JPH04202652A - 連続浸炭・浸窒炉及び浸炭・浸窒方法 - Google Patents
連続浸炭・浸窒炉及び浸炭・浸窒方法Info
- Publication number
- JPH04202652A JPH04202652A JP2334149A JP33414990A JPH04202652A JP H04202652 A JPH04202652 A JP H04202652A JP 2334149 A JP2334149 A JP 2334149A JP 33414990 A JP33414990 A JP 33414990A JP H04202652 A JPH04202652 A JP H04202652A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carburizing
- furnace
- nitriding
- zone
- continuous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 27
- 238000005255 carburizing Methods 0.000 claims abstract description 137
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 66
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 66
- 238000005121 nitriding Methods 0.000 claims description 67
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 14
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 7
- 230000008859 change Effects 0.000 abstract description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 abstract description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 2
- 230000001546 nitrifying effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 47
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 33
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 27
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 25
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 25
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 25
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 12
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 11
- 238000002791 soaking Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 5
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000008569 process Effects 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910001327 Rimmed steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 229910000677 High-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000655 Killed steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 230000003679 aging effect Effects 0.000 description 1
- 239000010953 base metal Substances 0.000 description 1
- 229910002091 carbon monoxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005256 carbonitriding Methods 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000003749 cleanliness Effects 0.000 description 1
- 239000010960 cold rolled steel Substances 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 description 1
- 239000000112 cooling gas Substances 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052758 niobium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 239000000047 product Substances 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 230000009257 reactivity Effects 0.000 description 1
- 238000001953 recrystallisation Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 102220043690 rs1049562 Human genes 0.000 description 1
