JPH04194182A - 車両ドアロック装置におけるゴムストツパー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、車両ドアロック装置におけるゴムスト−２パ
ーに係るものである。

（従来技術） 従来、公知の、特開昭５０−１１１７２４号公報には、
車体に固定されるストライカと、扉に固定されるロック
本体とからなり、該ロック本体は、前記ストライカが進
入する案内溝と、該案内溝に進入したストライカと係合
して回転するラッチと、該ラッチの逆転を防止するラチ
ェットと、前記案内溝の奥側部に取付けられるゴムスト
ッパーとを有するものが記載されてぃる。

（発明が解決しようとする課題） 前記公知の、ストライカが当接するゴムストッパーの当
接部は、平坦面に形成されている。

しかし、ストライカは１通常、丸棒をＵ字状に屈曲させ
て形成するから、直線状の脚部の先端は円弧部となり、
閉扉時には、直線状の脚部が当接部と最初に当接してゴ
ムストッパーを弾力的に凹ませ、その後１円弧部が漸次
当接部と当接するようになっていた。換言すれば、直線
状の脚部は、当接部に対して同時に接面するが、円弧部
は、同時には接面していなかった。

このように、円弧部と当接部との当接作用は意外に重要
視されていなかったため、ゴムストッパーの効果が半減
していた。

（発明の目的） しかし、Ｕ字杆の直線状の脚部の先端の円弧部と前記ゴ
ムストッパーの当接部と形状を考慮すると、ゴムストッ
パーの効果が格段に向上するものである。

本発明の目的は、特に、脚部と円弧部とを有するストラ
イカの形状に合せたゴムストッパーとすることにより、
ゴムストッパーの効果を一段と顕著にするものである。

（課題を解決するための手段） よって、本発明は、車体に固定されるストライカ２と、
扉に固定されるロック本体とからなり、該ロック本体は
、前記ストライカ２が進入する案内溝９と、該案内溝９
に進入したストライカ２と係合して回転するラッチ１０
と、該ラッチ１０の逆転を防止するラチェット１１と、
前記案内溝９の奥側部１５に取付けられるゴムストッパ
ー２１とを有し、前記ゴムストッパー２１には、前記ス
トライカ２の係合杆７の脚部４が当接する第１当接部η
と、該第１当接部ｎが弾力的に凹んだ後前記脚部４の先
端の円弧部８が当接する円弧状の第２当接部ｎとを形成
した車両ドアロツタ装置におけるゴムストッパー、およ
び、前記第２当接部乙は、その内面に、断面形状が半月
状である溝部δを形成した車両ドアロー７り装置におけ
るゴムストッパー、および、前記第１当接部２２は、フ
ルラッチ以前に前記脚部４と当接する構成とし、前記第
２当接部ｎは、フルラ・ンチ直前又はフルラッチと同時
に前記円弧部８と当接する構成とした車両ドアロツタ装
置におけるゴムストッパーとしたものである。

（実施例） 本発明の一実施例を図面により説明すると、１は扉に固
定されるロック本体の合成樹脂製ボディであり、第１図
においては、要部のみが示されている。２は車体に固定
されるストライカである。該ストライカ２は、第３図に
示したように、垂直のベース板３と、該ベース板３から
水平前方に突出する２本の脚部４．５及び該脚部４．５
の先端を連結する連結杆６からなる係合杆７とから構成
される。係合杆７は１本の丸棒をＵ字状に屈曲させて形
成されるため、屈曲部には、円弧部８が形成される。

９は前記ボディｌに形成された案内溝であり、閉扉する
と前記係合杆７が進入する。　１０は案内溝９内に進入
したストライカ２の脚部４と係合して回転するラッチ、
１１はラッチ１０のハーフラッチ段部臣およびフルラッ
チ段部１３と順次係合して、ラッチ１０の逆転を防止す
るラチェットである。

案内溝９の底壁１４の奥側部１５下方には、凹部１６を
形成し、該凹部１６内にスライドピース１７を設ける。

該スライドピース１７はストライカ２の進入方向に平行
の案内棒１８に摺動自在に軸装される。１９はスライド
ピース１７を入口四側に付勢するバネである。

案内溝９の奥側部１５には、閉扉時にストライカ２が当
接するゴムストッパー２１を取付ける。

該ゴムストッパー２１の形状が本願の要旨となる。

ゴムスト−／パー２１の入口四側には前記脚部４が当接
する第１当接部ηと、前記円弧部８が当接する第２当接
部ｎを形成する。第１当接部ηは、平坦面に形成するが
、第４図のように、脚部４の断面形状に合せて半月状の
溝部２４を形成してもよい、１ｓ２当接部乙は、前記円
弧部８と同一半径の円弧に形成し、第２当接部ｎと円弧
部８とが同時に接面するようにする。また、第２当接部
ｎには半月状の溝部すを形成する。しかし、第２当接部
ｎは円弧部８の全部と当接する大きさにする必要はない
。

第５図は、ストライカ２とゴムストッパー２１の当接時
期を示した関係図であり、閉扉するときには、まず、脚
部４と第１当接部ηとが当接する０脚部４と第１当接部
ηとが当接するのは、ストライカ２が略ハーフラッチと
フルラッチの中間位置まで進入したときである０円弧部
８と第２当接部乙とが当接するのは、ストライカ２がフ
ルラッチ位置まで進入したときである。このようにする
と、ストライカ２がフルラッチ以前のときは、弱い弾力
で、フルラッチ直前又はフルラッチと同時に強い弾力で
、ストライカ２のモーメントを吸収することができ、閉
扉フィーリングが向上する。

