JPH0419781Y2 - - Google Patents

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JPH0419781Y2
JPH0419781Y2 JP6722086U JP6722086U JPH0419781Y2 JP H0419781 Y2 JPH0419781 Y2 JP H0419781Y2 JP 6722086 U JP6722086 U JP 6722086U JP 6722086 U JP6722086 U JP 6722086U JP H0419781 Y2 JPH0419781 Y2 JP H0419781Y2
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JP
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capacitor
capacitor element
bent
paper tube
insulating paper
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JP6722086U
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、同一ケース内に複数個のコンデンサ
素子が垂直方向に収納されてなる各コンデンサ素
子間の絶縁構造を改良したフイルムコンデンサに
関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 一般に同一ケース内に複数個のコンデンサ素子
を垂直に配列し前記複数個のコンデンサ素子を単
一機能として用いることを可能としたフイルムコ
ンデンサは第6図に示すように例えば円筒形の金
属ケース21内両端面にメタリコン電極22を形
成したコンデンサ素子23を底部に絶縁底紙24
を配設した絶縁紙管25内に収納した状態で複数
個が垂直配列になるよう収容し、各メタリコン電
極22に接続したリード線26を封口体27と一
体固着した外部端子28それぞれに接続し前記金
属ケース21開口部を巻締め前記封口体27に形
成してある含浸剤注入孔29から含浸剤を含浸
し、該注入孔29をハンダ付けで密封してなるも
のである。しかしながら上記構成になるフイルム
コンデンサにおいて絶縁底紙24は絶縁紙管25
とは別個に構成されたものであるため、前記絶縁
紙管25内に絶縁底紙24を配設する過程で正し
い位置に配設されず、立つた状態で入れられたこ
とに気づかずコンデンサ素子23が収納された場
合、または一旦正しい位置に入れられたものがコ
ンデンサ素子23を収納する過程で振動などによ
り絶縁紙管25内で移動し折曲がつた場合、さら
には絶縁底紙24の配設漏れの場合は、メタリコ
ン電極22部が露出し、コンデンサ素子23間の
シヨート不良となる重大事故につながる危険性を
有していた。
[考案の目的] 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、部
品点数を削減し作業性容易にしてシヨート不良の
危険性のない信頼性の高いフイルムコンデンサを
提供することを目的とするものである。
[考案の概要] 本考案のフイルムコンデンサは金属ケース内に
少なくとも2個の両端面にメタリコン電極を形成
したコンデンサ素子を垂直に配列収容してなるフ
イルムコンデンサにおいて、上部に位置するコン
デンサ素子を底端部から略直径の長さのところを
中心部に向かつて一方向のみ折曲げて折曲底部と
し他方向をそのままの状態で突片部とした有底絶
縁紙管内に収納し、前記折曲底部をコンデンサ素
子同志のメタリコン電極間に前記突片部を下部に
位置するコンデンサ素子の側面に位置したことを
特徴とするものである。
[考案の実施例] 以下、本考案の一実施例につき図面を参照して
説明する。すなわち第1図に示すように例えば有
底筒状の金属ケース1内に絶縁紙管2に収納した
両端面にメタリコン電極3を形成したコンデンサ
素子4と該コンデンサ素子4上部に第3図に示す
ように円筒状の絶縁紙管5の一方端部から該絶縁
紙管5の略直径の長さ部分Aを第4図に示すよう
に一方向から中心に向かつて折曲げて第2図に示
すように折曲底部6とし、他方向をそのままの突
片部7とした有底絶縁紙管8内に両端面にメタリ
コン電極9を形成したコンデンサ素子10とを垂
直に配列収納した状態で収容し、前記折曲底部6
を該コンデンサ素子10の下方に位置する一方の
メタリコン電極9と前記コンデンサ素子4の上方
に位置する一方のメタリコン電極9間に、前記突
出部7を前記コンデンサ素子4の側面に位置する
ようにする。しかして前記メタリコン電極3およ
びメタリコン電極9それぞれに接続したリード線
11およびリード線12それぞれを封口体13に
固着した外部端子14それぞれに電気的に接続
し、前記金属ケース1開口部を巻締め、前記封口
体13に形成した含浸剤注入孔15から液体含浸
剤を真空中で注入し、前記含浸剤注入孔15をハ
ンダ付けなどで密封してなるものである。
以上のように構成してなるフイルムコンデンサ
によればコンデンサ素子4,10を構成するそれ
ぞれ一方のメタリコン電極3,9間の絶縁保持の
ためシヨート防止構造を有底絶縁紙管8と一体化
してなる折曲底部6によつて得るものであるため
第5図に示す従来例のように別個な絶縁底紙24
を必要とせず、絶縁底紙24の収納過程で絶縁底
紙24が折曲つたりまたは絶縁底紙24の配設漏
れの不安は皆無となり信頼性に富むコンデンサ素
子4,10間のシヨート防止をはたすことができ
る。また前記折曲底部6は絶縁紙管5の略直径の
長さ部分Aを中心部に向かつて折曲げて形成した
構造であるため〓間のない底面確保が可能とな
り、前記突片部7を下部に位置するコンデンサ素
子4の側面に位置する構造であるためコンデンサ
素子4,10の垂直配列が容易となるなどの効果
をもつものである。
なお、上記実施例ではコンデンサ素子を2個用
いる構造を例示して説明したが、3個以上のもの
を単純に垂直配列したものに適用できることは言
うまでもなく、また第5図に示すように絶縁紙管
3内に収納した大径のコンデンサ素子4上に小径
のコンデンサ素子10を2個並列配設した構造に
適用しても同様の効果を得ることができる。第5
図中上記実施例と同一部分は同一番号を付して説
明を省略した。
[考案の効果] 本考案によればコンデンサ素子間のシヨート不
良の危険性を皆無とした信頼性の高い同一ケース
内に複数個のコンデンサ素子を垂直に配列した構
成からなるフイルムコンデンサを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例に係り、第
1図はフイルムコンデンサを示す正断面図、第2
図は第1図を構成する有底絶縁紙管を示す正断面
図、第3図は第2図に示す有底絶縁紙管の加工前
の円筒状の絶縁紙管を示す斜視図、第4図は第3
図に示す絶縁紙管のA部を折曲げた後の正面図、
第5図は本考案の他の実施例に係るフイルムコン
デンサを示す正断面図、第6図は従来例に係るフ
イルムコンデンサを示す正断面図である。 1……金属ケース、3,9……メタリコン電
極、4,10……コンデンサ素子、6……折曲底
部、7……突片部、8……有底絶縁紙管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース内に両端面にメタリコン電極を形成した
    コンデンサ素子を少なくとも2個垂直に配列収容
    してなるフイルムコンデンサにおいて、上部に位
    置するコンデンサ素子を底端部から略直径の長さ
    のところを中心部に向かつて、一方向のみ折曲げ
    て折曲底部とし、他方向をそのままの突片部とし
    た有底絶縁紙管内に収納し、前記折曲底部をコン
    デンサ素子同志のメタリコン電極間に、前記突片
    部を下部に位置するコンデンサ素子の側面に位置
    したことを特徴とするフイルムコンデンサ。
JP6722086U 1986-05-02 1986-05-02 Expired JPH0419781Y2 (ja)

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JP6722086U JPH0419781Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02

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JPS62178524U JPS62178524U (ja) 1987-11-12
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