JPH04187868A - 点火コイル一体型配電器 - Google Patents

点火コイル一体型配電器

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JPH04187868A
JPH04187868A JP31509790A JP31509790A JPH04187868A JP H04187868 A JPH04187868 A JP H04187868A JP 31509790 A JP31509790 A JP 31509790A JP 31509790 A JP31509790 A JP 31509790A JP H04187868 A JPH04187868 A JP H04187868A
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JP
Japan
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coil
pole piece
winding
ignition
rounded
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Application number
JP31509790A
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English (en)
Inventor
Makoto Kizawa
鬼澤 真
Makoto Koizumi
真 小泉
Hiromitsu Nagae
長江 弘充
Ryoichi Koshida
越田 良一
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、点火コイル一体型配電器に関し、特に内燃機
関に適用され小スペースで配設することができ、ピック
アップコイルに対する点火コイルからの漏洩磁束の影響
を有効に低減することができる点火コイル一体型配電器
に関する。
〔従来の技術〕
第22図乃至第25図に基づき自動車に用いられる一般
的点火装置を説明する。101は内燃機関の回転に比例
して回転するシャフト102に取り付けられたリラクタ
である。リラクタ101は内燃機関のシリンダ数と同数
以上の突起を有し、永久磁石103と結合されたステー
タ104に近接して配設されている。リラクタ101と
ステータ104と永久磁石103は閉じた磁気回路を形
成する。リラクタ101の回転に伴うリラクタ101と
ステータ104の間のギャップ間隔の変化により前記磁
気回路の磁気抵抗が変化し、磁気回路中の磁束密度が変
化する。
ピックアップコイル105にはこのコイルに鎖交する磁
束の変化によって第23図の(A)に示されるような波
形をした点火制御信号106が発生する。107は点火
信号増幅器で、この点火信号増幅器107は前記点火制
御電圧106を久方し、第23図(A)に示す点火しき
い電圧108を用いて点火コイル109へ供給する電流
を制御する。具体的には、第23図(A)、(B)に示
すように点火制御電圧106が点火しきい電圧108よ
りも高い時には点火コイル109の1次側へ点火電流1
10を通電し、点火制御電圧106が点火しきい電圧1
08よりも低くなると前記点火電流110を遮断する6
点火コイル109の1次側への点火電流が遮断されると
、点火コイルコア中の磁束が大きく変化し、2次側に高
電圧が誘起される0点火コイル109の2次側に発生し
た高電圧は、配電部111を介して内燃機関の各シリン
ダの点火プラグ112a〜112dに分配され、点火が
行われる。なお、リラクタ101の回転シャフトと配電
部111の回転部材のシャフトとは破線102aで示す
ように連動している。
第24図に示すように、点火コイルコアにはギャップ1
13aが形成されている。このギャップ113aは、磁
気回路の磁気抵抗を増加させ、昇圧動作中に磁気回路中
の透磁率のヒステリシス特性を低減し且つ高い透磁率を
保持するために必要なものである。ところが、第24図
に示すようにこの点火コイルコア113のギャップ11
