JPH0418882Y2 - - Google Patents

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JPH0418882Y2
JPH0418882Y2 JP1983072010U JP7201083U JPH0418882Y2 JP H0418882 Y2 JPH0418882 Y2 JP H0418882Y2 JP 1983072010 U JP1983072010 U JP 1983072010U JP 7201083 U JP7201083 U JP 7201083U JP H0418882 Y2 JPH0418882 Y2 JP H0418882Y2
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expansion
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は家具等の脚部に形成したキヤスタ取
付穴にキヤスタのピボツト軸を挿嵌して、キヤス
タを固定するようにした固定装置に関し、特に、
キヤスタのピボツト軸に拡開固定具を挿嵌し、ピ
ボツト軸の先端部に螺合したナツトを締付けるこ
とによつて、ピボツト軸の先端側と基端側の二個
所で拡開固定具を拡開させ、拡開固定具を取付穴
の内面に圧接させてピボツト軸の取付穴からの抜
け出しを防止するようにしたキヤスタの固定装置
に関する。
従来この種の固定装置として、第5図Aに示
す、ピボツト軸51に挿嵌した拡開筒52と、周
面を上細り傾斜面に形成したワツシヤ53及び周
面を下細り傾斜面に形成したナツト54とで拡開
固定具を構成したもの(実公昭37−14242号公報)
や第5図Bに示す、ピボツト軸51の基端部周面
55を上細りテーパー状に形成するとともに、ナ
ツト周面56を下細りテーパー状に形成し、ピボ
ツト軸51に挿嵌した拡開筒52を両テーパー面
間に装着させたもの(実開昭55−50854号公報)
が知られている。
しかし、これらのものでは、拡開筒52の上下
端部にスリツト溝57で刻設して拡開筒52の変
形を容易にしていることから、ピボツト軸51を
回転させてナツト54を締込む際、早い時期から
拡開筒52が取付穴58の内面に接当して、拡開
筒52の下方への押し付けが円滑に行なえなくな
り、下側での拡開変形を十分に行なうことができ
ず、上側だけでの支持となるため固定支持力が弱
いという問題があつた。
そこで、本出願人は先に、拡開固定具を上下両
端部を先細りテーパー状に形成した中間筒と、中
間筒にテーパー嵌合する上下各駒とで形成し、上
駒にナツトを回り止め状に固定するとともに、上
下各駒に一部が連結薄片で連結している拡開用の
スリツトを刻設したものを提案した(実願昭58−
13403号)。
しかし、この場合には上下各駒と中間筒とが単
にテーパー嵌合しているだけであることから、円
形の取付穴に装着した際にその回り止めを下駒だ
けしか行なえず、中間筒と下駒間又は中間筒と上
駒間が相対回転してしまい、上駒がピボツト軸と
共回りしてしまうという問題があることが判明し
た。
また、これら先考案例を含む従来のものでは、
拡開筒の全周面を取付穴の内周面に接当させなけ
ればならないことから、拡開筒を丸や角の取付穴
形状に合わせて用意しておかなければならず、メ
ーカーも販売者もその在庫管理が面倒になるとい
う問題があつた。
本考案は上記の問題点を解消して、上・下各駒
と中間筒の各部材を相対回転させることなく、ピ
ボツト軸の上下両部で確かりと固定できるうえ、
一つの拡開固定具を丸穴状取付穴にでも角穴状取
付穴にでも使用できるようにするために、中心部
にピボツト軸挿通孔を透設した四角柱状の上駒と
中間筒及び中心部にピボツト軸挿通孔を透設した
四角柱状の下駒で拡開固定具を構成し、中間筒の
上下両端部での外周面をそれぞれ先細りテーパー
面に形成するともに、中間筒の少なくとも上下両
端部における外周面に突条を軸心に沿わせて突設
し、上駒の上面にナツトの回り止め固定部を形成
し、上駒及び下駒のピボツト軸挿通孔をそれぞれ
中間筒のテーパー状端部と嵌まり合うテーパー面
に形成し、上駒及び下駒の少なくとも一側面を中
間突出部を残した状態でピボツト軸挿通孔に向け
て凹陥形成するとともに残る側面の中央寄り部分
をピボツト軸挿通孔に向けて凹陥形成して上下各
駒の四隅に圧接部を形成し、この圧接部の頂角部
を同一の曲率を有する曲面に形成し、中間突出部
に中間筒の突条を受け入れる嵌合溝を軸心に沿わ
せて形成し、この嵌合溝の外側壁を構成する中間
突出部の肉壁に連結片部を残す状態で拡開用スリ
ツトを刻設したことを特徴としている。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図はキヤスタの全体斜視図、第2図は丸穴
状取付穴に装着した状態での第1図−線断面
