JPH0436208A - 農園芸用殺菌剤 - Google Patents

農園芸用殺菌剤

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JPH0436208A
JPH0436208A JP13871990A JP13871990A JPH0436208A JP H0436208 A JPH0436208 A JP H0436208A JP 13871990 A JP13871990 A JP 13871990A JP 13871990 A JP13871990 A JP 13871990A JP H0436208 A JPH0436208 A JP H0436208A
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Japan
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substance
germicide
agricultural
weight
disease
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JP13871990A
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Inventor
Makoto Fujimura
藤村 真
Masato Mizutani
理人 水谷
Masaru Kitamura
北村 勝
Hiroshi Ichihashi
宏 市橋
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、銀イオンを含む結晶性あるいは非結晶性アル
ミノシリケートをを効成分として含有する農園芸用殺菌
剤に関する。
〈従来の技術〉 従来、果樹、疏菜等の分野では、ボルドー液等の無機胴
側が用いられている。また、特公昭6123164には
銅、亜鉛、ニンケルあるいはスズ置換アルミノンリケー
ドが記載されている。
また、特開平1−156905号公報には、ある種の銅
置換ゼオライトが記載されている。
〈発明が解決すべき課題〉 従来の銅殺菌剤は効力を発揮する対象病害の範囲が狭か
ったり、作物に薬害をもたらすなどの面から、その適用
範囲に制限があった。
さらに、従来のアルミノシリケートは、効果が不充分で
あり必ずしも満足できるものとは言い難く薬害が少なく
かつ低薬量で効果を発揮する高性能な薬剤の開発が待ち
望まれている。
〈課題を解決するための手段〉 このような状況のもとに、薬害が少なくかつ低薬量で効
果を発揮する高性能な薬剤を見い出すべく鋭意検討を重
ねた結果、本発明者らは、下記−船蔵(1〕で示される
銀イオンでイオン交換された結晶性または非結晶性アル
ミノシリケートが極めて優れた殺菌活性を有し、しかも
問題となる薬害を示さないことを見い出し本発明に至っ
た。
すなわち、本発明は、−船蔵CI) xAg、(l yM  O・(1−x  y ) M2
O・Al2Ox  ・zsio、 HWH20〔式中、
M’はCuまたはZn、 MzはNaz 、Kg、Ca
またはその混合物を表わす*X、Y+Zおよび−は各々
下記範囲の数値を表わす。
0<x≦1.0≦y<1,1≦2゜ 0≦−≦20] で示される結晶性あるいは非結晶性アルミノシリケート
(以下、本発明物質と称す)を有効成分とする農園芸用
殺菌剤(以下、本発明組成物と称す)を提供する。本発
明物質は、銀イオンを含有することにより従来のアルミ
ノシリケートに比べ殺菌活性が大幅に向上した。
前記本発明物質において銀の含有量は、任意に決めうる
が、好ましくは前記一般式でx/y >1/10である
次に本発明’s質の製造法について述べる。
本発明物質は、通常の方法、例えばアルミン酸ソーダま
たはアルミン酸カリの水溶液とケイ酸ソーダまたはケイ
酸カリの水溶液とを所定の濃度比で、カセイソーダ水溶
液またはカセイソー水溶液中で混合し、水熱合成するこ
とにより本発明物質の前駆体であるアルミノシリケート
を製造し、次いでこれらのアルミノシリケートと、銀塩
あるいは、銀塩および他の金属塩(銅塩または亜鉛塩)
とを水またはアルコール中でイオン交換反応させること
により得られる。本発明物質がカルシウムイオンを含有
