JPH04198B2 - - Google Patents
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- JPH04198B2 JPH04198B2 JP27537984A JP27537984A JPH04198B2 JP H04198 B2 JPH04198 B2 JP H04198B2 JP 27537984 A JP27537984 A JP 27537984A JP 27537984 A JP27537984 A JP 27537984A JP H04198 B2 JPH04198 B2 JP H04198B2
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Landscapes
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、アルミニウム、亜鉛または銅等の低
融点金属を溶湯の状態に保持する保持炉に関す
る。
融点金属を溶湯の状態に保持する保持炉に関す
る。
[従来の技術]
従来、低融点金属用保持炉としては、特開昭59
−161672号公報所載のものが知られている。この
保持炉は、炉殻内に低融点金属の溶湯を収容する
バスを断熱材を介装して収容し、前記バスの側壁
下部に外側へ拡開したテーパーねじ孔を設けると
ともに、このテーパーねじ孔と隣接する断熱材お
よび炉殻にテーパーねじ孔とほぼ同径の孔を設
け、前記バス内に発熱体を収容する有底円筒状の
保護管をテーパーねじ孔から導入するとともに、
保護管の開口端外周とテーパーねじ孔の内周との
間にシール材を充填して構成されている。
−161672号公報所載のものが知られている。この
保持炉は、炉殻内に低融点金属の溶湯を収容する
バスを断熱材を介装して収容し、前記バスの側壁
下部に外側へ拡開したテーパーねじ孔を設けると
ともに、このテーパーねじ孔と隣接する断熱材お
よび炉殻にテーパーねじ孔とほぼ同径の孔を設
け、前記バス内に発熱体を収容する有底円筒状の
保護管をテーパーねじ孔から導入するとともに、
保護管の開口端外周とテーパーねじ孔の内周との
間にシール材を充填して構成されている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、上記保持炉によれば、破損した保護管
の交際に際し、以下に述べる種々の問題がある。
の交際に際し、以下に述べる種々の問題がある。
(1) バス、保護管およびシール材が、漏湯防止の
ため接着剤により一体的に固着されているの
で、破損し保護管の除去作業が困難であるとと
もに、ともすればバスを損傷するおそれがあ
る。
ため接着剤により一体的に固着されているの
で、破損し保護管の除去作業が困難であるとと
もに、ともすればバスを損傷するおそれがあ
る。
(2) バス、保護管およびシール材の結合に接着剤
を用いているため、バスを一旦常温まで冷却し
なければならず、交換作業に多大の時間を必要
とする。
を用いているため、バスを一旦常温まで冷却し
なければならず、交換作業に多大の時間を必要
とする。
(3) 断熱材および炉殻に設けた孔がテーパーねじ
孔とほぼ同径であるため、交換作業が困難とな
る。
孔とほぼ同径であるため、交換作業が困難とな
る。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、上記問題点を解決するため、炉殻内
に低融点金属の溶湯を収容するバスを断熱材を介
装して収容し、前記バスの側壁下部に外側へ拡開
したテーパー孔を設けるとともに、このテーパー
孔と隣接する断熱材および炉殻にテーパー孔より
大径の孔を設け、前記バス内に発熱体を収容する
有底円筒状の保護管をテーパー孔から導入すると
ともに、このテーパー孔に保護管の開口端外周に
嵌着したテーパー環をパツキンを介して嵌合し、
前記テーパー環を炉殻に装着した押圧装置により
押圧付勢して構成したものである。
に低融点金属の溶湯を収容するバスを断熱材を介
装して収容し、前記バスの側壁下部に外側へ拡開
したテーパー孔を設けるとともに、このテーパー
孔と隣接する断熱材および炉殻にテーパー孔より
大径の孔を設け、前記バス内に発熱体を収容する
有底円筒状の保護管をテーパー孔から導入すると
ともに、このテーパー孔に保護管の開口端外周に
嵌着したテーパー環をパツキンを介して嵌合し、
前記テーパー環を炉殻に装着した押圧装置により
押圧付勢して構成したものである。
[作用]
