JPH0418127B2 - - Google Patents

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JPH0418127B2
JPH0418127B2 JP58018338A JP1833883A JPH0418127B2 JP H0418127 B2 JPH0418127 B2 JP H0418127B2 JP 58018338 A JP58018338 A JP 58018338A JP 1833883 A JP1833883 A JP 1833883A JP H0418127 B2 JPH0418127 B2 JP H0418127B2
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JP
Japan
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exhaust
turbocharger
engine
speed
turbine
Prior art date
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Application number
JP58018338A
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English (en)
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JPS59145329A (ja
Inventor
Yasuyuki Morita
Kazuhiko Ueda
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPS59145329A publication Critical patent/JPS59145329A/ja
Publication of JPH0418127B2 publication Critical patent/JPH0418127B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B37/00Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
    • F02B37/007Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust with exhaust-driven pumps arranged in parallel, e.g. at least one pump supplying alternatively
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はターボ過給機付エンジンの制御装置、
詳細にはエンジン運転状態に応じて作動される複
数のターボ過給機を備えたエンジンの制御装置に
関するものである。 エンジンから排出される排気ガスのエネルギー
によつて回転駆動されるタービンにより吸気通路
内のブロアを回転させ、それによつて吸入空気あ
るいは混合気を予圧し、容積効率を高めてエンジ
ンの出力性能向上を図るターボ過給機が既に広く
実用に供されている。 上記のようなターボ過給機のうち比較的高速領
域において高効率で作動するものは、低速領域の
トルクを十分に向上させることができず、特に低
速出力が要求される自動車用エンジン等にとつて
は余り好適ではない。他方、比較的低速領域にお
いて高効率で作動するターボ過給機は反対に、高
速領域の出力向上を十分に果たせないという欠点
を有する。 そこで従来より、例えば特開昭50−118117号公
報、実開昭56−159626号公報に記載されているよ
うに、複数のターボ過給機を、各タービンおよび
ブロアが排気通路、吸気通路内で並列配置するよ
うに設け、エンジンの運転状態に応じて過給作動
するターボ過給機の数を変更したり、あるいは運
転状態に応じて複数のターボ過給機を択一的に作
動させて、ターボ過給機とエンジンのマツチング
を改善しようとする提案がなされている。 しかし、上記のように複数のターボ過給機を作
動制御して使用する場合、エンジン運転状態が所
定状態となつて今まで過給作動を停止していたタ
ーボ過給機が作動開始されるとき、当然このター
ボ過給機の回転数が所定の回転数に上昇するまで
に多少の時間を要するので、そのときに一時的に
過給効果が低下してエンジン出力が落ちるという
問題が発生する。 上記エンジン出力の一時的低下は、低速領域に
