JP2000172196A - 平板型画像表示装置およびその製造方法 - Google Patents

平板型画像表示装置およびその製造方法

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JP2000172196A
JP2000172196A JP36604098A JP36604098A JP2000172196A JP 2000172196 A JP2000172196 A JP 2000172196A JP 36604098 A JP36604098 A JP 36604098A JP 36604098 A JP36604098 A JP 36604098A JP 2000172196 A JP2000172196 A JP 2000172196A
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strengthening
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JP36604098A
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English (en)
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Tomokazu Ando
友和 安藤
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール層の破壊を防止する。 【解決手段】 前面基板121および背面基板122
を、両基板間に密閉空間を形成するようにシール部材1
23で接着して構成したパネル外囲器124を有する平
板型画像表示装置において、前記シール部材に強化処理
を施す。また、それらの間に密閉空間を形成している前
面基板121および背面基板122と、前面基板または
背面基板に設けられた排気孔141に排気管140を接
着して接続するために使用したシール部材142とを有
するパネル外囲器124を備えた平板型画像表示装置に
おいて、シール部材に強化処理を施す。シール部材の強
化処理は、たとえばノズル150、151からの冷風に
よる風冷強化によって行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機あるいはコンピュータ等のディスプレイ、メッセージ
ボード等のような文字または画像の表示装置として使用
される平板型画像表示装置およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】平板型画像表示装置は、室内等に設置し
たときにかさばらず、外観的な体裁がよいことや、各種
機器類に組み込むにもコンパクトで収容効率がよいこと
等の利点があり、テレビジョン受像機、コンピュータ等
のディスプレイ、メッセージボード等のような文字また
は画像の表示装置として利用され、設置自由度の高さよ
り、壁掛けや天井へのはめ込み等が行なわれている。
【0003】近年、平板型画像表示装置として蛍光表示
管をはじめとし、冷陰極電子源である電界放出型および
表面伝導型の電子放出素子を用いた表示装置や、ガス放
電型素子を用いたプラズマディスプレイパネルと呼ばれ
る表示装置が生産され、利用されている。
【0004】図6は従来の平板型画像形成装置の1つで
あるプラズマディスプレイパネルの製造方法を説明する
ための図である。図中、801は前面基板形成工程、8
02は背面基板形成工程、803は一体化工程、804
は後工程である。一体化工程803は4つの工程を含ん
でおり、805は重ね合せ工程、806は加熱工程、8
07はシール温度維持工程、808は徐冷工程である。
【0005】図7は、上述の平板型画像表示装置の製造
工程を終えたパネル外囲器824の構成を説明するため
の断面図(排気管部を除く)である。図中、821は前
面基板側形成工程801を経た前面基板、822は背面
基板側形成工程802を経た背面基板、819は前面基
板821と背面基板822の間に、放電ガスを充填する
ための放電空間830を形成するための隔壁である。8
23は対向する前面基板821と背面基板822の周縁
部に配置されたシール層であり、2枚の基板821と8
22を接着し、密閉容器であるパネル外囲器824を構
成している。
【0006】図8はパネル外囲器824の排気管部を説
明するための概略断面図である。図中、840は排気
管、841は背面基板822の周縁に設けられた排気
孔、842は背面基板822と排気管840を接着する
ための低融点ガラスからなるシール層である。
【0007】前面基板形成工程801においては、ガラ
ス基板上に、表示電極、誘電体層および誘電体保護膜を