押圧装置によりテーパー環を押圧付勢すること
によつて、バスとテーパー環とが密着され、押圧
付勢を解除することにより、保護管の外方への移
動、すなわちバスからの離脱が可能となる。
によつて、バスとテーパー環とが密着され、押圧
付勢を解除することにより、保護管の外方への移
動、すなわちバスからの離脱が可能となる。
[実施例]
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
する。
本発明に係る低融点金属用保持炉は、第1図に
示すように、アルミニウム等の低融点金属の溶湯
1を収容する炉本体2と、溶湯1を溶融状態に保
持すべく加熱する浸漬ヒーター3とから概略構成
されている。
示すように、アルミニウム等の低融点金属の溶湯
1を収容する炉本体2と、溶湯1を溶融状態に保
持すべく加熱する浸漬ヒーター3とから概略構成
されている。
すなわち、炉本体2は、鉄等の金属からなる炉
殻4内に、溶湯1を収容すべくキヤスタブル耐火
物を一体成形したバス5が、セラミツクスフアイ
バークロスを多層に積層してなる断熱材6を介装
して収容して構成されている。バス5の内底部に
は、後述する如く浸漬ヒーター3の保護管の一端
を支持する支持台7が一側縁(第1図において左
側縁)に沿つて突設されている。支持台7と対向
するバス5の側壁下部には、第2図に詳記するよ
うに、外側(第2図において右側)へ拡開したテ
ーパー孔8がほぼ水平に貫通して設けられてお
り、このテーパー孔8と隣接する断熱材6よおび
炉殻4には、テーパー孔8の大径側より適宜大径
にしてかつ方形の孔9,10が貫通して連設され
ている。
殻4内に、溶湯1を収容すべくキヤスタブル耐火
物を一体成形したバス5が、セラミツクスフアイ
バークロスを多層に積層してなる断熱材6を介装
して収容して構成されている。バス5の内底部に
は、後述する如く浸漬ヒーター3の保護管の一端
を支持する支持台7が一側縁(第1図において左
側縁)に沿つて突設されている。支持台7と対向
するバス5の側壁下部には、第2図に詳記するよ
うに、外側(第2図において右側)へ拡開したテ
ーパー孔8がほぼ水平に貫通して設けられてお
り、このテーパー孔8と隣接する断熱材6よおび
炉殻4には、テーパー孔8の大径側より適宜大径
にしてかつ方形の孔9,10が貫通して連設され
ている。
バス5内には、炭化珪素等からなり、外表面に
窒化硼素等をコーテイングした有底円筒状の保護
管11が炉殻4、断熱材6の孔10,9およびテ
ーパー孔8を挿通して導入されており、保護管1
1の底部側は、支持台7に支持されている。保護
管11は、浸漬ヒーター3の一部を構成するもの
で、この保護管11内には、炭化珪素または金属
からなる発熱体12がアルミナ等の絶縁物からな
るスペーサー13を介して同軸に収容されてい
る。保護管11の開口端外周には、バス5と同様
の耐火物からなり、かつテーパー孔8と嵌合自在
の外周面を有するテーパー環14が、セラミツク
スフアイバークロス等のシール材15および接着
剤(図示せず)を介して一体的に嵌着されてお
り、このテーパー環14は、カーポンパツキン等
の耐火シールパツキン16を介してテーパー孔8
に嵌合されている。
窒化硼素等をコーテイングした有底円筒状の保護
管11が炉殻4、断熱材6の孔10,9およびテ
ーパー孔8を挿通して導入されており、保護管1
1の底部側は、支持台7に支持されている。保護
管11は、浸漬ヒーター3の一部を構成するもの
で、この保護管11内には、炭化珪素または金属
からなる発熱体12がアルミナ等の絶縁物からな
るスペーサー13を介して同軸に収容されてい
る。保護管11の開口端外周には、バス5と同様
の耐火物からなり、かつテーパー孔8と嵌合自在
の外周面を有するテーパー環14が、セラミツク
スフアイバークロス等のシール材15および接着
剤(図示せず)を介して一体的に嵌着されてお
り、このテーパー環14は、カーポンパツキン等
の耐火シールパツキン16を介してテーパー孔8
に嵌合されている。
一方、炉殻4の外側面には、その孔10より適
宜大きさの方形にしてかつ中心に発熱体12のリ
ード線12aを導出するリード孔17を設けた取
付板18が、孔10を閉塞するようにし複数のボ
ルト19を介して着脱可能に装着されている。取
付板18には、複数のねじ杆20がテーパー環1
4の大径側端面(第2図において右端面)と対応
させて螺入されている。ねじ杆20は、後述の押
圧板等と相俟つて漏湯を防止すべくテーパー環1
4を押圧付勢する押圧装置21の一部を構成する