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 239000002436 steel type Substances 0.000 description 1
- 238000006557 surface reaction Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
- LRXTYHSAJDENHV-UHFFFAOYSA-H zinc phosphate Chemical compound [Zn+2].[Zn+2].[Zn+2].[O-]P([O-])([O-])=O.[O-]P([O-])([O-])=O LRXTYHSAJDENHV-UHFFFAOYSA-H 0.000 description 1
- 229910000165 zinc phosphate Inorganic materials 0.000 description 1
- OSKILZSXDKESQH-UHFFFAOYSA-K zinc;iron(2+);phosphate Chemical compound [Fe+2].[Zn+2].[O-]P([O-])([O-])=O OSKILZSXDKESQH-UHFFFAOYSA-K 0.000 description 1
Landscapes
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、鋼帯を連続的に浸炭及び/又は浸窒する連続
浸炭・浸窒炉及び浸炭・浸窒方法に関する。
浸炭・浸窒炉及び浸炭・浸窒方法に関する。
従来から、プレス加工用鋼板は、C20,01%の低C
−リムド鋼や低C−Aβキルト鋼を箱焼鈍することによ
り製造されていたか、最近の省エネルギーならびに製造
納期の短縮要求にかんがみ、連続焼鈍への変換が積極的
に進められている。
−リムド鋼や低C−Aβキルト鋼を箱焼鈍することによ
り製造されていたか、最近の省エネルギーならびに製造
納期の短縮要求にかんがみ、連続焼鈍への変換が積極的
に進められている。
この連続焼鈍法では、加熱及び均熱時間か短いので、絞
り性を確保するために種々対策か講しられている。即ち
、絞り性を箱焼鈍材並みにするために、低炭素鋼の熱延
巻取り温度及び焼鈍温度を箱焼鈍法より高温にする等の
対策か採られている。
り性を確保するために種々対策か講しられている。即ち
、絞り性を箱焼鈍材並みにするために、低炭素鋼の熱延
巻取り温度及び焼鈍温度を箱焼鈍法より高温にする等の
対策か採られている。
さらに、連続焼鈍法は、箱焼鈍法に比へ冷却時間も極端
に短いため、過時効処理を施すことにより焼鈍中に固溶
した炭素を析出させているか、固溶炭素が依然として残
留するために、加工性はともかく常温遅時効性を得るこ
とは困難であった。
に短いため、過時効処理を施すことにより焼鈍中に固溶
した炭素を析出させているか、固溶炭素が依然として残
留するために、加工性はともかく常温遅時効性を得るこ
とは困難であった。
そこで、箱焼鈍された低C−Aβギルド鋼と同等の耐時
効性と、それ以上の高加工性を得る手段として、極低炭
素鋼(C50,01%、AA≦0.20%を含有)を用
い、必要に応じてTi、Nb、B等の炭化物形成元素を
添加することか行われ、現状では広くプレス加工用鋼板
として採用されている。
効性と、それ以上の高加工性を得る手段として、極低炭
素鋼(C50,01%、AA≦0.20%を含有)を用
い、必要に応じてTi、Nb、B等の炭化物形成元素を
添加することか行われ、現状では広くプレス加工用鋼板
として採用されている。
しかしこのような極低炭素鋼は、純鉄に近い組成であり
、表面の清浄度か高いので、プレス成形後、塗装下地処
理として施されるリン酸亜鉛処理において、反応性か従
来の低C−IJムド鋼、低C−AAキルト鋼と比較して
幾分劣り、生成したリン酸亜鉛鉄結晶の細かさ、化成処
理条件の変動時安定性か不利であった。
、表面の清浄度か高いので、プレス成形後、塗装下地処
理として施されるリン酸亜鉛処理において、反応性か従
来の低C−IJムド鋼、低C−AAキルト鋼と比較して
幾分劣り、生成したリン酸亜鉛鉄結晶の細かさ、化成処
理条件の変動時安定性か不利であった。
そして、溶接性に対しては、極低炭素鋼の場合熱影響部
(HAZ)の組織か粗大化し、溶着部や母材よりも強度
か低下し易いため、溶接部の強度及び疲労特性の点て低
C−AAキルト鋼より不利てあった。
(HAZ)の組織か粗大化し、溶着部や母材よりも強度
か低下し易いため、溶接部の強度及び疲労特性の点て低
C−AAキルト鋼より不利てあった。
さらに、極低炭素鋼は延性に富み、非常に粘り強いため
、低C−AAギルド鋼と同一の条件で打ち抜きや剪断を
行うと、その端面にノくりか発生し、このパリか後のプ
レス工程で脱落すると星目欠陥を誘発する等の問題かあ
り、極低炭素鋼の打ち抜き住改善か強く望まれていた。
、低C−AAギルド鋼と同一の条件で打ち抜きや剪断を
行うと、その端面にノくりか発生し、このパリか後のプ
レス工程で脱落すると星目欠陥を誘発する等の問題かあ
り、極低炭素鋼の打ち抜き住改善か強く望まれていた。
また、加工性の向上のためには、必然的に不純物元素の
低減を伴うため、焼鈍中の鋼中元素の表面濃化量か制御
され、鋼板の表面硬化の低下を引き起こす。そのため、
プレス成形を施した場合に、潤滑か十分てないと鋼板表
面とプレス型とが接触時に噛りあい、鋼板の表面キズ欠
陥か誘発されるはかりでなく、極端な場合にはプレス割
れさえ伴うという問題もあった。 ゛ そこで、前記問題に対する有効な解決策として、銅帯の
表層部のみに浸炭・浸窒を行って表層の物性を変える技
術か特公平1−42331号、特開昭63−38556
号及び特開平2−133561号等で提案されているか
、連続して銅帯を浸炭・浸窒するものではなかった。
低減を伴うため、焼鈍中の鋼中元素の表面濃化量か制御
され、鋼板の表面硬化の低下を引き起こす。そのため、
プレス成形を施した場合に、潤滑か十分てないと鋼板表
面とプレス型とが接触時に噛りあい、鋼板の表面キズ欠
陥か誘発されるはかりでなく、極端な場合にはプレス割
れさえ伴うという問題もあった。 ゛ そこで、前記問題に対する有効な解決策として、銅帯の
表層部のみに浸炭・浸窒を行って表層の物性を変える技
