JPH03244366A - 飲食品の製造方法及び該製造方法によって得られる飲食品 - Google Patents

飲食品の製造方法及び該製造方法によって得られる飲食品

Info

Publication number
JPH03244366A
JPH03244366A JP2039393A JP3939390A JPH03244366A JP H03244366 A JPH03244366 A JP H03244366A JP 2039393 A JP2039393 A JP 2039393A JP 3939390 A JP3939390 A JP 3939390A JP H03244366 A JPH03244366 A JP H03244366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
drink
glutamic acid
acid
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2039393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Sakamoto
秀樹 坂本
Kyoko Suzuki
鈴木 教子
Mitsumasa Yasumoto
光政 安本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kagome Co Ltd
Original Assignee
Kagome Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kagome Co Ltd filed Critical Kagome Co Ltd
Priority to JP2039393A priority Critical patent/JPH03244366A/ja
Publication of JPH03244366A publication Critical patent/JPH03244366A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、血圧上昇抑制作用のある化合物として注目さ
れているγ−アミノ酪酸を多く含有する健康性の高い飲
食品の製造方法及び該製造方法によって得られる健康性
の高い飲食品に関する。
〈従来の技術、その課題〉 従来、γ−アミノ酪酸を多く含有する飲食品の一種とし
て所謂ギヤバロン茶が提案されている(日本農芸化学会
誌、Vol、61 、No、11 、1449〜145
1.1987年、実開昭63−103285)。この提
案は、茶菓を嫌気的条件下に置くと、γ−アミン醋酸が
生成することを利用するもので、かくして生成したγ−
アミン醋酸を多く含有する茶菓が所謂キヤ/ヘロン茶で
ある。
ところが、上記の従来提案には、茶菓を嫌気的条件下に
置いてγ−アミノ酪酸を生成させるためその条件制御が
煩わしく、また茶菓という性質上その1回の使用量が少
ないため、γ−アミノ醋酸の1回の摂取量が極めて少な
いという課題がある。所請キャバロン茶にはγ−アミノ
酪酸が100mg%程度含まれているが、もともと茶菓
それ自体の1回の使用量が数g程度であるため、所謂ギ
ヤへロン茶を使用してもこれによるγ−アミノ酪酸の1
回の摂取量は数mgg程度過ぎないのである。
〈発明か解決しようとする課題、その解決手段〉本発明
は、叙上の如き従来の課題を解決する、i!康性の高い
飲食品の製造方法及び該製造方法によって得られるS!
康件の高い飲食品を提供するものである。
しかして本発明者らは、上記の観点で研究した結果、化
学的又は酵素的加水分解でグルタミン酸を多く生成する
こととなる食材を化学的又は酵素的に加水分解した後、
その加水分解液にグルタミン酸脱炭酸酵素を作用させる
のが正しく好適であることを見出し、本発明を完成する
に到った。
すなわち本発明は、化学的又は酵素的加水分解でグルタ
ミン酸を多く生成することとなる食材の加水分解液にグ
ルタミン酸脱炭酸酵素を作用させて、該加水分解液中の
グルタミン酸の一部をγアミノ酪酸にすることを骨子と
する飲食品の製造方法と、該製造方法によって得られる
飲食品とに係る。
本発明において、グルタミン酸脱炭酸酵素を作用させる
加水分解液の原料となる食材は、化学的又は酵素的加水
分解でグルタミン酸を多く生成することとなる食材であ
る。かかる食材として代表的には、穀類、種実類又は乳
製品等が挙げられるが、なかでも特に、取扱いの便宜上
、穀類の一次処理物である小麦蛋白や大豆蛋白を用いる
のが好ましい。本発明では、上記のような食材を、必要
に応じ適宜に破砕乃至磨砕し、水系で酸やプロテアーゼ
により加水分解する。
グルタミン酸脱炭酸酵素は種々の植物体中に存在してお
り、したがって本発明では、その酵素源としてこれら種
々の植物体を用いることができるが、なかでも、酵素活
性の点で、未熟トマト、カホチャ、カナチャの皮、エン
ジン及びダイコンから選ばれる1種又は2種以上を用い
るのが好ましい、そして具体的に、グルタミン酸脱炭酸
酵素としては、これらの酵素源の例えば磨砕物を用いる
こともできるが、取扱いの便宜上、該酵素源から得られ
る搾汁液、水抽出液、これらの濃縮液又はこれらの乾燥
物を用いるのが好ましい。
食材の加水分解液にグルタミン酸脱炭酸酵素を作用させ
るには、必要に応じ適宜にPH調整、酵素失活、温度調
整等を行なった加水分解液にグルタミン酸膜35酸酵素
又はその酵素源を加え、数時間、そのまま静置するか又
は緩慢な攪拌下に放置すればよい、この際、通常は温度
5〜50”OでPH3,5〜7.5に維持するが、好ま
しくは温度15〜35℃でPH4,0〜6.0に維持す
る。
かくして食材の加水分解液にグルタミン酸脱炭酸酵素を
作用させ、更に必要に応じ調味料等を適宜に添加しまた
濃縮や均質化処理等を行なって、γ−アミノ酪酸を多く
含有する健康性の高い飲食品を得る0種々の飲食品を得
ることができるが、代表的には、トマト飲料又は野菜飲
料である。
以下、実施例を挙げて本発明を史に具体的にする。
〈実施例〉 ・実施例1 大豆蛋白(フジプロV、不二製油社製)100gを水1
文に溶解し、これにプロテアーゼ(プロテアーゼN、天
野製薬社製)0.1gを添加混合して、50℃で2時間
静置した後、95℃で5分間加熱して酵素失活を行ない
、室温に冷却した。
引続きプロテアーゼ(プロテアーゼA、天野製薬社製)
o、tgを添加混合し、50℃で2時5間静置した後、
同様に加熱して酵素失活を行ない、室温に冷却して、大
豆蛋白の加水分解液を得た。
別に、未熟トマ)2Kgを破砕し、搾汁して、未熟トマ
トの搾汁液1.2Kgを得た。
そして、大豆蛋白の加水分解液1文に未熟トマトの搾汁
液l立を添加程合した(比較例1)、引続きこれを30
″Cで4時間静置し、PH5,70のトマト飲料を得た
(実施例1)。
比較例1(反応前)及び実施例1(反応後)について、
L−グルタミン酸及びγ−7ミノ醋酸の高速アミノ酸分
析計による分析結果を第1表に示した。
第1表 5分間遠心分離して上清1.4Kgを得た。そしてこの
上清を凍結温度−80℃、乾燥温度18℃、乾燥時真空
度60■dgで凍結乾燥して、カボチャの抽出乾燥物6
8gを得た。
そして、実施例1の場合と同様にして得た大豆蛋白の加
水分解液1文にカボチャの抽出乾燥物68gを添加混合
した(比較例2)、引続きこれを35℃で6時間、緩慢
に攪拌しながら放置し、PH6,58の野菜飲料を得た
(実施例2)。
比較例2(反応前)及び実施例2(反応後)について、
L−グルタミン酸及びγ−アミノ酪酸の高速アミノ酸分
析計による分析結果を第2表に示した。
第2表 ・実施例2 カボチャの町食部IKgを磨砕し、これに1文の検水を
加え、5°Cで60分間撹拌し、S過して濾液1.5K
gを得、この濾液を400 Or、p、mで1・実施例
3 トマト及びカボチャ並びにエンジンの等量程合物2Kg
を破砕し、搾汁して、野菜の搾汁液1.4Kgを得た。
そして、実施例1の場合と同様にして得た大豆蛋白の加
水分解液1見に野菜の搾汁液1Mを添加混合した(比較
例3)。引続きこれを25℃で4時間静置した。PHは
4.30であった。静置したものに七ロリーパルブ40
g、R合香辛料0゜2g、レモン果汁1g及び食塩2g
を添加混合し、野菜飲料を得た(実施例3)。
比較例3(反応前)及び実施例3(反応後)について、
L−グルタミン酸及びγ−アミノ酪酸の高速7ミノ酸分
析計による分析結果を第3表に示した。
第3表 制御し易い条件下に、γ−アミノ酪酸を多く含有する飲
食品を製造することができ、しかもその性質上、γ−ア
ミノ醋酸の1回の摂取量を多くすることができるという
効果がある。
〈発明の効果〉