もので、断熱材6の孔9内を移動可能な額縁状の
案内板22に設けた孔を挿通しており、その内端
面は、案内板22と同形状にしてかつテーパー環
14の大径側端面と当接自在の押圧板23に当接
されている。押圧板23と案内板22とは、各隅
部に装着した山形鋼の如き連結部材24によつて
連結している。
宜大きさの方形にしてかつ中心に発熱体12のリ
ード線12aを導出するリード孔17を設けた取
付板18が、孔10を閉塞するようにし複数のボ
ルト19を介して着脱可能に装着されている。取
付板18には、複数のねじ杆20がテーパー環1
4の大径側端面(第2図において右端面)と対応
させて螺入されている。ねじ杆20は、後述の押
圧板等と相俟つて漏湯を防止すべくテーパー環1
4を押圧付勢する押圧装置21の一部を構成する
もので、断熱材6の孔9内を移動可能な額縁状の
案内板22に設けた孔を挿通しており、その内端
面は、案内板22と同形状にしてかつテーパー環
14の大径側端面と当接自在の押圧板23に当接
されている。押圧板23と案内板22とは、各隅
部に装着した山形鋼の如き連結部材24によつて
連結している。
そして、保護管11と取付板18との間におけ
る発熱体12には、セラミツクスフアイバー成形
管25が嵌装されており、このセラミツクスフア
イバー成形管25の外周と貫通孔10の内周面と
の空間には、バス5からの熱放散を防止すべくバ
ルク状のセラミツクスフアイバー26が充填され
ている。
る発熱体12には、セラミツクスフアイバー成形
管25が嵌装されており、このセラミツクスフア
イバー成形管25の外周と貫通孔10の内周面と
の空間には、バス5からの熱放散を防止すべくバ
ルク状のセラミツクスフアイバー26が充填され
ている。
なお、第2図において27はねじ杆20に螺合
したロツクナツトである。
したロツクナツトである。
以上の構成により保護管11を交換するには、
まず、バス5内の溶湯1を汲み出してから、ねじ
杆20を緩めて押圧装置21によるテーパー環1
4の押圧付勢を解除する。
まず、バス5内の溶湯1を汲み出してから、ねじ
杆20を緩めて押圧装置21によるテーパー環1
4の押圧付勢を解除する。
ついで、ボルト19を取外して取付板18とと
もに押圧装置21を炉殻4外へ取出し、しかる後
に破損した保護管11にハンマー等の工具を用い
第2図において右方への力を付与して保護管11
等を炉本体2から取外す。
もに押圧装置21を炉殻4外へ取出し、しかる後
に破損した保護管11にハンマー等の工具を用い
第2図において右方への力を付与して保護管11
等を炉本体2から取外す。
破損した保護管11を取外した後、発熱体12
を収容した新しい保護管11のテーパー環14を
耐火シールパツキン16を介してバス5のテーパ
ー孔8に嵌合する。
を収容した新しい保護管11のテーパー環14を
耐火シールパツキン16を介してバス5のテーパ
ー孔8に嵌合する。
ついで、押圧装置21等を装着した取付板18
をボルト19により炉殻4に取付けてから、ねじ
杆20を締め込むと、保護管11の交換が完了す
る。
をボルト19により炉殻4に取付けてから、ねじ
杆20を締め込むと、保護管11の交換が完了す
る。
[発明の効果]
以上のように本発明によれば、従来技術に比
し、以下に述べる種々の効果が得られる。
し、以下に述べる種々の効果が得られる。
(1) バスと保護管とがパツキンを介してテーパー
孔とテーパー環とによつて嵌合されているの
で、保護管の取外しおよび取付けをバスの損傷
を伴うことなく短時間で行うことができる。
孔とテーパー環とによつて嵌合されているの
で、保護管の取外しおよび取付けをバスの損傷
を伴うことなく短時間で行うことができる。
(2) 断熱材および炉殻に比較的大きな孔を設けた
ので、交換作業を容易に行うことができる。
ので、交換作業を容易に行うことができる。
第1図は本発明に係る低融点金属用保持炉の一
実施例を示す断面図、第2図は第1図における要
部の拡大断面図、第3図は第2図における−
線矢視断面図である。 1……溶湯、2……炉本体、3……浸漬ヒータ
ー、4……炉殻、5……バス、6……断熱材、8
……テーパー孔、9,10……孔、11……保護
管、12……発熱体、14……テーパー環、15
……シール材、16……耐火シールパツキン、1
8……取付板、20……ねじ杆、21……押圧装
置、23……押圧板。
実施例を示す断面図、第2図は第1図における要
部の拡大断面図、第3図は第2図における−
線矢視断面図である。 1……溶湯、2……炉本体、3……浸漬ヒータ
