JP2000153742A - 車両用エアバッグの製造方法 - Google Patents

車両用エアバッグの製造方法

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JP2000153742A
JP2000153742A JP10331287A JP33128798A JP2000153742A JP 2000153742 A JP2000153742 A JP 2000153742A JP 10331287 A JP10331287 A JP 10331287A JP 33128798 A JP33128798 A JP 33128798A JP 2000153742 A JP2000153742 A JP 2000153742A
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Takeshi Yamaji
猛 山地
Yu Sasaki
祐 佐々木
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原反から所定形状のエアバッグ用基布を得る
際のレイアウトの自在度を向上させて、裁断後に残る余
分な布を少なくすることができるエアバッグの製造方法
を提供する。 【解決手段】 所定形状のエアバッグ用基布20を得る
ために、袋織りにより該形状を二重に折った状態にて原
反10を織成し、裁断後に展開することで上記所定形状
の基布20を得て、得られた基布20を適宜に縫合24
してエアバッグを製造する。また、テザー等の内布42
をバッグ構造を構成する本体布20と連結した状態にて
織成し、裁断後に本体布20の外周を縫合することで、
バッグ構造の内部に内布42を備えるエアバッグを製造
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用エアバッグ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用エアバッグは、平織り
等の一重織の原反を用いて、この原反を所定形状に裁断
してエアバッグ用基布を得て、得られた基布に所定の縫
製を施すことにより、三次元形状に膨張可能なバッグ構
造に形成されている。
【0003】例えば、ステアリングホイールの中央部に
配される運転席用エアバッグでは、一重織の原反を円形
に裁断し、得られた円形の基布を2枚用いて、互いの周
縁部を縫合することにより、バッグ構造に形成されてい
る。
【0004】また、従来より、車両用エアバッグにおい
ては、そのバッグ構造の内部に、インフレータから供給
されるガスを整流するための整流布や、エアバッグの乗
員側への飛び出し量を規制するためのテザー等の内布を
配設することがなされている。このような内布はバッグ
構造を構成する本体布に縫製により取付けられており、
かかる内布の縫着は、本体布をバッグ構造に縫製する前
や、あるいは縫製後になされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のように、一
重織の原反を裁断することによりエアバッグ用基布を得
る方法では、エアバッグ用基布が一般に円形等の曲線部
を有する形状が多いことから、原反を裁断する際のレイ
アウトの自在度が低く、そのため、裁断後に残る余分の
布が多くなって、材料無駄が多いという問題がある。
【0006】また、上記したように内布を本体布に縫着
により取付ける場合、それだけ作業工数を余分に要し、
コスト高になるという問題がある。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑み、原反から
所定形状のエアバッグ用基布を得る際のレイアウトの自
在度を向上させて、裁断後に残る余分な布を少なくする
ことで材料費を低減することができる車両用エアバッグ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】本発明は、また、内布をエアバッグの本体
布と同時に織込むことにより、作業工数を減らして製造
コストを低減することができる車両用エアバッグの製造
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
車両用エアバッグの製造方法は、所定形状のエアバッグ
用基布を得るために、袋織りにより該形状を折畳んだ状
態にて織成し、この折畳み状態で裁断した後に展開して
上記所定形状のエアバッグ用基布を得て、得られた基布
を適宜に接合してエアバッグを製造することを特徴とす
る。
【0010】この製造方法によれば、所定形状のエアバ
ッグ用基布を折畳んだ状態にて織成するため、この織成
された原反における曲線状の裁断部を少なくすることが
できる。そのため、原反から所定形状のエアバッグ用基
布を得る際のレイアウトの自在度が向上し、裁断後に残
る余分な布を少なくして材料費を低減することが容易に
なる。
【0011】なお、上記において、得られたエアバッグ
用基布を接合する際には、1枚の基布を用いてその縁部
を適宜に接合してバッグ構造を形成してもよく、また、
複数枚の同一形状又は異形状の基布を用いてそれらを適
宜に接合してバッグ構造を形成してもよい。
【0012】上記袋織りには、二重織により袋状に織る