（作用） 次に作用を述べる。

本発明は以上の構成であるから、扉を閉じると、ストラ
イカ２の係合杆７が案内溝９内に進入し、脚部４がラー
、チｌＯと係合して、ラッチ１０を回転させ、ハーフラ
ッチ位置まで進入すると。

ラチェット１１がハーフラッチ段部１２と係合し、更に
ストライカ２が進入すると、第５図Ｂのように脚部４が
第１当接部ηと当接し、弱い弾力でストライカ２のモー
メントが吸収されながら、フルラッチ位置まで進入する
。

フルラッチ位置（又は直前）になると、円弧部８が第２
当接部乙と当接する。このとき、従来とは異なり、第２
当接部乙は円弧に形成され、円弧部８を面で受止めるた
め、ゴムスト−／パー２１を従来と同じ大きさに形成し
ても、格段に強い弾力で受止めることができる。したが
って、フルラッチ後のストライカ２のオーバーランを最
小限に留めて、ｊｉのへタツキを防止し、閉扉フィーリ
ングを向上させることができる。

また、第１当接部ηまたは第２当接部乙には、第４図の
ように、係合杆７の断面形状に合せて半月状の溝部２４
、溝部すを形成すると、−層接触面が増大するので、よ
りゴムストッパー２１の効果が顕著になる。

（効果） 以上のように、本発明は、車体に固定されるストライカ
２と、扉に固定されるロック本体とからなり、該ロック
本体は、前記ストライカ２が進入する案内溝９と、該案
内溝９に進入したストライカ２と係合して回転するラッ
チ１０と、該ラッチ１０の逆転を防止するラチェット１
１と、前記案内溝９の奥側部１５に取付けられるゴムス
ト−２パー２１とを有し、前記ゴムストッパー２１には
、前記ストライカ２の係合杆７の脚部４が当接する第１
当接部ηと、該！＠１当接部ηが弾力的に凹んだ後前記
脚部４の先端の円弧部８が当　　。

接する円弧状の第２当接部乙とを形成した車両ドアロッ
ク装置におけるゴムストッパーとしたため、従来とは異
なり、第２当接部乙は円弧部８を面で受止めるため、ゴ
ムストッパー２１を従来と同じ大きさに形成しても、格
段に強い弾力で受止めることができる。

また、前記第２当接部ｎは、その内面に、断面形状が半
月状である溝部３を形成した車両ドアロック装置におけ
るゴムストッパーとしたため、−層接触面が増大するの
で、よりゴムストッパー２１の効果が顕著になる。

また、前記第１当接部ηは、フルラッチ以前に前記脚部
４と当接する構成とし、前記＠２当接部ｎは、フルラッ
チ直前又はフルラッチと同時に前記円弧部８と当接する
構成とした車両ドアロック装置におけるゴムストッパー
としたため、フルラッチ後のストライカ２のオーバーラ
ンを最小限に留めて、扉のバタッキを防止し、閉扉フィ
ーリングを向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はボディの正面図、第２図は要部の拡大斜視図、
第３図はストライカの平面図、第４図はゴムストッパー
の斜視図、第５図Ａ−Ｆはストライカとゴムストッパー
の関係図。 符号の説明 ｌ・・・ボディ、２・・・ストライカ、３・・・ペース
板。 ４・・・脚部、５・・・脚部、６・・・連結杆、７・・
・係合杆、８・・・円弧部、９・・・案内溝、１０・・
・ラッチ、１１・・・ラチェット、臣・・・ハーフラッ
チ段部、　１３・・・フルラ・、チ段部、１４・・・底
壁、１５・・・奥側部、１６・・・凹部、１７・・・ス
ライドピース、１８・・・案内棒、１９・・・バネ、２
０・・・入口側、２１・・・ゴムスｈ−／パー、η・・
・第１当接部、ｎ・・・第２当接部、２４・・・溝部、
δ・・・溝部。 手続補正書岨引 １．　事件の表示 平成２年　特許願　第３２４０１１号 ２）発明の名称 車両ドアロック装置におけるゴムストッパー３、補正を
する者 事件との関係　特許出願人 住　　所　　東京都中央区日本橋室町２丁目１番１号名
　称　（６１８）三井金属鉱業株式会社代表者　　川　
北　　　　徹 ４、代理人 住　　所　　〒１ω　東京都新宿区西新宿６丁目６番３
号新宿国際ビルディング新館９階 ５、補正命令の日付 ６、　補正により増加する発明請求項の数７、補正の対
象　図面 第３ａａ ２２　　　　Ｚ４

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）車体に固定されるストライカ２と、扉に固定され
   るロック本体とからなり、該ロック本体は、前記ストラ
   イカ２が進入する案内溝９と、該案内溝９に進入したス
   トライカ２と係合して回転するラッチ１０と、該ラッチ
   １０の逆転を防止するラチェット１１と、前記案内溝９
   の奥側部１５に取付けられるゴムストッパー２１とを有
   し、前記ゴムストッパー２１には、前記ストライカ２の
   係合杆７の脚部４が当接する第１当接部２２と、該第１
   当接部２２が弾力的に凹んだ後前記脚部４の先端の円弧
   部８が当接する円弧状の第２当接部２３とを形成した車
   両ドアロック装置におけるゴムストッパー。
2. （２）特許請求の範囲第（１）項において、前記第２当
   接部２３は、その内面に、断面形状が半月状である溝部
   ２５を形成した車両ドアロック装置におけるゴムストッ
   パー。
3. （３）特許請求の範囲第（１）項において、前記第１当
   接部２２は、フルラッチ以前に前記脚部４と当接する構
   成とし、前記第２当接部２３は、フルラッチ直前又はフ
   ルラッチと同時に前記円弧部８と当接する構成とした車
   両ドアロック装置におけるゴムストッパー。