おいては高次過給機を停止させて低次過給機のみ
を作動させ、高速領域においては高次過給機も併
せて作動させるようにした過給機併用型のエンジ
ンにおいては、上記高次過給機が作動開始する際
に認められ、また低速用の過給機と高速用の過給
機が択一的に作動切換される過給機完全切換型の
エンジンにおいては、作動切換時に認められる。
特に後者のタイプのエンジンにおいては、作動切
換時に、それまで作動していたターボ過給機が停
止するため、上記不具合が顕著に認められる。 そこで例えば実開昭51−131511号公報に示され
るように、エンジン運転領域が、過給作動を停止
しているターボ過給機の過給作動領域に近付いた
とき、他のターボ過給機を駆動するための排気ガ
スの一部を上記停止しているターボ過給機に供給
して、このターボ過給機を予備回転させることが
考えられている。 しかしこの従来装置においては、予備回転のた
めの排気ガスを、上記他のターボ過給機の上流側
の排気通路から引き抜いているため、このターボ
過給機の回転数が落ちて、本来の過給効果が損な
われてしまうことがある。 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、上記過給機併用型のエンジンにも、また過給
機完全切換型のエンジンにも適用可能で、前述し
たような一時的な過給効果の低下を招かない、タ
ーボ過給機付エンジンの制御装置を提供すること
を目的とするものである。 本発明のターボ過給機付エンジンの制御装置
は、前述したような複数台の過給機を並列に設置
し、エンジン運転状態に応じて特定の過給機の作
動を停止させて過給機を併用運転、あるいは完全
切換運転させるようにしたターボ過給機付エンジ
ンにおいて、各ターボ過給機のタービンに対して
専用として、互いに並列に設けられた複数の排気
通路と、これらの排気通路のうち前記特定のター
ボ過給機用の排気通路への排気供給を遮断して該
ターボ過給機を作動停止させる排気供給制御弁
と、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出
手段と、エンジンの特定運転状態において作動を
停止させるターボ過給機のタービン上流側の排気
通路と残りのターボ過給機のタービン下流側の排
気通路とを連通する排気導管と、前記あるターボ
過給機のタービンを駆動した排気ガスの全量また
は一部を上記排気導管に流す排気切換位置をとり
うる排気切換弁と、前記運転状態検出手段の出力
を受けエンジン運転状態が前記エンジンの特定運
転状態において作動を停止させるターボ過給機の
過給作動領域に近付いたときに、排気切換弁を前
記排気切換位置に駆動する制御回路とを設けてな
るものである。 排気切換弁を排気切換位置に設定すれば、未だ
過給作動していないターボ過給機のタービンに
は、他のターボ過給機を駆動させた排気ガスが供
給されるようになり、過給作動を停止しているタ
ーボ過給機はその過給作動領域外から予備回転さ
れるようになる。つまり、このターボ過給機が過
給作動を開始する時点ですでにこのターボ過給機
に回転慣性が与えられているようになり、この過
給機は過給作動開始後瞬時に過給回転数まで回転
上昇する。したがつてこのターボ過給機の応答遅
れによる一時的な過給効果の低下が生じない。 そして、上記予備回転のために供給する排気ガ
スは、他のターボ過給機の下流側の排気通路から
流出させるようにしているから、この予備回転の
ために上記他のターボ過給機に供給される排気ガ
スの量が減少してしまうことがない。そうなつて
いれば、上記他のターボ過給機の回転数が落ち
て、本来の過給効果が損なわれてしまうこともな
い。 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。 第1図は本発明の第1実施例によるターボ過給
機付エンジンの制御装置を概略的に示すものであ
る。エンジン1の排気ガスを排出する排気通路2
は排気通路2a,2bの2系統に分岐され、この
分岐部には排気供給制御弁としての排気切換弁3
が設けられている。この排気切換弁3はアクチユ
エータ4によつて、上記2系統の排気通路2a,
2bのうちのどちらか一方のみに択一的に排気ガ
スを流すように切換操作される。一方、エンジン
1の吸入空気が流通する吸気通路5は、エンジン
の運転状態を示す吸入空気量を検出するエアフロ
ーセンサ6の下流側において吸気通路5a,5b
の2系統に分岐され、スロツトル弁7の上流側に
おいて合流されている。そしてこの合流部には吸
気切換弁8が設けられ、該吸気切換弁8はアクチ
ユエータ9によつて、2系統の吸気通路5a,5
