JPH04178955A - 磁気記録再生装置のトラッキング制御装置 - Google Patents

磁気記録再生装置のトラッキング制御装置

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JPH04178955A
JPH04178955A JP2309824A JP30982490A JPH04178955A JP H04178955 A JPH04178955 A JP H04178955A JP 2309824 A JP2309824 A JP 2309824A JP 30982490 A JP30982490 A JP 30982490A JP H04178955 A JPH04178955 A JP H04178955A
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JP
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data
circuit
signal
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reference signal
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JP2309824A
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English (en)
Inventor
Koji Sasaki
浩二 佐々木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気記録再生装置のトラッキング制御装置に関
するものである。
従来の技術 磁気記録再生装置において、記録トラック上に記録され
ている情報信号を再生するときには、記録トラック上を
再生ヘッドがオントラックして再生走査するためのトラ
ッキング制御が必要である。
トラッキング制御の方法として実用化されているものに
は、テープの長手方向に専用のコントロールトラックを
設け、フレーム周期もしくはその整数倍の周期でコント
ロール信号を記録し、再生時にはそのコントロール信号
を利用してトラッキング制御を行う方法がある。しかし
この方法では、専用のコントロールトラックを必要とす
ること、また記録トラックの全域にわたってトラッキン
グエラー信号を得ることができないことなどの欠点があ
る。
実用化されている他の方法としては、映像信号に重畳し
てトラッキング制御用のパイロット信号を記録トラック
に記録し、再生時には、ヘッドが再生走査する主トラツ
クの両隣接トラックから再生される各パイロット信号の
再生レベルを比較して、 トラッキングエラー信号を得
る方法がある。
この方法は記録トラックの全域にわたってトラッキング
エラー信号を得ることができるため、再生ヘッドを圧電
素子などで構成した電気−機械変換素子上に搭載し、そ
のトラッキングエラー信号を用いてヘッドの機械位置を
変化させることにより、トラック曲がりに追従可能な制
御系を構成することができる。
以下に、上記パイロット信号を用いた従来のトラッキン
グ制御装置について説明する。
第5図は磁気テープ上の記録パターンを示す。
矢印502の方向に磁気テープ503が移送され、磁気
テープ503上には記録トラック501が形成される。
記録トラック501にはパイロット信号f1〜f4が映
像信号に重畳されて記録される。
例えば、f1〜f4の周波数は下記の値に設定される。
fl:   8. 5f’u f2=   7. 6F。
f3”:10. 5fn f4”   9. 5fH ここで、fHは水平同期信号の周波数(15,76KH
z)である。
第6図にはトラッキングエラー検出回路706のブロッ
ク図を示す。第5図に示すように、再生ヘッド504が
記録トラックB1を走査している場合を例にトラッキン
グエラー検出回路706の動作を説明する。端子601
には、再生ヘッド504から出力され、増幅器(不図示
)で増幅された再生信号が入力される。再生信号の高周
波帯域には再生映像信号が含まれ、低周波帯域には再生
パイロット信号が含まれており、低域通過フィルタ(L
PF)602を通過した再生パイロット信号が平衡変調
回路(BM)803に入力される。
平衡変調回路(BM)803には端子810がら基準の
パイロット信号としてf2が入力され、平衡変調回路6
03からはIff−f21.  IF5−f21の周波
数の信号が出力される。同調アンプ(RA)604およ
び検波整流回路606により1fl−f2+(すなわち
fh)の信号成分の波高値に比例した直流電圧が得られ