順次形成して、前面基板821を完成する。背面基板形
成工程802においては、ガラス基板上に、下地層、ア
ドレス電極、誘電体層、隔壁、そして蛍光体を順次形成
し、背面基板822を完成する。
【0008】一体化工程803を詳細に説明する。ま
ず、重ね合わせ工程805において、前面基板形成工程
801を経た前面基板821と、背面基板形成工程80
2を経た背面基板822を所定の位置関係に保持し、互
いに押し付ける。同時に、排気管840とシール層84
2を背面基板822に設けられた排気孔841に位置合
せし、押し付けて保持する。次に、加熱工程806にお
いて、電気炉内で、低融点ガラスで構成されるシール層
823のシール温度まで全体を加熱し、シール温度維持
工程807において、シール温度を所定時間維持する。
次の徐冷工程808では、自然冷却または強制冷却によ
り室温まで下げて、前面基板821と背面基板822、
および背面基板822と排気管840のシールを完了す
る。この時点で、放電空間830が形成され、密閉容器
であるパネル外囲器824が完成する。
【0009】次の後工程804においては、放電空間8
30に放電ガスを充填し、さらに各種電極を外部の駆動
回路基板と電気的に接続し、平板型画像表示装置の製造
を完了する。従来は上述のような工程に従ってプラズマ
ディスプレイが製造されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法によれば、低融点ガラスからなるシール層82
3の強度はガラス材料が用いられている前面基板821
および背面基板822の強度よりも低いために、平板型
画像表示装置の製造中に、外力や熱ひずみ等によってシ
ール層823でクラックが発生することが多く、歩留り
を下げる原因となっている。詳しくは、後工程804で
発生する以下のような現象である。
【0011】すなわち、パネル外囲器824の内部を真
空にするために、排気管840を外部の真空排気系(不
図示)につなぎ、脱ガス等を行なうために200℃まで
加熱するが、真空排気系とパネル外囲器824との位置
関係が熱膨張差等によって変化することにより、シール
層842に引っ張り応力が発生し、強度が弱いために破
壊することがある。また、画像を表示するための駆動を
行なう際に、各種電極で発生する熱のために、パネル外
囲器824内に熱歪みが発生し、強度の弱いシール層8
42にひびが入り、真空がリークすることがある。
【0012】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点に鑑み、平板型画像表示装置およびその製造方法に
おいて、シール層にひびが入ることを防止することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明では、前面基板および背面基板を、両基板間に密
閉空間を形成するようにシール部材で接着して構成した
パネル外囲器を有する平板型画像表示装置において、前
記シール部材は機械的強度を上げる強化処理が施されて
いることを特徴とする。
【0014】また、それらの間に密閉空間を形成してい
る前面基板および背面基板と、前記前面基板または背面
基板に設けられた排気孔に排気管を接着して接続するた
めに使用したシール部材とを有するパネル外囲器を備え
た平板型画像表示装置において、前記シール部材は強化
処理が施されていることを特徴とする。
【0015】また、本発明の平板型画像表示装置の製造
方法では、前面基板および背面基板を、両基板間に密閉
空間を形成するようにシール部材で接着してパネル外囲
器を形成する工程を有する平板型画像表示装置の製造方
法において、前記接着の後に、前記シール部材を強化す
る工程を具備することを特徴とする。
【0016】また、それらの間に密閉空間を形成してパ
ネル外囲器を形成するための前面基板および背面基板の
うちの一方に設けられた排気孔に排気管をシール部材で
接着して接続する工程を有する平板型画像表示装置の製
造方法において、前記接続の後に、前記シール部材を強
化する工程を具備することを特徴とする。
【0017】本発明によれば、シール部材を強化するよ
うにしたため、平板型画像表示装置の製造時や使用時に
おけるシール部材部分のクラックの発生が防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態におい
ては、前記シール部材としてはガラス材を用いたものが
使用される。また、シール部材の強化処理は、風冷強化
によって行なわれる。
【0019】平板型画像表示装置としては、プラズマデ
ィスプレイパネル、表面伝導型電子放出ディスプレイ、
電界放出型ディスプレイ、蛍光表示管等が該当する。以
下、実施例を通じて本発明のより具体的な実施形態につ
いて説明する。
