JPH0418409A - スチレン共重合体の製造方法 - Google Patents

スチレン共重合体の製造方法

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JPH0418409A
JPH0418409A JP12172290A JP12172290A JPH0418409A JP H0418409 A JPH0418409 A JP H0418409A JP 12172290 A JP12172290 A JP 12172290A JP 12172290 A JP12172290 A JP 12172290A JP H0418409 A JPH0418409 A JP H0418409A
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JP
Japan
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methacrylic acid
styrene
amount
copolymer
water
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JP12172290A
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English (en)
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Masanobu Zama
座間 正信
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Resonac Holdings Corp
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、懸濁重合法による透明なスチレン共重合体の
製造方法に関する。
さらに詳しくは、スチレン−メタクリル酸共重合におい
て、メタクリル酸の初期仕込み量をスチレン−メタクリ
ル酸共重合体の反応初期のメタクリル酸含有率と反応終
期のメタクリル酸含有率とが一致する値に決めることに
より、高度に光透過性を有するスチレン−メタクリル酸
共重合体を得る製造方法に関する。
(ゆ従来の技術 スチレンとメタクリル酸との共重合体を得る方法として
、従来から多くの方法が提案されており、比較的透明で
耐熱性のあるスチレン−メタクリル酸共重合体を懸濁重
合法で製造可能であることは、特開昭58−96641
号公報に示されているように公知である。また透明なス
チレン−メタクリル酸共重合体を得る方法として、特開
昭61−266418゜62−74909号公報等に示
されているように、メタクリル酸を分割添加する方法が
提案されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来技術における分割添加による方法に
おいては、メタクリル酸の初期仕込み量は全添加量の概
略30〜80重量%が良いと漠然と示されているのみで
あり、得られた共重合体の透明性が十分ではなく、高度
に透明性を要求される用途には使用できなかった。本発
明はかかる状況に基づいてなされたものであって、その
目的は高度に先透過性を有するスチレン−メタクリル酸
共重合体の製造方法を提供することにある。
に)課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、鋭意研究を重ねた結果、懸濁
重合法によるスチレン−メタクリル酸共重合体の製造に
おいて、反応開始当初から反応終了まで生成する重合体
のメタクリル酸/スチレン組成比を一定に維持するため
に、反応開始前にあらかじめ共重合体のメタクリル酸/
スチレン組成比が所望の組成比になるようにメタクリル
酸の初期仕込み量を特定することによって、従来技術の
問題点が解消されることを見出した。すなわち、本発明
はメタクリル酸の初期仕込み量として、下記〔1〕式で
示される値を用いること、かつメタクリル酸の残量を反
応の経過に応して添加することを特徴とする高度に光透
過性を有するスチレン−メタクリル酸共重合体を得る製
造方法である。
ただし、m:全メタクリル酸添加量に対する初期仕込み
量     〔重量%〕 A:スチレン仕込み量  〔重量部〕 B:水仕込み量  〔重量部〕 F:スチレン−メタクリル酸共重合体 のメタクリル酸含有重量分率 X:スチレン相中のメタクリル酸重量 分率を表わし、次式で示される ・・・・・・・・・ 〔2〕 y:水相中のメタクリル酸重量分率を表わし、次式で示
される y −0,102X”2−−− C3)を表わすものと
する。
以下本発明の内容を詳しく説明する。
一般に共重合反応においては、各七ツマ−の反応性比に
応じてモノマー組成と得られる共重合体の組成とは異な
ることか知られている。スチレンとメタクリル酸との共
重合においては、メタクリル酸とスチレンとの反応性は
スチレン同志のそれより高いため、共重合当初の重合体
はメタクリル酸をより多く含有したものとなる。従って
均一なスチレン−メタクリル酸共重合体を得るためには
、重合開始時にはスチレン相中のメタクリル酸濃度を低
くしておかねばならない。さらに、懸濁重合法において
は水を分散媒体に使用するのが一般的であるが、本発明
におけるメタクリル酸は水にも溶解するため、この量を
考慮してメタクリル酸の初期仕込み量を決定する必要か
ある。前記の〔1〕式は以上のことを勘案してなるメタ
クリル酸の初期仕込み量を示すものである。〔2〕式は
スチレン相中のメタクリル酸濃度と生成した共重合体の
メタクリル酸含有率の関係を示し、〔3〕式はスチレン
と水の双方に溶解するメタクリル酸の濃度を示す式であ
る。
これらの式を利用し、次のようにして初期に仕込むメタ
クリル酸量を特定する。まず反応に用いるスチレン量、
所望する共重合体のメタクリル酸含有率及び水量を適宜
選定する。メタクリル酸含有率としては0.03〜0.
