JPH0418305Y2

JPH0418305Y2 -

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Publication number: JPH0418305Y2
Application number: JP3669589U
Authority: JP
Priority date: 1989-03-30
Filing date: 1989-03-30
Publication date: 1992-04-23
Also published as: JPH02128484U

Description

【考案の詳細な説明】［産業上の利用分野］本考案は、テレビ通話装置に係わり、特に室内
の異常を検出すると室内親機及びテレビカメラ付
玄関子機から警報を発報する警報連動式テレビ通
話装置に関する。

［従来の技術］従来のテレビ通話装置は、第３図に示すように
テレビカメラ付玄関子機１′、室内親機１１′、２
線式伝送路L₁，L₂、テレビモニタ付室内アダプ
タ２′からなる。テレビカメラ付玄関子機１′はマ
イク１ａ、スピーカ１ｂ、呼出ボタン１ｃ、テレ
ビカメラ１ｄを備えている。テレビカメラ付玄関
子機１′の端子P₁，P₂とテレビモニタ付室内アダ
プタ２′の端子P₃，P₄とは２線式伝送路L₁，L₂に
より接続する。テレビモニタ付室内アダプタ２′
の端子P₅，P₆とテレビモニタ付室内アダプタ
２′の端子P₇，P₈とを線路LM₁，LM₂により接続
する。

テレビモニタ付室内アダプタ２′は信号変換ユ
ニツト３′及びテレビモニタとしての液晶テレビ
１０で構成する。信号変換ユニツト３′は第４図
に示すように多重信号分離重畳回路４、信号変換
インターフエンス５、呼出信号送出回路６、呼出
確認信号送出タイミング回路７、オフフツク信号
検出回路８、変換信号送受信ネツトワーク９で構
成する。

多重信号分離重畳回路４の入力側は端子P₃，
P₄を介して２線式伝送路L₁，L₂と接続する。ま
た、多重信号分離重畳回路４と液晶テレビ１０を
接続し、分離した映像信号を液晶テレビ１０に送
出するよう構成する。また、多重信号分離重畳回
路４の映像信号以外の音声等の信号が入出力する
端子と信号変換インターフエイス５を接続し、更
に信号変換インターフエイス５と変換信号送受信
ネツトワーク９とを接続する。

信号変換インターフエイス５は呼出信号送出回
路６が接続され、呼出信号送出回路６の出力側は
変換信号送受信ネツトワーク９と接続される。

また、変換信号送受信ネツトワーク９はオフフ
ツク信号検出回路８が接続され、オフフツク信号
検出回路８の出力側は信号変換インターフエイス
５と接続する。更に、呼出確認信号送出タイミン
グ回路７と信号変換インターフエイス５とを接続
する。

変換信号送受信ネツトワーク９は端子P₅，P₆
を介して線路LM₁，LM₂と接続する。

上記構成のテレビ通話装置で、テレビカメラ付
玄関子機１′で呼出ボタン１ｃを押下すると、発
呼があつたことを知らされる呼出信号が２線式伝
送路L₁，L₂を介してテレビモニタ付室内アダプ
タ２′に送られる。テレビモニタ付室内アダプタ
２′では多重信号分離重畳回路４で多重信号から
呼出信号を分離し、信号変換インターフエイス５
へ送出する。信号変換インターフエイス５は呼出
信号を受信し、室内親機１１′に係わる呼出信号
に変換し、呼出信号送出回路６は変換した呼出信
号を変換信号送受信ネツトワーク９を介して室内
親機１１′へ送出する。室内親機１１′は変換した
呼出信号を受信し、チヤイム音を鳴動する。

一方、信号変換インターフエイス５は前記呼出
信号を受信してから呼出確認信号送出タイミング
回路７で所定のタイミングをとつてから呼出確認
信号を多重信号分離重畳回路４，２線式伝送路
L₁，L₂を経由してテレビカメラ付玄関子機１′に
返送すると共にテレビカメラ付玄関子機１′へ電
源を供給する。これにより、テレビカメラ１ｄは
被写体を撮影する。テレビカメラ付玄関子機１′
で撮像された映像信号は多重信号分離重畳回路４
で分離され、液晶テレビ１０へ送られ、テレビカ
メラ付玄関子機１′のテレビカメラ１ｄで撮影し
た被写体の映像を映し出す。

