JPH10166512A - 自動販売機前面板 - Google Patents

自動販売機前面板

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JPH10166512A
JPH10166512A JP32662296A JP32662296A JPH10166512A JP H10166512 A JPH10166512 A JP H10166512A JP 32662296 A JP32662296 A JP 32662296A JP 32662296 A JP32662296 A JP 32662296A JP H10166512 A JPH10166512 A JP H10166512A
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JP
Japan
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polycarbonate resin
vending machine
ultraviolet absorber
thickness
plate
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Pending
Application number
JP32662296A
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English (en)
Inventor
Masahiro Miyauchi
雅弘 宮内
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性と耐衝撃性に加え優れた難燃性を有
し、長期間使用しても黄変や透失などが発生しない優れ
た耐候性を有する自動販売機前面板を提供する。 【解決手段】 ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線
吸収剤を1〜20重量%配合したポリカーボネート樹脂
からなる厚さ10〜200μmの被覆層を、ポリカーボ
ネート樹脂基板層の片面もしくは両面に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機の前面
板に関し、更に詳しくは透明性、耐衝撃性、耐候性およ
び難燃性に優れたポリカーボネート樹脂製自動販売機前
面板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機設置台数の急速な増加
が見られ、さらに販売商品の展示しやすさからその前面
板はほぼ全体が透明プラスチック化される傾向にある。
このため、自動販売機前面板用の透明樹脂板の需要が急
激に伸びている。この透明な自動販売機前面板には、透
明性、外観の美麗さ、耐候性、成形加工性に優れた一般
アクリル樹脂板が多く用いられていた。ところが、近年
の自動販売機の大型化やデザインの複雑化により透明前
面板の熱成形加工が一般的となり、この熱成形によりコ
ーナー部分の板厚が薄くなり割れやすくなるといった問
題があり、また、設置された自動販売機の前面板がいた
ずらで割られたりするなど、前面板の耐衝撃性向上が求
められていた。
【0003】このため近年では、自動販売機前面板に耐
衝撃性アクリル樹脂板を用いることが多かった。即ち、
耐衝撃性アクリル樹脂板を用いることによって、透明
性、耐衝撃性及び耐候性についてほぼ実用レベルに達し
たものと考えられる。特開平3−30945号公報で
は、更に耐候性を改良するため、耐衝撃性アクリル樹脂
基板部と高耐候性透明熱可塑性樹脂積層部からなる積層
シートなども提案されている。
【0004】ところが最近、自動販売機に火がつけられ
前面板が燃え上がるいういたずらが多発し、前面板の難
燃化の要望が高まりつつある情勢となってきた。そこ
で、前述の耐衝撃性アクリル樹脂板に難燃剤を添加して
難燃化する検討がなされているが、外観が悪くなった
り、耐熱性や剛性、耐候性の低下など問題が多く実用上
満足できるものは未だ得られていない。
【0005】さて、ポリカーボネート樹脂は透明性、耐
衝撃性、耐熱性及び難燃性等の優れた性質から採光ドー
ムやアーケード屋根等の建築資材、防音壁等の道路用資
材、風防、看板、カーブミラー等広く用いられており、
自動販売機前面板としての使用が期待できる。しかしな
がら、特に屋外で用いられる自動販売機の前面板につい
ては、耐候性に優れていることが必須であるが、一般に
ポリカーボネート樹脂の耐候性はアクリル樹脂に比べて
劣り、屋外で紫外線に曝されると黄変や白化・透失が発
生しやすい。そこでポリカーボネート樹脂の耐候性を改
良するための検討が様々になされており、例えば、ポリ
カーボネート樹脂等の基材を紫外線吸収剤を含んだアク
リル樹脂で被覆する方法などが報告されてきた(例え
ば、特公昭47−19119号公報、特開昭55−27
848号公報、特開昭55−59929号公報な
ど。)。また特開平1−165419号公報では、ヒド
ロキシビスベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を配合し
たポリカーボネート樹脂でポリカーボネート基板を被覆
する方法が報告されているが、長期間使用される自動販
売機の前面板としては耐候性が不足していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、透明性と耐
衝撃性に加え、優れた難燃性を有し、かつ、長期間使用
しても黄変や透失などが発生しない優れた耐候性を有す
る自動販売機前面板を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明者らは鋭意検討の結果、特定の紫外線吸収剤
