JPH04181987A - 回転式表示器及びこの表示器を使用した表示装置並びに表示装置の製造方法 - Google Patents

回転式表示器及びこの表示器を使用した表示装置並びに表示装置の製造方法

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JPH04181987A
JPH04181987A JP31086890A JP31086890A JPH04181987A JP H04181987 A JPH04181987 A JP H04181987A JP 31086890 A JP31086890 A JP 31086890A JP 31086890 A JP31086890 A JP 31086890A JP H04181987 A JPH04181987 A JP H04181987A
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JP
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display
rotary
yoke
display device
magnetic
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JP31086890A
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English (en)
Inventor
Toshiyasu Takura
田倉 敏靖
Ikuo Fujisawa
藤沢 郁夫
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば街頭広告版として使用される回転式表
示器及びこの表示器を使用した表示装置並びに表示装置
の製造方法に関する。
「従来の技術] 多面表示器は単独で使用する場合は、各面にそれぞれ表
示情報を記録し、表示する面を選択的に表側に出すこと
によって観測者に表示情報を知らせるようになっている
。また多面表示器を多数個使用する場合は、各表示面を
それぞれ異なった色彩で色分けし、全体の表示器の表示
面を合成してグラフィック表示等を行うようになってい
る。
このような表示に使用される多面表示器としては、例え
ば特開昭53−46300号公報に見られるように、内
部に放射状ヨークを使用した多極形電磁石を設け、この
周囲に円筒状永久磁石及び回転部材を設け、電磁石の動
作により永久磁石及び回転部材を回転させ、回転部材の
外周面に形成された表示面から観測者に表示情報を伝え
るようにものが知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしこのように内部に放射状ヨークを使用した多極形
電磁石を使用したのでは、表示器か大型化するとともに
重量化し、また構成も複雑で電力消費も大きい問題があ
った。
従ってこのような表示器を多数使用してパネル式の表示
装置を作成しようとしても全体の重量かかなりの重量と
なるため実現性に乏しかった。
そこで本発明は、構成の簡単化、軽量化、低電力化を図
ることができる回転式表示器を提供しようとするもので
ある。
また多数の回転式表示器を並べてパネル状の画面を形成
した場合に、各表示器の表示面積を拡大できるとともに
各表示器の表示面の隙間を極力小さくでき、従って表示
品位を向上でき、しかも全体として消費電力の少ない表
示装置を提供しようとするものである。
さらに多数の回転式表示器を並べて形成されるパネル状
の表示装置を容易に製造でき、生産性を向上できる表示
装置の製造方法を提供しようとするものである。
[課題を解決するだめの手段と作用コ 本発明は、略コ字状の1対の磁性ヨークを互いに側脚か
交互となるように対向配置し、その各磁性ヨークの各側
脚内に励磁巻線を配置した固定子と、この固定子の外周
部に回転自在に対向配置され、外周面を表示面とした円
筒状の永久磁石ロータとからなり、固定子により永久磁
石ロータを回転して表示を行うものである。
従って励磁巻線に極性を反転する電流を流すことによっ
て磁性ヨークか励磁され、永久磁石ロータとの相互作用
によってそのロータが回転する。
これにより表示面か回転し表示内容が変化される。
また永久磁石ロータの外周面に、外周面に各棟包を順次
形成した円筒チューブを被覆することにより製造か容易
となり、また色のばらつきも少なくてきる。
また永久磁石ロータの内周面に摺動性にすくれた円筒状