する場合は、例えば、上記の本発明物質の前駆体である
アルミノシリケートを製造したのち、ナトリウムイオン
またはカリウムイオンをカルシウムイオンで置換し、さ
らに銀塩あるいは、銀塩および他の金属塩でイオン交換
反応することにより得られる。上記イオン交換反応にお
いて用いられる銀塩、銅塩、亜鉛塩としては、例えば硝
酸銀、硫酸銅、塩化亜鉛等があげられる0本発明物質が
、複数の金属を含む場合は2種の金属を同時にイオン交
換するか、あるいは一種ずつイオン交換してもよい。 
本発明物質は、植物病害に対して優れた効果を発揮する
ことから、農園芸用殺菌剤の有効成分として種々の用途
に用いることができる。
本発明物質が防除し得る植物病害としては以下のような
病害をあげることができる。
各種野菜の軟腐病(Erwinia carotovo
ra) 、ナス科の青枯病(Pseudomonas 
 solanacrearum)、キュウリの斑点細菌
病(Pseudomonas勤儲没p匹)・野菜の黒斑
菜菌病(Pseudomonas sl亘皿e豆mac
ulicola)  、 g腐病 (Xanthomo
nas  s旦二P旦!IT1且)  、柑類がんしゅ
病7  tu+*efaciens)、トマト潰よう病
(如りユ吐匹違m酋ll胆g注[凹y猟封)イネ籾枯細
菌病(Pseudo+aonas 紅盟凹) 、タバコ
野火病(Pseudomonas tabaci)、ミ
カンかいよう病(にanthomonas 9即並狂控
pv、 citri) 、イネ白葉枯病(Xantho
monas πu赳) 、H菜類、 ダイコン類のべと
病(b皿並肚虹a  brassicae)ホウレン草
ノヘト病(旭匹封肚虹a」肘促ユ朋)、ダハコノヘト病
(旭匹赳狂虹a tabacina) 、キュ’y ’
J (Dヘト病(Ps剋劇匹皿匹迂πa cubens
is)フトウのベト病〔阻並髭匣昆 ν1ticola
) 、セリ科!Th%Dヘト病(PI村髭匹胆−り上り
)、リンゴ、イチゴ、ヤクヨウニンジンの疫病(ハ以亜
旭肢Qcactorum)、トマト、キュウリの灰色疫
病(ハハ並U初rac吐鉦旦)、ハイナノプルの疫病(
7cinna+momi ) 、ジャガイモ、トマト、
ナスの疫病(皿ハ皿旦四a 1nfestans )、
タバコ、ソウマメ、ネギの疫病(庖ハ亜u加pnico
tianae  var、 n1cotianae) 
、ホウレンソウ立枯病(h耕um  5P−)−キュウ
リ苗立枯病(h旦」−並画旦並び1叩)、コムギ褐色雪
腐病(践埴包−」L)、タバコ苗立枯病(与肋u1臼7
) 、ダイズのPythium Rot  (by■y
yhanidermatu+*、 h」並肛ハ皿m、p
、 1rre ulareP二 粒ム虹り叩、 P、 
ulti鱈an) 、イネのいもち病(7a 虹■憇)
 、ごま葉枯病(Cochljob1匹 畦U匡弘県)
、リンゴの黒星病(νenturia」封基alis)
 、腐らん病(Valsasali ) 、斑点落葉病
(Alternaria  mali) 、ナシの黒斑
病(Alternaria  kikuchiana)
 、黒星病(Venturia nashi並圏)、カ
ンキツの黒点病(虹即虹帥e  cit旦)カキノ炭ソ
病(虹匹競四■明 桓虹)、落葉病(Cercos o
ra kaki、 M cos haerella n
awae) 、フドウの晩腐病(Glomerella
 c則駁艮田) 、灰色かび病(i cinerea)
 、葉枯病(釦蝕虹順tritici ) 、ふ枯病(
Le tos haeria  nodorum)ウリ
類の炭そ病(Colletotrichum 釦駐堕旦
叩)つる枯病(5印狂勤町蛙凰−1匹見)、トマトの輪
紋病(A l ternar ia  放凰旦)、タバ
コの赤星病(Alternaria  k皿江亜) 、
炭そ病(Colletotrichum tabacu
m) 、テンサイの褐斑病(釦匹競匹■beticol
a) 、ジャガイモの夏疫病(Al ternaria
並圏虱)、ラッカセイの褐斑病(如圧匹四胆arach
idicola) 、ダイズの褐紋病(錘匹虹圏訂り釦
競)、黒点病(肚旺虹旦e」田並虹1明)炭そ病(Co
lletotrichum sp、) 、紫斑病(蝕匹
