JPH04199735A - Icカード - Google Patents

Icカード

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JPH04199735A
JPH04199735A JP2332647A JP33264790A JPH04199735A JP H04199735 A JPH04199735 A JP H04199735A JP 2332647 A JP2332647 A JP 2332647A JP 33264790 A JP33264790 A JP 33264790A JP H04199735 A JPH04199735 A JP H04199735A
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JP
Japan
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contact electrode
mark
electrode terminal
card
plating
Prior art date
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Pending
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JP2332647A
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English (en)
Inventor
Yoshitomi Toba
鳥羽 喜富
Tsuneo Endo
恒雄 遠藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シンボルマーク等のマーク表示技術に関し、
特にIC(集積回路)などの半導体素子を組み込んでな
るICカードやメモリーカード等における品名、シンボ
ルマーク、図柄等の表示形成に適用して有効な技術に関
する。
〔従来の技術〕
ICカードは各種情報の記憶読み出し用のカードとして
広く使用され始めている。
ICカードについては、たとえば、日経マグロウヒル社
発行「日経マイクロデバイスJ 1988年3月号、昭
和63年3月1日発行、P56〜P62に記載さている
。ICカードの構造の一つとして、LSI(大規模集積
回路)等のICチップをモジュール基材と呼称される配
線基板に組み込の、かつトランスファモールドによって
前記ICチップ等をモールドしたICカード・モジュー
ルをカード基材に組の込んだ構造が知られている。
前記ICカード・モジュール(以下、単にモジュールと
も称する。)は、モジュール基板と呼称されるガラス・
エポキシ樹脂基板からなる配線基板」二にCOB (C
hip  On Board)でrcチップを実装し、
電極と配線層間をワイヤで接続した後、ICチップ等を
トランスファモールド法によって封止することによって
製造されている。前記モジュールのモールド部が形成さ
れない面ば、複数のコンタクト電極(接触電極端子)が
設けられている。
前記カード基材は塩化ビニル樹脂板で形成され、厚(強
度部材となるセンター・コアと、このセンター・コアの
表裏面を被うオーバーシートとからなっている。
また、電子技術1986年8月号、P76およびP77
には、rso(国際標準化機関)規格におけるカード寸
法やIC端子(接触電極端子)の最小面積および配列寸
法等について記載されている。
また、ICカー1′には、工業調査会発行「電子材料」
I98.5年9月号、昭和57年3月】日発行、P31
〜P35に記載されているように、端子構造の違いによ
ってコンタクト方式とカードエツジ方式とがあることが
記載されている。
また、実開昭58−1.55058号公報には、メモリ
カードについて記載されている。この公報に記載された
メモリカードは、識別記号が外部端子と兼用となってい
る。
〔発明が解決しようとする課題] ICカード等における文字、記号5図柄等の表示(マー
ク)は、−CのICカードの表裏面の空き領域に印刷等
によって設けられている。また、前記文献に示すように
メモリカードの例では、コンタクト端子の配列パターン
によってシンボルマークを表示している。
一3= 一般にコンタクト方式のICカードにあっては、ICカ
ードの表面に露出するコンタクト端子(接触電極端子)
群は、表面にメッキが施されている。
ICカードはその全体の表面が樹脂製であることから、
メッキが施された接触電極端子は、見栄えが良く人の目
に留まり易い。特にISO準拠のICカードの場合は、
接触電極端子が金メッキとなっているため人目を引き易
い。
ところで、130規格に準拠していない前記のようなメ
モリカードの場合は、接触電極端子の配列パターンは自
由に選択できるため、表示するマークのパターンに合う
