JPH04197153A - 無塩動物性醗酵粉末調味料の製造法 - Google Patents

無塩動物性醗酵粉末調味料の製造法

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JPH04197153A
JPH04197153A JP2322337A JP32233790A JPH04197153A JP H04197153 A JPH04197153 A JP H04197153A JP 2322337 A JP2322337 A JP 2322337A JP 32233790 A JP32233790 A JP 32233790A JP H04197153 A JPH04197153 A JP H04197153A
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koji
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Michiro Kotegawa
小手川 道郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アルコールの存在下、麹によって動物性蛋白
質原料から短期間に無塩動物性醗酵粉末調味料を製造す
る方法に関する。
(従来の技術) 調味料は、日常の食生活に取り入れられ、その食生活を
豊にすもものであるところから、種々の方法で製造され
ている。従来、動物性蛋白質原料からも、調味料を製造
することが行われているが、その製造に麹を使用した場
合、塩分か必須成分であったため、調味料の中に塩分の
混入は避けられなかった。しかし、塩分の取り過ぎは、
高血圧など成人病の原因になるため、健康上の理由で、
その取り過ぎは避けなければならない。
したがって、無塩下での調味料の製造が推奨されている
が、麹を使用した場合、無塩下で動物性蛋白質原料から
調味料を製造することは、非常に困難である。製造しよ
うとすれば、原料及び製造工程の無菌化、高温下におけ
る加水分解、酸、アルカリによる処理、或いは、脱塩工
程などを必要とし、設備費の増大、製造工程の繁雑さを
招くなど必ずしも満足のいくものではない。
また、通常の麹菌酵素による加水分解は、40〜60℃
程度で15〜30時間を要し、55℃の温度を用いた場
合には、20〜24時間で成分の溶出は終了するものの
、加水分解液は、色の濃化及び加温具を発して品質的に
劣り、商品価値に乏しいものになる。
(発明の解決しようとする課題) 本発明は、上記従来法欠点を解消すべく鋭意研究した結
果、アルコールを存在させ、動物性蛋白質原料を加水分
解すれば、無塩でも、上記従来法の欠点を解消できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明
の目的は、無塩でしかも特殊な設備を必要とせず、魚介
類など動物性蛋白質の本来持っているビタミン、ミネラ
ル等の栄養価の高い成分をそのまま損なうことなく淡色
で旨味、甘味の濃厚でおだやかな香りの無塩動物性醗酵
粉末調味料を製造する方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の構成上の特徴は、変性処理した蛋白質原料及び
澱粉質原料に糸状菌を加えて製麹して得られた麹を、ア
ルコールの存在下、食塩を加えることなく、加水分解処
理し、得られた加水分解液より不溶物を除去した後、粉
末化させ無塩動物性醗酵性粉末調味料を製造する方法に
ある。
4以下、本発明について具体的に説明する。
本発明では、先ず、常法通り変性処理した蛋白質原料及
び澱粉質原料に糸状菌を加えて製麹し、得らた麹に未変
性もしくは変性処理した動物性蛋白質原料、水及びアル
コールを加えて加水分解を行うものである。
製麹は、常法にしたがい行われる。例えば、脱脂加工大
豆100に対して小麦100の割合て配合上加圧蒸煮し
た脱脂加工大豆と割砕した小麦、それに純粋培養した種
麹を混合し、品温25〜35℃、湿度95〜100%の
条件下で、42〜45時間、麹菌を培養することによっ
て行われる。
製麹のための蛋白質原料としては、植物または微生物の
いずれを起源とするものであても良いが、例えば、脱脂
加工大豆、丸大豆、小麦グルテン、コーングルテン、大
豆精製蛋白質などであり、また、澱粉質原料は、小麦、
大豆、フスマ、トウモロコシなどが好ましいものとして
あげられる。
また、添加する動物性蛋白質原料は、魚介類、例えば、
カキ、ホタテ、エビ、イワシ、サンマ、アジなどである
これらの蛋白質原料及び澱粉質原料の変性処理は、加圧
加熱膨化処理或いは加熱処理などの通常の変性処理する
ことが好ましい。
変性処理した蛋白質原料及び澱粉質原料をほどよく混合
後、糸状菌を加えて麹をつくるが、ここで用いる糸性菌
は、アスペルギルス、オリーゼ、アスペルギルス、ソー
ヤ等であるが、特に、醤油麹菌が好ましい。使用する水
の量は、麹と動物質蛋白質原料を加えた重量に対して約
1〜2倍量で十分であるがこの範囲を超えても使用でき