bのうちのどちらか一方のみを択一的にエンジン
1に連通させるように切換操作される。スロツト
ル弁7の下流側の吸気通路5には、吸入空気中に
燃料を噴射して混合気を形成する燃料噴射弁10
が設けられている。なお図には示されていないが
この燃料噴射弁10は、従来から行なわれている
ように、エンジン運転状態に応じた噴射量、噴射
タイミングで燃料を噴射するように制御される。 前述の2系統の排気通路2a,2bのうちの一
方の排気通路2aには、排気ガスによつて回転駆
動されるタービンTpが配設され、該タービンTp
は回転軸Lpを介して、上記吸気通路5aに配設
されたブロアCpに連結されている。すなわちこ
れらタービンTp、回転軸Lp、ブロアCpを主要素
として低速用ターボ過給機11が構成されてい
る。同様に、他方の排気通路2bには排気ガスに
よつて駆動されるタービンTsが配設されるとと
もに、他方の吸気通路5bにはブロアCsが配設
され、これらタービンTsとブロアCsとが回転軸
Lsによつて連結されて高速用ターボ過給機12
が構成されている。 上記低速用ターボ過給機11は、比較的低速領
域において効率良くエンジン出力向上を果たすも
のが選択使用され、一方高速用ターボ過給機12
は、比較的高速領域において効率良くエンジン出
力向上を果たすものが選択使用されている。 前記低速用ターボ過給機11のタービンTpの
下流側において、排気通路2aには排気導管13
の上流端が開口され、該排気導管13の下流端
は、高速用ターボ過給機12のタービンTsの上
流側において排気通路2bに開口されている。こ
の排気導管13には、排気通路2a側から排気通
路2b側にのみ排気ガスを流通させ、その逆の向
きには排気ガスを流さない逆止弁14が介設され
ている。排気導管13の排気通路2aへの開口部
には、常時は排気通路2aを開くとともに排気導
管13を全閉し(図中実線表示の位置)、アクチ
ユエータ16によつて駆動されて該排気導管13
を開くとともに排気通路2aを全閉する排気切換
位置(図中仮想線表示の位置)をとる排気切換弁
15が設けられている。 また前記吸気通路5bには、ブロアCsをバイ
パスするリリーフ通路17が接続され、該リリー
フ通路17には例えば電磁弁等からなる通電時開
タイプのリリーフ弁18が介設されている。 前記排気切換弁3の上流側の排気通路2には排
気バイパス通路19の上流端が開口され、その下
流端はタービンTpの下流側において排気通路2
aに連通されている。この排気バイパス通路19
にはウエストゲート弁20が介設され、このウエ
ストゲート弁20は、制御圧力導管21aがスロ
ツトル弁7の上流側において吸気通路5に開口さ
れたダイヤフラム式アクチユエータ21によつて
操作されるようになつている。 前述したエアフローセンサ6の出力である吸入
空気量信号S1は、制御回路22に入力され、該制
御回路22はこの吸入空気量信号S1に応じてアク
チユエータ駆動信号S2,S3,リリーフ弁駆動信号
S4を出力する。 以下、上記制御回路22を詳しく説明しつつ本
実施例の装置の作用について述べる。第2図は上
記制御回路22の構成を詳しく示すものである。
この第2図に示されるように、前記エアフローセ
ンサ6から出力される電圧信号からなる吸入空気
量信号S1は、制御回路22の第1,第2の比較器
30,32に入力される。前述したように2台の
ターボ過給機11,12はそれぞれ低速領域、高
速領域で効率良くエンジンの出力向上を果たすも
のが選択使用されているので、それらは所定のエ
ンジン回転数R2を境界として、該回転数R2以下
の過給領域では低速用ターボ過給機11が作動
し、該回転数R2を超える領域では高速用ターボ
過給機12が作動するように作動切換することが
望まれる。そこで前記第2比較器32には、上記
エンジン回転数R2に対応する吸入空気量Q2(周知
のように一般に過給が行なわれるような運転領域
においてはエンジン回転数は吸入空気量に対応す
る)を担持する基準電圧e2が加えられ、該基準電
圧e2と吸入空気量信号S1の大小が比較判定され
る。そして吸入空気量信号S1が基準電圧e2を上回
つたとき、すなわち吸入空気量が前記所定吸入空
気量Q2を上回つたとき(全開高速時のエンジン
回転数が前記所定回転数R2を上回つたときと考
えられる)には該第2比較器32から出力S6が発
せられる。この出力S6は駆動回路33に入力さ
れ、該駆動回路33からはアクチユエータ駆動信
号S2が出力されてアクチユエータ4,9がONさ
れる。 ここで、排気切換弁3、吸気切換弁8はそれぞ
れアクチユエータ4,9がOFF状態のとき、す