術か特公平1−42331号、特開昭63−38556
号及び特開平2−133561号等で提案されているか
、連続して銅帯を浸炭・浸窒するものではなかった。
そして、連続的に鋼帯の連続浸炭・浸窒処理装置として
は、特開昭47−29230号により開示されているよ
うに、個別部品を対象としたものは存在するか、低炭素
鋼、極低炭素鋼の鋼帯を連続的に効率良く高精度で浸炭
・浸窒処理する装置及び方法については、未だ提案され
ていない。
は、特開昭47−29230号により開示されているよ
うに、個別部品を対象としたものは存在するか、低炭素
鋼、極低炭素鋼の鋼帯を連続的に効率良く高精度で浸炭
・浸窒処理する装置及び方法については、未だ提案され
ていない。
また、特開昭50−70275号及び特公昭56−26
708号に開示されているように、水平パス方式による
高炭素鋼薄帯の連続浸炭装置か存在するか、この装置は
、低炭素鋼及び極低炭素鋼の鋼帯表層部の浸炭・浸窒処
理には適していない。
708号に開示されているように、水平パス方式による
高炭素鋼薄帯の連続浸炭装置か存在するか、この装置は
、低炭素鋼及び極低炭素鋼の鋼帯表層部の浸炭・浸窒処
理には適していない。
鋼板表面に連続して浸炭することにより、鋼板表面層の
みに固溶Cを所望量、且つ、所望深さて存在させるため
には、鋼板を短時間(数十秒置内)て浸炭する必要かあ
る。
みに固溶Cを所望量、且つ、所望深さて存在させるため
には、鋼板を短時間(数十秒置内)て浸炭する必要かあ
る。
実際に冷延鋼板の製造現場で浸炭・浸窒を行うには、連
続焼鈍ラインの加熱帯から冷却帯の間で適当な温度域に
浸炭・浸窒炉を挿入して処理するのか最も効率的である
。この場合、通板速度は鋼板本体の熱処理条件で決定さ
れるので、浸炭・浸窒炉の条件をこれに適合させる必要
かある。さらに、鋼板の材質規格と寸法等の条件変更に
より通板速度の変更か常に起こるのでこれIこも対応す
る必要かある。また、浸炭・浸窒処理自体も異なる製造
仕様に対応する必要かある。
続焼鈍ラインの加熱帯から冷却帯の間で適当な温度域に
浸炭・浸窒炉を挿入して処理するのか最も効率的である
。この場合、通板速度は鋼板本体の熱処理条件で決定さ
れるので、浸炭・浸窒炉の条件をこれに適合させる必要
かある。さらに、鋼板の材質規格と寸法等の条件変更に
より通板速度の変更か常に起こるのでこれIこも対応す
る必要かある。また、浸炭・浸窒処理自体も異なる製造
仕様に対応する必要かある。
短時間の浸炭においては、炭素の固溶は表面反応律速で
あるため、連続焼鈍に際しての鋼板の通板速度の変化に
伴う浸炭処理時間の変化か浸炭濃度や浸炭深さに大きな
影響を与えることになる。
あるため、連続焼鈍に際しての鋼板の通板速度の変化に
伴う浸炭処理時間の変化か浸炭濃度や浸炭深さに大きな
影響を与えることになる。
そこで、この発明は、前記課題を解決するためになされ
たものであり、銅帯を連続的に浸炭及び/又は浸窒処理
する際に、鋼帯の通板速度か変更しても浸炭・浸窒性雰
囲気を迅速、且つ、高精度で変更可能な連続浸炭・浸窒
炉及び浸炭・浸窒方法を提供することを目的とするもの
である。
たものであり、銅帯を連続的に浸炭及び/又は浸窒処理
する際に、鋼帯の通板速度か変更しても浸炭・浸窒性雰
囲気を迅速、且つ、高精度で変更可能な連続浸炭・浸窒
炉及び浸炭・浸窒方法を提供することを目的とするもの
である。
この目的を達成するために本発明は、浸炭及び/又は浸
窒雰囲気を維持する炉と、当該炉内を浸炭・浸窒温度に
加熱保持する手段と、を備え、連続的に送給される銅帯
を浸炭及び/又は浸窒する連続浸炭・浸窒炉において、
前記炉内を複数のゾーンに分割し、当該ゾーン毎に浸炭
・浸窒性雰囲気及び/又は浸炭・浸窒温度を制御する制
御手段か設けられてなる連続浸炭・浸窒炉であることを
特徴とするものである。
窒雰囲気を維持する炉と、当該炉内を浸炭・浸窒温度に
加熱保持する手段と、を備え、連続的に送給される銅帯
を浸炭及び/又は浸窒する連続浸炭・浸窒炉において、
前記炉内を複数のゾーンに分割し、当該ゾーン毎に浸炭
・浸窒性雰囲気及び/又は浸炭・浸窒温度を制御する制
御手段か設けられてなる連続浸炭・浸窒炉であることを
特徴とするものである。
そして、炉内に連続的に送給される銅帯を連続的に浸炭
及び/又は浸窒する連続浸炭・浸窒方・法において、前
記炉内を複数のゾーンに分割し、各ゾーン毎に浸炭・浸
窒性雰囲気及び/又は浸炭・浸窒温度を制御する連続浸
炭・浸窒方法であることを特徴とするものである。
及び/又は浸窒する連続浸炭・浸窒方・法において、前
記炉内を複数のゾーンに分割し、各ゾーン毎に浸炭・浸
窒性雰囲気及び/又は浸炭・浸窒温度を制御する連続浸
炭・浸窒方法であることを特徴とするものである。
さらに、前記複数のゾーンの少なくとも1つを、浸炭・
浸窒性ガスを導入しないように制御し、有効浸炭・浸窒
炉長を変更する連続浸炭・浸窒方法であることを特徴と
するものである。
浸窒性ガスを導入しないように制御し、有効浸炭・浸窒
炉長を変更する連続浸炭・浸窒方法であることを特徴と
するものである。
この発明によれば、連続浸炭・浸窒炉内を複数のゾーン
に分割し、各ゾーン毎に浸炭・浸窒性雰囲気及び/又は
浸炭・浸窒温度を制御することで、浸炭・浸窒性雰囲気
及び/又は浸炭・浸窒温度の変更を迅速、且つ、高精度
に行える。
に分割し、各ゾーン毎に浸炭・浸窒性雰囲気及び/又は
浸炭・浸窒温度を制御することで、浸炭・浸窒性雰囲気
及び/又は浸炭・浸窒温度の変更を迅速、且つ、高精度
に行える。
そして、浸炭・浸窒性ガスを流通しないゾーンを形成す
ることにより、浸炭・浸窒炉の有効炉長を変更(短く)
することかできる。
ることにより、浸炭・浸窒炉の有効炉長を変更(短く)
することかできる。
従って、いずれの場合も、銅帯の通板速度か減少ないし
は増加した場合でも、過浸炭・浸窒又はその逆の浸炭・
浸窒不足を防ぐことかできる。
は増加した場合でも、過浸炭・浸窒又はその逆の浸炭・
浸窒不足を防ぐことかできる。
次に、本発明の一実施例を添付の図面に基ついて説明す
る。
る。
第1図は、鋼帯を連続的に浸炭する連続浸炭炉の構成を
示すもので、第1図(2)は第1図(1)のA−A断面
図である。
示すもので、第1図(2)は第1図(1)のA−A断面
図である。
第1図に示すように、本発明に係る連続浸炭炉4は、熱
