JP3200806U - 蒸気調理鍋 - Google Patents
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Abstract
【課題】大型化せずに安定した気密性を保持しながら、還元循環できる蒸気調理鍋を提供する。【解決手段】容器本体1の内面に係止段差部3を内方に突出させ、蓋受け部3とし、蓋受け部3に容器本体1の上面開口を覆う蓋部4を着脱自在に載置するとともに、蓋部4を容器本体1の内径よりも小径に形成し、蓋部4の裏面に水滴誘導部11を設けてなる構成。【選択図】図1
Description
本考案は、一定の気密性を保持させながら、水蒸気還元機能を有する蒸気調理鍋に関します。
従来の鍋には、鍋釜の上端外径よりも大きな外径の蓋で、鍋釜の上端に載置して使用し、蓋の重みを有効に活用して蓋と鍋釜との気密性を維持し、被調理物をなるべく高温の状態で効率的に加熱調理できるものがありました。
上記鍋は、外径が鍋釜上端の外径よりも大きく、高さ方向に厚みのある平面的な蓋の裏面に、鍋釜の上端が嵌り込む凹周溝を形成してなり、該鍋釜上端部が該凹周溝に嵌り込むことによって、気密性を向上していたものでした。
例えば、次の特許文献1
例えば、次の特許文献1
しかしながら、上記のように鍋釜上端と蓋との接触圧は蓋の重量によって与えられる為、必然的に一定以上の重みのあるものとなり、全体として大型化せざるを得ませんでした。
また、材質においても、該凹周溝内に挿入している鍋釜上端と蓋との隙間を減少させて、より一層安定した気密性を得る為には、吸湿性の優れる木自体の性質である膨張によって、安定した気密性を得ることになり、材質が木製に限定せざるを得ませんでした。
さらに、木製にすることにより、木の保湿性、吸湿性によって、蓋の内面に結露を生じることが少なく、素材の旨みを含んだ水蒸気を効果的に循環させることもできませんでした。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、全体として大型化せずに安定した気密性を保持しながら、素材の旨みを含んだ水蒸気を効果的に循環させる蒸気調理鍋を提供することを目的とするものです。
前記課題を解決するため請求項1記載の考案にあっては、容器本体の内面に係止段差部を内方に突出させ、蓋受け部とし、該蓋受け部に容器本体の上面開口を覆う蓋部を着脱自在に載置した蒸気調理鍋において、該蓋部を容器本体の内径よりも小径に形成し、該蓋部の裏面に水滴誘導部を設けてなることを特徴とするものです。
請求項2記載の考案にあっては、前記容器本体は、その上端部が下部よりも大径に、上端内周面の全周に係止段差部が形成され、該係止段差部が前記蓋部の蓋受け部とすることを特徴とするものです。
請求項3記載の考案にあっては、前記蓋受け部が、平坦面状に形成してなることを特徴とするものです。
請求項4記載の考案にあっては、前記蓋受け部が、容器本体の開口上縁から蓋部の厚みがほぼ隠れる位置に形成され、前記容器本体の蓋受け部よりの内面上方を、内側周壁部とすることを特徴とするものです。
請求項5記載の考案にあっては、前記蓋部は、その外周縁に係止鍔部を形成してなるとともに、該係止鍔部の外縁径を蓋受け部の内径より小さくしてなることを特徴とするものです。
請求項6記載の考案にあっては、前記蓋部は、その裏面に水滴誘導部を設けてなり、その水滴誘導部が突状に形成してなることを特徴とするものです。
請求項7記載の考案にあっては、前記水滴誘導部が凹凸状に形成してなることを特徴とするものです。
請求項8記載の考案にあっては、前記容器本体の側面より側方上方に突出してなる取っ手を設けてなることを特徴とするものです。
本考案によれば、蓋部の鍔部と蓋受け部との間に蓋部位置ずれ間隙と連通する隙間に水蒸気の膜が発生し、その水蒸気の膜で、容器本体内の熱や水分等が外へ逃げにくくなり、
ふきこぼれに繋がる不必要な水蒸気を適度に放出することができるので、ふきこぼれを防止することができます。
ふきこぼれに繋がる不必要な水蒸気を適度に放出することができるので、ふきこぼれを防止することができます。
また、万一にふきこぼれが生じたとしても、容器本体の上方内面に形成されている内側周壁が、蓋部の厚みよりも高く形成されているので、容器本体の外へ流れ出るのを遮断し、ふきこぼれを確実に防止することができます。
