JPH0418507Y2 - - Google Patents

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JPH0418507Y2
JPH0418507Y2 JP11300587U JP11300587U JPH0418507Y2 JP H0418507 Y2 JPH0418507 Y2 JP H0418507Y2 JP 11300587 U JP11300587 U JP 11300587U JP 11300587 U JP11300587 U JP 11300587U JP H0418507 Y2 JPH0418507 Y2 JP H0418507Y2
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JP
Japan
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lid
container body
inclined surface
container
vertical
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JP11300587U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は蓋付き加熱容器に関する。
(従来の技術とその問題点) 電子レンジ等にプラスチツク製容器が広く利用
されるようになつている。例えば、炊飯器、フラ
イパン、鍋、蒸し器、卵容器等がある。これらの
容器は蓋を備え、加熱調理に供されるものであ
る。これらの容器において、加熱時に容器内の空
気は温度上昇により膨張し、また容器内の水分は
蒸気となり、これらの圧力蓋より蓋を容器本体か
ら持ち揚げまたは蓋の位置をずらして、正常な調
理作業を防げるばかりでなく、危険である。
これを防止するために、一般に蓋の一部に小孔
を設け、ここから圧力を逃がすようにしている
が、この小孔では通気が不十分となる恐れがあ
る。更には、蓋を容器本体にクランプ等で固定し
て、蓋の位置ずれを強制的に防止しているが、製
造コストが高い問題がある。
一方、一般に、蓋を容器本体に載せる時の当り
面すなわち係合面は、水平であるか、または蓋の
当り面を水平面として容器本体の当り面を傾斜面
にして全周が接触するようにしてある。このよう
な従来の容器の構成では、容器内の圧力上昇によ
り蓋の位置が容器本体に対しずれ易く、また正常
な係合状態に自動復帰する作用すなわちセンタリ
ング作用を有していない。
(考案の目的) 本考案はこのうよな現状に鑑みてなされたもの
であつて、蓋と容器との間のほぼ全周にわたり均
一な間隙を設け、たとえ容器内の圧力上昇に起因
して蓋が容器本体から浮き上つて位置がずれても
自動的に正しい中心位置に復帰できるようになつ
た蓋付き加熱容器を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案において
は蓋と容器本体との係合面の間において複数個の
合わせリブを蓋に取り付け、蓋がこの合わせリブ
の部分のみで容器本体に接触するようにし、その
他のほぼ全周にわたり両者間に間隙を保ち、且つ
容器本体の係合面を水平面とせず傾斜面とし、1
方蓋の係合面を前記蓋の傾斜面に平行な傾斜面及
びこの傾斜面に接続した垂直面とし、前記合せリ
ブを蓋の該傾斜面及びそれに接続する垂直面上に
設けた。
(作用) このように構成することによつて、蓋と容器本
体のほぼ全周に在る間隙から容器内の高圧力を均
等に逃がすことができ、またたとえ蓋が外力によ
り容器本体に対し中心位置をずらされても重力に
より自動的に中心に復帰することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。本考案に係る蓋付き加熱容器は蓋1と容器本
体2から構成され、図示の実施例は本考案を炊飯
器に実施したものである。
第2図に示す蓋1を第3図の容器本体2に重ね
た状態を第4図に示す。蓋1の外縁部5が容器本
体2の曲状縁部4に係合している。前記曲状縁部
4は傾斜面4′を備えている。また、蓋1の外縁
部5は大体前記容器本体の傾斜面4′に平行な傾
斜面とそれに接続した垂直面とを有する。傾斜面
4′は例えば水平に対し約40度に傾斜している。
前記蓋の外縁部5の周面上に複数個の合わせリ
ブ3を有する。図示の実施例において合わせリブ
3は4個設けられている(第1図)。合わせリブ
3は狭い幅を有し(第1図)且つその形状は特に
第4図から明らかなように、蓋の外縁部5に沿つ
た傾斜部とそれに接続した垂直部とからなる。第
4図において該垂直部をHで示す。また前記合わ
せリブ3の垂直部の外面と、容器本体2の曲状縁
部4に接続するほぼ垂直部6の内面との間に間隙
Dが存在する。蓋1の上面には把手取付部7が設
けられている。
従つて、正しい蓋合わせ状態において蓋1の外
縁部5の外表面に設けた合わせリブ3が容器本体
4の傾斜面4′に接触するのみであり、その他の
殆んど全周部分において蓋1と容器本体4との間
に間隙が存在する。
(考案の効果) 本考案は以上説明した構成を備えているから、
図示の炊飯器に米と水を容れて加熱炊飯する際、
その内部の温度上昇に応じて蓋の位置が蒸気圧等
により偏心してずれても、蓋と容器本体の当り面
が傾斜しているためは自動的に中心位置決めの作
用すなわちセンタリングを行い高圧空気や蒸気圧
噴出の間隙を常に確保し、また合わせリブ3に垂
直部Hを有するため、蓋と容器本体との面接触を
回避することができ、蓋と容器本体との間のほぼ
全周にわたり高圧空気の逃げを確保することがで
きる。このようにして安全にして正常な炊飯作業
を接続できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の蓋付き加熱容器の蓋の底面
図、第2図は第1図の線−における断面図、
第3図は容器本体の縦断面図、第4図は蓋と容器
本体の係合状態を示す拡大図である。 1……蓋、2……容器本体、3……合わせリ
ブ、4……容器本体の曲状縁部、4′……傾斜面、
5……外縁部、6……垂直部、7……把手取付
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋1と容器本体2とを包含する蓋付き加熱容器
    において、前記容器本体2の曲状縁部4に傾斜面
    4′を備え、該傾斜面4′に係合する前記蓋1の外
    縁部5に前記容器本体の傾斜面4′に平行にして
    且つ該傾斜面に当接する傾斜面と該傾斜面に接続
    する垂直面とを設け、該傾斜面と該垂直面にこれ
    らの面にわたつて延在する傾斜部及び垂直部Hか
    らなる合わせリブ3を複数個設け、前記蓋体の合
    わせリブ3の垂直部Hと前記容器本体2の内周面
    との間に隙間D′を設けたことを特徴とする蓋付
    き加熱容器。
JP11300587U 1987-07-23 1987-07-23 Expired JPH0418507Y2 (ja)

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JP11300587U JPH0418507Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

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JP11300587U JPH0418507Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

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JPS6417630U JPS6417630U (ja) 1989-01-27
JPH0418507Y2 true JPH0418507Y2 (ja) 1992-04-24

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JP7144211B2 (ja) * 2018-06-25 2022-09-29 株式会社アイホー 炊飯釜

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JPS6417630U (ja) 1989-01-27

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