を遮断する仕切壁I8により4つのゾーン(第1ゾーン
1)ないし第4ゾーン14)に分割されており、各ゾー
ン毎の鋼帯17の出入口には、隣接するゾーンとの浸炭
性雰囲気ガスの流通及び各ゾーン内温度が隣接するゾー
ン内の温度に影響を及はさないように、シール部材40
かそれぞれ設けられ、ゾーン毎に隔離された状態となっ
ている。また、各ゾーンには、それぞれ雰囲気ガス人口
I9及び雰囲気ガス出口20か設けられている。さらに
、各ゾーンには、ゾーン内を所望の温度にするため、図
示されていないヒータか備付けられており、このヒータ
は、供給される電流を調整することによりゾーン内の温
度を制御可能である。そして、各ゾーンの雰囲気ガス人
口19には、図示しないか、雰囲気ガス流量制御弁及び
雰囲気ガス流量計を備えた雰囲気ガス供給管か連設され
、さらにこの雰囲気ガス供給管は分岐して、雰囲気ガス
の各々の成分ガス源(CO,Co□。
を遮断する仕切壁I8により4つのゾーン(第1ゾーン
1)ないし第4ゾーン14)に分割されており、各ゾー
ン毎の鋼帯17の出入口には、隣接するゾーンとの浸炭
性雰囲気ガスの流通及び各ゾーン内温度が隣接するゾー
ン内の温度に影響を及はさないように、シール部材40
かそれぞれ設けられ、ゾーン毎に隔離された状態となっ
ている。また、各ゾーンには、それぞれ雰囲気ガス人口
I9及び雰囲気ガス出口20か設けられている。さらに
、各ゾーンには、ゾーン内を所望の温度にするため、図
示されていないヒータか備付けられており、このヒータ
は、供給される電流を調整することによりゾーン内の温
度を制御可能である。そして、各ゾーンの雰囲気ガス人
口19には、図示しないか、雰囲気ガス流量制御弁及び
雰囲気ガス流量計を備えた雰囲気ガス供給管か連設され
、さらにこの雰囲気ガス供給管は分岐して、雰囲気ガス
の各々の成分ガス源(CO,Co□。
N2.N2)に連設される。そして、この各成分ガス源
のガス出口には、成分ガス流量制御弁および成分ガス流
量計か備付けられている。尚、16は、鋼帯17を誘導
するハースロールを示す。
のガス出口には、成分ガス流量制御弁および成分ガス流
量計か備付けられている。尚、16は、鋼帯17を誘導
するハースロールを示す。
本実施例における連続浸炭炉4内の各ゾーン毎の浸炭性
雰囲気の制御は、前記ヒータの温度制御。
雰囲気の制御は、前記ヒータの温度制御。
雰囲気ガスの流量制御、雰囲気ガスの組成(Cポテンシ
ャル)の制御の少なくとも1つにより行われる。
ャル)の制御の少なくとも1つにより行われる。
この浸炭性雰囲気制御は、各ゾーン毎に実行するため、
浸炭帯金体の雰囲気を制御する場合に比較して、浸炭性
雰囲気制御を迅速、確実に実行することを可能とする。
浸炭帯金体の雰囲気を制御する場合に比較して、浸炭性
雰囲気制御を迅速、確実に実行することを可能とする。
この制御に際しては、銅帯の通板速度を常時モニタし、
マイクロコンピュータに予め設定された記憶テーブルに
基ついて各ゾーン内の温度、雰囲気ガス流量、雰囲気ガ
ス組成をフィードバック制御すること等により、前記制
御を自動化することも可能である。
マイクロコンピュータに予め設定された記憶テーブルに
基ついて各ゾーン内の温度、雰囲気ガス流量、雰囲気ガ
ス組成をフィードバック制御すること等により、前記制
御を自動化することも可能である。
次に゛、前記連続浸炭炉を連続焼鈍炉に組み込み、銅帯
を連続焼鈍しなから連続的に浸炭を行う方法について図
面に基ついて説明する。
を連続焼鈍しなから連続的に浸炭を行う方法について図
面に基ついて説明する。
第2図は、銅帯を連続的に焼鈍する竪型連続焼鈍炉の加
熱帯と冷却帯との間に前記第1図の連続浸炭炉を設けた
連続焼鈍炉の構成を示すもので、この連続焼鈍炉は順に
、コイル巻き戻し機、溶接機、洗浄機等を有する図示し
ない入側設備、予熱帯1、加熱帯2、均熱帯3、連続浸
炭炉4、第1冷却帯5、第2冷却帯6、せん断機1巻取
り機等の図示しない出側設備からなる。
熱帯と冷却帯との間に前記第1図の連続浸炭炉を設けた
連続焼鈍炉の構成を示すもので、この連続焼鈍炉は順に
、コイル巻き戻し機、溶接機、洗浄機等を有する図示し
ない入側設備、予熱帯1、加熱帯2、均熱帯3、連続浸
炭炉4、第1冷却帯5、第2冷却帯6、せん断機1巻取
り機等の図示しない出側設備からなる。
極低炭素の鋼帯17は、入側設備から連続的に送給され
た後、予熱帯l、加熱帯2、均熱帯3を通過し、連続浸
炭炉4に到る。この連続浸炭炉4に供給された鋼帯17
は、ハースロール16により、第1ゾーン1)ないし第
4ゾーン14を通過した後、第1・2冷却帯5,6を順
に通過して最終的には常温まで冷却される。
た後、予熱帯l、加熱帯2、均熱帯3を通過し、連続浸
炭炉4に到る。この連続浸炭炉4に供給された鋼帯17
は、ハースロール16により、第1ゾーン1)ないし第
4ゾーン14を通過した後、第1・2冷却帯5,6を順
に通過して最終的には常温まで冷却される。
入側設備から連続的に送給された鋼帯17は、予熱帯1
で予熱され、次いて、加熱帯2に到る。
で予熱され、次いて、加熱帯2に到る。
この加熱帯2て当該鋼帯17は、再結晶温度以上(具体
的には炉内温度か900〜950°Cで、鋼帯17の温
度か700〜800°C)になるように加熱される。そ
して、加熱された前記鋼帯17は、均熱帯3に送給され
、次いて浸炭炉4に到る。
的には炉内温度か900〜950°Cで、鋼帯17の温
度か700〜800°C)になるように加熱される。そ
して、加熱された前記鋼帯17は、均熱帯3に送給され
、次いて浸炭炉4に到る。
この連続浸炭炉4は、設置面積の低減の要求から竪型に
て形成される。そして、連続浸炭炉4は、銅帯表面の極
薄い部分(0,5μm〜100μm以下)にC20,0
1%の浸炭層を形成するために、650〜900’Cの
炉内温度に制御される。前記鋼帯温度か650 ’C未
満であると、浸炭速度か低下して熱処理生産性か低下す
る。一方、炉内温度が900°Cを越えると、固溶Cか
拡散し表面層にのみ固溶Cを固定することかてきない。
て形成される。そして、連続浸炭炉4は、銅帯表面の極
薄い部分(0,5μm〜100μm以下)にC20,0
1%の浸炭層を形成するために、650〜900’Cの
炉内温度に制御される。前記鋼帯温度か650 ’C未
満であると、浸炭速度か低下して熱処理生産性か低下す
る。一方、炉内温度が900°Cを越えると、固溶Cか