ように接触電極端子を配列できる。しかし、ISO規格
に準拠するICカードの場合は、前記文献に示すように
カード寸法を始めとして、各接触電極端子の配列および
位置ならびにサイズが決められているため、この規格を
満足する範囲内で電気的接続性を損なわないような考慮
をした表示パターン形状にする必要があった。このため
、表示パターンは表記したいマークそのものの形になら
ず、デイフォメーションされた形とならざるを得ない場
合が多く、複雑なパターンの表示はでき難い。また、I
SO準拠のICカードの場合には、電気的接続やノイズ
防止のために設けられたグランド配線のために、表記し
たいパターン形状(マーク)の他に余分なパターンも形
成しなければならない。この結果、マークが前記余分な
パターンの中に隠れてしまい、マークの判読が難しくな
るということもあった。
本発明の目的は、接触電極端子群領域に識別性が高いマ
ークを配したICカードを提供することにある。
本発明の他の目的は、一定の配列規格関係にある接触電
極端子群領域に識別性が高いマークを配したICカード
を提供することにある。
本発明の他の目的は、所望パターンのマークを接触電極
端子群領域に形成する技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付同面からあきらかになるであ
ろう。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
本発明のICカードは、接触電極端子が一定の配列規格
関係にある130準拠のカードとなっているとともに、
前記接触電極端子の一部のメッキ表面の光の反射率を他
の部分と異なるように形成することによってマークが形
成されている。このマークは単一の接触電極端子内に設
けられたりあるいは複数の接触電極端子間に亘って設け
られている。
このマークは以下の方法で形成される。
1、接触電極端子を形成するための下地電極端子群上に
表記したいパターンを形成したマスクを重ね、サンドブ
ラストまたは化学的エツチングによりマークとなる下地
電極端子の所望領域を部分的に粗面化する。つぎに、前
記マスクを取り去った後、前記下地電極端子群全体をメ
ッキする。これにより、表面にメッキ膜を有する接触電
極端子群が形成される。メッキ膜表面は、前記粗面上で
は光沢のない梨地面となり、粗面化されない面上では光
沢面となって光沢面または梨地面によるマークが形成さ
れる。
2、下地電極端子上に全面光沢メッキを施した後、表記
したいパターン通りにホトレジスト膜を設けてマスクを
形成する。その後無光沢メッキ処理を行って露出する下
地電極端子面に無光沢メッキ膜を形成し、ついでホトレ
ジスト膜を除去することにより、光沢面によるマークを
形成する。
3、前記光沢メッキおよび無光沢メッキの代わりに、色
調の異なる材質のメッキ、たとえば金メッキおよびニッ
ケルメッキを行い、色調の違いによってマークを形成す
る。
本発明の他の構成としては、一定の配列規格関係にある
接触電極端子群を有するICカードにおいて、所定の接
触電極端子の組み合わせ配列によって所望のパターンを
有するマークを形成する。
このマーク形成にあっては、前記所定の接触電極端子と
他の接触電極端子はあらかじめ相互に異な=7− る配線系に接続しておき、その後、光沢メッキ槽および
無光沢メッキ槽を順次用いて選択的に光沢メッキおよび
無光沢メッキを行う。この選択メッキの際、前記相互に
異なる配線系を選択使用して選択的な光沢メッキおよび
無光沢メッキを行う。
これにより、光沢面または無光沢面の配列によってパタ
ーン化されたマークが形成される。なお、他の発明構成
としては、前記光沢メッキおよび無光沢メッキに代えて
、色調の異なるメッキ膜を前記相互に異なる配線系の選
択によって形成することによって、色調の異なる面によ
るマークの形成が可能となる。
〔作用〕
上記した手段によれば、本発明の■So準拠のICカー
ドは、接触電極端子群内にマークが形成されているが、
このマークは前記接触電極端子のメッキ表面の光の反射
率の違いによって形成されている。したがって、マーク
の識別性が(判読性)が高くなる。また、接触電極端子
のパターンに係わらない所望領域の光沢化および無光沢
化による構造では、複雑なパターンを有するマークの形
成も可能となる。
また、一定の配列規格関係にある接触電極端子の内の一
部の所定の接触電極端子を他の接触電極端子に比較して
表面の反射率や色調を変えるICカード構成においても
、マーク部分の光の反射率や色調の違いによって判別性
が高くなるため、マークの識別性が高くなる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例について説明する
第1図は本発明の一実施例によるICカードのモジュー
ルを示す平面図、第2図は同じ<ICカードの概要を示
