JP2000021832A - ワーク洗浄方法及び装置 - Google Patents

ワーク洗浄方法及び装置

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JP2000021832A
JP2000021832A JP10188906A JP18890698A JP2000021832A JP 2000021832 A JP2000021832 A JP 2000021832A JP 10188906 A JP10188906 A JP 10188906A JP 18890698 A JP18890698 A JP 18890698A JP 2000021832 A JP2000021832 A JP 2000021832A
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JP
Japan
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cleaning
liquid
work
wafer
chemical
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JP10188906A
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English (en)
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Masahiko Amari
昌彦 甘利
Yoshiyuki Seike
善之 清家
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Asahi Sunac Corp
Original Assignee
Asahi Sunac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汚れの再付着を防止してワークの洗浄度を高め
ることができるワーク洗浄方法及び装置を提供する。 【解決手段】薬液16中に浸漬されたウェーハWに向け
て高圧力を加えた薬液をノズル40から霧化させた状態
で吹き付ける。これにより、薬液16中にキャビテーシ
ョンが発生し、このキャビテーション現象によってウェ
ーハWが洗浄される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワーク洗浄方法及び
装置に係り、特に半導体ウェーハを洗浄するワーク洗浄
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハの表面に付着した粒子、
有機物、金属表面不純物などの汚れを除去する装置の一
つに高圧ジェットスプレー洗浄装置がある。この高圧ジ
ェットスプレー洗浄装置は、ノズルから圧力を加えて液
体洗浄剤を高速で吹き出させ、その力で半導体ウェーハ
の表面に付着した汚れを剥離除去する装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高圧ジェットスプレー洗浄装置は、大気中で液体洗浄剤
を半導体ウェーハに向けて吹き付けるようにしているた
め、液体洗浄剤の飛散が激しく、その飛散した液体洗浄
剤が半導体ウェーハに再付着してウェーハの洗浄度が低
下するという欠点がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、汚れの再付着を防止してワークの洗浄度を高
めることができるワーク洗浄方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
するために、洗浄槽内に貯留された洗浄液体中にワーク
を浸漬し、該洗浄液体の外から前記ワークに向けて高圧
力を加えた液体をノズルから霧化させた状態で吹き付け
ることにより、前記洗浄液体中にキャビテーションを発
生させて前記ワークを洗浄することを特徴とする。
【0006】本発明によれば、洗浄液体中に浸漬された
ワークに向けて高圧力が加えられた液体を洗浄液体の外
から霧化させた状態で噴射することにより、洗浄液体中
にキャビテーションを発生させ、このキャビテーション
現象によってワークを洗浄する。これにより、汚れの再
付着のないワークの洗浄を行うことができる。また、本
発明は、前記目的を達成するために、洗浄槽内に貯留さ
れた洗浄液体中にワークを浸漬し、該洗浄液体の中から
前記ワークに向けて高圧力を加えた液体をノズルから噴
射することにより、前記洗浄液体中にキャビテーション
を発生させて前記ワークを洗浄することを特徴とする。
【0007】本発明によれば、洗浄液体中に浸漬された
ワークに向けて高圧力が加えられた液体を洗浄液体の中
から噴射することにより洗浄液体中にキャビテーション
を発生させ、このキャビテーション現象によってワーク
を洗浄する。これにより、汚れの再付着のないワークの
洗浄を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るワーク洗浄方法及び装置の好ましい実施の形態につ
いて詳説する。図1は、本発明に係るワーク洗浄装置の
第1の実施の形態の全体構成図であり、図2は、その要
部の構成を示す側面断面図である。
