JPH0420289Y2 - - Google Patents

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JPH0420289Y2
JPH0420289Y2 JP1985092701U JP9270185U JPH0420289Y2 JP H0420289 Y2 JPH0420289 Y2 JP H0420289Y2 JP 1985092701 U JP1985092701 U JP 1985092701U JP 9270185 U JP9270185 U JP 9270185U JP H0420289 Y2 JPH0420289 Y2 JP H0420289Y2
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JP
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air bag
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cloth
hanging
shape
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JP1985092701U
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエアーサポート装置用エアーバツグに
用いる吊り布構造に関する。
(従来の技術) 従来、車輌用シートのエアーサポート装置に用
いるエアーバツグの本体内部における対向面間に
わたつて吊り布を設けることにより、エアーバツ
グ本体の断面形状を任意の形状に保形せしめるこ
とにより、同本体の表面及び裏面を任意に形成
し、これらの面を使用者の各部位に面接触させる
様にしたエアーバツグには、第10図及び第11
図に示す構成のものがある。
両者は膨張させた際にエアーバツグ本体の表面
が凹面と成る様にしたものであり、第11図に示
すものは吊り布31を矩形の片側長辺が弧状に切
欠された形状とし、該吊り布31をエアーバツグ
本体Bの短辺又は長辺方向に複数枚例えば2枚並
列させて配置したものである。又、第10図に示
すエアーバツグ本体Cを短辺又は長辺方向へ等分
割するように矩形状の吊り布32を複数枚例えば
4枚配置し、且つそれら各吊り布32の高さを
夫々外側のものを高く内側のものを低くしたもの
である。
上記エアーバツグ本体B及びCは膨張時におい
て、その対向面a,a間の間隔が吊り布31又は
32により二次曲線的に変化するように保持さ
れ、エアーバツグ本体B,Cの断面形状が矩形の
片側長辺を弧状に窪ませた形状となり、本体B,
C表面は前記の如く凹面となる。
しかし、第10図に示すエアーバツグに用いた
吊り布31は、その上縁を本体Bの表面形状に合
わせて切断するものなので、吊り布31上縁をエ
アーバツグ本体B内面における所定の溶着部に保
持し、2本の棒状電極にてエアーバツグ本体Bと
吊り布31上縁とを挾持して熱溶着する作業が極
めてむずかしく、製造するのに手間が掛る問題が
ある。
また、第10図に示すエアーバツグは吊り布3
2をエアーバツグ本体C内面に熱溶着する作業は
困難ではないが、本体C断面を任意の形状に保持
するには多くの吊り布32を必要とするので、前
記エアーバツグ同様、製造するのに手間が掛り、
また複雑な形状にするものには向かない。
さらに、前記した両エアーバツグに用いられた
吊り布31及び32は一枚の帯状体であるから、
エアーバツグ本体B及びCを収縮させた際に薄い
状態で2枚に折り込まれないので、収縮時の本体
B,Cの厚さが該吊り布31,32によつて無駄
に厚くなつてしまう欠点を有する。
(技術的課題) 本考案が解決しようとする技術的課題は、エア
ーバツグ本体内部の対向面間にわたつて設けられ
る吊り布に、本体を膨張せしめた際において、同
本体各所における対向面間の間隔を所望の本体断
面形状が得られる様に保ち、且つ本体収縮時にお
いては自ら薄く折り畳まる屈曲性を具備させ、さ
らに、吊り布を取付ける手間を削減することであ
る。
(技術的課題を解決する為の手段) 本考案が前記した技術的課題を解決する為に講
ずる手段は、吊り布本体を2枚の帯状布から構成
し、それら帯状布の一側辺を夫々直線状に成すと
共に該一側辺からの布幅を同帯状布全長方向に向