拡散し表面層にのみ固溶Cを固定することかてきない。
この連続浸炭炉内温度分布は、銅帯表面へのスーティン
グを防止するため、浸炭炉内温度差は50°C以内であ
ることか望ましい。銅帯の表面に遊離Cか付着すると化
成処理性の劣化等、品質低下及び後工程の弊害要因とな
る。
グを防止するため、浸炭炉内温度差は50°C以内であ
ることか望ましい。銅帯の表面に遊離Cか付着すると化
成処理性の劣化等、品質低下及び後工程の弊害要因とな
る。
連続浸炭炉4内に供給される浸炭性ガスの組成とじては
、例えば、C0=5〜10vO1%、H2=2〜4vO
1%、Co/Co2=15〜20、残部N2か挙げられ
る。
、例えば、C0=5〜10vO1%、H2=2〜4vO
1%、Co/Co2=15〜20、残部N2か挙げられ
る。
この連続浸炭炉4ては、前記鋼帯17の通板速度に応し
て浸炭性雰囲気及び/又は浸炭温度か制御される。
て浸炭性雰囲気及び/又は浸炭温度か制御される。
例えば、鋼帯の通板速度か通常の通板速度より減少した
場合は、当該鋼帯か浸炭炉内に滞在する時間か長くなり
、その時の浸炭条件を維持すると過浸炭となり、プレス
成形性か劣る等、銅帯の品質か低下する。そこで、この
過浸炭を避ける方法として、以下の制御を行うことか有
効である。
場合は、当該鋼帯か浸炭炉内に滞在する時間か長くなり
、その時の浸炭条件を維持すると過浸炭となり、プレス
成形性か劣る等、銅帯の品質か低下する。そこで、この
過浸炭を避ける方法として、以下の制御を行うことか有
効である。
即ち、雰囲気ガス流量制郭弁を全閉し、雰囲気ガスを供
給しないゾーンを作り、実質炉長を短くすることで、銅
帯か炉内に滞在する時間を短くし、過浸炭を避ける。又
は、雰囲気ガス流量制御弁を閉方向に絞り1つ又は2つ
以上のゾーン内に供給する雰囲気ガス流量を減少するこ
とて過浸炭を避ける。又は、各成分ガスの流量制御弁を
閉方向に絞り雰囲気ガス組成を変更し、1つ又は2つ以
上のゾーンに供給される該雰囲気ガスのCポテンシャル
を下げることて過浸炭を避ける。又は、ヒータに供給す
る電流を調整し、1つ又は2つ以上のゾーン内温度を下
げることて過浸炭を避ける。これらのうち少なくとも1
つ、又は、2つ以上を組み合わせて実行することて、鋼
帯の通板速度か変化しても常に一定した濃度、深さの浸
炭層を形成することがてきる。尚、前記浸炭性雰囲気の
制御は、通板速度の変化に対応して行う他、銅帯の厚さ
2幅、素材等の他の連続焼鈍条件の変化にも対応して行
うことかできる。
給しないゾーンを作り、実質炉長を短くすることで、銅
帯か炉内に滞在する時間を短くし、過浸炭を避ける。又
は、雰囲気ガス流量制御弁を閉方向に絞り1つ又は2つ
以上のゾーン内に供給する雰囲気ガス流量を減少するこ
とて過浸炭を避ける。又は、各成分ガスの流量制御弁を
閉方向に絞り雰囲気ガス組成を変更し、1つ又は2つ以
上のゾーンに供給される該雰囲気ガスのCポテンシャル
を下げることて過浸炭を避ける。又は、ヒータに供給す
る電流を調整し、1つ又は2つ以上のゾーン内温度を下
げることて過浸炭を避ける。これらのうち少なくとも1
つ、又は、2つ以上を組み合わせて実行することて、鋼
帯の通板速度か変化しても常に一定した濃度、深さの浸
炭層を形成することがてきる。尚、前記浸炭性雰囲気の
制御は、通板速度の変化に対応して行う他、銅帯の厚さ
2幅、素材等の他の連続焼鈍条件の変化にも対応して行
うことかできる。
次いて、連続浸炭炉4を出た鋼帯17は、前記、第1冷
却帯5に到る。この第1冷却帯5では、鋼帯17の表面
の極薄い範囲にのみ固溶Cを固定するため、浸炭後の鋼
帯17の温度か600°C以下、好ましくは、500〜
400°C程度になるまて、20°C/sec、以上の
一冷却速度で急冷する。第1冷却帯5内では、この冷却
条件か達成できるように、冷却帯内を搬送される鋼帯1
7へ吹きつけられる冷却ガス流量、流速及び冷却ロール
温度1春付は角等が制御される。
却帯5に到る。この第1冷却帯5では、鋼帯17の表面
の極薄い範囲にのみ固溶Cを固定するため、浸炭後の鋼
帯17の温度か600°C以下、好ましくは、500〜
400°C程度になるまて、20°C/sec、以上の
一冷却速度で急冷する。第1冷却帯5内では、この冷却
条件か達成できるように、冷却帯内を搬送される鋼帯1
7へ吹きつけられる冷却ガス流量、流速及び冷却ロール
温度1春付は角等が制御される。
この第1冷却帯5を出た鋼帯17は、次いて第2冷却帯
6に到る。この第2冷却帯では、鋼帯17温度か250
〜200’C程度になるまでガス冷却が行われる。
6に到る。この第2冷却帯では、鋼帯17温度か250
〜200’C程度になるまでガス冷却が行われる。
このようにして最終的には、表面層にのみ固溶Cか存在
する極低炭素のプしス成形用鋼帯を得ることかできる。
する極低炭素のプしス成形用鋼帯を得ることかできる。
このプレス成形用鋼帯は、特公平1−42331号にも
記載されているように、プレス成形性及び化成処理性に
優れたものとなる。
記載されているように、プレス成形性及び化成処理性に
優れたものとなる。
そして、このようなプレス加工用鋼帯は、溶接性、打ち
抜き性、及び摺動性等各種の特性にも優れたものとなる
。
抜き性、及び摺動性等各種の特性にも優れたものとなる
。
次に具体的な実施例について説明する。
銅帯中にCを20ppm含有しているスラブを、転炉出
鋼後RHNガスび連続鋳造法により作成した。該スラブ
を1200°Cに加熱後、仕上げ温度890℃で熱間圧
延し、540℃で巻取り熱延コイルとした。次いて、こ
の熱延コイルを巻き戻して酸洗後圧工率75%で冷間圧
延を施し、厚さ0゜9鵬、板幅1200叩の鋼帯コイル
とした。
鋼後RHNガスび連続鋳造法により作成した。該スラブ
を1200°Cに加熱後、仕上げ温度890℃で熱間圧
延し、540℃で巻取り熱延コイルとした。次いて、こ
の熱延コイルを巻き戻して酸洗後圧工率75%で冷間圧
延を施し、厚さ0゜9鵬、板幅1200叩の鋼帯コイル
とした。
このような鋼帯コイルを前記第2図の連続焼鈍・浸炭炉
にて第3図に示す温度履歴による連続焼鈍を行った。こ
の第3図は、第2図の焼鈍プロセスにおける鋼帯の温度
履歴を示したちのであり、第3図の(al、 (b)、
+CI、 (dlは、それぞれ第2図の(al。
にて第3図に示す温度履歴による連続焼鈍を行った。こ
