JPS60127689A - ヒ−タ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒーター装置に関する。

従来、アイロン等への蒸気発生に使用したり、温水を得
るために使用されるヒーター装置は、電熱線を埋設した
棒状ヒーターを直接水中に入れて加熱し、蒸気を発生さ
せたり、温水を得ているが、長期間に亙って使用してい
るとヒーターの表面に水垢が付着して熱効率が悪（なる
という問題があると共に、ヒーターの熱エネルギーの放
散が水垢によって邪魔される結果、ヒーターが加熱され
電熱線が切れるという問題があった。また、ヒーターの
材質がセラミックである場合には外部からの衝撃に弱く
、破損し易いという問題があった。

本発明はこのような問題点を解決し、ヒーターに直接水
垢が付着するのを防止すると共に外部からの衝撃に強く
、熱効率の優れた寿命の長いヒーター装置を提供するこ
とを目的とする。そこで、本発明の特徴とする処は、良
熱伝導性の流動体を充填した良熱伝導性の金属性情状カ
バ一部材に、電熱線を埋設した棒状ヒーターを嵌挿する
と共に、前記流動体をカバ一部材に密封し、前記流動体
と該カバ一部材とを介して上記ヒーターの熱エネルギー
を水に伝達して加熱するようにした点にある。

以下、図示の実施例に基づき本発明を詳説する。

図面は、例えば温水用又は蒸気発生用の水タンク１にヒ
ーター装置２を取付けた状態を示す。

ヒーター装置２は、ニクロム線又はタングステン線等の
電熱線（図示省略）を埋設した棒状ヒーター３と、該ヒ
ーター３の大半部が内存状に嵌挿される良熱伝導性の金
属性筒状カバ一部材４と、このカバ一部材４に充填され
た良熱伝導性の流動体５と、この流動体５を前記カバ一
部材４に密封すると共にヒーター３をカバ一部材４に同
軸上に保持する袋ナンド状の締付部材６とから構成され
る。

具体的には、ヒーター３は、断面円形の棒状ヒータ一本
体部７と、該本体部７の一端近傍に突設された鍔部８と
、該本体部７の一端に固着された一対のリード線９．９
とからなり、前記電熱線がセラミック又４よ金属等の材
質からなる本体部７に埋設されると共にリード線９．９
が図外の電源に連結されて、本体部７を加熱して発熱部
が構成される。

カバ一部材４は、円筒本体部１０の一端近傍に鍔部１１
が突設されると共に、この＆Ｗ部１１から一端側の周面
には雄ねじ部１２が形成され、かつ、雄ねじ部１２が形
成された本体部１０の肉厚寸法が大きく設定される。ま
た、鍔部１１の周方向には適数個の取付孔１３・・・が
貫設され、タンク１の所定部位に凹設された雌ねじ部を
有する盲孔状の孔部１４・・・に該取付孔１３・・・を
対応させ、ボルト等の固着具１５にて本体部１０がタン
ク１の壁面に取付けられる。−力木体部１０の他端には
キャップ１６が螺着されると共に、０リング１７にて密
封性が確保される。なお、キャップ１６を省略して有底
筒状に形成するも好ましい。

この筒状カバ一部材４は、良熱伝導性の金属例えば銅や
アルミニウム、またはそれらの合金等にて一体形成され
、前記ヒーター３の熱エネルギーを水１８に効率良く伝
達可能とする。

流動体５は、例えばグリース等の熱が伝達され易（かつ
気化し難い液状体に、銅やアルミニウム等の良熱伝導性
の金属微粒子１９・・・を練込んで形成される。

締付部材６は、前記カバ一部材４の雄ねじ部１２に螺合
する雌ねじ部２０が内周面に形成されると共に、ヒータ
ー３の鍔部８側の一端が貫挿可能な孔部２１が上面部に
貫設される。

