JPH04176933A

JPH04176933A - ユニットの接合構造

Info

Publication number: JPH04176933A
Application number: JP30493590A
Authority: JP
Inventors: Haruhiko Abiko; 春彦安孫子
Original assignee: Misawa Homes Co Ltd
Current assignee: Misawa Homes Co Ltd
Priority date: 1990-11-09
Filing date: 1990-11-09
Publication date: 1992-06-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野ｊ本発明は、プレハブ住宅等の工業化住宅において好適に
用いられるユニットの接合構造に関するしのである。

［従来の技術］従来より一般に、工場等で予め形成されたユニットを、
現場で組み合わせて接合し、これによって躯体を形成す
るといった施工法がある。この施工法は、例えば、まず
工場等において、床部材と、該床部材の少なくとも相対
向する２辺部にそれぞれ立設された壁部材と、該壁部材
の上に設けられた天井部材とを備えてなるユニットを形
成し、その後、このユニットを少なくとも２個現場に運
び、両ユニットの床部材、壁部材および天井部材の各端
面同士を突き合わせて、その接合部を接着、釘打ちする
ことによって躯体を形成するというものである。

［発明が解決しようとする課題］ところが、このような施工法により得られたユニットの
接合構造にあっては、各ユニットを単に突き合わせて接
合し、その接合部に釘を打ち付けた構成であるので、止
水性か悪く、戸外の雨や洪水などによる水が躯体内部に
侵入し易いという問題があった。

また、各ユニットを接合する際の寸法調整が困難で、ユ
ニットの接合を設計寸法どうりに行う１こめには特別な
治具を用いなければならないなど、作業が煩雑化して手
間を要するといった問題もあった。

本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、各ユニットの接合部における止水性か優れ、かつ寸
法調整が容易に行えるようなユニットの接合構造を提供
することを目的としている。

［課題を解決するための手段］本発明は、床部材と、該床部材の少なくとも相対向する
２辺部にそれぞれ立設された壁部材と、該壁部材の上に
設けられた天井部材とを備えてなるユニットを少なくと
も２個、前記床部材、壁部材および天井部材の各端面同
士を互いに突き合わせた状態に接合してなるユニットの
接合構造であって、床部材、壁部材ま１こは天井部材の接合端面に臨む芯材
には、該接合端面に開口しかつ該芯材の長さ方向に延び
る切り欠きを設けるとともに、該切り欠き内には弾性材
料からなるジヨイント部材を挿入し、前記各ユニットを、これらのジヨイント部材同士を密着
状態に突き合わせるようにして、互いに接合してなるこ
とを解決手段とした。

［作用］本発明のユニットの接合構造によれば、各ユニットが、
弾性材料からなるジヨイント部材を介して接合されてい
るため、接合部における正水性が優れるとともに、ジヨ
イント部材が寸法の狂いを吸収するために、各ユニット
の寸法調整が容易に実施できる。

［実施例］以下、実施例を示し、図面を参照して、本発明を説明す
る。

本実施例のユニットの接合構造は、第１図に示すように
、２つのユニットＹ、Ｙの接合部に適応されるものであ
る。ユニットＹは、それぞれ、床部材ｌと、該床部材１
の相対向する２辺部に立設された２つの壁部材２．２と
、該壁部材２．２の上に前記床部材１に対して平行状態
に配設された天井部材３とによって組み立てられた２面
間口型の略ホックス状のものである。床部材ｌ、壁部材
２、天井部材３は、それぞれ、芯材１ａ・、　２　ｇ−
、３ａ・によって矩形輪郭に組まれた枠体と、該枠体の
両面に貼設された面材１ｂ・−，２ｂ・・、３ｂ・とに
よって構成されたものである。

そして、このようなユニットＹ、Ｙが２個、互いの開口
面を合わせるようにして配置され、床部材１１壁部材２
．２および天井部材３の端面同士をそれぞれ突き合わせ
た状態に接合されている。

次に、これら両ユニットＹ、Ｙの接合部の具体的構造を
、第２図ないし第５図を参照して説明する。第２図ない
し第５図は、両ユニットＹ、Ｙの壁部材２．２同士の接
合構造を示すものである。