競朋ユkikuchii)などが挙げられる。
本発明組成物は、畑地、水田、果樹園、茶園、牧草地、
芝生地等に用いることができ、また他の植物病害防除側
と混合して用いることにより、殺菌効力の増強をも期待
できる。さらに、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤
、植物生長調節剤、肥料と混合して用いることもできる
本発明組成物において、本発明物質は、他の何らの成分
も加えずそのままで用いてもよいが、通常は、固体担体
、液体担体、界面活性剤その他の製剤用補強剤と混合し
て、粒剤、水和剤、懸濁剤粉剤等に製剤して用いる。本
発明物質の製剤中の含有量は0.1〜99.9%、好ま
しくは1〜99%である。
上述の固体担体としては、カオリンクレー、アッタパル
ジャイトクレー、ベントナイト、酸性白土、パイロフィ
ライト、タルク、珪藻土、方解石、トウモロコシ穂軸粉
、クルミ殻粉、尿素、硫酸アンモニウム、合成含水酸化
珪素等の微粉末あるいは粒状物が挙げられ、液体担体と
しては、水等があげられる。
乳化、分散、湿層等のために用いられる界面活性剤とし
ては、アルキル硫酸エステル塩、アルキル(アリール)
スルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩
、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物等の陰イオン
界面活性剤、ポリオキンエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキノエチレンポリオキシプロピレンブロノクコボリ
マー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤があ
げられる。製剤用補強剤としては、リグニンスルホン酸
塩、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、アラビアガ
ム、CMC(カルボキシメチルセルロース)、PAP 
(酸性リン酸イソプロピル)等があげられる。
また、本発明組成物の施用方法としては、例えば茎葉散
布、土壌処理、種子消毒等があげられるが、通常当業者
が利用するどのような施用方法にても用いることができ
る。
本発明組成物を用いる場合、その有効成分である本発明
物質の施用量は、対象作物、対象病害、病害の発生程度
、製剤形態、施用方法、施用時期、気象条件、銅の含有
量等によって異なるが、通常17−ルあたり0.3〜6
00g、好ましくは0.3〜300gであり、水和剤、
懸濁剤等を水で希釈して施用する場合、その施用濃度は
、0.015〜1゜5%、好ましくは0.03〜0.6
%であり粉剤、粒剤等はなんら希釈することなくそのま
ま施用する。
〈実施例〉 以下、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
まず、製剤例を示す、なお、部は重量部を表わす。
製剤例1 本発明物質50部、リグニンスルホン酸カルシウム3部
、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪素
45部をよく粉砕混合することにより水和剤が得られる
製剤例2 本発明物質95部、リグニンスルホン酸カルシウム3部
、ラウリル硫酸ナトリウム2部をよく粉砕混合すること
により水和剤が得られる。
製剤例3 本発明物質50部、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
オレエート3部、CMC3部及び水44部を混合し、有
効成分の粒度が5ミクロン以下になるまで湿式粉砕する
ことにより懸濁剤が得られる。
製剤例4 本発明物’Jt5部、カオリンクレー85部およびタル
ク10部をよく粉砕混合することにより粉剤が得られる
製剤例5 本発明物質20部、合成含水酸化珪素1部、リグニンス
ルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部およびカ
オリンクレー47部をよく粉砕混合し、水を加えてよく
練り合わせた後、造粒乾燥することにより粒剤が得られ
る。
次に、本発明物質が農園芸用殺菌剤として有用であるこ
とを試験例で示す。