38などは不整漏洩磁束114を非常に放射しやすい箇
所である。従って、小スペースに配設するという観点か
らコンパクトになるよう点火コイル113とピックアッ
プコイル部が一体化された配電器では、点火コイル11
3から出た不整漏洩磁束114がピックアップコイル1
05に鎖交する。その結果、第25図(A)、(B)に
示すように点火制御電圧106と不整漏洩磁束による電
磁ノイズ115が重なることになり、点火制御電圧10
6の波形を狂わせ、点火の誤動作を引き起こすことにな
る。
そこで従来の点火コイル一体型配電器では、不整漏洩磁
束に起因する点火の誤動作を防止するため、−船釣に点
火コイルを磁気シールド板で覆うようにしていた。°従
来のその他の磁気シールドによる防止手段としては、ピ
ックアップコイルの周囲を覆うように磁気シールド板を
配置したり(特開昭59−65571号公報)、点火コ
イルの側  □面に磁性体リングを設置する(特開昭6
:3−20.5464号公報)という手段が提案されて
いた。
またその他の防止手段としては、ピンクアップコイルの
形状や位置を工夫し電磁ノイズ信号を相殺する(特公昭
61−30150号公報)という手段が提案されていた
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前述した従来の点火コイル一体型配電器での点
火コイル等の漏洩磁束の影響の防止のための構成によれ
ば次のような課題が提起される。
磁気シールド板がピックアップコイルの周囲を覆うよう
に形成された従来例では、磁気シールドされた空間の中
に、磁気シールド板を貫通する構成部材がある場合、そ
の構成部品の中に大きな磁束が流れる恐れがある。点火
コイルの側面に磁性体リングを設置する従来例では、そ
の配設位置あるいは形状に依存して磁気シールドリング
に生じる渦電流が小さくなり、漏洩磁束を低減する効果
が十分に発揮されない恐れがある。
このような理由により、点火コイル周囲及び磁性体磁気
シールド板やステータ中の磁束分布を分析し正確に見積
もって磁気シールド板や磁気シールドリングの位置や形
状を最適化しないと、磁気シールド効果が不十分になる
。またこのような従来手段でシールド効果を十分に発揮
させるためには、磁気シールド部材の面積を大きくしな
ければならない不具合さらに磁気シールド部の組立工数
が増加する不具合が生じる。
ピックアップコイルを複数用いて電磁ノイズ信号を相殺
する従来例では、部品点数が増加する、ピックアップコ
イルからの点火タイミング制御信号処理回路が複雑にな
る、コストが増大するといった問題が生じる。さらに電
磁ノイズ信号の波形は不規則な波形であるため、正確に
電磁ノイズ信号を相殺できるとは限らない問題もある。
点火磁気制御信号を発生させるとピックアップコイルに
おいては、安定した信号を得るためには、■ 点火磁気
制御用磁気回路の起磁力を強くし、■磁気回路の磁気抵
抗を小さく、磁気回路の典がりを少なく、断面積の変化
を小さく且つ角が無いようにすれば良い。しかしこれら
を実現するとピックアップ磁気回路が大きく重なる問題
がある。
反対に磁気回路を小さく軽くすると、点火磁気制御用磁
束が小さくなりピックアップコイルの巻き数が多く必要
になり、S/N比が悪化する問題がある。
ピックアップコイルのポールピースの形状を工夫しピッ
クアップコイルのS/N比を向上させてもポールピース
の形状が複雑な場合、製造工数が多くなりコストがかか
る問題がある。さらにポールピースの製造が簡便にでき
ても振動等に対する耐久性が不足する恐れがある。
さらに、ピックアップコイルのポールピースの形状によ
っては、ピックアップコイルの製造時の再現性や信頼性
及び振動等に対する耐久性に問題が出る恐れがある。
本発明の目的は、小型軽量で且つS/N比が高く、製造
が簡単で再現性がよく、さらに価格が安く振動等に対す
る耐久性が高い点火コイル一体型配電器を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係る点火コイル一
体型配電器は、内燃機関の回転速度に比例して回転する