その為、容器本体で発生した旨み成分を含んだ水蒸気を効果的に循環させることができます。
さらに、蓋部の裏面に水滴誘導部が設けられているので、容器本体内で発生した水蒸気による蓋部内面に多数発生する水滴を速いタイミングで容器本体内に滴下させ、旨み成分を含んだ水蒸気を確実に還元する機能を果たすことができます。
また、容器本体の側面に設けた側方に突出した取っ手部により、指が掛けられ易く持ちやすいので、加熱直後の容器本体の側面への接触や、熱い湯気等に接触することなく、安全に取り出しや持ち運びが可能となります。
以下、本考案の実施形態を図に従って説明します。
図1乃至図4に示すように、本実施形態を示す図です。図1乃至図4で示すように、本考案に係わる蒸気調理鍋は、全体として大型化せずにコンパクトな大きさで安定した気密性を保持しながら、素材の旨みを含んだ水蒸気を効果的に循環させることができる蒸気調理鍋です。
図1は、本蒸気調理鍋として使用する例を示めす断面図です。図2は、本蒸気調理鍋の要部の拡大断面図です。図3は、本蒸気調理鍋の蓋部の裏面図です。図4は、本蒸気調理鍋として使用する例を示す要部の拡大断面図です。
容器本体1は、図1に示されるように、有底円筒状で、その胴部上端部2が開口上方に拡径され、下部よりも大径に、上部内周面の全周に亙り平坦面状の係止段差部3が形成されてなり、該段差部3が蓋部4を載置する為の蓋受け部3となります。
該蓋受け部3は、該容器本体1の上端から蓋の厚みがほぼ隠れる位置に内方に突出させて形成され、該容器本体1の蓋受け部3より上方内面が内側周壁5としてなります。
従いまして、係る容器本体1に蓋部4を載置すると、蓋部4の周縁が該容器本体の上部の蓋受け部3とが、略全周に亙って互いの面同士が接し、該容器本体1の内部が蓋部4によって遮断された状態になります。
この状態では、例えば、容器本体1に調理物7に対応する適量の水を入れ、調理物7を入れて熱すると、沸騰した水蒸気熱で容器本体1が熱せられるとともに、該容器本体1の内側に噴出される水蒸気10により蒸されて調理物7が加熱調理されるものです。
このように、容器本体1の高温高圧な水蒸気10によって、蓋部4の周縁6を蓋受け部3との間に前記蓋部4位置ずれ間隙8と連通する隙間9が形成されるようになります。
換言しますと、蓋部4の周縁6と蓋受け部3との間が高温高圧な水蒸気の膜9の発生によって、表面張力の力により、やや浮き上がる状態に載置される間隙8が生じることになります。
その為、該水蒸気の膜9で熱や水分等が外へ逃げにくくなるとともに、蓋部4と容器本体1の上部内周面の蓋部位置ずれ間隙8とが連通するので、水蒸気10が適度に略全周から、内側周壁5に沿って上方へ排気されます。
さらに、該内側周壁5の形成位置が、該容器本体1の蓋受け部3より上方にあるので、該内側周壁5がふきこぼれ防止形状となり、前記と合わせて、ふきこぼれにくい蒸気調理鍋となります。
その為、該容器本体1で発生した水蒸気10を該容器本体1内で循環させることで、素材の旨みを含んだ水蒸気10を効果的に循環させることができます。
また、蓋部4裏面には、複数の水滴誘導部11が形成されているので、水蒸気10は蓋部4の該水滴誘導部11から、速いタイミングで多数発生する水滴12となり、該容器本体1へ滴下還元されることとなります。
このように、旨みを含んだ水蒸気10を、該水滴誘導部11を介して、容器本体1へ確実に滴下し、還元機能を確実に果たされます。
なお、該水滴誘導部11の形状は、本実施例では突状となっていますが、例えば蓋部裏面に凹凸を形成する等(図示せず)、本実施例の形状に限定されるものではありません。
なお、該水滴誘導部11の形状は、本実施例では突状となっていますが、例えば蓋部裏面に凹凸を形成する等(図示せず)、本実施例の形状に限定されるものではありません。
また、図1に示すように、容器本体1の上縁側面より側方に突出してなる取っ手13を設けているので、加熱直後でも容器本体1の側面への接触が避けられ、また、容器本体1内からの熱も伝わりにくい為、火傷等を防ぎながら、安全に取り出しや持ち運び等ができます。
さらに、該取っ手13が側方に突出しているので、加熱調理直後の熱い蒸気に触れることなく、より安全に持ち運びができます。
なお、本実施例では、容器本体1や蓋部4の形状は、円形を基本として説明してきましたが、円形以外の形状、例えば多角形状でも同じような効果を得ることができます。
容器本体1
胴部上端部2
係止段差部(蓋受け部)3
