JPH0419813Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、LEDランプに関するものである。

［従来の技術］ 従来のLEDランプは、円形基板に集光型配光
のLED（発光ダイオード）による発光素子を配列
しステムにマウントしたものであり、このステム
をガラスバルブと溶着し、白熱電球を製造するよ
うに排気を行い所定の不活性ガスを封入しチツプ
オフして口金付けしたものである。この時に前記
ガラスバルブに反射面を設けたり、又形状をＴ型
バルブのものとするなど、あるいは口金をＥ−
26，B22Dにするなどは使用条件によつて適宜に
選択できるものである。

［考案が解決しようとする問題点］ このようなLEDランプは一般の集中型配光の
LEDの発光素子を使用しているため中心光度は
強力であるが光に拡散性がなく視認角度が非常に
狭くなり、正面のみが明るくなり、ランプ全体が
光源とならないという問題点があつた。

［問題を解決するための手段］ 本考案は上記した問題点を解決するための具体
的手段として、不活性ガスを封入したガラスバル
ブと、複数個の発光素子を配列した円形基板と、
直列安全抵抗を内蔵した口金とから成るLEDラ
ンプにおいて、前記発光素子を拡散型としたこと
を特徴とするLEDランプを提供するものであり、
拡散性の高いLEDランプを得るものである。

［実施例］ つぎに、本考案を図示の一実施例に基いて詳細
に説明する。

拡散型配光となるように形成した複数個の発光
素子１を任意の間隔をもつて円形基板２に配列
し、該円形基板２をステム３にマウントするもの
であり、ガラスバルブ４を溶着し白熱電球の製造
工程と同様に排気を行い所定の不活性ガスを封入
してチツプオフし、直列安定抵抗５を内蔵した口
金６を取付けたものである。

第２図は、本考案のLEDランプが採用する拡
散型配光の発光素子の形状とその配光特性を詳細
に示すものである。

前記発光素子１はLEDチツプ１ａを使用した
ものであり、該LEDチツプ１ａの発光色と同色
に着色した樹脂で円錐形コーン部１ｂを有する円
柱状に形成しリードフレーム１ｃを取付けたもの
で、前記円錐形コーン部１ｂは前記LEDチツプ
１ａからの光を反射し、その他の部分では光を透
過して配光を広角に拡散させるものである。ま
た、前記円錐型コーン部１ｂの底部の形状を変え
たり傾斜の角度を変えるなど形状を変えることで
任意に配光曲線を変えることができるものであ
る。

尚、前記ガラスバルブ４はアルミ反射面４ａを
設けることもできるものであり、これによつても
拡散性を良くするものであるが、反射面を持たな
いガラスバルブを溶着することも可能であり、い
ずれのガラスバルブを使用しても配光の拡散性は
従来のものよりも向上するものである。また、前
記口金６においても使用条件によつてＥ−26，
B22Dを適宜に選択できるものである。

［考案の効果］ 以上説明したように、拡散型配光となるように
形成した発光素子を使用したことにより、配光は
広角になり、視認性が高くなるという優れた効果
を奏するものであり、ランプを点灯しないときで
も、発光素子の樹脂がLEDチツプの発光色と同
色に着色されているのでLEDチツプの形状を見
なくとも発光色を認知できるという効果も奏する
ものである。また、一般の白熱電球と同様に不活
性ガスを封入したことにより、長寿命のLEDラ
ンプとなるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例のLEDランプを一
部を切欠いて示した正面図、第２図は拡散型の発
光素子を示す断面図である。 １……発光素子、１ａ……LEDチツプ、１ｂ
……円錐型コーン部、１ｃ……リードフレーム、
２……円形基板、３……ステム、４……ガラスバ
ルブ、４ａ……アルミ反射面、５……直列安定抵
抗、６……口金。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 不活性ガスを封入したガラスバルブと、複数個
   の発光素子を配列した円形基板と、直列安定抵抗
   を内蔵した口金とから成るLEDランプにおいて、
   前記発光素子を拡散型としたことを特徴とする
   LEDランプ。