JPH04187276A - 液中噴射洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はあらゆる産業分野における各種の洗浄体に対し
て優れた洗浄効果を発揮する液中噴射洗浄方法に関する
ものである。

（従来の技術） 洗浄室内の気中に洗浄体を保持し、洗浄体に向けて噴射
ノズルから別置の洗浄液タンクより送られた洗浄液を噴
射して洗浄体を洗浄する噴射洗浄方法は従来より行われ
ているが、このような従来の噴射洗浄方法は洗浄室とは
別に洗浄液タンクを必要とするうえに洗浄室て飛散した
洗浄液を回収循環させる装置か大がかりとなり、コスト
高となるばかりか、噴射液飛散、騒音発生による作業環
境の感化、強力な噴射流による洗浄室内部の損傷などが
生じるという問題点がある。そこで、本出願人はこのよ
うな問題点を解決するため、洗浄液タンク内の洗浄液中
に洗浄体を保持し、少なくとも前記洗浄体付近の液圧よ
りも高い圧力で洗浄体に向けて噴射ノズルから液体を噴
射して洗浄体を洗浄する液中噴射洗浄方法を開発し、特
願平２−号として先に出願した。

（発明か解決しようとする課題） 本発明が解決しようとするところは、前記した従来の気
中噴射洗浄方法の問題点である騒音や噴射液飛散装置の
大型化、コスト高なとを解決するのみならず、前記した
先願の液中噴射洗浄方法をより効率的に行えるようにし
た液中噴射洗浄方法を提供しようとすることにある。

（課題を解決するための手段） 前記のような課題を解決しようとする本発明の液中噴射
洗浄方法は、洗浄液タンク内の洗浄液中に洗浄体を保持
し、少なくとも前記洗浄体付近の液圧よりも高い圧力で
洗浄体に向けて噴射ノズルから流体を噴射して洗浄体を
洗浄する液中噴射洗浄方法において、前記噴射ノズルか
ら噴射される流体を、洗浄液タンク内からの循環洗浄液
と該循環洗浄液が噴射ノズルから噴射される際に発生す
る負圧により洗浄液タンクの底部より吸引される洗浄補
助粒子との混合流体としたことを特徴とする液中噴射洗
浄方法を第１の発明とし、洗浄液タンク内の洗浄液中に
洗浄体を保持し、少なくとも前記洗浄体付近の液圧より
も高い圧力で洗浄体に向けて噴射ノズルから流体を噴射
して洗浄体を洗浄する液中噴射洗浄方法において、前記
噴射ノズルから噴射される流体を、圧縮空気と該圧縮空
気か噴射ノズルから噴射される際に発生する負圧により
洗浄液タンクの底部より吸引される洗浄補助粒子との混
合流体としたことを特徴とする液中噴射洗浄方法を第２
の発明とするものである。

本発明においては洗浄液タンク内の洗浄液中に洗浄体を
保持し、この洗浄液中の洗浄体に向けて噴射ノズルから
流体を噴射して洗浄体を洗浄することにより洗浄液が噴
射による飛沫防止と防音の働きをするようにし、且つ１
個の洗浄液タンク内で洗浄処理と洗浄液の噴射回収をお
こなうことにより装置を小型化するとともにイニシャル
コストおよびランニングコストを安くした点においては
前記した先願の液中噴射洗浄方法と同様であるが、さら
に、本発明では噴射ノズルから噴射される流体が噴射ノ
ズルから噴射される際に発生する負圧により洗浄液タン
クの底部より洗浄補助粒子を吸引して洗浄補助粒子か混
合された流体を洗浄体に噴射することにより一層効率的
な洗浄効率をあげようとするところに第１、第２の発明
に共通する特長かある。

（実施例） 次に、本発明を図示の装置を参考にして詳細に説明する
。

第１図は第１の発明を実施する装置の１例を示すもので
、（１）は洗浄液を所要レベルまで収納する洗浄液タン
ク、（２）は洗浄液タンク（１）内の上部空間において
中間が軸（３）により軸支されているアームであって、
該アーム（２）の一端にモータ（４）が、また、他端に
は洗浄体（４０）を収納保持する洗浄かご（５）か取ｆ
１けられていて該洗浄かご（５）は前記モータ（４）に
スプロケット（６）、チェーン（７）を介して連繋され
てモータ（４）の駆動により回転されるようになってお
り、また、このアーム（２）は略水平に保持された図に
鎖線で示した状態と、洗浄かご（５）を下側として保持
された図に実線で示した状態の２態様をとることがてき
るものとしである。（８）は洗浄液タンク（１）内にあ
る取付アーム（９）に揺動自在に設けた噴射ノズルてあ
って、該噴射ノズル（８）は洗浄液タンク（１）内の洗
浄液中に洗浄かご（５）が浸漬された図に実線で示した
状態においては該洗浄かご（５）の開口にノズル先端か
臨むが、アーム（２）の反転操作時には図示しない連動
機構によりアーム（２）に連動してその軌道から外れる
位置に噴射ノズル（８）が保持されるようになっている
。噴射ノズル（８）は第２図に示すように、ノズルボデ
ィーＯＱの先端に噴射口であるノズルチップ０ηを取り
付けるとともに他端には高圧流体をノズルボディーＯＱ
の内部で噴出させてノズルボディー頭の内部に負圧を発
生させる流体ノズルα印を取付けてあり、さらに、ノズ
ルボディー（１６）の中間には粒子混入口０９）を開口
させてあり、この粒子混入口０９）には下端を洗浄液タ
ンク（１）の在方に位置させている粒子吸引ホース（１
９を接続しである。そして、この噴射ノズル（８）の流
体ノズル（１８）に洗浄液タンク（１）内の洗浄液がメ
ツシュ金網で覆われた供給口α０）、フィルタ（１１）
、ポンプ（１２付の循環路αＱを経て供給されると、循
環洗浄液か高圧流体となって噴射ノズル（８）のノズル
チップ（１７）より噴出される間にノズルボディー００
の内部には負圧か発生し、この負圧により洗浄液タンク
（１）の底部に溜まっている洗浄補助粒子（３０）が粒
子吸引ホース（＋５）、粒子混入口（１９）を経て吸引
されることとなり、従って、噴射ノズル（８）のノズル
チップ０ηから噴出する流体は前記循環洗浄液と、負圧
により吸引された洗浄補助粒子（３０）との混合流体と
なり、この混合流体がノズル先端より洗浄かご（５）内
の洗浄体（４０）に向けて少なくとも洗浄体付近の液圧
よりも高い圧力で噴射して洗浄体（４ｏ）を洗浄するよ
うになっている。

次に、第３図は第２の発明を実施する装置の１例を示す
もので、その基本構成は前記第１図に示した第１の発明
に用いる装置と略同じであるが、噴射ノズル（８）に供
給される流体が前記第１の発明における循環洗浄液とは
異なり、コンプレッサ（２１）から供給される圧縮空気
としである点て第１の発明に用いる装置とは異なってい
る。そして、コンプレッサ（２１）を駆動して圧縮空気
を噴射ノズル（８）に供給すると、圧縮空気かノズルチ
ップ（１７）より噴出される間にノズルボディー（１６
）の内部には前記第１の発明と同様負圧が発生し、この
負圧により洗浄液タンク（＋、）の底部に溜まっている
洗浄補助粒子（３０）が粒子吸引ホースα９、粒子混入
口０９）を経て吸引され、従って、噴射ノズル（８）の
ノズルチップ（１７）から噴出する流体はコンプレッサ
（２１）から供給される圧縮空気と、負圧により吸引さ
れた洗浄補助粒子（３０）との混合流体となり、この混
合流体かノズル先端より洗浄かご（５）内の洗浄体（４
ｏ）に向けて少なくとも洗浄体付近の液圧よりも高い圧
力で噴射して洗浄体（４０）を洗浄するようになってい
る。なお、前記した洗浄補助粒子（３ｏ）としてはポリ
アミド樹脂、ポリカーボネイト樹脂なとの耐衝撃性に優
れた合成樹脂粒子やセラミックス粒子、砂その他洗浄液
に浮遊することがなく、且つ循環洗浄液や圧縮空気の噴
出時の負圧で吸引混合されて洗浄体（４０）に衝突し洗
浄効果を向上させるものであれば材質や形状、粒径なと
は特に限定されるものではない。

（作用） このように構成されたものは、アーム（２）か略水平に
保持された図に鎖線で示した状態において、洗浄かご（
５）中に洗浄体（４０）を収納したのち該アーム（２）
を回動させて洗浄かご（５）か洗浄液に浸漬保持された
図に実線で示した状態とし、第１図に示し。

た第１の発明を実施する装置では、この状態でポンプ（
１２を駆動させて少なくとも前記洗浄体（４０）の付近
の液圧よりも高い圧力で洗浄体（４０）に向けて噴射ノ
ズル（８）から洗浄液タンク（１）内の洗浄液を循環供
給すれば、噴射ノズル（８）の先端から循環洗浄液と、
洗浄液タンク（１）の底部から負圧により吸引された洗
浄補助粒子（３０）との混合流体が噴射され、洗浄体（
４０）は洗浄補助粒子（３０）の衝突による衝撃の補助
下に噴出流体で洗浄されることとなるもので、実験によ
ればノズル位置を液面下１０ｃｍ、噴射圧力５ｋｇ／ｃ
ｒｆとした場合で４０秒間の処理で的確な洗浄を行うこ
とかでき、しかも、この処理工程時の騒音測定値は液面
上１ｍの箇所で７５ホン程度で、洗浄液の飛沫も皆無で
あって、洗浄室内の気中に洗浄体を保持した従来例では
９８ホン程度の騒音か発生したうえ洗浄液飛沫の飛散か
激しかったのに較べ著しい環境改善かみられた。

また、第２図に示した第２の発明を実施する装置では、
コンプレッサ（２１）を駆動して圧縮空気を噴射ノズル
（８）に供給すると、噴射ノズル（８）の先端からはコ
ンプレッサ（２１）からの圧縮空気と、洗浄液タンク（
１１の底部から負圧により吸引された洗浄補助粒子（３
０）との混合流体が噴射され、洗浄体（４０）は洗浄補
助粒子（３０）の衝突による衝撃の補助下に圧縮空気お
よびこの圧縮空気の噴出により発生する気泡で的確に洗
浄されることとなり、しかも、洗浄体（４０）から剥離
された汚物は気泡とともに洗浄かご（５）の周辺より浮
遊除去されるので、濾過効率は極めて高いものとなるも
ので、実験によればノズル位置を液面下１０ｃｍ、噴射
圧力５ｋｇ／ｃｎｒとした場合で３０秒間の処理で的確
な洗浄を行うことかでき、また、この処理工程時の騒音
測定値は液面上１ｍの箇所で７５ホン程度で、洗浄液の
飛沫も皆無であって、洗浄室内の気中に洗浄体を保持し
た従来例では９８ホン程度の騒音が発生したうえ洗浄液
飛沫の飛散が激しかったのに較べ著しい環境改善がみら
れた。

（発明の効果） 前記説明から明らかなように、第１１第２の発明はいず
れも洗浄液タンク内の洗浄液中に洗浄体を保持し、この
洗浄液中で洗浄体に向けて噴射ノズルから洗浄補助粒子
と循環洗浄液或いは洗浄補助粒子と圧縮空気との混合流
体を噴射して洗浄体を洗浄することにより洗浄液タンク
内の洗浄液を遮音材および飛沫の飛散防止材としての働
きをもたせ、騒音の発生や洗浄液飛沫の飛散をなくして
作業環境を著しく改善したもので、小型の装置であるに
かかわらず洗浄効率がよいので、イニシャルコストおよ
びランニングコストも少なくでき、特に、洗浄補助粒子
の混合を循環洗浄液や圧搾室気の噴出時に発生する負圧
を利用したから特別な混合機構も必要とせず、洗浄補助
粒子の回収その他洗浄自動化のうえてネックとなる部分
か全くなくなるので自動化が可能となり、また、第２の
発明では洗浄液の循環機構に代えて安価なコンプレッサ
のみを使用すればよいので、より簡便な装置で実施可能
となる。

従って、本発明は洗浄体に向けて噴射ノズルから洗浄液
を噴射して洗浄体を洗浄するようにした従来の噴射洗浄
方法の問題点を解決した液中噴射洗浄方法として業界の
発展に寄与するところ極めて大きいものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の発明を実施する装置の１例を示す断面図
、第２図は噴射ノズル部分の拡大断面図、第３図は第２
の発明を実施する装置の１例を示す断面図である。 （１）：洗浄液タンク、（５）：洗浄かご、（８）：噴
射ノズル、（１９）　：粒子混入口、（３０）　：洗浄
補助粒子、（４０）　：洗浄体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、洗浄液タンク内の洗浄液中に洗浄体を保持し、少な
   くとも前記洗浄体付近の液圧よりも高い圧力で洗浄体に
   向けて噴射ノズルから流体を噴射して洗浄体を洗浄する
   液中噴射洗浄方法において、前記噴射ノズルから噴射さ
   れる流体を、洗浄液タンク内からの循環洗浄液と該循環
   洗浄液が噴射ノズルから噴射される際に発生する負圧に
   より洗浄液タンクの底部より吸引される洗浄補助粒子と
   の混合流体としたことを特徴とする液中噴射洗浄方法。 ２、洗浄液タンク内の洗浄液中に洗浄体を保持し、少な
   くとも前記洗浄体付近の液圧よりも高い圧力で洗浄体に
   向けて噴射ノズルから流体を噴射して洗浄体を洗浄する
   液中噴射洗浄方法において、前記噴射ノズルから噴射さ
   れる流体を、圧縮空気と該圧縮空気が噴射ノズルから噴
   射される際に発生する負圧により洗浄液タンクの底部よ
   り吸引される洗浄補助粒子との混合流体としたことを特
   徴とする液中噴射洗浄方法。