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、化学的又は酵素的加水分解でグルタミン酸を多く生
    成することとなる食材の加水分解液にグルタミン酸脱炭
    酸酵素を作用させて、該加水分解液中のグルタミン酸の
    一部をγ−アミノ酪酸にすることを特徴とする飲食品の
    製造方法。 2、食材が穀類、種実類及び乳製品から選ばれる1種又
    は2種以上である請求項1記載の飲食品の製造方法。 3、食材が小麦蛋白又は大豆蛋白である請求項1記載の
    飲食品の製造方法。 4、グルタミン酸脱炭酸酵素として、その酵素源から得
    られる搾汁液、水抽出液、これらの濃縮液又はこれらの
    乾燥物を用いる請求項1、2又は3記載の飲食品の製造
    方法。 5、酵素源が、未熟トマト、カボチャ、エンジン及びダ
    イコンから選ばれる1種又は2種以上である請求項4記
    載の飲食品の製造方法。 6、グルタミン酸脱炭酸酵素を温度15〜35℃、PH
    4.0〜6.0で作用させる請求項1、2、3、4又は
    5記載の飲食品の製造方法。 7、請求項1、2、3、4、5又は6記載の製造方法に
    よって得られる飲食品。 8、トマト飲料又は野菜飲料である請求項7記載の飲食
    品。
JP2039393A 1990-02-20 1990-02-20 飲食品の製造方法及び該製造方法によって得られる飲食品 Pending JPH03244366A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2039393A JPH03244366A (ja) 1990-02-20 1990-02-20 飲食品の製造方法及び該製造方法によって得られる飲食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2039393A JPH03244366A (ja) 1990-02-20 1990-02-20 飲食品の製造方法及び該製造方法によって得られる飲食品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03244366A true JPH03244366A (ja) 1991-10-31

