JPH0418005A - 農園芸用殺菌組成物 - Google Patents

農園芸用殺菌組成物

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JPH0418005A
JPH0418005A JP2120846A JP12084690A JPH0418005A JP H0418005 A JPH0418005 A JP H0418005A JP 2120846 A JP2120846 A JP 2120846A JP 12084690 A JP12084690 A JP 12084690A JP H0418005 A JPH0418005 A JP H0418005A
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JP
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copper
composition
oxalate
alkaline earth
earth metal
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JP2120846A
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Inventor
Makoto Fujimura
藤村 真
Masato Mizutani
理人 水谷
Masaru Kitamura
北村 勝
Hiroshi Ichihashi
宏 市橋
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、シュウ酸銅とアルカリ土類金属塩とを含有す
る農園芸用殺菌組成物に関する。
〈従来の技術〉 従来、果樹、疏菜等の分野では、ボルドー液等の無i銅
剤等が用いられている。
また、「農薬精義」 (養賢堂社発行、1959年、7
2頁)にはシュウ酸銅が農園芸用殺菌剤として使用でき
ることが記載されている。
〈解決すべき課題〉 しかしながら、これら公知の殺菌側は、効力を発揮する
対象病害の範囲が狭かったり、作物に薬害をもたらすな
どの面から、その適用範囲に制限があった。また、シュ
ウ酸銅単独では、経済的見地から考えた場合、効果は不
充分で、実用的使用は困難であり、必ずしも満足できる
ものとは言い難く、薬害が少なくかつ低薬量で効果を発
揮する高性能な薬剤の開発が待ち望まれている。
く課題を解決するための手段〉 このような状況のもとに本発明者らは、銅当りの殺菌活
性が高(、低薬量の銅で十分な効果を発揮する薬剤の開
発について鋭意検討した結果、シュウ酸銅とアルカリ金
属塩との混合物が銅当りの効果が非常に優れていること
を見出した。即ち、本発明は、シュウ酸銅とアルカリ土
類金属塩とを含有する農園芸用殺菌剤組成物(以下、本
発明組成物と称す。)を促供する。
実施例に記載の如く、本発明組成物は、シュウ酸銅単独
のもののみならず、既存の無機銅剤と比較しても、銅当
りの活性が非常に高い。
本発明において、アルカリ土類金属塩としては一炭酸マ
グネシウム、シュウ酸マグネシウム、硫酸マグネシウム
等のマグネシウム塩、炭酸バリウムシュウ酸バリウム、
硫酸バリウム等のバリウム塩、炭酸カルシウム、シュウ
酸カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、ケ
イ酸カルシウム等のカルシウム塩があげられるが、好ま
しくはカルシウム塩であり、更に好ましくは、シュウ酸
、硫酸またはケイ酸のカルシウム塩が用いられる。
本発明組成物における、シュウ酸銅とアルカリ土類金属
塩の配合比は、任意に決めうるが、シュウ酸銅1部に対
し、アルカリ土類金属塩0.4部〜50部、好ましくは
1部〜lO部である。
本発明組成物の製造方法を下記に述べる。
本発明組成物は、(1)シュウ酸銅とアルカリ土類金属
塩とを機械的に混ぜ合わせる、あるいは(2)シュウ酸
銅をアルカリ土類金属上に担持する等により製造できる
さらに詳細に説明すると(1)では、例えば、硫酸銅水
溶液にシュウ酸水溶液を加え、沈澱物をろ過、洗浄、乾