シャフトと、このシャフトに取り付けられたリラクタと
、このリラクタの回転に伴う磁束変化を検出し点火タイ
ミング信号を発生するピックアップコイルと、途中にギ
ャップを有する状態で閉磁路を形成する点火コイルコア
に1次コイル及び2次コイルを巻いである点火コイルと
、を含む点火コイル一体型配電器において、磁束が集中
しやすい、ピックアップコイルコアを成すポールピース
後端部のピックアップコイルの巻き線側の外側の角が丸
めて形成されている。この丸めた部分の曲率半径は、ポ
ールピース後端部の外側面の厚さとピックアップコイル
の巻き線側の長さのうち小さい方の大きさの174より
大きくしたことを特徴とする。
本発明に係る点火コイル一体型配電器は、前記構成にお
いて、ポールピース後端部の角を外側面の角だけでなく
、ピックアップコイルの巻き線部と接続する角も丸めた
ことを特徴とする。
本発明に係る点火コイル一体型配電器は、前記構成にお
いて、ピックアップコイルの巻き線部と接続する角に形
成した丸め部をピックアップコイルの巻き縁範囲内に位
置して形成されたことを特徴とする。
本発明に係る点火コイル一体型配電器は、前記構成にお
いて、ポールピースの軸方向の断面積の変化を最小とす
るため、ピックアップコイルの巻き線部と接続する角に
形成した丸め部は、ピックアップコイルの巻き線部分の
先端に位置して形成されたことを特徴とする。
本発明に係る点火コイル一体型配電器は、前記構成にお
いて、ポールピースの角を丸めた部分とそれ以外の本体
部分を別々に製造し、ピックアップコイル部に組み立て
る時に合体させるように構成される。
本発明に係る点火コイル一体型配電器は、前記構成にお
いて、ボルルピースの巻き線部と本体部の接続部に段差
を形成し、ポールピースの角を丸めた部分とそれ以外の
本体部分を別々に製造してピックアップコイル部に組み
立てる時に合体させるように構成される。
本発明に係る点火コイル一体型配電器は、前記構成にお
いて、ピックアップコイルの巻き線のボビンに区切り部
を形成したことを特徴とする。
本発明に係る点火コイル一体型配電器は、前記構成にお
いて、巻き線部の区切り部の底を平坦しこしたことを特
徴とする。
また、本発明は、前記の丸め部に替えて、角を面取りし
て形成される面取り面にすなわち、角を鈍角に形成した
ことを特徴とする。
〔作用〕
本発明の点火コイル一体型配電器によれば、磁束が集中
しやすいポールピース後端部のピックアップコイルの巻
き線側の外側の角を丸めている。
又は鈍角に形成しているにの丸めた部分の曲率半径は、
ポールピース後端部の外側面の厚さとピックアップコイ
ルの巻き縁側の長さのうち小さい方の大きさの1/4よ
り大きくしている。これによりポールピースからの漏洩
磁束が小さくなり、磁気回路中の点火タイミング制御用
磁束が大きくなる。よって所定の点火タイミング制御電
圧を得るために必要なピックアップコイルの巻き数が低
減でき、ピックアップコイルの電磁ノイズに対する余裕
が増大する。
前記構成を有する点火コイル一体型配電器において、ポ
ールピース後端部の角を外側面の角だけでなく、ピック
アップコイルの巻き線部と接続する角も磁束が集中しな
いように丸めている。
前記構成を有する点火コイル一体型配電器において、ポ
ールピースの軸方向の断面積の変化を少なくして磁束密
度の急激な変化を無くし、角部にて磁束が集中しにくく
、かつコイルボビンの固定が強固とするため、ピックア
ップコイルの巻き線部と接続する角に形成した丸め部を
ピックアップコイルの巻き縁範囲内に位置して形成され
ている。
前記構成を有する点火コイル一体型配電器において、磁
束の集中する角を無くしポールピースの軸方向の断面積
の変化を最小とするため、ピックアップコイルの巻き線
部と接続する角にも形成した丸め部をピックアップコイ
ルの巻き線部分の先端に位置して形成している。
前記構成を有する点火コイル一体型配電器において、ポ
ールピースの製造コストを低減し、さらにポールピース
の角を丸めた部分を既製のポールピースにも接続できる
ようにするため、ポールピースの角を丸めた部分とそれ