、同様に同調アンプ(RA)605および検波整流回路
607によりl f3−f2+ (すなわち3f、)の
信号成分の波高値に比例した直流電圧が得られる。この
電圧を比較回路808で比較することにより、これらの
電圧の差の電圧が端子609から出力される。
すなわち、端子609に出力される電圧により再生ヘッ
ドのトラックずれを検出することができる。
また、実際にはトラック曲がり追従制御をデジタル処理
で行うために、トラックずれを検出する電圧はA/D変
換器によりデジタルのデータに変換される場合が一般的
である。
第7図はこの従来のパイロット信号を用いたトラッキン
グ制御装置のブロック図を示すものである。第7図にお
いて、701は再生ヘッドであり、702は再生ヘッド
701を搭載する電気−機械変換素子であり、703は
再生信号増幅器、704は再生信号処理回路、705は
再生信号処理回路704において処理された再生映像信
号を出力する端子、706は再生信号処理回路704か
ら出力されたパイロット信号をもとに再生ヘッド701
のトラックずれを検出するトラッキングエラー検出回路
、707はトラッキングエラー検出回路706の出力に
応じて電気−機械変換素子701を駆動するための駆動
データを演算する駆動データ演算回路、708は電気−
機械変換素子701を駆動する電気−機械変換素子駆動
回路、709は位相基準制御回路、710は位相制御回
路、711は速度制御回路、712はキャプスタンモー
タ駆動回路、713はキャプスタンモータである。
第8図は駆動データ演算回路707の内部構成を示すブ
ロック図である。第8図において、801はトラッキン
グエラーデータ入力端子、802はトラッキングエラー
データの出力の大きさに応じて+1. 0. −1のデ
ータを発生するデータ発生回路、803は遅延回路80
4により回転ヘッドドラムの1回転時間分だけ遅延され
たデータ806とデータ発生回路802の出力とを加算
する加算回路、805は該加算回路803の出力である
ピエゾ駆動データを所定時間だけ遅延させて出力する遅
延回路、807は演算処理を行ったピエゾ駆動データを
出力する端子である。
以上のように構成されたパイロット信号を用いたトラッ
キング制御装置について、以下その動作について説明す
る。
再生ヘッド701により再生される再生信号は、再生信
号処理回路704により、高周波成分である映像信号と
低周波成分であるパイロット信号に分離処理され、その
パイロット信号はトラッキングエラー検出回路706に
入力される。トラッキングエラー検出回路706では再
生ヘッド701のトラックずれに応じたトラッキングエ
ラーデータを出力し、駆動データ演算回路707に入力
される。トラッキングエラーデータは端子801から入
力されデータ発生回路802に入力される。
データ発生回路802ではトラッキングエラーデータの
大きさに応じて+1.  Oまたは−1のデータを出力
し、加算回路803で回転ヘッドドラムの1回転時間前
のピエゾ駆動データに加算される。
演算処理を施されたピエゾ駆動データは遅延回路805
により所定時間だけ遅延され端子807を通じて電気−
機械変換素子駆動回路708に出力され、電気−機械変
換素子702には電気−機械変換素子駆動回路708に
入力されるデータに応じた電圧が印加される。同時に、
駆動データ演算回路707で作成されたピエゾ駆動デー
タは位相基準制御回路709に入力される。位相基準制
御回路709では入力されたピエゾ駆動データに含まれ
る直流電圧成分の積分値を求め、その積分値を0に近づ
けるように基準信号を遅延するための遅延量を設定し、
その遅延量に対応した遅延時間だけ基準信号を遅延し位
相制御回路710に入力する。位相制御回路710では
位相基準制御回路709により遅延された基準信号と再
生コントロール信号との位相比較により位相制御エラー
信号を作成し、その位相制御エラー信号をキャプスタン
モータ駆動回路712に出力する。キャプスタンモータ
駆動回路712では位相制御エラー信号と速度制御回路
711から出力された速度制御エラー信号とミックスさ
れ、キャプスタンモータ713を駆動制御する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、再生ヘッドのトラッ
クずれに対応したトラッキングエラー信号をもとにピエ
ゾ駆動データを作成し、そのピエゾ駆動データに対応す
る電圧を電気−機械変換素子に印加して再生ヘッドをオ
ントラック走査位置に変位させた後、ピエゾ駆動データ
から電気−機械変換素子に印加される直流電圧成分を求
め、その平均値をOCvコに近づけるようにキャプスタ
ンモータを制御することで、再生ヘッドの走査位置が変