蓋部4
内側周壁5
周縁6
調理物7
間隙8
隙間(水蒸気の膜)9
水蒸気10
水滴誘導部11
水滴12
取っ手13
胴部上端部2
係止段差部(蓋受け部)3
蓋部4
内側周壁5
周縁6
調理物7
間隙8
隙間(水蒸気の膜)9
水蒸気10
水滴誘導部11
水滴12
取っ手13
Claims (8)
- 容器本体の内面に係止段差部を内方に突出させ、蓋受け部とし、該蓋受け部に容器本体の上面開口を覆う蓋部を着脱自在に載置した蒸気調理鍋において、蓋部を容器本体の内径よりも小径に形成し、蓋部の裏面に水滴誘導部を設けてなる蒸気調理鍋。
- 前記容器本体は、その上端部が下部よりも大径に、上端内周面の全周に亙る係止段差部が形成され、該係止段差部が前記蓋部の蓋受け部とする請求項1記載の蒸気調理鍋。
- 前記蓋受け部が、平坦面状に形成してなる請求項1又は2記載の蒸気調理鍋。
- 前記蓋受け部が、容器本体の開口上縁から蓋部の厚みがほぼ隠れる位置に形成され、前記容器本体の蓋受け部よりの内面上方を、内側周壁部とする請求項1乃至3のいずれかに記載の蒸気調理鍋。
- 前記蓋部は、その外周縁に係止鍔部を形成してなるとともに、該係止鍔部の外縁径を蓋受け部の内径より小さくしてなる請求項1乃至4のいずれかに記載の蒸気調理鍋。
- 前記蓋部は、その裏面に水滴誘導部を設けてなり、その水滴誘導部が突状に形成してなる請求項1乃至5のいずれかに記載の蒸気調理鍋。
- 前記水滴誘導部が凹凸状に形成してなる請求項1乃至6のいずれかに記載の蒸気調理鍋。
- 前記容器本体の側面より側方上方に突出してなる取っ手を設けてなる請求項1乃至7のいずれかに記載の蒸気調理鍋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015004330U JP3200806U (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 蒸気調理鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015004330U JP3200806U (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 蒸気調理鍋 |
Related Parent Applications (1)
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JP3200806U true JP3200806U (ja) | 2015-11-05 |
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Family Applications (1)
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JP2015004330U Expired - Lifetime JP3200806U (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 蒸気調理鍋 |
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JP (1) | JP3200806U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107625400A (zh) * | 2016-07-18 | 2018-01-26 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 汽锅盘及具有其的电汽锅 |
-
2015
- 2015-08-27 JP JP2015004330U patent/JP3200806U/ja not_active Expired - Lifetime
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CN107625400A (zh) * | 2016-07-18 | 2018-01-26 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 汽锅盘及具有其的电汽锅 |
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