JPH04189539A - 近赤外線吸収プラスチック積層波板 - Google Patents

近赤外線吸収プラスチック積層波板

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JPH04189539A
JPH04189539A JP2324939A JP32493990A JPH04189539A JP H04189539 A JPH04189539 A JP H04189539A JP 2324939 A JP2324939 A JP 2324939A JP 32493990 A JP32493990 A JP 32493990A JP H04189539 A JPH04189539 A JP H04189539A
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acid ester
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、可視光線を比較的よく透過し近赤外線吸収
能(遮鵡性)に優れた新規なプラスチックス積層波板に
関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、近赤外線吸収性の光透過材料としては、米国特許
第3692688号明細書に示されるように六塩化タン
グステン(WCIs)と塩化スズ(SnCl 2・2H
,O)をメタクリル酸メチルンラップ(モノマー)に溶
解して重合して得られる実質的にヘイズのない近赤外線
吸収能に優れた材料が知られている。
しかしながら、上8己W Cl eとS n Cl 2
 ・2 H2Cをメタクリル酸メチルンラップに溶解し
1こ組成物は濃青色に発色し近赤外線をよく吸収する性
質をもっているが、これを鋳型に注入して重合して得ら
れる鋳型板すなわち近赤外線吸収材は退色していると共
に近赤外線を吸収する能力か大幅に減少しており、これ
を紫外線あるいは太陽光に曝露してはじめて再び濃青色
を呈し近赤外線吸収能を発揮し、一方暗所で長期間放置
の間に退色するいわゆるフォトクロミズムを呈するとい
う問題点を有していた。従って、かかる近赤外線吸収材
料は、光学的フィルター、熱線吸収性グレージング、屋
外でのテラス、ベランダ、カーポート、アーケ−ド、ガ
レージ等の風、雨よけおよび採光屋根、採光側壁、天窓
などの工業製品を提供する上で満足できるものではなか
った。
この点に関し、最近上記WC1とS n Cl 2 ”
2HtOの代わりに、WC+、とトリアルキル又はトリ
アリールフォスフェートとの加熱反応物をメタクリル酸
メチルに少量混して作製したメタクリル酸エステル系重
合体からなるメタクリル樹脂板が提案されている(「新
規な近赤外線吸収物質を含有しrこ樹脂材料の開発二高
分子学会北陸支部大会要旨集(福井大学) 1989年
10月)。かかるメタクリルIt脂板は、前記したフォ
トクロミズムを生じない近赤外線吸収特性を有するため
、その実用用途が期待されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 屋外用、屋内用の用途に拘らず、透光板としては、平板
のみならず、波板形状のものが多く使用されており、か
かる波板への前記各材料の応用か期待される。
しかしながら、WCl gとトリアルキル又はトリアリ
ールフォスフェートとの加熱反[F]物を含有するメタ
クリル酸エステル系重合体のみで上記波板を成形した場
合には透明性、耐候性は充分であるが、この重合体自体
の耐衝撃強度が低いため、施工中や使用中にワレ、カケ
等を生じ、実用上に問題がある。
一方、塩化ビニル樹脂は、透明性、耐候性はほぼ満足で
きるが耐熱性が低く単体で使用するとき゛には問題を生
じにくいが、上記加熱反応物を含有又は含有樹脂と組合
わせて使用するときには、例えば屋外での使用中に生じ
る蓄熱や必然的に吸収する熱によって賦形された波形が
くずれ1こり、変形を生じて初期の形状を長期間保持す
ることが困難であるという問題があった。
この点に関し、波板の厚みを大きくすれば上記変形の問
題はある程度解消されるが、かかる肉厚の波板は、その
用途か制限されると共に、コスト高を招くという不都合
がある。
、この発明は、かかる状況下なされたものであり、こと
