JP2000172202A - 平板型画像表示装置およびその製造方法 - Google Patents

平板型画像表示装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2000172202A
JP2000172202A JP36604198A JP36604198A JP2000172202A JP 2000172202 A JP2000172202 A JP 2000172202A JP 36604198 A JP36604198 A JP 36604198A JP 36604198 A JP36604198 A JP 36604198A JP 2000172202 A JP2000172202 A JP 2000172202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat panel
substrate
display
region
front substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36604198A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Ando
友和 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP36604198A priority Critical patent/JP2000172202A/ja
Publication of JP2000172202A publication Critical patent/JP2000172202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄くて軽い平板型画像表示装置を簡便にかつ
低コストで提供する。 【解決手段】 ガラス材からなる前面基板201と背面
基板202を対向させてそれらの間に密閉空間を形成す
ることにより製造される密閉容器206を有する平板型
画像表示装置またはその製造方法において、前面基板ま
たは背面基板に機械的強度を強化した強化領域218を
設ける。強化領域は前面基板または背面基板の外表面あ
るいは前面基板または/および背面基板の外表面の全面
または一部分であり、強化は風冷強化または化学強化に
より行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機あるいはコンピュータ等のディスプレイ、メッセージ
ボード等のような文字または画像の表示装置として使用
される平板型画像表示装置およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】平板型画像表示装置は、室内等に設置し
たときにかさばらず、外観的な体裁がよいことや、各種
機器類に組み込むにもコンパクトで収容効率がよいこと
等の利点があり、テレビジョン受像機あるいはコンピュ
ータ等のディスプレイ、メッセージボード等のような文
字または画像の表示装置として利用され、設置自由度の
高さより、壁掛けや天井へのはめ込み等が行なわれてい
る。
【0003】近年、平板型画像表示装置として、フィラ
メントからの熱電子放出を用いた蛍光表示管(以下VF
Dと呼称する)をはじめとし、電界電子放出を利用した
電界放出型ディスプレイ(以下FEDと呼称する)、表
面伝導型電子放出素子を利用した表面伝導型電子放出デ
ィスプレイ(以下SEDと呼称する)等の電子放出を利
用した平板型画像表示装置、ガス放電型素子を用いたプ
ラズマディスプレイパネル(以下PDPと呼称する)等
が生産され、利用されている。
【0004】図16は、上述した平板型画像表示装置の
中の1つであるSEDの従来例を説明するための図であ
る。図16は、密閉された容器である真空容器の断面図
であり、図17のA−A断面図でもある。図中、101
は蛍光体104を搭載した前面基板、102は前面基板
101に対向して配置され、表面伝導型電子放出素子と
呼ばれる電子源105を搭載した背面基板、103は前
面基板101と背面基板102の間に配置された外枠、
107は前面基板101、背面基板102および外枠1
03と共に気密な真空容器を形成する封止部材の役割を
果たすフリットガラス、106は前面基板101、背面
基板102、外枠103およびフリットガラス107で
構成される真空容器である。真空容器106の内部の圧
力は1×10-6Torr以下の高真空であり、不図示の
ゲッタによって高真空が維持されている。上述の平面型
画像表示装置や真空容器に関する具体的技術は、特開平
7−235255号公報等に開示されている。
【0005】真空容器106において、容器内部の圧力
と容器外部の差圧がほぼ大気圧と同じ100[kPa]
であるために、真空容器106の外表面には0.1[M
Pa]の圧力が一様に印加されることとなり、真空容器
が変形する。そして、特に前面基板101と背面基板1
02においては引っ張り応力が発生する。
【0006】図17は、前面基板101の外表面に発生
する引っ張り応力の分布を示す。図中、108は最も引
っ張り応力が大きい領域であり、外枠103の各辺中央
部上に位置する。構造的に真空容器106に発生する引
っ張り応力が大きくなると、装置の利用者が誤って物を
ぶつけてしまった等による加傷により基板にクラックが
入りやすくなる。クラックの発生によって真空がリーク
することにより画像表示装置として機能しなくなる。
【0007】前面基板101と背面基板102の真空部
分の一辺の長さが例えば50[mm]程度の比較的小型
の真空容器の場合には、3[mm]程度の厚さのガラス