【0020】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例に
係るプラズマディスプレイパネルの製造工程を説明する
ための図である。本実施例では、パネル封着と排気管接
着を同時に行なうようにしている。図1中、101は前
面基板形成工程、102は背面基板形成工程、103は
一体化工程、104は後工程である。一体化工程103
は次の5つの工程を含んでおり、105は重ね合せ工
程、106は加熱工程、107はシール温度維持工程、
109はシール部強化工程、108は徐冷工程である。
【0021】図2は、上述した平板型画像表示装置のシ
ール部強化工程109を説明するための断面図である。
同図(b)は同図(a)の一部を拡大した断面図であ
る。図中、111はガラス基板、112は表示電極、1
13は誘電体層、114は誘電体保護膜、130は放電
ガスが充填された放電空間、115はガラス基板、11
6は下地層、117はアドレス電極、118は誘電体
層、119は隔壁、120は蛍光体層である。また、1
21は前面基板形成工程101を経た前面基板、122
は背面基板形成工程102を経た背面基板である。12
3は、前面基板121と背面基板122の周囲に形成さ
れ、これらの2枚の基板を接着するシール層であり、1
24は前面基板121、背面基板122およびシール層
123からなるパネル外囲器である。140は排気管、
141は背面基板122の周縁部に設けられた排気孔、
142は背面基板122と排気管140を接着するシー
ル層である。150はシール層142を急冷するための
冷却風を吹き出すノズル、151はシール層123を急
冷するための冷却風を吹き出すノズルである。吹き出し
ノズル150は8本あり(図中では2つ)、排気管14
0の中心軸を中心として円周方向に等間隔で配置されて
いる。
【0022】ガラス基板111と115には共に日本板
硝子社製の青板ガラス(軟化点温度730℃)を用い、
シール層142と123には日本電気硝子社製のディス
プレイパネル封着用硝子LS−3081(シール温度4
10℃、軟化点温度360℃、歪点温度300℃)を用
いている。
【0023】前面基板形成工程101においては、ガラ
ス基板111上に、表示電極112、誘電体層113お
よび誘電体保護膜114を順次形成し、これにより前面
基板121が完成する。背面基板形成工程102におい
ては、ガラス基板115上に、下地層116、アドレス
電極117、誘電体層118、隔壁119、そして蛍光
体層120を順次形成し、これにより背面基板122が
完成する。また、背面基板122の周縁部にはシール層
123が形成される。
【0024】一体化工程103を詳細に説明する。重ね
合わせ工程105においては、前面基板形成工程101
を経た前面基板121と、背面基板形成工程102を経
た背面基板122を所定の位置関係に保ち、互いに押し
付けて、保持する。また、排気孔141周辺にあらかじ
め低融点ガラスをドーナツ状に成形したシール層142
の周囲に排気管140を位置合せし、押し付けて、保持
する。次に加熱工程106において、電気炉に全体を挿
入し、シール層123のシール温度までの加熱を行な
い、シール温度維持工程107において、シール温度で
所定時間維持する。その後、炉内において自然冷却を開
始し、軟化点温度より高い温度である380℃になった
時に、シール部強化工程109を行なう。ここでは、ガ
ラスハンドブック(出版:朝倉書店)に記載されている
方法に従い、シール層142および123を、それぞれ
ノズル150および151からの冷却空気により急冷
し、強化を行なう。シール層142および123の風冷
強化を行なうことで、低融点ガラスの外側表面に5〜1
0[MPa]の圧縮応力が残量歪みとして発生し、破壊
強度が向上する。その後、徐冷工程108において、炉
内において自然冷却によって室温まで下げ、シールが完
了する。この時点で、放電空間130が形成され、パネ
ル外囲器124が完成する。
【0025】次の後工程104においては、放電空間1
30に放電ガスを充填し、さらに各種電極を外部の駆動
回路基板と電気的に接続し、平板型画像表示装置の製造
工程を完了する。
【0026】図1に示す製造工程に従いプラズマディス
プレイを製造したところ、画像を表示することができ
た。そして、製造中および駆動時においてもシール部に
クラックが発生することがなくなり、製造歩留りが上昇
した。
【0027】本実施例ではプラズマディスプレイパネル
の製造方法について説明したが、本発明は平板型画像表
示装置の種類をこれに限定したものではなく、冷陰極型
電子放出素子を利用した平板型画像表示装置の製造、お
よび、熱電子放出を利用した平板型画像表示装置の製造
においても有効であった。
【0028】(実施例2)図3は本発明の第2の実施例