の非磁性体をその永久磁石ロータと一体的に設けている
ので、永久磁石ロータをスムーズに回転できる。
また永久磁石ロータを複数層の磁性材料で形成している
ので、ロータとヨークで形成された磁力線が表示面から
外部に漏れるのを極力防止できる。
また一方の磁性ヨークを形成するヨーク材の一部を内側
中央部に折曲げて中央ヨークを形成し、この中央ヨーク
を中心に励磁巻線を配置したので、磁気特性を向上させ
ることができる。
また請求項(1)又は(7)記載の回転式表示器を多数
縦横に配置することによりパネル式の表示装置か容易に
実現できる。
また各回転式表示器の表示面近傍にその回転式表示器の
表示面積を観察方向に対して拡大する反射体を配置して
いるので、表示面の拡大が図れ表示品位を向上できる。
また各回転式表示器の固定子を構成する1対の磁性ヨー
クを、同じヨーク同士で一体形成しているので、表示装
置の製造か容易となる。
また各回転式表示器の固定子を構成する励磁巻線をコイ
ルボビンに巻装し、各コイルボビンを一体形成している
ので、表示装置の製造か容易となる。
また表示器の外周面側が隣接する各回転式表示器の固定
子を構成する1対の磁性ヨークを、同じヨーク同士で一
体形成するとともに、各回転式表示器の固定子を構成す
る1対の磁性ヨークの各側脚内に励磁巻線を巻装したコ
イルボビンをそれぞれ配置して複数の固定子を形成し、
その各固定子の外周面にそれぞれ円筒状の永久磁石ロー
タを回転自在に設けて1列の回転式表示器を形成し、こ
の]列の回転式表示器を多数列配置して表示装置を製造
することにより、表示装置の製造か容易となる。
さらに表示器の端面側か隣接する各回転式表示器の固定
子を1本の支持軸に挿通して多数の回転式表示器を一体
形成し、この一体形成した回転式表示器を多数配置して
表示装置を製造することにより、表示装置の製造が容易
となる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は請求項(1)及び請求項(2)に対
応した実施例で、1は円周方向にN、S、N。
Sの4極la、lb、lc、ldに着磁した円筒状の永
久磁石ロータで、このロータ1は例えば直径か約81、
長さが約8■程度のゴムマグネットからなり、円筒内で
の磁力が約300ガウス程度のものを使用している。な
お、永久磁石ロータ1としてはゴムマグネットの他、プ
ラスチックマグネット(フェライト又はネオジウム鉄等
)焼結磁石などを使用してもよい。
前記永久磁石ロータ1の外周面には表示面2か一体形成
されている。この表示面2は樹脂材料からなり、その表
面には円周方向に例えば第3図に示すように90度毎に
任意の着色を行い、合計4色の表示色を観測方向に対し
て表示させるようになっている。なお、着色方法として
は塗装方法や樹脂成形時に着色樹脂を添加する方法等が
ある。
なお、表示面2は永久磁石ロータ1の外周面に各色を直
接塗布した構成であってもよい。
3.4は略コ字状の磁性ヨーつて、3は主極ヨーク、4
は補極ヨークである。前記主極ヨーク3と補極ヨーク4
とはその2本の側脚3a、3b。
4a、4bが互いに交互となるように対向配置している
。前記主極ヨーク3の側脚3a、3bの先端部の幅、す
なわち主極の磁極幅に比べて前記補極ヨーク4の側脚4
a、4bの先端部の幅、すなわち補極の磁極幅を狭くし
ている。そして主極ヨーク3の磁極(側脚)3aと補極
ヨーク4の磁極(側脚)4b及び主極ヨーク3の磁極(
側脚)3bと補極ヨーク4の磁極(側脚)4aとの磁極
開極を短くし、主極ヨーク3の磁極(側脚)3aと補極
ヨーク4の磁極(側脚)4a及び主極ヨーク3の磁極(
側脚)3bと補極ヨーク4の磁極(側脚)4bとの磁極
開極を長くしている。
また前記各ヨーク3,4の各側脚3a、3b。
4a、4bの形状を前記永久磁石ロータ1の内接円と同
心円状に形成している。
また前記各ヨーク3.4の中央、すなわち前記永久磁石
ロータ1の回転中心軸上には中央ヨーク5が前記各ヨー
ク3,4に端面を接触させて立設されている。
前記主極ヨーク3の各側脚3a、3b及び補極ヨーク4
の各側脚4a、4b内の前記中央ヨーク5の周囲には励
磁巻線6を配置して固定子を構成している。
前記各ヨーク3,4.5を構成するヨーク材は、860
等の高透磁性の鉄板で、材厚は0.3〜0.6mm程度
のものを使用している。
このような構成の回転式表示器においては、例えば励磁
巻線6の巻線数を250ターンにして0.6への電流を
通電したところ永久磁石ロータ1か回転を開始し、0.