基板を前面基板101および背面基板102に用いて
も、それぞれの基板に発生する引っ張り応力の最大値は
9[MPa]である。一方、基板ガラスの平均破壊応力
の50[MPa]に対して安全率を5としたときの許容
応力は10[MPa]であるので、真空容器106は安
全である。また、画面サイズ3インチ(対角)程度の真
空容器は、3[mm]厚さの基板を用いた際のほぼ最大
の真空容器である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
画面サイズ5インチ(対角)以上の真空容器を製造しよ
うとする場合には、前面基板101と背面基板102に
発生する引っ張り応力が大きくなることにより、クラッ
クの発生を回避するために、前面基板101と背面基板
102の基板厚さを数十[mm]とする必要性が生じ
る。厚い基板を利用することで真空容器の重量は増加
し、厚くなり、ひいては、平板型画像表示装置も厚く、
重くなってしまい、壁掛けTV等で利用するには不向き
となる。また、材料費も上昇する。
【0009】また、大面積の平板型画像表示装置に用い
る真空容器では、前面基板101と背面基板102の間
に大気圧支持用の支柱を挿入することにより大面積化が
可能であるが、製造工程が複雑になるとともに、製造コ
ストが高くなる。
【0010】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点に鑑み、大面積でも薄くて軽い平板型画像表示装置
を提供すること、さらにはこれを簡便にかつ低コストで
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明では、ガラス材からなる前面基板と背面基板を対
向させてそれらの間に密閉空間を形成することにより製
造される密閉容器を有する平板型画像表示装置におい
て、前記前面基板または背面基板に機械的強度を強化し
た強化領域を有することを特徴とする。
【0012】また、ガラス材からなる前面基板と背面基
板を対向させてそれらの間に密閉空間を形成することに
より密閉容器を製造する工程を有する平板型画像表示装
置の製造方法において、前記前面基板または背面基板に
機械的強度を強化した強化領域を形成する工程を具備す
ることを特徴とする。
【0013】これによれば、前面基板または背面基板に
機械的強度を強化した強化領域を形成するようにしたた
め、軽量かつ薄型な真空容器を有する平板型画像表示装
置が得られる。また、従来では真空容器の製造において
支柱を必要としていた画面サイズの平板型画像表示装置
においても、支柱を用いずに、実現可能な厚さの基板を
用いて真空容器が製造される。また、真空容器(または
パネル外囲器)の強度が高まる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態におい
ては、強化領域は前面基板または背面基板の外表面、あ
るいは前面基板または/および背面基板の外表面の全面
または一部分である。また、強化領域は風冷強化または
化学強化により強化する。平板型画像表示装置として
は、SED、FED、VFD、PDP等が該当する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の平板型画像表示装置およびそ
の製造方法の具体的な実施例について図面を参照して説
明する。 (実施例1)[VFDを風冷部分強化] 図1は第1の実施例に係る平板型画像表示装置とその製
造方法を説明するための概略工程図である。本実施例で
は、文献「蛍光表示管」(岸野隆雄編著;産業図書発
行)第6章の「蛍光表示管の製造工程」に従っている。
251は金属部品の組立工程であり、252は前面基板
に導電膜を搭載する等の前工程であり、253は背面基
板にフィラメント(熱電子源)、グリッド、およびアノ
ードの基本的電極と配線等によって構成される電子源2
05を搭載する前工程である。254は最終組立工程で
あり、金属部品、外枠203、前面基板201および背
面基板202の位置合せ等を行なう工程である。255
は封着工程であり、最終組立工程254で組み上げられ
たものを焼成によって一体化し、密閉容器である真空容
器を製造する工程である。256は真空容器の強化を行
なう強化工程である。257は真空容器の内部を真空に
する真空排気工程である。258は後工程であり、電子
源に通電を行なうエージング工程である。259は駆動
回路組み付け工程であり、駆動が行えるように回路等を
組み付ける工程である。そして、駆動回路組み付け工程
259において製造工程が完了し、平面型画像表示装置
が完成する。
【0016】図2は図1の工程図における封着工程25
5を経た真空容器の断面図である。図中、201は前工
程252を経た前面基板、202は前面基板201に対
向して配置された、前工程253を経た背面基板、20
3は前面基板201と背面基板202の間に配置された
外枠、215は前面基板201、背面基板202および
外枠203と共に気密な真空容器を形成する封止部材の
役割を果たすフリットガラス、204は、前工程252
を経て前面基板201上に搭載された導電膜である。2
05は前工程253を経て背面基板202上に搭載され
た電子源である。206は前面基板201、背面基板2
02、外枠203、フリットガラス215および部品組
立工程251を経た金属部品(不図示)より構成され、
最終組立工程254と封着工程255を経て製造された
真空容器である。
【0017】前面基板201と背面基板202と外枠2
03には、共に日本板硝子社製の青板ガラス(軟化点温
度730℃、歪点温度500℃、熱膨張係数90×10
-7[/℃]、ヤング率73[GPa]、ポアソン比0.