に変形等を生じ難く、透明で長期間の屋外使用に適した
透光性かつ近赤外線吸収性の波板を提供しようとするも
のである。
(ニ)課題を解決するための手段 かくしてこの発明によれば、六塩化タングステンとトリ
アルキル又はトリアリールフォスフェートとの反応物を
含有するメタクリル酸エステル系重合体フィルムを、ポ
リカーボネート系透明板に積層一体化してなる頃合板が
、波板状に成形されてなる近赤外線吸収プラスチック積
層波板が提供される。
この発明は、前記した近赤外線吸収性メタクリル酸エス
テル系重合体の板状体の代わりに、ポリカーボネート系
透明板を用い、この透明板の一面に上記近赤外線吸収性
メタクリル酸エステル系重合体のフィルムを積層するこ
とにり、前述した問題点が解消された波板が得られる事
実の発見、に基づくものである。
この発明におけるメタクリル酸エステル系重合体の基材
樹脂としては、メタクリル酸メチルやメタクリル酸エチ
ルの単独重合体あるいは、これと他の重合性不飽和単量
体との共重合体か挙げられる。ここで他の重合性不飽和
単量体としては、アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アク
リル酸ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(
メタ)アクリル酸2−エチルヘキンル、エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールン
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(
メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ
)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリ
レート、(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)アクリル
酸ヒドロキンエチル等を具体例として挙げることができ
る。
かかる基材樹脂自体は、粒状の形態あるいは押出機によ
るTダイ法、インフレーション法、カレンダー法等によ
って成形されたシートやフィルムの形態のものを適用す
ることができる。これらの樹脂中には、公知の染料、顔
料、酸化防止剤、安定剤、難燃剤、可塑剤等が含まれて
いてもよい。
この発明のメタクリル酸エステル系重合体は、上記基材
樹脂の単量体に、六塩化タングステンとトリアルキル又
はトリフオスフェートとの反応物を混合した状轡で重合
条件に付すか、−旦得られr=上記基材樹脂に上記反応
物を混合することにより得られる。
上記反応に用いるトリアルキル又:よトリアリールフォ
スフェートとしては、トリメチルフォスフェート、トリ
エチルフォスフェート、トリブチルフォスフェート、ト
リー2−エチルへキノルフオスフェート、トリプトキン
エチルフォスフェート、トリオレイルフォスフェート、
トリフェニルフォスフェート、トリフレノルフォスフェ
ート、トリキシレニルフォスフェート、クレジルジフェ
ニルフォスフェート、キルニルノフェニルフオスフエー
ト、2−エチルへキンルンフェニルフオスフェート等を
具体例として挙げることができる。
上記六塩化タングステンとトリアルキル又はトリアリー
ルフォスフェートとの反応は、通常、適当な有機溶媒中
(例えば、四塩化炭素、テトラヒドロフラン)等でこれ
らを接触さけることにより行われ、70 = 150°
Cの温度下で05〜6時間程度反応させるのか適してい
る。このような反応により、この発明に用いる反応物か
得られる。なお、これらの反応モル比は、前者対後者と
して1.1〜3とするのが適している。
なお、かかる反応混合物を前記単量体に混合した状態で
重合を行う際の重合条件(開始剤、温度、重合方法等)
は、通常のメタクリル酸エステル系重合体の作製条件を
適宜、適用することができる。
また、上記反応混合物を前記基材樹脂に混合する場合に
は、該基材樹脂の溶融温度(成形加工温度)以上、好ま
しくは190〜240℃程度の温度下で加熱混練して行
うのが適している。
この際に混合する上記反応物の量は、最終的に得られる
重合体100!!部に対し、六塩化タングステン90.
