JPH0418513Y2 - - Google Patents

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JPH0418513Y2
JPH0418513Y2 JP6852188U JP6852188U JPH0418513Y2 JP H0418513 Y2 JPH0418513 Y2 JP H0418513Y2 JP 6852188 U JP6852188 U JP 6852188U JP 6852188 U JP6852188 U JP 6852188U JP H0418513 Y2 JPH0418513 Y2 JP H0418513Y2
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water
container
eggs
lime
lid
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、携帯用卵ゆで器に関する。
<従来の技術> ゆで卵を弁当等と共に携帯するには、予め、ゆ
でた卵を保温せずにそのまま持ち運ぶか、これを
保温できる容器内に収納して、温かく食べれるよ
うに携帯していた。
<考案が解決しようとする課題> しかし、ゆで卵は、保温しない場合において、
完全に卵をゆでた場合はゆで上がつてから時間が
経過すると黄身の部分が紫色に変色して外観が悪
くなり、美味性を損なう。また、半熟卵は調理後
時間が経過すると、卵の余熱により卵は完全にゆ
でた場合と同じになる。
上記いずれの場合においても、ゆでた後時間が
経過しているために、ゆで卵が冷却しており、ゆ
で卵本来の味覚を楽しむことができない。また、
保温していてもゆでた後、時間の経過とともに、
ゆで卵本来の美味性を損なう虞れがあつた。
一方、戸外において、卵をゆでる場合には、コ
ンロ等の器具が大きくなり、容易に携帯すること
はできなかつた。
そこで、この考案においては、主として戸外に
おいて、容易にゆで卵を得ることができる携帯用
卵ゆで器を得ることを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記の課題を解決するために、この考案の携帯
用卵ゆで器においては、蓋付容器と、該容器に収
納された開破可能な袋に収納された水と、水とは
別に、該容器に収納され、上記と水と反応して卵
をゆでるのに必要な熱を発生する石灰とから構成
されており、上記容器の蓋には、卵の入る少なく
とも一つの膨出部が形成され、且つ、水と石灰の
反応に伴つて生じる蒸気を放出する孔が形成され
ていることを特徴とする。
<作用> 上記の携帯用卵ゆで器は、蓋付容器、石灰、開
破可能な袋に収納された水とから構成されてい
て、卵をゆでる際には、卵を容器内にセツトした
状態で、蓋の蒸気放出用の孔から箸等の細い棒を
挿し込んで、水の入つた袋を開破すると、水は石
灰と接触し、発熱反応を起こし、卵をゆでるのに
必要な熱を出す。この熱によつて未反応の水の一
部が蒸気となる。
この熱と蒸気によつて、蓋付容器に収納されて
いる卵をゆでることができる。
蓋付容器は内部の熱や蒸気を、妄りに外へ逃が
さないので、効率良く卵をゆでることができる。
容器の蓋の膨出部は、輸送時や保管時に卵が破
損しないように水の収納されている袋との間に卵
を保持し、卵をゆでる場合には、石灰と水との反
応によつて生じる熱及び蒸気を卵の周りに保有す
る。
また、蓋に形成されている孔は、石灰と水との
反応により生じた熱により過剰に生じた蒸気を容
器外に逃がしている。過剰に生じた蒸気を容器外
に逃がすことにより、容器自体が変形したり、容
器の蓋が外れることを防止している。
<実施例> 次いで、この考案の実施例について図を参照し
ながら以下に説明する。
この実施例の携帯用卵ゆで器Aは、図に示すよ
うに、容器1、容器1に対する蓋2、不織布シー
ト31に収納された石灰3、ポリエチレン等の薄
手のシートで形成された開破可能な袋41に収納
された水4とからなり、図示する実施例では水4
の入つて袋41と石灰3の入つて不織布シート製
袋31を収納した内容器5を容器1内に収納して
いる。
尚、内容器5においては、内容器下部52に石
灰3の入つた不織布シート製袋31が収納され、
その上にポリエチレン等の薄手のシートで形成さ
れた開破可能な袋41に収納された水4が載置さ
れされている。
また、上記の容器1と蓋2は、ポリスチレン等
の発泡シートで形成することが断熱性の点からも
好ましく、石灰3と水4との反応によつて生じた
熱により、効率良く卵6をゆでることができる。
そして、容器1と蓋2はヒンジ部11で開閉可
能に結合している。蓋2を閉じる場合には、容器
1に形成されている係合孔12にこれと対応する
位置に形成されている係合片21を係合して閉じ
る。
上記の蓋2には、卵6を収納する膨出部22が
二つ形成されている。よつて、この携帯用卵ゆで
器Aにおいては同時に二つの卵6をゆでることが
可能である。
上記膨出部22は卵形であつて、その大きさ
は、卵6より、若干大きく形成されているので、
卵6の周りに若干の隙間が生じる。その隙間によ
つて熱と蒸気の移動が促進され、卵6を偏りなく
加熱する。
また、卵に邪魔されない位置、例えば、上記の
二つの膨出部22の間には、孔23が一つ形成さ
れている。この孔23は、携帯用卵ゆで器Aの内
部で過剰に生じた蒸気を外部に放出し、携帯用卵
ゆで器Aが変形したり、蓋2が外れたりすること
を防止している。
そして、水4の入つた袋41を開破する際に
は、箸等の棒状体を孔23より挿入し、この袋4
1を開破することが可能である。このとき、石灰
3と水4とがより接触しやすくし、石灰3と水4
との反応を促進するために、水4を収納している
袋41を開破する際に、石灰3を収納している不
織布シート製袋31を開破するのが好ましい。
内容器5は、水4との反応によつて発熱する石
灰3を収納しているので、非発泡ポリスチレン等
