JPH0418869Y2 - - Google Patents

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JPH0418869Y2
JPH0418869Y2 JP1985077105U JP7710585U JPH0418869Y2 JP H0418869 Y2 JPH0418869 Y2 JP H0418869Y2 JP 1985077105 U JP1985077105 U JP 1985077105U JP 7710585 U JP7710585 U JP 7710585U JP H0418869 Y2 JPH0418869 Y2 JP H0418869Y2
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JP
Japan
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magnetic
recording
magnetic film
film
area
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JP1985077105U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は磁気基板上に磁気記録再生用の磁性
膜を設けた磁気カードに関し、特に磁性膜の上か
ら低保磁力の軟磁性材料による保護膜で覆つた磁
気カードの改良に関する。
[従来の技術] 従来の磁気カードは、プラスチツク等の非磁性
基板上の特定領域に、帯状の磁性膜を形成してこ
れを磁気記録再生用の記録領域として用いるもの
が一般的である。そして、帯状の磁性膜、すなわ
ち記録領域が非磁性基板上のどの領域にあるのか
は、例えば色分けによつて容易に見分けがつくよ
うにされている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような磁気カードは、記録
領域への情報記録形態に特別な工夫を施さないと
容易に偽造されるおそれがある。すなわち、この
種の磁気カードを偽造しようとする場合、まず記
録領域が非磁性基板上のどの領域にあるのかを知
ることが必要であり、これがわかれば記録領域に
記録された情報を解読することで偽造が可能とな
るからである。
このような観点から、磁気カードの偽造を防止
するには、情報記録形態に特別な工夫を施すこと
が必要であることは言うまでも無いが、これに加
えて記録領域が非磁性基板上のどの領域にあるの
かをわからないようにすることも2重の偽造防止
という点で有効であると思われる。そこで、2重
の偽造防止の第1段階として、記録領域が非磁性
基板上のどの領域にあるのかをわからないように
するには、記録領域を不透明な材料で覆つてしま
えば良い。
しかしながら、このようにしたとしても、記録
領域に何等かの情報が記録された磁気カードであ
れば、例えば読取りヘツド等で何等かの再生信号
の得られる領域を探すことで記録領域がどこにあ
るのかを知ることは出来ると思われる。従つて、
情報記録形態は別として、非磁性基板上の特定領
域に記録領域、すなわち磁性膜が形成された磁気
カードそのものの偽造は簡単に行われてしまう。
これに対し本考案は、記録領域を外からは見え
ないようにしたうえで仮に記録領域がどこにある
のかを知ることが出来たとしても、磁性膜がどの
様な構造で形成されているのかわからないように
して、磁気カードそのものの偽造が容易には出来
ないように構造的に改良した磁気カードを提供し
ようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案による磁気カードは、磁気カード基板上
全域に磁性膜を形成すると共に、該磁性膜を基板
全長にわたる帯状の特定領域のみ厚くして磁気記
録再生用の記録領域とし、該磁性膜上には低保磁
力の軟磁性材料よりなる不透明保護膜を設けたこ
とを特徴とする。
[作用] このような構造とすることにより、特定領域に
対して磁気記録がなされていない状態では、磁気
カード全域に磁性膜があつてしかもその特定領域
のみが厚くされていることを知ることは困難であ
る。また、特定領域に対して磁気記録がなされた
状態では、その特定領域を知ることが出来たとし
ても、特定領域以外の領域については磁気記録が
なされていないので、特定領域よりも薄い磁性膜
があることまでを知ることは困難である。加え
て、不透明保護膜は、単に磁性膜の厚い特定領
域、薄い領域を見えなくするだけでなく、低保磁
力の軟磁性材料よりなることから、特定領域への