に係る表面電子放出型ディスプレイ(SED)の製造工
程を説明するための図である。この例ではパネル封着と
排気管接着を別々に行なうようにしている。なお、特開
平9−245649号公報が参考となる。図3中、20
1は前面基板形成工程、202は背面基板形成工程、2
03は一体化工程、260は排気管接合工程、204は
後工程である。一体化工程203は、以下の5つの工程
によって構成されており、順に、205は重ね合せ工
程、206は加熱工程、207はシール温度維持工程、
209はシール部強化工程、208は徐冷工程である。
排気管接合工程260は以下の5つの工程によって構成
されており、順に、261は排気管設置工程、262は
加熱工程、263はシール温度維持工程、264はシー
ル部強化工程、265は徐冷工程である。
【0029】図4は、一体化工程203のシール部強化
工程209におけるSEDの断面図である。図中、22
0は前面基板形成工程201を経た前面基板、221は
前面基板220に対向して配置された、背面基板形成工
程202を経た背面基板、222は前面基板220と背
面基板221の間に配置された外枠、223と224は
前面基板221、背面基板222および外枠222と共
に気密なパネル外囲器を形成するシール層、227は前
面基板220、背面基板221、外枠222ならびにシ
ール層223および224より構成されるパネル外囲器
である。230はシール層223および224に冷却空
気を吹きかけるためのノズルであり、一定間隔で配置さ
れ、パネル外囲器227を徐冷している時の温度がシー
ル層223および224の軟化点温度より高い時に急冷
を行なう。231は排気孔である。
【0030】図5は、排気管接合工程260のシール部
強化工程264におけるSEDの断面図である。図中、
230は排気管、231は排気孔、232はシール層で
ある。233はシール層232を加熱し、軟化させるた
めのリングバーナであり、排気管230の軸を中心とし
てシール層232の周囲を回転しながら均一に加熱す
る。234は冷却空気を放出するリングノズルであり、
一定間隔で配置され、リングバーナと共にシール層23
2の周囲を回転しながら均一な冷却空気を吹きかけるこ
とができる。
【0031】前面基板220、背面基板221および外
枠222には、共に日本板硝子社製の青板ガラス(軟化
点温度730℃、歪点温度500℃)を用いている。シ
ール層223には日本電気硝子社製ディスプレイパネル
封着用ガラスである結晶性のフリットガラスLS−71
05(シール温度450℃、軟化点温度400℃)を用
い、シール層232には非結晶性のフリットガラスLS
−3081(シール温度410℃、軟化点温度360
℃)を用いている。
【0032】次に製造工程を説明する。前面基板形成工
程201では、ガラス基板に蛍光体等225を形成し、
周縁部にシール部を形成する。背面基板形成工程202
では、ガラス基板に表面伝導型電子放出素子の電子源等
226およびシール部を形成する。
【0033】一体化工程203では、まず、重ね合わせ
工程205において、前面基板220、背面基板221
および外枠222を所定の位置に合わせて押し付け、保
持する。そして、全体を電気炉に挿入し、加熱工程20
6においてシール層223および224のシール温度を
450℃まで加熱し、シール温度維持工程207におい
て10分間維持する。その後、炉内において自然冷却を
行ない、全体の温度がシール層223および224の軟
化点温度より高い430℃となった時に、ガラスハンド
ブック(出版:朝倉書店)に記載されている方法に従っ
て、風冷強化によるシール部強化工程209を行なう。
つまりシール層223および224を、ノズル230か
らの冷却空気により急冷する。これにより外側表面に圧
縮応力が残量歪みとして発生し、圧縮歪み層が形成さ
れ、強化される。圧縮応力は5MPaから10MPa程
度とする。その後、徐冷工程208において、炉内で自
然冷却し、室温まで下げる。
【0034】続いて排気管接合工程260を行なう。す
なわちまず、排気管設置工程261において、排気孔2
31の周囲にあらかじめドーナツ状に成形されたシール
層232を配置し、そこへ排気管230を配置し、位置
合わせして保持する。その後、加熱工程262におい
て、リングバーナ234によってシール層232をその
シール温度である410℃以上に加熱し、シール温度維
持工程263において5分間維持する。その後、自然冷
却を行ない、シール層232が、軟化点温度より高い3
80℃まで冷却された時に、シール部強化工程264を
行なう。強化法は、一体化工程203のシール部強化工
程209の場合と同じである。その後、徐冷工程265
において、自然冷却により室温まで下げる。