23)を用い、フリットガラス215には日本電気硝子
社製ディスプレイパネル封着用ガラスである結晶性のフ
リットガラスLS−7105(軟化点温度450℃)を
用いた。前面基板201の厚さは2[mm]、背面基板
202の厚さは従来例(図16)と同じ3[mm]であ
り、真空容器206の内部の大きさは一辺の長さが50
[mm]、基板間距離は5[mm]である。
【0018】図3は、前面基板201の部分強化を行な
う領域を説明するための図である。図中、208は部分
強化領域であり、図17に示される従来例の引っ張り応
力が大きい領域108に相当する領域である。部分強化
領域208は、大きさが長手方向25[mm]、短手方
向10[mm]の楕円形状であり、4箇所に設定する。
以上の構成および図1の工程図に従い、真空容器206
を製造し、ガラスハンドブック(朝原書店発行)に記載
されている部分強化の方法に従って、真空容器206の
部分強化領域208を風冷によって部分強化した。図4
は、真空容器206の強化領域208に対して風冷強化
を行なった後の真空容器206の断面図であり、図3の
B−B断面図である。図中、218は部分強化された領
域である。図5は、部分強化された領域208の中の代
表的な点である点bにおける風冷強化処理後の基板厚さ
方向の応力分布を表わす図である。図中、231は残留
応力分布であり、外表面では圧縮応力層が形成され、内
表面で引っ張り応力層が形成されている。
【0019】次に、真空排気工程257において、真空
容器206の内部を真空に引いた。これによって、図5
に示すような大気圧による応力分布232が発生する
が、風冷強化処理によって残留した応力の効果により、
点bに発生する真空排気工程後の真空容器206におけ
る応力分布233は、残留応力分布231と大気圧によ
る応力分布232を足し合せた分布となる。また、図5
に示した応力分布は点bに限定されるものではなく、強
化領域208内においては全域で点bとほぼ同等であ
る。
【0020】すなわち、前面基板201の板厚が従来例
より1[mm]薄く、気圧差100[kPa]によって
発生する引っ張り応力は実線で示すように最大で20
[MPa]であったが、残留応力として一点鎖線で示す
ような最大10[MPa]の圧縮応力を与えたため、点
線で示すように差し引き10[MPa]の引っ張り応力
が点bの外表面に発生した。つまり、従来とほぼ同じ性
能を有する真空容器を製造することができた。なお、上
述の前面基板201の点b表面におけるそれぞれの応力
値は、ひずみゲージを用いて試行を繰り返し、風冷時の
冷却条件を最適として実施した場合の応力値である。
【0021】その後、前述のように図1の工程図に沿っ
て後工程258、および駆動回路組み付け工程259等
の工程を行なってVFDを製造し、平板型画像表示装置
を完成し、画像表示に成功した。
【0022】本実施例では上記構成によって真空容器2
06について、約2割の軽量化と薄型化を達成し、その
結果、平板型画像表示装置の1つであるVFDの軽量化
と薄型化を実現した。
【0023】また、本実施例ではフィラメントの熱電子
源からの電子放出を利用したVFDで本発明を実現した
が、平板型画像表示装置の種類はこれに限定されるもの
ではない。すなわち、SEDあるいはFED等の電子源
を利用した平板型画像表示装置のガラスを用いた真空容
器、またはガラスを用いるPDP等の平板型画像表示装
置の製造においても同等の効果を得た。
【0024】(実施例2)[PDPを風冷全面強化] 図6は第2の実施例に係る平板型画像表示装置とその製
造方法を説明するための概略工程図である。本実施例は
既存のPDP技術に基づいている。図中、331は前面
基板301に表示電極、誘電体層、誘電体保護膜等を搭
載する前工程であり、332は背面基板302にアドレ
ス電極、隔壁、蛍光体層等を搭載する前工程である。3
33は前面基板301および背面基板302を位置合せ
して一体化する一体化工程であり、これによって密閉容
器であるパネル外囲器310が完成する。334はパネ
ル外囲器310の強化工程である。335はガス充填工
程であり、放電空間305に放電ガスを充填する工程で
ある。続いて行なわれる後工程336では数時間にわた
って全面点燈を行なうエージング等を行なう。そして、
337は駆動回路の組み付け工程であり、この工程にお
いて駆動回路等と電気的な接続等を行なうことによっ
て、PDPの製造が完了し、平面型画像表示装置が完成
する。
【0025】図7は、PDPのパネル外囲器310の概
略断面図である。図中、301は前工程331を経た前
面基板であり、302は前面基板301と対向して配置
された、前工程332を経た背面基板である。304は
前面基板301と背面基板302の間隙に配置された障
壁であり、前工程332において形成されたものであ
る。305はガス充填工程335で放電ガスが充填され
る放電空間である。303は前面基板301と背面基板
302を気密に接着する封止手段であるフリットガラス
であり、310は前面基板301、背面基板302およ
びフリットガラス303によって構成され、一体化工程
333を経て形成されたパネル外囲器である。
【0026】前面基板301と背面基板302は、とも
に日本板硝子社製の青板ガラスであり、軟化点温度は7
30℃である。フリットガラス303としては、日本電
気硝子社製ディスプレイパネル封着用ガラスである結晶
性のフリットガラスLS−7105(軟化点温度は45
0℃)を用いている。
【0027】以上の構成および工程に従い、既存のPD
Pの製造方法に基づいてパネル外囲器310を製造し、
パネル外囲器310の強化工程334において、前面基
板301と背面基板302の外側表面に強化処理を施し
た。強化処理に際しては、ガラスハンドブック(朝原書
店発行)に記載されている風冷強化の方法に従い、パネ
ル外囲器310を板ガラスに置き換えて風冷強化を行な
った。その際、表面での圧縮残留応力としては10[M
Pa]を与えた。なお、望ましい残留応力値は平板型画
像表示装置として利用する際の設置場所に依存し、一般
家庭であれば1〜10[MPa]、屋外利用であれば1
〜20[MPa]が望ましい。図8は強化工程334を
経たパネル外囲器310の断面図である。図中、318
は強化された領域である。
【0028】次に、後工程336、さらに駆動回路組み
付け工程337を経て、PDPを完成し、画像表示に成
功した。
【0029】本実施例によれば、風冷強化によってパネ
ル外囲器310は強化されるため、平板型画像表示装置
として利用しているときに誤って物をぶつけた場合、も
しくは屋外で利用中に石等がぶつかった場合でもクラッ
ク発生による真空リークがおきにくい平板型画像表示装
置を製造することができる。
【0030】本実施例ではPDPを製造することで本発
明を実現したが、平板型画像表示装置の種類はこれに限
