JPH0418436Y2 - - Google Patents

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JPH0418436Y2
JPH0418436Y2 JP9037986U JP9037986U JPH0418436Y2 JP H0418436 Y2 JPH0418436 Y2 JP H0418436Y2 JP 9037986 U JP9037986 U JP 9037986U JP 9037986 U JP9037986 U JP 9037986U JP H0418436 Y2 JPH0418436 Y2 JP H0418436Y2
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JP
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temperature
cord heater
shelf
cord
attached
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、小型の温蔵シヨーケースに関する。
〔従来の技術〕
かかるシヨーケースでは、缶コーヒー等の飲料
缶を温蔵販売するものがあるが、その一例を第4
図に示すと、上下左右奥の5面を断熱壁で囲つた
断熱箱体6を本体としてその前面に商品取出用の
ガラス扉7を取付け、内部に陳列棚1を場合によ
つては複数段上下平行(図は1段のみの場合を示
す)に設けてある。そして、この棚1の裏側にコ
ードヒーター3をテープ等で貼付し、その裏側か
ら貼付板2で押さえるとともに該貼付板2の表面
中央にサーモスタツト等の温度調節器5を取付け
る。
前記コードヒーター3は、ガラス繊維や石綿な
どを芯材として軟かな電熱線、例えば銅線、ニツ
ケル合金線などを巻付け、さらにその上を耐熱性
の樹脂などで被覆して絶縁したもので、第5図に
示すように貼付板2の四周を巡つてツナギ線4に
よつて、第6図の等価回路に示すように、温度調
節器5及び電源と直列の電気回路を形成してい
る。
さらに、第7図に示すように棚1の表面に、鋼
線等の線状部材で奥側に折曲部を位置させたU字
形状の缶誘導路8を複数本(図では3本を示す)
並列に形成した。
このようにして、U字形の缶誘導路8の一側の
棚1の前縁を飲料缶9の押入口、他側の前縁を取
出口と決め、押入口から飲料缶9を順にシヨーケ
ース内に収納、補充して押入れる。
そして、コードヒーター3によつて、棚1上に
陳列した飲料缶9を加温し、温度調節器5を設定
温度でON・OFFして飲料缶9を一定温度に温蔵
する。取出口に至つた飲料缶9、すなわち先に収
納した飲料缶9より順に取出す、いわゆる先入れ
先出しが実行されて、飲料缶9がシヨーケース内
に温蔵される時間ができるだけ短くすむようにし
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記従来例においては、棚1上に缶誘導路8を
設けて、飲料缶9の先入れ先出しによつて、飲料
缶9が温蔵される時間をできるだけ短時間ですむ
ようにしてはあるけれども、棚1裏に設けたコー
ドヒーター3がその配設状態が棚1の前側と奥側
で発熱量が等量であるように貼付板2に貼付され
ているので、前側ではガラス扉7から外に逃げる
熱量相当分だけ低い温度になり、棚1の前側に在
る飲料缶9aは設定温度よりも低い温度で保存さ
れることになり、また奥側に在る飲料缶9bは取
出口に遠いから設定温度でしかも長時間保存され
ることになる。
ところで、高い温度で長時間保存すると飲料缶
9の中味の品質の損傷を早めるものであり、これ
への対策としては設定温度を適温よりも低くして
おくことも考えられるが、そうすると取出口に近
い飲料缶9aはそれよりも低い温度で保存される
ことになり、実際に取り出して販売する際は生温
るくてまずいものになつてしまうので具合が悪
く、この方法はとられていない。それゆえ、奥側
にある飲料缶9bが高めの設定温度で長時間保存
されるようになつていた。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
内部の商品を温度差なく適正に加温、温蔵できる
シヨーケースを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、前面を開閉
自在の扉とし他の面を断熱壁とする箱体の内部
に、上面に奥側で折曲するU字形の缶誘導路を形
成し、下面にコードヒーターを貼付した陳列棚を
設けたシヨーケースにおいて、前記コードヒータ
ーを扉側での発熱量を奥側での発熱量より大きく
して貼付したことを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、コードヒーターの扉側の発熱
量を奥側の発熱量よりも大きくしたので、シヨー
ケース内の扉側の商品は該扉からの放熱を補うよ
うに高い温度で加温保持されて、適温状態で取出
される。また、その時にまだ奥側にある商品は保
温時間は長いけれども低い温度で保存されるか
ら、中味の品質を損傷を早めることはない。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案のシヨーケースの第1実施例を
示す説明図で、前記従来例を示す第5図と同一構
成要素には同一参照番号を付したものである。な
お、本考案のシヨーケースは、棚裏に貼付したコ
ードヒーター以外の本体部分は前記従来例を示す
第4図、第7図と同様であるので、それの詳細な
説明は省略する。
すなわち、図中2は棚の裏側に添着する棚と略
同形同大の貼付板で、この貼付板2に従来と同様
にガラス繊維や石綿などを芯材として軟かな電熱
線、例えば銅線ニツケル合金線などを巻き付け、
さらにその上を耐熱性の樹脂などで被覆して絶縁
したコードヒーター3を貼付する。
その際、該コードヒーター3は図で示したよう
に、棚の後側において2本のコードヒーター3
a,3bを折返して例えば2重に配列し、貼付板