化し、オントラック位置からずれてしまうことがある。
オントラック位置からずれた再生ヘッドはトラッキング
エラー信号をもとにピエゾ駆動データを再度演算し、演
算処理して得られたピエゾ駆動データにより電気−機械
変換素子を駆動し、再びオントラック位置を走査するよ
う制御される。この操作を順次繰り返し行うことにより
、結果的には電気−機械変換素子に印加される直流電圧
成分が0[v]近傍で、かつ再生ヘッドがオントラック
位置を走査するまでにはオフトラック状態が長く続いて
しまうという問題点を宵していた。
本発明は上記の問題点を解決するもので、キャプスタン
モータの位相制御の位相基準信号と再生コントロール信
号の位相差を微小変化させたときの電気−機械変換素子
に印加される駆動電圧に含まれる直流電圧成分の積分値
の変化を求め、電気−機械変換素子に印加される直流電
圧成分が0[vコ近傍に相当する所定値を演算し、所定
値をもとにキャプスタンの位相基準信号と再生コントロ
ール信号の位相関係を固定し、所定値に応じた補正を駆
動データに施すことにより、キャプスタンモータと電気
−機械変換素子を同時に適した量だけ変位させることが
できるため、オフトラック状態となる時間を大幅に短縮
できる磁気記録再生装置のトラッキング制御装置を提供
することを目的とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の磁気記録再生装置の
トラッキング制御装置は電気−機械変換素子上に搭載さ
れた磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドのトラックずれを検
出してトラッキングエラーデータを出力するトラッキン
グエラー検出手段と、前記トラッキングエラーデータを
もとに前記磁気ヘッドがオントラック位置を走査するた
めの前記電気−機械変換素子の駆動データを求める駆動
データ演算手段と、前記駆動データに応じて前記電気−
機械変換素子を駆動する電気−機械変換素子駆動手段と
、前記駆動データに含まれる直流電圧成分を積分する直
流成分積分手段と、前記直流成分積分手段の出力値をも
とに補正データを作成する補正データ作成手段と、前記
補正データ作成手段の出力値に応じてキャプスタンモー
タの位相基準信号を遅延させる位相基準制御手段とを宵
し、前記補正データ作成手段は、前記キャプスタンモー
タの位相基準信号の遅延データを微小変化させる前と微
小変化させた後の前記直流成分積分手段の出力値の変化
量を演算する変化量演算手段と、前記変化量演算手段の
演算結果をもとに前記直流成分積分手段の出力値を0に
するための前記キャプスタンモータの位相基準信号の遅
延データを作成するデータ演算手段と、前記キャプスタ
ンモータの位相基準信号の遅延量の微小変化および前記
データ演算手段の出力値を前記位相基準制御手段に出力
するためのデータを作成する遅延データ作成手段と、前
記直流成分積分手段の出力値より前記駆動データを補正
するための補正データを演算するための補正演算手段と
を有してなる。
作用 本発明は上記した構成により、キャプスタンの位相基準
信号の遅延量を微小変化させたときのピエゾ駆動データ
に含まれる直流電圧成分の積分値の変化量を求め、求め
た変化量からキャプスタンの位相基準信号と再生コント
ロール信号の位相差の遅延データを演算し、同時に電気
−機械変換素子に印加される直流電圧成分を0[vコに
するために必要な補正をピエゾ駆動データに施すことに
より、電気−機械変換素子に印加される直流電圧成分の
平均値がO[vコ近傍で再生ヘッドのオントラック走査
を行う際に、オフトラック状態となる時間を大幅に短縮
でき、短時間でトラッキング制御動作を行うことができ
る。
実施例 第1図は本発明の第1の実施例における磁気記録再生装
置のトラッキング制御装置のブロック図を示すものであ
る。第1図において、101は再生ヘッドであり、10
2は再生へラド101を搭載するピエゾ圧電素子であり
、103は再生ヘッド101より出力される再生信号を
増幅する再生増幅器、104は再生信号を処理する再生
信号処理回路であり、端子105から映像信号が出力さ
れるとともにトラックずれを検出するためのパイロット
信号が出力される。出力されたパイロット信号はトラッ
キングエラー検出回路10Bに入力され、再生ヘッド1
01のトラックずれに相当するトラッキングエラーデー
タを作成する。作成されたトラッキングエラーデータは
駆動データ演算回路107に入力され、駆動データ演算
回路107では再生ヘッド101がオントラック位置を
走査するようにピエゾ圧電素子102を駆動するための
ピエゾ駆動データを演算作成する。駆動データ演算回路
107で演算作成されたピエゾ駆動データは、ピエゾ圧