以外の本体部分を別々に製造し、ピックアップコイル部
に組み立てる時に合体させるようにしている。
前記構成を有する点火コイル一体型配電器において、ポ
ールピースの巻き線部と本体の接続を強くして点火コイ
ル一体型デイストリビューターが振動してもポールピー
スが分解することが無いように、ポールピースの巻き線
部と本体部の接続部に段差を形成している。
前記構成を有する点火コイル一体型配電器において、ボ
ビンが傾斜していてもコイルの巻き線作業時や振動が加
わった時に巻き線のずれによる変形や摩擦による発熱が
生じることがないように、ピックアップコイルの巻き線
のボビンに区切りを形成してコイルを分割して巻くよう
にしている。
前記構成を有する点火コイル一体型配電器において、巻
き線のずれによる変形や摩擦による発熱せず、さらに巻
き線作業がしやすくなるように、巻き線部の区切りの底
を平坦にしている。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
第1図乃至第5図は、本発明に係わる点火コイル一体型
配電器の第1の実施例を示す。第1図は、ピックアップ
コイルの立方体型ポールピース17の外形概略図、第2
図は円筒型ポールピース18の外形概略図、第3図は立
方体型及び円筒形ポールピースのB面の断面形状19、
第4図は要部縦断面図、第5図は第1図中のA−A ’
線断面図である。
第4図において、1は配電器のハウジングで、ハウジン
グ1の基部1aはリラクタ2が固定されているシャフト
3を回転自在に支持する構造を有すると共に、基部1a
の内部上面にはリラクタ2に近接させてピックアップコ
イル4が巻かれているピックアップコイルコア7と永久
磁石5とステータ6を、それらがリラクタ2と共に磁気
回路を形成するように所定構造にて配設している。
シャフト3は図示しない内燃機関のクランクシャフトの
回転力を伝達され、内燃機関の回転速度に比例した速度
で回転する。シャフト3が回転するとリラクタ突起2a
を有するリラクタ2も回転し、ピックアップコイルコア
7との間の間隔が変化して磁気回路の磁気抵抗が変化し
、それにより磁気回路中の磁束が変化し、点火制御電圧
信号が発生する。
リラクタ2の約3〜41上方位置に点火コイル8が配設
され、点火コイル8は配電器ハウジング1の支持内壁部
材1bに固定されている。点火コイル8において、9は
1次コイル、10は2次コイル、11はコイルコアであ
り、1次コイル9と2次コイル10とはコイルコア11
のコア中央部11aの回りに同軸的に巻かれている。コ
イルコア11は第4図に示されるようにほぼ水平の姿勢
、にて配設される。12は点火コイル8の下部から図中
下方に突き出る用に配設された点火コイル出力電極であ
り、この点火コイル出力電極12の下端ハローターヘッ
ド13のローターヘットti13bと接触している。ロ
ーターヘッド13は回転シャフト3の先端に取り付けら
れ、内燃機関の前記回転に連動して回転する。ローター
ヘッド電極13bはローターヘッド13の中央部から先
端にわたって形成されている。ローターヘッド13の周
囲には内燃機関の気筒数に等しい側電極14が配設され
、ローターヘッド13の回転に従ってその先端13aが
側電極14近くを通過するようになっている。かかる構
成により、点火コイル8で昇圧された点火電圧はコイル
出力電極12、ローターヘッド電極13b、側電極14
を介してローターヘッド13の回転により各気筒の点火
プラグに分配されて供給される。
水平姿勢に配設されたコイルコア11のコア中央部11
aは例えば直方体の形状に形成され、第4図のコア中央
部11aの両端にはギャップ15が設けられることによ
り、コイルコア11によって形成される磁路の一部には
ギャップが形成されている。第4図中コア中央部11a
はその長平方向が横向きに配設されており水平面内のそ
の両側にコイルコア11による閉磁路が形成される。
ポールピースの形状は第1図に示すような立方体形状体
17と第2図に示すような円筒形状体18に大別できる
が、第3図に示すように軸方向縦断面形状19はほぼ同
じ形状になる。