両ユニットＹ、Ｙの壁部材２．２の接合端面に臨む芯材
２　ａ、　２　ａには、それぞれ、接合端面に開口しか
つ該芯材２　ａ、　２　ａの長さ方向に延びる切り欠き
５，５か設けられている。この切り欠き内５には、該切
り欠き５の深さおよび幅をほぼ埋める寸法のジヨイント
部材６か、該切り欠き５の全長に及んで挿入されている
。ここで、ジヨイント部材６は、その長さおよび断面積
が、切り欠き５のそれより若干大寸法とされ、該切り欠
き５より僅かにはみ出した状態に挿入されている。これ
によって、両ユニットＹ、Ｙの組立時には、該ジヨイン
ト部材６が圧縮され、その時の圧縮変形により発生する
弾発力が、ユニット接合部におけるシールを十分なもの
とすることができるように配慮されている。ジヨイント
部材６は弾性材料からなるもので、具体的には例えば、
天然ゴム、スチレン−ブタジェンゴム、クロロブレンゴ
ム、ンリコーンゴムなどが用いられる。そして、両方の
壁部材２゜２は、それぞれのジヨイント部材６．６を密
着状態に突き合わせ、これらのノヨイント部材６，６を
挾み込んだ状態に接合されている。

また、前記芯材２ａの切り欠き５に隣接する位置には、
接合端面およびユニット外面に開口する第２の切り欠き
７か設けられている。第２の切り欠き７は、接合端面か
らの深さが、前記切り欠き５より深く形成されている。

このような第２の切り欠き７には、前記ジヨイント部材
６を介しての両壁部材２．２の接合状態を固定するため
の固定用金物８が取り付けられている。

固定用金物８は、略矩形板状の金属板が、断面が略Ｕ字
型の筒状になるように湾曲形成されてなるもので、その
湾曲部を接合端面側に向け、かつ筒状部を上下方向に向
けた状態で、前記第２の切り欠き７内に取り付けられて
いる。

そして両方の壁部材２．２に取り付けられたこれら固定
用金物８．８には、両固定用金物８．８を連結する連結
用金物９が取り付けられている。連結用金物９は、細長
い金属板が略コの字型に折り曲げられて形成されたもの
で、両端部９ａ、９ａが、該両端部９ａ、９ａ間の距離
を互いに縮める方向に付勢された板バネ状とされている
。また、両端部９ａ、９ａは、前記固定用金物８とほぼ
同し長さを有し、その先端は、それぞれ内側に爪状に曲
げられた係止爪９　ｂ、　９　ｂとされている。この連
結用金物９は、その両端部９　ａ、　９　ａをそれぞれ
前記２つの固定用金物８，８にその上方より挿入すると
ともに、係止爪９　ｂ、　９　ｂを固定用金物８，８の
下端から出して該下端に係止した状態に取り付けられ、
これによって前記２つの固定用金物８．８を連結してい
る。

このように、固定用金物８゜８と連結用金物９とを取り
付けたことによって、両壁部材２．２同士の接合状態が
確実に固定されている。

また、こうしてなる壁部材２．２の接合部には、第４図
および第５図に示すように、該接合部を覆う覆い部材１
０が、ユニッｌ−Ｙ、Ｙの外側から取り付けられている
。この覆い部材ｌＯは、壁部材２．２の外面に沿って装
着される外側部分１０ａと、該外側部分１０ａの内側に
設けられて前記第２の切り欠き７内に嵌め込まれる内側
部分１０ｂとから形成されている。内側部分１０ｂは、
第２の切り欠き７内に取り付けられた前記固定用金物８
゜８および連結用金物９との抵触を避けるべく、その部
分が切り欠かれた形状を有している。第５図が、この内
側部分ｌＯｂの切り欠かれた部分に対応する断面状態を
示している。

そして、この覆い部材ｌＯは、その外側部分ｌＯａと壁
部材２との間にコーキング材１１を介在させ装着される
とともに、外側部分１０ａから壁部材２の芯材２ａに向
けて前記コーキング材１１を貫通するようにして釘１２
が打ち付けられ、これによって、２つの壁部材２，２の
接合部に強固に取り付けられている。