の第3図は、第2図の焼鈍プロセスにおける鋼帯の温度
履歴を示したちのであり、第3図の(al、 (b)、
+CI、 (dlは、それぞれ第2図の(al。
(bL (C1,(d)の各点における鋼帯温度に対応
する。
する。
第3図の(a)は浸炭炉内温度領域、(blは浸炭炉出
側温度領域、(C)は第1冷却帯内温度領域、(d)は
第1冷却帯出側温度領域をそれぞれ示す。
側温度領域、(C)は第1冷却帯内温度領域、(d)は
第1冷却帯出側温度領域をそれぞれ示す。
この連続焼鈍において、前記鋼帯の通板速度を200〜
400m/minの範囲で変化させるとその変化に伴い
連続浸炭炉4内の浸炭性雰囲気は、以下のように制御さ
れる。
400m/minの範囲で変化させるとその変化に伴い
連続浸炭炉4内の浸炭性雰囲気は、以下のように制御さ
れる。
銅帯の通板速度が400m/minの時は、第1ゾーン
1)ないし第4ゾーン14の4ゾーン全てに浸炭性ガス
を流す。
1)ないし第4ゾーン14の4ゾーン全てに浸炭性ガス
を流す。
銅帯の通板速度か400m/m i nから300m/
minに変化した時は、前記4ゾーンのうちの3ゾーン
に浸炭性ガスを流す。この時、浸炭性ガスを流さないゾ
ーンには、HNガスを流す。
minに変化した時は、前記4ゾーンのうちの3ゾーン
に浸炭性ガスを流す。この時、浸炭性ガスを流さないゾ
ーンには、HNガスを流す。
銅帯の通板速度が400m/minから200m/mi
nに変化した時は、前記4ゾーンのうちの2ゾーンに浸
炭性ガスを流す。この時、浸炭性ガスを流さないゾーン
には、HNガスを流す。
nに変化した時は、前記4ゾーンのうちの2ゾーンに浸
炭性ガスを流す。この時、浸炭性ガスを流さないゾーン
には、HNガスを流す。
このように、浸炭性ガスを流さないゾーンを設ける二と
て、有効炉長を短・くすることかてきるため、鋼帯の通
板速度が減少しても、当該鋼帯か浸炭可能ゾーン内に滞
在する時間を一定にすることかできる。この結果、常に
一定した浸炭濃度及び深さとなる浸炭を行うことかでき
る。
て、有効炉長を短・くすることかてきるため、鋼帯の通
板速度が減少しても、当該鋼帯か浸炭可能ゾーン内に滞
在する時間を一定にすることかできる。この結果、常に
一定した浸炭濃度及び深さとなる浸炭を行うことかでき
る。
鋼帯の通板速度か400m/minから350m/mi
nに変化した時は、全てのゾーンの浸炭性ガスのCポテ
ンシャルを下げる、又は4つのゾーンのうち選択したゾ
ーンの浸炭性ガスのCポテンシャルを下げる。
nに変化した時は、全てのゾーンの浸炭性ガスのCポテ
ンシャルを下げる、又は4つのゾーンのうち選択したゾ
ーンの浸炭性ガスのCポテンシャルを下げる。
尚、前記連続浸炭炉4における浸炭性ガス組成は、C○
=5.0voi%、H2=3.0vof%。
=5.0voi%、H2=3.0vof%。
H20=0.1 v o I!%、残部N2とし、ガス
流量を1000Nrr?/h r、浸炭温度780°C
2浸炭炉内圧力200韮Agとした。
流量を1000Nrr?/h r、浸炭温度780°C
2浸炭炉内圧力200韮Agとした。
次いで、連続浸炭炉4を出た鋼帯は、第1冷却帯におけ
る冷却速度か20’C/sec、、出側温度か500°
Cになる迄冷却された。
る冷却速度か20’C/sec、、出側温度か500°
Cになる迄冷却された。
その後、鋼帯は、第2冷却帯6に到り、250°Cにな
る迄ガス冷却された。
る迄ガス冷却された。
このように、通板速度を変化して、表層面にのみ固溶C
か存在する極低炭素のプレス成形用鋼帯を4種類作成し
た。
か存在する極低炭素のプレス成形用鋼帯を4種類作成し
た。
この4種類のプレス成形用鋼帯の表層部のCa度を各々
測定したところ、通板速度を前記実施例のように変更し
ても、表層部のC濃度のバラツキはCの平均濃度か10
0 ppmの時、9 ppmであった。
測定したところ、通板速度を前記実施例のように変更し
ても、表層部のC濃度のバラツキはCの平均濃度か10
0 ppmの時、9 ppmであった。
次に、比較例として、前記実施例と同じスラブを用い、
第2図に示す連続焼鈍炉と同様の装置で、連続浸炭炉4
か分割されていない連続焼鈍炉を使用して前記実施例と
同条件で、それぞれの通板速度を変化させた4種類のプ
レス成形用鋼帯を作成した。
第2図に示す連続焼鈍炉と同様の装置で、連続浸炭炉4
か分割されていない連続焼鈍炉を使用して前記実施例と
同条件で、それぞれの通板速度を変化させた4種類のプ
レス成形用鋼帯を作成した。
この4種類のプレス成形用鋼帯の表層部のCa1度を各
々測定したところ、表層部のCa度のバラツキはCの平
均濃度か100 ppmの時、37ppmであった。
々測定したところ、表層部のCa度のバラツキはCの平
均濃度か100 ppmの時、37ppmであった。
このように、有効炉長の変更、或いは浸炭性雰囲気を制
御して浸炭を行った銅帯は、その表層部のC濃度のバラ
ツキか極めて少なく、安定した浸炭品を得ることかでき
た。
御して浸炭を行った銅帯は、その表層部のC濃度のバラ
ツキか極めて少なく、安定した浸炭品を得ることかでき
た。
尚、前記実施例では、連続焼鈍しながら連続的に浸炭を
行う場合について説明したか、連続浸炭のみを行っても
同様の効果か得られることは、勿論である。
行う場合について説明したか、連続浸炭のみを行っても
同様の効果か得られることは、勿論である。
前記実施例では、4つのゾーンを有する連続浸炭炉につ
いて説明したか、これに限らずゾーンの数は任意に決定
して良い。
いて説明したか、これに限らずゾーンの数は任意に決定
して良い。
また、前記実施例では、通板速度か減少した時の浸炭性
雰囲気の制御について説明したか、通板速度か増加した
際にも、前記とは逆の制御を行うことにより同様の効果
か得られることは勿論である。
雰囲気の制御について説明したか、通板速度か増加した
際にも、前記とは逆の制御を行うことにより同様の効果
か得られることは勿論である。
そして、前記実施例ては、浸炭の場合について説明した
か、連続浸炭炉に変えて浸窒を行う連続浸窒炉を設けて
も良い。また、雰囲気を変えることにより同一炉を浸炭
と浸窒に使い分けることもてきる。浸窒性雰囲気として
は、例えば、NH3を含有する(N2+82)ガスや、
その他の混合ガスを用いれば充分である。尚、本発明の
連続浸炭炉は、浸炭ばかりでなく浸炭窒化を行うもので