05〜9重11部(好ましくは0,05〜6重量部)、
トリアルキル又はトリアリールフォスフェート90.0
5〜9重量部(好ましくは、O,[15〜6重里部)と
するのが適している。かかる範囲内で混合量を調整する
ことにより、意図する可視及び近赤外線の透過率を制御
することかできろ。なお、混合量か少な過ぎると、近赤
外線吸収能か不充分となり、多過ぎると可視光線透過率
か不充分となるため不適当である。
一方、この発明に用いるポリカーボネート系透明板とし
ては、ポリカーボネートあるいはそれを主とする公知の
ものをそのまま用いることかできる。これらの透明板中
には、透光性を阻害しない程度の量の公知の染料、着色
剤、顔料、酸化防止剤、安定剤、難燃剤、可塑剤等が含
まれていてもよい。
この発明のプラスチック積層波板は、上記ポリカーボネ
ート系透明板の少なくとも一面に、前記反応物含有メタ
クリル酸エステル系重合体フィルムを積層し、次いで、
この積層板を波板状に加圧成形(例えば、型押出、フォ
ーミングロール等)、真空成形等に付すことにより得ら
れる。この際の積層は、いわゆるウェットラミネーノヨ
ン、トライラミネーション、エクストルーノヨンラミ不
一ノヨン、ホットプレス等の公知の方法で行うことがで
きる。まに、各樹上層別に複数の押出機を使用して1個
のダイで同時に複合押出しをするコニキストルージョン
法も適用できる。ここでポリカーボネート系透明板の厚
みは、0.2〜10m*とするのが適しており、06〜
5II1.l!とするのか好ましい。一方、前記反応物
倉荷メタクリル酸エステル系重合体フィルムの厚みは、
0.02〜01.■とするのか適しており、0.04〜
0.06.v、vとするのか好ましい。
ポリカーボネート系透明板の厚みか上記範囲から逸脱す
ると、波板の強度が低下したり、経済性に欠けるため好
ましくない。まr二、重合体フィルムの厚みが薄すぎる
と遮光効果が不充分となり、厚すぎると耐衝撃性が低下
するため好ましくない。
一方、波形の成形は、上記積層板に、断面か半円形、角
形、台形、三負形等の連続した凹凸を付与することによ
り行われる。これらの波形形状のピッチは通常、20〜
150ffIIIて、その深さは通常、5〜1oozx
とするのが適している。
なお、上記積層体のメタクリル酸エステル系重合体フィ
ルムの外面には前記反応物を含有しないメタクリル酸エ
ステル系重合体フィルムを更に積層しておくこともでき
、紫外線に対する耐候性を更に向上させるという観点で
一つの好ましい態様である。更にポリカーボネート系透
明板の他面(i*板の外面)に前記反応物未含有のメタ
クリル酸エステル系重合体フィルムを積層(波板の両外
面をアクリル層で被覆)するとポリカーボネート系透明
板の耐候性を増強することができて効果的である。これ
らの厚みは、0.02〜0.1mmが適しており、0.
04〜0.06xxとするのが好ましい。 なお、更に
強度を増加したり、模様を付けるときは、例えば約5r
角の格子状にガラスフィラメントヤーンを!i織したガ
ラス繊推ネットや、ステンレス製金網を上記透明なフィ
ルムとの間にはさみこんで、ラミネートし、成形すれば
よい。これらは難燃性建材として使用できる。
また、この発明のプラスチック積層波板は、複数以上組
合せて用いてもよく、例えば、2枚の積層波板や積層板
をリプにより所定間隔で一体化したもの(中空形状)は
、特に強度や断熱性が要求される複合板として有用であ
り、この発明の一つの好ましい態様である。
この発明の積層波板は、屋根材等の屋外使用に付される
際には、メタクリル酸エステル系重合体フィルム側を太
陽光側として配置するのが適している。
(ホ)作用 この発明の積層波板は、熱安定性の優れたポリカーボネ
ート系透明板と透明性に優れrニメタクリル酸エステル
系重合体フィルムとの組合せにより、長期間、優れた透
明性を維持しつつ波板形状を保持するものであり、とく
に屋外用途に適するものである。
(へ)実施例 合成例1 六塩化タングステン759とトリアルキルフォスフェー
トとしてブチルフォスフェート25gを添加後、80〜
120°Cて0.5〜2時間加熱して反応を行った。塩
化水素ガスが発生し、粘度のある青色の液体:反応物[