定されるものではなく、SED、FED、VFD等の電
子源を利用した平板型画像表示装置の真空容器の製造に
おいても同等の効果を得た。
【0031】(実施例3)[SEDを化学強化] 図9は第3の実施例に係る平板型画像表示装置の製造方
法を説明するための概略工程図である。図中、431は
前面基板401に蛍光体、透明電極等を搭載する前工程
であり、432は背面基板402に表面伝導型電子放出
素子の電子源等を搭載する前工程である。433は前面
基板401、背面基板402および外枠403を所定の
位置に合わせた後にフリットガラスを用いて一体化する
封着工程であり、これにより、密閉容器である真空容器
406が完成する。434は真空容器を強化する真空容
器の強化工程である。435は強化された真空容器内部
を真空に排気する真空排気工程であり、続く436は、
活性化、エージング等の電子源に対する工程を行なう後
工程であり、その後、駆動回路組み付け工程437によ
って駆動回路等と電気的な接続等を行なうことにより、
平板型画像表示装置の製造が完了し、平板型画像表示装
置が完成する。
【0032】図10は、図9の製造工程図に基づいて封
着工程433を経た真空容器406の断面図である。図
中、401は前工程431を経た前面基板、402は前
面基板401に対向して配置された、前工程432を経
た背面基板、403は前面基板401と背面基板402
の間に配置された外枠、415は前面基板401、背面
基板402および外枠403と共に気密な真空容器を形
成する封止部材の役割を果たすフリットガラス、406
は前面基板401、背面基板402、外枠403および
フリットガラス415により構成される真空容器であ
る。
【0033】前面基板401、背面基板402および外
枠403にはいずれも日本板硝子社製の青板ガラス(軟
化点温度730℃、歪点温度500℃、熱膨張係数90
×10-7[/℃]、ヤング率73[GPa]、ポアソン
比0.23)を用い、フリットガラス415には日本電
気硝子社製ディスプレイパネル封着用ガラスである結晶
性のフリットガラスLS−7105(軟化点温度450
℃)を用いている。前面基板401と背面基板402の
厚さは、図16の従来例と同じ3[mm]であり、真空
容器406の内部の大きさは一辺の長さが90[m
m]、基板間距離は2[mm]である。
【0034】上記構成および製造工程に従って真空容器
406を製造し、強化工程434において、その背面基
板402の外表面を化学強化、中でも低温型イオン交換
法によって強化処理することにより真空容器406の強
化を行なった。なお、強化処理はガラスハンドブック
(朝原書店発行)に記載されている化学強化工程(低温
型イオン交換)に従って行なった。
【0035】図11〜図14は、真空容器406の強化
工程434を説明するための図である。図中、421は
溶融塩である硝酸カリ溶融塩422を450℃に加熱す
る炉であり、420は真空容器406の周囲を支持し、
背面基板402を溶融塩422に浸けるための支持部材
である。図11は、真空容器406を、支持部材420
によって支持し、炉421によって背面基板402の転
移温度を超えない温度である450℃に加熱された硝酸
カリ溶融塩422に浸ける前の様子を示している。硝酸
カリ溶融塩422に浸けるためには、本実施例では支持
部材420を下げるが、この代わりに硝酸カリ溶融塩4
22の液面を上昇させてもかまわない。図12は、背面
基板402の外表面を硝酸カリ溶融塩422に浸け、強
化処理を行なっている工程を示す。図13は、背面基板
402を硝酸カリ溶融塩422より引き上げて、外表面
の強化処理を終えた時点を示す。図中の418は強化さ
れた領域である。前面基板401に対しても同様の工程
を行なうことによって、前面基板401の外表面の強化
処理を行なう。
【0036】図14は、強化工程434が完了した真空
容器406を示す。背面基板402および前面基板40
1は、外表面の強化処理が完了して強化された領域41
8を有する。化学強化処理により、基板ガラス中に含ま
れるNaプラスイオンと溶融塩中のKプラスイオンが交
換されている。なお、ガラスの化学強化処理には、この
他、低温イオン交換による方法としてガラス中のLiプ
ラスイオンと溶融塩のNaプラスイオンを交換する方法
等があり、その他には、高温型イオン交換による方法等
もあり、これらによっても本実施例と同等の効果が得ら
れる。
【0037】図15は強化工程434での化学強化処理
によって基板ガラスに発生した厚さ方向の残留応力の分
布を示す図である。同図に示すように、表面部分の40
μmで約300[MPa]の圧縮応力層が形成された。
【0038】さらに、図9の製造工程に従い、真空排気
工程435において、内部を真空にしたところ、気圧差
100[kPa]によって31[MPa]の引っ張り応
力が発生した。しかしながら、残留応力として約300
[MPa]の圧縮応力が存在するため、差し引き約27
0[MPa]の圧縮応力が発生することになり、割れに
くく、従来と同レベルの安全性を有する真空容器を製造
することができた。すなわち、従来技術によれば、厚さ
3[mm]の基板ガラスを利用した場合には真空容器の
大きさは一辺50[mm]が限界であったが、本実施例
によれば、化学強化を施すことによって、大気圧を支持
するための支柱を用いずに、同じ3[mm]厚さの基板
を利用して、一辺93[mm]の真空容器が可能となっ
たのである。続いて、後工程436および駆動回路組み
付け工程437を経て、平板型画像表示装置を完成し、
画像表示に成功した。
【0039】本実施例では、平板型画像表示装置のガラ
スで構成される真空容器を製造する工程において、真空
容器を構成する前面基板と背面基板の外表面に化学強化
処理を施すことにより、従来より大型の真空容器を製造
し、従来より大きな画面を有する平板型画像表示装置を
製造することを、スペーサを用いないで実現した。つま
り、従来と同じように安全であり、かつ、スペーサを利
用せずに従来より大面積である平板型画像表示装置を安
価に製造することを実現した。
【0040】なお、本実施例では、表面伝導電子放出を
利用したSEDで本発明を実現したが、本発明におい
て、平板型画像表示装置の種類はこれに限定されるもの
ではない。本発明は、VFD、FED等の電子源を利用
した平板型画像表示装置の真空容器、PDPを利用した
平板型画像表示装置等の製造においても同等の効果を有
する。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、軽
量かつ薄型な真空容器を有する軽量かつ薄型の平板型画
像表示装置を提供することができる。また、装置の薄型
化による部材のコストダウンを実現することができる。
また、従来では真空容器の製造において支柱を必要とし