図、第3図は第2図−線断面図であり、キヤ
スタCは車輪1を枢支する二又枢支枠2をピボツ
ト軸3に転回自在に支持させ、ピボツト軸3を上
方に延出させ、ピボツト軸3を家具等の脚部4に
形成した取付穴5内に挿入し、ピボツト軸3に挿
嵌した合成樹脂製の拡開固定具6を介して固定す
るようにしたものである。
ピボツト軸3は基端寄り部にスパナ等の工具を
受け止める工具受面7を形成するとともに、先端
寄り部に雄ネジ8が刻設してある。ピボツト軸3
に挿嵌する合成樹脂製の拡開固定具6は、上面に
ピボツト軸3の雄ネジ8に螺合するナツト9の回
り止め係合突起10を突設した四角柱状の上駒1
1と上下両端部12,13を先細りテーパーに形
成した中間筒14及び四角柱状の下駒15から構
成されている。この上駒11及び下駒15の前後
各側面の中央部を内側に凹陥させるとともに左右
各側面の中間部に中間突出部23を残す状態に二
個所で内側に凹陥させて四隅に圧接部30を形成
し、この圧接部30の頂角部分を同じ曲率で隅き
りした形状になつており、上駒11に透設したピ
ボツト軸挿通孔16の下部と、下駒15に透設し
たピボツト軸挿通孔17の上部とにそれぞれ中間
筒14のテーパー状端部12,13と嵌まり合う
テーパー面18,19が形成してある。
中間部14の外周面における対称位置に突条2
0が軸心方向の全長に亘つて突設してあり、この
突条20と嵌まり合う嵌合溝21,22が上駒1
1と下駒15のピボツト軸挿通孔16,17から
左右側壁に向つて、左右側壁の中間突出部23に
形成してあり、この嵌合溝21,22の各外側壁
24,25に連結片部26を残す状態で拡開用ス
リツト27が刻設してある。
図中符号28はピボツト軸3の基部側に挿嵌さ
れた座板、29は座板28の内面に突設した下駒
15の回り止め突起である。
次に、上記構成からなる固定装置の作用を説明
する。
ピボツト軸3に座板28、下駒15、中間筒1
4を順に挿嵌し、ナツト回り止め係合突起10に
ナツト9を嵌着した状態で上駒11をピボツト軸
3に挿嵌し、中間筒14の突条20と上下各駒1
1,15の各嵌合溝21,22の嵌まり合いによ
り下駒15、中間筒14、上駒11を一体化して
拡開固定具6とし、ピボツト軸3と拡開固定具6
とを相対回転させてピボツト軸3の雄ネジ8にナ
ツト9を螺合させ、一体化した拡開固定具6全体
を取付穴5に挿入する。しかるのち、ピボツト軸
3の工具受面7に工具を作用させてピボツト軸3
を回転させる。このとき、下駒15の側面が座板
28に突設した回り止め突起29で受止められる
ことから、拡開固定具6と一体化しているナツト
9とピボツト軸3とが相対回転して螺進し、上駒
11に下向きの力を与え、中間筒14を下方に押
し付ける。
これにより、中間筒14のテーパー状端部1
2,13が上・下各駒11,15のテーパー面1
8,19に押し込まれ、上・下各駒11,15を
スリツト27で拡開させようとするが、各スリツ
ト27はそ連結片部26で連結されているから、
連結片部26が破断するまでは上駒11も下駒1
5も初期の形状を保持して、ナツト9の螺進によ
る下向きの力を中間筒14を介して下駒15に十
分に伝達することができる。
そして、連結片部26が破断した段階で上・下
各駒11,15のスリツト27が拡開し、各駒1
1,15の圧接部30での頂角部分に位置する曲
面部分が取付穴5の内面に圧接されて、キヤスタ
Cを取付穴5に固定する。
なお、上記実施例において、ナツトの回り止め
を上駒の上面に突設した係合突起で形成したが、
上駒の上面にナツト嵌合穴を凹設し、このナツト
嵌合穴の側壁部分ナツトの側面を受け止めるよう
にしてもよい。
この拡開固定具6を用いてキヤスタを角穴状取
付穴に装着した場合には第4図に示すように、
上・下各駒11,15の圧接部30での側面が角
穴状取付穴の内面に接当して、拡開固定具6の共
回りを防止する。
以上実施例で詳述したように、本考案は、中心
部にピボツト軸挿通孔を透設した四角柱状の上駒
と中間筒及び中心部にピボツト軸挿通孔を透設し
た四角柱状の下駒で拡開固定具を構成し、中間筒
の上下両端部での外周面をそれぞれ先細りテーパ
ー面に形成するともに、中間筒の少なくとも上下
両端部における外周面に突条を軸心に沿わせて突
設し、上駒の上面にナツトの回り止め固定部を形
成し、上駒及び下駒のピボツト軸挿通孔をそれぞ
れ中間筒のテーパー状端部と嵌まり合うテーパー
面に形成し、上駒及び下駒の少なくとも一側面を
中間突出部を残した状態でピボツト軸挿通孔に向
けて凹陥形成するとともに残る側面の中央寄り部
分をピボツト軸挿通孔に向けて凹陥形成して上下
各駒の四隅に圧接部を形成し、この圧接部の頂角
部を同一の曲率を有する曲面に形成し、中間突出
部に中間筒の突条を受け入れる嵌合溝を軸心に沿
わせて形成し、この嵌合溝の外側壁を構成する中
間突出部の肉壁に連結片部を残す状態で拡開用ス
リツトを刻設しているので、連結片部が破断する
