JPH0418073A - 2―メトキシ―6―メチルアミノピリジンの工業的製造法 - Google Patents

2―メトキシ―6―メチルアミノピリジンの工業的製造法

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JPH0418073A
JPH0418073A JP9396990A JP9396990A JPH0418073A JP H0418073 A JPH0418073 A JP H0418073A JP 9396990 A JP9396990 A JP 9396990A JP 9396990 A JP9396990 A JP 9396990A JP H0418073 A JPH0418073 A JP H0418073A
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JP
Japan
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methylaminopyridine
chloro
methanol
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sodium hydroxide
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Pending
Application number
JP9396990A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Tenma
浩章 天満
Takashi Morooka
諸岡 隆司
Takumi Kagawa
巧 香川
Kenji Tsuzuki
続木 建治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、2−メトキシ−6−メチルアミノピリジンの
工業的製造法に関する。2−メトキシ−6−メチルアミ
ノピリジンは医薬、農薬の合成中間体として非常に有用
である。
〈従来技術〉 従来法としては、オートクレーブに2−クロル−6−メ
チルアミノピリジン、水酸化ナトリウム及びメタノール
を仕込み、100〜150℃で反応させ、製造する方法
(特公昭62−7266号公報等)が知られている。
〈従来技術の課題〉 特公昭62−72667号公報等に記載された方法にお
いては、少量スケールでは同等問題とならないが、工業
的規模では、発熱反応のため反応温度制御が困難となり
、場合によっては充分な除熱ができないために高温、高
圧か発生し危険な状態となる。また、高温により生成物
の分解か発生し収率の低下を生じる。
く課題を解決しようとする手段〉 本発明者らは、2−メトキシ−6−メチルアミノピリジ
ンの、より安全で工業的な製造方法について鋭意検討を
行ったところ、加熱したメタノール及び水酸化ナトリウ
ムに2−クロル−6−メチルアミノピリジンまたは2−
クロルー6−メチルアミノピリジンのメタノール溶液を
供給し、反応させることにより前記従来法と比較して低
圧でしかも、その供給速度を調節することにより、除熱
が円滑に行え、反応温度が容易に制御できることを見出
たし本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、加熱したメタノール、水酸化ナトリウ
ムの混合物に、2−クロル−6−メチルアミノピリジン
または2−クロル−6−メチルアミノピリジンのメタノ
ール溶液を供給し、反応させることを特徴とする2−メ
トキシ−6−メチルアミノピリジンの工業的製造方法を
提供するものである。
く作用〉 以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の方法は、高圧供給ポンプを備えたオートクレー
ブに、メタノール及び水酸化ナトリウムを仕込み、所定
の温度に加熱した後、2−クロル−6−メチルアミノピ
リジンまたは2−クロル−6−メチルアミノピリジンの
メタノール溶液を供給、反応させ、更に反応を完結させ
るため熟成を行う。
本発明において、反応に用いる水酸化ナトリウムは、2
−クロル−6−メチルアミノピリジンに対し、0.3〜
2倍重量好ましくは、0.5〜2倍重量を用いる。また
、メタノールは総量で、2−クロルー6−メチルアミノ
ピリジンに対し、0゜5〜2倍重量を用いる。
また、反応前あらかじめ反応容器に仕込むメタノールは
、水酸化ナトリウムに対して0.1〜6゜5倍重量の範
囲であれば良いが、撹拌等の面で好ましくは0.5〜2
.5倍重量の範囲である。