A375gか得られた。
合成例2 六塩化タングステン509とトリアルキルフォスフェー
トとしてブチルフォスフェート50gを添加後、80〜
120℃で0.5〜2時間加熱して反応を行った。塩化
水素ガスが発生し、粘度のある青色の液体8反応物[B
]839が得られた。
合成例3 六塩化タングステン25gとトリアルキルフォスフェー
トとしてブチルフォスフェート759を添加後、80〜
120℃で0.5〜2時間加熱して反応を行った。塩化
水素ガスが発生し、粘度のある青色の液体:反応物[C
]709が得られた。
合成例4 六塩化タングステン25yとトリアルキルフォスフェー
トとして2−エチルへキシルフォスフェート759を添
加後、80〜120℃で0.5〜2時間加熱して反応を
行った。塩化水素ガスが発生し、粘度のある青色の液体
1反応物[D]7!Mが得られた。
実施例1 メタクリル樹[1100部に対して反応物[A15部を
添加し、40mmΦ押出成形機によって220℃で混線
後、0.05xx厚のフィルムN]を得た。透明プラス
チックとして使用したポリカーボネート樹脂を40mm
Φ押出成形機によって290℃で混線後、0.75xx
厚にソート化し、押出し直後に[1]を押出しラミネー
トし、0.8mm厚味に積層一体化した。積層に使用し
た冷却ロールの温度は、120℃であった。得られたシ
ートを、ピッチ32mm、谷の深さ9mmに波付機で成
形した。この波板は遮熱率を第1図に示した装置を用い
て測定した。lは60Wの白熱電球、2は測定試料、3
は精密温度計である。その結果は第1表の通りであった
。ここに遮熱率は次式で遮熱率E(%)= Ta  T
A X  100TA  測定温間(°C) T、   ブランク時平衡温度(°C)Tc   試料
取付時の平衡1変(°C)なお可視光域の420 nm
〜820 nmにおいて光線透過率を分光光度計で測定
し合わせて表示した。
比較例1(ブランク) メタクリル樹脂を40mmΦ押出成形機によって220
℃て混練後、0.05mm厚のフィルム[I[]を得f
こ。透明プラスチックとして使用したポリカーボネート
樹脂を40mmΦ押出成形機によって290℃で混練後
、0.75mm厚にノート化し、押出し直後に[IIE
を押出しラミネートし、0.8mm厚味に積層一体化し
た。積層に使用した冷却ロール温度は、120℃であっ
た。得られたシートを、ピッチ32mm、谷の深さ9m
mに波付機で成形しrコ。その結果は第2表の通り光線
透過率は高いが遮熱効果はない。
実施例2 メタクリル樹脂100部に対して反応物二Bk5部を添
加し、40mmΦ押出成形機によって220℃で混練後
、0.05mm厚のフィルム3二を得た。透明プラスチ
ックとして使用したポリカーボネート樹脂40mmΦ押
出成杉機によって290°Cで混練後、0.75mm厚
にノート化し、押出し直後に口IIMを押出しラミネー
トし、0.8mm厚味に積層一体化した。積層に使用し
に冷却ロールの温度は、120°Cであった。得られた
ノートを、ピッチ32mm、谷の深さ9mmに波付機で
成形した。その結果は策1表の通ってあっf二。
比較例2(実施例2との比較) メタクリル樹脂100部に対して反応物[820,05
部を添加し、40mmΦ押出成形機によって220℃で
混練後、0 、05 m m厚のフィルムニ■=1を得
た。透明プラスチックとして使用したポリカーボネート
樹脂40mmΦ押出成形機によって290℃で混練後、
0.75mm厚にノート化し、押出し直後に[VI]を
押出しラミネートし、0 、8 m m厚味に積層一体
化した。積層に使用し1こ冷却ロールの温度は、120
°Cであった。得られたソートを、ピッチ32mm、谷
の深さ9mmに波付機で成形した。その結果は第2表の
通りであり、近赤外線吸収材料を減少させろと、近赤外
線吸収能か殆んどなく遮熱効果は期待できない。
実施例3 メタクリル樹脂100部に対して反応物[015部を添
加し、40mmΦ押出成形機によって220℃で混練後
、0.05mm厚のフィルムロ■コを得rこ。透明プラ
スチックとして使用したポリカーボネート樹tllit
40mmΦ押出成形機によって290℃で混練後、0.