までの間は締付力が上・下駒内に蓄力されて、上
駒も下駒も拡開変形することがなく、ナツトによ
る締付力を下駒に十分伝達することができ、連結
片の破断によつてピボツト軸の上部と下部とで確
かりと固定することができる。
また、連結片部の破断によつて蓄圧されていた
力で拡開固定具が拡開するので、拡開固定具の取
付穴内面への接当力が均一化し、作業者による接
当力のバラつきをなくすことができる。
さらに、スリツト部分を連結片で連結している
ので、上駒及び下駒を成型した際に収縮変形が少
なく、精度の高い製品を形成することができるう
え、キヤスタ取付穴の内面に接当する上駒及び下
駒を四隅に圧接部を有する形状に形成しているこ
とから、丸穴に装着する際には、圧接部の頂角対
応部分が、また、各穴に装着する際には圧接部の
側壁部分が取付穴の内面に圧接して固定すること
になるから、一種類の拡開固定具を角穴状取付穴
にでも、丸穴状取付穴にでも使用できるから、メ
ーカーや販売者における在庫管理を楽に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例を示し、第
1図はキヤスタの斜視図、第2図は第1図−
線断面図、第3図は第2図−線断面図、第4
図は上駒の平面図、第5図A,Bはそれぞれ従来
例を示す縦断面図である。 3……ピボツト軸、5……取付穴、6……拡開
固定具、9……ナツト、11……上駒、12,1
3……中間筒の上下端部、14……中間筒、15
……下駒、16,17……ピボツト軸挿通孔、1
8,19……テーパー面、20……突条、21,
22……嵌合溝、24,25……21,22の外
側壁、26……連結片部、27……拡開用スリツ
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 キヤスタCのピボツト軸3に拡開固定具6を挿
    嵌し、ピボツト軸3の先端部に螺合したナツト9
    の締付により合成樹脂製の拡開固定具6を拡開さ
    せて取付穴5の内面に拡開固定具6を圧接するキ
    ヤスタの取付穴への固定装置において、 中心部にピボツト軸挿通孔16を透設した四角
    柱状の上駒11と中間筒14及び中心部にピボツ
    ト軸挿通孔17を透設した四角柱状の下駒15で
    拡開固定具6を構成し、 中間筒14の上下両端部12,13での外周面
    をそれぞれ先細りテーパー面に形成するととも
    に、中間筒14の少なくとも上下両端部12,1
    3における外周面に突条20を軸心に沿わせて突
    設し、 上駒11の上面にナツト9の回り止め固定部を
    形成し、上駒11及び下駒15のピボツト軸挿通
    孔16,17をそれぞれ中間筒14のテーパー状
    端部12,13と嵌まり合うテーパー面18,1
    9に形成し、 上駒11及び下駒15の少なくとも一側面を中
    間突出部23を残した状態でピボツト軸挿通孔1
    6,17に向けて凹陥形成するとともに残る側面
    の中央寄り部分をピボツト軸挿通孔16,17に
    向けて凹陥形成して上下各駒11,15の四隅に
    圧接部30を形成し、 この圧接部30の頂角部を同一の曲率を有する
    曲面に形成し、中間突出部23に中間筒14の突
    条20を受け入れる嵌合溝21,22を軸心に沿
    わせて形成し、 この嵌合溝21,22の外側壁を構成する中間
    突出部23の肉壁に連結片部26を残す状態で拡
    開用スリツト27を刻設したことを特徴とするキ
    ヤスタの取付穴への固定装置。
JP7201083U 1983-05-13 1983-05-13 キヤスタの取付穴への固定装置 Granted JPS59176202U (ja)

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JPS59176202U JPS59176202U (ja) 1984-11-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0617601Y2 (ja) * 1985-04-02 1994-05-11 岩谷産業株式会社 キャスタの取付穴への固定装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583684U (ja) * 1981-06-29 1983-01-11 松下電器産業株式会社 マイクロホン保持装置

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JPS583684U (ja) * 1981-06-29 1983-01-11 松下電器産業株式会社 マイクロホン保持装置

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