8Aの電流で安定して回転するようになった。そして永
久磁石ロータ1が回転することにより表示面2も一体に
回転し、表示面2の表示色が観測面において変化する。
永久磁石ロータ1は回転軸が無くても固定子の周面、す
なわち主極ヨーク3と補極ヨーク4の各側脚3a、3b
、4a、4bの外面側に軽く接触しながら回転する。
回転原理としては無励磁状態では永久磁石ロータ1のN
極1aとS極1dの境界部が主極3aの一部にかかるよ
うに停止している。すなわち主極3aがS極、補極4b
がN極に励磁され、補極の吸引力か主極に比べ弱いため
主極側にずれて停止される。
この状態で励磁巻線6に通電を行うと、主極3aかS極
に励磁され、補極4bがN極に励磁され、永久磁石ロー
タ1のN極1aが主極3aに吸引され、S極1dか補極
4bに吸引され図に示す位置まで回転する。そして励磁
巻線6への通電を停止すると、永久磁石ロータ1は無励
磁状態の位置までさらに進んで停止する。
さらに通電電流の方向を変え、ヨークの着磁方向を変え
ると永久磁石ロータ1は一方向に回転を行う。
このように略コ字状の主極ヨーク3と補極ヨーク4を対
向配置し、そのヨーク内に中央ヨーク5と励磁巻線6を
配置して固定子を形成し、その固定子の外周部に、外周
面に表示面2が一体形成された円筒状の永久磁石ロータ
1を回転自在に対向配置しているのみの簡単な構成で回
転式表示器が実現できる。また小形軽量化も十分に図る
ことができる。さらに少ない電流量でロータ1−を回転
させることかでき省電力化も図れる。
また主極ヨーク3の磁極幅に比べて補極ヨーク4の磁極
幅を狭くしているので、永久磁石ロータ1に対する吸引
力を変えることができ、ロータ1の停止位置に安定して
停止させることができる。
また各ヨーク3,4の各側脚3a、3b、4a。
4bの形状を永久磁石ロータ1の内接円と同心円状に形
成しているので、ヨーク3,4と永久磁石ロータ1との
吸引力を効率よく利用できる。
なお、表示面の外周は円形にしないで第4図に示すよう
に四角形の表示面2′であってもよい。
第5図は請求項(3)に対応した実施例で、これは主極
ヨーク3の磁極(側脚)3aの幅の中心と補極ヨーク4
の磁極(側脚)4bの幅の中心とのなす角度αを、60
〜80ミ例えば75度にしている。
これは補極ヨーク4の磁極の位置が主極ヨーク3の磁極
に近づき過ぎると永久磁石ロータ1の磁極境界部の停止
位置が主極側に行き過ぎて回転不良を起こす。また補極
が強すぎても主極の回転力不足が発生し易くなる。これ
を防止するために角度αを60〜80度にするのが望ま
しく、特に75度程度が最も望ましい。
なお、磁極中心のは主極ヨーク3の磁極3a。
3bの平均磁極幅の略中心、補極ヨーク4の磁極4a、
4bの平均磁極幅の略中心としている。
第6図及び第7図は請求項(4)に対応した実施例で、
これは主極ヨークとして斜傾した側脚11a、llbを
有する主極ヨーク11及び補極ヨークとして斜傾した側
脚12a、12bを有する主極ヨーク12をそれぞれ使
用したものである。
このように各ヨーク11.12の側脚を斜傾させること
により主極と補極との間の磁気回路が傾斜して形成され
ることになり、永久磁石ロータ1の磁極境界部との相互
作用が軽減されロータ1の回転がスムーズに行われる。
なお、第8図に示すように側脚が扇形の主極ヨーク13
及び側脚が扇形の補極ヨーク14を使用しても各ヨーク
の側脚を斜傾させることができる。
しかもこのようにすればヨーク材を磁性の板金からプレ
ス加工によって打ち抜くことで容易に量産ができる。
第9図及び第10図は請求項(5)に対応した実施例で
、これは主極ヨーク15の側脚15a。
15bの先端部における磁極の一端と他端の回転中心0
からの距離X I +  X 2をx、>x2としてい
る。また補極ヨーク16の側脚16a、16bの先端部
における磁極の一端と他端の回転中心Oからの距離X 
! r X 4をx3 >x4としている。
このように構成することにより主極と補極の距離の近い
部分が回転中心Oからの距離が長く、それだけ永久磁石
ロータ1に接近する。これにより永久磁石ロータ1を効
率よく回転させることが可能になった。
第11図は請求項(7)に対応した実施例で、これは永