75mm厚にシート化し、押出し直後に[■]を押出し
ラミネートし、0.8mm厚味に積層一体化した。積層
に使用した冷却ロールの温度は、120℃であった。得
られたシートを、ピッチ32mm、谷の深さ9mmに波
付機で成形した。その結果は第1表の通りであった。
実施例4 メタクリル樹脂100部に対して反応物[D]5部を添
加し、40mmΦ押出成形機によって220℃で混練後
、0.05mm厚のフィルムE■1を得に。透明プラス
チックとして使用したポリカーホ不−ト樹脂40mmΦ
押出成形機によって290℃で、混練後、0.75mm
厚にソート化し、押出し直後にCV]を押出しラミネー
トし、0.8mm厚味に積層一体化した。積層に使用し
た冷却クールの温度は、120°Cてあっに。得られた
ノートを、ピッチ32mm、谷の深さ9mmに波付機で
成形した。その結果は第1表の通りでめっrこ。
実施例5 メタクリル樹脂100部に対して反応物口8110部を
添加し、40mmΦ押出成形機によって220℃で混練
後、0.05mm厚のフィルム[■コを得た。透明プラ
スチックとして使用しrこポリカーボネート樹脂40m
mΦ押出成形機によって290℃で混練後、0.75m
m厚にシート化し、押出し直後にCVf’lを押出しラ
ミネートし、0.8mm厚味に積層一体化した。積層に
使用した冷却ロールの温度は、120°Cであった。得
られたシートを、ピッチ32mm、谷の深さ9mmに波
付機で成形した。その結果は第1表の通りであった。
比較例3(実施例5との比較) メタクリル樹脂100部に対して反応物[B=20部を
添加し、40mmΦ押出成形機によって220℃で混練
後、0.05mm厚のフィルムロ■]を得た。透明プラ
スチックとして使用したポリカーボネート樹脂40mm
Φ押出成形機によって290℃で混線後、0.75mm
厚にシート化し、押出し直後に[VI]を押出しラミネ
ートし、0.8mm厚味に積層一体化した。積層に使用
した冷却ロールの温度は、120℃であった。得られた
シートを、ピッチ32mm、谷の深さ9mmに波付機で
成形した。その結果は第2表の通りであり、近赤外線吸
収材料の増加による吸収能の向上は見られなく、かつ光
線透過率が低下する。
実施例6 メタクリル樹脂100部に対して反応物[B110部を
添加し、40mmΦ押出成形機によって220℃で混線
後、0.05mm厚のフィルム[■]を得た。透明プラ
スチックとして使用したポリカーボネート樹脂を40m
mΦ押出成形機によって290℃で混練して0.7mm
厚にシート化し、押出し直後に[VI]を押出しラミネ
ート後、更に市販の0.05mm厚メタクリル樹脂フィ
ルムをライン内で口■コの上に熱接着によりラミネート
し、0.8mm厚味に積層一体化し1コ(三層構造)。
積層に使用した冷却ロールの温度は、120℃であった
得られたシートを、ピッチ32mm、谷の深さ9mmに
波付機で成形しfこ。その結果は第1表の通りであった
実施例7 メタクリル樹脂100部に対して反応物J B E10
部を添加し、40mmΦ押出成形機によって220℃で
混練後、0.05mm厚のフィルム[VI]を得た。透
明プラスチックとして使用したメタクリル樹脂を40m
mΦ押出成形機によって250℃で混練後、0.75m
m厚にシート化し、押出し直後に[VI]を押出しラミ
ネートし、0.8mm厚味に積層一体化した。積層に使
用した冷却ロールの温度は、100℃であった。得られ
たシートを、ピッチ32mm、谷の深さ9mmに波付機
で成形した。その遮熱率等の結果は第1表の通りであっ
たがポリカーボネート樹脂を母材に使用した他の例に比
較して1撃強度か著しく弱いものてあった(10ix中
のドリルで穴あけをしたところ穴の周囲に割れ、カケを
生じたが他の例のものには無かった)。
第1表および第2表より本発明の波板は著しい遮熱効果
(スレート波板ではE=46%でありそれ以上)がある
ことが明らかである。
なお、平衡温度に達した後、熱源を遮熱し放熱により温
度が低下する速度を測定したところ元の温度になるのに
実施例3では105分要したのに対し、比較例1では5
5分で本発明の波板は保温性の点でも優れていることを
示している。
比較例4 実施例1〜4に透明プラスチックとして使用したポリカ
ーボネート樹脂のかわりに、塩化ビニル樹脂を使用した
以外は同条件とした。
塩化ビニル樹脂り配合処方 A配合(鉛処方) 塩化ビニル樹脂  重合度(P) 1000 100 