る。
加水分解は、仕込みアルコール濃度が、3〜50%のい
ずれの濃度でもよく、それにより30〜40℃と比較的
低い温度域にもかかわらず雑菌の繁殖を防止し、腐敗す
ることなく加水分解が行われるため熱による酵素の失活
も少なく、1〜5日という短期間で品質のよい加水分解
液が得られる。
この加水分解液中には、原料中の総窒素量の95%以上
、糖分の92%以上が溶出され濃厚な調味料の原液を製
造することができる。
アルコールは、通常エタノールを用いる。濃度は、特に
限定されるものではない。
本発明は、動物性蛋白質原料の種類及び比率を適度に変
えることにより、即ち、動物性蛋白質原料の比率を高め
ることにより、アミノ酸成分の高い調味料液を得ること
かでき、また、製麹における澱粉質原料の比率を高める
ことにより、糖分の多い甘味に富んだ調味液を得ること
ができる。
本発明は、アルコールの存在下、てエキス分に富んだ、
例えば、通常魚醤油の無塩可溶性固形物は、20%以下
であるが、この方法によると30%以上の濃厚調味原液
が得られ、無塩のため、次工程の濃度及び乾燥工程が容
易に行われるのも本発明に優れた特徴である。
このようにして得られた無塩濃厚加水分解液は、濃縮後
、熱風乾燥、凍結乾燥等の通常の乾燥法により粉末化さ
れるが、濃縮の際、減圧蒸留による濃縮を行えば、加水
分解液中のアルコールは、コンデンサーにより90%以
上回収され、再び使用できるので非常に経済的である。
なお、乾燥の際、賦形剤を混合して乾燥を容易にするこ
とができる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 常法通り製麹した醤油麹40Kgと加熱したカキ20K
gに60℃の温水67g及び99.5%エタノール10
fIを加え、よく混合したのち、時々攪拌しながら35
℃で、5日間加水分解した。
加水分解終了後、圧搾して127fIの液汁を得た。液
汁成分の一般分析値の主なものを第1表に示す。なお、
分析は、「しょうゆ試験法」 (昭和60年、財団法人
日本醤油研究所発行)にしたがって行った。
以下余白 第  1、  表 第 1 表(続き) (注) TN:縮度窒素 FN:フォルモール窒素 Glu:グルタミン酸 R5:直接還元糖(グルコースとして)P−Ex:無塩
可溶性固形分 Alc:エタノール Tc:(色度醤油標準色) この液汁を減圧蒸留により液を約1/2になるまで濃縮
した。この時エタノールは、濃度70%の溜分として回
収され、留液は、111Iであった。
その後、濃縮液を通常の乾燥法により粉末化させた淡色
でカキの旨味の強い無塩濃厚粉末調味料35Kgを得た
実施例2 常法通り製麹した醤油麹20Kgとイワシ40Kgに9
5%エタノール1011.60℃の温水30gを加え、
とく混合したのち、時々攪拌しながら33℃〜36℃で
5日間加水分解した。
加水分解終了後、圧搾して841の液汁を得た。
液汁の成分の一般成分値の主なものを第2表に示す。
第2表 第 2 表(続き) この液汁を濃縮後、通常の乾燥法により粉末化させ淡色
でイワシの旨味の強い無塩濃厚粉末調味料22Kgを得
た。
実施例3 常法通り製麹40Kgと加熱したホタテ20Kgに温水
6i及び95%エタノールIINを加え、良く攪拌しな
がら40℃で1週間加水分解した。加水分解終了後、圧
搾して1051の液汁を得た。液汁成分の一般成分値の
主なものを第3表に示す。
第3表 第 3 表(続き) この液汁を濃縮後、通常の乾燥法により粉末化させ淡色
でホタテの旨味の強い無塩濃厚粉末調味料25Kgを得
た。
実施例4 常法通り製麹した醤油麹40Kgと加熱したエビ20K
gに60℃の温水6i及び95%エタノール1147を
加え、良く攪拌した後、時々攪拌しながら40℃で5日
加水分解した。
加水分解終了後、圧搾して、921の液汁を得た。液汁
成分の一般成分値の主なものを第4表に示す。
この液汁を濃縮後、通常の乾燥法により粉末化させ淡色
で旨味の強い無塩濃厚粉末調味料22Kgを得た。
(発明の効果) 本発明によれば、淡色で旨味、甘味の濃厚でかつ香りの
無塩動物性醗酵粉末調味料を製造することができ、また
、乾燥など製造操作か容易である。
出願人 フンドーキン醤油株式会社 代理人 弁理士 福相 敏 他1名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変性処理した蛋白質及び澱粉質原料に糸状菌を加
    え製麹し、得られた麹に動物性蛋白質原料を加え、アル
    コールの存在下、食塩を加えることなく、加水分解処理
    し、得られた加水分解液より、不溶物を除去した後、粉
    末化させることを特徴とする無塩動物性醗酵粉末調味料
    の製造法。
JP2322337A 1990-11-28 1990-11-28 無塩動物性醗酵粉末調味料の製造法 Expired - Fee Related JPH0675480B2 (ja)

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