久磁石ロータ1の外周面に樹脂成形された円筒チューブ
17を被覆している。この場合永久磁石ロータ1の外周
面に円筒チューブ17を接着固定しても、また円筒チュ
ーブ17を被せた後収縮固定してもよい。いずれにして
も容易に被覆できる。また円筒チューブ17の表面には
各色が配色されている。
第12図は請求項(8)に対応した実施例で、これは永
久磁石ロータ1の内周面に例えばO,l+++a程度の
摺動性にすぐれた円筒状の非磁性体であるステンレスリ
ング18を内接させてロータ1と一体化している。なお
、各ヨーク3.4内に配置された励磁巻線及び中央ヨー
クは省略しである。
このようにすればたとえ永久磁石ロータ1をゴムマグネ
ットで形成してもヨークはステンレスリング18と摺接
するので永久磁石ロータ1はスムーズに回転できること
になる。またステンレスリング18によりゴムマグネッ
トの変形を防止できる。
第13図及び第14図は請求項(9)及び請求項(10
)に対応した実施例で、第13図においては、励磁巻線
6を巻装するコイルボビン21を設け、このコイルボビ
ン21の一方の種部21aに主極ヨーク22の各側脚2
2a、22bの一部をはめ込む係合部23a、23bを
設けると共に、コイルボビン21の他方の種部21bに
補極ヨーク24の各側脚24a、24bの一部をはめ込
む係合部25a、25bを設け、さらにコイルボビン2
1の中心に中央ヨーク26を挿入する孔27を設けてい
る。
これはコイルボビン21に励磁巻線6を巻装した後、主
極ヨーク22をその各側脚22a。
22bを係合部23a、23bにはめ込むと共に中央ヨ
ーク26を孔27に挿入してコイルボビン21に固定し
、また補極ヨーク24をその各側脚24a、24bを係
合部25a、25bにはめ込んでコイルボビン21に固
定する。こうして固定子を構成した後その固定子を永久
磁石ロータ1に挿入する。
こうすることにより各ヨーク22.24の跳ね返りや緩
みを防止できる。また各ヨーク22゜24の磁極の位置
決めが確実にできる。
さらに固定子は永久磁石ロータ1の内周面に対してコイ
ルボビン21の種部21a、21bの周面を摺接し、永
久磁石ロータ1はこの種部21a。
211、、に支持されて回転するので、ロータ1は摺動
性よく回転する。
第14図は永久磁石ロータ1に対して種部26a、26
bの一部を摺接させるコイルボビン26を使用したもの
である。すなわち各種部26a、26bに例えば3箇所
永久磁石ロータ1の内周面に摺接する突起を設けたもの
である。
このようにすればロータ1との接触面積か少なくなり、
従って摩擦抵抗を小さくしてロータ]をよりスムーズに
回転させることができる。また摺動に伴う音の発生を小
さくでき騒音の発生を確実に防止できる。
第16図は請求項り11)に対応した実施例で、これは
永久磁石ロータ1の外周にさらに円筒状の磁性体28を
積層してロータを複数層構成にしたもので、このように
することによって永久磁石ロータ1から漏洩した磁力線
が磁性体28を通して有効に利用されるため磁気効率の
向上が図れる。また外部への漏洩磁力も防止できる。な
お、磁性体28の材料としてはS 45 C,、パーマ
ロイ等永久磁石に比べて高い透磁率のものを使用してい
る。
これに対して第15図に示すように永久磁石ロータ1を
単層にした場合には磁極の境界近傍において外部に磁力
線が漏洩し、磁気効率が低下する。
またこのような永久磁石ロータ1を使用して形成された
回転子機表示器を多数並べて使用する場合に隣接する表
示器に漏洩磁力線か影響し、場合によっては誤動作を招
く虞がある。
なお、円筒状の磁性体28に代えて永久磁石ロータ1の
外周面にメツキ法により磁性体を形成するようにしても
よい。このようにすれば量産が比較的容易にできる。
また第17図に示すように、複数層の円筒状磁性体でロ
ータ29を形成し、そのロータ29の内周面に4極ゴム
マグネツト30を張合わせて永久磁石ロータを形成し、
そのゴムマグネット3oの内側に主極ヨーク3及び補極
ヨーク4等からなる固定子を挿入するようにしてもよい
。このようにすれば組立てかより簡単となる。また磁力
線損失もより少なくてきる。
第18図乃至第20図は請求項(12)に対応した実施
例で、これは例えば545Cで材厚が0.4mmの磁性