あっても良い。
か、連続浸炭炉に変えて浸窒を行う連続浸窒炉を設けて
も良い。また、雰囲気を変えることにより同一炉を浸炭
と浸窒に使い分けることもてきる。浸窒性雰囲気として
は、例えば、NH3を含有する(N2+82)ガスや、
その他の混合ガスを用いれば充分である。尚、本発明の
連続浸炭炉は、浸炭ばかりでなく浸炭窒化を行うもので
あっても良い。
また、前記実施例では、極低炭素鋼の銅帯の連続焼鈍に
ついて説明したか、これに限定されず低C−リムド鋼、
低C−Aj7キルド鋼等の低炭素鋼等地の鋼種に対して
も適用できる。
ついて説明したか、これに限定されず低C−リムド鋼、
低C−Aj7キルド鋼等の低炭素鋼等地の鋼種に対して
も適用できる。
そしてまた、前記実施例では厚さ0.9mm、幅120
0a+mの鋼帯を使用したか、銅帯の使用目的に応じて
鋼帯厚及び銅帯幅共、任意に決定して良い。
0a+mの鋼帯を使用したか、銅帯の使用目的に応じて
鋼帯厚及び銅帯幅共、任意に決定して良い。
また、前記実施例では均熱帯と第1冷却帯との間に連続
浸炭炉が設けられているか、均熱帯と連続浸炭炉とを同
一炉で形成すること、均熱帯を省略して加熱帯と第1冷
却帯との間に連続浸炭炉を設けること、均熱帯のあと連
続浸炭炉の前段に第1冷却帯を設け、この第1冷却帯に
より、均熱後の銅帯を浸炭に適当な温度まで調整して浸
炭後さらに第2冷却帯により冷却すること、連続浸炭炉
と第1冷却帯との間に浸炭深さを調整するための拡散帯
を設けること、等もそれぞれ可能である。
浸炭炉が設けられているか、均熱帯と連続浸炭炉とを同
一炉で形成すること、均熱帯を省略して加熱帯と第1冷
却帯との間に連続浸炭炉を設けること、均熱帯のあと連
続浸炭炉の前段に第1冷却帯を設け、この第1冷却帯に
より、均熱後の銅帯を浸炭に適当な温度まで調整して浸
炭後さらに第2冷却帯により冷却すること、連続浸炭炉
と第1冷却帯との間に浸炭深さを調整するための拡散帯
を設けること、等もそれぞれ可能である。
そしてまた、二つある冷却帯を一つの冷却帯にすること
もてきる。
もてきる。
以上説明したように、本発明によれは、連続浸炭・浸窒
炉内を複数のゾーンに分割し、各ゾーン毎に浸炭・浸窒
性雰囲気及び/又は浸炭・浸窒温度を制御することて、
浸炭・浸窒炉をゾーン分割しない場合に比較して、浸炭
・浸窒性雰囲気及び/又は浸炭・浸窒温度の変更を迅速
、且つ、高精度に行える。従って、例えば、鋼帯の通板
速度が変更しても過浸炭・浸窒又はその逆の浸炭・浸窒
不足を生じることなく、鋼帯の材質仕様を満足させなが
ら表層浸炭・浸窒濃度及び深さか常に所望の値となる安
定した品質を有する銅帯を連続して効率良く提供するこ
とができる。
炉内を複数のゾーンに分割し、各ゾーン毎に浸炭・浸窒
性雰囲気及び/又は浸炭・浸窒温度を制御することて、
浸炭・浸窒炉をゾーン分割しない場合に比較して、浸炭
・浸窒性雰囲気及び/又は浸炭・浸窒温度の変更を迅速
、且つ、高精度に行える。従って、例えば、鋼帯の通板
速度が変更しても過浸炭・浸窒又はその逆の浸炭・浸窒
不足を生じることなく、鋼帯の材質仕様を満足させなが
ら表層浸炭・浸窒濃度及び深さか常に所望の値となる安
定した品質を有する銅帯を連続して効率良く提供するこ
とができる。
そして、浸炭・浸窒性ガスを流通しないゾーンを形成す
ることにより、浸炭・浸窒炉の有効炉長を変更(短く)
することて、鋼帯の通板速度か大幅に減少した場合でも
前記効果をより確実に達成することか可能となる。
ることにより、浸炭・浸窒炉の有効炉長を変更(短く)
することて、鋼帯の通板速度か大幅に減少した場合でも
前記効果をより確実に達成することか可能となる。
第1図は、本発明に係る連続浸炭炉の構成図、第2図は
、第1図の連続浸炭炉を利用した連続焼鈍プロセスの構
成図、第3図は、連続焼鈍される銅帯の温度履歴を示す
クラ7である。 図中、2は加熱帯、4は連続浸炭炉、5,6は冷却帯、
1)は第1ゾーン、12は第2ゾーン、13は第3ゾー
ン、14は第4ゾーン、17は鋼帯、18は仕切壁、1
9は雰囲気ガス入口、2゜は雰囲気ガス出口を示す。
、第1図の連続浸炭炉を利用した連続焼鈍プロセスの構
成図、第3図は、連続焼鈍される銅帯の温度履歴を示す
クラ7である。 図中、2は加熱帯、4は連続浸炭炉、5,6は冷却帯、
1)は第1ゾーン、12は第2ゾーン、13は第3ゾー
ン、14は第4ゾーン、17は鋼帯、18は仕切壁、1
9は雰囲気ガス入口、2゜は雰囲気ガス出口を示す。
Claims (3)
- (1)浸炭及び/又は浸窒雰囲気を維持する炉と、当該
炉内を浸炭・浸窒温度に加熱保持する手段と、を備え、
連続的に送給される鋼帯を浸炭及び/又は浸窒する連続
浸炭・浸窒炉において、前記炉内を複数のゾーンに分割
し、当該ゾーン毎に浸炭・浸窒性雰囲気及び/又は浸炭
・浸窒温度を制御する制御手段か設けられてなることを
特徴とする連続浸炭・浸窒炉。 - (2)炉内に連続的に送給される鋼帯を連続的に浸炭及
び/又は浸窒する連続浸炭・浸窒方法において、前記炉
内を複数のゾーンに分割し、各ゾーン毎に浸炭・浸窒性
雰囲気及び/又は浸炭・浸窒温度を制御することを特徴
とする連続浸炭・浸窒方法。 - (3)前記複数のゾーンの少なくとも1つを、浸炭・浸
窒性ガスを導入しないように制御し、有効浸炭・浸窒炉
長を変更することを特徴とする請求項(2)記載の連続
浸炭・浸窒方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33414990A JP2954340B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 連続浸炭・浸窒炉及び浸炭・浸窒方法 |
KR1019910013109A KR940003784B1 (ko) | 1990-07-31 | 1991-07-29 | 침탄 · 침질대를 구비한 연속 어닐링로 |
CA002048149A CA2048149C (en) | 1990-07-31 | 1991-07-30 | Continuous annealing line having carburizing/nitriding furnace |
US07/738,231 US5192485A (en) | 1990-07-31 | 1991-07-30 | Continuous annealing line having carburizing/nitriding furnace |