燥してシュウ酸銅を得、得られたシュウ酸銅とアルカリ
土類金属塩を任意に配合し乳棒などで均一となるまで十
分に混合することにより、シュウ酸銅とアルカリ土類金
属塩の混練体を製造できる。また、(2)では、まずア
ルカリ土類金属塩を水に加え、スラリー状あるいは懸濁
させ、次に硫酸銅水溶液とシュウ酸水溶液を同時に滴下
し、固形物をろ過、洗浄、乾燥することによりシュウ酸
銅をアルカリ土類金属上に担持した担持体を製造できる
本発明組成物は、植物病害に対して価れた効果を発揮す
ることから、農園芸用殺菌剤の有効成分として種々の用
途に用いることができる。
本発明組成物が防除し得る植物病害としては以下のよう
な病害をあげることができる。
各種野菜の軟腐病(紅畦旦a carotoνora)
 、ナス科の青枯病(Pseudomonas sol
anacearum) 、キュウリの斑点細菌病(Ps
eudomonas圏仕■匣匝)野菜の黒斑菜菌病(P
seudomonas H社町封ρv、maculic
ola) 、黒腐病(Xanthomonas 9匣競
江見)、根頭がんしゅ病(7m tumefacie。
3)、トマト潰よう病(如り1吐匹違m籾m誹σ住Uμ
■明並)、イネ籾枯細菌病(Pseudomonas 
し叩朋)、タバコ野火病(Pseudomonas t
abaci)、ミカンかいよう病(Xanthomon
as 印髭競狂upv、citri)、イネ白葉枯病(
XanthoIIIonas 虹u朋) 、H菜類、ダ
イコン類のべと病(庖皿匹社虹a brassicae
)、ホウレン草のヘト病(Peユ匹肚虹a狂圏赳圏銭、
タバコのべと病A庖皿並肚虹a tabacina) 
、キュウ゛   りのべと病(Pseudo eron
os ora cubensis) 、ブドウのべと病
(7シ1ticola)、セIJ MW物のべと病(P
las■para n1vea)、リンゴ、イチゴ、ヤ
クヨウニンジンの疫病(Ph to hthoraca
ctorum) 、トマト、キュウリの灰色疫病狸敗封
餅劫ora組口9)、パイナツプルの疫病(ハ■並城的
racinnamomi)、ジャガイモ、トマト、ナス
の疫病(匹別卯肛虹a 1nfestans)、タバコ
、ソラマメネギの疫病(匹別亜旦肢ユ旦印旦並凹var
、肚並旦憇些)、ホウレンソウ草立枯病7 sp、)、
キュウリ苗立枯病叩汀敗叩a餅机iderma tum
)、コムギ褐色雪腐病狸旦旺叩sp、) 、タバコ苗立
枯病(h止杓m 茜蝕■並叩) 、ダイズのPythi
um Rot律パ紅叩a他並胆肛懸旦m、ム伽垣■邦叩
%e、レチ垣π工、 P、ultimam) 、イのい
もち病(h■臼旦旦a虹H朋)、ごま葉枯病(Coch
liobolus 料n匡旦匹) 、リンゴの黒星病(
Venturia 釦些■1圏)、腐らん病(Vals
a mali)、斑点落葉病(Alternaria 
 mali)、ナシの黒斑病(Alternaria 
kikuchiana) 、黒星病(νenturia
nashicola)、カンキツの黒点病7 c i 
t r i )、カキの炭そ病(牡匹並匹亘叩kaki
)、落葉病(Ωジ四」す1に吐h 5μ狙叶」■壮ta
n堕凹)、ブドウの晩腐病(Glomerella c
釦紐旦釦)、灰色かび病(蝕江ハ圏 cin肛並)、小
麦の葉枯病(錘鮭虹只を社■は)、ふ枯病焦弘包肚勤肛
旦nodorum) 、ウリ類の炭そ病(Collet
otrichum la註封旦叩) 、つる枯病(M 
cos haerella melonis>トマトの
輪紋病(Alternaria 5olani) 、タ
バコの赤星病(Alternaria k皿釦競) 、
炭そ病(Collet。
trichum tabacum)、テンサイの褐斑病
℃肛並肚虹abeticola) 、ジャガイモの夏疫
病(Alternaria−並圏1)、ラッカセイの褐
IM病籾肛並並虹aユhdicola)、ダイズの褐紋
病困並旦ria旺匹旦競)黒点病(九並虹劫e餅姪匹蝕
赳般、炭そ病(幻■etotrichum sp、)紫
斑病(釦匹匹凹ra kikuchii)などがあげら
れる。
本発明組成物は、畑地、水田、果樹園、茶園、牧草地、
芝生地等に農園芸用殺菌剤として用いることができ、ま