本実施例では、ポールピース後端部20のピックアップ
コイルの巻き線側の外側の角21を丸めている。その丸
めた部分の曲率半径は、ポールピース後、端部の外側面
の厚さL□とピックアップコイルの巻き線側の長さL2
のうち小さい方の大きさの174より大きくしている。
第6図にポールピースの材質の比透磁率が500の場合
のポールピース後端部20の前記L1とL2のうち大き
い方で規格化した曲率半径の大きさに対する、ポールピ
ースからの最大漏洩磁束量で規格化した磁束の漏洩率を
示す。ポールピースからの磁束の漏洩率は、規格化され
た曲率半径が0.25のときに最大になり、0.25よ
り大きくなると磁束の漏洩率はIJXさくなる。例えば
、規格化曲率半径を0゜5にするとポールピースからの
漏洩磁束は最大漏洩率の85%に低減される。そのため
、磁気回路中の点火タイミング制御用磁束が大きくなり
、所定の点火タイミング制御電圧を得るために必要なピ
ックアップコイル4の巻き数が低減でき、ピックアップ
コイル4の電磁ノイズに対する余裕が増大する。
第7図は、第1の実施例のポールピース後端部20の角
の丸めを外側面の角21だけでなく、ピックアップコイ
ルの巻き線部22と接続する角23にも形成した本発明
の第2の実施例である。
磁性中の磁束密度は外へ凸になっている部分のみでなく
、内側へ凹になっている部分にも集中する。
そのため、ピックアップコイルの巻き線部22と接続す
る角も丸めて丸め部23を形成してやると、第1の実施
例以上にポールピースからの点火タイミング制御用磁束
の漏洩が低減でき、ピックアップコイル4の電磁ノイズ
に対する余裕が増大する。
第8図は、第2の実施例のピックアップコイルの巻き線
部22と接続する角に形成した丸め部23をピックアッ
プコイルの巻き線範囲内に位置して形成した場合の本発
明の第3の実施例である。
本実施例によれば第2の実施例の場合よりもポールピー
スの軸方向の断面積の変化が少なくなるため、第2の実
施例よりもポールピースからの点火タイミング制御用磁
束の漏洩が低減でき、ピックアップコイル4の電磁ノイ
ズに対する余裕が増大する。さらにポールピースの巻き
線部22に平坦部があるため、コイルボビンの固定が強
固となり、振動等に対する耐久性が高くなる。
第9図は、第3の実施例のピックアップコイルの巻き線
部22と接続する角にも形成した丸め部をピックアップ
コイルの巻き線部分の先端24に位置して形成した場合
の第4の実施例である。本実施例によれば、ポールピー
スの巻き線部に角が無くなるほか、ポールピースの軸方
向の断面積の変化が最小になるため、第1から第3の実
施例の場合に比べ、ポールピースからの点火タイミング
制御用磁束の漏洩は最小になり、ピックアップコイル4
の電磁ノイズに対する余裕が最大となる。
以上の実施例は角21.23に丸め部を形成した場合に
ついて説明したが、磁束が集中しにくい形成であればよ
いため、面取り面に形成して、すなわち鈍角に形成した
ものでもよい。
第10図乃至第13図は、本発明の第2から第4の実施
例のポールピースの角を丸めた部分25を切りはなし、
ポールピースを点火コイル一体型デイストリビューター
のピックアップコイル部に組み立てる時に合体させるよ
うにした本発明の第5の実施例である。本実施例によれ
ばポールピースの角を丸めた部分25と、それ以外の本
体部分26を別々に製造する0本体部分26の製造コス
トを量産効果により低減できるほか、既製のポールピー
スにも接続できるため、ポールピースの製造コストが低
減できる。
第14図乃至第17図は、本発明の第5の実施例のポー
ルピースの角を丸めた巻き線部25と本体部26の接続
部に段差27a、27bを形成した本発明の第6の実施
例である。本実施例によれば第4の実施例と同様な効果
がある他、ポールピースの巻き線部と本体の接続が強固
になるため。
点火コイル一体型デイストリビューターが振動してもピ
ックアップコイルのポールピースが分解することが無く
、点火コイル一体型デイストリビューターの耐久性が高
くなる。
第18図及び第19図は、ピックアップコイル巻き線の
ボビン28に区切り29を形成してコイルを分割して巻
