JPH04183844A - 亜鉛―アルミニウム合金めっき鋼線の冷却方法 - Google Patents

亜鉛―アルミニウム合金めっき鋼線の冷却方法

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JPH04183844A JP30856790A JP30856790A JPH04183844A JP H04183844 A JPH04183844 A JP H04183844A JP 30856790 A JP30856790 A JP 30856790A JP 30856790 A JP30856790 A JP 30856790A JP H04183844 A JPH04183844 A JP H04183844A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼線の冷却方法
に関する。
〔従来の技術及びその技術的課題〕
めっき鋼線として亜鉛めっき鋼線が汎用されているが、
近年、これよりも耐食性にすぐれた亜鉛−アルミニウム
合金めっき鋼線の需要が高まってる。
この亜鉛−アルミニウム合金めっき*、i!は、−般に
、鋼線を洗浄、脱脂等により清浄化処理し、次いでフラ
ッグス処理を行った後、第1段として溶融亜鉛めっきを
施し、次いで第2段としてAQ添加量3%以上のZ n
 −A Q合金浴にて溶融めっきするか、または、直接
AQ添加量3%以上のZn−AQ合金浴でめっきし、め
っき浴から垂直に引き上げて、冷却後、巻き取ることで
作られる。
この亜鉛−アルミニウム合金めっき*gに関し。
耐食性をより高くするため、めっき厚をたとえば250
g/rrr以上に厚くしたい希望がある。そのめっき付
着量を確保するためには、操業条件として、鋼線の移動
速度(線速)を少なくとも20 m/min以上にして
めっき浴から高速で引き上げることが必要である。
この高速化によりめっき厚の要求は満足させることがで
きる。しかし、耐疲労性や耐食性等の面からは、さらに
、めっき厚が長手方向と直角の断面において均一で、か
つ長手方向でもバラツキが少ないことが要供される。つ
まり、めっき層の偏肉比(最大厚/最小厚)をできるだ
け1に近くし、偏径差(長径−短径)をゼロに近づける
ことが要望されている。
このような偏肉比や偏径差の小さい亜鉛−アルミニウム
合金厚めつき鋼線を得るポイントのひとつは、めっき浴
から引き上げられた後の鋼線の冷却方法であり、従来、
めっき後の線材の冷却方法として従来種々の方法が提案
されている。
すなわち、特公昭55−18780号公報には5鋼線の
移動経路と交差するように冷却液の噴流を形成する方法
が示されている。また、特公昭60−59?、97号公
報には、筒体の中に中心部にオリフィスを有する仕切り
を多段に設け、これにより形成された複数段の水溜りの
中をめっき鋼線を通過させる方法が示され、さらに実公
昭57−13880号公報には、タンク内の下部に液体
旋回流を形成して一次冷却し、次いでタンク上部でスプ
レーノズルから圧縮空気を鋼線と直角方向から吹き付け
て2次冷却する方法が示されている。
しかし、これらの方法は、線材に付着しためっき層を水
冷方式で凝固させるも゛のであり、上方に向かって通過
する鋼線に対しボリュームを持つ水圧が瞬間的に強く作
用する。このため、線速が比較的低速で、めっき厚が薄
い場合にはあまり影響が出ないが、厚いめっきの場合に
は、凝固始めの軟らかなめっき層がどうしても片側に寄
せられてしまったり、垂れたり、凝集凝固により部分的
に膨らんでしまうなど、偏肉の発生を避けら九なかった
。さらにこれらの方法は多数掛けのめっきラインでの適
用が困難であるという問題があった。
この対策として、特公平1.−54428号公報では、
亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼線の場合に、冷却装置
でめっきを完全には凝固させず、冷却装置より下流側の
ダイスでスキンパスすることによりめっき層の突部を機
械的に削り取ることが提案されているが、この方法では
外部からの強圧でめっき層が母地に食い込んで微小な傷
を発生させ、耐久性がかえって劣化する危険があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記のような問題点を解消するために創案され
たもので、その目的とするところは、めっき厚が250
 g/rrr以上と厚く、しかもその厚さが均一で偏肉
の極めて少ない亜鉛−アルミニウム合金の厚めつき鋼線
を得ることができる冷却方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、亜鉛−アルミニウム
合金めっき浴でめっきした鋼線を垂直状に引き上げつつ
冷却する際に、めっき浴から出た鋼線の軸線に対し、非
直角の所要角度をもって気体ないしミストを吹付けるこ
とでめっき層を凝固させ、凝固後に始めて水冷する手法
を採用したものである。
好ましい条件としては、めっき浴からの鋼線の引き上げ
速度を20 m/win以上とし、気体ないしミストの
吹付は角度を10〜45°、吹付は圧力を1.0〜4.