た他の農園芸用殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、
除草剤、植物生長調節剤、肥料と混合して用いることも
できる。
本発明組成物を殺菌剤の有効成分として用いる場合は、
他の何らの成分も加えずそのままで用いることができる
。・また、固体担体、液体担体、界面活性剤その他の製
剤用補助剤と混合して、粒剤水和剤、懸濁剤、粉剤等に
製剤して用いてもよい。
本発明組成物の製剤中の含有量は0.1〜99.9%好
ましくは1〜99%である。
上述の固体担体としては、カオリンクレー、アノタバル
ジャイトクレー、ヘントナイト、酸性白土、パイロフィ
ライト、タルク、珪藻土、方解石、トウモロコシ穂軸粉
、クルミ殻粉、尿素、硫酸アンモニウム、合成含水酸化
珪素等の微粉末あるいは粒状物があげられ、液体担体と
しては、水が挙げられる。
乳化、分散、流展等のために用いられる界面活性剤とし
ては、アルキル硫酸エステル塩、アルキル(アリール)
スルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩
、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮金物等の陰イオン
界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンブロソクコボリ
マー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビクン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤が挙
げられる。
製剤用補助剤としては、リグニンスルホン酸塩、アルギ
ン酸塩、ポリビニルアルコール、アラビアガム、CMC
(カルボキシメチルセルロース)、PAP (酸性リン
酸イソプロピル)等が挙げられる。
また、本発明組成物の施用方法としては、例えば茎葉散
布、土壌処理、種子消毒等があげられるが、通常当業者
が利用するどのような施用方法にても用いることができ
る。
本発明組成物を農園芸用殺菌剤の有効成分として用いる
場合、その有効成分の施用量は、対象作物対象病害、病
害の発生程度、製剤形態、施用方法、施用時期、気象条
件、銅の含有量等によって異なるが、通常1アールあた
り0.3〜600g、好ましくは0.3〜300gであ
り、水和剤、懸濁剤等を水で希釈して施用する場合、そ
の施用濃度は、o、oo8%〜1.5%、好ましくは0
.03%〜0.6%であり、粉剤、粒剤等はなんら希釈
することなくそのまま施用する。
〈実施例〉 以下、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
まず、製剤例を示す。なお、部は重量部を表す。
製剤例1 本発明組成物(1)50部、リグニンスルホン酸カルシ
ウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含水
酸化珪素45部をよく粉砕混合することにより水和剤が
得られる。
製剤例2 本発明組成物(1)95部、リグニンスルホン酸カルシ
ウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部をよく粉砕混合
することにより水和剤が得られる。
製剤例3 本発明組成物(1)50部、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレエート3部、CMC3部および水44部を
混合し、有効成分の粒度が5ミクロン以下になるまで湿
式粉砕することにより懸濁剤が得られる。
製剤例4 本発明組成物(1)5部、カオリンクレー85部および
タルク10部をよく粉砕混合することにより粉剤が得ら
れる。
製剤例5 本発明組成物(1)20部、合成含水酸化珪素1部、リ
グニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部
およびカオリンクレー47部をよく粉砕混合し、水に加
えてよく練り合わせた後、造粒乾燥することにより粒剤
が得られる。