くようにした本発明の第7の実施例である。本実施例に
よれば、ボビン28が傾斜していてもコイルの巻き線作
業時や振動が加わった時に巻き線のずれによる変形や摩
擦による発熱が住じることがなく、ピックアップコイル
の耐久性や動作の信頼性が増大する。
第20図及び第21図は本発明の第7の実施例の巻き線
部の区切り29の底を平坦にして平坦部30を形成した
本発明の第8の実施例である。本実施例によれば、第7
の実施例と同様に巻き線のずれによる変形や摩擦による
発熱が生じることがなくピックアップコイルの信頼性が
増大するほか、巻き線部の区切り29の底が平坦部30
となっているため巻き線作業がしやすくなる。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されているので以下
に記載されるような効果がある。
磁束が集中しやすいポールピース後端部のピックアップ
コイルの巻き線側の外側の角を丸めている。又は鈍角に
形成されている。この丸めた部分の曲率半径は、ポール
ピース後端部の外側面の厚さとピックアップコイルの巻
き線側の長さのうち小さい方の大きさの174より大き
くしている。
これによりポールピースからの漏洩磁束が小さくなり、
磁気回路中の点火タイミング制御用磁束が大きくなる。
よって所定の点火タイミング制御電圧を得るために必要
なピックアップコイルの巻き数が低減でき、ピックアッ
プコイルの電磁ノイズに対する余裕が増大する。
ポールピース後端部の角を外側面の角だけでなく、ピッ
クアップコイルの巻き線部と接続する角も磁束が集中し
ないように丸めたため、ポールピースからの漏洩磁束が
さらに小さくなり、ピックアップの電磁ノイズに対する
余裕が増大する。
ピックアップコイルの巻き線部と接続する角に形成した
丸め部をピックアップコイルの巻き線部分まで移動させ
ポールピースの軸方向の断面積の変化が少なくしている
ため、磁束密度の急激な変化が無くなりさらに角部に磁
束が集中しにくくなって、さらにコイルボビン固定が強
固となる。
ピックアップコイルの巻き線部と接続する角にも形成し
た丸め部をピックアップコイルの巻き線部分の先端まで
移動したため、磁束の集中する角を無くシ、ポールピー
スの軸方向の断面積の変化は最小となる。
ポールピースの角を丸めた部分とそれ以外の本体部分を
別々に製造し、ピックアップコイル部に組み立てる時に
合体させるようにしたため、ポールピースの製造コスト
を低減し、さらにポールピースの角を丸めた部分を既製
のポールピースにも接続できるようになる。
ポールピースの巻き線部と本体部の接続部に段差を形成
しているため、ポールピースの巻き線部と本体の接続が
強くなり、点火コイル一体型デイストリビューターが振
動してもポールピースが分解することが無い。
ピックアップコイル巻き線のボビンに区切りを形成して
コイルを分割して巻くようにしているため、ボビンが傾
斜していてもコイルの巻き線作業時や振動が加わった時
に巻き線のずれによる変形や摩擦による発熱が生じるこ
とがない。
巻き線部の区切りの底を平坦にしているため、巻き線の
ずれによる変形や摩擦で発熱せず、さらに巻き線部の区
切りの底が平坦なため巻き線作業がしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ立方体型及び円筒型のポー
ルピースのおける本発明の実施例の概略斜視図、第3図
は第1図及び第2図のポールピースのB−B線断面図、
第4図は本発明に係わる点火コイル一体型配電器の第1
の実施例の縦断面図、第5図は第4図におけるA−A線
断面図、第6図はポールピースの後端部の規格化された
曲率半径に対する磁束の漏洩率のグラフ、第7図乃至第
21図は本発明の点火コイル一体型配電器に関するそれ
ぞれ異なる他実施例のポールピースの縦断面図、第22
図は点火コイル一体型配電器の構成を示す図、第23図
は点火制御電圧と点火電流を示す波形図、第24図は点
火コイルからの漏洩磁束を説明するための斜視図、第2
5図は漏洩磁束がノイズとして加わったときの第23図