3重量分率、スチレンとメタクリル酸とを合わせた全モ
ノマーと水との重量比率は1:1〜1:3に選ふのが望
まし、い。このようにして設定したメタクリル酸含有率
Fを〔2重式に代入し、スチレン相中のメタクリル酸重
量分率Xが求められる(解は2通りあるが小さい方を採
用する)。このXを〔3重式に代入して水相中のメタク
リル酸重量分率yが求まる。最後にX及びyを〔1重式
に代入してメタクリル酸初期仕込み量mが求められる。
メタクリル酸全添加量から初期仕込み量を差し引いた残
量は、反応の経過に応じて連続的もしくは分割して後添
加できる。後添加方法としては共重合体転化率80%以
内、好ましくは60%以内に2〜5回に分けて添加する
ことが望ましい。添加率80%を越えると水相中の残留
メタクリル酸量が増加し好ましくない。後添加回数1回
にすると、スチレン相中のメタクリル酸濃度変化が大き
いという点て、また5回を越えて分割しても良いが回数
か増加する分操作が繁雑になるので好ましくない。
以下実施例により具体的に説明する。
(ホ)実施例 実施例 1 共重合体のメタクリル酸含有率を0.05重量分率とし
、スチレン+2375g及び水=5000gとした。
このとき全メタクリル酸量は125g及び全モノマーと
水との重量分率は1:2である。またFは0.05であ
るから、このFを〔2重式に代入しX −0,0127
が得られ、次にこのXを〔3重式に代入してy−0,0
115が得られる。最後にこれらx、y及びスチレンA
−2375gと水B−51100gを代入してメタクリ
ル酸初期仕込みiAmは71%となる。
以上の方法で得られたメタクリル酸の初期仕込み量を使
って次のような操作で反応を行った。
撹拌機とヒーターが付属したIOLの反応容器に水を5
000 g、懸濁剤としてヒドロキシエチルセルロース
ヲ7.5p:及びドデシルベンゼンスルフオン酸ソーダ
を0.0075g仕込み、撹拌しなから50℃に加熱し
て完全溶解させる。次にスチレンを2375 g 。
メタクリル酸を全添加量の71%すなわち89g1反応
開始剤としてベンゾイルパーオキサイドを6,25g及
び2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタンを2.
5g仕込み、90℃まで昇温し、そのまま保持する。後
添加するメタクリル酸36gは2回に分け、1回目は昇
温完了してから1時間経過後18g、2回目は昇温完了
してから3時間経過後tsgをそれぞれ添加する。昇温
完了して5時IL’)経過後、再び昇温し1時間かけて
130℃まで上げる。130℃で2時間保持し反応を終
了する。90℃に昇温完了してから3時間経過後の共重
合体転化率は45%であった。重合初期及び最終共重合
体の結果を第1表に示す。
なお、共重合体のメタクリル酸含有率はメトキシナトリ
ウムを用いた滴定法により、全透過率及び濁度はJIS
 K7105に準拠し、ヘイズメーター(日本主色■製
)によりそれぞれ測定した。
実施例 2 共重合体のメタクリル酸含有率を0,10重量分率とし
、スチレン+2250g及び水5000 gとした。こ
のとき全メタクリル酸量は250g及び全モノマーと水
との重量分率は〕:2である。実施例1と同様の方法で
計算し、メタクリル酸の初期仕込み量mは61%すなわ
ち152gが得られる。後添加するメタクリル酸98g
は2回に分け、1回IE]50g、 2回目48gとす
る以外は、実施例1と同様の操作を行って得られた結果
を第1表に示す。
実施例 3 共重合体のメタクリル酸含有率を0.15重量分率とし
、スチレン: 2125g及び水5000 gとした。
このとき全メタクリル酸量は375g及び全モノマと水
との重量分率はl:2である。実施例1と同様の方法で
計算し、メタクリル酸の初期仕込みmmは59%すなわ
ち220gが得られる。後添加するメタクリル酸155
gは3回に分け、1回目は55gを0.5時間後に、2
回目は50gを2時間経過後に、3回目は50gを90
℃に昇温完了してから3,5時間経過後にそれぞれ添加
する以外は、実施例1と同様の操作を行った。90℃に