す正面図、第3図は同じくICカードの要部を示す断面
図、第4図はISO規格における接触電極端子の機能を
明示した平面図、第5図はISO規格における接触電極
端子の位置関係を示す平面図、第6図は本発明の一実施
例によるICカード製造に使用するテープの裏面を示す
平面図、第7図は同しく接触電極端子の下地電極端子が
形成されたテープの平面図、第8図は同しくメッキ用配
線等が形成されたテープの底面図、第9図は同じくテー
プの断面図、第10図は同しく表面にマスクが形成され
たテープの平面図、第11図は同じくメッキ膜が形成さ
れたテープの断面図、第12図は同じくマークが形成さ
れたテープの平面図である。
この実施例のICカード1は、第2図に示されるように
、左端寄り中段部分にモジュール(ICカード・モジュ
ール)2を配した薄いカート構造となっている。また、
前記モジュール2はその表面に複数の平板状の接触電極
端子3を有している。
これら接触電極端子3は一定の配列規格関係にあり、I
SO規格を満足している。すなわち、ISO規格によれ
ば、ICカード1は外形寸法および厚さが規定されてい
るとともに、前記接触電極端子3の機能内容および位置
ならびに各接触電極端子3の最小面積がそれぞれ規定さ
れている。すなわち、ISO準拠の場合は、ICカード
1の外形寸法は長辺が85.47〜85.72 mm、
短辺が53.92〜54.03 mmとなり、厚さは0
.76±0.08mmとなっている。また、前記接触電
極端子3の配列数。
配列位置、最小面積は、第5図に示されるようになって
いる。接触電極端子3は、C1〜Caで示ずように左か
ら右に2列、上から下に4段となっている。そして、4
段目の接触電極端子3の外縁(下縁)とICカード】の
上縁との長さはa (28゜55mm)となり、2列4
段目の接触電極端子3の外縁(右縁)とIcカード1の
左端縁との長さはb (19,87mm) 、前記接触
電極端子3の縦寸法はc (1,7mm) 、接触電極
端子3の横寸法ばd (2mm) 、接触電極端子3の
列方向に沿う接触電極端子3相互の間隔はe (0,8
mm) 、接触電極端子3の段方向に沿う接触電極端子
3相互の間隔はf (5,6mm)と規定されている。
この実施例のICカード1の場合も、IsO準拠準拠前
記規格を満足する接触電極端子群を有している。すなわ
ち、接触電極端子3は、ISOに準拠する位置にありか
つこの場合の最小寸法を満足するより広い面積となって
いる。この実施例のICカード1におけるモジュール2
の接触電極端子バクーンは、第1図および第4図に示さ
れるようになっている。ここで、接触電極端子C1〜C
8の機能について説明する。C0端子は回路電圧(Vc
c) 、Cz端子はりセント信号(R3T)、C1端子
はクロック端子(CLK) 、C4端子は将来のための
予備(RFU)、Cs端子はゼロ電圧(GND) 、C
,端子はプログラム供給電圧(VPP) 、C?端子は
データ入出力(Ilo)、C8端子は将来のための予備
(RFU)である。
このような接触電極端子3において、C5なるGND端
子は、2列の接触電極端子3間に延在して、シールド効
果を高め、ノイズ発生を抑止する構造となっている。し
たがって、このGND端子は幅が広くかつ縦方向に向か
って長く延在することになる。
一方、これが本発明の特徴の一つであるが、本発明のI
Cカード1にあっては、面積が広い前記GND端子の表
面にマーク5が設けられている。
このマーク5は、一実施例としてICなる縦書きのマー
クとなっている。このマーク部分は、以後で詳述するが
、マーク表面の光の反射率が周囲の部分よりも低くなっ
ていて、周囲との識別が容易となっている。すなわち、
マーク5の表面は乱反射面(梨地面)となり、他の表面
は光の反射率の高い金属光沢面となっている。この例で
は、前記マーク5は単一の接触電極端子3、すなわち、
GND端子領域に部分的に設けられているが、隣接する
幾つかの接触電極端子3に亘るように設けてもよいこと
は勿論である。
ここで、前記モジュール2について説明する。
モジュール2は、第3図に示されるように、薄い板状の
カード基材6の一面に設けた窪み7に、半導体デバイス
からなるモジュール2を埋め込んだ構造となっていると
ともに、このモジュール2は、TAB (Tape A
utomated Boncling)構造となってい
る。すなわち、樹脂製のテープ90表面には、前記接触
電極端子3にそれぞれ対応する下地電極端子10が設け
られているとともに、裏面には配線層11が設けられて
いる。前記下地電極端子10上には接触電極端子3が設
けられている。また、前記下地電極端子10および配線
層11は、前記テープ9を貫通するスルーホール12に
設けられた導電体13を介して電気的に接続されている
。一方、前記テープ9の裏面中央部分には窪み14が形
成されているとともに、この窪み領域にはICチップ1