Okgf/aiとすることである。
以下本発明を添付図面に基いて詳述する。
第1図は、本発明による亜鉛−アルミニウム合金めっき
鋼線の冷却方法の概要を示している。
1は鋼線であり、サプライから繰り出され、鉛浴、水洗
浴、塩酸浴、水洗浴等により清浄化処理がなされ、次い
で塩化亜鉛や塩化アンモニウム等の塩化物によりフラッ
クス処理がなされ、自然乾燥または熱風乾燥される。
2は第1めっき槽であり、溶融亜鉛浴20からなってい
る。この溶融亜鉛浴の浴組成は、工業的な地金としての
不純物を含むもの、意図的にアルミニウムなどの金属を
微量添加したものを含む。
3は第2めっき槽であり、重量%で3〜10%のアルミ
ニウムを添加した亜鉛−アルミニウムめっき浴30から
なっている。
前記のようにフラックス処理された鋼線1は、まず、溶
融亜鉛浴20に装入され、浴内のガイドローラ21を経
由して立ち上がり、任意の形式の絞り装置2またとえば
砂利を収容しこれに非酸化性ガスを流通してシールさせ
たものによりワイピングされることで亜鉛めっきされる
亜鉛めっきされた鋼線1は第1めっき槽上力のガイドロ
ーラ23を介して溶融亜鉛浴20から連続的に引き上げ
られ、その引き上げ過程で冷却される。その冷却袋w4
は任意であり、この例では、鋼線1の通線方向と交差す
る方向から水流を当てているが、これに代え、後記する
亜鉛−アルミニウム厚めつき後の冷却装置を使用しても
よい。
亜鉛は鋼に対し濡れ性が良好であり、したがつてガイド
ローラ23を経由したmRは、表面に下地としての亜鉛
めっきが均一の厚さに層着している。次いで、亜鉛めっ
きされた鋼線1は、亜鉛−アルミニウムめっき浴30に
装入され、亜鉛−アルミニウム合金めっきが施される。
亜鉛−アルミニウムめっき浴30内と浴上力にはガイド
ローラ31.33が配されており、亜鉛−アルミニウム
合金めっきされた鋼線1は、それらガイドローラ31.
33により垂直状に立ち上げられ、浴上面域に配されて
いる絞り装置32によりワイピングされる。この絞り装
置32は第1段のめっきと同様なものでもよい。
このようにして表面に亜鉛−アルミニウム合金めっきが
付着された鋼線1は、次いで、直ちに2段の冷却装置5
,6により冷却される。
既述のように250g/nr以上のめっき量を実現する
ためには、鋼線1の線速は少なくとも20m/+min
以上とすべきである。上限は特に限定はないが、生産設
備上、概ね60 m/winであろう。
本発明者らは、この条件下で、種々実験を重ね、250
g/rrr以上のめっき厚の亜鉛−アルミニウム合金め
っきを冷却する場合には、ボリュームのある水による冷
却は、亜鉛−アルミニウム合金めっき層の流動性がない
性状に達するまで行わず、めっきが濡れている状態から
全めっき厚のほぼ50%が凝固するまでの冷却を、エア
の吹付は又は/及びミストの吹付けで行うことが、偏肉
を低減させるために必須であることを見出した。
すなわち、本発明は、慣用の冷却方式と異なり、第1段
の冷却袋N5では気体またはミストの吹付けを行い、第
2段の冷却装置6において始めて水冷水による冷却を行
うのである。冷却装置6は従来の水を使った各種形式の
ものでよく、図示のものでは噴流水を使用している。
第2図と第3図は第1段の冷却工程の一例を示している
。この実施例は、亜鉛−アルミニウム合金めっきされた
鋼線1(以下単にめっき鋼線と称す)の少なくとも2方
向、たとえば、通過線PLを挟んで180度対称位置に
、また鋼線が1本であれば3〜4方向または全周に、吹
付はノズル5〇、51を配置したものである。
この実施例では、4本のめっき鋼線1,1,1.1を平
行に垂直移動させつつ冷却するようにしており、吹付は
ノズル50,51は2方向に配置している。