場合と、三重織や四重織等の三重以上の多重織により袋
状に織る場合の双方が含まれるが、本発明では、特に前
者が好適である。
【0013】すなわち、請求項2記載のように、前記袋
織りが二重織であり、所定形状のエアバッグ用基布を二
重に折った状態にて織成することが好適である。
【0014】上記においては、請求項3記載のように、
エアバッグが、三次元形状に膨張可能なバッグ構造の内
部に内布を備えるものであり、前記織成に際して、該内
布を前記バッグ構造を構成する本体布と連結した状態に
て形成し、これを裁断して内布を備えるエアバッグ用基
布を得てもよい。
【0015】このように袋織りの時点で内布を同時に織
込むことにより、内布が本体布と一体となったエアバッ
グ用基布が得られるので、内布を本体布と別体にて形成
して該内布を本体布に縫着する場合に比べて、作業工数
を減らして製造コストを低減することができる。
【0016】請求項4記載の車両用エアバッグの製造方
法は、2枚の本体布の外縁部同士が接合されて三次元形
状に膨張可能なバッグ構造をなしているエアバッグの製
造方法において、袋織りにより、両本体布を、それぞれ
二重に折った状態であって、互いの折目が所定間隔の一
重織部を挟んで相対する状態にて織成し、この二重に折
った状態で各本体布を裁断するとともに、上記折目の所
定の箇所において両本体布を接続する接続部を形成する
ように上記一重織部を裁断して、エアバッグ用基布を得
て、得られた基布において、両本体布の外縁部同士を接
合することにより、両本体布がバッグ構造の内部で上記
接続部により接続されたエアバッグを製造することを特
徴とする。
【0017】かかる方法によれば、本体布をバッグ構造
に形成することで、当該バッグ構造の内部に、エアバッ
グの乗員側への飛び出し量を規制するためのテザーが配
設されるので、テザーを本体布に縫着する作業が全く不
要となり、作業工数が省かれて製造コストが低減され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0019】図1(a)は本発明の第1の実施形態に係
るエアバッグの製造方法における原反10の平面図、図
1(b)は同図のA−A断面図である。
【0020】この第1の実施形態は、図2(c),
(d)に示すように、円形をなす2枚の本体布20,2
0aの周縁部同士が縫合されて三次元形状に膨張可能な
バッグ構造をなしている運転席用エアバッグの製造方法
に関するものである。すなわち、この実施形態では、乗
員側布20と車両側布20aとの2枚の円形の本体布
が、エアバッグ用基布となる。
【0021】この実施形態では、図1(a),(b)に
示すように、まず、二重織の袋織りにより、上記円形の
本体布20を二重に折った状態(ここでは、二つ折した
状態)の袋部12を有する原反10を作成する。すなわ
ち、原反10において、表裏二重に織られた袋部12が
裁断により円形の基布20となり、斜線領域として示す
一重織部14が裁断により取除かれる余分な布となる。
【0022】詳細には、原反10の幅を上記円形の半径
よりもやや大きい程度とし、半円状の袋部12を経糸方
向に沿って一列に配列させている。また、袋部12の折
目16が原反10の耳部となり、互いに隣り合う袋部1
2では折目16が原反10の反対側の耳部となるよう
に、半円状の袋部12を経糸方向に沿って交互に反対向
きにて形成している。
【0023】つぎに、この原反10を、図1(a)にお
いて一点鎖線で示す裁断線18にて裁断する。すなわ
ち、袋部12の円弧に沿ってそのやや内側の二重織部を
切断する。これにより、円形の本体布20が折畳んだ状
態にて裁断される。
【0024】裁断後、図2(a)に示すように裁断した
袋部12を展開して、図2(b)に示すように円形の本
体布20を得る。そして、図2(c)に示すように、重
ね合せる2枚の本体布20の一方において、その中心部
にインフレータ取付用の開口22を設けて、車両側布2
0aとする。この車両側布20aと開口22を設けてい
ない本体布である乗員側布20を重ね合せて、図2
(d)に示すように周縁部同士を縫合24する。これに
より三次元形状に膨張可能なバッグ構造をなすエアバッ
グが得られる。
【0025】なお、上記においては、図1(a)に示す
ように、袋部12の折目16に一重織部14を設けるこ
となく、そのまま原反10の耳としているが、該折目1
6に狭い幅の一重織部を設けて、この一重織部が原反1
0の耳となるように原反10を織成してもよい。
【0026】また、原反10を織成した後、裁断する前
に、原反10の両面にシリコーンゴム等のコーティング
剤をコートしてもよい。この場合、原反10を裁断した
後にを展開すると、本体布20は、その一方面のみが全
面コートされ、他方面は全くコートされていない状態と
なる。そこで、このコート面がバッグ構造の内面側とな
るように2枚の本体布20,20aを重ね合せて縫合す
る。
【0027】以上説明した本実施形態の製造方法によれ
ば、円形の本体布20を二つ折した状態にて原反10を
織成することから、原反における本体布のレイアウトの
自在度が向上し、そのため、図1(a)に示すように、
直線状の折目16を原反10の耳に位置させるレイアウ
トが可能となり、裁断後に残る余分な布が少なく、材料
費が低減される。
【0028】図3(a)は、第2の実施形態に係るエア
