JPH04200628A - 噴霧乾燥法による微粒子のコーティング方法 - Google Patents
噴霧乾燥法による微粒子のコーティング方法Info
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- JPH04200628A JPH04200628A JP33511590A JP33511590A JPH04200628A JP H04200628 A JPH04200628 A JP H04200628A JP 33511590 A JP33511590 A JP 33511590A JP 33511590 A JP33511590 A JP 33511590A JP H04200628 A JPH04200628 A JP H04200628A
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Landscapes
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- Fertilizers (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Glanulating (AREA)
- Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、徐放性の医薬、農薬または肥料として有効に
活用するためのコーティング方法に関するものである。
活用するためのコーティング方法に関するものである。
〈従来の技術〉
これまで徐放性の薬剤を噴霧乾燥法で製造することはい
くつか試みられてきたが、それらの方法では徐放性が十
分でなかったり、あるいは大量の膜物質を必要としてい
た。そのため噴霧乾燥法によるコーティング法はあまり
注目されなかった。
くつか試みられてきたが、それらの方法では徐放性が十
分でなかったり、あるいは大量の膜物質を必要としてい
た。そのため噴霧乾燥法によるコーティング法はあまり
注目されなかった。
〈発明が解決しようとする課題〉
薬剤としての有効成分から成る微細な一次粒子をそのま
ま高分子溶液と混合した懸濁液を噴霧乾燥する従来の方
法では、少量の高分子物質では単に造粒されるのみでコ
ーティングすることはできないため、徐放性の粒子を作
るためには大量の高分子物質が必要となる欠点があった
。
ま高分子溶液と混合した懸濁液を噴霧乾燥する従来の方
法では、少量の高分子物質では単に造粒されるのみでコ
ーティングすることはできないため、徐放性の粒子を作
るためには大量の高分子物質が必要となる欠点があった
。
本発明では、上記の欠点を解決し、優れた徐放性の医薬
、農薬または肥料として活用できるコーティング粒子を
得る方法を提供することを目的とするものである。
、農薬または肥料として活用できるコーティング粒子を
得る方法を提供することを目的とするものである。
く課題を解決する為の手段〉
上記本発明の目的は次の如き手段を採用することにより
達成できる。即ち、医薬、農薬あるいは肥料としての有
効成分を素材とする微粒子から成る−次粒子を、より小
さい例えばコロイダルシリカ等の微粒子で噴霧乾燥法に
より被覆して二次粒子を形成させ、この二次粒子を成膜
性の高分子物質を含む溶液と混合して懸濁液を作り、こ
の懸濁液を噴霧乾燥することにより、高品質のコーティ
ング粒子を製造する方法である。
達成できる。即ち、医薬、農薬あるいは肥料としての有
効成分を素材とする微粒子から成る−次粒子を、より小
さい例えばコロイダルシリカ等の微粒子で噴霧乾燥法に
より被覆して二次粒子を形成させ、この二次粒子を成膜
性の高分子物質を含む溶液と混合して懸濁液を作り、こ
の懸濁液を噴霧乾燥することにより、高品質のコーティ
ング粒子を製造する方法である。
なお、このとき二次粒子を適当な粒度に整粒しておけば
単一粒子のコーティング粒子を得ることができるもので
ある。
単一粒子のコーティング粒子を得ることができるもので
ある。
〈作用〉
本発明の方法では、懸濁粒子である二次粒子はほとんど
造粒されることなく、粒子に付着した高分子溶液が乾燥
された球′状のコーティング粒子となる。
造粒されることなく、粒子に付着した高分子溶液が乾燥
された球′状のコーティング粒子となる。
〈実施例〉
以下本発明をその実施例及び比較例を示し乍ら詳述する
。
。
−1り色ニー
この実施例は、塩基性炭酸マグネシウム(約2μm)を
トレーサー粒子として含む炭化ケイ素(3μ璽)からな
る−次粒子を、コロイダルシリカを、バインダーとして
噴霧造粒し二次粒子とした。この二次粒子の顕微鏡写真
(倍率1800倍)を第1図に示す。この例の場合バイ
ンダーとしてのコロイダルシリカの量が少ないためその
表面は多孔質で、平均細孔径は約1μ重である。この二
次粒子(149u+以下)30重量部を、6,3%のエ
チルセルロース溶液(10cP品)100重量部と混合
して得られた懸濁液を噴霧乾燥した製品の溶出試験の結