がポリカーボネート樹脂の耐候性に長期間効果があるこ
とを見いだし、この特定の紫外線吸収剤を特定量含むポ
リカーボネート樹脂被覆層をポリカーボネート樹脂基板
層の少なくとも片面に特定厚み設けることによって、前
記課題をすべて解決できることを見いだし本発明を完成
するに至った。
【0008】すなわち本発明は、ポリカーボネート樹脂
からなる基板層と、この基板層の片面もしくは両面に設
けられた、ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収
剤を1〜20重量%配合したポリカーボネート樹脂から
なる厚さ10〜200μmの被覆層とから構成される自
動販売機前面板に関する。以下、本発明を詳細に説明す
る。
【0009】本発明で用いられるポリカーボネート樹脂
は、ビスフェノールAに代表される二価のフェノール系
化合物から誘導される重合体が用いられる。該ポリカー
ボネート樹脂の製造方法については特に限定せず、ホス
ゲン法、エステル交換法、固相重合法などの方法により
製造できる。分子量についても特に限定されないが、押
出成形により所望の厚みのシートを作り、これを熱成形
加工して自動販売機前面板を製造するという観点から、
重量平均分子量で2〜7万のものが好ましく、更に好ま
しくは3〜6万である。また、本発明における基板層と
被覆層のポリカーボネート樹脂は、同じものでも、分子
量が異なるものであってもよい。
【0010】本発明におけるポリカーボネート樹脂に
は、成形加工時の熱分解性や熱着色性を改良するため各
種の熱安定剤や酸化防止剤などを添加することができ
る。また、有機系あるいは無機系の染料やブルーイング
剤を配合して着色することもさしつかえないし、難燃剤
や帯電防止剤を配合することもできる。本発明の自動販
売機前面板は、基板層の片面または両面に被覆層を有す
る。
【0011】本発明における被覆層には、ヒドロキシフ
ェニルトリアジン系紫外線吸収剤が1〜20重量%、好
ましくは2〜15重量%、更に好ましくは2〜10重量
%配合される。該紫外線吸収剤の配合量が1重量%より
少ない場合は耐候性が不足し、逆に20重量%を越えて
配合すると初期着色が大きくなるだけでなく、板表面に
紫外線吸収剤が析出し外観が悪くなり問題である。
【0012】該ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線
吸収剤としては、例えば、2,4−ジフェニル−6−
(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−1,3,
5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒド
ロキシ−4−エトキシフェニル)−1,3,5−トリア
ジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4
−プロポキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、
2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ブト
キシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジ
フェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ
フェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェ
ニル−6−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェ
ニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル
−6−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシフェニ
ル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−
6−(2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシフェニル)
−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−
(2−ヒドロキシ−4−(2−ブトキシエトキシ)フェ
ニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジ−p−ト
ルイル−6−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニ
ル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジ−p−トル
イル−6−(2−ヒドロキシ−4−エトキシフェニル)
−1,3,5−トリアジン、2,4−ジ−p−トルイル
−6−(2−ヒドロキシ−4−プロポキシフェニル)−
1,3,5−トリアジン、2,4−ジ−p−トルイル−
6−(2−ヒドロキシ−4−ブトキシフェニル)−1,
3,5−トリアジン、2,4−ジ−p−トルイル−6−
(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシフェニル)−
1,3,5−トリアジン、2,4−ジ−p−トルイル−
6−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)
−1,3,5−トリアジン、2,4−ジ−p−トルイル
−6−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシフェニ
ル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジ−p−トル
イル−6−(2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシフェ
ニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジ−p−ト
ルイル−6−(2−ヒドロキシ−4−(2−ヘキシルオ
キシエトキシ)フェニル)−1,3,5−トリアジン等
が挙げられる。このうち、特に紫外線吸収効果に優れた
2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ヘキ
シルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジンが更に
好ましい。
【0013】本発明におけるポリカーボネート樹脂被覆
層の厚みは10〜200μmが好ましく、更に好ましく
は20〜100μmである。該被覆層の厚みが10μm
より薄い場合、均一に基板層を被覆することが困難でし
かも耐候性が悪く問題である。また逆に200μmを越
える厚みで被覆すると、被覆層に配合した紫外線吸収剤
によって着色を呈するようになり好ましくない。
【0014】本発明における被覆層を形成するにあたっ
ては、あらかじめポリカーボネート樹脂と前述のヒドロ
キシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤を混合しておく
ことが好ましい。混合方法については特に制限はなく、
ドラムブレンダーやヘンシェルミキサーなどでドライブ
レンドする方法や、混合したあと押出機を通してペレッ
ト化する方法、あるいは、ポリカーボネート樹脂を押出
機を用いて押出ながらヒドロキシフェニルトリアジン系
紫外線吸収剤を定量ポンプにて押出機に注入し押出機内
部で混合する方法などのいずれを用いることも可能であ
る。
【0015】本発明における基板層及び被覆層からなる
自動販売機前面板を製造するための方法については特に
制限はない。例えば、基板層及び被覆層の原料樹脂を同
時に溶融押出してシート化する共押出法や、押出成形さ
れたポリカーボネート樹脂基板層に被覆層の原料樹脂を
Tダイより溶融押出しラミネートする方法、あらかじめ
フイルム状に成形された被覆層をポリカーボネート樹脂
基板層に加熱ロール間で連続的にラミネートする方法、
シート状に成形されたポリカーボネート樹脂基板層とフ
イルム状に形成された被覆層をプレス等で熱圧着する方
法等を用いてまずポリカーボネート樹脂積層板を作製
し、この積層板を機械加工や熱成形加工等によって自動
販売機前面板に加工するのが一般的な製造方法である。
あるいは熱成形加工時に基板層と被覆層を積層して一体
化する方法なども用いられる。
【0016】前記のポリカーボネート樹脂積層板の作製
においては、共押出法が積層後の基板層と被覆層の密着
性がよく、かつ成形ひずみも類似になるなどの点で優れ
ている。本発明における基板層及び被覆層からなる自動
販売機前面板の厚みは、特に制限されないが、1〜5m
mが好ましく、更に好ましくは2〜3mmである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に実施例、比較例を用いて本
発明の効果をさらに具体的に説明する。なお、各実施例
及び比較例で用いた評価、試験方法を下記に示した。 (1)透明性 JIS K7105に基づき、作製した自動販売機前面
板から切り出した5cm角の試験片のヘイズ(曇価)値
を測定した。
【0018】一般に目視で試験片に透明感がある場合、
このヘイズ値は2より小さくなり、逆に透明感を感じな
いときは2以上の値になる。本評価では、試験片のヘイ
ズ値が2未満の場合を透明性◎、つまり透明感があると
し、逆に2以上の場合を透明性×、つまり透明感がない
として評価した。 (2)初期着色 JIS K7105に基づき、作製した自動販売機前面
板から切り出した5cm角の試験片の黄色度を測定し
た。
【0019】一般に黄色度が4を越えると試験片の着色
が目視で明らかにわかる。本評価では、試験片の黄色度
が4未満の場合を初期着色◎、つまり初期着色が小さい
とし、逆に黄色度が4以上の場合を初期着色×、つまり
初期着色が大きいとして評価した。 (3)耐衝撃性 作製した自動販売機前面板に、重さ5kgの鋼球を2m
の高さから落とし、前面板の割れやその他異常の有無を
観察した。
【0020】本評価では、割れやその他異常がない場合
を耐衝撃性◎、つまり耐衝撃性良好とし、割れもしくは
その他異常がわずかでもある場合を耐衝撃性×、つまり
耐衝撃性が劣るとして評価した。 (4)耐候性 作製した自動販売機前面板から切り出した10cm角の
試験片を用い、スガ試験機製のサンシャインウエザーメ
ーターでサンシャインスーパーロングライフカーボンを
使用し、温度63℃一定下、降雨無し2時間と降雨18
分のサイクルを繰り返す条件で試験片を5000時間暴
露した。
【0021】評価としては、暴露前後の黄色度及びヘイ
ズ(曇価)値の変化をJIS K7105に基づいて測
定した。 黄変度=(暴露前の黄色度)−(暴露前の黄色度) 黄変度の値が大きいと初期値に比べて耐候性試験の結
果、黄色味が濃くなった(着色した)ことを意味し、こ
の黄変度が4を超えると着色したことが目視で明らかに
わかる。
【0022】ヘイズ差=(暴露後のヘイズ値)−(暴露
前のヘイズ値) ヘイズ差の値が大きいと初期値に比べて耐候性試験の結
果曇りが大きくなったこと、つまり透明感が失われたこ
とを意味し、このヘイズ差が2を超えると透明感の喪失
が目視で明らかにわかる。本評価では、黄変度が4未満
でかつヘイズ差が2未満の場合を耐候性◎、つまり長期
間使用しても着色も透失もしないとし、黄変度が4以上