次に、本発明組成物が農園芸用殺菌剤として有用である
ことを試験例で示す。
尚、該試験において、供試物質は、以下に示す操作によ
り調整した。
土虜1珪シ炙吻(1) 以下の組成からなる原料液をまず調製した。
AWl : 硫酸1間  (CuSO4・ 5820)
  5.17g  。
蒸留水100m1 B液:シュウ酸((COOH)2・2H20) 2.6
1g  。
蒸留水100m l 上記A液にB液を撹拌しながら滴下した。滴下終了後、
更に2時間撹拌を行った。撹拌終了後、沈澱物を蒸留水
でpl+が7付近になるまで十分洗浄と濾過を繰り返し
た。さらに得られた淡青緑色の固形物を120°Cで1
6時間乾燥した。得られた固形物の元素分析を行い、シ
ュウ耐刷であることを確認した。
次にこの得られたシュウ耐刷からIgと硫酸カルシウム
(2水和物)(牛丼試薬特級)9gを乳棒で均一となる
様十分に混合し、シュウ耐刷と硫酸カルシうム(2水和
物)の混合体を得た。元素分析の結果、混合体中の銅の
含有量は3.96 wt%であった。
本玉」几シ欠吻(2) 本発明組成物(1)と同様にしてシュウ耐刷を得た。次
にこの得られたシュウ耐刷から5gとシュウ酸カルシウ
ム(1水和物)(牛丼試薬化学用)5gを乳棒で均一と
なる様十分に混合し、シュウ耐刷とシュウ酸カルシウム
(l水和物)の混合体を得た。元素分析の結果、混合体
中の銅の含有量は19.79wt%であった。
本発明組成物(3) 本発明組成物(1)と同様にしてシュウ耐刷を得た。次
にこの得られたシュウ耐刷から5gとケイ酸カルシウム
(牛丼試薬化学用)5gを乳棒で均一となる様十分に混
合し、シュウ耐刷とケイ酸カルシウムの混合体を得た。
元素分析の結果、混合体中の銅の含有量は19.79w
t%であった。
本発明組成物(4) 以下の組成からなる原料液をまず調製した。
A液:硫酸銅 (CaSOn H5tlzO) 5.1
7g 。
蒸留水100m1 B液:シュウ酸((C00H)z・211□O)2.6
1g。
蒸留水100m1 C液:硫酸カルシウム(Ca5O< −21120) 
15.0g 。
蒸留水200m1 上記C?&、に、A液、B液を撹拌しながら同時に滴下
混合した。滴下終了後、更に2時間撹拌を行った。撹拌
終了後、沈澱物を蒸留水でρ11が7付近になるまで十
分洗浄と濾過を繰り返した。さらに得られた淡青緑色の
固形物を120°Cで16時間乾燥した。この様にして
得られた、シュウ酸銅担持硫酸カルシウムの元素分析を
行った結果、銅の含有量は6.2wt%であった。
本発明組成物(5) CIの組成で硫酸カルシウム(CaSO4・2H2o)
ヲシュウ酸カルシウム(Ca (Coo) 2・11□
0)に変更する以外は本発明組成物(4)と全く同様の
方法で、シュウ耐刷担持シュウ酸カルシウムを得た。こ
のシュウ耐刷担持シュウ酸カルシウムの元素分析を行っ
た結果、銅の含有量は6.4wt%であった。
本発明組成物(6) C?F!1.(DIJJ成で硫酸カルシウム(CaSO
n ・2H20)15gをケイ酸カルシウム(CaSi
O3)20gに変更する以外は本発明組成物(4)と同
様の方法で、シュウ酸銅担持ケイ酸カルシウムを得た。
このシュウ耐刷担持ケイ酸カルシウムの元素分析を行っ
た結果、銅の含有量は4.9wt%であった。
比較立置(a) 本発■組成](1)と同様にして単味のシュウ耐刷を得
た。元素分析の結果、銅の含有量は39.3讐t%であ
った。
下記の試験例において防除効力は、調査時の供試植物の
発病状態すなわち葉、茎等の菌叢、病斑の程度を肉眼観
察し、菌叢、病斑が全く認められなければ「5」、10
%程度認められれば「4」30%程度認められれば「3
」、50%程度認められれば「2」、70%程度認めら
れれば「1」それ以上で化合物を供試していない場合の
発病状態と差が認められなければ「0」として、6段階
に評価し、それぞれ5. 4. 3. 2. 1. 0
で示す。
試験例1 キュウリベと病防除試験(予防効果)プラス
チックポットに砂壌土を詰め、キュウリを播種し、温室
内で20日間育成した。
第2本葉が展開したキュウリの幼苗に、製剤例■に準し
て水和剤にした供試薬剤を水で希釈して所定濃度にし、