ていた画面サイズの平板型画像表示装置を、支柱を用い
ずに、低コストで製造することができる。さらに、前面
基板の安全性において、従来と同レベルの安全性を有す
る平板型画像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る平板型画像表示
装置の製造方法を説明するための概略工程図である。
【図2】 図1中の封着工程を経た真空容器の断面図で
ある。
【図3】 図1中の強化工程において前面基板の部分強
化を行なう領域を説明するための上面図である。
【図4】 図1中の強化工程において真空容器の強化領
域に対して風冷強化を行なった後の真空容器の断面図で
ある。
【図5】 図1中の強化工程において部分強化された領
域の中の代表的な点における基板厚さ方向の応力分布を
表わす図である。
【図6】 本発明の第2の実施例に係る平板型画像表示
装置の製造方法を説明するための概略工程図である。
【図7】 図6の工程において製造されるプラズマディ
スプレイパネルのパネル外囲器の概略断面図である。
【図8】 図6中の強化工程を経たパネル外囲器の断面
図である。
【図9】 本発明の第3の実施例に係る平板型画像表示
装置の製造方法を説明するための概略工程図である。
【図10】 図9の製造工程に基づいて封着工程を経た
真空容器の断面図である。
【図11】 図9中の強化工程において真空容器の背面
基板の化学強化処理を行なう前の様子を示す断面図であ
る。
【図12】 図9中の強化工程において背面基板の化学
強化処理を行なっている工程を示す断面図である。
【図13】 図9中の強化工程における背面基板の化学
強化処理が完了した様子を示す断面図である。
【図14】 図9中の強化工程による化学強化処理が完
了した真空容器の断面図である。
【図15】 図9中の強化工程での化学強化処理後の基
板の応力分布を示す図である。
【図16】 従来の平板型画像表示装置を説明するため
の真空容器の断面図である。
【図17】 図16の真空容器の前面基板の応力分布を
示す図である。
【符号の説明】
101:蛍光体104を搭載した前面基板、102:背
面基板、103:外枠、104:蛍光体、105:電子
源、106:真空容器、107:フリットガラス、10
8:最も引っ張り応力が大きい領域、201:前面基
板、202:背面基板、203:外枠、204:透明導
電膜、205:電子源、206:真空容器、208:部
分強化領域、215:フリットガラス、231:残量応
力分布、232:大気圧による応力分布、233:真空
排気後の応力分布、251:部品組立工程、252:前
面基板201に対する前工程、253:背面基板202
に対する前工程、254:最終組立工程、255:封着
工程、256:真空容器206の強化工程、257:真
空排気工程、258:後工程、259:駆動回路組み付
け工程、301:前面基板、302:背面基板、30
3:フリットガラス、304:障壁、305:放電空
間、310:パネル外囲器、318:強化された領域、
331:全面基板301の前工程、332:背面基板3
02の前工程、333:一体化工程、334:パネル外
囲器310の強化工程、335:ガス充填工程、33
6:後工程、337:駆動回路組み付け工程、401:
前面基板、402:背面基板、403:外枠、406:
真空容器、415:フリットガラス、418:強化され
た領域、420:支持部材、421:炉、422:硝酸
カリ溶融塩、431:前面基板401の前工程、43
2:背面基板402の前工程、433:封着工程、43
4:真空容器406の強化工程、435:真空排気工
程、436:後工程、437:駆動回路組み付け工程。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス材からなる前面基板と背面基板を
    対向させてそれらの間に密閉空間を形成することにより
    製造される密閉容器を有する平板型画像表示装置におい
    て、前記前面基板または背面基板に機械的強度を強化し
    た強化領域を有することを特徴とする平板型画像表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記強化領域は前記前面基板の外表面で
    あることを特徴とする請求項1に記載の平板型画像表示
    装置。
  3. 【請求項3】 前記強化領域は前記背面基板の外表面で
    あることを特徴とする請求項1に記載の平板型画像表示
    装置。
  4. 【請求項4】 前記強化領域は前記前面基板または/お
    よび背面基板の外表面の全面であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の平板型画像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記強化領域は前記前面基板または/お
    よび背面基板の外表面の一部分であることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の平板型画像表示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記強化領域は風冷強化により強化した
    領域であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    項に記載の平板型画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記強化領域は化学強化により強化した
    領域であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    項に記載の平板型画像表示装置。
  8. 【請求項8】 表面伝導型電子放出ディスプレイである
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    平板型画像表示装置。
  9. 【請求項9】 電界放出型電子放出ディスプレイである
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    平板型画像表示装置。
  10. 【請求項10】 蛍光表示管であることを特徴とする請
    求項1〜7のいずれか1項に記載の平板型画像表示装
    置。
  11. 【請求項11】 プラズマディスプレイであることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の平板型画
    像表示装置。
  12. 【請求項12】 ガラス材からなる前面基板と背面基板
    を対向させてそれらの間に密閉空間を形成することによ
    り密閉容器を製造する工程を有する平板型画像表示装置
    の製造方法において、前記前面基板または背面基板に機