なわち吸入空気量が上記Q2以下のときは第1図
に実線で示される位置をとり、したがつて排気ガ
スは2系統の排気通路2a,2bのうちの一方の
排気通路2aのみに流され、また吸入空気は2系
統の吸気通路5a,5bのうちの一方の吸気通路
5aのみを通つてエンジン1に供給される。した
がつてエンジン回転数が、上記吸入空気量Q2
対応する回転数R2以下の領域で過給領域に達す
れば、低速用ターボ過給機11が過給作動し、吸
気通路5aを流通する吸入空気が加圧されて低速
領域のエンジン出力が向上される。 前述のようにアクチユエータ4,9がONされ
ると、排気切換弁3、吸気切換弁8はそれぞれ第
1図に仮想線で示す位置をとり、排気通路2aが
閉じられて排気ガスは排気通路2bに流され、ま
た吸気通路5aが閉じられて吸入空気は吸気通路
5b内を流通する。したがつて上記回転数R2
超えるエンジン回転数領域(当然過給領域であ
る)では、高速用ターボ過給機12が過給作動
し、高速領域のエンジン出力が向上される。 以下、本発明の特徴部分である、ターボ過給機
12を過給作動前に予め回転させる点について説
明する。前記吸入空気量信号S1は、前述したエン
ジン回転数R2よりも低い所定のエンジン回転数
R1に対応する吸入空気量Q1を担持する基準電圧
e1が加えられる第1比較器30に入力され、該第
1比較器30はこの基準電圧e1と吸入空気量信号
S1の大小を比較判定する。そして吸入空気量信号
S1が基準電圧e1を上回つたとき、すなわち吸入空
気量が上記Q1を上回つたとき(エンジン回転数
が上記所定回転数R1を上回つたときと考えられ
る)には該第1比較器30から出力S5が発せられ
る。この出力S5が駆動回路31に入力されると該
駆動回路31からはアクチユエータ駆動信号S3
出力されてアクチユエータ16がONされる。 前述したように、このアクチユエータ16が
ONされると、排気切換弁15は図中仮想線表示
の排気切換位置に移動し、したがつて低速用ター
ボ過給機11のタービンTpを駆動した排気ガス
の全量が排気導管13、排気通路2bを介して高
速用ターボ過給機12のタービンTsに供給され
る(なおQ1<Q2であるので、このとき排気切換
弁3は未だ排気通路2bの上流端を閉じており、
したがつて上記低速用ターボ過給機11のタービ
ンTpを駆動した排気ガスが再度該タービンTpの
上流側に戻されることはない)。このように排気
ガスがタービンTsに供給されることにより、高
速用ターボ過給機12が回転する。したがつて、
吸入空気量がQ2に達して(すなわちエンジン回
転数がR2に達して)アクチユエータ4,9がON
され、低速用ターボ過給機11に代わつて高速用
ターボ過給機12が過給作動開始するとき、該高
速用ターボ過給機12は既に回転していることに
なる。勿論、この回転は低速用ターボ過給機11
を駆動してエネルギーが低下した排気ガスによつ
て得られるものであるから、過給回転数ほどの高
回転ではないが、とにかくこのようにして高速用
ターボ過給機12に回転慣性が与えられるので、
上記のようにアクチユエータ4がONされてター
ビンTsに排気ガスが供給されれば、該高速用タ
ーボ過給機12の回転数は瞬時に過給回転数まで
上昇する。したがつて低速用ターボ過給機11の
停止後直ちに高速用ターボ過給機12が過給作動
し、これらターボ過給機11,12の作動切換時
に一時的に過給効果が低下してエンジン1の出力
が落ちることがない。 そして、高速用ターボ過給機12の予備回転の
ために供給される排気ガスは、低速用ターボ過給
機11の下流側の排気通路2aから引き抜く構成
となつているので、この予備回転のために低速用
ターボ過給機11の回転数が落ちて、本来の過給
効果が損なわれてしまうようなことがない。 高速用ターボ過給機12が過給作動するように
なつても、前記排気切換弁15は排気導管13の
上流端を開いているが、該排気導管13には逆止
弁14が設けられているので、排気通路2bに流
された排気ガスが該排気導管13を通つて排気通
路2aに逃げることはない。 以上説明のようにして、高速用ターボ過給機1
2はその過給作動領域外から予め回転されるが、
この回転によつて高速用ターボ過給機12のブロ
アCsから吸気通路5bを閉じている吸気切換弁
8までの間の吸気通路5b内の圧力が上昇しない
ように、リリーフ通路17、リリーフ弁18が設
けられている。すなわち第2図に示されるよう
に、前述した第2比較器32の出力S6は反転増幅
器34を通してANDゲート35に入力されるよ
うになつている。それとともにこのANDゲート
35には、前記第1比較器30の出力S5が入力さ