もしくはヘイズ差が2以上の場合を耐候性×、つまり長
期間使用することによって着色や透失が発生するとして
評価した。 (5)難燃性 作製した自動販売機前面板から切り出した12.7mm
×127mmの試験片を用い、UL94規格に基づき垂
直燃焼試験を行った。UL94V−2に不合格の判定の
場合は、更に水平燃焼試験を行いUL94HBに合格で
きるか試験した。
【0023】
【実施例1】ポリカーボネート樹脂(帝人化成製、商
標:パンライト)に、2,4−ジフェニル−6−(2−
ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシフェニル)−1,3,
5−トリアジンからなるヒドロキシフェニルトリアジン
系紫外線吸収剤3重量%を混合し、ベント付き30mm
二軸押出機内で押出温度280℃で溶融混練してペレッ
ト状に押出すことにより、被覆層ポリカーボネート樹脂
ペレットを得た。
【0024】このようにして得られた被覆層ポリカーボ
ネート樹脂ペレットを、直径50mm、L/D=32の
押出機(東芝機械製)を用い、また同時に基板層用ポリ
カーボネート樹脂(帝人化成製、商標:パンライト)
を、直径100mm、L/D=32の押出機(東芝機械
製)を用い、共押出によって基板層ポリカーボネート樹
脂の両面に、ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸
収剤が配合された被覆層ポリカーボネート樹脂が被覆さ
れたポリカーボネート積層板を得た。
【0025】共押出ダイはフィードブロック方式を用
い、ダイ設定温度は270℃、押出機シリンダー温度は
いずれも290℃で実施した。被覆層の厚みは片面30
μmずつになるように、両押出機の吐出量とダイの流量
調整ボルトを調整することによって調整を行った。ま
た、ダイから吐出された積層溶融樹脂は120℃に温調
された艶付けロールによって板厚3mmに調整され、外
観上良好なポリカーボネート積層板が得られた。
【0026】このようにして得られたポリカーボネート
積層板を用い、400℃のヒーターで10秒間加熱した
あと金型を突き上げる加熱成形加工を行うことによって
外観良好な自動販売機前面板を作製した。得られたポリ
カーボネート樹脂製自動販売機前面板を前述の評価方法
に従って評価した。結果を表1に示す。
【0027】
【実施例2〜5】被覆層に配合するヒドロキシフェニル
トリアジン系紫外線吸収剤の量や、被覆層の厚みを表1
に示す通りに変更した以外は実施例1と同様に行った。
評価結果を表1に示す。
【0028】
【比較例1〜4】被覆層に配合するヒドロキシフェニル
トリアジン系紫外線吸収剤の量や、被覆層の厚みを表1
に示す通りに変更した以外は実施例1と同様に行った。
評価結果を表1に示す。
【0029】
【比較例5、6】ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外
線吸収剤を、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6
−ベンゾトリアゾリルフェノール)からなるヒドロキシ
ビスベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤に変更し、その
配合量を表1に示す通りに変更した以外は実施例1と同
様に行った。評価結果を表1に示す。
【0030】
【比較例7】現在自動販売機前面板に使用されている耐
衝撃性アクリル樹脂板(旭化成製、商標:デラグラスS
R)を用い、320℃のヒーターで10秒間加熱したあ
と金型を突き上げる加熱成形加工を行うことによって外
観良好な自動販売機前面板を作製した。
【0031】得られた被覆層のない耐衝撃性アクリル樹
脂製自動販売機前面板を前述の評価方法に従って評価し
た。結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明によって、透明性と耐衝撃性に加
え優れた難燃性を有し、かつ、長期間使用しても黄変や
透失など発生しない優れた耐候性を有する自動販売機前
面板を提供することができる。さらに、自動販売機前面
板の類似の用途である看板や屋外使用のディスプレーあ
るいはバイザーやフィニッシャー等の車輌外装品などへ
の応用展開が期待できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリカーボネート樹脂からなる基板層
    と、この基板層の片面もしくは両面に設けられた、ヒド
    ロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤を1〜20重
    量%配合したポリカーボネート樹脂からなる厚さ10〜
    200μmの被覆層とから構成される自動販売機前面
    板。
JP32662296A 1996-12-06 1996-12-06 自動販売機前面板 Pending JPH10166512A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005512856A (ja) * 2001-12-10 2005-05-12 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト Ir反射性の透明な多層プラスチックラミネート
WO2010130348A1 (de) * 2009-05-12 2010-11-18 Bayer Materialscience Ag Langzeit uv-stabile kälte schlagzähe coextrusionsfolien

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