5が固定されている。そして、このICチップ15の図
示しない電極と、前記配線層11とは導電性のワイヤ1
6で電気的に接続されている。さらに、前記テープ9の
裏面中央部分は絶縁性の樹脂17によって封止されてい
る。したがって、前記絶縁性ICチップ15.ワイヤ1
6.配線層11の一部等は前記樹脂17によって被われ
ることになる。
つぎに、前記モジュール2の製造方法、特にマークの形
成方法について説明する。
モジュール2の製造においては、第6図に示されるよう
なテープ9が用意される。このチー19は、従来確立さ
れたTA B (Tape AutomatedBon
ding)技術用のテープであって、樹脂性のテープの
表裏面に薄い銅箔を張り付けた構造となっている。この
テープ9の両側には図示はしないが、スプロケットホー
ルが一定間隔に設けられ、テープ9の搬送や位置決めに
利用される。第6図において、二点鎖線で示される枠部
分がモジュール2が形成される領域であり、このモジュ
ール形成領域20は、テープ9の長手方向に沿って一定
間隔に配列される。
このようなテープ9において、最初にテープ9を貫通す
るスルーホール12が形成される。また、これと前後し
て、テープ9の裏面には矩形の窪み14が形成される。
この窪み14には、後にICチップ15が固定される。
つぎに、前記スルーホール12内にメッキを行い、テー
プ9の表裏面の銅箔を電気的に接続する(第9図参照)
つぎに、前記テープ9の表裏面の銅箔は、常用のエツチ
ング技術によってパターニングされる。
テープ9の表面は、第7図に示されるように、ISO準
拠の接触電極端子群の下地電極端子10が設けられる。
この下地電極端子10のパターンは、第1図のようなパ
ターンに形成される。また、テープ9の裏面のパターン
は、第8図に示されるように、配線層11が設けられる
とともに、メッキ用配線層21が設けられる。メッキ用
配線層21は、前記テープ9の両側に沿って延在する主
線22と、この主線22から延在して各配線層11間を
接続する支線23とからなっている。また、前記配線層
11の内端は前記窪み14の周囲に延在し、ワイヤ接続
用のワイヤポンディングパッド24を形成している。こ
のワイヤポンディングパッド24には、後工程でICチ
ップ15の電極に一端が固定されたワイヤの他端が接続
される。前記下地電極端子10と配線層11とは、第9
図に示されるように、導電体13によって電気的に接続
される。
つぎに、前記テープ9の表面は、第10図に示されるよ
うに、マスク25が重ねられる。このマスク25は、表
記したいパターンが開口され、同図で示されるようにI
Cなる文字部分が開口部26となっている。このマスク
25はホトレジスト膜のように、直接テープ9の表面に
貼り付けられるようなマスりでもよい。
つぎに、サンドブラストにより前記開口部26に露出す
る下地電極端子100表面を粗面(梨地面)化する。そ
の後、前記マスク25を取り外し、通常の電解メッキに
よってISO規格に適合するように金メッキ膜27を下
地電極端子10全面に形成する。
この結果、第12図に示されるように接触電極端子3 
(C,ND端子領域)にはマーク5が形成される。
このマーク部分は、第11図に示されるように、前記下
地電極端子10の粗面28に対応する金メッキ膜27の
表面が粗面29となることにより、あるいは前記金メッ
キ膜27の表面全体が平滑となって金属光沢を発するよ
うになっても、下地電極端子10の一部の表面が粗面2
8となることにより、浮き出た識別性の高いマーク5と
なる。
その後、このテープ9には、従来確立されたTAB技術
によってモジュール2が組み立てられる。
すなわち、第8図の二点鎖線で示すように、テープ9の
裏面の窪み14底には、ICチップ15が固定されると
ともに、このICチップ15の図示しない電極と配線層
11のワイヤボンディングバノド24とは、導電性のワ
イヤ1Gで接続される。その後、樹脂】7による封正に
よって前記ICチップ15.ワイーr16.配線層11
の一部は被われる。さらに、前記モジュール部分は、第
12図の二点鎖線で示される部分に沿って切断が行われ
、第1図に示されるような、モジュール2が製造される
このような実施例による本発明によれば、っぎのような
効果が得られる。
(1)本発明のIcカードは、接触電極端子群領域にマ
ークが設けられているが、このマークを形作る表示した
いパターンは、下地電極端子を粗面化することによって
形成されているため、下地電極端子を被う金メッキ膜の
光沢は、粗面化しない領域に対応する金メ・ンキ膜の光
沢に比較して光沢が少なく、そのために表示したいパタ
ーンがはっきりと浮き出て来て判読がし易くなるという
効果が得られる。
(2)本発明のICカードは、接触電極端子群に設ける
マークは、マスクパターンによって自由に選択できるこ
とから、複雑なパターンの形成も容易となる七いう効果