昇温完了してから3,5時間経過後の共重合体転化率は
52%であった。また得られた結果を第1表に示す。
実施例 4 共重合体のメタクリル酸含有率を0.10重量分率とし
、スチレン: 2250g及び水2500 gとした。
このとき全メタクリル酸量は250g及び全モノマーと
水との重量分率は1:1である。実施例1と同様の方法
で計算し、メタクリル酸の初期仕込み量mは43%すな
わちiongが得られる。後添加するメタクリル酸14
2gは3回に分け、1回目は50gを0.5時間後に、
2回目は50gを2時間経過後に、3回目は42gを3
.5時間経過後にそれぞれ添加する以外は、実施例3と
同様の操作を行って得られた結果を第1表に示す。
比較例 1 仕込み量として実施例2と同じスチレン: 2250g
、メタクリル酸:250g及び水: 5000gとし、
メタクリル酸は最初から全一仕込んだ以外は実施例1と
同様の操作を行って得られた結果を第1表に示す。
比較例 2 仕込み量として実施例2と同じスチレン: 2250g
1メタクリル酸:250g及び水: 5000gとし、
メタクリル酸の初期仕込み量を全添加量の80%すなわ
ち200gとする(本発明の方法によれば実施例2に示
したように61%に特定される)。後添加するメタクリ
ル酸50gは2回に分け1回目は25g12回目は25
gとする以外は実施例1と同様の操作を行って得られた
結果を第1表に示す。
比較例 3 仕込み量として実施例3と同じスチレン: 2125g
、メタクリル酸:375g及び水: 5000gとし、
メタクリル酸の初期仕込み量を全添加量の80%すなわ
ち300gとする(本発明の方法によれば実施例3に示
したように59%に特定される)。後添加するメタクリ
ル酸75gは2回に分け1回目は38g12回目は37
gとする以外は実施例1と同様の操作を行って得られた
結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、実施例では反応初期と最終
共重合体とのメタクリル酸含何率とがほぼ一致しており
、全透過率91%以上、濁度1%前後と高度に透過性を
有している。これに比べ、比較例では反応初期と最終と
のメタクリル酸含有率には大きな隔たりかあり、全透過
率83%以下、濁度596前後と透過性に劣る。
くべ)発明の効果 本発明の方法によれば、初期共重合体のメタクリル酸含
有率と最終共重合体のメタクリル酸含有率とをほぼ一致
させることか可能となり、高度に先透過性に優れたスチ
レン−メタクリル酸共重nf本を得ることができる。
出 願 人 昭 和 電 工 株 式

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スチレンとメタクリル酸を水中で懸濁重合を行う反
    応において、メタクリル酸の初期仕込み量として下記〔
    1〕式で示される値を用いること、かつメタクリル酸の
    残量を反応の経過に応じて添加することを特徴とするス
    チレン共重合体の製造方法。 m−100×〔(A×x)/(1−x)+(B×y)/
    (1−y)〕×(1−F)/A×F・・・〔1〕ただし
    、m:全メタクリル酸添加量に対する初期仕込み量〔重
    量%〕 A:スチレン仕込み量〔重量部〕 B:水仕込み量〔重量部〕 F:スチレン−メタクリル酸共重合体 のメタクリル酸含有重量分率 x:スチレン相中のメタクリル酸重量 分率を表わし、次式で示される F/(0.1735F+0.8265)=x(0.82
    65−0.4265x)/(0.157+1.339x
    −1.1x^2)………〔2〕 y:水相中のメタクリル酸重量分率を表 わし、次式で示される y=0.102x^1^/^2………〔3〕を表わすも
    のとする。 2、メタクリル酸の残量を共重合体転化率80%以内て
    、2〜5回に分けて添加することを特徴とする請求項1
    記載の製造方法。
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