それら吹付はノズル50.51は、1段だけでもよいが
、より冷却速度を上げるため、*、S移動方向に複数段
(図面では3段)配置することが好ましい。冷却用の気
体は一般に空気であるが、ミスト(細かい水の粒子)を
使用してもよい。
前記めっき鋼線1に対する各組の吹付はノズル50.5
1の吹付は角度αは、同−段で好ましくは同等であり、
かつめっき鋼線1の軸線に対し、直角であってはならな
い。それは、軸線と直角からの気体やミストの吹付けは
、めっき鋼線1に軸線と交差する方向の慣性を与え、凝
固が開始された軟らかい亜鉛−アルミニウム合金めっき
層に不当な片寄りをもたらし、偏肉を生じさせるからで
ある。勿論、めっき鋼線の軸線と平行では意味がない。
気体またはミストの吹付は角度αは、具体的には、10
〜45°が好ましい。ここで下限(直角に近い角度)を
10″としたのは、これ以上では軸線と交差する方向の
慣性を与える危険があるからであり、上限を45″とし
たのは、気体やミストが作用しにくく、十分な冷却効果
を上げられないからである。
しかし、前記吹付は角度αは、図示のような多段ノズル
の場合、必ずしも全部の段が同じ角度である必要はなく
、下流はど直角に近づくように設定してもよい。吹付は
角度αの向きは、めっきされた亜鉛−アルミニウム合金
の垂れを防ぎ、かつ、絞り装置32のシールを乱し、め
っき表面の性状を悪化させることを防止する点から上向
きが好ましい。吹付はノズル50.51の鋼線からの水
平距離Qは吹付は圧力にもよるが、−船釣に50〜15
0+n+が適当である。
次に、気体またはミストFは、線的に細いものでなく、
第3図に示すような、ある幅と厚さを持った3次元的な
ソフトなものであることが好ましい。この意味から、気
体またはミストの圧力は、1〜4.0kgf/dとすべ
きである。1kgf/d未満では十分な冷却効果を上げ
ることができず、4゜Okg f /aIを超える圧力
は、鋼線1を振動させたり、凝固最中のめっき層に不当
な絞りを与えて、めっき層の均一化をかえって妨げるか
らである。
実施例のような複数段の吹付けの場合、各段での気体ま
たはミストの圧力は必ずしも同等である必要はない。上
流側(図面で下方)の吹付は圧力を低くシ、下流側の圧
力を高くしたりすることも好適である。その場合も、圧
力は前記範囲に納めることが必要である。
言うまでもなく気体の吹付けよりもミストの吹付けは冷
却効率がよい。したがって、複数段の吹付はノズルの場
合、成る段で気体を吹付け、成る段でミストを吹き付け
るというような組合せとしてもよい。また、図示するも
のでは各段の吹付はノズルの位相が同一垂直面にあるが
、これを第1段と第2段で周方向で位相をずらしてもよ
い。
第4図は本発明の別の実施例を示している。この実施例
では、吹付はノズル50.51をめっき鋼線1の移動方
向に対し同高さレベルでは片側に配している。全部の吹
付はノズルを同じ側に配してもよいが、好ましくは交互
に配置する。この実施例における気体やミストの吹付は
角度、圧力は前記実施例と同様にすべきである。なお、
図示するものでは高さ方向で多段であるが一段でもよい
ことは言うまでもない。
第5図は多数水掛けのめっき鋼線冷却に好適な実施例を
示している。この場合めっき鋼線の間隔はたとえば30
〜50mmであるため、それぞれのめっき鋼線ごとに吹
付はノズル50又は/及び51から気体やミストを吹き
付けるのはノズル配置スペースやコストの面から有利で
ない。そこでこのような場合には、一つの吹付はノズル
からの吹付は気体やミストを複数本のめっき鋼線に作用
させる方がよい。第5図(a)は複数本のめっき鋼線1
,1.1に対し180度対称位置の吹付はノズル50.