が得られる。
(3)本発明のICカードは、接触電極端子群に設ける
マークは、マスクパターンによって自由に選択できるこ
とから、単一の接触電極端子領域内に形成する以外に隣
接する複数の接触電極端子に亘って形成できるという効
果が得られる。
(4)上記(3)により、本発明のIcカードは、小さ
なマークから大きなマークまで自由に選択できるという
効果が得られる。
(5)上記(2)〜(4)により、本発明によれば、接
触電極端子群に設けるマークの設計余裕度が高くなると
いう効果が得られる。
(6)上記(1)〜(5)により、本発明によれば、識
別性が高くかつ所望のパターンのマークを有するICカ
ードを安定して提供できるという相乗効果が得られる。
(7)本発明によれば、接触電極端子が一定の配列規格
関係にあるIsO準拠のICカードであっても、識別性
が高くかつ複雑な表示パターンを有するマークを提供で
きるという相乗効果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない、たとえば、前記実施例に
おいては、電解メッキを行ったが、無電解メンキでもよ
い。この場合、テープ9の裏面にメッキ用配線層を設け
る必要はなくなる。また、下地電極端子面の粗面化は、
サンドブラスト法に代えてエツチングによってもよい。
また、前記実施例では、下地電極端子面の一部の粗面化
の後にメッキ膜を形成したが、最初tこメッキ膜(金メ
ッキ膜)を形成した後マスキングを行い、その後に表記
したい領域の粗面化を行うようにしても前記実施例同様
な効果が得られる。
第13図は本発明の他の実施例によるモジュール2の゛
1月角図である。この例では、I S Or4i;拠の
接触電極端子群において、所定の接触電極端子を選if
<使用することによってマーク5を形成したちの=20
− である。すなわち、選択した所定の接触電極端子はその
全面が粗面化による無光沢面化あるいは金属光沢面化さ
れる。したがって、この例では、マスクパターンは自由
ではなく、接触電極端子の組み合わせ配列によってのみ
得られるため、複雑なパターンはでき難い。しかし、マ
ーク部分と非マーク部分の表面の光の反射率の違いによ
って、マークの識別性は高い。
つぎに、具体例について説明する。この例では、2つの
接触電極端子3、ずなわち、C5およびC6の接触電極
端子3が梨地面化され、第13図に示されるように、丁
字形のマーク5が形成される。
このモジュール2の製造においては、第14図に示すよ
うに、テープ9の裏面におけるメッキ用配線層21ば、
ハツチングで示すマーク用メッキ用配線35と、周囲用
メ・ンキ用配線3Gとの2系統に分けられる。そして、
この例では、接触電極端子3の下地電極端子10を形成
した後、光沢用メッキと無光沢用メッキの2回に亘るメ
ンキ処理が行われる。
たとえば、前記テープ9は無光沢メッキ槽に入れられた
後、マーク用メッキ用配線35に電圧が印加されて、こ
のマーク用メッキ用配線35に電気的に繋がるC1およ
びC5の下地電極端子10の表面に無光沢メッキ膜が形
成される。ついで、前記テープ9は光沢メッキ槽に入れ
られた後、周囲用メッキ用配線層36に電圧が印加され
て、この周囲用メッキ用配線36に電気的に繋がるCg
 、C,l、C4、Cb 、C7、C,の下地電極端子
10の表面に光沢メッキ膜(ISO規格では金メッキ膜
)が形成される。これにより、第15図に示されるよう
に、無光沢面による識別性の高いマーク5が形成される
ことになる。このようなモジュール部分は、前記実施例
同様に組み立てられ、最終的にはICカード1に組み込
まれる。なお、光沢化または無光沢化は硬質金メッキに
よる光沢化、軟質金メッキによる無光沢化も可能である
また、前記無光沢メッキおよび光沢メッキに代えて、色
調の違いによるメッキ膜を分けて使用することによって
鮮明なマークを得ることができる。
たとえば、ニッケルメッキと金メッキでは色調が異なる
ことから、前記マーク用メッキ用配線35および周囲用
メッキ用配線層36を適宜使用して、浮き上がって見え
る識別性の高いマークを形成する。
さらに、本発明においては、メッキ膜の多層化による光
沢化、無光沢化も可能である。たとえば、第16図はメ
ッキ膜を多層化した例である。すなわち、C1と05の
接触電極端子3の下地電極端子10の表面に無光沢ニッ
ケルメッキ膜40を形成し、C2,C3,C48C6,
C7,C8の下地電極端子10上に光沢ニッケルメッキ
膜41を設け、その後前記両者のメッキ膜40.41上
に硬質金メッキ膜42を形成した例である。この例では
、接触電極端子3の表面は硬質金メッキ膜42で形成さ
れていることから、識別性の高いマークが得られるばか
りでなく、耐磨耗性も高くなるという効果も得られる。
以上のように、本発明においては、無電解メッキ、単一
メッキ用配線系あるいは複数メッキ用配線系による電解