【0035】後工程204では、不図示の外部の真空系
により排気管230よりパネル外囲器227の内部を真
空に排気し、電子源等226に対して活性化およびエー
ジング等の作業を行ない、その後、排気管を溶断し、外
囲器を密閉する。そして、各種電極と外部の駆動回路基
板を接続し、SEDの製造を完了する。
【0036】図3に示す製造工程に従ってSEDを製造
したところ、画像を表示することができた。そして、製
造中においてもシール部にクラックが入ることがなくな
り、製造歩留りが向上した。さらに、駆動時において
も、クラックの発生により真空度が低下し、装置の機能
が低下することがなくなった。なお、本実施例では、前
面基板220に排気管230を接合したが背面基板に排
気穴を設け、背面基板に排気管を接合してもよい。
【0037】本実施例ではプラズマディスプレイパネル
の製造方法について説明したが、本発明は平板型画像表
示装置の種類をこれに限定するものではなく、冷陰極型
電子放出素子を利用した平板型画像表示装置の製造、お
よび、熱電子放出を利用した平板型画像表示装置の製造
においても有効であった。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、排
気管と背面基板または前面基板とを接着しているシール
部材の強度を強化するようにしたため、その部分のシー
ル部材部分のクラックの発生を防止し、製造歩留りを向
上させることができる。また、前面基板および背面基板
間を接着しているシール部材の強度を強化するようにし
たため、その部分のシール部材部分にクラックが入るこ
とを防止して、製造歩留りを向上させることができる。
さらに、平板型画像表示装置の駆動時におけるシール部
材部分にクラックが入り、装置の機能低下を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る平板型画像表示
装置の製造方法を説明するための図である。
【図2】 図1中のシール部強化工程を説明するための
断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施例に係る平板型画像表示
装置の製造方法を説明するための図である。
【図4】 図3中の一体化工程のシール部強化工程にお
けるSEDの断面図である。
【図5】 図3中の排気管接合工程のシール部強化工程
におけるSEDの断面図である。
【図6】 従来の平板型画像表示装置の製造方法を説明
するための図である。
【図7】 図6の製造工程を終えたパネル外囲器の構成
を説明するための断面図(排気管部を除く)である。
【図8】 図7のパネル外囲器の排気管部を説明するた
めの概略断面図である。
【符号の説明】
101:前面基板形成工程、102:背面基板形成工
程、103:一体化工程、104:後工程、105:重
ね合せ工程、106:加熱工程、107:シール温度維
持工程、108:徐冷工程、109:シール部強化工
程、111:ガラス基板、112:表示電極、113:
誘電体層、114:誘電体保護膜、115:ガラス基
板、116:下地層、117:アドレス電極、118:
誘電体層、119:隔壁、120:蛍光体層、121:
前面基板、122:背面基板、123:シール層、12
4:パネル外囲器、130:放電空間、140:排気
管、141:排気孔、142:シール層、150:ノズ
ル、151:ノズル、201:前面基板形成工程、20
2:背面基板形成工程、203:一体化工程、204:
後工程、205:重ね合せ工程、206:加熱工程、2
07:シール温度維持工程、208:徐冷工程、20
9:シール部強化工程、220:前面基板、221:背
面基板、222:外枠、223:シール層、224:シ
ール層、230:排気管、231:排気孔、232:シ
ール層、233:リングバーナ、234:リングノズ
ル、225:蛍光体等、226:電子源等、227:パ
ネル外囲器、234:ノズル、260:排気管接合工
程、261:排気管設置工程、262:加熱工程、26
3:シール温度維持工程、264:シール部強化工程、
265:徐冷工程、801:前面基板形成工程、80
2:背面基板形成工程、803:一体化工程、804:
後工程、805:重ね合せ工程、806:加熱工程、8
07:シール温度維持工程、808:徐冷工程、82
1:前面基板、822:背面基板、823:シール層、
824:パネル外囲器、830:放電空間、842:シ
ール層。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面基板および背面基板を、両基板間に
    密閉空間を形成するようにシール部材で接着して構成し
    たパネル外囲器を有する平板型画像表示装置において、
    前記シール部材は機械的強度を上げる強化処理が施され