バッグの製造方法における原反30の平面図である。
【0029】この第2の実施形態においては、原反にお
ける本体布のレイアウトが上記第1の実施形態とは異な
る。すなわち、図3(a)に示すように、原反30に
は、円形の本体布20を二重に折った状態の半円状の袋
部12を、幅方向に2列に配設しており、各列におい
て、経糸方向に隣り合う一対の袋部12,12を、互い
の折目16,16が狭い幅の一重織部14を挟んで相対
するように、配設している。
【0030】この原反30を裁断する際には、袋部12
の円弧に沿ってそのやや内側の二重織部を切断するとと
もに、折目16の部分においては、相対する袋部12,
12の境界に位置する狭い幅の一重織部14を2等分す
るように切断する。
【0031】裁断後に各袋部12を展開すると、図3
(b)に示すように、折目16に相当する部分に一重織
部14を有する本体布20が得られる。得られた本体布
20は、第1の実施形態と同様にしてバッグ構造に形成
される。
【0032】図4(a)は、本発明の第3の実施形態に
係るエアバッグの製造方法における原反40の平面図、
図4(b)は同図のB−B断面図である。
【0033】この第3の実施形態は、図6に示すよう
に、バッグ構造の内部に、エアバッグの乗員側への飛び
出し量を規制するためのテザー42,42を内布として
備えるエアバッグの製造方法に関するものである。
【0034】この場合、原反40は、二重織の袋織りに
より、2枚の円形の本体布20を、それぞれ二つ折した
状態であって、互いの折目16,16が所定間隔αの一
重織部14を挟んで相対する状態となるように織成され
る。すなわち、2つの半円状の袋部12,12が互いの
直線部を間隔αの一重織部14を挟んで相対した状態に
配されるように原反40を織成する。
【0035】そして、この原反40を、図4(a)に示
す裁断線18により裁断する。すなわち、本体布20に
ついては、袋部12の円弧に沿ってそのやや内側におけ
る二重織部を切断するとともに、折目16の部分におい
て折重ねられた本体布20が表裏で分離しないように一
重織部14を狭幅に残して切断する。その際、一方の袋
部12においては、折目16の中心にインフレータ取付
用の開口22を形成するように、半円状に裁断する。ま
た、テザー42を形成するために、折目16の部分にお
いては、両袋部12を折目16の中心に関して対称な2
箇所において接続するように、帯状の接続部42,42
を残して一重織部14を切断する。この帯状の接続部4
2がテザーとなる。
【0036】このようにして原反40を裁断した後、両
袋部12,12を、図5に示すように、それぞれ展開す
ることにより、乗員側布20と車両側布20aとがテザ
ー42で接続されたエアバッグ用基布44が得られる。
【0037】得られた基布44において、上下の本体布
20,20aを重ね合せて、互いの周縁部同士を縫合2
4することにより、図6に示すように、乗員側布20と
車両側布20aとが、バッグ構造の内部において、イン
フレータ取付用の開口22を挟んで相対する2本のテザ
ー42,42で接続されたエアバッグが得られる。この
テザー42により、車両側布20aに対する乗員側布2
0の飛び出し量が、上記間隔αの範囲内に規制される。
【0038】本実施形態によれば、内布であるテザー4
2を本体布20とともに織込み、本体布20をバッグ構
造に形成することにより、当該バッグ構造の内部にテザ
ー42が配設されるので、テザー42を本体布20に縫
着する作業が不要となり、作業工数が省かれて製造コス
トが低減される。
【0039】なお、上記の原反40においては、テザー
42となる接続部を一重織部14により形成している
が、この接続部を二重の筒状に形成して、両袋部12,
12がこの筒状の接続部を介して連通した状態に原反4
0を作成することもできる。図7は、本発明の第4の実
施形態に係るエアバッグの製造方法における原反50の
平面図である。
【0040】この第4の実施形態においては、図8に示
す円形のエアバッグ用基布52を得るために、その円に
内接する正方形の外側に位置する4つの弓形部54をそ
れぞれ内側に折返した状態にて原反50を織成する。す
なわち、図7に示すように、原反50は、二重織の袋織
りにより両端のとじた筒状に形成しながら、所定の間隔
をおいて全幅に延びる一重織部14を形成することによ
り織成されており、原反50と同一幅を有する正方形状
をなす袋部12が連続して配設されている。この原反5
0を裁断するには、図7に示すように、各一重織部14
で原反50を全幅で切断するとともに、袋部12におい
ては、表裏2枚の内、いずれか一方において、袋部12
の各辺を弦とした円孤状に裁断する。裁断後に、図8に
示すように、各弓形部54を展開することにより円形の
基布52が得られる。なお、この場合、一方の相対する
弓形部54,54の弦である折目16,16においては
一重織部14が残る。そして、得られた基布52を2枚
重ねて、互いの周縁部を縫合することにより、エアバッ
グが得られる。
【0041】このように、所定形状の基布52を二重に
折った状態に原反50を織成する場合、折目16に関し
その両側の形状が必ずしも対称である必要はない。
【0042】なお、上記の原反50においては、両端に
一重織の耳部を形成してもよく、この場合、4つの弓形