Family

ID=12551756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2039393A Pending JPH03244366A (ja) 1990-02-20 1990-02-20 飲食品の製造方法及び該製造方法によって得られる飲食品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03244366A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07227245A (ja) * 1994-02-18 1995-08-29 Kyoto Pref Gov 発酵食品の製造方法
JP2001352942A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Toyo Shinyaku:Kk 細片化したイネ科植物のγ−アミノ酪酸含量を高める方法
JP2001352941A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Toyo Shinyaku:Kk イネ科植物のγ−アミノ酪酸含量を高める方法
JP2002281922A (ja) * 2001-03-29 2002-10-02 Hayashibara Biochem Lab Inc γ−アミノ酪酸含量を高めた食品素材の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07227245A (ja) * 1994-02-18 1995-08-29 Kyoto Pref Gov 発酵食品の製造方法
JP2704493B2 (ja) * 1994-02-18 1998-01-26 京都府 発酵食品の製造方法
JP2001352942A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Toyo Shinyaku:Kk 細片化したイネ科植物のγ−アミノ酪酸含量を高める方法
JP2001352941A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Toyo Shinyaku:Kk イネ科植物のγ−アミノ酪酸含量を高める方法
JP2002281922A (ja) * 2001-03-29 2002-10-02 Hayashibara Biochem Lab Inc γ−アミノ酪酸含量を高めた食品素材の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2023474C (en) Soya sauce
CN102178205B (zh) 一种利用大豆粕制备无氯丙醇蛋白水解物的方法
EP0429760B2 (fr) Procédé de préparation d'un agent aromatisant
JPH08506720A (ja) 米ぬかの安定化方法及び米ぬか生成物
CN101558791A (zh) 一种基于双蛋白的多肽豆奶粉及其制备方法
CN102283398A (zh) 一种鸡肉蛋白酶解液的制备方法及制备的鸡肉蛋白酶解液
JPH03236763A (ja) 飲食品の製造方法及び該製造方法によって得られる飲食品
JPH03244366A (ja) 飲食品の製造方法及び該製造方法によって得られる飲食品
KR101008720B1 (ko) 고압/효소분해공정에 의한 멸치 조미소재 및 그 제조방법
JP2007215421A (ja) 食酢及びその製造方法
KR100216338B1 (ko) 맑은 새우액젓
JP2007020414A (ja) みりん粕乳酸発酵飲食品とその製造方法
JP2007104977A (ja) γ−アミノ酪酸含有物の製造方法
JP2001046013A (ja) 調味液の製造方法
JP6792781B2 (ja) 降圧ペプチド高含有発酵調味料
CN105533119A (zh) 一种果味酸凝胶的制备方法
JPH03224467A (ja) 飲食品の製造方法及び該製造方法によって得られる飲食品
JPH0347051A (ja) 調味料原液の製造方法
JPWO2006082656A1 (ja) 大麦発酵食品及びその製造方法
CN100594806C (zh) 水解大豆蛋白液体饮料料液的制备方法
JPH04197153A (ja) 無塩動物性醗酵粉末調味料の製造法
JP2006034278A (ja) 調味液の製造方法
KR101837299B1 (ko) 발효 유청단백질의 제조방법 및 발효 유청단백질
RU2124853C1 (ru) Способ получения основы для производства безалкогольных напитков
RU2165168C1 (ru) Способ приготовления основы из плодов банана для замутненных напитков