と同様な波形図である。 1・・・配電器ハウジング、 2.101・・・リラクタ、 3.102・・・シャフト、 4.105・・・ピックアップコイル、5.103・・
・永久磁石、 6.104・・・ステータ、 7    ・・・ポールビース (ピックアップコイルコア)5 .8,109・・・点火コイル、 9    ・・・1次コイル、 10   ・・・2次コイル、 11   ・・・コイルコア、 15   ・・・ギャップ、 17   ・・・立方体型ポールピース、18   ・
・・円筒型ポールピース、19   ・・・ポールピー
スの縦断面形状、20   ・・・ポールピースの後端
部、21   ・・・ポールピース後端部の、コイル巻
き線側の角、 22   ・・・ピックアップのコイル巻き線部、23
   ・・・ポールピース後端部のコイル巻き線部と接
続する角、 24   ・・・ポールピースのコイル巻き線部先端部
分 25   ・・・ポールピースの角を丸めた部分、26
   ・・・ポールピースの本体部分、27a   ・
・・ポールピースの巻き線部の段差、27b   ・ポ
ールピースの本体部分の段差、28   ・・・ボビン
、 29   ・・・ボビンの区切り、 30   ・・・ボビンの区切りの底の平坦部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内燃機関の回転速度に比例して回転するシャフトと
    、このシャフトにより取り付けられたリラクタと、この
    リラクタの回転に伴う磁束変化を検知して点火タイミン
    グ信号を発生するピックアップコイルと、シャフトとピ
    ックアップコイルと共に閉磁路を形成するステータと、
    途中にギャップを有する状態で閉磁路を形成する点火コ
    イルコアに1次コイルと2次コイルを巻いて成る点火コ
    イルと、を含む点火コイル一体型配電器において、ピッ
    クアップコイルコアを成すポールピース後端部のピック
    アップコイルの巻き線側の外側の角は、ポールピース後
    端部の外側面の厚さとピックアップコイルの巻き線側の
    長さのうち小さい方の大きさの1/4より大きい曲率半
    径で丸めて形成されたことを特徴とする点火コイル一体
    型配電器。 2、請求項1において、ピックアップコイルの巻き線部
    と接続する角も丸めて形成されたことを特徴とする点火
    コイル一体型配電器。 3、請求項2において、ピックアップコイルの巻き線部
    と接続する角に形成した丸め部は、ピックアップコイル
    の巻き線範囲内に位置して形成されたことを特徴とする
    点火コイル一体型配電器。 4、請求項2において、ピックアップコイルの巻き線部
    と接続する角に形成した丸め部は、ピックアップコイル
    の巻き線部分の先端に位置して形成されたことを特徴と
    する点火コイル一体型配電器。 5、請求項1乃至4のいずれかにおいて、ポールピース
    の角を丸めた部分とそれ以外の本体部分とは別々に製造
    され、ピックアップコイル部に組み立てる時に合体され
    るように構成したことを特徴とする点火コイル一体型配
    電器。 6、請求項5において、ポールピースの巻き線部と本体
    部の接続部に段差が形成され、ポールピースの角を丸め
    た部分とそれ以外の本体部分は別々に製造されてピック
    アップコイル部に組み立てる時に合体されるように構成
    したことを特徴とする点火コイル一体型配電器。 7、請求項1〜6のいずれかにおいて、ピックアップコ
    イル巻き線のボビンの区切り部が形成されたことを特徴
    とする点火コイル一体型配電器。 8、請求項7において、巻き線部の区切り部の底は平坦
    に形成されたことを特徴とする点火コイル一体型配電器
    。 9、請求項1〜8のいずれかにおいて、角に形成された
    丸め部に替えて、角を面取りした面取り面に形成された
    ことを特徴とする点火コイル一体型配電器。
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