尚、該試験において、供試物質は、以下に示す操作によ
り調製した。
尚、該試験において、供試物質は、以下に示す操作によ
り調整した。
本見所初!■ Na2O26,3重量%、A11(h 43.2重量%
とH,030,5重量%とを含むアルミン酸ナトリウム
15gとNano  77.5重量%含む水酸化ナトリ
ウム63.85gとを蒸留水276.04 gに溶解し
た。この溶液をNatOO,4重量%、5i(h  3
0.5重量%を含む水性コロイドシリカゾル352.4
3 gに攪拌しながら加えた。ここで得られた物質は、 13.9NagOHAltos  ・28.2SiOt
 ・470.982Oで示される。
次に反応器を密閉し、室温で24時間、さらに100°
Cで18時間攪拌した0次いで析出した粉末状の結晶を
減圧下に濾集した後、該結晶をその洗液のpHが約8〜
9になるまで蒸留水で洗浄し120℃で16時間乾燥さ
せた。
次にこの結晶5gに0.092M硝酸銀水溶液30dを
加えた後、系内のpHを15%硝酸を用いて5.4に調
整し、室温で4時間攪拌してイオン交換反応を行った。
イオン交換反応終了後、反応液を濾過し、得られた結晶
を茂留水で銀イオンが検出されなくなるまで洗浄後、1
20″Cで16時間乾燥させた。
このようにして得られた粉末状の物質はX線回折法によ
りフォーツヤサイト群に属する結晶性ゼオライトである
ことを確認した。また元素分析によりS i /A l
原子比は2.58、銀の含有量は6.7重置%であり、
該物質は 0.23部gz(l  0.77Na2O・Al2O3
・5.18SiOz  ・12.64izoで示される
木登呵艷i■ 本光盟吻買(1)の調整法と同様にして銀イオン交換前
の結晶性ゼオライトを得た。
次にこのようにして得られたゼオライト5gに0.14
M硝酸銀水溶液10dと0.24M硝酸銅水溶液1(l
dを加えた後、系内のpHを15%硝酸を用いて4.3
に調整し、室温で7時間攪拌してイオン交換反応を行っ
た。イオン交換反応終了後、反応液を濾過し、得られた
結晶を蒸留水で銀イオン及び銅イオンが検出されなくな
るまで洗浄後120°Cで16時間乾燥させた。
この様にして得られた粉末状の物質はX線回折法により
フォージャサイト群に属する結晶性ゼオライトであるこ
とを確認した。また元素分析によりSi/^1原子比は
258、銀の含有量は3.6重量%銅の含有量は3.0
重量%であり、該物質は、0.12部g2O・0.35
CuO・0.53NaJ  ・^1□035.16Si
Oz ・13.30H20で示される。
木登剛惣1(3) Nazo  26.3重量%、AIJi 43.2重量
%とH,030,5重量%とを含むアルミン酸ナトリウ
ム35.4gとNazo  77.5重量%含む水酸化
ナトリウム29.89gとを蒸留水194.2gに熔解
した。この溶液をNatO9,2重量%、5i(h  
29.0重量%を含むケイ酸ナトリウムの水溶液62.
07gに攪拌しながら加えた。ここで得られた物質は、 4.1Nat(lAI2O−J・2.05iOz・92
.7H2Oで示される。
次に反応器を密閉し、室温で3時間、さらに60°Cで
3時間攪拌した。次いで析出した粉末状の結晶を減圧下
に濾葉した後、該結晶をその洗液のpHが約8〜9にな
るまで蒸留水で洗浄し、120°Cで16時間乾燥させ
た。
次にこの結晶5gに0.092M硝酸銀水溶液15dと
0.26M硝酸銅水溶液15dを加えた後、系内のpH
を10%硝酸を用いて4.2に調整し、室温で7時間攪
拌してイオン交換反応を行った。イオン交換反応終了後
、反応液を濾過し、得られた結晶を蒸留水で銀イオン及
び銅イオンが検出されなくなるまで洗浄後、120°C
で16時間乾燥させた。
このようにして得られた粉末状の物質はX線回折法によ
り非晶質なアルミノケイ酸塩であることを確認した。ま
た元素分析によりSi/Al原子比は1.15、銀の含
有量は3.1重量%、銅の含有量は4.0重量%であり
該物質は、 0.06Agz(lo、26cuo H0,69Na2
O・Al2Os2.30SiO□:  4.95ozo
で示される。
木登所批質(至) 本光皿惣買(1)の調整法と同様にして銀イオン交換前
の結晶性ゼオライトを得た。
次にこのようにして得られたゼオライト3gに0、18