51により気体やミストFを吹き付けたものであり、(
b)は片側の吹付はノズル50から複数本のめっき鋼線
1,1.1に対し気体やミストFを吹き付けた=12− ものである。
第6図と第7図は冷却装置5の具体例を示している。冷
却装置5は、亜鉛−アルミニウム合金めっきされた複数
(4本)の鋼線1の通過を許す通路53を有する上下開
放のケーシング52に、複数段(3段)の吹付はノズル
機構5a、5b、5cを取付けており、ケーシング52
は図示しない支持機構により中空状に支架される。
第6図の吹付はノズル機構5a、5b、5cは、それぞ
れ2個の吹付はノズル50.51を4組有している。こ
の例では、各吹付はノズル機構5a。
5b、5cは、ケーシング52の左右から挿入されたヨ
ーク状(リング状でもよい)の圧送管54゜54にそれ
ぞれ吹付はノズル50.51を2組ずつ取付け、圧送管
54,54の基部に、水とエアの混合霧化部55を設け
、混合霧化部55で作られたミストを、各組の吹付はノ
ズル50,51から亜鉛−アルミニウム合金めっきされ
た各鋼線1にそれぞれ前記した角度αと圧力で吹付ける
ようになっている。
第7図の吹付はノズル機構5a、5b、5cは、湾曲状
の圧送管54,54にそれぞれ1つずつの吹付はノズル
50を取付け、それら吹付はノズル50.50で3本ず
つのめっき鋼線に対し片側から前記した角度αと圧力で
ミストまたは空気を吹付けるようになっている。第6図
の吹付はノズルを第7図のような配置にしてもよいし、
第7図において圧送管54,54を第6図のような形状
ににし、他方の圧送管部位に第7図のノズルをとりつけ
てもよい。
吹付はノズル50.51の構造は任意であり、たとえば
第8図のようなものが用いられる6すなわち、混合霧化
部55は、水管550から送られた水を吹き出す細径流
出口551と、外部配管561から送られた圧縮エアを
、前記細径流出口部551の外周を囲む通路562から
隙間563に吹出しあるいはその回りの補助空気穴56
4から噴出して水を微粒にする。この装置でミスト吹付
けを行わず、エア吹付けで冷却する場合には、水管55
0への水の供給を止めておけばよい。エア吹付は専用の
場合には、ブロワ−からのエアを整流器を介してノズル
に導けばよい。その場合のノズルは通常のエアノズル構
造のものでよい。
細径流出口551は好ましくは、口径dが0.5〜3.
0mmφのものを用いる。勿論この構造に限らず、各吹
付はノズル50.51がそれぞれ独立した配管に設けら
れていてもよい。
なお、本発明は、第1図に示されるような溶融亜鉛めっ
きと亜鉛−アルミニウム合金めっきの2段方式に限定さ
れるものではなく、亜鉛−アルミニウム合金めっきだけ
の一段めっきにも適用し得るのは勿論である。
〔発明の作用・効果〕
本発明は前記のように、鋼線1を20 m/win以上
の速度で亜鉛−アルミニウム合金めっき浴30を通すた
め、亜鉛−アルミニウム合金を重力で落下する時間を与
えずに付着したまま引き上げることができ、厚いめっき
付着量が得られる。
そして、めっき浴より垂直に引き上げられた直後の鋼線
を、最初からボリュームのある水で冷却せず、連続的に
通過する亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼線に気体ない
しミストを、10〜45゜の角度をもって、かつ1〜4
.0kgf/dの圧力でソフトに吹付ける。このため、
浴と絞り装置で均一に創成された濡れた厚いめっき層が
、冷却媒体の瞬間的な側圧や振動で片側に寄せられたり
、下流側に垂れたり、過度の急冷により凝集凝固するこ
とがなく凝固され始め、数段の気体ないしミストの吹付
けにより、厚めつき層は20℃/see以上の冷却速度
で安定した凝固過程をたどって冷却される。
そして、第2段として、ここで始めてボリュームのある
水により急冷される。この時点では厚さ方向で大部分の
凝固がほぼ完了し、固い殻が創成されているため、めっ
き層の片寄りは起らず、鋼線は均一な厚みを維持しなが
ら完全に冷却され、巻き取られる。
〔実 施 例〕
次に本発明の実施例を示す。
実施例1 ■、線径2mmの鋼線に亜鉛−アルミニウム合金厚めつ
