JPH04202233A - ゴム―金属複合製品の製造方法 - Google Patents

ゴム―金属複合製品の製造方法

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JPH04202233A
JPH04202233A JP33177690A JP33177690A JPH04202233A JP H04202233 A JPH04202233 A JP H04202233A JP 33177690 A JP33177690 A JP 33177690A JP 33177690 A JP33177690 A JP 33177690A JP H04202233 A JPH04202233 A JP H04202233A
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JP
Japan
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rubber
adhesive
vulcanization
vulcanization accelerator
component
Prior art date
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Application number
JP33177690A
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English (en)
Inventor
Naruaki Takamatsu
成亮 高松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、車両の振動吸収機構における防振部品等とし
て用いられる、防振ゴム等のゴム製部品と金属製部品と
が一体的に接着固定されてなる、ゴム−金属複合製品の
製造方法に係り、特に、ゴム製部品と金属製部品との接
着性か効果的に改善せしめられ得る製造法に関する。
(背景技術) 従来から、自動車等の振動伝達系における振動および騒
音を防止乃至は低減するために、振動伝達系を構成する
部材間には、各種の防振部品か介装されており、例えば
、自動車のエンジンマウントや、ホゾ−マウント、サス
ペンションマウント等は、良く知られているところであ
る。そして、それらの防振部品は、一対の金属製部品の
間に防振ゴムか介装され、それらか加硫接着により一体
化されたゴム−金属複合製品として提供されており、通
常、ゴム−金属間の接着性を得るために、金属製部品の
被接着面には、プライマーが塗布され、更にゴム製部品
と加硫接着反応する接着剤(カバーコート)か重ねて塗
布されている。
ところで、このようなゴム−金属複合製品を製造するに
際し、カバーコート用の接着剤として、塩素化臭素化さ
れたポリブタジェン系接着剤などの、ハロゲン化ジエン
系ゴムを接着成分とする接着剤を使用する場合には、加
硫接着に際して、かかる接着剤か脱塩素反応を伴うこと
により、接着剤中に酸性物質が生成される。そして、カ
バーコート中に酸性物質が存在すると、カバーコートの
加硫反応速度か低下せしめられるため、このような接着
剤には、通常、金属酸化物が配合されて、接着反応によ
り生じた酸性物質を反応系外へ放出するようにされてい
る。しかしながら、なお、カバーコートの加硫反応速度
とゴム製部品の加硫反応速度との間にはズレか生じてし
まい、その結果、カバーコートとゴム製部品との界面(
RC界面)での接着が充分に為され得ない問題があった
その原因としては、ゴム製部品側が酸性環境下となって
いることか影響していると推察される。
即ち、前記ゴム製部品を形成するゴム組成物の加硫速度
は、添加される加硫促進剤の種類によって左右されるも
のであり、通常、ゴム組成物には、短時間加硫を可能に
するために、ジチオカルバミン酸塩類、キサントゲン酸
塩類、チウラム類の如き、加硫促進効果の高い酸性加硫
促進剤が配合されている。そのため、加硫に際して、ゴ
ム内か酸性環境下となってしまうのであり、このことか
、RC界面での加硫接着反応に悪影響を与えていると推
察される。
それ故、現在では、酸性加硫促進剤に対して、塩基性加
硫促進剤や中性加硫促進剤を若干量加えることにより、
加硫速度の低下を抑制しつつ、接着性を改善することか
考えられている。
(解決課題) このような事情の下において、本発明は為されたもので
あり、その解決課題とするところは、加硫速度の低下を
抑制しつつ、ゴム製部品か酸性環境下となることを回避
して、ゴム−金属複合製品における、ゴム−金属間の加
硫接着性を改善することにある。
(解決手段) そして、上記課題を解決するために、本発明にあっては
、プライマーか塗布された金属製部品の被接着面に、接
着剤を重ねて塗布した後、該被接着面上にゴム組成物を
成形して、所定のゴム製部品を形成し、加硫せしめるこ
とにより、該ゴム製部品と該金属製部品とを接着、一体
化するに際して、前記接着剤として、ハロゲン化ジエン
系ゴムを接着成分とする接着剤を用いる一方、前記ゴム
製部品を形成するゴム組成物には、塩基性加硫促進剤と
中性加硫促進剤とを併用して、配合することとしたので
ある。
(具体的構成・作用) ところで、かかる本発明において、ゴム製部品を与える