また、壁部材２．２の外面でかつ前記覆い部材１０の両
側には、第４図および第５図に示すように、該覆い部材
ＩＯの外面と面一に揃うようにして、ユニットＹ、Ｙの
外壁面を成すサイデイング材１３．１３が、接着等の手
段により貼設されている。

またさらに、両ユニットＹ、Ｙは、床部材１．１同士お
よび天井部材３．３同士も、前述した壁部材２．２同士
の接合と同様に、ジヨイント部材を介しての接合がなさ
れている。

このように、本実施例のユニットの接合構造によれば、
互いに隣接する２つのユニットＹ、Ｙが、壁部材２．２
同士、床部材１．１同士および天井部材３．３同士を、
それぞれジヨイント部材６，６゜６を介して接合するこ
とによって連結されているので、ユニットＹ、Ｙの接合
部における止水性が優れ、戸外の雨や洪水等による水の
侵入を確実に防止することができる。

そのうえ本実施例では、ジヨイント部材６を介しての両
ユニットＹ、Ｙの接合状態を、釘を使わずに、前記構成
の固定用金物８と連結用金物９とを用いることによって
固定しているので、高い防水性能が維持される。しかも
、覆い部材１０の釘打ちはコーキング材＋１を介して行
っているので、防水性能を損ねることがない。

また、弾性材料からなるジヨイント部材６を用いて両ユ
ニッｌ−Ｙ、Ｙを接合しているため、このジヨイント部
材６によって寸法の狂いなどが吸収されるので、両ユニ
ットＹ、Ｙの接合部における寸法調整が容易に実施でき
、現場での寸法調整作業の省力化を図ることができる。

なお、本発明のユニットの接合構造は、前記実施例に限
られるものではなく、各部材の形状、寸法、材質等の具
体的構成要件は、実施にあたり適宜変更可能である。

例えば、前記実施例では、前記構成の固定用金物８およ
び連結用金物９によって両ユニットＹ。

Ｙの接合状態を固定した例を示したが、固定用金物８や
連結用金物９の形状は、両ユニットＹ、Ｙの接合状態を
確実に固定できるものであれば、これ以外であってもよ
い。また、この固定用金物８および連結用金物９の形状
に応じて、第２の切り欠き７の形状も適宜変更してよい
し、また場合によっては第２の切り欠き７は設けなくて
もよい。

ε発明の効果コ本発明のユニットの接合構造によれば、各ユニットが、
それぞれのジヨイント部材同士を密着状態に突き合わせ
るようにして互し）に接合されてＬｌるため、両ユニッ
トの接合部にお（する止水性力（優れ、戸外の雨や洪水
等による水の侵入を防ぐことｈ・できる。

また、これらのジヨイント部材が寸法の狂し）を吸収す
るので、各ユニ・ソトの接合時の寸法調整作業を容易に
実施できる。

【図面の簡単な説明】第１図ないし第５図は、本発明のユニットの接合構造の
一実施例を示すもので、第１図はユニ・ソトの構成およ
びユニットの接合状態を示す斜視図、第２図および第３
図は、各ユニ・ソトの壁部材同士の接合構造を示す斜視
図、第４図および第５図（ま、ユニットの壁部材同士の
接合構造を示す縦断面図である。Ｙ・　・ユニット、ｌ・・・・・・床部材、ｌａ・・・・・芯材、２・　・
壁部材、２ａ・・・芯材、３・・・・天井部材、３ａ・・・・・・芯材、５　・・
・切り欠き、６・・・・・ジヨイント部材。

Claims

【特許請求の範囲】床部材と、該床部材の少なくとも相対向する２辺部にそ
れぞれ立設された壁部材と、該壁部材の上に設けられた
天井部材とを備えてなるユニットを、少なくとも２個、
前記床部材、壁部材および天井部材の各端面同士を互い
に突き合わせた状態に接合してなるユニットの接合構造
であって、床部材、壁部材または天井部材の接合端面に
臨む芯材には、該接合端面に開口しかつ該芯材の長さ方
向に延びる切り欠きが設けられるとともに、該切り欠き
内には弾性材料からなるジョイント部材が挿入され、前記各ユニットが、これらのジョイント部材同士を密着
状態に突き合わせるようにして、互いに接合されてなる
ことを特徴とするユニットの接合構造。