電素子駆動回路108に入力され、ピエゾ圧電素子駆動
回路108ではピエゾ駆動データに対応した電圧を印加
することでピエゾ圧電素子102を駆動する。また、駆
動データ演算回路107で演算作成されたピエゾ駆動デ
ータは直流成分積分回路109に入力され、入力された
ピエゾ駆動データとピエゾ圧電素子印加電圧0[、v]
に対応するピエゾ駆動データ(例えばx 180′)と
の差を所定期間積分し、その積分結果を補正データ作成
回路110に入力する。補正データ作成回路110では
、直流成分積分回路109の出力である積分結果をもと
にキャプスタンモータ116の位相制御の基準信号と再
生フントロール信号の位相差を微小変化させたときの直
流成分積分回路109の出力である積分結果の変化量を
求め、求めた変化量からピエゾ圧電素子102に印加さ
れる直流電圧成分をO[vコにするために基準信号と再
生コントロール信号の位相差の最適値を設定する遅延デ
ータを演算し、位相基準制御回路112に入力する。ま
た、演算したデータからピエゾ駆動データを補正するた
めの補正データ111を作成し、駆動データ演算回路1
07に入力する。駆動データ演算回路107では補正デ
ータ作成回路110から出力された補正データ1工1を
もとにピエゾ駆動データを減算あるいは加算して補正す
る。位相基準制御回路112では、補正データ作成回路
110の出力である遅延データに応じて基準信号を所定
の遅延時間分遅延し、遅延した基準信号を位相制御回路
113に入力する。位相制御回路113では位相基準制
御回路112で所定の遅延時間遅延された基準信号と再
生コントロール信号との位相比較を行い、位相制御エラ
ー信号を出力する。位相制御エラー信号は速度制御回路
114から出力される速度制御エラー信号とミックスさ
れキャプスタンモータ駆動回路115に入力され、キャ
プスタンモータ116を駆動する。
第2図に直流成分積分回路109と補正データ作成回路
110のブロック図を示す。
直流成分積分回路109は、差分演算回路203および
差分演算回路203の出力データを所定期間積分する積
分回路204で構成される。補正データ作成回路110
は、直流成分積分回路109の出力値を記憶するメモリ
205およびメモリ205の出力と直流成分積分回路1
09の出力値との差を求める差分演算回路206および
差分演算回路206の出力値を記憶するメモリ207、
直流成分積分回路109の出力値をメモリ207の出力
値で割り算を行う除算回路208、除算回路208の出
力値とキャプスタンモータの位相基準信号の遅延量を微
小変化させるデータ(例えばx’l’)との切り替えを
行うSWl、直流成分積分回路109の出力値を0にす
るための補正データを演算するための1/n倍回路20
9、除算回路208の出力を位相基準制御回路112に
入力するために基準値(例えばX″80°)との加算を
行う加算回路210で構成される。
以下にその動作について説明する。
まず、端子201には駆動データ演算回路107の出力
であるピエゾ駆動データが入力され、端子202にはピ
エゾ圧電素子102に印加される電圧が0[v]となる
ピエゾ駆動データの値(例えばx’80″)が入力され
る。差分演算回路203は、端子201から入力される
ピエゾ駆動データとピエゾ圧電素子102に印加される
駆動電圧が0[v]になるときの所定値(x’ 80’
 )との差を演算する。積分回路204では、差分演算
回路203の出力データを所定期間積分し、その結果を
補正データ作成回路110に出力する。
補正データ作成回路110では、直流成分積分回路10
9の出力である積分結果は差分演算回路206、メモリ
205および除算回路20gに入力される。差分演算回
路206では直流成分積分回路109の出力値A (t
)とメモリ205で記憶した直流成分積分回路109の
出力値A(t−1)との差B (t)を演算する。キャ
プスタンモータの位相制御の基準信号の遅延データを微
小変化(SWIをデータ″ 1″に切り換える)させた
とき、差分演算回路20Bで演算されるB(t)はB(
t)≠0となるため、このときの差分演算回路206の
演算結果B (t)をメモリ207に記憶する。除算回
路208では直流成分積分回路109の出力である積分
結果A(t)をメモリ207で記憶したデータB (t
)で割り算し、キャプスタ/七−夕の位相制御の基準信
号の遅延データC(t)(C(t)=A (t)/B 
(t))を演算する。除算回路208の演算結果C(t
)は、加算回路210で基準値との加算を行い位相基準
制御回路112に入力する。同時に、直流成分積分回路
109の出力である積分結果A (t)は1/n倍回路
209(nは1トラツク当たりのサンプリング数)に入