きを施した。
ラインにおいて、通常の清浄化処理を行い、フラックス
として細化亜鉛を主成分とするフラックスで前処理を行
い、引き続き亜鉛−アルミニウム合金厚めつきを行った
。めっき方法は、線速35m/win、第1段としてZ
nめっき、第2段としてZn−AQめっき(浴中のAQ
濃度=4.6%、浴温度440℃)とした。第1段めっ
き後の冷却は噴流水冷却とし、Zn−AQめっき後の冷
却装置として、第2図と第6図に示す3段の吹付はノズ
ル機構を第1段、噴流水冷却を第2段として使用した。
吹付はノズルの口径は1.0mmφであり、180度の
位置に2個配置した。鋼線に対する吹付は角度と圧力を
下記第1表のように種々に設定して行った。
第  1  表 量は340〜360g/n−rであり、バラツキは非常
に小さかった。各試料の偏肉比(最大厚/最小厚)と疲
労性(中村式回転曲げ疲労試験によ□る)の測定結果を
下記に示す。
第  2  表 表中の疲労性は○が良好、Δがやや不良、×が不良であ
る。この表から、本発明は比較例に比べて厚さが均一で
、耐疲労性が優れた亜鉛−アルミニウム合金厚めつき鋼
線が得られることがわかる。
ことに、実験Nα2〜6.9〜11.14〜16は、吹
付は角度と吹付は圧力が適正なため、優れている。
実施例2 実施例1において、吹付は角度20”の条件で、3段の
吹付はノズル機構の吹付は圧力に変化を持たせて冷却し
た結果を下記第3表に示す。
を高くし、上流を低くすると特性の良好なものが得られ
ることがわかる。
実施例3 実施例1の条件において、冷却装置として第7図のもの
を使用し、吹付は方法を第4図にして亜鉛−アルミニウ
ム合金厚めつき鋼線の冷却を行った。吹付はノズルの口
径1.5mmφとしたその結果を下記第4表に示す。
この第4表からも本発明を適用すると良好な亜鉛−アル
ミニウム合金厚めつき鋼線が得られることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼
線の冷却方法の概要を示す説明図、第2図は本発明にお
ける冷却手段を模式的に示す側面図、第3図は同じく平
面図、第4図は冷却媒体の吹付けの他の態様を示す説明
図、第5図は本発明の別の実施例を示す側面図、第6図
と第7図は本発明における冷却装置の一例を示す部分切
欠斜視図、第8図は混合霧化部の断面図である。 1・・・鋼線、2・・・第1段めっき槽、3・・・第2
めっき槽、20・・・溶融亜鉛浴、30・・・亜鉛−ア
ルミニウム合金浴、5・・・第1段冷却装置、6・・・
第2段冷却装置、50.51・・・吹付はノズル、α・
・・吹付は角度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)亜鉛−アルミニウム合金めっき浴でめっきした鋼
    線を垂直状に引き上げつつ冷却する方法であって、めっ
    き浴から出た鋼線の軸線に対し、非直角の所要角度をも
    って気体ないしミストを吹付けることでめっき層を凝固
    させ、その後に水冷することを特徴とする亜鉛−アルミ
    ニウム合金めっき鋼線の冷却方法。
  2. (2)めっき浴からの鋼線の引き上げ速度が20m/m
    in以上であり、気体ないしミストの吹付け角度が10
    〜45°、吹付け圧力が1.0〜4.0kgf/cm^
    2である特許請求の範囲第1項記載の亜鉛−アルミニウ
    ム合金めっき鋼線の冷却方法。
  3. (3)気体ないしミストの吹付けが鋼線移動上で複数段
    で行われるものを含む特許請求の範囲第1項第2項いず
    れかに記載の亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼線の冷却
    方法。
  4. (4)気体ないしミストの吹付けが鋼線移動上で複数段
    で行われ、かつ吹付け圧力を鋼線移動方向上流よりも下
    流を高くして行うことを含む特許請求の範囲第1項ない
    し第3項いずれかに記載の亜鉛−アルミニウム合金めっ
    き鋼線の冷却方法。
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