ー、4……炉殻、5……バス、6……断熱材、8
……テーパー孔、9,10……孔、11……保護
管、12……発熱体、14……テーパー環、15
……シール材、16……耐火シールパツキン、1
8……取付板、20……ねじ杆、21……押圧装
置、23……押圧板。
Claims (1)
- 1 炉殻内に低融点金属の溶湯を収容するバスを
断熱材を介装して収容し、前記バスの側壁下部に
外側へ拡開したテーパー孔を設けるとともに、こ
のテーパー孔と隣接する断熱材および炉殻にテー
パー孔より大径の孔を設け、前記バス内に発熱体
を収容する有底円筒状の保護管をテーパー孔から
導入するとともに、このテーパー孔に保護管の開
口端外周に嵌着したテーパー環をパツキンを介し
て嵌合し、前記テーパー環を炉殻に装着した押圧
装置により押圧付勢して構成したことを特徴とす
る低融点金属用保持炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27537984A JPS61159079A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 低融点金属用保持炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27537984A JPS61159079A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 低融点金属用保持炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61159079A JPS61159079A (ja) | 1986-07-18 |
JPH04198B2 true JPH04198B2 (ja) | 1992-01-06 |
Family
ID=17554662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27537984A Granted JPS61159079A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 低融点金属用保持炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61159079A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016185625A1 (ja) * | 2015-05-15 | 2016-11-24 | 株式会社トウネツ | 溶湯保持炉用ヒータ保護管 |
WO2016185624A1 (ja) * | 2015-05-15 | 2016-11-24 | 株式会社トウネツ | 溶湯保持炉 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7428312B2 (ja) * | 2021-04-24 | 2024-02-06 | 三建産業株式会社 | 溶解金属加熱用浸漬ヒータの取付構造 |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP27537984A patent/JPS61159079A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016185625A1 (ja) * | 2015-05-15 | 2016-11-24 | 株式会社トウネツ | 溶湯保持炉用ヒータ保護管 |
WO2016185624A1 (ja) * | 2015-05-15 | 2016-11-24 | 株式会社トウネツ | 溶湯保持炉 |
US10356850B2 (en) | 2015-05-15 | 2019-07-16 | Tounetsu Co., Ltd | Heater protective tube for molten metal holding furnace |
US10462851B2 (en) | 2015-05-15 | 2019-10-29 | Tounetsu Co., Ltd. | Molten metal holding furnace |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61159079A (ja) | 1986-07-18 |
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