力される。1/n倍回路209では、積分結果A(t)
を0にするために補正データD(t)(D (t)=A
 (t)/n)を演算し、駆動データ演算回路107に
出力する。駆動データ演算回路107では入力された補
正データD(t)111に応じてピエゾ駆動データを減
算あるいは加算して補正する。
第3図は本発明の第1の実施例における波形図を示す。
第3図はトラック曲がり追従動作をしているときの動作
図である。同図において、(a)はヘッド走査位置を示
すH−5W信号である。(b)はピエゾ圧電素子102
に印加される駆動電圧を示す。
(C)は直流成分積分回路109の出力である積分値を
示す。(cl)は位相基準制御回路112に入力される
データを示す。(e)は補正データ作成回路110から
出力される補正データ111を示す。
まず、区間1においてトラック曲がり追従制御を行い、
ピエゾ圧電素子に印加される直流電圧成分の積分値が同
図(C)であり、区間2においてキャプスタンモータ1
16の位相制御の基準信号の遅延データを微小変化させ
る(同図(d))。このときピエゾ圧電素子102に印
加される直流電圧成分の積分値の変化量は同図(C)に
示すようにB(1)となる。区間3においてピエゾ圧電
素子102に印加される直流電圧成分A (t)から同
図(e)に示す補正データD (t)を求める。また、
直流電圧成分A(t)と変化量B Ct)からキャプス
タンモータ116の位相制御の基準信号を遅延させる遅
延データC(t)を求め、区間4においてピエゾ圧電素
子102を駆動する駆動データをD(t)だけ補正しく
同図(b))、同時に位相基準制御回路112の入力デ
ータをC(t)だけ変化(同図(d))させる。
第4図(a)は電気−機械変換素子を駆動して得られる
再生ヘッドの走査位置を示した模式図、同図(b)はキ
ャプスタンモータの位相制御の基準信号と再生コントロ
ール信号との位相関係を示した波形図である。
第4図(a)において、401は磁気テープ、402は
記録トラック、403はコントロールトラック、404
はピエゾ圧電素子に印加される直流電圧成分の積分値が
Oであるときの再生ヘッドの走査軌跡、40Sはピエゾ
圧電素子に直流電圧成分が印加されオントラック位置を
再生ヘッドが走査する走査軌跡である。同図に示す区間
■は第3図に示す区間1に対応し、区間■は第3図に示
す区間2に対応し、区間■は第3図に示す区間4に対応
する。(b)は(a)に示す区間■、■、■における再
生コントロール信号とキャプスタン位相制御における基
準信号の関係を示す。同図に示すT1、T2.T3はそ
のときのピエゾ駆動データに含まれる直流電圧成分の積
分値に相当する位相差である。
区間■において、再生コントロール信号と基準信号の位
相差がT1のときピエゾ圧電素子102には所定の直流
電圧成分が印加され、再生へラド101は405の軌跡
を走査する。このときピエゾ圧電素子102を駆動する
駆動データに含まれる直流電圧成分の積分値が変化しな
くなったとき、即ち、再生ヘッド101がオントラック
位置を走査したとき補正データ作成回路110でキャプ
スタンモータ116の位相制御の基準信号と再生コント
ロール信号の位相差を微小変化させる遅延データが位相
基準制御回路112に出力される。位相基準制御回路1
12ではそのデータに対応した遅延時間だけ基準信号が
遅延され、その遅延された基準信号をもとにキャプスタ
ンモータ116の位相制御を行う。区間■において、再
生コントロール信号と基準信号の位相差がT2になった
ときピエゾ圧電素子102に所定の直流電圧成分が印加
され、再生へラド101は405の軌跡を走査する。こ
のときのピエゾ圧電素子102に印加される直流電圧成
分の積分値と区間■のときの直流電圧成分の積分値との
変化量を求める。求めた変化量をもとに、再生コントロ
ール信号と基準信号の位相差が区間■に示すT3にする
ために必要な遅延データを補正データ作成回路110で
演算し、キャプスタンモータ116の位相制御を行う。
同時に、補正データ作成回路110でピエゾ圧電素子1
02に印加される直流電圧成分を0にするための補正デ
ータを演算し、ピエゾ駆動データの補正を行う。このと
き再生ヘッド101の走査軌跡は区間■に示すようにな
り、ピエゾ圧電素子102に印加される直流電圧成分の
積分値はOに近くなる。通常、コントロール信号記録位
置と映像記録トラックの位置関係は同一のVTRで連続
記録されたテープではほとんど変化しないため、−旦区
間■の状態になれば曲がり追従のためにピエゾ圧電素子
102を変化させてもピエゾ圧電素子102に印加され
る駆動電圧の直流電圧成分の平均値はO[vコに近いと
ころでしか変化しない。
以上説明したように本実施例によれば、トラッキング制