    械的強度を強化した強化領域を形成する工程を具備する
    ことを特徴とする平板型画像表示装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記強化領域は前記前面基板の外表面
    であることを特徴とする請求項12に記載の平板型画像
    表示装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記強化領域は前記背面基板の外表面
    であることを特徴とする請求項12に記載の平板型画像
    表示装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記強化領域は前記前面基板または/
    および背面基板の外表面の一部分であることを特徴とす
    る請求項12〜14のいずれか1項に記載の平板型画像
    表示装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記強化領域は前記前面基板または/
    および背面基板の外表面の全面であることを特徴とする
    請求項12〜14のいずれか1項に記載の平板型画像表
    示装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記強化領域を風冷強化により形成す
    ることを特徴とする請求項12〜16のいずれか1項に
    記載の平板型画像表示装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記強化領域を化学強化により形成す
    ることを特徴とする請求項12〜16のいずれか1項に
    記載の平板型画像表示装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記平板型画像表示装置は表面伝導型
    電子放出ディスプレイであることを特徴とする請求項1
    2〜18のいずれか1項に記載の平板型画像表示装置の
    製造方法。
  20. 【請求項20】 前記平板型画像表示装置は電界放出型
    電子放出ディスプレイであることを特徴とする請求項1
    2〜18のいずれか1項に記載の平板型画像表示装置の
    製造方法。
  21. 【請求項21】 前記平板型画像表示装置は蛍光表示管
    であることを特徴とする請求項12〜18のいずれか1
    項に記載の平板型画像表示装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記平板型画像表示装置はプラズマデ
    ィスプレイであることを特徴とする請求項12〜18の
    いずれか1項に記載の平板型画像表示装置の製造方法。
JP36604198A 1998-12-09 1998-12-09 平板型画像表示装置およびその製造方法 Pending JP2000172202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36604198A JP2000172202A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 平板型画像表示装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36604198A JP2000172202A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 平板型画像表示装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000172202A true JP2000172202A (ja) 2000-06-23

Family

ID=18485776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36604198A Pending JP2000172202A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 平板型画像表示装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000172202A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009037846A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Pioneer Electronic Corp フラットディスプレイパネル
JP2015091619A (ja) * 2006-05-19 2015-05-14 マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー ナノ構造強化された複合体およびナノ構造強化方法
US9296638B2 (en) 2014-07-31 2016-03-29 Corning Incorporated Thermally tempered glass and methods and apparatuses for thermal tempering of glass
US10195797B2 (en) 2013-02-28 2019-02-05 N12 Technologies, Inc. Cartridge-based dispensing of nanostructure films
US10350837B2 (en) 2016-05-31 2019-07-16 Massachusetts Institute Of Technology Composite articles comprising non-linear elongated nanostructures and associated methods
US10399316B2 (en) 2006-05-19 2019-09-03 Massachusetts Institute Of Technology Nanostructure-reinforced composite articles and methods
US10611664B2 (en) 2014-07-31 2020-04-07 Corning Incorporated Thermally strengthened architectural glass and related systems and methods
US11031657B2 (en) 2017-11-28 2021-06-08 Massachusetts Institute Of Technology Separators comprising elongated nanostructures and associated devices and methods, including devices and methods for energy storage and/or use