れるようになつており、該ANDゲート35はこ
の出力S5と上記反転増幅器34の出力S7がともに
入力されたとき、すなわち吸入空気量が前記Q1
とQ2の間の値をとつているときにゲート出力S8
を発する。駆動回路36はこのゲート出力S8を受
けると、リリーフ弁18をONにするリリーフ弁
駆動信号S4を発し、該リリーフ弁18を開く。し
たがつて吸入空気量がQ2を超えて高速用ターボ
過給機12が過給作動するまでリリーフ通路17
は開かれており、このときに高速用ターボ過給機
12が排気ガスによつて回転されても、該過給機
12のブロアCsを通過した空気はこのリリーフ
通路17を通して大気側に戻されるので、上記吸
気通路5b内の圧力は上昇せず、該過給機12の
回転抵抗が増大することがない。よつて該過給機
12は極めて急速に回転上昇しうる。吸入空気量
がQ2を超えれば駆動回路36からのリリーフ弁
駆動信号S4の出力が停止され、リリーフ弁18は
閉じられる。それにより吸入空気は、過給作動開
始した高速用ターボ過給機12のブロアCsによ
つて加圧されてエンジン1に供給される。 以上説明したアクチユエータ4,9、アクチユ
エータ16およびリリーフ弁18の作動タイミン
グを以下の表にまとめて記す。
【表】 低速用ターボ過給機11、あるいは高速用ター
ボ過給機12による過給運転時に、過給圧が設定
値以上に上昇すると、その高い過給圧は制御圧力
導管21aを介してアクチユエータ21に導か
れ、該アクチユエータ21のダイヤフラム21b
が第1図中右方に移動される。それによつてウエ
ストゲート弁20が開かれ、エンジン1から排出
された排気ガスの一部は、ターボ過給機11ある
いは12を迂回し排気バイパス通路19を通して
排出されるので、ターボ過給機11あるいは12
の回転数が低下し過給圧の異常上昇が防止され
る。 以上、吸入空気量が増大し、すなわちエンジン
回転数が上昇し、低速用ターボ過給機11から高
速用ターボ過給機12に作動切換される場合につ
いて説明したが、例えば自動車に搭載されたエン
ジンが高速用ターボ過給機12による過給を受け
ながら高速運転され、自動車が昇り坂にさしかか
つた時などは高速用ターボ過給機12から低速用
ターボ過給機11に作動切換されることがあり、
このようなときにも低速用ターボ過給機11の過
給作動開始時に該過給機11の回転上昇が遅れて
一時的な過給効果低下が生じる恐れがある。この
低速用ターボ過給機11の回転上昇遅れをも防止
するには、高速用ターボ過給機12のタービン
Tsを駆動した排気ガスを低速用ターボ過給機1
1のタービンTp上流側に導く排気導管を設け、
高速用ターボ過給機12から低速用ターボ過給機
11への作動切換前に、この排気導管を通して低
速用ターボ過給機11のタービンTpに排気ガス
を供給して該過給機11を予備回転させればよ
い。 以上、本発明が過給機完全切換型のエンジンに
適用された実施例について説明したが、次に過給
機併用型のエンジンに本発明を適用した第2実施
例について説明する。第3図に示す本発明の第2
実施例において、第1図に示した第1実施例の各
要素と同等の要素には同番号を付してあり、それ
らについては説明を省略する。該第3図に示され
るように、排気通路2a、吸気通路5aに配され
たタービンT′p、ブロアC′p、およびこれらを連
結する回転軸L′pからなるターボ過給機11′と、
排気通路2b、吸気通路5bに配されたタービン
T′s、ブロアC′s、およびこれらを連結する回転軸
L′sからなるターボ過給機12′は、後述するよう
に比較的低速領域ではターボ過給機11′のみが
作動され、比較的高速領域では双方のターボ過給
機11′,12′が作動されるので、一般には各1
次ターボ過給機11′、2次ターボ過給機12′と
称される。すなわち1次ターボ過給機11′は比
較的低速領域において効率良くエンジン出力向上
を果たすものが選択使用され、一方2次ターボ過
給機12′は、上記のような1次ターボ過給機1
1′とともに比較的高速領域で作動されたときに
効率良くエンジン出力向上を果たすものが選択使
用される。 上述のように2台のターボ過給機11′,1
2′を作動制御するために、2次ターボ過給機1
2′のタービンT′sが配置される排気通路2bに
は、該タービンT′sの上流側において排気供給制
御弁としての開閉弁53が設けられている。この
開閉弁53は常時は排気通路2bを閉じている
が、アクチユエータ54によつて駆動されて排気
通路2bを全開する。また吸気通路5aと5bと
の合流部の上流側、かつ2次ターボ過給機12′
のブロアC′sの下流側において、吸気通路5bに