記録、再生に対して磁気的に作用する。すなわ
ち、ある記録電流で特定領域に記録を行つた場
合、磁性膜を単なる樹脂性の不透明保護膜で覆つ
たものとは異なる再生出力が得られる。このこと
も磁気カードの構造そのものの偽造を防止するう
えで効果的である。
[実施例] 以下に、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
第1図a,bは本考案による磁気カードの構造
を示す。1はプラスチツク等の非磁性基板、2は
磁性膜で非磁性基板1上全域に形成され、特に長
さ方向に帯状に膜厚の大きい領域が形成されて記
録トラツク3として使用される。磁性膜2の厚さ
は、周知の如く数〜数十ミクロンで、記録トラツ
ク3はその倍程度の厚さで十分であり、このよう
な差は肉眼ではほとんど識別出来ない。4は低保
磁力の軟磁性材料よりなる不透明な保護層であ
る。
第2図a,bは、本考案による磁気カードに記
録を行つた時の出力特性を示す。第2図aは、記
録・再生装置を使用して保護層4の上から記録ト
ラツク3に記録ヘツドを当てて記録を行い、読取
りヘツドで再生した時に記録電流に対してどの程
度の出力電圧が得られるかを測定した特性を示
す。
第2図bは、記録トラツク3に対する記録と比
較するために、記録トラツク3以外の磁性膜2の
任意の領域を選んで、保護層4の上からこの領域
に上記と同様、記録・再生装置の記録ヘツドを当
てて上記記録トラツク3に対する記録電流と同じ
記録電流で試験的に記録を行い、これを読取りヘ
ツドで再生した時にどの程度の出力電圧が得られ
るかを測定した特性を示す。
第2図a,bから明らかなように、記録トラツ
ク3から得られる出力特性と磁性膜2から得られ
る出力特性との間には明確な差異がある。これ
は、記録トラツク3と磁性膜2との間に上記した
ような厚さの差があり、記録及び読取りヘツドか
ら記録トラツク3、磁性膜2までの距離が異なる
ことに加えて、記録トラツク3を覆つている低保
磁力の軟磁性材料による保護層4の厚さと磁性膜
2を覆つている保護層4の厚さとが異なることに
よるものである。
このことから、本磁気カードに対して記録・再
生を行う専用の記録・再生装置側では、記録トラ
ツク3に対してどの程度の記録電流で記録を行
い、その場合にどの程度の再生出力が得られるか
が明らかであるので、再生出力にある範囲を設定
してそれ以外の再生出力を生ずる磁気カードに対
しては偽造と判定させることが出来る。
これに加えて、専用の記録・再生装置側に、記
録トラツク3以外の領域に対して磁性膜2の有無
を検知する磁性膜検知手段を設けることで磁気カ
ードが偽造であるかどうかの識別を行うことが出
来る。この磁性膜検知手段としては、例えば専用
の記録・再生装置側に記録トラツク3用の記録・
読取りヘツドとは別に、磁気カードの挿入口寄り
に記録ヘツドを設け、これから磁気カードの移動
方向に関して少し離れた奥の位置には読取りヘツ
ドを設けて、挿入されてきた磁気カードの磁性膜
2に特定情報の記録を行うと共に、これを読取り
ヘツドで再生するようにして第2図bに示される
ような出力特性で特定情報が得られた時に本物で
あると判定させることが出来る。勿論、この場
合、特定情報は磁気カードの排出時に消去ヘツド
で消去する必要がある。
上記のようにすることで偽造防止が可能となる
理由を以下に説明する。
本例の如き磁気カードは、外見だけではどこに
記録トラツク3があるかを簡単に知ることは出来
ない。また、記録トラツク3に記録がなされてい
ない状態では、読取りヘツド等を用いたとしても
どこに記録トラツク3があるのかを知ることは出
来ないし、記録トラツク3が厚い磁性膜で、それ
以外の領域に記録トラツク3より薄い磁性膜が形
成されていることを知ることも出来ない。一方、
記録トラツク3に記録が行われている磁気カード
であれば、読取りヘツド等を用いて記録トラツク
3が形成されている領域を知ることは出来ても、
記録トラツク3が他の領域に比べて厚い磁性膜で
構成されていることを知ることは出来ない。
このような知見に基づいて作られるカードは、
従来の磁気カードと同様の非磁性基板上の特定領
域のみに記録トラツクを有するものにとどまる。
そして、仮に記録トラツク3に記録されている情
報をも読みとつてこれを特定領域に書き込むこと
が出来たとしても、上記した如き磁性膜検知手段
を有する記録・再生装置であれば、特定領域以外
の領域に磁性膜を持たない磁性カードは偽造と判
定する。
更に言えば、本考案による磁気カードは、長手
方向の両端をも保護層4で覆つてしまえば、記録
トラツク3と磁性膜2の厚さが異なることを知る
ことは困難であるし、これらを覆つている保護層