部54の折目16に一重織部が残る。
【0043】図9は、本発明の第5の実施形態に係るエ
アバッグの製造方法における原反60の平面図である。
【0044】この第5の実施形態は、図10に示す正方
形のエアバッグ用基布62を得るために、その4つの角
部64をそれぞれ内側に折返した状態にて原反60を織
成するものであり、上記第4の実施形態とは、その裁断
形状が異なる。
【0045】すなわち、第4の実施形態と同様にして得
られた原反60において、図9に示すように、各一重織
部14で原反60を全幅で切断するとともに、袋部12
においては、表裏2枚の内、いずれか一方において、正
方形の2本の対角線で切断する。裁断後に展開すること
により、図10に示すように、正方形の基布62が得ら
れる。
【0046】このようにエアバッグ用基布の形状は円形
のものに限定されることなく、矩形やその他の形状であ
ってもよい。
【0047】なお、この実施形態においては、原反60
の両耳に一重織部14を形成しているため、エアバッグ
用基布62において各折目16に狭幅の一重織部14が
残る。
【0048】以上説明した各実施形態においては、いず
れも二重織の袋織りとして、所定の形状を二重に折った
状態にて織成することとしたが、本発明は、これらに限
定されることなく、三重織や四重織の袋織りにより、所
定の形状を三つ折や四つ折等の三重以上に折った状態に
て織成してもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、所定形状のエアバッグ
用基布を折畳んだ状態にて織成することにより、原反か
らエアバッグ用基布を得る際のレイアウトの自在度が向
上し、裁断後に残る余分な布を少なくして材料費を低減
することが容易になる。
【0050】また、袋織りの時点で内布を同時に織込む
ことにより、内布が本体布と一体となったエアバッグ用
基布が得られるので、内布を本体布と別体にて形成して
該内布を本体布に縫着する場合に比べて、作業工数を減
らして製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施形態に係るエア
バッグの製造方法における原反の平面図、(b)は、
(a)のA−A断面図である。
【図2】(a)〜(d)は、原反から裁断された本体布
をバッグ構造に形成する工程を示す斜視図である。
【図3】(a)は、第2の実施形態に係る製造方法にお
ける原反の平面図、(b)は、同原反から得られた本体
布の斜視図である。
【図4】(a)は、第3の実施形態に係る製造方法にお
ける原反の平面図、(b)は、(a)のB−B断面図で
ある。
【図5】同実施形態におけるエアバッグ用基布の斜視図
である。
【図6】同実施形態におけるエアバッグの欠載斜視図で
ある。
【図7】第4の実施形態に係る製造方法における原反の
平面図である。
【図8】同実施形態におけるエアバッグ用基布の斜視図
である。
【図9】第5の実施形態に係る製造方法における原反の
平面図である。
【図10】同実施形態におけるエアバッグ用基布の斜視
図である。
【符号の説明】
10……原反 12……袋部 14……一重織部 16……折目 18……裁断線 20……本体布(エアバッグ用基布) 30,40,50,60……原反 42……テザー 44,52,62……エアバッグ用基布

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状のエアバッグ用基布を得るため
    に、袋織りにより該形状を折畳んだ状態にて織成し、こ
    の折畳み状態で裁断した後に展開して上記所定形状のエ
    アバッグ用基布を得て、 得られた基布を適宜に接合してエアバッグを製造するこ
    とを特徴とする車両用エアバッグの製造方法。
  2. 【請求項2】前記袋織りが二重織であり、所定形状のエ
    アバッグ用基布を二重に折った状態にて織成することを
    特徴とする請求項1記載の車両用エアバッグの製造方
    法。
  3. 【請求項3】エアバッグが、三次元形状に膨張可能なバ
    ッグ構造の内部に内布を備えるものであり、 前記織成に際して、該内布を前記バッグ構造を構成する
    本体布と連結した状態にて形成し、これを裁断して内布
    を備えるエアバッグ用基布を得ることを特徴とする請求
    項1記載の車両用エアバッグの製造方法。
  4. 【請求項4】2枚の本体布の外縁部同士が接合されて三
    次元形状に膨張可能なバッグ構造をなしているエアバッ
    グの製造方法において、 袋織りにより、両本体布を、それぞれ二重に折った状態
    であって、互いの折目が所定間隔の一重織部を挟んで相
    対する状態にて織成し、 この二重に折った状態で各本体布を裁断するとともに、
    上記折目の所定の箇所において両本体布を接続する接続
    部を形成するように上記一重織部を裁断して、エアバッ
    グ用基布を得て、 得られた基布において、両本体布の外縁部同士を接合す
    ることにより、両本体布がバッグ構造の内部で上記接続
    部により接続されたエアバッグを製造することを特徴と
    する車両用エアバッグの製造方法。
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