は開閉弁58が設けられている。この開閉弁58
も、常時は吸気通路5bを閉じているが、アクチ
ユエータ59によつて駆動されて吸気通路5bを
全開する。 以下、エアフローセンサ6の出力である吸入空
気量信号S1が入力される制御回路55の構成を第
4図を参照して詳細に説明しつつ、この第2実施
例の装置の作用について説明する。前記エアフロ
ーセンサ6の吸入空気量信号S1は、制御回路55
の第1比較器60に入力される。該第1比較器6
0には、前述したように1次ターボ過給機11′
に加えて2次ターボ過給機12′を作動開始させ
るときのエンジン回転数R2に対応する所定の吸
入空気量Q2を担持する基準電圧e2が加えられ、
この第1比較器60は該基準電圧e2と上記吸入空
気量信号S1との大小を比較判定する。そして吸入
空気量信号S1が基準電圧e2を上回つたとき、すな
わち吸入空気量が前記吸入空気量Q2を上回つた
ときには、該第1比較器60から出力S15が発せ
られる。この出力S15は駆動回路61に入力され、
該駆動回路61はこの出力S15を受けて、アクチ
ユエータ駆動信号S12を出力し、アクチユエータ
54,59をONする。前述したようにこのアク
チユエータ54,59がONされると、それまで
各々排気通路2b、吸気通路5bを閉じていた開
閉弁53,58が開かれる。それによつて、エン
ジン1から排出された排気ガスは、2次ターボ過
給機12′のタービンT′sにも供給されるように
なり、またブロアC′sによつて加圧された空気が
エンジン1に供給されうるようになつて2次ター
ボ過給機12′が1次ターボ過給機11′とともに
過給作動し、高速領域のエンジン出力が効率良く
向上される。 吸入空気量が前記Q2以下となると、第1比較
器60から出力S15が発せられなくなり、開閉弁
53が閉じられて排気ガスは排気通路2aのみに
流される。このような状態下でエンジン1が未だ
1次ターボ過給機11′の過給作動領域で運転さ
れていれば、当然該1次ターボ過給機11′が作
動して低速領域のエンジン出力が向上される。な
おこのとき、吸気通路5bの開閉弁58は、開閉
弁53とともに閉じられるので、1次ターボ過給
機11′のブロアC′pを通過した吸入空気は吸気
通路5b側に逃げることなく、正常に加圧されて
エンジン1に供給される。 次に2次ターボ過給機12′が過給作動する前
に、該過給機12′を予備回転させる点について
説明する。前記エアフローセンサ6の吸入空気量
信号S1は、既述のように第1比較器60に入力さ
れるとともに、第2比較器62に入力される。こ
の第2比較器62には、前述した2次ターボ過給
機12′が過給作動開始するエンジン回転数R2
りも低いエンジン回転数R1に対応する所定の吸
入空気量Q1を担持する基準電圧e1が加えられ、
該第2比較器62は吸入空気量が上記Q1を上回
つて吸入空気量信号S1が上記基準電圧e1を超える
と、出力S17を発する。この出力S17はANDゲー
ト64に入力され、それとともに該ANDゲート
64には前記第1比較器60の出力S15が反転増
幅器63を通して入力されるようになつている。
このANDゲート64は、反転増幅器63の出力
S16と第2比較器62の出力S17がともに入力され
たとき、すなわち吸入空気量が前記Q1とQ2の間
の値をとつている間ゲート出力S18を発し、該ゲ
ート出力S18は駆動回路65,66に入力される。 駆動回路65はこのゲート出力S18を受けてア
クチユエータ駆動信号S13を出力し、アクチユエ
ータ16をONにする。このアクチユエータ16
がONにされると、排気切換弁15は図中仮想線
表示の排気切換位置に移動し、したがつて1次タ
ーボ過給機11′のタービンT′pを駆動した排気
ガスは排気導管13、排気通路2bを介して2次
ターボ過給機12′のタービンT′sに供給される。
このように排気ガスがタービンT′sに供給される
ことにより、2次ターボ過給機12′はその過給
作動前に予備回転し、その後前述したように吸入
空気量がQ2に達して過給作動開始する際には急
速に過給回転数まで回転上昇し、一次的な過給効
果の低下を招かない。 そしてこの場合も、2次ターボ過給機12′の
予備回転のために供給される排気ガスは、1次タ
ーボ過給機11′の下流側の排気通路2aから引
き抜く構成となつているので、この予備回転のた
めに1次ターボ過給機11′の回転数が落ちて、
本来の過給効果が損なわれてしまうようなことが
ない。 駆動回路65からアクチユエータ駆動信号S13
が出力されると同時に、駆動回路66からはリリ
ーフ弁駆動信号S14が出力され、該リリーフ弁駆