つて所定変化させ、且つそれら帯状布の他側辺部
を重ね合わせると共に、該他側辺部の合面同志を
接着し、且つ上記両帯状布の一側辺をエアーバツ
グ本体内部の対向面にそれぞれ接着せしめたもの
である。
(作用) 前記構成によれば、エアーバツグ本体を膨張さ
せた際に、吊り布は同本体の両対向面によつて本
体膨張方向へ引かれ、展開した状態で張られる、
而るに、吊り布は同吊り布全長にわたるそれぞれ
の位置にて所定の高さを保ち、これによりエアー
バツグ本体断面を所定の形状に保形せしめ、エア
ーバツグ本体の表面及び裏面を所定の形状に形成
する。
そして、エアーバツグ本体を収縮させると、吊
り布は元の形状(2枚に折り畳んだ状態)に戻
る。
(効果) 本考案は上記の如き構成であるから、エアーバ
ツグ本体を膨張させると、吊り布本体は同吊り布
本体全長にわたるそれぞれの位置におけるエアー
バツグ本体内部の対向面間の間隔を所定の高さに
保ち、エアーバツグ本体の断面を所定の形状に無
理なく自然に保形せしめ、且つエアーバツグ本体
を収縮させた際には元の2枚に折り畳んだ状態に
速やかに戻るので、収縮時にエアーバツグ本体が
吊り布によつて厚くなることがない。
また、吊り布の両側辺部(両帯状布の一側辺
部)はエアーバツグ本体内部の対向面に直線状に
接着することにより取付けられるものなので、吊
り布を熱溶着する際の作業が前記した従来の吊り
布構造に比べて容易に行なうことが出来る。
さらに、この吊り布構造をこのままでエアーバ
ツグ本体のマチ部分にも用いることが可能であ
り、この場合においても吊り布の場合と同じ効果
を発揮するものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
吊り布1は第1図に示す如くエアーバツグ本体
A内部の対向面2,2間にわたつて設け、該吊り
布1によつてエアーバツグ本体Aを膨張させた際
に同本体A断面を第2図に示す様に本体Aの表面
側が弧状に凹んだ形状となる様にしたのである。
エアーバツグ本体Aは熱可塑性軟質ウレタン樹
脂製の2枚のシートを重ね合わせ、該シートの長
辺側周縁を熱溶着すると共に、短辺側周縁間にマ
チ布3,3をわたして袋状に形成し、且つ表裏面
の一方に不図示のポンプと接続される空気の給排
口4を設ける。また、エアーバツグ本体A内部に
は該本体Aを短辺又は長辺方向へ等分割する位置
に吊り布1を複数枚例えば2枚配設する。
吊り布1はエアーバツグ本体Aと同じ熱可塑性
軟質ウレタン樹脂から成り、本体Aの長辺より若
干短い2枚の帯状布1a,1bから構成される。
上記帯状布1a,1bは第5図に示す如く、長
辺側の一側辺を直線状に裁断すると共に、他側辺
の中央を弧状に凹ませて切欠し、該帯状布1a,
1bの一側辺からの幅が両端が広く中央が低くな
る様にする。そして、両帯状布1a,1bの弧状
に凹ませた方の側辺を重ね合わせると共に、両側
辺部の合面同志を縁に沿つて熱溶着し吊り布1を
形成する。この吊り布1を展開させて両側辺方向
へ引き伸ばすと、同吊り布1の全長にわたるそれ
ぞれの位置における高さは、前記帯状布1a,1
bの同位置の幅の倍の高さとなり、その外形は形
成したいエアーバツグ本体Aの断面形状と同形な
表面側の中央部が弧状に凹んだ形状となるもので
ある。
上述した吊り布1,1は、前記したエアーバツ
グ本体A内の対向面2,2における前記取付け位
置に上側辺及び下側辺をそれぞれ直線状に熱溶着
して取設する。
吊り布1,1はエアーバツグ本体Aの長辺より
も若干短かくなつているので、本体A内の気室は
吊り布1,1によつて仕切られることなく単一に
維持されるものである。
以上のようなエアーバツグ本体A内にその給排
口4より空気を供給すると、同本体Aが膨張する
に連れて吊り布1,1は、対向面2,2によつて
上下膨張方向へ張られながら前記形状に展開し、
同対向面2,2の間隔を二次曲線的に変化するよ
うに保持する。而るに、エアーバツグ本体Aの断
面形状は展開する吊り布1,1の外形形状と略同
じく矩形の表面側長辺を弧状に凹ませた形状とな
つて、本体表面が第1図に示す様なきれいな凹面
となる。
また、エアーバツグ本体Aを収縮させると吊り
布1,1は素材が備えた復元性によつて、元の折
り畳れた状態に戻り、エアーバツグ本体Aも薄い
状態に収縮する(第4図)。
次に第6図乃至第8図に示した第2実施例を説