M硝酸銀水溶液301d加え、室温で4時間攪拌してイ
オン交換反応を行った。系内の最終PHは5.3であっ
た。イオン交換反応終了後、反応液を濾過し、得られた
結晶を蒸留水で銀イオンが検出されなくなるまで洗浄後
120°Cで16時間乾燥させた。
この様にして得られた粉末状の物質はX線回折法により
フォージャサイト群に属する結晶性ゼオライトであるこ
とを確認した。また元素分析によりSi/Al原子比は
2.58、銀の含有量は15.2重量%であり、該物質
は、 0.52Agz(l 0.48Na2OHAl2Os・
5.16SiOt・9.89H,Oで示される。
木登所惣責■ 本光因物買(3)の調整法と同様にして銀イオン交換前
の結晶性ゼオライトを得た。
次にこのようにして得られたゼオライト5gに0.09
2M硝酸銀水溶液30mfL加えた後、系内のPHを1
5%硝酸を用いて6.0に調整し、室温で3時間攪拌し
てイオン交換反応を行った。イオン交換反応終了後、反
応液を濾過し、得られた結晶を蒸留水で銀イオンが検出
されなくなるまで洗浄後120”Cで16時間乾燥させ
た。
このようにして得られた粉末状の物質はX線回折法によ
りフォージャサイト群に属する結晶性ゼオライトである
ことを確認した。また元素分析によりSi/^1原子比
は1.15、銀の含有量は7.9重量%であり、該物質
は、 0.15Ag2O・0.85Na2O−Al2O,・2
.30SiOz・4.34H,0で示される。
木登朋Mt漁) NatO26,3重量%、A110343.2重量%と
8.030.5重量%とを含むアルミン酸ナトリウム1
5gとNato  77.5重量%含む水酸化ナトリウ
ム21.55gとを蒸留水262.93gに溶解した。
この溶液をNa209.2重量%、SiO□ 29.0
重量%を含むケイ酸ナトリウムの水溶液370.66g
に攪拌しながら加えた。
ここで得られた物質は、 13.9Na、0’Al2O,’ 28.2SiOz 
’ 470.9H2Oで示される。
次に反応器を密閉し、室温で24時間、さらに100°
Cで24時間撹拌した。次いで析出した粉末状の結晶を
減圧下に濾葉した後、該結晶をその洗液のPHが約8〜
9になるまで蒸留水で洗浄し120°Cで16時間乾燥
させた。
次にこの結晶5gに領092 M硝酸銀水溶液30〆を
加えた後、系内のpHを15%硝酸を用いて6.0に調
整し、室温で3時間攪拌してイオン交換反応を行った。
イオン交換反応終了後、反応液を濾過し、得られた結晶
を蒸留水で銀イオンが検出されなくなるまで洗浄後、】
20°Cで16時間乾燥させた。
このようにして得られた粉末状の物質はX線回折法によ
り非晶質なアルミノケイ酸塩であることを確認した。ま
た元素分析によりS i / A l原子比は3.04
、銀の含有量は5.4重量%であり該物質は0.36A
gz0 ・0.64Na2O’ AltOi  ’ 6
.08510t’ 7.06820で示される。
比較物l」互) 本見所初買(3)の調整法と同様にして銀イオン交換前
の結晶性ゼオライトを得た。
次にこのようにして得られたゼオライト5gに0.16
M硝酸銅水溶液60M1加えた後、系内のpHを10%
苛性ソーダを用いて6.9に調整し、室温で4時間攪拌
してイオン交換反応を行った。イオン交換反応終了後、
反応液を濾過し、得られた結晶を蒸留水で銅イオン及び
硝酸根が検出されなくなるまで洗浄後、120°Cで1
6時間乾燥させた。
このようにして得られた粉末状の物質はX線回折法によ
りフォージャサイト群に属する結晶性ゼオライトである
ことを確認した。また元素分析によりSi/Al原子比
は1.15、銅の含有量は10重量%であり、該物質は
、 0.63CuO・0.37Na20  HAl2Os・
2.30SiOz・4.91H,0で示される。
また、下記試験例において防除効力は、調査時の供試植
物の発病状態すなわち葉、茎等の菌叢、病斑の程度を肉
眼観察し、菌叢、病斑が全く認められなければ「5」、
10%程度認められれば「4」、30%程度認められれ
ば「3」、50%程度認められればr2J、70%程度
認められれば「1」、それ以上で化合物を供試していな
い場合の発病状態と差が認められなければ「0」として
6段階に評価し、それぞれ5,4.3.2.1゜0で示
す。