の耐熱性の優れた非発泡シートで形成されてい
る。そして、石灰3を収納した不織布シート製袋
31と接している内容器下部52は、容器1の内
面よりやや小さく形成され、内容器5の底面53
には突条51が形成され、内容器下部52と底面
53は容器1に密着していない。このため、容器
1が石灰3と水4との反応で生じる熱で、変形し
たりする虞れはない。
石灰3は、生石灰が消防法の規定において危険
物とみなされない含有量のものを用いる。例え
ば、この実施例では、空気中の水分との不測の反
応による発熱を防ぐために、生石灰の含有率が80
%以下の石灰3を用いる。
水4は、ポリエチレン等の薄手のシートで形成
された袋41に収納され、この袋41は石灰3を
収納している不織布シート製袋31の上に載置さ
れている。したがつて、水4の収納されている袋
41を開破すれば、水4は、石灰3を収納してい
る不織布シート製袋31を通過し、石灰3と接触
して発熱反応を起こす。
卵6は、運搬中に揺動等で割れることを防ぎ、
効率よく卵6をゆでるために、水4が収納されて
いる開破可能な袋41の上に載置され、卵6の略
上半部は膨出部22に収納されている。
石灰3自体が水4と反応後、比較的長い間100
℃以上の温度を維持できる点からも、少なくと
も、各卵6の一部は直接に石灰3と接触できる態
様で実施するのが望ましい。
そして、卵6をゆでる際には、蓋2に形成され
た孔23より箸等の棒状体を挿入し、水4の収納
された袋41が開破されると、水4は不織布シー
ト製袋31を通して石灰3と接触し、発熱反応を
起こす。この反応により生じた熱により、未反応
の水4の一部が蒸気となる。水4と反応を生じた
石灰3に卵6が接触していて加熱されることに加
え、上記蒸気と熱は卵6の周囲に万遍なく行き渡
り、卵6を加熱するのでゆで具合にむらがでる虞
れはない。
ゆで具合の好みにより、適当な時間が経過した
後、蓋2を開け、ゆで上がつた卵6を得ることが
できる。
尚、この考案は上記実施例に限定される訳では
ない。例えば、膨出部22を多数形成することに
より、同時により多くの卵6をゆでることを可能
にしたり、孔23を二つ以上形成し、余分な蒸気
が携帯用卵ゆで器Aより抜け易くすることも可能
である。
また、蓋2を容器1と別個に形成し、蓋2と容
器1が嵌合する構造とすることも可能である。
そして、容器1及び蓋2の材質も発泡ポリスチ
レンだけでなく、発泡ポリエチレン、発泡ポリプ
ロピレン等の他の発泡シートでもよいほか、紙製
容器やアルミその他の金属容器も使用可能であ
る。
同様に、水4を収納している袋41の材質もポ
リエチレンだけではなく、他の既知の合成樹脂に
よるものでもよい。
また、内容器5の材質も非発泡ポリスチレンだ
けではなく、非発泡ポリプロピレン等の他の耐熱
性に優れた非発泡合成樹脂シートや紙製、金属製
のものでも使用可能である。
また、上記実施例に示した発泡樹脂シート製の
容器1の内面に非発泡シートもしくはフイルムを
接合し、容器1の耐熱性を向上させ、内容器5を
使用せずに、この考案を実施することも可能であ
る。
以上のように、この考案の携帯用卵ゆで器Aに
おいては種々の設計変更が可能である。
<考案の効果> 以上のように、この考案の携帯用卵ゆで器によ
れば、水の格納された開破可能な袋を開破し、石
灰と水との反応により卵をゆでるのに必要な熱を
得ているので、容器且つ安全に卵をゆでることが
できる。そして、余剰の蒸気は孔から蓋外へ放出
でき、卵をゆでる際の容器の安全性が図れる。
上記のごとく、この携帯用卵ゆで器は、所望す
るときに、簡易に反応し熱を発する熱源を内内臓
ているので携帯上至便である。さらに、卵を膨出
部に収納しているので運搬中に卵が割れる虞れが
ないので、所望する時、携帯先で、できたてのゆ
で卵を、簡易に得ることができ、且つ、ゆで卵の
美味を損なうことがないという特有の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を一部欠截した斜視図
である。 A……携帯用卵ゆで器、1……容器、2……
蓋、3……石灰、4……水、41……水を収納し
ている袋、22……膨出部、23……孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋付容器と、該容器に収納された開破可能な袋
    に収納された水と、水とは別に、該容器に収納さ
    れ、上記の水と反応して卵をゆでるのに必要な熱
    を発生する石灰とから構成されており、上記容器
    の蓋には、卵の入る少なくとも一つの膨出部が形
    成され、且つ、水と石灰の反応に伴つて生じる蒸
    気と放出する孔が形成されていることを特徴とす
    る携帯用卵ゆで器。
JP6852188U 1988-05-23 1988-05-23 Expired JPH0418513Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6852188U JPH0418513Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23

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JP6852188U JPH0418513Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23

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Publication Number Publication Date
JPH01175631U JPH01175631U (ja) 1989-12-14
JPH0418513Y2 true JPH0418513Y2 (ja) 1992-04-24

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