鉄板材から側脚31a、31bを折曲げて主極ヨーク3
1を形成すると共に同一の板材を中央部で折曲げて中央
ヨーク32を形成し、この中央ヨーク32に励磁巻線6
を巻装している。そしてこれに補極ヨーク4を対向配置
して固定子を形成している。
このように中央ヨーク32を主極ヨーク31と同一の磁
性鉄板材で一体的に形成しているので、磁気効率を向上
でき、また生産性も向上できる。
第21図は請求項(13)に対応した実施例で、これも
同一の磁性鉄板材がら側脚31a、31bを折曲げて主
極ヨーク31を形成すると共に同一の板材を中央部で折
曲げて中央ヨークを形成するが、中央ヨークとしてはそ
の先端部を折曲げた中央ヨーク33にしている。
このようにすれば補極ヨーク4を対向配置した場合に中
央ヨーク33の先端折曲げ部が補極ヨーク4と面接触す
るようになり、磁気的損失を軽減して磁気抵抗を下げ効
率を改善できる。これにより中央ヨークの先端部を折曲
げない場合に0.8Aで安定回転したのを0.6Aで安
定回転させることが可能となった。すなわちより省電力
化を図ることができる。
また第22図に示すように、主極ヨーク31側に形成さ
れた中央ヨークとして先端部を折曲げない中央ヨーク3
2を使用する。また磁性鉄板材から側脚34a、34b
を折曲げて補極ヨーク34を形成すると共に同一の板材
を中央部で折曲げて補極側中央ヨーク35を形成する。
そして主極ヨーク31と補極ヨーク34を対向配置させ
たとき主極側の中央ヨーク32と補極側の中央ヨーク3
5を面接触させて1つの中央ヨークを形成するようにし
ている。
このようにしても磁気的損失を軽減して磁気抵抗を下げ
効率を改善できる。しかも励磁巻線をコイルボビンに巻
装した場合にそのコイルボビンの取付けが可能となる。
また第23図に示すように、磁性鉄板材から側脚36a
、36bを折曲げて補極ヨーク36を形成すると共に中
央部を二重に折曲げて補極側中央ヨーク37を形成して
いる。そして励磁巻線6を巻装したコイルボビン38に
設けられた孔38aに対して、一方側から主極側中央ヨ
ーク32を挿入し、他方側から補極側中央ヨーク37を
挿入して各中央ヨーク32.37を孔3.8a内て面接
触させて1つの中央ヨークにする。
すなわち補極側において中央ヨークを補極ヨークと同一
の磁性鉄板から折曲げて形成しようとすると主極側の中
央ヨーク32と同じ幅にすることはできない。このため
磁気抵抗が高くなる虞かある。そこで補極側の中央ヨー
クを二重に折曲げる構成にすることにより補極側の中央
ヨーク37の幅を主極側の中央ヨーク32と同じ幅にす
ることが可能となり、磁気抵抗を確実に低くてきるよう
になる。
なお、変形例として第24図に示すように主極ヨーク3
9に形成される中央ヨーク40を二重構成とし、第25
図に示すように補極ヨーク41に形成される中央ヨーク
42を一層構成としてもよく、また第26図に示すよう
に補極ヨーク43の側脚43a、43bを平面状に形成
したものであってもよい。
第27図乃至第28図は請求項(14)、請求項(15
)及び請求項(16)に対応した実施例で、これは第1
図乃至第26図において述べた構成の回転式表示器51
,51.・・・をその回転軸を水平方向にして多数縦横
に並べてパネル状の表示装置を形成している。
そして各回転式表示器51にはその外周面の所定角度幅
、すなわち90度よりも狭い角度幅で2枚の反射板52
.53が回転表示部の一端から他端に亘って配置されて
いる。
この各回転式表示器51毎に配置された反射板52.5
3はそれぞれ格子状の支持枠54に固定されている。こ
の支持枠54は各回転式表示器51の隔壁をも構成して
いる。
このような構成であれば多数の回転式表示器51の組合
わせによりグラフィック表示等の各種表示を大画面で行
なわせることが可能となる。そして各回転式表示器51
を回転駆動させることにより表示画面の情報を容易に各
種変更できる。
また各回転式表示器51にはそれぞれ2枚の反射板52
.53が配置されているので表示器51の外周面の色が
各反射板52.53に反射されて観測者側の目に入るの
で、表示器側々の表示面積を大きくできる。従って観測
者にとって隣接する表示器51との境目が気にならずに
表示を観測することができる。従って表示品位を向上で
