
    間隔を隔てて対向配置された透明の第2のパネルと、上
    記第1及び第2のパネルの周縁部において上記第1及び
    第2のパネルに接着して上記第1のパネルと上記第2の
    パネルとの間に空間を形成する封止部材と、上記空間内
    の上記第1及び第2のパネル上にマトリクス状に対向し
    て設けられた放電電極と、上記空間に連通する通気孔を
    上記第1のパネルに形成し、上記第1のパネルの外側の
    表面より内側で上記通気孔の内壁に接着すると共に、上
    記第2のパネルの内側の表面に接着された閉塞部材とを
    備えたことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. (2)透明な第2のパネルの周縁部に封止部材を設け、
    この封止部材に接触し、上記封止部材の内側に貫通孔を
    配置した透明な第1のパネルを上記第2のパネルと対向
    させ、上記貫通孔を通して上記第2のパネル上に閉塞部
    材を設け、上記第1及び第2のパネルと上記封止部材に
    より形成される空間の真空排気を行い、上記空間内に放
    電ガスを導入した後、加熱処理を施すことにより上記封
    止部材によって上記第1及び第2のパネルの周縁部を接
    着し、上記閉塞部材によって上記貫通孔を閉塞するよう
    にしたことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの
    製造方法。
  3. (3)透明な第2のパネルの周縁部に封止部材を設け、
    この周縁部の内側に上記封止部材よりも高さが低く、か
    つ融点の高い閉塞部材を配置し、この閉塞部材上に貫通
    孔を配した透明な第1のパネルを上記封止部材に接して
    上記第2のパネルに対向配置し、上記第1及び第2のパ
    ネルと上記封止部材により形成される空間の真空排気を
    行い、上記空間内に放電ガスを導入した後、加熱して上
    記封止部材にて上記第1及び第2のパネルを接着し、更
    に加熱温度を上げて上記閉塞部材にて上記貫通孔を閉塞
    するようにしたことを特徴とするプラズマディスプレイ
    パネルの製造方法。
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