御開始時にキャプスタンの位相基準信号と再生コントロ
ール信号の位相差を微小変化させたときのピエゾ圧電素
子に印加される直流電圧成分の変化量を保持し、演算に
より基準信号と再生コントロール信号の位相差の変化量
を設定し、その変化量に対応した補正をピエゾ駆動デー
タに加えることにより、短時間でピエゾ圧電素子に印加
される直流電圧成分の平均値が0[vコ近傍でのオント
ラック位置を走査することが可能になり、ソノオントラ
ック位置を走査をするまでのオフトラック伏態をなくす
ことができるトラッキング制御動作を行うことができる
発明の詳細 な説明したように本発明によれば、キャプスタンの位相
基準信号の遅延データの微小変化に対する電気−機械変
換素子に印加される直流電圧成分の変化量を求め、その
変化量から電気−機械変換素子に印加される直流電圧成
分が0[Vコになるように補正データを作成する補正デ
ータ作成回路110を設けることにより、短時間で電気
−機械変換素子に印加される駆動電圧がO[vl近傍で
再生ヘッドの走査位置をオントラック位置を走査するこ
とができ、そのオントラック位置を走査するまでのオフ
トラック状態をなくすことができるトラッキング制御を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における磁気記録再生装置のト
ラッキング制御装置の構成を示すブロック図、第2図は
同実施例の直流成分積分回路と補正データ作成回路の内
部構成を示すブロック図、第3図は同実施例の動作を説
明するための動作波形図、第4図は同実施例の再生ヘッ
ドの走査位置およびキャプスタンの位相基準信号と再生
フントロール信号との位相関係を示した模式図および波
形図、第5図は従来のパイロット信号を用いたトラッキ
ング制御装置の説明に供する記録パターン図、第6図は
従来のパイロット信号を用いたトラッキングエラー検出
回路の内部構成を示すブロック図、第7図は従来のトラ
ッキング制御装置の構成を示すブロック図、第8図は従
来のトラッキング制御装置の駆動データ演算回路の内部
構成を示すブロック図である。 109・・・直流成分積分回路、  110・・・補正
データ作成回路、  112・・・位相基準制御回路、
205・・・メモリ1、 207・・・メモリ2.20
8・・・除算回路、  209・・・1/n倍回路。 代理人の氏名 弁理士 小鍜治 明 ほか2名タof−
L’稀1ら・Iり 5o4−4%へ汗゛ 50鴫 第6図 ”1oc ト     ロ 第 8 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電気−機械変換素子上に搭載された磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドのトラックずれを検出してトラッキング
    エラーデータを出力するトラッキングエラー検出手段と
    、 前記トラッキングエラーデータをもとに前記磁気ヘッド
    がオントラック位置を走査するための前記電気−機械変
    換素子の駆動データを求める駆動データ演算手段と、 前記駆動データに応じて前記電気−機械変換素子を駆動
    する電気−機械変換素子駆動手段と、前記駆動データに
    含まれる直流電圧成分を積分する直流成分積分手段と、 前記直流成分積分手段の出力値をもとに補正データを作
    成する補正データ作成手段と、 前記補正データ作成手段の出力値に応じてキャプスタン
    モータの位相基準信号を遅延させる位相基準制御手段と
    を有し、 前記補正データ作成手段は、 前記キャプスタンモータの位相基準信号の遅延データを
    微小変化させる前と微小変化させた後の前記直流成分積
    分手段の出力値の変化量を演算する変化量演算手段と、 前記変化量演算手段の演算結果をもとに前記直流成分積
    分手段の出力値を0にするための前記キャプスタンモー
    タの位相基準信号の遅延データを作成するデータ演算手
    段と、 前記キャプスタンモータの位相基準信号の遅延量の微小
    変化および前記データ演算手段の出力値を前記位相基準
    制御手段に出力するためのデータを作成する遅延データ
    作成手段と、 前記直流成分積分手段の出力値より前記駆動データを補
    正するための補正データを演算するための補正演算手段
    とからなる磁気記録再生装置のトラッキング制御装置。
JP2309824A 1990-11-14 1990-11-14 磁気記録再生装置のトラッキング制御装置 Pending JPH04178955A (ja)

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