【0009】同図に示すように、本実施の形態のワーク
洗浄装置10は、洗浄槽12内に貯留された薬液16中
に半導体ウェーハWを浸漬し、そのウェーハWに向けて
薬液噴射装置14のノズル40から3〜50MPaで高
圧力を加えた薬液を霧化させた状態で吹き付けることに
より洗浄する。洗浄槽12は、その内部に薬液16が所
定高さまで貯留されている。この洗浄槽12の内部には
チャックテーブル18が設置されており、このチャック
テーブル18上に洗浄対象であるウェーハW(ワーク)
が保持される。
【0010】薬液噴射装置14の圧力源を構成するポン
プ20は、エアモータ22を駆動源として構成されてい
る。エアモータ22は、その入力側にパイプ24及びバ
ルブ26を介してエアコンプレッサ28が接続されてお
り、このエアコンプレッサ28から圧縮エアが供給され
ることによって作動する。ポンプ20の入力側には循環
パイプ30が接続されており、該循環パイプ30は洗浄
槽12に接続されている。一方、ポンプ20の出力側に
はアキュームレータ32を介して供給パイプ34が接続
されており、該供給パイプ34にはガン38が接続され
ている。
【0011】ここで、このガン38はアーム42の先端
部に支持されており、該アーム42はガイドレール4
4、44上をスライド移動するスライドブロック46に
片持ち支持されている。このスライドブロック46の背
面部にはナット部材46Aが設けられており、該ナット
部材46Aはガイドレール44、44の間に配設された
ネジ棒48に螺合されている。ネジ棒48は送りモータ
50の出力軸に連結されており、この送りモータ50を
駆動することによりネジ棒48が回転する。そして、こ
のネジ棒48が回転することにより、スライドブロック
46がガイドレール44、44上をスライド移動し、こ
の結果、ガン38が水平方向に往復移動する。
【0012】以上の構成の薬液噴射装置14では、ポン
プ20を駆動すると洗浄槽12内に貯留された薬液16
が循環パイプ30を介してポンプ20内に吸引され、3
〜50MPaで高圧力を加えられた状態でガン38に供
給される。そして、ガン38の先端部に設けられたノズ
ル40の吐出口から霧化された状態で噴射される。ま
た、噴射された薬液は洗浄槽12内に貯留されるため、
循環して使用される。
【0013】前記のごとく構成された第1の実施の形態
のワーク洗浄装置10の作用は次の通りである。まず、
図示しない搬送ロボットによってウェーハWがチャック
テーブル18上に載置される。載置されたウェーハW
は、チャックテーブル18に保持され、これにより、薬
液16中にウェーハWが浸漬される。
【0014】次に、モータ50が駆動され、ガン38が
水平方向に往復移動を開始する。これと同時にコンプレ
ッサ28が駆動され、エアモータ22に圧縮エアが供給
される。この結果、エアモータ22が駆動され、該エア
モータ22によってポンプ20が駆動される。ポンプ2
0が駆動されると、洗浄槽12内の薬液16がポンプ2
0内に吸引され、高圧力を加えられた状態でガン38に
供給される。ガン38に供給された薬液は、ノズル40
の吐出口から洗浄槽12内のウェーハWに向けて霧化さ
れた状態で噴射される。
【0015】ここで、高圧力を加えられた薬液が霧化さ
れた状態で噴射されると、洗浄槽12内に貯留されてい
る薬液16中にキャビテーションが発生する。ウェーハ
Wは、この薬液16中に発生したキャビテーション現象
によって表面に付着している汚れ(パーティクル)が剥
離除去される。このように、本実施の形態のワーク洗浄
装置10では、ウェーハWが薬液16中に浸漬されてい
るので、汚れが再付着することがない。
【0016】また、本実施の形態のワーク洗浄装置10
では、大気中から薬液を噴射しているので、噴射された
薬液はエアを巻き込みながら洗浄槽12内に供給され
る。この結果、洗浄槽12に貯留されている薬液16中
に大量の気泡(真空でない気泡)が発生し、この気泡が
ウェーハWに接触するようになる。このため、前記キャ
ビテーション現象と相まってウェーハWの表面から汚れ
を効果的に剥離除去することができ、洗浄度が向上す
る。
【0017】図3は、本発明に係るワーク洗浄装置の第
2の実施の形態の全体構成図である。同図に示す第2の
実施の形態のワーク洗浄装置100は、ガン38のノズ
ル40が洗浄槽12内に貯留された薬液16中に設置さ
れている点、及び、洗浄槽12内に超音波振動子52、
52が設置されている点で第1の実施の形態のワーク洗
浄装置10と相違している。
【0018】このように、薬液16中に設置したノズル
40から薬液を噴射するようにした場合であっても、洗
浄槽12内に貯留された薬液16中にキャビテーション
を発生させることができる。そして、これによって汚れ
を再付着させることなくウェーハWを洗浄することがで
きるようになる。なお、このように薬液16中に設置し
たノズル40から薬液を噴射することにより、薬液の飛
散を全く生じさせずにウェーハWを洗浄することができ
る。この結果、薬液の飛散による装置等の汚れが全くな
くなり、装置のメンテナンス等が容易になる。
【0019】また、洗浄槽12内に設置された超音波振
動子52、52によって薬液16中に超音波を伝播させ
ることにより、薬液の噴射によって生じるキャビテーシ
ョンとは異なる周波数のキャビテーションが発生し、洗