試験例1 キュウリベと病防除効果(予防効果)プラス
チックポットに砂壌土を詰め、キュウリを播種し、温室
内で20日間育成した。第2本葉が展開したキュウリの
幼苗に、製剤例1に準して水和剤にした供試薬剤を水で
希釈して所定濃度にし、それを葉面に充分付着するよう
に茎葉散布した。散布後、キュウリベと病菌の胞子懸濁
液を噴霧、接種した。接種後、20°C3多湿下で1日
間いた後、さらに照明下で5日間生育し、防除効力を調
査した。その結果を第1表に示す。
第 1表 試験例2 トマト疫病防除外試験(予防効果) プラスチックボットに砂壌土を詰め、トマト(ポンチロ
ーザ)を播種し、温室内で20日間育成した。第2〜3
本葉が展開したトマトの幼苗に、製剤例1に準して水和
剤にした供試薬剤を水で希釈して所定濃度にしそれを葉
面に充分付着するように茎葉散布した。散布後、トマト
疫病菌の胞子懸貰濁液を噴霧、接種した。接種後、20
°C1多湿下で1日間いた後、さらに照明下で5日間生
育し、防除効力を調査した。その結果を第2表に示す。
(硫酸銅及び生石灰の混合物)(以下、同様)第 表 第 表 試験例4 イネ籾枯病防除試験(予防効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、イネ(近W&33
号)を播種し、温室内で70日間育成した。
イネ苗に、製剤例2に準して水和剤にした供試試験例3 ダイコン黒すす病防除試験(予防効果)プラスチンクボ
、トニ砂壌土を詰め、ダイコン(60日ダイコン)を播
種し、温室内で6日間育成した。子葉が展開したダイコ
ンの幼苗に、製剤例1に準して水和剤にした供試薬剤を
水で希釈して所定濃度にし、それを葉面に充分付着する
ように茎葉散布した。散布後、ダイコンくろすす病菌の
胞子懸濁液を噴霧、接種した。接種後、18°C多湿下
で1B1いた後、さらに照明下で3日間生育し、防除効
力を調査した。その結果を第3表に示す。
薬剤を水で希釈して所定濃度にし、それを穂に充分付着
するように散布した。散布後、植物を風乾しイネ籾枯病
の胞子懸′/FA液を噴霧、接種した。接種後、23℃
、暗黒、多湿下で1日装置いた後、27°C温室条件下
で9日間発病させて防除効力を調査した。その結果を第
4表に示す。
第  4  表 〈発明の効果〉 本発明の農園芸用殺菌側は、種々の植物病害に卓効を発
揮することから、使用薬剤量の低減化を図ることができ
、適用作物に対する薬害が大幅に改善でき、ボルドー液
等の既存の金属含有殺菌剤の使用が困難であった作物分
野にも充分適用できるとの大きな利点を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式で示される結晶性または非結晶性アルミノシ
    リケートを有効成分として含有することを特徴とする農
    園芸用殺菌剤。 xAg_2O・yM’O・(1−x−y)M_2O・A
    l_2O_3・zSiO_2・wH_2O〔式中、M’
    はCuまたはZn、M_2はNa_2、K_2、Caま
    たはその混合物を表わす。x、y、zおよびwは各々下
    記範囲の数値を表わす。 0<x≦1、0≦y<1、1≦z、 0≦w≦20〕
JP13871990A 1990-05-28 1990-05-28 農園芸用殺菌剤 Pending JPH0436208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13871990A JPH0436208A (ja) 1990-05-28 1990-05-28 農園芸用殺菌剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007332057A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Hokko Chem Ind Co Ltd 銀担持ゼオライトを有効成分として含有する水稲種子消毒剤および該消毒剤による稲病害の防除方法
JP4630434B2 (ja) * 2000-08-31 2011-02-09 サンケイ化学株式会社 農園芸用水中懸濁製剤

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