果を第2図に示す。
トレーサー粒子として含む炭化ケイ素(3μ璽)からな
る−次粒子を、コロイダルシリカを、バインダーとして
噴霧造粒し二次粒子とした。この二次粒子の顕微鏡写真
(倍率1800倍)を第1図に示す。この例の場合バイ
ンダーとしてのコロイダルシリカの量が少ないためその
表面は多孔質で、平均細孔径は約1μ重である。この二
次粒子(149u+以下)30重量部を、6,3%のエ
チルセルロース溶液(10cP品)100重量部と混合
して得られた懸濁液を噴霧乾燥した製品の溶出試験の結
果を第2図に示す。
溶出試験は、製品0.2gをPH2の緩衝溶液5001
に浮遊懸濁させ、溶出したMgイオンを経時的に原子吸
光分光光度計により測定するというものである。
に浮遊懸濁させ、溶出したMgイオンを経時的に原子吸
光分光光度計により測定するというものである。
この例の場合かなりの徐放性(44μm以下の製品の場
合、全溶出量の50%が溶出する時間=約20分、14
9μ■以下の場合約60分)を示しており、二次粒子と
することが有効であることが分かる。また、二次粒子が
造粒されることにより徐放性が改善されることが分かる
。
合、全溶出量の50%が溶出する時間=約20分、14
9μ■以下の場合約60分)を示しており、二次粒子と
することが有効であることが分かる。また、二次粒子が
造粒されることにより徐放性が改善されることが分かる
。
−」(旌」1λ−一
この実施例は、上記実施例1に於けるコロイダルシリカ
の混合割合を増加させたもので第3図の顕微鏡写真〈倍
率1800倍)に示すように滑らかな表面の二次粒子と
なる。この二次粒子は平均細孔径が0.1μmであって
、微細な細孔を形成しているが、このままでは徐放性は
ほとんど示さない。この二次粒子30重量部を6.3%
のエチルセルロース溶液100重量部と混合して得られ
た懸濁液を噴霧乾燥した製品の溶出試験の結果を第4図
に示す。
の混合割合を増加させたもので第3図の顕微鏡写真〈倍
率1800倍)に示すように滑らかな表面の二次粒子と
なる。この二次粒子は平均細孔径が0.1μmであって
、微細な細孔を形成しているが、このままでは徐放性は
ほとんど示さない。この二次粒子30重量部を6.3%
のエチルセルロース溶液100重量部と混合して得られ
た懸濁液を噴霧乾燥した製品の溶出試験の結果を第4図
に示す。
この製品の場合、全溶出全量の50%が溶出する時間は
約60分であり、表面を滑らかにすると徐放性が改善さ
れることが分かる。
約60分であり、表面を滑らかにすると徐放性が改善さ
れることが分かる。
一支順九エー
この実施例は上記実施例2の二次粒子を20−44μ園
にふるい分けて、この粒子を噴霧乾燥法によりコーティ
ングしたもので、その製品の粒度分布と粒度毎の溶出時
間を第1表に示す、ただし二次粒子30重量部に対し、
10%のエチルセルロース溶液30重量部で噴霧乾燥を
行った。この結果から、造粒のあまり無い単粒子コーテ
ィングが得られていることおよび懸濁液の濃度を上げる
ことにより、より優れた徐放特性を示すことが分かる。
にふるい分けて、この粒子を噴霧乾燥法によりコーティ
ングしたもので、その製品の粒度分布と粒度毎の溶出時
間を第1表に示す、ただし二次粒子30重量部に対し、
10%のエチルセルロース溶液30重量部で噴霧乾燥を
行った。この結果から、造粒のあまり無い単粒子コーテ
ィングが得られていることおよび懸濁液の濃度を上げる
ことにより、より優れた徐放特性を示すことが分かる。
第1表
この比較例は、−次粒子として市販の研磨側である不二
見研磨剤工業■の炭化けい素(約3μ門)とトレーサー
としての炭酸マグネシウム(約2μm)の混合物を用い
て、二次粒子を形成させることなく、−次粒子を直接高
分子溶液と混合して得られる懸濁液を噴霧乾燥して得た
場合のものである。高分子溶液としてはエチルセルロー
ス(10cP)をアルコールに溶解したもので、その濃
度は10%である。この溶液100重量部に対し、−次
粒子50重量部である。乾燥温度は80℃である。噴霧
乾燥の結果得られた製品の粒度分布を第2表に示す0表
より明らかなようにこの比較例では一次粒子は造粒して
いることがわかる。またコーティングの完全さの指数と
して酸性水溶液中での炭酸マグネシウムの溶出挙動を調
べた。
見研磨剤工業■の炭化けい素(約3μ門)とトレーサー
としての炭酸マグネシウム(約2μm)の混合物を用い
て、二次粒子を形成させることなく、−次粒子を直接高
分子溶液と混合して得られる懸濁液を噴霧乾燥して得た
場合のものである。高分子溶液としてはエチルセルロー
ス(10cP)をアルコールに溶解したもので、その濃
度は10%である。この溶液100重量部に対し、−次
粒子50重量部である。乾燥温度は80℃である。噴霧
乾燥の結果得られた製品の粒度分布を第2表に示す0表
より明らかなようにこの比較例では一次粒子は造粒して
いることがわかる。またコーティングの完全さの指数と