4が低保磁力の軟磁性材料よりなることを知るこ
とも困難である。従つて、非磁性基板上の全域に
均一の厚さの磁性膜を形成したものを作り、その
特定領域に記録情報を書き込むことが出来たとし
ても、このような偽造の磁気カードに本考案の如
く低保磁力の軟磁性材料よりなる保護層との組み
合わせで得られる再生出力を設定することは難し
い。
以上の説明で明らかなように本考案による磁気
カードは、上記した如き磁性膜検知手段を備えた
専用の記録・再生装置との組み合わせで偽造防止
効果を発揮する。
本考案は磁気カードの構造そのものに特徴を有
するものであつて記録トラツク3に何も記録され
ていない状態での偽造防止、いわば第1段階の偽
造防止機能を発揮するものである。勿論、記録ト
ラツク3に情報が記録された状態であつても、上
記した如き磁性膜検知手段を備えた専用の記録・
再生装置との組み合わせで偽造防止が可能とな
る。なお、本考案の如き磁気カードの構造に更に
周知の情報記録形態による偽造防止手段を組み合
わせることで偽造防止効果が更に高められること
は言うまでも無い。
[考案の効果] 以上説明してきたように本考案によれば、非磁
性基板上の全域に磁性膜を形成すると共に、その
特定領域を厚くし、更にこれらを低保磁力の軟磁
性材料よりなる不透明保護層で覆うようにしたこ
とにより、これを専用の記録・再生装置と組み合
わせることで、偽造防止効果の高い磁気カードを
提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の一実施例の平面図、断
面図、第2図a,bは第1図に示された磁気カー
ドの記録トラツクに対する記録電流とその結果得
られる出力電圧との関係(図a)、記録トラツク
以外の領域に対する記録電流とその結果得られる
出力電圧との関係(図b)を示した図。 1は非磁性基板、2は磁性膜、3は記録トラツ
ク、4は保護層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気カード基板上全域に磁性膜を形成すると共
    に、該磁性膜を基板全長にわたる帯状の特定領域
    のみ厚くして磁気記録再生用の記録領域とし、該
    磁性膜上には低保磁力の軟磁性材料よりなる不透
    明保護膜を設けたことを特徴とする磁気カード。
JP1985077105U 1985-05-25 1985-05-25 Expired JPH0418869Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985077105U JPH0418869Y2 (ja) 1985-05-25 1985-05-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985077105U JPH0418869Y2 (ja) 1985-05-25 1985-05-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS621981U JPS621981U (ja) 1987-01-08
JPH0418869Y2 true JPH0418869Y2 (ja) 1992-04-27

Family

ID=30619864

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JP1985077105U Expired JPH0418869Y2 (ja) 1985-05-25 1985-05-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5891531A (ja) * 1981-11-26 1983-05-31 Dainippon Printing Co Ltd 磁気ストライプ付証書

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56149670U (ja) * 1980-04-10 1981-11-10

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5891531A (ja) * 1981-11-26 1983-05-31 Dainippon Printing Co Ltd 磁気ストライプ付証書

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JPS621981U (ja) 1987-01-08

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