JPH0417903Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0417903Y2 JPH0417903Y2 JP387487U JP387487U JPH0417903Y2 JP H0417903 Y2 JPH0417903 Y2 JP H0417903Y2 JP 387487 U JP387487 U JP 387487U JP 387487 U JP387487 U JP 387487U JP H0417903 Y2 JPH0417903 Y2 JP H0417903Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detection needle
- diaphragm
- microphone
- steam
- ultrasonic microphone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 33
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は蒸気配管系に取り付けて蒸気は逃がさ
ず復水のみ自動的に排出するスチームトラツプ
の、作動に伴う振動を検出して作動の良否を確認
するときに用いる、スチームトラツプの良否判定
器に関する。
ず復水のみ自動的に排出するスチームトラツプ
の、作動に伴う振動を検出して作動の良否を確認
するときに用いる、スチームトラツプの良否判定
器に関する。
従来から、スチームトラツプの作動の良否、す
なわち、蒸気を漏らしているか否かを判定する場
合は、検出針の一端をスチームトラツプの外表面
に押し当て、検出針を伝わつてくる振動を、検出
針の他端に取り付けた振動板で拡大して聴取する
ことが行われていた。この場合、人間の耳で聴取
できる振動数の範囲内で、しかも比較的強い振動
だけしか聴取できない問題があつた。
なわち、蒸気を漏らしているか否かを判定する場
合は、検出針の一端をスチームトラツプの外表面
に押し当て、検出針を伝わつてくる振動を、検出
針の他端に取り付けた振動板で拡大して聴取する
ことが行われていた。この場合、人間の耳で聴取
できる振動数の範囲内で、しかも比較的強い振動
だけしか聴取できない問題があつた。
従来の技術
そこで、従来は、実開昭58−187739号公報に示
されているような技術が用いられていた。これ
は、検出針の一端をスチームトラツプの外表面に
押し当て、検出針を伝わつてくる振動を、検出針
の他端に接着して固定した超音波マイクロフオン
で電気的信号に変換し、その電気的信号を増幅し
てメーターの針を振らせたり、スピーカーを鳴ら
せたりするようにしたものである。
されているような技術が用いられていた。これ
は、検出針の一端をスチームトラツプの外表面に
押し当て、検出針を伝わつてくる振動を、検出針
の他端に接着して固定した超音波マイクロフオン
で電気的信号に変換し、その電気的信号を増幅し
てメーターの針を振らせたり、スピーカーを鳴ら
せたりするようにしたものである。
本考案が解決しようとする問題点
この場合、検出針から伝わる振動により検出針
と超音波マイクロフオンとの接合面が開こうと作
用し、その開きは振動のたびに大きくなり短時間
で空間ができる。また、外部から受ける衝撃によ
り検出針と超音波マイクロフオンとの接合面が外
れたりする欠点があつた。
と超音波マイクロフオンとの接合面が開こうと作
用し、その開きは振動のたびに大きくなり短時間
で空間ができる。また、外部から受ける衝撃によ
り検出針と超音波マイクロフオンとの接合面が外
れたりする欠点があつた。
問題点を解決する為の手段
上記の問題点を解決する為に講じた本考案の技
術的手段は、一端をスチームトラツプに当てる検
出針の他端に、球面状凹面に形成した振動板を取
り付け、振動板との間に空間を形成して超音波マ
イクロフオンを配置し、振動板と超音波マイクロ
フオンとの距離をほぼ1.72〜2.15mmの奇数倍にし
た、ものである。
術的手段は、一端をスチームトラツプに当てる検
出針の他端に、球面状凹面に形成した振動板を取
り付け、振動板との間に空間を形成して超音波マ
イクロフオンを配置し、振動板と超音波マイクロ
フオンとの距離をほぼ1.72〜2.15mmの奇数倍にし
た、ものである。
作 用
上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
検出針の他端に取り付けた振動板と超音波マイ
クロフオンとは予め離して配置しているので、振
動や衝撃等の力を受けても常に距離が変化するこ
とがない。また蒸気を漏洩していない正常なトラ
ツプと蒸気を漏洩している不良品との作動に伴う
振動を比較すると、実験からほぼ40〜50kHzの周
波数を受信するのがスチームトラツプの蒸気漏洩
を判定し易いことが解つた。空気を媒体とした40
〜50kHzの周波数の波長は、6.88〜8.60mmであり、
この波長の振幅が最大となるのは、1.72〜2.15mm
の奇数倍の地点である。従つて、振動板とマイク
ロフオンを常にほぼ1.72〜2.15mmの奇数倍離し、
球面状凹面に形成した振動板からの振動を一点に
集束させて超音波マイクロフオンで受信すること