ゴム組成物を調製するには、先ず、天然ゴム(NR) 
、ブタジェンゴム(BR) 、スチレンブタジェンゴム
(SBR) 、ニトリルゴム(NBR)、イソプレンゴ
ム(IR)、ブチルゴム(IIR)等のジエン系ゴム材
料の如き、硫黄加硫が実施され得る各種ゴム材料乃至そ
れらのブレンド体の中から、得ようとする製品性能に応
じたものが適宜に選択される。
そして、このゴム材料に対して、従来から知られている
各種の配合剤、例えば、加硫剤、加硫促進剤、加硫助剤
、老化防止剤、補強剤、軟化剤、加工助剤等の各種配合
剤か、それぞれ、適量配合され、また必要に応じて、充
填剤や粘着付与剤等も配合されるのであるか、本発明に
おいては、前記加硫剤には硫黄か用いられると共に、前
記加硫促進剤には、塩基性加硫促進剤と中性加硫促進剤
とか、併用されて、配合されるのである。
より具体的には、加硫剤としての硫黄は、ゴム材料の1
00重量部当たり、通常、0.5〜2.5重量部程度の
割合て配合される。なお、その配合量か、0.5重量部
に満たない場合には、RC界面での加硫接着反応が充分
に為され得ず、ゴムの剥離が生じる恐れかあるからであ
り、一方2.5重量部を越える量で配合されると、ゴム
か硬くなって、物性か低下するからである。
また、加硫促進剤には、塩基性のものと中性のものとか
併用されるか、具体的な種類や組合せは回答限定される
ものではない。例えば、塩基性加硫促進剤としては、ジ
フェニルグアニジン、ジ−オルト−トリルグアニジン、
オルソトリルビガニド、ジカテコールボレートのジーオ
ルトートリルグアニジン塩等のグアニジン類、アセトア
ルデヒドアニリン、ブチルアルデヒドアニリン等のアル
デヒドアミン類;ヘキサメチレンテトラアミン:アセト
アルデヒドアンモニア等のアルデヒドアンモニア類等の
各種の公知のものが何れも使用され得る。
また、中性加硫促進剤としては、N−シクロへキシル−
2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N−オキシジエ
チレンベンゾチアゾールスルフェンアミド、ジイソプロ
ピルベンゾチアゾールスルフェンアミド、ジシクロへキ
シルベンゾチアゾールスルフェンアミド、t−ブチルベ
ンゾチアゾールスルフェンアミド、N−t−ブチル−2
−ベンゾチアゾールスルフェンアミド等のスルフェンア
ミド類や、2−メルカプトベンゾチアゾールとシクロヘ
キシルアミンの反応生成物等が何れも使用され得る。そ
して、本発明においては、これら中性加硫促進剤と前記
塩基性加硫促進剤とか、適宜に組み合わされて、前記ゴ
ム材料に配合されるのである。
なお、これら組み併せて用いられる加硫促進剤の使用量
が多過ぎると、ゴムの物性を劣化させる恐れが生じるた
め、前記塩基性加硫促進剤、前記中性加硫促進剤のそれ
ぞれについて、配合量は、ゴム材料の100重量部当た
り、3重量部以下とされることが望ましい。
そして、このようにして調製されたゴム組成物を用いて
、所定の金属製部品の被接着面上に、ゴム製部品を形成
するのであるか、それに先立って、該金属製部品の被接
着面には、従来と同様にプライマーが塗布され、更に重
ねて、本発明手法では、塩素化臭素化ポリブタジェン等
のハロゲン化ジエン系ゴムを接着成分とする接着剤か、
カバーコートとして塗布されるのである。その後、その
カバーコート上に所定のゴム製部品を形成した後、通常
と同様の加硫操作を施すことによって、一体的に加硫接
着された、目的とするゴム−金属複合製品を得ることか
出来るのである。
その際、本発明にあっては、前記ゴム組成物に塩基性加
硫促進剤と中性加硫促進剤とを配合するところから、該
ゴム組成物の加硫中に酸性化合物か生成され難く、むし
ろ加硫接着反応で生じた酸性物質をトラップする塩基性
化合物か生成されるのである。つまり、加硫接着反応で
生じた酸性物質か、カバーコート側の金属酸化物とゴム
製部品側の塩基性物質とてトラップされるため、カバー
コートの加硫反応速度か効果的に速められるのである。
それ故、ゴム製部品側の加硫速度とカバーコートの加硫
速度とか略同じになって、RC界面での接着が充分に行
なわれ得るようになり、カバーコートにハロゲン化ジエ
ン系ゴムを接着成分とする接着剤を用いているにも拘わ
らず、ゴム−金属複合製品におけるRC界面の接着か極
めて良好に為され得るのである。
しかも、塩基性加硫促進剤と中性加硫促進剤を併用する
ことによって、加硫速度の低下を良好に抑制し得たので
あり、酸性加硫促進剤と塩基性加硫促進剤又は中性加硫
促進剤とを併用する場合と同程度の加硫速度を得ること
が可能となったのである。
(実施例) 以下に、本発明の代表的な実施例を示し、本発明を更に
具体的に明らかにすることとするか、本発明か、そのよ
うな実施例の記載によって、何等の制約をも受けるもの
でないことは、言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記
の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限り
において、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正
、改良等を加え得るものであることか、理解されるへき
である。
先ず、下記の基本ゴム組成に対して、下記第1表に示さ