 PHR鉛系安定剤       3 〃 滑       剤               0
.8  〃B配合(錫処方) 塩化ビニル樹脂  重合度(P)  800 1(IQ
  PHR錫系安定剤       3 〃 滑        剤              0
5  〃上記AおよびB配合をミキサーで100〜12
0℃になるまで撹拌混合してコンパウンドを得た。
これらのコンパウンドを40mmΦ押出成形機によって
150〜180°Cで混練後0.75mmΦ無可塑透明
硬質塩化ビニルシートを押出し、その直後に実施例1〜
4と同様に予め成形した0、05mm厚のメタクリル樹
脂フィルムを押出しラミネートして0.8mm厚味に積
層して一体化した。
以上により8種(A及びB配合×実施例1〜4)の波板
を得た。この波板を実施例1と同様に第1図に示した装
置を用いて測定したが、いずれも吸収した熱のため成形
した波形がくずれて波伸び変形し測定を続行することが
できな(なった。なお、図中、lは60Wの白熱電球、
2は測定試料、3は精密温度計を示す。これは塩化ビニ
ル樹脂、コンパウンドの耐熱性が低い(60〜80°C
)ためで本発明の目的には不適である。
試験例1 前記した実施例1,6.7及び比較例4の積層波板につ
いて、その耐候性及び機械的特性を評価した。これらの
評価は、下記落球衝撃強度試験、耐候性試験、熱変形試
験で行っ1こ。
1、落球衝撃強度試験はJ I S A3702硬質塩
化ビニル波板の試験方法に準する。
2、耐候性試験はアイス−バーUVテスターWタイプ(
大日本プラスチックス株式会社製の超促進耐候試験機)
による250時間後の黄変度。
3、熱変形試験はASTM−D648に準する。
この結果を第3表に示す。
第3表 試験例2 実施例1,6,7.比較例4で得た試験片を南面のカー
ポート屋根に施工して約1ケ年(1989/11〜19
90/ 10千葉県松戸市)屋外暴露試験を実施しfこ
結果、比較例4(母材に塩化ビニル樹脂使用)の波形が
伸びて変形した。実施例7(母材にメタクリル樹脂使用
)の施工時に生じたワレが大きくなった。他の試験片に
は変化が生じなかった。
以上の実施例1〜7、比較例1〜4の結果から明らかな
ように本発明品は遮熱性、耐候性、耐衝撃強度、熱変形
に勝れており屋外で使用した場合に実用上極めて有用な
波板であることか認められた。
(ト)発明の効果 この発明の近赤外線吸収プラスチック積層波板は、フォ
トクロミズム等を生じない優れた光透過性を備えると共
に、長期間に亙って波形形状を安定に保つものである。
従って屋外で使用する場合に成形品の形くずれ等の変形
がなく、一定の品質が要求される光学的フィルター、熱
線吸収性グレージング、屋外でのテラス、ベランダ、カ
ーボート、アーケード、ガレージ等の風、雨よけおよび
採光屋根、採光側壁、天窓などの工業製品を提供する上
て有用である。また、保温効果もあるので暖房された部
屋からの放熱防止にも用いることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例での評価に用いた耐熱試験
装置を示す説明図である。 特開平4−18シ1539 (8)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、六塩化タングステンとトリアルキル又はトリアリー
    ルフォスフェートとの反応物を含有するメタクリル酸エ
    ステル系重合体フィルムを、ポリカーボネート系透明板
    に積層一体化してなる複合板が、波板状に成形されてな
    る近赤外線吸収プラスチック積層波板。 2、上記メタクリル酸エステル系重合体フィルム上に、
    上記反応物未含有メタクリル酸エステル系重合体フィル
    ムが更に積層されてなる請求項1のプラスチック積層波
    板。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1054803C (zh) * 1993-04-30 2000-07-26 大世吕化学工业株式会社 吸收近红外线聚碳酸酯系树脂层压体及其成形体

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JPS5649265A (en) * 1979-09-27 1981-05-02 Asahi Chemical Ind Laminated board
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