により、40〜50kHzの周波数の振動を感度良く受
信でき、蒸気を漏洩しているスチームトラツプを
正確に判定することができる。
クロフオンとは予め離して配置しているので、振
動や衝撃等の力を受けても常に距離が変化するこ
とがない。また蒸気を漏洩していない正常なトラ
ツプと蒸気を漏洩している不良品との作動に伴う
振動を比較すると、実験からほぼ40〜50kHzの周
波数を受信するのがスチームトラツプの蒸気漏洩
を判定し易いことが解つた。空気を媒体とした40
〜50kHzの周波数の波長は、6.88〜8.60mmであり、
この波長の振幅が最大となるのは、1.72〜2.15mm
の奇数倍の地点である。従つて、振動板とマイク
ロフオンを常にほぼ1.72〜2.15mmの奇数倍離し、
球面状凹面に形成した振動板からの振動を一点に
集束させて超音波マイクロフオンで受信すること
により、40〜50kHzの周波数の振動を感度良く受
信でき、蒸気を漏洩しているスチームトラツプを
正確に判定することができる。
考案の効果
本考案は下記の特有の効果を生じる。
振動板とマイクロフオンとの間には空気が存在す
るので、検出針を伝わるスチームトラツプの熱が
伝わり難く、マイクロフオン等の電気部品が熱の
影響で性能劣化することがない。
るので、検出針を伝わるスチームトラツプの熱が
伝わり難く、マイクロフオン等の電気部品が熱の
影響で性能劣化することがない。
実施例
本考案の具体例を示す実施例を説明する。(第
1図参照) 振動計全体の構成は検出器1と演算装置50、
そして両者を結ぶケ−ブル51から成る。検出器
1は検出針2と、検出針保持部材4と、検出針保
持部材4と本体5とを連結するフロントカバー6
と、ケーブル取出し口25を有するリヤキヤツプ
7とから形成する。
1図参照) 振動計全体の構成は検出器1と演算装置50、
そして両者を結ぶケ−ブル51から成る。検出器
1は検出針2と、検出針保持部材4と、検出針保
持部材4と本体5とを連結するフロントカバー6
と、ケーブル取出し口25を有するリヤキヤツプ
7とから形成する。
フロントカバー6と本体5とで形成するほぼ円
筒状の内部スペ−スには、振動板取付け部材11
を保持する保持板15と、保持板15と超音波マ
イクロフオン16をOリング17を介して保持す
るマイクホルダー18とを結合するスプリングホ
ルダー19と、検出信号を増幅する回路を有する
プリント基板20とを配置する。
筒状の内部スペ−スには、振動板取付け部材11
を保持する保持板15と、保持板15と超音波マ
イクロフオン16をOリング17を介して保持す
るマイクホルダー18とを結合するスプリングホ
ルダー19と、検出信号を増幅する回路を有する
プリント基板20とを配置する。
検出針保持部材4は、上部半分が円錐形状で下
部半分が円柱形状である。中心部には貫通した縦
穴9を開け、内部に検出針2を配置する。検出針
保持部材4の先端が被検出物の表面に接触するま
で検出針2は検出針保持部材4内を摺動する。検
出針2は、ほぼ円柱形状で、一端に温度センサー
10を配置し、他端を振動板取付け部材11に圧
入して形成する。温度センサー10からの導線
は、検出針2の中央に途中まで設けた導線孔12
と、検出針保持部材4の縦穴9と、保持板15、
スプリングホルダー19、マイクホルダー18を
連通する連通孔14とを通し、プリント基板20
内に結線する。
部半分が円柱形状である。中心部には貫通した縦
穴9を開け、内部に検出針2を配置する。検出針
保持部材4の先端が被検出物の表面に接触するま
で検出針2は検出針保持部材4内を摺動する。検
出針2は、ほぼ円柱形状で、一端に温度センサー
10を配置し、他端を振動板取付け部材11に圧
入して形成する。温度センサー10からの導線
は、検出針2の中央に途中まで設けた導線孔12
と、検出針保持部材4の縦穴9と、保持板15、
スプリングホルダー19、マイクホルダー18を
連通する連通孔14とを通し、プリント基板20
内に結線する。
振動板取付け部材11の一端に球面状凹面に形
成した振動板21を螺着する。振動板21に対面
して超音波マイクロフオン16を配置する。超音
波マイクロフオン16のピンはプリント基板20
内へ結線する。スプリングホルダー19は、内部
に円筒状の空間を有し、検出針2の被検出物への
押し付け力を一定に維持するためのコイルスプリ
ング22を配置する。
成した振動板21を螺着する。振動板21に対面
して超音波マイクロフオン16を配置する。超音
波マイクロフオン16のピンはプリント基板20
内へ結線する。スプリングホルダー19は、内部
に円筒状の空間を有し、検出針2の被検出物への
押し付け力を一定に維持するためのコイルスプリ
ング22を配置する。
保持板15にはマイクロスイツチ31を取り付
ける。マイクロスイツチ31からの導線はプリン
ト基板20内に結線する。マイクロスイツチ31
は振動板取付け部材11との距離が一定以上にな
ればスイツチが入り一定以下になれば切れる。こ
の距離は検出針2の先端が検出針保持部材4の先
端まで押し込まれた位置である。保持板15と、
スプリングホルダー19と、マイクホルダー18
とはビス23にて結合する。
ける。マイクロスイツチ31からの導線はプリン
ト基板20内に結線する。マイクロスイツチ31
は振動板取付け部材11との距離が一定以上にな