US11097974B2 (en) 2014-07-31 2021-08-24 Corning Incorporated Thermally strengthened consumer electronic glass and related systems and methods
US11485673B2 (en) 2017-08-24 2022-11-01 Corning Incorporated Glasses with improved tempering capabilities
US11643355B2 (en) 2016-01-12 2023-05-09 Corning Incorporated Thin thermally and chemically strengthened glass-based articles
US11697617B2 (en) 2019-08-06 2023-07-11 Corning Incorporated Glass laminate with buried stress spikes to arrest cracks and methods of making the same
US11708296B2 (en) 2017-11-30 2023-07-25 Corning Incorporated Non-iox glasses with high coefficient of thermal expansion and preferential fracture behavior for thermal tempering
US11760848B2 (en) 2017-09-15 2023-09-19 Massachusetts Institute Of Technology Low-defect fabrication of composite materials
US11795102B2 (en) 2016-01-26 2023-10-24 Corning Incorporated Non-contact coated glass and related coating system and method

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015091619A (ja) * 2006-05-19 2015-05-14 マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー ナノ構造強化された複合体およびナノ構造強化方法
US11787691B2 (en) 2006-05-19 2023-10-17 Massachusetts Institute Of Technology Continuous process for the production of nanostructures including nanotubes
US11458718B2 (en) 2006-05-19 2022-10-04 Massachusetts Institute Of Technology Nanostructure-reinforced composite articles and methods
US10906285B2 (en) 2006-05-19 2021-02-02 Massachusetts Institute Of Technology Nanostructure-reinforced composite articles and methods
US10399316B2 (en) 2006-05-19 2019-09-03 Massachusetts Institute Of Technology Nanostructure-reinforced composite articles and methods
US10265683B2 (en) 2006-05-19 2019-04-23 Massachusetts Institute Of Technology Continuous process for the production of nanostructures including nanotubes
JP2009037846A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Pioneer Electronic Corp フラットディスプレイパネル
US10195797B2 (en) 2013-02-28 2019-02-05 N12 Technologies, Inc. Cartridge-based dispensing of nanostructure films
US9975801B2 (en) 2014-07-31 2018-05-22 Corning Incorporated High strength glass having improved mechanical characteristics
US11097974B2 (en) 2014-07-31 2021-08-24 Corning Incorporated Thermally strengthened consumer electronic glass and related systems and methods
US10233111B2 (en) 2014-07-31 2019-03-19 Corning Incorporated Thermally tempered glass and methods and apparatuses for thermal tempering of glass
US10005691B2 (en) 2014-07-31 2018-06-26 Corning Incorporated Damage resistant glass article
US11891324B2 (en) 2014-07-31 2024-02-06 Corning Incorporated Thermally strengthened consumer electronic glass and related systems and methods
US9802853B2 (en) 2014-07-31 2017-10-31 Corning Incorporated Fictive temperature in damage-resistant glass having improved mechanical characteristics