それを葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後
、キュウリベと病菌の胞子懸濁液を噴霧、接種した。接
種後、20°C1多湿下で1日直いた後、さらに照明下
で5日間生育し、防除効力を調査した。
第1表 試験例2 トマト疫病防除試験(予防効果)プラスチッ
クポットに砂壌土を詰め、トマト(ポンチローザ)を播
種し、温室内で20日間育成した。第2〜3本葉が展開
したトマトの幼苗に、製剤例1に準して水和剤にした供
試薬剤を水で希釈して所定濃度にし、それを葉面に充分
付着するよう茎葉散布した。散布後、トマト疫病菌の胞
子懸濁液を噴霧、接種した。接種後、20°C1多湿下
で1日直いた後、さらに照明下で5日間生育し防除効力
を調査した。その結果を第2表に示す。
第2表 試験例3 ダイコン黒すす病防除試験(予防効果)プラ
スチックボットに砂壌土を詰め、ダイコン(60日ダイ
コン)を播種し、温室内で6日間育成した。子葉が展開
したダイコンの幼苗に、製剤例1に準して水和剤にした
供試薬剤を水で希釈して所定濃度にし、それを葉面に充
分付着するよう茎葉散布した。散布後、ダイコン黒すす
病菌の胞子懸濁液を噴霧、接種した。接種後、18°C
1多湿下で1日直いた後、さらに照明下で3日間生育し
防除効力を調査した。その結果を第3表に示す。
試験例4 キュウリ斑点細菌病防除試験(残存効果試験
) プラスチックポットに砂壌土を詰め、キュウリ(相模半
白)を播種し、温室内で35日間育成した。その後、製
剤例1に準して水和剤にした供試薬剤を水で希釈して所
定濃度にし、それを葉面に充分付着するよう茎葉散布し
た。散布後、7日間温室内(昼間20°C1夜間17°
C)で栽培した後、キュウリ斑点細菌病菌の胞子懸濁液
を噴霧接種した。接種後、多湿下で約24時問直いた後
、さらに上記の温室条件下でlO日間生育し、防除効果
を算出した。
その結果を第4表に示す。
第4表 試験例5 ハクサイに対する薬害試験 プラスチックポットに砂壌土を詰め、ハクサイ(60日
白菜)を播種し、温室内で30日間育成した。その後、
製剤例1に準じて水和剤にした供試薬剤を水で希釈して
所定濃度にし、それを葉面に充分付着するよう茎葉散布
した。散布後、20°Cで7日間温生育し薬害調査した
なお調査方法は下記の方法によった。
薬害が全く認められないものニー 薬害が強く認められるもの :++ −その結果を第5表に示す。
第5表 〈発明の効果〉 本発明の農園芸用殺菌剤は、銅当りの活性が高く、種々
の植物病害に卓効を発揮することから、使用薬剤量の低
減化を図ることができ、従って適用作物に対する薬害が
大巾に改善でき、ボルドー液等の既存の金属含有殺菌剤
の使用が回能であった作物分野(例えば、ウメ、モモ、
スモモ、ハクサイ等)にも充分適用できるとの大きな利
点を有する。また、銅当りの活性が大幅に向上したこと
から、土壌中の銅残留が顕著になっている地域において
残留量を多くすることなく使用することができる利点を
も有する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シュウ酸銅とアルカリ土類金属塩とを含有するこ
    とを特徴とする農園芸用殺菌組成物。
  2. (2)アルカリ土類金属塩がカルシウム塩であることを
    特徴とする請求項(1)記載の農園芸用殺菌組成物。
  3. (3)アルカリ土類金属塩がシュウ酸カルシウム塩であ
    ることを特徴とする請求項(2)記載の農園芸用殺菌組
    成物。
  4. (4)アルカリ土類金属塩が硫酸カルシウム塩であるこ
    とを特徴とする請求項(2)記載の農園芸用殺菌組成物
  5. (5)アルカリ土類金属塩がケイ酸カルシウム塩である
    ことを特徴とする請求項(2)記載の農園芸用殺菌組成
    物。
JP2120846A 1990-05-09 1990-05-09 農園芸用殺菌組成物 Pending JPH0418005A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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