本発明に用いる2−クロル−6−メチルアミノピリジン
の供給方法としては、2−クロル−6−メチルアミノピ
リジン自身を加熱溶融したものを保温して供給するか、
もしくはメタノール溶液として供給する。メタノール溶
液として供給する際2−クロル−6−メチルアミノピリ
ジンに対し、メタノールは2倍重量以下であり、2倍重
量以上ではメタノールが過剰となるため経済的でない。
供給する2−クロル−6−メチルアミノピリジンを加熱
溶融して供給する場合の保温は70〜100℃で、メタ
ノール溶液として供給する場合の保温は、濃度により異
なるが60℃以下とする。
本発明における2−クロル−6−メチルアミノピリジン
もしくは2−クロル−6−メチルアミノピリジンのメタ
ノール溶液を供給する際のオートクレーブ内温度は80
〜160℃、好ましくは100〜150℃にする。80
℃以下では反応速度が遅いため、本発明の利点を引出す
には、該化合物の供給に長時間要し好ましくなく、また
、160℃以上では分解が発生し選択率が低下する場合
がある。
本発明における2−クロル−6−メチルアミノピリジン
もしくは2−クロル−6−メチルアミノピリジンのメタ
ノール溶液の供給時間は、反応温度、並びに溶液の濃度
により異なるが、通常は0゜5〜8Hrの範囲であれば
何ら問題はない。
本発明における熟成温度は、供給時の反応器内温度並び
に時間で異なるが、通常120〜160℃で、好ましく
は130〜150℃の範囲である。
本発明における熟成時間は、仕込み組成、2−クロル−
6−メチルアミノピリジンもしくは2−クロル−6−メ
チルアミノピリジンのメタノール溶液供給時の反応器内
及び温度、熟成温度及び溶液の濃度により異なるが、通
常8時間以内で完結する。
〈発明の効果〉 本発明の方法を用いる事により反応温度の制御が容易で
、しかも、従来法と比較して内圧が低くなり、より安全
で工業的な製造法が確立された。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
〈実施例1〉 高圧供給ポンプを備えた撹拌機付きオートクレーブに水
酸化ナトリウム705g、メタノール535gを入れ、
145℃に加熱し、これにメタノール850g、2−ク
ロル−6−メチルアミノピリジン1257.5gからな
る溶液を約40℃に保温し、1時間かけて供給した。供
給終了後、更に145℃で2時間反応を行った。
反応終了後冷却し、水100m1、四塩化炭素100m
1を添加し充分振とう後、有機層を分取した後更に水層
を四塩化炭素各100 mlで2回抽出を行った。
得られた有機層を、ガスクロマトグラフィーにより分析
したところ、2−メトキシ−6−メチルアミノピリジン
1081.75g、2−クロル−6−メチルアミノピリ
ジン8.975gで、2−クロル−6−メチルアミノピ
リジンの転化率は99.3%、2−クロル−6−メチル
アミノピリジンに体する収率は88.8%であった。反
応中、内温の制御は、容易に行うことができた。また、
溶液の供給並びに反応中の最高圧力は、6. 7)cg
/(至)2Gであった。
〈実施例2〜5〉 実施例1と同じ装置で表1中に示した条件下、反応を行
った。
結果を表1中に示した。
く参考例〉 実施例1と同じ容積の容器で2−クロル−6=メチルア
ミノピリジン1250g、水酸化ナトリウム702.5
g及びメタノール1445gを入れ、3時間反応を行っ
た。内温を140℃に昇温する予定だったが反応熱のた
め外部からの温度制御が困難で、内温か155℃まで上
昇した。このため、反応中の最高圧力は、11 、 0
 kg/ cm2Gまで上昇した。
反応終了後、実施例1と同じ後処理を行い、ガスクロマ
トグラフィーにより分析したところ2−メトキシ−6−
メチルアミノピリジンの収率は2−クロル−6−メチル
アミノピリジン基準で85゜3%であった。また、2−
クロル−6−メチルアミノピリジンの転化率は99.6
%であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 加熱したメタノールと水酸化ナトリウム混合物に2−ク
    ロル−6メチルアミノピリジンもしくは2−クロル−6
    メチルアミノピリジンのメタノール溶液を供給し、反応
    させることを特徴とする2−メトキシ−6−メチルアミ
    ノピリジンの工業的製造法。
JP9396990A 1990-04-11 1990-04-11 2―メトキシ―6―メチルアミノピリジンの工業的製造法 Pending JPH0418073A (ja)

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