ればスイツチが入り一定以下になれば切れる。こ
の距離は検出針2の先端が検出針保持部材4の先
端まで押し込まれた位置である。保持板15と、
スプリングホルダー19と、マイクホルダー18
とはビス23にて結合する。
演算装置50は検出器1内のプリント基板20
から送られてきた各信号を演算処理する機能部、
表示部等から構成される。
から送られてきた各信号を演算処理する機能部、
表示部等から構成される。
上記装置全体は次の様に作動する。検出器1の
先端の温度センサー10を被検出物に押し当てる
と、検出針2がコイルスプリング22の付勢力に
抗して検出針保持部材4の先端まで押し込まれ、
この位置でマイクロスイツチ31が入り、演算装
置50が測定開始状態となる。
先端の温度センサー10を被検出物に押し当てる
と、検出針2がコイルスプリング22の付勢力に
抗して検出針保持部材4の先端まで押し込まれ、
この位置でマイクロスイツチ31が入り、演算装
置50が測定開始状態となる。
本実施例では、46kHzの周波数を感度良く受信
できるように、波長7.48mmの振幅の最大点1.87mm
の7倍の地点、すなわち振動板21と超音波マイ
クロフオン16との中心軸上の距離が13.09mmの
位置に於いてマイクロスイツチ31が入るように
形成している。振動板の曲率半径は13.09mmであ
る。
できるように、波長7.48mmの振幅の最大点1.87mm
の7倍の地点、すなわち振動板21と超音波マイ
クロフオン16との中心軸上の距離が13.09mmの
位置に於いてマイクロスイツチ31が入るように
形成している。振動板の曲率半径は13.09mmであ
る。
温度センサー10からの温度信号が直接導線を
通じ演算装置50へ、同時に機械的振動が検出針
2を通して振動板取付け部材11に伝わり、振動
板21を振動させる。振動板21の振動は、マイ
クホルダー18内の空間を伝播し対面する超音波
マイク16に伝わり、振動信号としてプリント基
板20を通して演算装置50へ送られる。
通じ演算装置50へ、同時に機械的振動が検出針
2を通して振動板取付け部材11に伝わり、振動
板21を振動させる。振動板21の振動は、マイ
クホルダー18内の空間を伝播し対面する超音波
マイク16に伝わり、振動信号としてプリント基
板20を通して演算装置50へ送られる。
演算装置50は温度センサー10からの信号を
測定温度に対する飽和圧力に変換する。また蒸気
系の圧力に応じた振動レベルと漏洩量の関係を記
憶している。この圧力と振動レベルから蒸気漏洩
量を演算表示する。
測定温度に対する飽和圧力に変換する。また蒸気
系の圧力に応じた振動レベルと漏洩量の関係を記
憶している。この圧力と振動レベルから蒸気漏洩
量を演算表示する。
第1図は本考案の構成図及び検出器の断面図で
ある。 1……検出器、2……検出針、4……検出針保
持部材、10……温度センサー、16……超音波
マイクロフオン、18……マイクホルダー、20
……プリント基板、21……振動板、22……コ
イルスプリング、31……マイクロスイツチ、5
0……演算装置、51……ケーブル。
ある。 1……検出器、2……検出針、4……検出針保
持部材、10……温度センサー、16……超音波
マイクロフオン、18……マイクホルダー、20
……プリント基板、21……振動板、22……コ
イルスプリング、31……マイクロスイツチ、5
0……演算装置、51……ケーブル。
Claims (1)
- 一端をスチームトラツプに当てる検出針の他端
に、球面状凹面に形成した振動板を取り付け、振
動板との間に空間を形成して超音波マイクロフオ
ンを配置し、振動板と超音波マイクロフオンとの
距離をほぼ1.72〜2.15mmの奇数倍にした、スチー
ムトラツプの良否判定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP387487U JPH0417903Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP387487U JPH0417903Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63112700U JPS63112700U (ja) | 1988-07-20 |
JPH0417903Y2 true JPH0417903Y2 (ja) | 1992-04-21 |
Family
ID=30784034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP387487U Expired JPH0417903Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0417903Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-01-14 JP JP387487U patent/JPH0417903Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63112700U (ja) | 1988-07-20 |
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