室内親機１１′で送受器１１ａをオフフツクす
ると、オフフツク信号が変換信号送受信ネツトワ
ーク９に返送される。変換信号受信ネツトワーク
９で返送されたオフフツク信号を受信し、オフフ
ツク信号検出回路８でオフフツク信号を検出す
る。検出されたオフフツク信号は信号変換インタ
ーフエイス５で変換され、多重信号分離重畳回路
４で重畳された後、テレビカメラ付玄関子機１′
へ２線式伝送路L₁，L₂を介して送られる。

通話は、室内親機１１′の送受器１１ａとテレ
ビカメラ付玄関子機１′のマイク１ａ、スピーカ
１ｂとの間で、変換信号送受信ネツトワーク９、
信号変換インターフエイス５、多重信号分離重畳
回路４及び２線式伝送路L₁，L₂を介して行なわ
れている。

通話が終了し、室内親機１１′でオンフツクす
ると終話信号が変換信号送受信ネツトワーク９を
介して信号変換インターフエイス５に送出され
る。信号変換インターフエイス５は受信した終話
信号を変換し、多重信号分離重畳回路４へ送出す
る。多重信号分離重畳回路４は受信した終話信号
を重畳しテレビカメラ付玄関子機１′へ送出する。
テレビカメラ付玄関子機１′は終話信号により待
受状態に復帰する。

［考案が解決しようとする課題］しかしながら、テレビモニタ付き室内アダプタ
に接続する室内親機として警報発報式の室内親機
を接続した場合、室内親機から線路LM₁，LM₂
を介してテレビモニタ付き室内アダプタへ警報信
号が送出されてもテレビモニタ付室内アダプタは
動作せず、テレビカメラ付玄関子機から警報音を
発することができないという難点がある。

［考案の目的］本考案は以上の難点を解決するためになされた
もので、既設のテレビ通話装置に警報信号検出回
路を設けることにより警報発報機能を有する警報
連動式テレビ通話装置を提供することを目的とし
ている。

［課題を解決するための手段］以上の目的を達成するため、本考案による警報
連動式テレビ通話装置は、テレビカメラ付玄関子
機と、室内親機と、前記テレビカメラ付玄関子機
と前記室内親機とを２線式伝送路により接続し、
呼出、通話、終話信号を伝送するテレビモニタ付
室内アダプタとを備えたテレビ通話装置におい
て、前記室内親機は、室内の異常を検出するセン
サーを有し、前記テレビモニタ付室内アダプタ
は、前記室内親機からの警報信号に連動し前記２
線式伝送路を介して前記テレビカメラ付玄関子機
に警報信号を送出する警報信号検出回路とを設け
てなるものである。

［考案の実施例］以下、本考案の警報連動式テレビ通話装置の一
実施例を図面に沿つて詳述する。本考案の警報連
動式テレビ通話装置１は、第１図に示すように、
テレビカメラ付玄関子機１、室内親機１１、テレ
ビモニタ付室内アダプタ２からなる。

テレビカメラ付玄関子機１はマイク１ａ、スピ
ーカ１ｂ、呼出ボタン１ｃ、テレビカメラ１ｄ、
警報表示手段としての警報表示LED１５、点検
スイツチとしてのリードスイツチ１４を備えてい
る。テレビカメラ付玄関子機１の端子P₁，P₂と
テレビモニタ付室内アダプタ２の端子P₃，P₄と
は２線式伝送路L₁，L₂により接続する。テレビ
モニタ付室内アダプタ２の端子P₅，P₆と室内親
機１１の端子P₇，P₈とを線路LM₁，LM₂により
接続する。端子P₁₂，P₁₃はそれぞれ線路L₃，L₄を
介して室内親機１１の端子P₁₄，P₁₅と接続され
る。端子P₁₀，P₁₁はそれぞれ線路L₅，L₆を介して
センサー１３の端子P₁₈，P₁₉に接続され、さらに
端子P₁₆，P₁₇に接続される。

テレビモニタ付室内アダプタ２は信号変換ユニ
ツト３及びテレビモニタとしての液晶テレビ１０
で構成する。信号変換ユヌツト３は第２図に示す
ように多重信号分離重畳回路４、信号変換インタ
ーフエイス５、呼出信号送出回路６、呼出確認信
号送出タイミング回路７、オフフツク信号検出回
路８、変換信号送受信ネツトワーク９、警報信号
検出回路１６で構成する。