メッキにより、さらにはメッキ浴(メッキ材質)の選択
によって識別性の高いマーりの形成が達成できる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるISO準拠のICカ
ードのマーク形成技術に適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではない。
本発明は少な(ともマーク表示技術には適用できる。
〔発明の効果〕 本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
本発明のISO準拠のICカードは、表示したい部分(
マーク)のメッキ光沢の度合いが他の部分と異なるため
、マーク(パターン形状)が判読し易い。また、マスク
を使用してマーク部分あるいはマークから外れる部分を
粗面化することによってマークを形成する方法によれば
、複雑なパターン形状のマークも得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるICカードのモジュー
ルを示す平面図、 第2図は同しくICカードの概要を示す正面図、第3図
は同しくICカードの要部を示す断面図、第4図はIS
O規格における接触電極端子の機能を明示した平面図、 第5図は130規格における接触電極端子の位置関係を
示す平面図、 第6図は本発明の一実施例によるICカード製造に使用
するテープの裏面を示す平面図、第7図は同しく接触電
極端子の下地電極端子が形成されたテープの平面図、 第8図は同じくメッキ用配線等が形成されたテープの底
面図、 第9図は同じくテープの断面図、 第10図は同じく表面にマスクが形成されたテープの平
面図、 第11図は同じくメッキ膜が形成されたテープの断面図
、 第12図は同しくマークが形成されたテープの平面図、 第13図は本発明の他の実施例によるモジュールの平面
図、 第14図は同じくモジュール形成用のテープの底面図、 第15図は同じくマークが形成されたテープの平面図、 第]6図は本発明の他の実施例によるモジュールの一部
を示す斜視図である。 1・・・ICカード、2・・・モジュール、3・・・接
触電極端子、5・・・マーク、6・・・カード基材、7
・・・窪み、9・・・テープ、10・・・下地電極端子
、11・・・配線層、12・・・スルーホール、13・
・・導電体、14・・・窪み、15・・・ICチップ、
1G・・・ワイヤ、17・・・樹脂、20・・・モジュ
ール形成領域、21・・・メッキ用配線層、22・・・
主線、23・・・支線、24・・・ワイヤポンディング
パッド、25・・・マスク、26・・・開口部、27・
・・金メッキ膜、28・・・粗面、29・・・粗面、3
5・・・マーク用メッギ用配線、36・・・周囲用メッ
キ用配線、40・・・無光沢ニッケルメッキ膜、41・
・・光沢ニンケルメッキ膜、42・・・硬質金メッキ膜
。 ■ 見ノ へ ■ の

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.接触電極端子群を有するICカードであって、 前記接触電極端子群領域内にマークが表示されたことを
    特徴とするICカード。
  2. 2.前記接触電極端子群は一定の配列規格関係にあるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のICカード
  3. 3.前記接触電極端子群において単一の接触電極端子内
    にまたは複数の接触電極端子に跨がってマークが表示さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    ICカード。
  4. 4.前記接触電極端子群において一部の接触電極端子の
    組み合わせ配列によってマークが形成されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のICカード。
  5. 5.前記接触電極端子はメッキ膜で被われているととも
    に、前記マークはマーク以外の表面部分の反射率と異な
    る反射率を有するメッキ膜で被われていることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項または第4項記載のICカー
    ド。
  6. 6.前記メッキ膜は少なくとも一部が多層となるととも
    に露出する面は金メッキ膜で形成されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第5項記載のICカード。
JP2332647A 1990-11-29 1990-11-29 Icカード Pending JPH04199735A (ja)

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