US10611664B2 (en) 2014-07-31 2020-04-07 Corning Incorporated Thermally strengthened architectural glass and related systems and methods
US9783448B2 (en) 2014-07-31 2017-10-10 Corning Incorporated Thin dicing glass article
US9296638B2 (en) 2014-07-31 2016-03-29 Corning Incorporated Thermally tempered glass and methods and apparatuses for thermal tempering of glass
US10077204B2 (en) 2014-07-31 2018-09-18 Corning Incorporated Thin safety glass having improved mechanical characteristics
US9776905B2 (en) 2014-07-31 2017-10-03 Corning Incorporated Highly strengthened glass article
US11643355B2 (en) 2016-01-12 2023-05-09 Corning Incorporated Thin thermally and chemically strengthened glass-based articles
US11795102B2 (en) 2016-01-26 2023-10-24 Corning Incorporated Non-contact coated glass and related coating system and method
US10350837B2 (en) 2016-05-31 2019-07-16 Massachusetts Institute Of Technology Composite articles comprising non-linear elongated nanostructures and associated methods
US11485673B2 (en) 2017-08-24 2022-11-01 Corning Incorporated Glasses with improved tempering capabilities
US11760848B2 (en) 2017-09-15 2023-09-19 Massachusetts Institute Of Technology Low-defect fabrication of composite materials
US11031657B2 (en) 2017-11-28 2021-06-08 Massachusetts Institute Of Technology Separators comprising elongated nanostructures and associated devices and methods, including devices and methods for energy storage and/or use
US11708296B2 (en) 2017-11-30 2023-07-25 Corning Incorporated Non-iox glasses with high coefficient of thermal expansion and preferential fracture behavior for thermal tempering
US11697617B2 (en) 2019-08-06 2023-07-11 Corning Incorporated Glass laminate with buried stress spikes to arrest cracks and methods of making the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3517624B2 (ja) 画像形成装置
US6194830B1 (en) Multi-compartment getter-containing flat-panel device
JP2000311630A (ja) 真空容器とその製造方法、および真空容器を備える平板型画像表示装置
US5789848A (en) Field emission display having a cathode reinforcement member
JP2000172202A (ja) 平板型画像表示装置およびその製造方法
JP4393308B2 (ja) 画像表示装置の製造方法
JP2001210258A (ja) 画像表示装置およびその製造方法
US7758396B2 (en) Plasma display panel having a gas absorption member
US6139390A (en) Local energy activation of getter typically in environment below room pressure
JP2834061B2 (ja) 電界放出型表示素子
US6332821B1 (en) Method for fabricating plasma display device
US20040242114A1 (en) Method and apparatus for manufacturing image display device
EP0958589B1 (en) Local energy activation of getter
US4303847A (en) Flat-panel display with gas-impervious metallic sheet forming part of sealed enclosure
US6827621B1 (en) Method and apparatus for manufacturing flat image display device
JP2000260304A (ja) フラットパネルディスプレイ
JPH07249388A (ja) 気密封止構造体及びその製造方法
JP2006093117A (ja) 気密容器と画像表示装置の製造方法
JPH11317182A (ja) 画像表示装置
JP3189409B2 (ja) フラットディスプレイ及びその製造方法
JP2000172196A (ja) 平板型画像表示装置およびその製造方法
JPH1064429A (ja) 画像表示装置の製造方法
JP2001312967A (ja) フラットパネルディスプレイを排気および封止する方法、ならびにそれを用いたフラットパネルディスプレイ
KR20040054183A (ko) 전계방출 표시장치의 제조방법
PRlOR Prior Art