また、変換信号受信ネツトワーク９はオフフツ
ク信号検出回路８が接続され、オフフツク信号検
出回路８の出力側は信号変換インターフエイス５
と接続する。更に、呼出確認信号送出タイミング
回路７と信号変換インターフエイス５とを接続す
る。警報信号検出回路１６は変換信号送受信ネツ
トワーク９の出力側に接続され、信号変換インタ
ーフエイス５に信号を送出する。

変換信号送受信ネツトワーク９は端子P₅，P₆
を介して線路LM₁、LM₂と接続する。

［考案の作用］このような回路構成を有する警報連動式テレビ
通話装置１において、その作用を第２図に沿つて
説明する。

(1) 警報何らかの異常状態を検出するセンサ１３が動作
し、端子P₁₈，P₁₉間がシヨートされると、室内親
機１１の端子P₁₆，P₁₇間がシヨートされ、室内親
機１１は警報状態となり自ら警報音を発報すると
同時に端子P₇，P₈より警報信号を送出し、線路
LM₁，LM₂及びテレビモニタ付室内アダプタ２
の端子P₅，P₆を介して警報検出回路１６へ送ら
れ、室内親機２及びテレビカメラ付玄関子機１を
通話時と同じ状態とする。室内親機１１の端子
P₇，P₈から送出される警報音は通話信号と同じ
経路でテレビカメラ付玄関子機１へ送出され、ス
ピーカ１ｂより警報を送出する。また、室内親機
１１の端子P₁₄，P₁₅からは警報表示電源が出力さ
れ、線路L₃，L₄及び端子P₁₂，P₁₃を介して警報表
示LED１５を点検させる。

センサの復帰又は室内親機の警報停止作動によ
り端子P₇，P₈からの警報信号送出が止まると、
室内親機２は待受状態と戻る。

なお、本考案では警報時に室内アダプタ及びテ
レビカメラ付玄関子機を通話状態となる場合につ
いて説明したが、警報状態という他の状態をとる
ようにしてもよい。この場合の警報状態とは、例
えば、通話状態からテレビカメラ付玄関子機のテ
レビカメラ及び室内アダプタのテレビの動作を止
めた場合などが考えられる。

また、室内親機として警報発報機能付室内親機
で説明したが、音声用室内親機と警報発報装置と
を分離し別の筐体に収納してもよい。

(2) 点検センサ動作と等価となるように接続された点検
スイツチ（例えば、リードスイツチ）１４（例え
ば、メイク接点出力センサの場合は、第１図のよ
うにセンサ１３の端子P₁₈，P₁₉とリードスイツチ
の端子P₁₀，P₁₁を並列接続する。）に磁石を近づ
けると、リードスイツチはメイクし、センサが動
作したのと同じ状態となり、室内親機１１は警報
状態となる。

［考案の効果］以上の実施例より明らかなように、本考案の警
報連動式テレビ通話装置は、室内アダプタに警報
信号検出回路を設け、警報時に室内アダプタ及び
テレビカメラ付玄関子機を通話状態となるように
したので、室内親機からの警報音をテレビカメラ
付玄関子機から発報することが可能である。

また、点検スイツチとしてリードスイツチを使
用し、テレビカメラ付玄関子機筐体内部に収納す
ることにより、外部からはまつたく見えないので
いたずらされることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による警報連動式テレビ通話装
置の一実施例を示すブロツク図、第２図は第１図
に係わる信号変換ユニツトのブロツク図、第３図
は従来の通話装置のブロツク図、第４図は第３図
に係わる信号変換ユニツトのブロツク図である。１……テレビカメラ付玄関子機、２……テレビ
モニタ付室内アダプタ、１１……室内親機、１３
……センサ、１６……警報信号検出回路、L₁，
L₂……２線式伝送路。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

テレビカメラ付玄関子機と、室内親機と、前記
テレビカメラ付玄関子機と前記室内親機とを２線
式伝送路により接続し、呼出、通話、終話信号を
伝送するテレビモニタ付室内アダプタとを備えた
テレビ通話装置において、前記室内親機は、室内
の異常を検出するセンサーを有し、前記テレビモ
ニタ付室内アダプタは、前記室内親機からの警報
信号に連動し前記２線式伝送路を介して前記テレ
ビカメラ付玄関子機に警報信号を送出する警報信
号検出回路を具備したことを特徴とする警報連動
式テレビ通話装置。