    ていることを特徴とする平板型画像表示装置。
  2. 【請求項2】 それらの間に密閉空間を形成している前
    面基板および背面基板と、前記前面基板または背面基板
    に設けられた排気孔に排気管を接着して接合するために
    使用したシール部材とを有するパネル外囲器を備えた平
    板型画像表示装置において、前記シール部材は強化処理
    が施されていることを特徴とする平板型画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記シール部材はガラス材を用いたもの
    であることを特徴とする請求項1または2に記載の平板
    型画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記シール部材の強化処理は、風冷強化
    によるものであることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の平板型画像表示装置。
  5. 【請求項5】 プラズマディスプレイパネルであること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の平板
    型画像表示装置。
  6. 【請求項6】 表面伝導型電子放出ディスプレイである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    平板型画像表示装置。
  7. 【請求項7】 電界放出型ディスプレイであることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の平板型画
    像表示装置。
  8. 【請求項8】 蛍光表示管であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の平板型画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前面基板および背面基板を、両基板間に
    密閉空間を形成するようにシール部材で接着してパネル
    外囲器を形成する工程を有する平板型画像表示装置の製
    造方法において、前記接着の後に、前記シール部材を強
    化する工程を具備することを特徴とする平板型画像表示
    装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 それらの間に密閉空間を形成してパネ
    ル外囲器を形成するための前面基板および背面基板のう
    ちの一方に設けられた排気孔に排気管をシール部材で接
    着して接合する工程を有する平板型画像表示装置の製造
    方法において、前記接合の後に、前記シール部材を強化
    する工程を具備することを特徴とする平板型画像表示装
    置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記シール部材はガラス材を用いたも
    のであることを特徴とする請求項9または10に記載の
    平板型画像表示装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記シール部材の強化は風冷強化によ
    り行なうことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1
    項に記載の平板型画像表示装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記平板型画像表示装置はプラズマデ
    ィスプレイパネルであることを特徴とする請求項9〜1
    2のいずれか1項に記載の平板型画像表示装置の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記平板型画像表示装置は表面伝導型
    電子放出ディスプレイであることを特徴とする請求項9
    〜12のいずれか1項に記載の平板型画像表示装置の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 前記平板型画像表示装置は電界放出型
    ディスプレイであることを特徴とする請求項9〜12の
    いずれか1項に記載の平板型画像表示装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記平板型画像表示装置は蛍光表示管
    であることを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項
    に記載の平板型画像表示装置の製造方法。
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