浄効果が向上する。すなわち、周波数の異なるキャビテ
ーションが発生することにより、様々な種類の汚れに対
応することができ、洗浄効果が向上する。
【0020】なお、上述した一連の実施の形態では、ウ
ェーハWを薬液中に浸漬させるとともに、その薬液と同
種の薬液をウェーハWに噴射するようにしているが、薬
液に限らず純水を使用して洗浄するようにしてもよい。
また、これらの洗浄を段階的に行うようにしてもよい。
すなわち、最初に薬液で洗浄し、その後、純水で洗浄す
るようにしてもよい。
【0021】また、上述した実施の形態のワーク洗浄装
置10、100では、ガン側が水平方向に移動してウェ
ーハWを洗浄するように構成されているが、ウェーハ側
が水平移動あるいは回転してウェーハWを洗浄するよう
に構成してもよい。さらに、上述した実施の形態のワー
ク洗浄装置10、100では、薬液を噴射するノズル4
0は1つのみで構成されているが、複数のノズルから薬
液を噴射するように構成してもよい。
【0022】また、上述した実施の形態のワーク洗浄装
置10、100では、薬液16を循環させて使用するよ
うに構成されているが、薬液は別途設置したタンクから
供給するようにしてもよい。この場合、洗浄槽12は薬
液が一定水位まで溜まると排水されるように構成する。
また、上述した実施の形態では、本発明を半導体ウェー
ハの洗浄に適用した例で説明したが、洗浄対象はこれに
限定されず種々の電子部品の洗浄分野に本発明を適用す
ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のワーク洗
浄方法及び装置によれば、洗浄液体中にウェーハが浸漬
された状態で洗浄される。したがって、ウェーハに汚れ
が再付着することがなく、ウェーハの洗浄度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク洗浄装置の第1の実施の形
態の全体構成図
【図2】本発明に係るワーク洗浄装置の要部の構成を示
す側面断面図
【図3】本発明に係るワーク洗浄装置の第2の実施の形
態の全体構成図
【符号の説明】
10、100…ワーク洗浄装置 12…洗浄槽 14…薬液噴射装置 16…薬液 20…ポンプ 38…ガン 40…ノズル 52…超音波振動子 W…ウェーハ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽内に貯留された洗浄液体中にワー
    クを浸漬し、該洗浄液体の外から前記ワークに向けて高
    圧力を加えた液体をノズルから霧化させた状態で吹き付
    けることにより、前記洗浄液体中にキャビテーションを
    発生させて前記ワークを洗浄することを特徴とするワー
    ク洗浄方法。
  2. 【請求項2】 洗浄槽内に貯留された洗浄液体中にワー
    クを浸漬し、該洗浄液体の中から前記ワークに向けて高
    圧力を加えた液体をノズルから噴射することにより、前
    記洗浄液体中にキャビテーションを発生させて前記ワー
    クを洗浄することを特徴とするワーク洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記洗浄槽内に貯留された洗浄液体に超
    音波を伝播させて、該洗浄液体にキャビテーションを発
    生させることを特徴とする請求項1又は2記載のワーク
    洗浄方法。
  4. 【請求項4】 洗浄液体が貯留された洗浄槽と、 前記洗浄槽内に設置され、ワークを前記洗浄槽内に貯留
    された洗浄液体中に浸漬させた状態で保持するワークテ
    ーブルと、 前記洗浄液体の上方に配置され、前記ワークテーブルに
    保持されたワークに向けて高圧力を加えた液体を霧化さ
    せた状態で吹き付けることにより、前記洗浄液体中にキ
    ャビテーションを発生させるノズルと、からなることを
    特徴とするワーク洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄液体が貯留された洗浄槽と、 前記洗浄槽内に設置され、ワークを前記洗浄槽内に貯留
    された洗浄液体中に浸漬させた状態で保持するワークテ
    ーブルと、 前記洗浄液体中に浸漬配置され、前記ワークテーブルに
    保持されたワークに向けて高圧力を加えた液体を噴射す
    ることにより、前記洗浄液体中にキャビテーションを発
    生させるノズルと、からなることを特徴とするワーク洗
    浄装置。
  6. 【請求項6】 前記洗浄槽には、前記洗浄液体中に超音
    波を伝播させる超音波振動子が設けられていることを特
    徴とする請求項4又は5記載のワーク洗浄装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8006340B2 (en) 2008-08-26 2011-08-30 Hitachi High-Technologies Corporation Cleaning apparatus
CN104475386A (zh) * 2014-12-17 2015-04-01 杭州南华科技有限公司 一种变压器针脚清洁机

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