れる加硫系の組合せに従って、加硫剤及び加硫促進剤を
配合し、5種類のゴム組成物を調製した。
基本ゴム組成      配合量(重量部)NR・・・
 100 酸化亜鉛        ・・・ 5 ステアリン酸      ・・・ 2 老化防止剤       ・・・ 2.5カーボン  
     ・・・ 25 鉱物油        ・・・ 12 \ そして、得られた各ゴム組成物について、加硫時間と接
着性を調べ、その結果を下記第2表に示すと共に、第1
図には、各ゴム組成物の加硫曲線をボした。
なお、加硫は150°Cの温度下で20分間加熱して行
なった。
また、接着性の測定は、直径:40.5u、厚さ:10
mmの2枚の金属製円板の間に、各ゴム組成物にて、厚
さ:14.8mmで円柱状のゴム製部品を形成して、一
体的に加硫接着した複合部材を作製し、引張試験を行な
って実施した。そして、破断時の荷重(接着強度)及び
剥離率を調べた。なお、金属製円板の被接着面には、何
れの場合も、フェノール樹脂系接着剤をプライマーとし
て塗布し、重ねて、塩素化臭素化ブタジェン系ゴム接着
剤をカバーコートとして塗布した。
かかる第2表の結果より、酸性加硫促進剤を配合するゴ
ム組成物Nα1〜4を用いた比較例1〜4は、何れも接
着強度が不充分で、且つRC界面での剥離率か高く、接
着性が悪いことか、明らかである。
さらに、引張試験後に、金属製円板に薄いゴム層(TR
)か付着して残った比較例1〜3について、該ゴム層を
ニッパて引き剥かしたところ、全てRC界面で簡単に剥
離してしまい、加硫接着か充分に為されていないことが
確認された。
これに対して、塩基性加硫促進剤と中性加硫促進剤を併
用するNα5のゴム組成物を用いた本発明では、比較例
の何れよりも高い接着強度か得られ、且つRC界面ての
剥離率か11%と低く、効果的に接着性の改善が為され
ていることか理解され得るのである。しかも、加硫時間
は、酸性加硫促進剤を配合する他のゴム組成物と変わら
ぬ程度であって、加硫速度の低下も良好に抑制されてい
ることが判る。
また、Nα5のゴム組成物において、硫黄の配合量を1
,5重量部に変量し、同様の接着性試験を行なったとこ
ろ、RC界面での剥離は全く生じながった。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に従えば、ゴム
製部品か酸性環境下となることを防止することが出来る
ことから、従来よりも接着性か極めて高い、ゴム−金属
複合製品を製造することが出来るのであり、しかも、加
硫速度の低下が効果的に抑制されるところから、従来と
同等の生産性を良好に維持することか出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例において調製された各ゴム組成物の加
硫曲線を示すグラフである。 出願人  東海ゴム工業株式会社 第1図 0   2   4   6    B   To  
 12   14  16時間(m1n) 手続補正書(帥) 平成3年2月12日 平成2年 特許願 第331776号 2、発明の名称 ゴム−金属複合製品の製造方法 3 補正をする者 事件との関係     特許出願人 名 称   東海ゴム工業株式会社 4、代理人 (1)明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 (1)明細書第15頁第6〜7行の「薄いゴム層(TR
)jを「ゴム層」に訂正する。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  プライマーが塗布された金属製部品の被接着面に、接
    着剤を重ねて塗布した後、該被接着面上にゴム組成物を
    成形して、所定のゴム製部品を形成し、加硫せしめるこ
    とにより、該ゴム製部品と該金属製部品とを接着、一体
    化するに際して、前記接着剤として、ハロゲン化ジエン
    系ゴムを接着成分とする接着剤を用いる一方、前記ゴム
    製部品を形成するゴム組成物には、塩基性加硫促進剤と
    中性加硫促進剤とを併用して、配合することを特徴とす
    るゴム−金属複合製品の製造方法。
JP33177690A 1990-11-29 1990-11-29 ゴム―金属複合製品の製造方法 Pending JPH04202233A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11158298A (ja) * 1997-11-26 1999-06-15 Bridgestone Corp ゴムと金属の加硫接着方法及びゴムクローラの製造方法
EP1574546A3 (en) * 1996-05-10 2006-03-01 Shishiai-Kabushikigaisha Energy conversion composition

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1574546A3 (en) * 1996-05-10 2006-03-01 Shishiai-Kabushikigaisha Energy conversion composition
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