しかして、ヒーター装置２をタンク１に取付けるには、
まずカバ一部材４に流動体５を充填後、ヒーター３の本
体部７を遊嵌状に嵌挿する。この際、ヒーター３の鍔部
８とカバ一部材４の端部との間にガスケット２４が介装
される。そしてカバ一部材４の雄ねじ部１２に締付部材
６の雌ねじ部２０を螺合させることでガスケット２４を
挟着し、ヒーター３がその大半部を内存状としてカバ一
部材４に同軸上に保持されると共に、流動体５がカバ一
部材４とヒーター３との空隙部に密封収納されたヒータ
ー装置２を得る。そして、カバ一部材４の本体部１０を
タンク１壁面の所定部位に貫設した挿入孔２２からタン
ク１内に挿入すると共に、鍔部１１とタンク１壁面との
間にガスケット２３を介装し、該ガスケット２３を挟着
状として固着具１５を取付孔１３・孔部１４に挿入螺着
して、ヒーター装置２がタンク１に取付けられる。

このようにして取付けを完了した後、タンク１内に水１
８を充たし、図示省略の０Ｎ−ＯＦＦ切換スイッチの操
作により図外の電源からリード線９．９を介して電熱線
に電流を流すと、電熱線の発熱作用によってヒーター３
の本体部７が加熱される。

しかして、ヒーター３の本体部７を取巻く流動体５及び
カバ一部材４は、共に熱伝導率が高く、この流動体５を
カバ一部材４とを介してヒーター３の熱エネルギーを水
に伝達して加熱し、蒸気を発生させたり、温水を得る。

なお、本発明は図示の実施例に限定されず、例えばヒー
ター３の本体部７を角柱としたり、カバ一部材４の本体
部１０を角筒状に形成するも好ましく、その地形状構造
は同一機能を有する限り設計変更自由である。

つ衝撃に対して強く、ヒーター３の保護機能が一段と優
れたものとなる。

本発明は、以上詳述した構成にて所期の目的を有効達成
した。特に、良熱伝導性の流動体５を充填した良熱伝導
性の金属性情状カバ一部材４に、電熱線を埋設した棒状
ヒーター３を嵌挿したから長期間使用してもヒーター３
に直接水垢が付着せず熱効率の優れたものとなると共に
、ヒーター３の熱エネルギーの放散が水垢によって邪魔
されることがなく、スムーズに放散され、かつ、過熱に
起因する電熱線切れの虞れもなくなった。また、外部か
らの衝撃に対してもヒーター３はカバ一部材４に保護さ
れているから、その影響力を最小限に食い止めることが
出来、特に、ヒーター３が衝撃に弱いセラミックからな
る場合にその効果が発揮される。さらに、別の手段とし
てセラミックからなるヒーター３を、アルミニウム等の
良熱伝導性金属に鋳込成形して被覆層を形成したものが
考えられるが、このものはヒーター３と被覆層との熱膨
張差によってヒーター３にひび割れ等が発生して破損す
る虞れがあり、また、被覆層にひび割れ等が発生した場
合は、ひび割れ部と他の部分とに相当するヒータ−３各
部分の熱エネルギーの放散状態が異なり、その結果、ヒ
ーター３に熱膨張差が生じてひび割れ等が発生して破損
する虞れがあるが、本発明ではこのようなことがなく、
熱効率の優れたかつ長期使用に耐え得る寿命の長いヒー
クー装置を提供出来る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示す一部断面側面図である。 ３・・・ヒーター、４・・・カバ一部材、５・・・流動
体、１８・・・水。 特許出願人　直本工業株式会ルー　−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、良熱伝導性の流動体５を充填した良熱伝導性の金属
   性筒状カバ一部材４に、電熱線を埋設した棒状ヒーター
   ３を嵌挿すると共に、前記流動体５をカバ一部材４に密
   封し、前記流動体５と該カバ一部材４とを介して上記ヒ
   ーター３の熱エネルギーを水１８に伝達して加熱するよ
   うにしたことを特徴とするヒーター装置。 ２、電熱線を埋設した棒状ヒーター３がセラミックから
   なることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のヒー
   ター装置。