して酸性水溶液中での炭酸マグネシウムの溶出挙動を調
べた。
粒度が44−74μ鳳の製品の溶出試験の結果を第5図
に示す0図より明らかなようにいくらか徐放性を示すも
ののその性能は不十分である。
に示す0図より明らかなようにいくらか徐放性を示すも
ののその性能は不十分である。
第2表
〈発明の効果〉
以上述べて来た如く、本発明によれば有効成分である微
粒子を噴霧乾燥法により表面の比較的滑らかな二次粒子
となし、さらにこの粒子を噴霧乾燥法により膜形成能の
ある高分子を用いてコーティングすることで徐放性に優
れた単粒子コーティング粒子を製造することができる。
粒子を噴霧乾燥法により表面の比較的滑らかな二次粒子
となし、さらにこの粒子を噴霧乾燥法により膜形成能の
ある高分子を用いてコーティングすることで徐放性に優
れた単粒子コーティング粒子を製造することができる。
このような粒子は医薬、農薬または肥料として有効利用
できるものである。
できるものである。
第1図は本発明実施例1の二次粒子の顕微鏡写真、第2
図は同実施例1に於ける製品の徐放特性を示すグラフ、
第3図は同実施例2の二次粒子の顕微鏡写真、第4区は
同実施例2に於ける製品の徐放特性を示すグラフ、第5
図は比較例に於ける44〜74μ−の製品の溶出試験結
果を示すグラフ。
図は同実施例1に於ける製品の徐放特性を示すグラフ、
第3図は同実施例2の二次粒子の顕微鏡写真、第4区は
同実施例2に於ける製品の徐放特性を示すグラフ、第5
図は比較例に於ける44〜74μ−の製品の溶出試験結
果を示すグラフ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、医薬、農薬あるいは肥料としての有効成分を素材と
する微粒子から成る一次粒子を、噴霧乾燥法により超微
粒子で被覆して二次粒子を形成させ、該二次粒子を成膜
性の高分子を含む溶液中に懸濁させ、これを再度噴霧乾
燥することを特徴とする微粒子のコーティング方法。 2、請求項1に記載の方法に於いて、二次粒子を適当な
粒度に整粒しておくことにより、単粒子コーティングを
得ることを特徴とする微粒子のコーティング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33511590A JPH0636863B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 噴霧乾燥法による微粒子のコーティング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33511590A JPH0636863B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 噴霧乾燥法による微粒子のコーティング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04200628A true JPH04200628A (ja) | 1992-07-21 |
JPH0636863B2 JPH0636863B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=18284940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33511590A Expired - Lifetime JPH0636863B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 噴霧乾燥法による微粒子のコーティング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636863B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017104384A1 (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 日本リファイン株式会社 | 藻類抑制剤、該藻類抑制剤の製造方法及び藻類の抑制方法 |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP33511590A patent/JPH0636863B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017104384A1 (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 日本リファイン株式会社 | 藻類抑制剤、該藻類抑制剤の製造方法及び藻類の抑制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0636863B2 (ja) | 1994-05-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |