JP2961634B2 - 孔を備えたワークの洗浄装置 - Google Patents

孔を備えたワークの洗浄装置

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JP2961634B2
JP2961634B2 JP31273192A JP31273192A JP2961634B2 JP 2961634 B2 JP2961634 B2 JP 2961634B2 JP 31273192 A JP31273192 A JP 31273192A JP 31273192 A JP31273192 A JP 31273192A JP 2961634 B2 JP2961634 B2 JP 2961634B2
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hole
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tank
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徳雄 新井田
裕次 江角
昭彦 原間井
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KEEHIN KK
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KEEHIN KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械加工等によって形
成される物品の加工時における切粉、加工時に使用され
る切削油、研磨材等の異物を除去する為の洗浄装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−139832号公報に示され
る従来の洗浄装置の問題点(洗浄槽内においてワークを
洗浄した後に洗浄槽よりワークを取り出す際、洗浄液に
混入される異物が再びワークに付着する恐れがあり洗浄
効果が阻害される)を解決する洗浄装置として本件出願
人の発明になる洗浄装置(特願平4−177623号)
が有る。かかる洗浄装置は、ワークを固定的に取着し、
ワークに対して回転と直線方向の往復動を付与するワー
ク支持体と、洗浄液が貯溜される洗浄槽と、洗浄槽内の
上部にある洗浄液を洗浄槽外へ排出するオーバーフロー
手段と、洗浄槽内の下部洗浄液内に配置され、洗浄液ポ
ンプにて加圧された貯液槽内の洗浄液を下部洗浄液内に
配置されるワークに向けて噴射する噴射ノズルとを備え
たものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特にワーク
に孔が穿設されたものにあって、ワークの孔内の洗浄を
良好に行なうことのできる洗浄装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明によれば、洗浄液が
貯溜された洗浄槽と、洗浄槽の洗浄液内に配置され、孔
が長手軸心方向X−Xに沿って穿設されるとともに少な
くとも孔の一端が側方の端部に開口したワークと、洗浄
槽の洗浄液内に配置され、ワークの孔に向けて噴射孔を
介してフィルターにて濾過された貯液槽内の洗浄液を噴
射する噴射ノズルと、を備え、噴射ノズルの噴射孔は、
ワークの孔の長手軸心方向X−Xに略直交するとともに
前記長手軸心線X−Xに沿って多段に複数配置し、さら
に前記噴射ノズルの噴射孔は、ワークの端部よりワーク
の孔内に沿って移動自在に配置され、ワークの孔内に配
置される噴射ノズルの噴射孔からワークの孔の面に直角
方向より噴射される貯液槽の洗浄液によって、ワークの
孔内にある洗浄液にキャビテーションを発生させ、該キ
ャビテーション作用による衝撃圧及び直射力を、ワーク
の孔の面に直角方向より作用させ、ワークの孔内にある
洗浄液をワークの端部より洗浄槽内へ排出したものであ
る。
【0005】
【作用】長手軸心線方向X−Xに沿って穿設されたワー
クの孔内には、噴射ノズルが配置されるとともに前記長
手軸心方向X−Xに略直交して配置された噴射孔より貯
液槽内の洗浄液がワークの孔に向けて噴射される。而し
てワークの孔は噴射孔より噴射される略直角方向からの
洗浄液によって生ずるワークの孔内の洗浄液のキャビテ
ーション作用及び洗浄液の直射力によって異物が除去さ
れ、孔内に残留する異物はキャビテーション作用後に残
留する気泡と、洗浄液の噴射流れによって孔外へと確実
に排出される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。1は、内部に洗浄液W1を貯溜することのできる有
底状の洗浄槽であり、貯液槽2内の洗浄液W2が供給さ
れて貯溜される。貯液槽2内の洗浄液W2は、フィルタ
ー3を介して洗浄液ポンプ4にて加圧され、この洗浄液
W2が洗浄槽1内に開口する噴射ノズル5より噴射供給
され、一方、洗浄槽1の上部に達した洗浄液W1,W2
は、オーバーフロー通路6を介して貯液槽2内へ還流す
る。7は洗浄されるワークであって、長手軸心方向X−
Xに沿う孔7Aが穿設され、少なくとも孔7Aの一端は
側方の端部7B(本例にあっては下端)に開口するもの
で、このワーク7はワーク支持体8に取着されて洗浄槽
1の洗浄液W1内に配置される。本例にあっては、この
孔7Aは小孔7Cによって他側方の他端7Dにも開口さ
せたが孔7Cが袋孔であってもよい。更に又、この孔7
Aは溝形状であっても、室形状であってもよいものでそ
の形状に限定されるものでなく、要はこの孔7Aは凹部
を総称する。前述した噴射ノズル5は以下の如く形成さ
れる。噴射ノズル5は洗浄液ポンプ4に連なる洗浄液流
入路5Aと洗浄槽1内へ洗浄液を噴射する噴射孔5B,
5Cとよりなり、特にこの噴射孔5B,5Cはワーク7
の孔7Aの長手軸心方向X−Xに対して略直交して開口
する。(略直交するとは斜め方向への開口を含む。)本
例においてワーク7の孔の長手軸心方向X−Xは図1に
おいて垂直方向にあり、噴射孔5B,5Cは水平方向に
配置される。又、前記噴射孔5B,5Cは前記長手軸心
方向X−Xに沿って多段に複数配置される。(本例では
2段が示される)そして、かかる噴射ノズル5の少なく
とも噴射孔5B,5Cはワーク7の孔7A内に進入して
配置される。本例にあっては、ワーク支持体8を下動さ
せることによってワーク7を下方向に移動させ、ワーク
7の端部7Bを介して孔7A内に噴射ノズル5の噴射孔
5B,5Cを進入配置できる。
【0007】ワーク7の孔7Aの洗浄は以下によって行
なわれる。貯液槽2内の洗浄液W2は洗浄液ポンプ4に
て加圧され、洗浄液流入路5Aに供給され、次いで噴射
孔5B,5Cより洗浄槽1内の洗浄液W1を介してワー
ク7の孔7Aに向けて噴射される。この噴射孔5B,5
Cから加圧された貯液槽2内の洗浄液W2が孔7A内の
洗浄液W1中に噴射されると、ワーク7の孔7A内にお
いてキャビテーション気泡を発生する。このキャビテー
ション気泡は、ワーク7の孔7A内において破壊して大
きな衝撃圧を発生するもので、この衝撃圧と噴射された
洗浄液W2が有する物理的な直射力とがワーク7の孔7
Aに直接的に且つ有効に作用することによって、ワーク
7の孔7A内の異物は良好に除去される。ここで、特に
注目されなければならないことは、噴射ノズル5の噴射
孔5B,5Cを孔7Aの端部7Bの開口よりワーク7の
孔7A内に移動自在に進入して配置させたこと。噴射孔
5B,5Cをワーク7の孔7Aの長手軸心方向X−Xに
対して略直交して配置したこと。噴射孔5B,5Cを長
手軸心方向に沿って多段に複数配置したこと。である。
以上によれば、噴射孔5B,5Cから噴射される貯液槽
2内の洗浄液W2によるキャビテーション作用によって
生ずる衝撃圧及び洗浄液W2が本来有する物理的な直射
力がワーク7の孔7Aの面に対して略直角方向から長手
軸心方向X−Xに沿って広範囲に直接的に作用させるこ
とができたものである。而して、洗浄液W2の噴射によ
るワーク7の孔7Aにおける洗浄は極めて有効に行なわ
れるもので洗浄効果の著しい向上を達成できたものであ
る。そして孔7Aより除去されて孔7A内に残留する異
物はキャビテーション作用後に残留する気泡と洗浄液W
1,W2の噴射流れによってワーク7の孔7Aの端部7
Bあるいは小孔7Cを介して洗浄槽1内へ排出される。
尚、噴射ノズル5の噴射孔5Bをワーク7の孔7Aに進
入するに噴射ノズル5又はワーク7の何れを移動させて
もよく、更に洗浄時において、噴射ノズル5又はワーク
7を回転あるいは直線方向に移動(往復動を含む)させ
るとよい。
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の効果】以上の如く、本発明によると、洗浄液W
1が貯溜された洗浄槽1と、洗浄槽1の洗浄液W1内に
配置され、孔7Aが長手軸心方向X−Xに沿って穿設さ
れるとともに少なくとも孔7Aの一端が側方の端部7B
に開口したワーク7と、洗浄槽1の洗浄液W1内に配置
され、ワーク7の孔7Aに向けて噴射孔を介してフィル
ター3にて濾過された貯液槽2内の洗浄液W2を噴射す
る噴射ノズル5と、を備え、噴射ノズル5の噴射孔は、
ワーク7の孔7Aの長手軸心方向X−Xに略直交すると
ともに前記長手軸心線X−Xに沿って多段に複数5B,
5C配置し、さらに前記噴射ノズル5の噴射孔5B,5
Cは、ワーク7の端部7Bよりワーク7の孔7A内に沿
って移動自在に配置され、ワーク7の孔7A内に配置さ
れる噴射ノズル5の噴射孔5B,5Cからワーク7の孔
7Aの面に直角方向より噴射される貯液槽2の洗浄液W
2によって、ワーク7の孔7A内にある洗浄液W1にキ
ャビテーションを発生させ、該キャビテーション作用に
よる衝撃圧及び直射力を、ワーク7の孔7Aの面に直角
方向より作用させ、ワーク7の孔7A内にある洗浄液を
ワーク7の端部7Bより洗浄槽1内へ排出したので、ワ
ークの孔内における異物を清浄な貯液槽2内の洗浄液に
て一層効果的に除去することができるとともにワークの
孔内において除去された異物を孔外へと確実に排出で
き、更に孔の形状が複雑なワークに対する洗浄効果の向
上を達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる孔を備えたワークの洗浄装置の実
施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
5 噴射ノズル 5B 噴射孔 7 ワーク 7A 孔 X−X ワークの孔の長手軸心方向

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液W1が貯溜された洗浄槽1と、 洗浄槽1の洗浄液W1内に配置され、孔7Aが長手軸心
    方向X−Xに沿って穿設されるとともに少なくとも孔7
    Aの一端が側方の端部7Bに開口したワーク7と、 洗浄槽1の洗浄液W1内に配置され、ワーク7の孔7A
    に向けて噴射孔を介してフィルター3にて濾過された貯
    液槽2内の洗浄液W2を噴射する噴射ノズル5と、を備
    え、 噴射ノズル5の噴射孔は、ワーク7の孔7Aの長手軸心
    方向X−Xに略直交するとともに前記長手軸心線X−X
    に沿って多段に複数5B,5C配置し、 さらに前記噴射ノズル5の噴射孔5B,5Cは、ワーク
    7の端部7Bよりワーク7の孔7A内に沿って移動自在
    に配置され、 ワーク7の孔7A内に配置される噴射ノズル5の噴射孔
    5B,5Cからワーク7の孔7Aの面に直角方向より噴
    射される貯液槽2の洗浄液W2によって、ワーク7の孔
    7A内にある洗浄液W1にキャビテーションを発生さ
    せ、 該キャビテーション作用による衝撃圧及び直射力を、ワ
    ーク7の孔7Aの面に直角方向より作用させ、ワーク7
    の孔7A内にある洗浄液をワーク7の端部7Bより洗浄
    槽1内へ排出してなる孔を備えたワークの洗浄装置。
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