明する。
第2実施例のものは、第6図に示す如く、エア
ーバツグ本体A′の断面を矩形の両長辺がサイン
カーブを描く様な形状に保形せしめ、本体A′の
表裏両面が滑らかな波形曲面となる様にしたもの
であり、吊り布1′を本体Aの短辺又は長辺方向
へ複数枚例えば2枚並列させて配置している。
吊り布1′は、第8図に示す如く、一側辺をサ
インカーブを描くように切欠した帯状布1′a,
1′bの一側辺を重ね合わせると共に、両帯状布
1′a,1′bの縁部に沿う合面を熱溶着して形成
し、その上下両側縁をエアーバツグ本体A′内の
対向面2′,2′の所定接着位置に直線的に熱溶着
する。
以上の様な吊り布1′は、エアーバツグ本体
A′の膨張時において第6図に示す様に展開して、
本体A′対向面2′,2′間の間隔を全長にわたつ
て周期的に増減させて、本体A′の断面形状を矩
形の両長辺がサインカーブを描く形状に保形し、
本体A′表面及び裏面を山部と谷部のある曲面と
するものである。
尚、本考案における吊り布の形状は前述した2
例の形状に限るものではなく、帯状布の布幅を同
帯布全長方向に向つて任意に変化させることによ
つて、所望の本体A断面が得られるものである。
また、本構造はエアーバツグ本体のマチ部にも応
用できるものであり、第9図に示す様に用いれば
本体Dを任意形状に保形する効果を増すと共に、
本体Dのマチ部5までも任意の形状に形成するこ
とが可能であり、また本体Dを収縮させた際にお
ける屈曲性も良いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した吊り布構造を用いた
エアーバツグ本体を示す一部切欠斜視図、第2図
は同Y−Y線断面図、第3図は第1図のX−X線
断面図、第4図はエアーバツグ本体を収縮させた
状態を示す一部切欠斜視図、第5図は吊り布単体
を示す斜視図、第6図はエアーバツグ本体の表及
び裏面が波形に保形される様にした第2実施例の
エアーバツグを示す一部切欠斜視図、第7図は同
Z−Z断面図、第8図は吊り布単体を示す斜視
図、第9図は本考案の構造をマチ構造として使用
したエアーバツグ本体を示す一部切欠斜視図、第
10図及び第11図は従来の吊り布を取付けたエ
アーバツグ本体を示す一部切欠斜視図である。 図中、A……エアーバツグ本体、1……吊り
布、1a,1b……帯状布、2……対向面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吊り布本体を2枚の帯状布から構成し、それら
    帯状布の一側辺を夫々直線状に成すと共に該一側
    辺からの布幅を同帯状布全長方向に向かつて所定
    変化させ、且つそれら帯状布の他側辺部を重ね合
    わせると共に、該他側辺部の合面同志を接着し、
    且つ上記両帯状布の一側辺をエアーバツグ本体内
    部の対向面にそれぞれ接着せしめたエアーバツグ
    の吊り布構造。
JP1985092701U 1985-06-18 1985-06-18 Expired JPH0420289Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985092701U JPH0420289Y2 (ja) 1985-06-18 1985-06-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985092701U JPH0420289Y2 (ja) 1985-06-18 1985-06-18

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JPS61207268U JPS61207268U (ja) 1986-12-27
JPH0420289Y2 true JPH0420289Y2 (ja) 1992-05-08

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49137817U (ja) * 1973-03-27 1974-11-27

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JPS61207268U (ja) 1986-12-27

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