きる。
また各表示器51をその回転軸を水平方向にして配置し
ているので観測者が横に移動しても各表示器からの色の
反射光量はそれ程変化しない。
また回転式表示器側々の省電力化を図ることができるの
で全体としても消費電力を少なくできる。
なお、反射板としては第29図に示すように平板状の反
射板52a、53aを使用しても、第30図に示すよう
に曲率の持った反射板52b。
53bを使用してもよい。曲率の持った反射板52°b
、53bを使用した場合は観測者か見る方向への光の反
射量を増やすことができ、より明るく鮮明な表示が可能
となる。
また第31図に示すように回転表示器51の外周面に形
成された表示色の幅Bに比べて各反射板52.53の幅
Aを狭くしておけば表示色の境目が多少ずれても表示に
は支障はない。従って製造において表示色の境目にそれ
ほど精度が要求されることはないので生産性を向上でき
る。
第32図は請求項(17)及び請求項(19)に対応し
た実施例で、これは各回転式表示器の固定子を前述した
第23図に示す構成にして表示装置を組立てる場合にお
いて、縦に並ぶ各回転式表示器の主極ヨーク31及び中
央ヨーク32を1枚の磁性鉄板61から切り起して形成
し、また縦に並ぶ各回転式表示器の補極ヨーク36及び
中央ヨーク37を1枚の磁性鉄板62から切り起して形
成している。
そして各主極側中央ヨーク32に対して励磁巻線6を巻
装したコイルボビン38.38.・・・の孔38a、3
8a、・・・の−刃側をそれぞれ挿入し、その各コイル
ボビン38,38.・・の孔38a。
38a、・・・の他方側に各補極側中央ヨーク37を挿
入して複数の固定子を形成する。この状態で各固定子に
永久磁石ロータ1,1.・・・を嵌合させれば第27図
に示す表示装置の縦一列か形成されることになる。
従ってプレス加工等によってヨークは複数個を一体的に
容易に成形でき、これを多数列分製造すれば第27図に
示す表示装置は容易に製造でき、コスト低下を図ること
かできる。
なお、各主極ヨーク31,31.・・・及び各補極ヨー
ク36,36.・・・を接続する磁性鉄板については細
くすることによって磁気抵抗を高くし隣接する表示器間
での影響を少なくする必要がある。
なお、第33図に示すように各回転表示器71゜71、
・・・の主極ヨークを構成すると共に各表示器間を接続
する磁性鉄板72に支持用突起73゜73、・・・を形
成し、その突起73を挾持部材74に設けられた溝75
で挾持し、かつその挟持部材74に各回転表示器71の
励磁巻線からのリード線を係止するビン76.76、・
・・を設ければ、大面積のパネル状の表示装置も比較的
容易に組立てることが可能となる。
また第35図に示すように1枚の磁性鉄板81によって
多数の主極ヨーク82と中央ヨーク83を形成し、この
各中央ヨーク83に励磁巻線6を巻装した各コイルボビ
ン84の孔をそれぞれ挿入し、さらにこれに各補極ヨー
ク85を配置して固定子を形成し、この固定子に各永久
磁石ロータ1゜1、・・・を嵌合させることによっても
個々の回転式表示器86の組立ては容易に行われる。そ
して各表示器86間を接続する磁性鉄板81に設けられ
た支持用突起87を細いコ字状に形成して挟持部材74
に設けられた溝75に挾持させ、その場合に支持用突起
87の先端部が挟持部材74に下方に突出させ、その突
出部を鋏等により切断するようにする。
このようにすれば磁気回路の一部が切断されるので隣接
ヨーク間の磁気干渉を防止できる。
第34図は請求項(18)に対応した実施例で、複数の
コイルボビン91を例えば樹脂材92で一体成形してい
る。そしてこの各コイルボビン91に対して励磁巻線を
それぞれ巻装すると共に、第32図に示すような一体成
形された複数の主極ヨーク、中央ヨーク及び補極ヨーク
をそれぞれ組込んで複数の固定子を形成すれば、さらに
大面積のパネル状の表示装置の組立てか容易となる。
第36図は請求項(20)に対応した実施例で、1本の
支持軸93に複数の回転式表示器94,94゜・・・を
間に隔壁95を介在させて挿入して表示装置の横列を一
体形成する。この場合各回転式表示器94.94.・・
・は中央ヨーク95を磁性パイプで形成し、その中央ヨ
ーク95に励磁巻線6を巻装すると共にその中央ヨーク
95の貫通孔に前記支持軸93を挿通させている。
このようにすれば支持軸93に対して表示器94を構成
するヨーク、ロータ等の各部品を通して組立てるのみで
、第27図に示すような表示装置の横1列を容易に製造
できる。従ってこれを多数列付製造すれば大面積のパネ
ル状の表示装置を容易に組立てることができる。
[発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、構成の簡また多数
の回転式表示器を縦横に並べてパネル状の画面を形成し
た場合に、各表示器の表示面積を拡大できるとともに各
表示器の表示面の隙間を極力小さくでき、従って表示品
位を向上でき、しかも全体として消費電力の少ない表示
装置を提供できるものである。
さらに多数の回転式表示器を並べて形成されるパネル状
の表示装置を容易に製造でき、生産性を向上できる表示
装置の製造方法を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の回転式表示器の一例を示す
図で、第1図は端面図、第2図は一部断面した側面図、
第3図は斜視図、第4図乃至第7図は本発明の回転式表
示器の他の実施例を示す図、第8図はヨーク構成の他の
実施例を示す斜視図、第9図乃至第14図は本発明の回
転式表示器の他の実施例を示す図、第15図はロータ構
成を示す図、第16図はロータ構成の他の実施例を示す
図、第17図乃至第19図は本発明の回転式表示器の他
の実施例を示す図、第20図乃至第23図は固定子の他
の実施例を示す分解斜視図、第24図乃至第26図はヨ
ークの他の実施例を示す斜視図、第27図及び第28図
は本発明の表示装置の一例を示す図で、第27図は回転
式表示器を縦横に並べた状態を示す図、第28図は一部
拡大した図、第29図乃至第31図は各回転式表示器に
配置される反射板の各種例を示す斜視図、第32図乃至
第36図は本発明の表示装置の各種組立て例を示す図で
ある。 1・・・永久磁石ロータ、2・・・表示面、3・・主極
ヨーク、4・・・補極ヨーク、5,32・・・中央ヨー
ク、6・・励磁巻線、21・・・コイルボビン、51・
・・回転式表示器、52.53・・・反射板。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第211 第417」 第5図 第6図 第7図 第81゛1 第9図 第10図 (a)          (b) 第16図 第18し、! 第191’1 第 201凶 第221” ■ 第 27  区 第28  区 第 291)イ1 第30図 第31図 第35図 第36図

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)略コ字状の1対の磁性ヨークを互いに側脚が交互
    となるように対向配置し、その各磁性ヨークの各側脚内
    に励磁巻線を配置した固定子と、この固定子の外周部に
    回転自在に対向配置され、外周面に表示面が一体形成さ
    れた円筒状の永久磁石ロータとからなり、前記固定子に
    より前記永久磁石ロータを回転して表示を行う回転式表
    示器。
  2. (2)1対の磁性ヨークの磁極幅を異ならせたことを特
    徴とする請求項(1)記載の回転式表示器。
  3. (3)1対の磁性ヨークをその磁極間距離が交互に長短
    となるように配置し、単距離部分における一方の磁性ヨ
    ークの磁極の中心と他方の磁性ヨークの磁極の中心の半
    径方向の為す角度を60〜80度に設定したことを特徴
    とする請求項(1)記載の回転式表示器。
  4. (4)1対の磁性ヨークの側脚を斜傾させたことを特徴
    とする請求項(1)記載の回転式表示器。
  5. (5)少なくとも一方の磁性ヨークの磁極における各端
    部の回転中心からの距離を異ならせたことを特徴とする
    請求項(1)記載の回転式表示器。
  6. (6)永久磁石ロータの表示面に各種表示色を直接塗布
    したことを特徴とする請求項(1)記載の回転式表示器
  7. (7)略コ字状の1対の磁性ヨークを互いに側脚が交互
    となるように対向配置し、その各磁性ヨークの各側脚内
    に励磁巻線を配置した固定子と、この固定子の外周部に
    回転自在に対向配置された円筒状の永久磁石ロータと、
    この永久磁石ロータの外周面に被覆され、外周面に各種
    色を順次形成した円筒チューブからなり、前記固定子に
    より前記永久磁石ロータを回転して表示を行う回転式表
    示器。
  8. (8)永久磁石ロータの内周面に摺動性にすぐれた円筒
    状の非磁性体をその永久磁石ロータと一体的に設けたこ
    とを特徴とする請求項(1)又は(7)記載の回転式表
    示器。
  9. (9)請求項(1)又は(7)記載の回転式表示器にお
    いて、励磁巻線をコイルボビンに巻装し、前記コイルボ
    ビンは、各磁性ヨークの一部を係止する鍔部を設けたこ
    とを特徴とする回転式表示器。
  10. (10)請求項(1)又は(7)記載の回転式表示器に
    おいて、励磁巻線をコイルボビンに巻装し、前記コイル
    ボビンは、鍔部を設け、その鍔部で永久磁石ロータを回
    転自在に支持したことを特徴とする回転式表示器。
  11. (11)請求項(1)又は(7)記載の回転式表示器に
    おいて、永久磁石ロータを複数層の磁性材料で形成した
    ことを特徴とする回転式表示器。
  12. (12)請求項(1)又は(7)記載の回転式表示器に
    おいて、一方の磁性ヨークを形成するヨーク材の一部を
    内側中央部に折曲げて中央ヨークを形成し、この中央ヨ
    ークを中心に励磁巻線を配置したことを特徴とする回転
    式表示器。
  13. (13)請求項(1)又は(7)記載の回転式表示器に
    おいて、一方の磁性ヨークを形成するヨーク材の一部を
    内側中央部に折曲げて中央ヨークを形成し、この中央ヨ
    ークを中心に励磁巻線を配置すると共に、その中央ヨー
    クの先端部を折曲げ、その折曲げ部を他方の磁性ヨーク
    に接触させたことを特徴とする回転式表示器。
  14. (14)請求項(1)又は(7)記載の回転式表示器を
    多数縦横に配置したことを特徴とする表示装置。
  15. (15)請求項(14)記載の表示装置において、各回
    転式表示器の表示面近傍にその回転式表示器の表示面積
    を観察方向に対して拡大する反射体を配置したことを特
    徴とする表示装置。
  16. (16)請求項(14)記載の表示装置において、各回
    転式表示器の表示面近傍にその回転式表示器の表示面積
    を観察方向に対して拡大する反射体を配置するとともに
    各回転式表示器をその表示器の回転中心軸が水平となる
    ように配置したことを特徴とする表示装置。
  17. (17)請求項(14)記載の表示装置において、各回
    転式表示器の固定子を構成する1対の磁性ヨークを、同
    じヨーク同士で一体形成したことを特徴とする表示装置
  18. (18)請求項(14)記載の表示装置において、各回
    転式表示器の固定子を構成する励磁巻線をコイルボビン
    に巻装し、各コイルボビンを一体形成したことを特徴と
    する表示装置。
  19. (19)請求項(14)記載の表示装置を、表示器の外
    周面側が隣接する各回転式表示器の固定子を構成する1
    対の磁性ヨークを、同じヨーク同士で一体形成するとと
    もに、各回転式表示器の固定子を構成する1対の磁性ヨ
    ークの各側脚内に励磁巻線を巻装したコイルボビンをそ
    れぞれ配置して複数の固定子を形成し、その各固定子の
    外周面にそれぞれ円筒状の永久磁石ロータを回転自在に
    設けて1列の回転式表示器を形成し、この1列の回転式
    表示器を多数列配置して製造することを特徴とする表示
    装置の製造方法。
  20. (20)請求項(14)記載の表示装置を、表示器の端
    面側が隣接する各回転式表示器の固定子を1本の支持軸
    に挿通して多数の回転式表示器を一体形成し、この一体
    形成した回転式表示器を多数配置して製造することを特
    徴とする表示装置の製造方法。
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