2の前側及び側方前部においては、前記コードヒ
ーター3a,3bのそれぞれをツナギ線4a,4
bを介してコードヒーター3cの両端に接続し、
この2重のコードヒーター3cをさらに折返して
計4重に配列して、奥側のコードヒーター3a,
3bの合計発熱量よりも前側のコードヒーター3
cの発熱量の方が大きくなるように構成した。
なお、コードヒーター3a,3bの他端はツナ
ギ線4,4で電源に接続される。また、図中5は
貼付板2上に付設したサーモスタツト等の温度調
節器で、この温度調節器5は空気温度の高低に応
じてON、OFFをするもので、第2図の等価回路
に示すように電源に対しこれらコードヒーター3
a,3b,3cと直列に接続される。
さらに他の実施例として、第3図に示すよう
に、コードヒーター3を単一体として、貼付板2
の前側での貼付量(長さなど)を奥側での貼付量
よりも複数倍に大きくして、前側のコードヒータ
ーの発熱量を後側のコードヒーターの発熱量の同
じく複数倍にすることも考えられる。
次に使用法及び動作について説明すると、温度
調節器5は貼付板2の前側に取付けられていて、
シヨーケースの扉側の温度がある設定温度t0に上
昇するとOFFし、t0よりも低い他の設定温度t1
下降するとONするように設定してある。そうす
ると、前側のコードヒーター3cは奥側のコード
ヒーター3b,3cの合計発熱量よりも大きくし
てあるから、シヨーケース内の温度は奥側が前側
よりも低い温度t1を保つことになる。
このような条件のもとに、コードヒーター3
a,3bは棚上の奥側に在る飲料缶9bを直接に
加温し、コードヒーター3cは前側に在る飲料缶
9aを直接に加温するから、奥側にある飲料缶9
bは低い温度t1に加温・温蔵され、前側に在る飲
料缶9aはそれよりも高い温度に加温・温蔵され
る。なお、前側と奥側の中間帯ではコードヒータ
ー3a〜3cによつて直接加温されることはない
が、前後の温められた飲料缶9とコードヒーター
3で温められたシヨーケース内の空気によつて中
間的な温度で加温・温蔵されることになる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のシヨーケースは、前
面を開閉自在の扉とし他の面を断熱壁とする箱体
の内部に、上面に奥側で折曲するU字形の缶誘導
路を形成し、内面にコードヒーターを貼付した陳
列棚を設けたシヨーケースにおいて、棚の裏に、
扉側での発熱量が奥側での発熱量よりも大きいコ
ードヒーターを貼付したので、棚上の飲料缶を前
側にある缶を奥側にある缶よりも高い温度に加温
及び温蔵ができることになり、扉からの放熱を補
うことができる。
さらに、棚上に缶誘導路を設けて飲料缶の先入
れ先出しを図ることと相俟つて、高い温度で長時
間温蔵することが避けられ、しかも所定の適温に
加温された飲料缶を取出して販売することができ
る。
したがつて長時間の温蔵による品質の低下が避
けられ、適温の新鮮な飲料缶を販売できるから、
お客に対するサービスが向上し、販売成績をあげ
ることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシヨーケースの1実施例を示
す要部の説明図、第2図は同上等価回路図、第3
図は同上第2実施例の説明図、第4図は従来例の
シヨーケースの縦断側面図、第5図は同上コード
ヒーターの貼付状態の説明図、第6図は等価回路
図、第7図は同上棚の平面図である。 1……棚、2……貼付板、3……コードヒータ
ー、3a,3b,3c……コードヒーター、4,
4a,4b……ツナギ線、5……温度調節器、6
……断熱箱体、7……ガラス扉、8……缶誘導
路、9,9a,9b……飲料缶。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面を開閉自在の扉とし他の面を断熱壁とする
    箱体の内部に、上面に奥側で折曲するU字形の缶
    誘導路を形成し、内部にコードヒーターを貼付し
    た陳列棚を設けたシヨーケースにおいて、前記陳
    列棚はコードヒーターを扉側での発熱量を奥側で
    の発熱量より大きくして貼付したことを特徴とす
    るシヨーケース。
JP9037986U 1986-06-13 1986-06-13 Expired JPH0418436Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9037986U JPH0418436Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9037986U JPH0418436Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

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Publication Number Publication Date
JPS62200966U JPS62200966U (ja) 1987-12-21
JPH0418436Y2 true JPH0418436Y2 (ja) 1992-04-24

Family

ID=30950184

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JP9037986U Expired JPH0418436Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

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JP6131589B2 (ja) * 2012-12-12 2017-05-24 富士電機株式会社 ショーケースの制御装置

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JPS62200966U (ja) 1987-12-21

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