動信号S14によつてリリーフ弁18が開かれる。
したがつてこの2次ターボ過給機12′の予備回
転によつて該過給機12′のブロアCs下流側の吸
気通路5b内圧力が上昇して該過給機12′の回
転抵抗が増大することがなく、よつて過給機1
2′は極めて急速に回転上昇する。 吸入空気量がQ2を上回ると、反転増幅器63
から出力S16が発せられなくなり、ゲート出力S18
が停止する。その結果アクチユエータ16が
OFFされて排気切換弁15は図中実線表示の位
置に戻され、前述したように1次、2次ターボ過
給機11′,12′が併用運転されるようになる。
それと同時にリリーフ弁18が閉じられ、吸気通
路5bを流れる吸入空気は2次ターボ過給機1
2′のブロアC′sによつて正常に加圧されてエンジ
ン1に供給されるようになる。 以上説明したアクチユエータ54,59とアク
チユエータ16、およびリリーフ弁18の作動タ
イミングを以下の表にまとめて記す。
【表】 以上説明した2つの実施例においては、いずれ
も2台のターボ過給機が使用されているが、本発
明は3台以上のターボ過給機が並列配置されたエ
ンジンに対しても勿論適用可能である。 以上詳細に説明した通り本発明のターボ過給機
付エンジンの制御装置は、過給機完全切換型ある
いは過給機併用型のエンジンにおいて、過給作動
開始するターボ過給機の応答性を高め、よつてこ
のターボ過給機が過給作動開始する際のエンジン
の一時的出力低下を防止するものであり、複数台
のターボ過給機を備えるエンジンの運転性を改善
する効果大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す概略図、第
2図は上記第1実施例の制御回路の構成を示す系
統図、第3図は本発明の第2実施例を示す概略
図、第4図は上記第2実施例の制御回路の構成を
示す系統図である。 1……エンジン、2,2a,2b……排気通
路、3……排気切換弁、4,16,54……アク
チユエータ、5,5a,5b……吸気通路、6…
…エアフローセンサ、11……低速用ターボ過給
機、11′……1次ターボ過給機、12……高速
用ターボ過給機、12′……2次ターボ過給機、
13……排気導管、15……排気切換弁、22,
55……制御回路、53……開閉弁、Tp,T′p,
Ts,T′s……タービン、Cp,C′p,Cs,C′s……
ブロア、Lp,L′p,Ls,L′s……回転軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジンの排気通路に配設され排気ガスによ
    つて駆動されるタービンと、吸気通路に配設され
    前記タービンに回転軸を介して連結されたブロア
    とからなるターボ過給機複数台を、各タービンお
    よびブロアを各通路において並列に配して設置
    し、エンジン運転状態に応じて特定のターボ過給
    機の作動を停止させるようにしたターボ過給機付
    エンジンにおいて、各ターボ過給機のタービンに
    対して専用として、互いに並列に設けられた複数
    の排気通路と、これらの排気通路のうち前記特定
    のターボ過給機用の排気通路への排気供給を遮断
    して該ターボ過給機を作動停止させる排気供給制
    御弁と、エンジンの運転状態を検出する運転状態
    検出手段と、エンジンの特定運転状態において作
    動を停止させるターボ過給機のタービン上流側の
    排気通路と残りのターボ過給機のタービン下流側
    の排気通路とを連通する排気導管と、前記残りの
    ターボ過給機のタービンを駆動した排気ガスを上
    記排気導管に流す排気切換位置をとりうる排気切
    換弁と、前記運転状態検出手段の出力を受けエン
    ジン運転状態が前記エンジンの特定運転状態にお
    いて作動を停止させるターボ過給機の過給作動領
    域に近付いたときに、排気切換弁を前記排気切換
    位置に駆動する制御回路とを設けてなるターボ過
    給機付エンジンの制御装置。
JP58018338A 1983-02-07 1983-02-07 タ−ボ過給機付エンジンの制御装置 Granted JPS59145329A (ja)

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JPS591058Y2 (ja) * 1975-04-14 1984-01-12 いすゞ自動車株式会社 デイ−ゼルキカンノカキユウソウチ

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