EP91112903A EP0472940B1 (en) | 1990-07-31 | 1991-07-31 | Continuous annealing line having carburising/nitriding furnace |
DE69107931T DE69107931T2 (de) | 1990-07-31 | 1991-07-31 | Anlage zum kontinuierlichen Glühen mit einem Aufkohlungs- oder Nitrierofen. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33414990A JP2954340B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 連続浸炭・浸窒炉及び浸炭・浸窒方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04202652A true JPH04202652A (ja) | 1992-07-23 |
JP2954340B2 JP2954340B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=18274079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33414990A Expired - Fee Related JP2954340B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-11-30 | 連続浸炭・浸窒炉及び浸炭・浸窒方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2954340B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015145528A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | Jfeスチール株式会社 | 方向性電磁鋼板の竪型窒化処理設備および窒化処理方法 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP33414990A patent/JP2954340B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015145528A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | Jfeスチール株式会社 | 方向性電磁鋼板の竪型窒化処理設備および窒化処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2954340B2 (ja) | 1999-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106715726A (zh) | 高强度熔融镀锌钢板的制造方法和制造设备 | |
AU2015349052B2 (en) | Method for producing a nitrided packaging steel | |
WO1997024468A1 (en) | Primary cooling method in continuously annealing steel strip | |
JP2008196015A (ja) | 連続焼鈍設備 | |
KR100221789B1 (ko) | 냉연 강판의 연속 소둔 방법 및 설비 | |
JP2020190017A (ja) | 還元性雰囲気炉の露点制御方法および還元性雰囲気炉、ならびに冷延鋼板の製造方法および溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
KR940003784B1 (ko) | 침탄 · 침질대를 구비한 연속 어닐링로 | |
JP2954339B2 (ja) | 連続焼鈍炉 | |
JPH04202652A (ja) | 連続浸炭・浸窒炉及び浸炭・浸窒方法 | |
JP2983366B2 (ja) | 連続焼鈍炉における浸炭浸窒処理設備 | |
GB2081150A (en) | Method of producing steel strip | |
JP2002294351A (ja) | 高強度冷延鋼板の製造方法 | |
US11905599B2 (en) | Method and an arrangement for manufacturing a hot dip galvanized rolled high strength steel product | |
JPH04202651A (ja) | 連続浸炭・浸窒炉 | |
US5182074A (en) | Apparatus for continuously cooling metal strip | |
JP2502405B2 (ja) | 連続焼鈍炉 | |
EP0803583B2 (en) | Primary cooling method in continuously annealing steel strips | |
KR20050021565A (ko) | 금속 스트립의 연속 제조 방법 및 장치 | |
JP2938292B2 (ja) | 金属帯の連続浸炭方法 | |
EP0495115B1 (en) | System for continuously cooling metal strip | |
RU2288281C1 (ru) | Способ производства низкоуглеродистой листовой стали | |
JP2983398B2 (ja) | 金属帯の連続焼鈍及び連続浸炭方法 | |
JP4242932B2 (ja) | 鋼帯の連続焼鈍における一次冷却方法 | |
JPH06158180A (ja) | 金属帯の連続焼鈍設備 | |
JPH07310165A (ja) | 連続ラインによる珪素鋼帯の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |